JPS63267170A - 万能手持ち器具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、レンチ、ドライバー等の工具、はさみ等のス
テイショナリ及びスプーン、フォーク等の食器等所謂手
持ち器具に関し、特に、一つのもので数種の機能を合わ
せ持った万能手持ち器具に関する。

〈従来の技術〉 この種芋持ち器具として、例えば、レンチは、第９図に
示すように、両端に適用寸法の異なるレンチ部ｌを夫々
備え、ひとつのもので同一機能ではあるが２種の使用に
供することができるようになっている。

そして、例えば、自動車や自転車等において使用される
ボルト部の種類はかなり多く、これに対応させるには、
上記したようなレンチの寸法の異なるものを多種に亘っ
て持つ必要がある。、〈発明が解決しようとする問題点
〉 このようにして用意されたレンチは、一般にバンド部材
等で束ねる等して保管しておくわけであるが、使用する
都度バンド部材等の結束を解いてばらし、使用しおわっ
たならば、再びバンド部材等で結束する必要があり、急
いでいる時等では煩わしい作業が必要である。

又、バンド部材等で束ねる等して保管せずに、ばらばら
のまま保管してしまうと、今度は紛失という厄介な問題
が生じ、必要な時に所望する種類のものを取り出すこと
ができないという事態が生じる。、 更に、手持ち器具として、例えば、ドライバは、上記の
レンチのように工具の両端に具備させることはできず、
一本々用意されるが、これも、多種のものを持った場合
、やはり紛失等の問題が生じる。

ところで、手持ち器具として、例えば、レンチ。

ドライバー等の工具、はさみ、ナイフ等のスティショナ
リ及びスプーン、フォーク等の生活用品等の要素を一括
して備えた所謂万能器具が従来より知られている。

このものは、上記各種の要素を単一のケース内に夫々一
端部を回動自由に支持して収納し、必要な要素を選択し
て回動しつつケース外に出して使用するというものであ
る。

しかし、このものでは、構造が複雑で、製品コストが高
い上に、アクセサリ−的な要素が強く実用的ではない。

本発明はかかる従来の実情に鑑み、一つのもので数種の
機能を合わせ持ち、しがち、簡単な構造で、コスト的に
も安価で、実用的な万能手持ら器　□具を提供すること
を目的とする。

〈問題点を解決するための手段〉 このため、本発明は、長手部材からなる台部と、咳台部
の一方の長手方向端部から該端部外方の段違い位置へと
延びる手持ち器具の要素部と、からなるユニットを、前
記要素部を異ならせて偶数個設け、前記ユニットを要素
部方向を揃えて偶数角形のループ状をなすように配列し
、隣接するユニット同士を回動かつ相互に重合可能に連
結して構成した万能手持ち器具とする。

〈作用〉 上記の構成では、偶数角形のループを２分することによ
って形成される偶数づつのユニットからなる部分夫々の
ユニット同士を重合して棒状体に変形させると、この棒
状体の両端に手持ち器具の要素部が夫々張り出して位置
する。従って、この手持ち器具の要素部を使用に供する
ことができ、他の要素部は上記棒状体として折り畳まれ
るので使用されない。

このようにして、必要とする要素部を選択し、これが棒
状体の両端から張り出して位置するように変形させれば
、単一の器具で多種の機能を奏することができる。

〈実施例〉 以下、本発明の実施例を第１図〜第８図に基づいて説明
する。

第１図及び第２図において、万能手持ち器具の一例とし
ての万能レンチ２は、長手部材からなる台部３と、該台
部３の一方の長手方向端部から該端部外方の段違い位置
へと延びる手持ち器具の要素部としてのレンチ部４、か
らなる複数のユニット５から構成されている。

ここで、前記ユニット５は、第３図及び第４図に示すよ
うに構成される。

即ち、台部３を形成する長手部材は方形板状に形成され
、その端部にレンチ部４が設けられており、これらはセ
ラミック、特殊鋼等の金属により一体成形される。

前記台部３の反しンチ部４側端部には、該端部を分断す
るような所定巾の溝３ａが形成されており、該端部の溝
３ａを間に挟んだ両側部分には、後述するピン７の嵌入
孔３ｂが形成されている。

又、台部３のレンチ部４側端部にも、同様にピン７の嵌
入孔３ｂが形成されている。レンチ部４の基部は、台部
３の片側平面に延びて所定の方形体状をなす係合部４ａ
として形成される。　この係合部４ａは、後述する万能
手持ち器具の折り畳み時に、隣り合う他方のユニット５
のレンチ部４の溝４ｂに挿入位置されるものである。

かかるユニット５は、前記要素部を異ならせて即ち、レ
ンチ部４のサイズを異ならせて偶数個設けるようにする
。

この場合、各ユニット５におけるレンチ部４の、溝４ｂ
同士ルよ夫々大きさが異なるので、上述したレンチ部４
の基部の保合部４ａ巾は隣り合うレンチ部４の溝４ｂに
合わせた寸法に夫々形成される。

そして、かかる偶数個のユニット５は、第１図に示すよ
うに、レンチ部４方向を揃えて偶数角形のループ状をな
すように配列し、隣接するユニット５同士を回動かつ相
互に重合可能に連結する。

かかる連結方法として、次のような方法が採られる。

即ち、第６図に長円断面形状の部材の両端部に夫々ピン
７の挿通孔８ａを形成した継手部材８を用意し、第５図
に示すように、この継手部材８の両端部を夫々隣接する
ユニット５の溝３ａに挿入位置させ、ピン７をユニット
５の嵌入孔３ｂと継手部材８の挿通孔８ａに差し込んで
、隣接するユニット５同士を連結する。

以上のようにして構成される万能レンチは、６つのユニ
ット５からなる六角形状のループ状をなす形状に形成さ
れる。

かかる万能レンチを使用する際には、六角形のループを
２分することによって形成される３つづつのユニット５
からなる部分夫々のユニット５同士を、第２図に示すよ
うに重合して棒状体に変形させると、この棒状体の両端
にレンチ部４が夫々張り出して位置する。この時、隣接
するユニット５同士は、一方の溝４ｂに他方の係合部４
ａが係合する。

従って、棒状体の両端に張り出して位置したレンチ部４
を使用に供することができ、他のレンチ部４は上記棒状
体として折り畳まれるので使用されない。　　　− この場合、第７図に示すように、使用するレンチ部４と
反対側の棒状体端部を把持して使うようにする。

以上のようにして、必要とするレンチ部４を選択し、こ
れが棒状体の両端から張り出して位置するようにその都
度変形させれば、単一の器具で多種のサイズのレンチ機
能を奏することができる。

尚、上記したように、隣接するユニット５同士は、一方
の溝４ｂに他方の保合部４ａが係合するので、レンチ部
４の使用時該レンチ部４に力が加わっても、レンチ部４
がガタ付くことなく保持されるので、使用性を向上でき
る。

従って、かかる万能レンチ２によると、例えば、自動車
や自転車等において使用される多種のサイズのレンチを
持つ必要がなく、簡単な変形作業で必要とするレンチ部
を用意できるので、急いでいる時に、多種のサイズのレ
ンチを結束したものから必要なものを取り出すという煩
わしい作業作業が不要で、作゛挙能率を向上できる。又
、従来のように多種のサイズのレンチをばらばらのまま
保管してしまうことによる紛失という厄介な問題が生じ
ず、′必要な時に所望する種類のものを飯り出すことが
できる。

尚、かかる万能”レンチ２に、おいて、レンチ部４にソ
ケットレンチ部やメガネレンチ部を採用しても良い。

次に、第８図に万能手持ち器具の他の例としての万能ド
ライバ１２を示す。

このものでは、台部９と、手持ち器具の要素部としての
ドライバ部１０、からなる複数のユニット１１から構成
されている。

ここで、先の万能レンチ２の構造と異なる点のみ述べる
と、台部９の端部にはドライバ部１０を構成するシャツ
）１０ａの端部が埋め込み固定されている。台部９の片
側面は円柱を反割りした形状に成形されており、こ゛の
部分には、万能ドライバ１２の折り畳み時に、隣り合う
他方のユニット１１のドライバ部１０が挿入位置される
溝９ａが形成されている。かかるユニット１１は、前記
ドライバ部１０のサイズやマイナス型、プラス型を異な
らせて偶数個設けるようにする。

この場合、各ユニット１１におけるドライバ部１０を構
成するシャフト１０ａ径を同じにして、上述した溝９ａ
巾を各ユニット１１において同一寸法に夫々形成すれば
良い。そして、かかるユニッ目１は、先の万能レンチ２
と同様に、ドライバ部１０方向を揃えて偶数角形のルー
プ状をなすように配列し、隣接するユニット１１同士を
回動かつ相互に重合可能に連結される。

かかる構成の万能ドライバ１２においても、先の万能レ
ンチ２と同様の利点があり、特に、このものでは、台部
９の片側面を円柱を反割りした形状に成形しであるので
、万能ドライバ１２の折り畳み時には、棒状体が円柱に
近く角部のない形となり、使用時に棒状体の端部を握っ
て回す場合、その操作がし易くなるという利点がある。

尚、上述の万能レンチ２や万能ドライバ１２において、
折り畳み時における少なくともユニット５゜１１同士の
重合面部に磁石を設けておけば、ユニット５．１１同士
の重合状態が堅固なものとなり、好ましい。又、以上の
実施例では、本発明の万能手持ち器具として、万能レン
チ２及び万能ドライバ１２について説明したが、手持ち
器具として、例えば、はさみ等のステイショナリ及びス
プーン、フォーク等の生活用品等の要素を一括して備え
たものでも良い。

゛　この場合、先に示した万能レンチ２及び万能ドライ
バ１２におけるレンチ部４やドライバ部１０に代えて、
これらはさみ等のステイショナリ及びスプーン、フォー
ク等の食器等の要素を備えるようにすれば良い。

このものでは、従来のケース内に各種の要素を収納した
万能器具に比べて、構造が簡単であり、製品コストが易
く、実用的でもある。

更に、本発明の万能手持ち器具は、ユニットを、４個、
８個及びｌＯ個等偶数個設け、夫々四角形。

へ角形及び土用形等偶数のループ状をなすように構成し
ても良く、ユニットを増やせば、より多くの機能を奏す
ることができる。

〈発明の効果〉 以上説明したように、本発明の万能手持ち器具によれば
、台部と、手持ち器具の要素部と、からなるユニットを
、前記要素部を異ならせて偶数個設け、ユニットを要素
部方向を揃えて偶数角形のループ状をなすように配列し
、隣接するユニット同士を回動かつ相互に重合可能に連
結して構成したから、一つのもので数種の機能を合わせ
持ち、しかも、簡単な構造で、コスト的にも安価で、実
用的な万能手持ち器具を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は夫々本発明に係わる万能手持ち器具
の一実施例を示す展開時の斜視図及び折り畳み時の斜視
図、第３図（ａ）、　（ｂ）は夫々同上の万能手持ち器
具を構成するユニットの平面図及び正面図、第４図は同
上のユニットの斜視図、第５図は同上のユニットの連結
部を示す正面図、第６図は同上のユニットの連結部に使
用される継手部材の斜視図、第７図は同上の万能手持ち
器具の使用方法を示す斜視図、第８図は万能手持ち器具
の他の実施例を示す斜視図、第９図は従来のレンチを示
す図である。 ２・・・万能レンチ　　３．９・・・台部　　４・・・
レンチ部５．１１・・・ユニット　　７・・・ピン　　
８・・・継手部材　　９・・・台部　　ｌＯ・・・ドラ
イバ部１２・・・万能ドライバ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 長手部材からなる台部と、該台部の一方の長手方向端部
   から該端部外方の段違い位置へと延びる手持ち器具の要
   素部と、からなるユニットを、前記要素部を異ならせて
   偶数個設け、前記ユニットを要素部方向を揃えて偶数角
   形のループ状をなすように配列し、隣接するユニット同
   士を回動かつ相互に重合可能に連結して構成したことを
   特徴とする万能手持ち器具。