JPS63246700A - 破損燃料要素の診断方法 - Google Patents

破損燃料要素の診断方法

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JPS63246700A
JPS63246700A JP62317263A JP31726387A JPS63246700A JP S63246700 A JPS63246700 A JP S63246700A JP 62317263 A JP62317263 A JP 62317263A JP 31726387 A JP31726387 A JP 31726387A JP S63246700 A JPS63246700 A JP S63246700A
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茂雄 野村
ケニイ シィ.グロス
ジョン ディ.ビィ.ランバート
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、一般的には原子炉炉心内における破損燃料要
素の存在を検出するためのシステムに関するものであり
、ざらに詳しくは、原子炉内での破損燃料要素の同定と
状態を診断するためのオンラインシステムに関するもの
である。
〈発明の背景〉 核分裂型原子炉の燃料はウラン235のような、ウラン
の同位体からなるのが一般的である。原子炉燃料は、濃
縮ウランの水溶液等液体の場合もあるが、一般にはウラ
ン酸化物、ウラン−プルトニウム酸化物等セラミックス
又は金属ウランのような固体である。固体燃料物質は板
、ペレット、ピン等に゛加工され、通常燃料要素と呼ば
れる集合部品に組立てられる。はとんどすべての固体燃
料要素は、燃料物質と原子炉冷却材との直接的な接触を
避けるため、保護コーティング又は被覆管で包まれる。
被覆管は燃料要素の#ろ造の一部とみなされる。
燃料要素の運転によって熱が発生し、この熱は一般には
、原子炉を通過する冷却材によって奪われる。冷却材は
液体又は蒸気状態の水あるいはナトリウム又はす1〜リ
ウム一カリウム混合物のような液体金属である。冷IJ
J材は、被覆された燃料要素と直接接触して通過する。
従って、叶仝な被覆管は放射性燃料物質を冷却材から隔
離又は分離する。しかし、被覆管が破損した場合には、
冷却材が直接燃料と接触する。そして放射性物質は冷却
材によって冷却システム全体に運ばれ、全システムを汚
染するであろう。
放出される放射性物質には、少なくとも9種のカンマ線
のみならず遅発中性子も放出する異なった同位体が含ま
れる。こうした同位体、すなわち遅発中性子放出核には
、臭素、ヨウ素。
テルル等がある。遅発中性子放出核はいずれも液体ナト
リウム(冷却材)に溶解し、容易に冷却材と混ざるため
、燃料被覆管の破10が発生すると冷却材中に流れ出る
従って、原子炉の設計、運転に際し、燃料被覆管の破損
事象を考慮する必要がおる。被覆管破線事象の迅速で正
確な診断ができれば、原子炉の運転員は破損発生に対し
て正確に対応できるようになる。破損した燃料の状態が
正確に診断できれば、原子炉プラント運転上のメリット
は大ぎい。原子炉は予め決定された放射能の許容制限値
に達するまでは、破損燃料が存在する状態で安全に運転
される。許容制限値まで達しない場合には、原子炉は次
回の定期的燃料交換時期まで、安全に運転できるであろ
う。さらに、破損燃料が安定か不安定か正確に診断でき
るならば、原子炉運転員は安定破損の場合には運転を継
続、不安定破損の場合には原子炉を停止することが可能
になる。安定な破損燃料の状態で原子炉の運転を継続す
れば、原子炉稼動率は飛躍的に向上するであろう。
従来、冷却材と混合する放射性元素は、GLΔSS(ゲ
ルマニウム−リチウム・アルゴンスキャニングシステム
)のようなゲルマニウムーリヂウムガンマ線検出器、又
は他の容易に利用可能な検出システムによって検知され
る。これらのシステムは原子炉のカバーガス中の放射能
を検知するのに用いられる。しかし従来これらのシステ
ムは、燃料破損の発生を知るために利用されてきた。破
]Ω燃料いわゆる“ガスリーカー″の同定を行なった後
には、カバーガス中の核分裂性ガスの放射能は一般に原
子炉浄化系、例えばEBR−11F炉で使用されている
CGC3(カバーガス浄化系)によって除去される。こ
の系は原子炉カバーガスの一部を断続的に抽出し極低温
状態にして核分裂性ガスを除去するものであり、燃料破
損が生じた場合でも原子炉の運転を継続するのに役立つ
。しかし、この系を作動させると、GLASSから得ら
れるガスデータに含まれる破損に関する情報を曖昧なも
のにしてしまう。
従って、従来CGC3と連結させた遅発中性子システム
(例えば米国特許第4,415,512号)さらには燃
料破損位置システム(例えば米国特許第4.495.1
43号)等、破損燃料の同定と状態を監視するシステム
を利用している。しかし、こうしたシステム“では、破
損燃料のタイプ(醒化物又は金属)や燃焼度(高、低)
等について非常に定性的な情報しか得られない。
商業用液体金属炉において、破損燃料の継続運転を実施
する場合には、破損燃料のオンラインでの同定と破損燃
料の状態と進展に関する診断が不可欠になろう。破損燃
料の診断では、事象の進展状況の信頼できる予測を含む
べきである。′ 以上の観点から、本発明の目的は、破損燃わ1要素の破
損程度を診断するためのオンラインの装置と方法を提供
することである。
また本発明の目的は、破損燃料要素の数を決定するため
のオンラインの装置と方法を提供覆ることである。
さらに本発明の目的は、破損燃料要素から放出されたガ
スのモードを決定するための装置と方法を提供すること
である。
さらに本発明の目的は、燃料要素の破損機構を決定する
ための装置と方法を提供することである。
ざらに本発明の目的は、燃料要素の被覆管の破損が穏や
かなのか、不安定なのかを決定するだめの装置と方法を
提供することである。
本発明のその他の目的、利点および新規な特徴は以下の
説明から明らかとなるであろう。
〈発明の概要〉 本発明は、前述の目的等を達成するため、カバーガス浄
化系を備えた原子炉における破n燃料要素を診断する装
置と方法を提供するものである。
本発明によると、検出システムでは、原子炉のカバーガ
ス中の同位元素の放射能を測定する。
データ収集・処理システムでは、前記検出システムの出
力を監視し、測定放射能に及ぼすカバーガス浄化系の影
響を補正する。ざらにこのデータ収集・処理システムで
は、各測定同位体ごとに放射能補正値の時間微分曲線を
計算する。
表示装置では、補正された放射能とその微分値の曲線を
時間の関数としてグラフ表示する。微分曲線は破損燃料
要素からの核分裂性ガスの瞬間的放出率を表わす。
〈実施例〉 本発明の好ましい実施例を図面を参照して説明する。
第1図は、原子炉システムを模式的に示す。
原子炉10は格納容器12を有し、容器の内には燃料要
素14の複数本からなる炉心が位回している。容器12
には液体ナトリウムで代表される冷却材16のプールが
ある。開口部18により模式的に示される燃料要素14
の被覆管の破損によって放出される放射性同位元素20
は冷却材16に入り込む。
核分裂性ガス20が破損した被覆管から炉心の流動ナト
リウム16に放出される場合、プトリウムとの強制混合
によって核分裂性ガス気泡は十分小さな=J法になり、
核分裂性ガスの移行はガス原子の移行とみなせるように
なる。核分裂性ガス20はす1〜ツリウム16を上昇し
、カバーガス22に入る。核分裂性ガスは、崩壊、カバ
ーガス22の漏洩、ヨーり索及び臭素親核種のコールド
トラップ効果、プトリウム中での保持、さらにはカバー
ガス浄化系の使用によって失われる。前述のごとく、カ
バーガス浄化系を使用することによって、破損燃料から
の核分裂性ガスの放射能と破損状態の関係を知るための
オンライン診断が困難になる。そうした関係を検討する
ためには、破損燃料14から放出された核分裂性ガスの
検出器26による放射能測定値に及ぼすカバーガス浄化
系24の影響を補正する必要がある。補正は核分裂性ガ
スの輸送に関する微分方程式を解くことによってM粋で
きる。炉心部で放出された核分裂性ガスのカバーガスへ
の移行を記)ホする微分方程式はSO等(文献丁ran
s、 Am、 Nuc、 Soc、 、 27巻197
7年11月)によって導出されている。計鋒では、検出
系26によって監視される核分裂性ガス同位体、親核様
、不安定娘核種、娘核種の生成と崩壊に対する微分方程
式の解を求める。検出系26には、EBR−I[で使用
されてぎたゲルマニウム−リチウム・アルゴンスキVニ
ングシステムが適している。
補正訓算の方法を次に述べる。補正訓算には一次系す1
〜リウム16からカバーガス22への放射性核分裂性ガ
ス(FG)20の移行と崩壊を扱った方程式を用いる。
カバーガス22における同位体生成項Pjは、時間間隔
dtにおいて線形近似が成立するとして、次式で与えら
れる。
dc Pj−コマ+Cj(X、 +X、+X、 )     
・−イ1)ここで dT:jjとt j+1における時間間隔dC:時間間
隔dtにおける核分裂性ガス同位体iの放射能差、Cj
+1−Cj Cj :tjにa3ける放射能 ×i :核分裂性ガス同位体1の崩壊定数XL二カバー
ガス漏洩定数 X、二カバーガス浄化率定数 すなわらカバーガス浄化率/カバーガ ス体積(F/V ) CGCSカバーガス浄化系を運転しない場合、式(1)
は次式に書ぎ換えられる。
ここで dc:cGcsを運転しない場合のdTにお()る放射
能差 一C*j・1−C*j Co・ :t・における放射能 J 従って、t・ における補正放射能びj+1は式(1)
でjdられるPjを用いて式(2)からjdられる。
すなわち、 c”、、−[PJ−c”、(X、+XL)1dt十G”
、   −・−・(31漏洩定aX、は、カバーガス2
2の圧力を一定に保つために必要とされるフレッシュア
ルゴンの量を測定することによって得られる。c。
を繰返し計亦の初期条件t における値coと定義する
。カバーガス浄化率(F)は測定手段28によって決定
される。自然崩壊定数は)1.E。
)leekとB、 F、 Ryderの”Compil
ation of FissionProducts 
Yields ” NEDO−12156−2,197
6からjqられる。主要な崩壊定数を第1表に示J0第
1表 Kr−871,52Xl 0−4 Kr−886,88Xl 0−5 Xe−1331,52X1O−6 X e −1351117,55X ’I 0−4Xe
−1352,10Xl 0’ Xe−1388,14xl 0−4 CGC324を運転しない場合の核分裂性ガスの補正放
射能を得るには、データ収集・処理システムを利用する
。第2図は本発明を模式的に説明するものであり、第1
図と同じ要素には同じ番号を付しである。GLASS2
6からの見IDGプの核分裂性ガス放射能出力はデータ
収集・処理システム50で監視され、前)ホの式に従っ
てCGC324を運転しない場合の核分裂性ガス放射能
の補正値を計算する。
小型ル1算機システム50によっても計算できるCGC
324を運転しないとした場合の核分裂性ガスの補正放
射能曲線の時間微分によって、破損燃料14からそれぞ
れの時間において放出される核分裂性ガス20の瞬間的
放出率のプロットを得る。これによって予め存在してい
た特に半減期の長いキレノン133やキセノン135等
の同位体の放射能を無視できるであろう。本発明の実施
例では、小型計算機システムはデータ収集・処理システ
ム50から構成されている。
表示手段52は、好ましくはプロッティング手段である
が、データ収集・処理システム50からの出力に呼応し
ており、真の核分裂性ガス放射能と微分した核分裂性ガ
スの曲線のプロン!・を表示又はグラフ化する。従って
燃料14からの僅かなガスの放出は瞬間的放出率を表わ
す微分核分裂性ガス曲線を調べることによって、容易に
検出できるであろう。第3図は2種類の同位体の時間に
対する核分裂性ガス放射能の補正値を破線で、それらの
微分値を実線で示す。
これらの代表的曲線はEBR−nで実施された破損燃料
継続照射試験で得られたものである。
時間とともに原子炉カバーガス22に放出される核分裂
性ガス2Qの量は、破損燃料の数と破損は横の両者を推
定するのに非常に有用な情報となる。適当な時間間隔に
おいて放出されたガスの量は、真の放出率(同位体の生
成項PjからGLASSによって測定されるバックグラ
ンド生成項を差し引いた値)と時間間隔とカバーガス体
積の積で与えられる。放出された放射能の時間に伴う積
算は、各時間間隔において放出されたガスの量を加算す
ることによって得られる。この方法は、最も半減期の長
いキセノン133に適用できるものであり、得られた値
は同位体崩壊の大きな補正を行なうことなく、燃料に蓄
積されたガスの放射能計算値と直接比較できる。
燃料破損位置決めシステム30、例えばタグガスシステ
ムからの情報によって、破損燃料の位置を決めることが
できる。従って、小型計算機50によってタグガスシス
テム30からの出力と燃料と核分裂データを結びつけ、
破損燃料14に蓄積されたキセノン133の理論的核分
裂性ガス放射能の値を決定することができる。核分裂性
ガスの積算放射能を燃料内に元来蓄積されたキセノーン
133の放射能の理論的計算値で割ることによって、破
損燃料の数が出せる。この放射能計算値は、キセノン1
33の主要核分裂元素(ウラン235、ウラン238、
プルトニウム239)に対する核分裂収率が殆んど等し
いこと′から、積分製元素の種類に影響されない。
破損燃料からのガス放出は3種類のメカニズムのうちの
一つによって生ずる。これら3種類のガス放出モードを
区分することは、破損燃料の診断を行なう上で重要であ
る。蓄積型ガス放出とは、その名が示す通り、冷却材1
6への内部蓄積ガスの圧力差による放出である。蓄積ガ
スは大部分放射平衡にあり、すべての放出において同じ
同位体組成を持つガスが出てくる。拡散型ガス放出は燃
料そのものの内部から出てくるものであり、その速度は
燃料内の同位体濃度勾配に支配される。リコイル放出は
核分裂の瞬間に表面から自由に反跳する核分裂生成原子
の放出をいう。
放出率/生成率(R/B)の解析が、ガス放出の三つの
モードを区分するのに利用される。
以下に示すとおり、任意の時間間隔におけるlog(R
・/B・)のlogXiに対する勾配の最適近似値を求
めれば、ガス放出のタイプを知ることができる。単純化
した状態におけるRi/Bi比の式を三つのモードのガ
ス放出に対して以下に示す。
蓄積ガス放出: R,/[3,−Xo[1−exp<−X、t)]/X、
  −(4]リコイルガス放出: R,/B、  −KSL、  d/(4W、  )  
              ・・・・・イ(珍II 
     I       J ここで XQ :有効逃散係数 t :照射14間 Di :拡散係数 a :燃Hの等(血球の半径 k :に因子 S :幾何学的欠陥面積 Li :核分裂性ガス核種iのリコイル領域d :核分
裂性物質の密度 Wj :燃料中の核分裂性同位体jの重殖これらの式は
、定常状態においてRi /BiのXi依存性が、蓄積
ガス放出、拡散型ガス放出、リコイルガス放出メカニズ
ムのそれぞれについて、両対数プロットにおいて、−1
゜−1/2.○となることを示している(リコイルガス
放出に対する真の解は僅かな負の値となる)。本解析で
はナトリウム16からカバーガス22への「P同位体i
の離脱率Riを次の式で定収する。
R1= [n i] Na (xd )    叫・・
(7rここで [ni]Na:ナトリIクム中の同位体iの原子数 Xd :離脱定数 R1は核分裂性ガスの輸送の微分方程式にCGC3運転
を補正した放射能Cと微分子l11dc/dtを入れ小
型計算機50によって次のとa3りに求め°られる。
クリ11〜ン85m、クリプトン87.クリプトン88
゜キセノン135m、及びキセノン138に対しここに f:分枝係数(親核種が2個以上の崩壊を生じた時の同
位体iの割合) ■二カバーガス体積 測定されたカバーガス放射能の変化によって放出率を定
義すれば、ヨウ素及び臭素先行核のコールドトラップに
よる捕獲、固体先行核の崩壊による複雑な過程をモデル
化して解析的に解くことをしなくてよい。燃料中にけお
る同位体iの生成率は、次式で与えられる。
B・=YijFjWj       ・・・・・・(1
0)ここに Yij:同位元素iの核分裂収率、 Fj :核分裂性同位元素jの核分裂速度、核分裂速度
Fjは、原子炉出力検出手段32によって測定される炉
出力から決定できる。
このようにして、原子炉の運転員はプロッティング手段
52によって書かれたR/B曲線のグラフを眺めること
によって、破損燃料から放出されるガスのタイプを決定
できる。
時間に対する破損燃料からの核分裂性ガスの放出特性の
変化を、さらに見やすくするために、小型計算lX15
0の出力をlogR/B−IQ(]Xi  一時間の三
次元曲面としてプロットすることができる。
三次元プロン1〜の代表例を、蓄積ガス放出に対し第4
図、拡散型ガス放出に対し第5図、リコイルガス放出に
対し第6図にそれぞれ示す。これらの図はEBR−II
における破損燃料継続実験で1qられた。ガス放出挙動
の曲面マツプのこれら代表図において、X−Y面が完全
にフラットな曲面の場合は核分裂性ガスのりコイル放出
のみに対応する。プロットの後方に対し45゜の勾配を
もつくさび型の山は純粋な蓄積ガス放出を表わす。モし
て30’の勾配は燃料14h1らの核分裂性ガスの純粋
な拡散型放出を表わず。
本発明のもう1つの好ましい実施例として、この破損燃
料診断システムはざらに遅発中性子検出手段34、好ま
しくは3連遅発中性子検出訓を含むことができる。遅発
中性子検出手段34からの出力は、小型計tui5oに
よって監視される。遅発中性子検出手段34からの小型
H−IFLa50の出力はプロッティング手段52によ
ってグラフ化される。遅発中性子信号は本発明の診断シ
ステムからの出力と組合−けることによって、破損部H
の状態を分析するための有用な情報となる。核分裂性ガ
ス放出と涯発中性子放出との時間的隔りは、破損タイプ
によって変化する。ピンホール型破損の場合、最初のガ
ス放出から最初の遅発中性子信号までの経過時間は、よ
り厳しい破]iの場合の経過時間より圧倒的に長い。ピ
ンホール型破損の場合、破損部お1内のガスが完全にピ
ンホールを通して扱けて減圧状態になって初めてす1ヘ
リウムが燃料内に入り、燃料と接触するにおよび遅発中
性子信号が発生する。より厳しい破損の場合、燃料表面
は流動ナトリウムに容易に曝される。EBR−IIの破
損燃料継続試験で得られた典型的な時間間隔は、ピンホ
ール型破損で約900時間、厳しい破損で僅か20時間
であった。さらに上部溶接欠陥型の破損に対し、蓄積ガ
スの放出が少なくとも1ザイクル運転の間、遅発中性子
信号が全く増加することなく続く。従って、原子炉運転
員は本発明を利用することによって、燃料のカラム部破
損と上部溶接破損を区別することができる。
燃料が一次系のナトリウム中曝され、遅発中11子先行
核が破1Ω燃料から放出される場合、放出ガスはりコイ
ル型になる。しかし、ナトリウム中ム損燃料内に侵入し
未反応の燃料表面と接触した場合、ガス状の核分裂生成
物が固体の遅発中性子先行核よりもナトリウム中に容易
にリコイル放出される。従ってリコイル型のガス曲面に
対して、核分裂性ガスの放出がまず先行し、その後遅発
中性子信号の急激な立ち上がりが生ずる。原子炉の運転
日は、リコイルガス放出の最初の指示信号によって遅発
中性子信号の増加を予測し、その1捻の遅発中性子信号
の立ち上がりを見て、必要に応じ炉を停止するための準
備をすることができる。
R/8−Xi曲線の勾配は遅発中性子信号と組合せると
、破損それ自体の安定性を判断するのにも有用となる。
R/8曲線の勾配が、リコイル型のガス放出が支配的で
あり、遅発中性子放出が第7図に示すように変動しない
場合、破損部は安定で穏やかな状態を維持している。し
かし、曲面が不規則に突然変化する第8図のような場合
は不安定な破損状態、例えば複数の脆性的クラックの発
生を示す。前図で示したとおり、遅発中性子信号は、原
子炉の運転員が容易に出力データの組合lを目で児て解
析できるよう他の出力グラフに市ね合わけて用いられる
小型訓偉機又は他の計算手段には種々のシステムの出力
を解釈し、原子炉の運転を停止するか継続するかを指示
する出力信号を出すためのプログラムが予め組込まれる
〈発明の効果〉 以上説明したように、本発明は原子炉における破1(1
燃料の状態を解析するための装置と方法を提供するもの
である。核分裂性ガス検出手段26の出力及びカバーガ
ス浄化系の浄化率測定手段28の出力は、小型計算機5
0によって監視される。小型iHJ機50は検出手段2
6によって測定される核分裂性ガスの放射能に及ぼすカ
バーガス浄化系の影響を、一連の微分方程式を解くこと
によって補正する。小型計算機5゜はさらに各測定同位
体ごとに時間の関数として核分裂性ガスの放射能補正値
の微分値を計算する。
プロッティング手段52は、破jΩ燃料からの核分裂性
ガスの瞬間的な放出率を表わす核分裂性ガスの補正放射
能の微分曲線をグラフ化する。
本発明ではざらに破損燃料同定手段30を、その出力を
小型計算機50で監視することによって利用する。同定
手段30の出力は、小型計p機で利用できる燃料と核分
裂データと組合せ、カバーガス22に放出されるガスの
積算値を計算するのに利用される。核分裂性ガスの放出
のタイプは、R/BとXiの関係をプロットし、その曲
線の勾配を求めることによって決定される。遅発中性子
信号検出手段34は、ざらに破損燃料の安定度合を決定
するのに利用される。
本発明を液体金属炉に適用した場合について述べてきた
が、適当な修正によって軽水炉に対しても本発明は通用
できることは、当業者であれば理解できるであろう。
本発明の好ましい実施例に関するこれまでの記述は説明
を目的としたものであり、本発明を余すところなく記述
したものではなく、本発明の記述された通りの形式に限
定することを意図していない。従って、上述した教示に
照らして多くの修正や変更が可能である。
上述の実施例は、発明の諸原理とその実用的な応用例を
より良く説明するために選定し記述したものであって、
これによって当業者が種々の実施例において本発明を最
良の方法で利用でき、また意図する特別な用途に適する
ようにその他の修正を付り加えて本発明を利用できるよ
うにしたものである。本発明の範囲は、特許請求の範囲
によって特定される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の破11燃料診断システムを備えた原子
炉の模式図; 第2図は本発明の破損燃料診断システムの模式図: 第3図は補正された核分裂性ガスの放射能及び放射能微
分値の時間に対する代表的曲線:第4図は燃料的蓄積ガ
ス放出の代表的三次元曲線; 第5図は拡散性ガス放出の代表的三次元曲線;第6図は
りコイル型ガス放出の代表的三次元曲線; 第7図はりコイル型の優先的ガス放出と関連する遅発中
性子放出の典型的グラフ; 第8図は不安定な破損状態に関連する不規nlJ的、突
発的表面変化の典型的グラフである。 10・・・原子炉、12・・・格納容器、14・・・燃
お1要素、16・・・冷却材、20・・・放射性同位元
素(核分裂性ガス)、22・・・カバーガス、24・・
・カバーガス浄化系、26・・・核分裂性ガス検出器、
30・・・タグガスシステム、32・・・原子炉出力検
出装置、34・・・遅発中性子検出装置、50・・・デ
ータ収集・処理装置、52・・・表示装置。 第 17 手粘′、、ネ市正手丼(方式) 昭和63年4月19目

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、被覆管をもった複数本の燃料要素を有する炉心と、
    カバーガスと、カバーガスから核分裂性ガスの放射能を
    除去するためのカバーガス浄化系とを備えた原子炉にお
    いて使用される破損燃料要素診断方法であって、 a)カバーガス中の核分裂性ガス放射能を測定する工程
    、 b)測定された核分裂性ガス放射能に及ぼす前記カバー
    ガス浄化系の影響を補正する工 程、 c)前記ガス放射能補正値の時間微分値を計算する工程
    、および d)前記ガス放射能補正値と破損燃料要素からの核分裂
    性ガスの瞬間的放出率を示す前 記ガス放射能補正値の微分値を時間の関数としてプロッ
    トする工程 からなることを特徴とする破損燃料要素の診断方法。 2、前記カバーガス浄化系がアルゴン浄化系で構成され
    、カバーガス浄化系の影響を補正する前記工程が前記ア
    ルゴンガス浄化系のアルゴンガス浄化率を測定する工程
    と下記式を解くことによつて前記ガス放射能補正値C^
    *_j_+_1およびその微分値を計算する工程とから
    なる特許請求の範囲第1項記載の診断方法: P_j=(dc)/dt+C_j(X_i+X_L+X
    _P)(dc^*)/dt=P_j−C_j(X_i+
    X_L)C^*_j_+_1=[P_j−C^*_j(
    X_i+X_L)]dt+C^*_jここで dt:t_jとt_j_+_1における時間間隔 dc:時間間隔dtにおける核分裂性ガス 同位体iの放射能差、C_j_+_1−C_jC_j:
    t_jにおける放射能 X_i:核分裂性ガス同位体iの崩壊定数 X_L:カバーガス漏洩定数 X_P:カバーガス浄化率定数 dc^*:カバーガス浄化系を運転しない場合のdtに
    おける放射能差、C^*_j_+_1−C^*_i C^*_j:t_jにおける放射能補正値。 3、破損燃料要素を持つ特定の燃料集合体を同定する工
    程; 前記同定された燃料集合体の中に蓄積される理論的ガス
    放射能を計算する工程; 特定の時間間隔におけるカバーガス中の同位体の真の放
    出率を決定する工程; 前記時間間隔において破損燃料要素から放出されたガス
    の量を前記真の放出率と前記時間間隔とカバーガス体積
    との積によって計算する工程; 複数の時間間隔における放出ガス量を加算して積算放出
    ガス量を決定する工程;および前記積算放出量を前記蓄
    積ガス放射能理論計算値で割算する工程をさらに有し、
    これによって破損燃料要素の数を決定する特許請求の範
    囲第2項記載の方法。 4、原子炉出力を測定する工程; 前記核分裂性ガス同位体の放出率と生成率の比(R/B
    )を計算する工程;および logX_iの関数としてlogR/Bの曲線をプロッ
    トする工程をさらに有し、これによって破損燃料要素か
    ら放出される核分裂性ガスのタイプが予め前記曲線の勾
    配から求められた値によって示される特許請求の範囲第
    3項記載の方法。 5、R/Bを下記式から計算する特許請求の範囲第4項
    記載の方法: クリプトン85m、クリプトン87、クリプトン88、
    キセノン135m、及びキセノン138に対し ▲数式、化学式、表等があります▼ キセノン133及びキセノン135に対し ▲数式、化学式、表等があります▼ ここに V:カバーガス体積 f:分枝係数 B_i=Y_i_jF_jW_j Y_i_j:同位体iの核分裂収率 F_j:核分裂性同位元素jの核分裂速度 W_j:核分裂性同位元素jの重量。 6、破損燃料要素からの遅発中性子信号を測定する工程
    ;および 時間の関数として破損燃料要素からの遅発 中性子信号の曲線をプロットする工程をさらに有し、こ
    れによつて破損燃料要素の破損機構が前記logR/B
    −logX_i曲線と前記遅発中性子信号−時間曲線と
    の組合せを予め決めておくことによつて示される特許請
    求の範囲第5項記載の方法。 7、前記logR/B−logX_i、曲線をlogR
    /B−logX_i−時間の三次元曲面にプロットする
    工程をさらに有する特許請求の範囲第6項記載の方法。 8、被覆管をもった複数本の燃料要素を有する炉心と、
    カバーガスと、カバーガスから核分裂性ガスの放射能を
    除去するためのカバーガス浄化系とを備えた原子炉にお
    いて使用されるオンライン破損燃料要素診断装置であっ
    て、 a)カバーガス中の核分裂性ガス同位体の放射能の検出
    装置、 b)前記検出装置の出力を監視し、前記検出装置によつ
    て測定された核分裂性ガスの放射能に及ぼす前記カバー
    ガス浄化系の影響を補正でき、時間の関数として前記ガ
    ス放射能補正値の微分値を計算できるデータ収集・処理
    装置、および c)前記ガス放射能補正値と破損燃料要素からの核分裂
    性ガスの瞬間的放出率を表わす前記ガス放射能補正値の
    微分値の曲線を時間の関数として表示するための前記デ
    ータ収集・処理手段の出力に応答する表示装置からなる
    ことを特徴とする破損燃料要素の診断装置。 9、前記カバーガス浄化系がアルゴンガス浄化系で構成
    され、前記データ収集・処理装置が前記アルゴンガス浄
    化系のアルゴン浄化率を測定する装置と、前記検出器お
    よび前記アルゴン浄化率測定装置の出力に応答しかつ下
    記式を解くことによって前記ガス放射能補正値C^*_
    j_+_1およびその微分値を計算できるデータ処理手
    段とからなる特許請求の範囲第8項記載の診断装置: P_j=(dc)/dt+C_j(X_i+X_L+X
    _P)(dc^*)/dt=P_j−C_j(X_i+
    X_L)C^*_j_+_1=[P_j−C^*_j(
    X_i+X_L)]dt+C^*_jここで dt:t_jとt_j_+_1における時間間隔dc:
    時間間隔dtにおける核分裂性ガス 同位体iの放射能差、C_j_+_1−C_jC_i:
    t_iにおける放射能 X_i:核分裂性ガス同位体iの崩壊定数 X_L:カバーガス漏洩定数 X_P:カバーガス浄化率定数 dc^*:カバーガス浄化系を運転しない場合のdtに
    おける放射能差、C^*_j_+_1−C^*_j C^*_j:t_jにおける放射能補正値。 10、前記検出装置がゲルマニウム−リチウム・アルゴ
    ンスキャンシステムである特許請求の範囲第9項記載の
    診断装置。 11、前記処理装置が計算機で構成される特許請求の範
    囲第10項記載の診断装置。 12、前記計算機が特定の燃料要素内に蓄積される核分
    裂性ガス放射能の理論値を計算でき、かつある時間間隔
    でカバーガス中の同位体の真の放出率を決定でき、その
    結果ある時間間隔において破損燃料要素から放出された
    ガス量が前記真の放出率と時間間隔とカバーガス体積と
    の積で計算でき、さらに、特定の破損燃料要素集合体を
    同定するための破損燃料位置決め装置を備え、これによ
    って破損燃料要素の数は、複数の時間間隔にわたる放出
    ガスの量を積算し、次に同定された前記破損燃料集合体
    のガス放射能の理論的計算値で割ることによって決定で
    きるようにした特許請求の範囲第11項記載の診断装置
    。 13、前記破損燃料位置決め装置がタグガスシステムで
    ある特許請求の範囲第12項記載の診断装置。 14、真の放出率を決定する前記装置がキセノン133
    の真の放出率を求めることができるものである特許請求
    の範囲第13項記載の診断装置。 15、原子炉出力検出装置と表示装置とをさらに備え、
    前記計算機はこの原子炉出力検出装置に応答しかつ核分
    裂性ガス同位体の放出率と生成率の比(R/B)の勾配
    を計算でき、この表示装置は前記小型計算機の出力に応
    答してlogX_iの関数としてlogR/Bの曲線を
    表示し、これによつて破損燃料要素から放出される核分
    裂性ガスのタイプが予め前記曲線の勾配から求められた
    値によつて示されるようにした特許請求の範囲第14項
    記載の診断装置。 16、前記計算機が下記式からR/Bを計算するもので
    ある特許請求の範囲第15項記載の診断装置: クリプトン85m、クリプトン87、クリプトン88、
    キセノン135m及びキセノン138に対し▲数式、化
    学式、表等があります▼ キセノン133及びキセノン135に対し ▲数式、化学式、表等があります▼ ここに V:カバーガス体積 f:分枝係数 B_i=Y_i_jF_jW_j Y_i_j:同位体iの核分裂収率 F_j:核分裂性同位元素jの核分裂速度 W_j:核分裂性同位元素jの重量。 17、破損燃料要素からの遅発中性子信号を測定する遅
    発中性子検出装置および前記遅発中性子検出装置に応答
    して破損燃料要素からの遅発中性子信号の時間に対する
    曲線を表示する表示装置をさらに備え、これによって破
    損燃料要素の破損機構が前記logR/B−logX_
    i曲線と前記遅発中性子信号−時間曲線との組合せを予
    め決めておくことによって示されるようにした特許請求
    の範囲第16項記載の診断装置。 18、前記logR/B−logX_i曲線を表示する
    装置がさらに時間の関数として前記logR/B−lo
    gX_i曲線をプロットでき、これによつてlogR/
    B−logX_i−時間の三次元曲面を描くことができ
    る特許請求の範囲第17項記載の診断装置。 19、前記遅発中性子信号−時間曲線が前記三次元プロ
    ットのlogR/B−時間軸に重ね合わされる特許請求
    の範囲第18項記載の診断装置。 20、前記遅発中性子検出装置が3連遅発中性子検出計
    である特許請求の範囲第19項記載の診断装置。
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