JPS6328408A - サ−モパ−ベ−パレ−シヨン装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、熱により原液の蒸発を促進させて菓溜を行う
サーモパーベーパレーション装置に関する。

〈従来技術〉 サーモパーベーパレーション装置は、液体の蒸気は透過
させるが液体自体は透過させない疎水性重合体多孔質膜
の一次側に高７話の原液を流通させ、原液から発生し多
孔質膜を透過した蒸気を二次側で冷却し、凝縮液を得る
装置である。二次側で冷却する方法るこは二通りあり、
一つは例えば特開昭６（１−１９７２０５号公報にて開
示されているように、二次側にある空間をおいて冷却板
が設けられ、冷却（反表面にて蒸気がｏｉ　ｔｉｉｉす
る方法であり、もう一つは特開昭６０−１４９０５９公
７Ｋ、特開昭６０−２５５０９号公報、あるいはオラン
ダのエンカ社のカタログに示されているように二次側の
冷却板に直接、蒸気を凝縮させる方法である。

この後者の方法は、キャピラリー型あるいはチューブラ
型で実現されているものの、積層型のものは未だ提案さ
れていない。

〈発明が解決しようとする問題点〉 従来の冷却板を用いた積層型サーモパーヘーバレーショ
ン装では、極めてｔ屯度の心７１ハ透過）仮が得られる
が、構造力＜；垣雑になり、また、透過膜と冷Ｊ、Ｊ］
板の間に空間が存在するので蒸気の拡散が律速となり、
透過膜を通過した蒸気分子が液化されるまでに相当の時
間があると考えられる。

一方、例えば海水の淡水化のように、純度は低くてもよ
いが大計の淡水を安価に分離したいという要請が強い。

そこで本発明の目的は、従来の冷却板を用いた積層型サ
ーモバーヘーバレーション装置に比べ、構造がａ単で透
過効率も高く、従って大量の淡水が安価に得られるザー
モパーヘーパレーション装置を提供することである。

〈問題点を解決するための手段〉 本発明のサーモパーヘーパレーション装置は、液体の蒸
気を透過させるが液体自体を透過させない疎水性多孔質
膜で仕切られた一方の側に原液通路を設け、その多孔質
膜の他方の側に冷却液１１１１路を設け、上記多孔質膜
を透過した蒸気が直接冷却液に概縮するよう構成された
サーモバーヘーバレーション装万において、上記原液通
路の出入口を結ぶ方向と上記冷却液通路の出入口を結ぶ
方向とがほぼ直交していることを特ｉＴｈとする。

本発明において原液通路の出入口を結ぶ方向と冷却液通
路の出入口を結ふ方向とのなす角は、正確に９０°でな
くてもその技術的意義を失うものではなく、その範囲を
数値で表せば９０°：１５’である。

〈実施例〉 第１図に本発明実施例の分解斜視図を示し、第２図に１
枚のプレートの斜視図を示す。

エンドプレート１ｏ冷却；夜通路用プレート２゜原液通
路用プレート３．冷却液通路用プレート４゜エンドプレ
ート５はいずれも外形が同一形状寸法の方形で、図示し
ない締結手段により積層構造に組立てられる。

原液通路用プレート３は相対向する二隅に原液、導入ポ
ート３１と原’ｔ（１”Ｓ出ポート３２を存し、もう一
つの相対向する二隅に冷却液を通過させるための貫通孔
３３．３４を有し、四隅をのぞく中央部に八角形の原液
１４１１路３０が形成され、導入ボート３１と原液通路
３０の間の壁に原液を分配させるための複数個の孔３６
−３６が、また、導出ボート３２と原液通路３００間の
壁に原液を集めるための複数個の孔３７−３１がそれぞ
れ形成されている。プレート３の片面には多孔質膜６が
張設されている。

冷却液通路用プレート４は、原液通路用プレート３の貫
通孔３３．３４と対応する二隅に冷却液導入ボート４１
と冷却液導出ボート４２を有し、もう一つの相対向する
二隅に原液を通過させるための貫通孔４３．４４を有し
、四隅をのぞく中央部に八角形の冷却液通路４０が形成
され、導入ポート４１と冷却液通路４０の間の壁に冷却
液を分配させるための複数個の孔４６−４６が、また、
導出ボート４２と冷却液通路４０の間の壁に冷却液を集
めるための複数個の孔４７−４７がそれぞれ形成されで
いる。プレート４の片面には多孔質膜７が張設されてい
る。

もう一つの冷却液通路用プレート２は、プレート４と同
し位置に原液を１ｊｒｌ過させる貫通孔２１゜２２を有
しているが、冷却液専大ボート及び導出ポートは特に形
成されていない。それでも、隣接する原液通路用プレー
ト３の貫通孔３３を通って導入される冷却液は貫通孔３
４を通って回収されるので、Ａ　液ｘｍ路２０はプレー
ト７１と同方向となる。

２枚の冷却ｅ、：Ａ路用プレート２，４の外側はそれぞ
れエンドプレート１．５により密閉され、原液及び冷却
液の導入管及び導出管が設けられている。

この実施例においてプレートの外形を正方形に形成し、
液通路を正八角形に形成すれば、原液通路用プレート３
と冷却液通路用プレート４を共通化することができる。

この実施例を用い、太線の経路で原液、例えば高温の塩
水を通し、細線の経路で冷却水を通すと、原液通路３０
の通過中に蒸発した水蒸気は多孔質膜６及び７を透過し
て両側の冷却液通路２０及び４０に接触して凝縮液化し
冷却水を増量させる。

この増量した冷却水は適宜取り出して利用される。

第２図に、液通路用プレートの変形実施例の斜視図を示
す。前記実施例の原液通路用プレート３と同一部分には
同一番号にＡを添えて表わし説明を省略する。なお、３
８は漏洩封止用の溝である。

第３図に本発明の他の実施例の分解斜視図を示す。

長方形の枠体５１，５２に多孔質膜５３を筒状に張設し
た原液通路プレートの複数枚を間隙を隔てて並設し、そ
の間隙部及び外側にスペーサ５４−５４を配設して冷却
液通路を形成する。これら原液通路プレート及び冷却液
通路用スペーサは略正方形である。原液通路プレートの
左右両辺に原液導入ボート５５及び原液導出ポート５６
が連結されている。また、スペーサ５４−５４の上下両
辺に冷却液導入ボート５７及び冷却液厚比ボート５８が
連結されている。これらの各ポートは正面形成が略三角
形をなし、モジュール全体として正方形ないし菱形をな
しており、その四隅に液の導入口及び導出口が設けられ
る。この実施例においては原液が図において右から左へ
水平方向に流れ、冷却液が上から下へ上下方向に流れる
。

第４図に本発明の他の実施例斜視図を示し、第５図にそ
の要部をなす積層型ユニットの斜視図を示す。ユニット
６０は、方形の多孔質膜を流路スペーサを介して多数枚
積層し、その多孔質膜の相対向する二辺、例えば上下両
辺の流路を一つおきに接着剤６１・−・６１で塞ぎ、残
りの二辺の流路のうち、上下両辺が開放されているもの
を接着剤６２−６２で塞ぎ、さらに全体を強固に成形す
るため多孔質膜の四つの角を接着剤６３−６３で固める
。

上下両辺の開放された流路を原液が上下方向に流れ、左
右両辺の開放された流路を冷却液が水平方向に流れる。

このようなユニット６０に原液及び冷却液を導入、導出
するため、原液導入板６４゜原液導出板６５．冷却液導
入板６６及び冷却液導出板６７が設けられるとともに、
両液が混入しない壁（図示せず）が設けられる。

〈発明の効果〉 本発明によれば、原液通路の出入口を結ぶ方向と、冷却
液通路の出入口を結ぶ方向とが互に直交しているので、
原液導入口、原液導出口、冷却液導入口、及び冷却液導
出口を互に近接させることなく独立に設けることができ
、その結果、構成が簡単化され、部品点数が少くなって
安価に製作することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明実施例の分解斜視図、 第２図は第１図の原液通路用プレート３の変形例を示す
斜視図 第３図は本発明の他の実施例を示す分解斜視図、第４図
は本発明のさらに他の実施例を示す斜視図、 第５図は第４図のユニット６０を示す斜視図である。 第１図において、 １．５−エンドプレート ２．４−冷却液通路用プレート ３−・・原液通路用プレート ６．７−・−多孔質膜 ２０．４０−冷却液通路 ３〇−原液通路

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）液体の蒸気を透過させるが液体自体を透過させな
   い疎水性多孔質膜で仕切られた一方の側に原液通路を設
   け、その多孔質膜の他方の側に冷却液通路を設け、上記
   多孔質膜を透過した蒸気が直接冷却液に凝縮するよう構
   成されたサーモパーベーパレーション装置において、上
   記原液通路の出入口を結ぶ方向と上記冷却液通路の出入
   口を結ぶ方向とがほぼ直交していることを特徴とするサ
   ーモパーベーパレーション装置。
2. （２）外形が方形で相対向する隅に原液出入口を有し、
   他の相対向する隅に冷却液貫通孔を有し、片面に多孔質
   膜が接着された原液通路用プレートと、その原液通路用
   プレートと外形が同じで上記原液出入口を有する隅に対
   応する隅に原液貫通孔を有し、上記冷却液貫通孔を有す
   る隅に対応する隅に冷却液出入口を有し、片面に多孔質
   膜が接着された冷却通路用プレートとが、交互に積層さ
   れて成る、特許請求の範囲第１項記載のサーモパーベー
   パレーション装置。
3. （３）方形の多孔質膜の相対向する二辺に略三角形の原
   液導入部材及び原液導出部材を設け、残りの相対向する
   二辺に略三角形の冷却液導入部材及び冷却液導出部材を
   設け、全体として方形に構成された、特許請求の範囲第
   １項記載のサーモパーベーパレーション装置。