JPS63291570A - 植物培養装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は植物細胞を培養液とともに収容する培養容器に
、植物細胞と培養液とを攪拌する攪拌装置を装備してい
る植物培養装置Ｇζ関する。

〔従来の技術〕

この種の植物培養装置における培養容器は、通常ステン
レス鋼で出来たものか、或いは、採光を考慮して透明ガ
ラス製でできたものである。

〔発明が解決しようとする問題点〕

これらの場合はステンレス調でできた容器では全く採光
のことは考慮されておらず、又、採光面では有利な構成
を有する透明ガラス製の容器であっても、大腸の移動と
ともに方向が変わる自然光だけでは周囲から均一に光を
当てることは難しく植物細胞が分化して胚様体に移行す
る過程で、分化速度がまちまちになっていた。

そこで、光源を容器の外周面側に配置するが、どうして
も複数個の光源が必要になり、部品点数も増加すること
になっていた。

本発明の目的は光源の設置位置に工夫を凝らすことによ
って、光源の設置個数を少なくし乍ら胚様体への分化速
度を均一にしてその培養を促進できるものを提供する点
にある。

（問題点を解決するための手段） 本発明による特徴構成は前記培養容器の内部に、光源を
内装した透明筒状体を装備してある点にあり、その作用
効果は次の通りである。

〔作　用〕

つまり、第１図及び第２図に示すように、培養容器（１
）の内部に透明筒状体（３）を装備し、透明部状体（３
）の外周面と培養容器（１）内周面との間に培養液と植
物細胞を収納し、これらを攪拌装置（４）によって攪拌
し乍ら、透明筒状体（３）の内部空間に螢光燈等の光源
（５）を内装して、透明筒状体（３）を通過させて内側
から光を当てることができる。

〔発明の効果〕

その結果、培養液の内方から採光を行うことができ、従
来の培養容器のように外方から自然光等を利用して採光
を行うものに比べて、単一の光源であり乍ら、各細胞に
より均一に光を当てることができ、胚様体への分化をよ
り均一にできる。しかも、透明筒状体内の内部光源とと
もに培養容器を透明体にして外方よりの自然光とを併用
する形態か、又は、前記内部光源と培養容器外に配置さ
れた外部光源とを併用する形態か、或いは、前記内部光
源だけで容器外からの光を遮断する形態等、内部光源を
主として、培養される細胞に応じた使い分けもできる利
点を有する。

〔実施例〕

第１図に示すように、上面に開口（ＩＡ）を有する有底
筒状体の透明ガラス製培養容器（１）に蓋体（２）を設
けるとともに、蓋体（２）の中心位置にガラス製の透明
筒状体（３）を装着して、この透明筒状体（３）を培養
容器（１）の軸心位置に位置させて垂下してある。そし
て、この透明筒状体（３）の外周面と培養容器（１）の
内周面とで囲まれた空間内に培養液を満たすとともに、
この培養液内に植物組織より切取った細胞を投入すべく
構成してある。一方、培養容器（１）の底面より更に下
方には、培養液に対して電磁力でもって攪拌力を与える
マグネット式攪拌装置（４）が装備されるとともに、前
記透明筒状体（３）の中空内部空間内に光源としての螢
光燈（５）が設けられ、内側からも細胞に対して光を当
てることができるようになっている。以上を総称して植
物培養装置と称する。

このような植物培養装置に対して、まず、植物細胞をオ
ーキシンやサイトカイニン等の植物ホルモンを含む培養
液中に浸し、細胞をその分化方向が失われた脱分化状態
で増殖を促しカルスを生成する。

一方、培養容器（１）の底面近傍に培養液の給排出を行
う給排出口（６）が設けてあり、この給排出口（６）に
細胞の流出を防止するセラミックフィルタ（７）が設け
である。このセラミックフィルタ（７）の通気孔の直径
は０．２〜０．５　ｗ位であり、キャップ（８）ととも
に装着できるようになっている。

ここで、前記カルスが形成されるとこの排出口（６）よ
り培養液を抜出し、今度は植物ホルモンを含まない培養
液を注入して、フィルター（７）によって流出を阻止さ
れた細胞を注入液とともに容器内に戻し、光を当て乍ら
培養を行うと細胞の分化が始まり、胚様体が形成される
。

〔別実施例〕

■　培養容器（１）°の別形態を示す。第２図に示すよ
うに、略密、閉式の容器（１）の軸心位置に下向きに開
口する円筒状体（３）を一体に形成してこの内部空間に
螢光燈（５）を設置するとともに、上面にマグネット式
攪拌装置（４）を設けている。

Ｏ培養容器（１）としてはガラス製ではなく透明樹脂製
のものでもよく、又は光を通さないステンレス等の材料
を使用したものでもよい。

この場合は透明筒状体（３）内部の光源だけである。

Ｏ又、光源（５）としては螢光燈以外のものでもよい。

■　又、攪拌装置（４）としては羽根式のものでもよい
。

尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする為
に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構造
に限定されるものではない。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係る植物培養装置の実施例を示し、第１
図は全体縦断正面図、第２図は別実施例を示す全体縦断
正面図である。 （１）・・・・・・培養容器、（３）・・・・・・透明
筒状、（４）・・・・・・攪拌装置、（５）・・・・・
・光源。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 植物細胞を培養液とともに収容する培養容器（１）に、
   植物細胞と培養液とを撹拌する撹拌装置（４）を装備し
   ている植物培養装置であって、前記培養容器（１）の内
   部に、光源（５）を内装した透明筒状体（３）を装備し
   てある植物培養装置。