JPS63243513A - 導管の固定装置 - Google Patents

導管の固定装置

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JPS63243513A
JPS63243513A JP61267744A JP26774486A JPS63243513A JP S63243513 A JPS63243513 A JP S63243513A JP 61267744 A JP61267744 A JP 61267744A JP 26774486 A JP26774486 A JP 26774486A JP S63243513 A JPS63243513 A JP S63243513A
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Japan
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conduit
fixing device
holding curved
groove
rail member
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JP61267744A
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大西 義男
小川 伸夫
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  • Supports For Pipes And Cables (AREA)
  • Clamps And Clips (AREA)
  • Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)
  • Laying Of Electric Cables Or Lines Outside (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は導管の固定装置、さらに詳細には電線や流体を
通す導管を複数本同時に溝形レール部材に固定するため
の装置に関するものである。
〔従来の技術〕
建築物、建造物、構造物、たとえば一般家屋、店舗、営
業所、倉庫、工場、鉄道の駅、空港の建物、体育館、劇
場などのコンクリート製あるいは木造の各種建屋、トン
ネル、地下道、高架鉄道や高架道路や橋梁などの各種施
設においては、給電用、電信用、電話用などの各種電線
(ワイヤないしケーブル)が張り巡らされる。
電線は周知のようにM縁被覆や保護被覆が施されるが、
このまま上記建屋や施設の天井域や側壁、床に張り巡ら
した場合には、器材などとの接触や地震等により、ある
いは鼠などの動物に噛まれることにより損傷されたり、
雨水や生コンクリート、モルタル等との接触で化学的な
悪影響をうけたり、電磁波による影響を受けたりする。
この対策として、全屈等からなる専管を接続して管路を
作り、これに電線を通すことが行われている。通常、導
管は円管が用いられ、しかも複数本が平行配置されるこ
とが多いので、工事の簡易化のため、一般に管路形成域
の天井、側壁あるいは床に溝形レール部材を一定間隔毎
に固定してサドルを作り、この上に導管を直交状に渡し
、固定具で溝形レール部材に固定する方法が採られる。
溝形レール部材4は、第15図に示すように、ウェブ(
底壁)4aとこれの両端から立ち上がるフランジ(側q
)4b、4.bを有し、フランジ4b。
4bには上端から幅方向中央に向けて伸びる天壁4c、
4cが一体形成され、天壁4c、4cの先端は直角状に
屈曲されて垂下壁4d、4dを形成し、これら一対の垂
下4+1!4 d 、 4 dによりフランジ内幅Wよ
り狭い幅W工の人口溝42が形成されている。
そしてこの溝形レール部材4に導管Aを固定する固定具
として、従来では第15図と第16図で示すように、下
端に前記垂下壁4d、4dに対する引掛部50.50を
有し、上部にボルト軸径より大きな通孔51を形成した
金具B□と、上部に螺子孔52を形成する以外は前記金
具B□と同寸法同形状に作った金具B2と、それら1組
の金具BいB2を上部で連結するボルトCとを組合せた
構造が使用されていた6 しかしこの構造では、導管Aを固定する場合にいちいち
両金具B工、B2を分解し、それらを別々に溝形レール
部材4に入れた後、向かいあわせにして導管Aを左右か
ら挟み、ボルトCにより結合する作業となる。また、金
具が同じ形状をなし、その一方に通孔51が他方にめね
じ穴52形成されているため1分解した2つの金具Bい
B2を溝形レール部材に誤って配置しやすく、螺子孔の
付いている金具側からボルトCを通して締め付けが行わ
れなくなるなどの失敗が多発する。そのため、きわめて
作業性と作業能率が悪いという問題がある。
さらに、導管Aを左右から挟み溝形レール部材より上方
に突出する部分を締め付けるため、強い締め付けを行う
と金具BいB2の下方が開き勝手となり、大きな操作力
を要する割に固定力が不十分となりやすい。
しかも、ボルトが溝形レール部材の長手方向に突出する
ので、ドライバーなどの工具によるボルトの回転操作を
行いにくくなるとともに、溝形レール部材長手方向での
導管の固定順序が限定される。
このようなことから、特に溝形レール部材に複数本の導
管を平行状に配置固定する場合、従来では、各導管ごと
にそれぞれ独立した金具を配し、それらを別々に操作す
る必要があるため、作業性ならびに作業能率が悪く、ま
た、各導管の配置間隔りを接近させたり、一定の間隔に
正確に固定することか難しく、その配置誤差により出来
上がった管路に歪みが生じやすいという問題を解消でき
なかった。
また、金具上部が導管の半径方向に大きく突出するので
1体裁が悪く、ボルトに手指などが接触して傷付けたり
、不用意にボルトが緩み側に回転させられやすいという
問題があった。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は前記のような問題点を解決するために研究して
創案されたもので、その目的とするところは、サドル用
の溝形レール部材に対し、複数本の導管を、密接した所
定の間隔に正確、確実に固定することができ、しかもこ
の作業をほとんどワンタッチ的操作で簡便、迅速に行う
ことができるこの種装置を提供することにある。  ゛
また本発明の目的は、構造が簡単、コンパクトで、安価
に製作することができるこの種装置を提供することにあ
る。
また、本発明の他の目的は、螺子軸などの突起物が溝形
レール部材外にほとんど現われず、従って体裁がよく、
また、手指などに傷を与えたり。
不用意に螺子が回転されて導管の固定状態が緩んだりす
ることのないこの種装置を提供することにある。
さらに本発明の目的は、導管配置間隔の変更や溝形レー
ル部材のフランジ内幅変化にも対応でき、導管配置数に
応じて固定力の調整も容易に行うことのできるこの種装
置を提供することにある。
この目的を達成するため本発明は、管軸と交差するよう
に配置された溝形レール部材に導管を掛は渡し固定する
ための装置において、溝形レール部材の垂下壁端面に対
する係止部を有する斜状の脚部に連設する抱持用湾曲部
に、連結部を介して少なくとも1つ以上の抱持用湾曲部
を形成し、最終の抱持用湾曲部の下端に座板部と設けた
固定具本体と、座板部に形成した通孔に軸部を挿通され
たねじ部材と、ねじ部材の軸部に螺退した締付は用の羽
根板とを備えた構成としたものである。
前記複数の抱持用湾曲部は、それぞれ連結部を介して順
次一連に形成されていてもよいし、複数の抱持用湾曲部
が連結部を介して分離可能となっていてもよい。
また、連結部がスライド式の長さ調整機構を有し、これ
により抱持用湾曲部間距離が可変となっていてもよい。
さらに、任意の連結部に中間締付は機構を有しているも
のも含む。
さらには、脚部にヒンジが設けられ、これを介して第1
の抱持用湾曲部以降が起伏可能となっていてもよい。
さらに、螺子部材は細部に羽根板の脱落防止機構を有し
ていてもよい。
なお、本発明において、「導管」は、鉄系、鉛系などの
各種金属管のほか、塩化ビニールで代表される合成樹脂
管などの各種材質のものを含む。
また、本発明は、電線などの条体を挿通する導管のほか
、水で代表される液体や燃料ガスで代表される気体など
の各種流体を送るための導管を溝形レール部材に固定す
る場合に適用される。
〔実 施 例〕
以下本発明の実施例を添付図面に基いて説明する。
第1図は本発明の一適用例を示すもので、Aは導管であ
り、ねじなしカップリングDにより順次接続される。E
は本発明装置である。溝形レール部材4,4は予め管路
布設計画に応じて導管Aの長さくたとえば3〜5m)よ
りも短い間隔で平行状に固定される。この固定方法は任
意であり、図示するものでは、天井域においては、上壁
54から複数本で一組の吊りロンド53.53を下し、
この吊りロンド53.53とナツトにより溝形レール部
材4の長手方向両端付近を連結支持している。また、側
壁55や床56等においては、溝形レール部材4,4は
ウェブを貫くアンカーボルトや釘57により固定されて
いる。この方法を天井域の溝形レール部材固定法として
採用してもよいのはいうまでもない。
第2図ないし第5図は上記本発明装置Eを示している。
本発明装置Eは大別すると下記のような特殊構造の固定
具本体1と、これに挿通された螺子部材2と、固定具本
体1の下に配された羽根板3とからなっている。
まず、固定具本体1は、鉄系、アルミニウム系。
銅系なと任意の金属の帯板を打抜きプレス曲げ加工する
か、または合成樹脂材料を圧縮成形や射出成形等により
成型してなる。
この固定具本体1は、溝形レール部材4の入口溝42よ
り幅が狭くかつ垂直面に対し20〜40°の傾斜角度で
長く延出する脚部11を有し、この脚部11の下部には
溝形レール部材4の垂下壁端面40,40に接触し得る
幅の係止部13,13が左右に形成されている。
そして前記脚部11にはこれと連続して、固定すべき導
管Aの少なくとも1/3円周長以上に接し得る曲率と入
口溝幅より広い幅を備えた第1の抱持用湾曲部10が形
成され、この抱持用湾曲部10の下降端には、前方に向
は所要長さの連結部6が連設されている。
この連結部6の他端には第1の抱持用湾曲部10と同様
に入口溝幅より広い幅を備えた第2の抱持用湾曲部10
0が立上り形成され、さらにこの第2の抱持用湾曲部1
00の下降端には前方に向は所要長さの連結部6oが連
設されている。そしてこの連結部60の前端には前記と
同様な第3の(この実施例では最終の)抱持用湾曲部1
01が立上り形成されている。
この最終の抱持用湾曲部101の下降端には、短い突出
長さの座板部12がほぼ水平状に屈曲形成されており、
座板部12には後述する螺子部材の軸部径より大きな通
孔15が形成されている。
゛ 図示するものでは1通孔15のまわりには環状隆起
部16が形成されている。
そして、溝形レール部材4に装着したときに座板部12
が入口溝より下に落ち込まぬようにす、るため、最終の
抱持用湾曲部101には座板部12の基端から所要傾斜
角度のテーパ縁17,17が形成されている。
第6−A図ないし第6D図は本発明における固定具本体
1の他の実施例を示している。
第6−A図は脚部11に続く第1の抱持用湾曲部1oに
連結部6を介して第2の(最終の)抱持用湾曲部100
を形成し、この第2の抱持用湾曲部100の下降端に座
板部12を突設したものである。
第6−B図は、第3図ないし第5図の実施例における第
3の抱持用湾曲部101の下降端から連結部61を介し
て第4の(最終の)抱持用湾曲部1o2を連設し、これ
の下降端に座板部12を突設したものである。
第6−0図は、第6−B図において更にもう一つ連結部
62と抱持用湾曲部103を増設し、5つの抱持用湾曲
部を形成したものである。
本発明は勿論抱持用湾曲部が6つ以上の場合も含むもの
である。また、上記において、連結部6.60.61,
62・・・は必ずしも直線状であることは必要でなく、
第6−A図で代表的に示すように曲率状となっていても
よい。また、各連結部を最終の抱持用湾曲部に近づくほ
ど上反りとなるように構成してもよい。
さらに、各抱持用湾曲部10,100.1’01・・・
の弧の長さく導管円周面との接触長さ)は必ずしも同等
である必要は無い。すなわち、たとえば第1と最終の抱
持用湾曲部の弧の長さを大きくし、中間の抱持用湾曲部
(第3図では100、第6−B図では100.101.
第6−0図では100,101,102)の弧の長さを
小さくしてもよい。これは抱持用湾曲部の曲率を変える
(曲率を大きくすれば弧の長さがちいさくなる)ことで
容易に達成される。
さらに連結部6.60,61.62は、連結部幅が溝形
レール部材4の入口溝幅W工より広い場合には、羽根板
3による締付は完了までに溝形レール部材4の上面43
に接触しないように抱持用湾曲部頂面からの高さ寸法と
する。連結部幅が溝形レール部材4の入口溝幅W工より
狭い場合には、上記高さを大きくして、溝形レール部材
4の入口溝42より下に到る寸法としてもよい。第6−
E図はこの例を示すものであり、この場合には、後述す
る中間の締付は機構を併用することが望ましい。
次に、螺子部材2は、おねじを列設した軸部20が前記
座板部12の通孔15に挿通され、頭部21が座板部1
2に接している。この螺子部材2は、ドライバー溝の付
いた通常のボルトタイプのものあるいはビスでもよいが
、過締め防止機能のあるものを用いてもよい。すなわち
、その−例としては、第3図ないし第5図のように、軸
部20の上の角形状をなした頭部21の頂面に、所定の
トルクに達したときに破断するように断面積を規制した
断面減少部22を形成し、この断面減少部22の上にた
て長偏平状をなした第2の頭部23を形成したものが挙
げられる。
次に締付は用の羽根板3は座板部2の下方に配されてお
り、中央部にめねじ孔30を有し、このめねじ孔30に
前記軸部20が螺退されている。
この羽根板3は正円以外の形状、すなわち相対する一組
の辺31.31と他の辺33.33とで長さに差のある
平面形状をなし、最大寸法2が溝形部材4のフランジの
内幅Wと同等以上の寸法となっている。
第7−A図ないし第7−0図は羽根板3の実施例を示す
もので、第7−A図では最大寸法Qを構成する一組の辺
31.31の対角隅部にガイド面:32,32を欠設し
ている。この実施例は、−組の辺31.31をフランジ
内幅Wより長くしておくことでかなりの範囲のフランジ
溝幅に対応できる。
第7−B図では最大寸法を構成する一組の辺31.31
を中央部に形成すると共に、辺31の両側にガイド標準
面32.32を欠設している。この実施例は旋回の方向
性がないため、取扱いが容易である。
第7−0図はめねじ孔30を境として対称的に回転方向
に向かうほど次第に高くなる波35,35を形成したい
わゆるプロペラ状としたものである。この実施例は螺子
部材2の少ない回転量で羽根板3を上昇させることがで
き、また、ばね効果により強い締付けを得ることができ
る。
なお1羽根板3の形状は上記実施例に限定されるもので
なく、要は締付は時に軸部20のリードに沿って昇降し
、上面が溝形部材4の垂下壁端面40.40に当接し得
るものであればよい。すなわち、たとえばガイド面32
,32や辺33,33は必ずしも直線状である必要はな
く、弧面であってもよい。また、最大寸法側の片(端面
)31゜31に筋状その他の摩擦係数増加部を形成して
もよく、あるいはまた、第7−B図の仮想線で示すごと
く、羽根板上面34の少なくとも垂下壁端面40.40
に接触する領域にローレット、波、その他の摩擦係数増
加部36を形成してもよい。
羽根板3は軸部20に螺通させるだけでもよいが、輸送
中あるいは導管固定作業中に振動等で軸部20から抜は
落ちないように脱落防止機構を設けてもよい。第8−A
図ないし第8−E図はその列を示している。第8−A図
は軸部20のねじ山に粘着物質または粘着テープ24を
取付けたものである。第8−B図は合成樹脂やゴムなど
の軟質材料からなるキャップ25を細部に嵌着したもの
である。第8−0図は弾性的な舌片260を有するリン
グ(鍔)26を細部に嵌めたものである。
第8−D図は軸部2oにねじ付きまたはねじなしの穴2
01を形成し、張り出し部270を有するファスナー2
7をはめたものである。
これらの実施例によれば、通常では羽根板3は脱落しな
いが、必要に応じて軸部20から外すことができる。そ
のため、異なる寸法αの羽根板と交換を行え、ひとつの
固定具本体1で各種フランジ内幅Wの溝形レール部材4
に適用することができる。
第8−E図は上記に代え軸部20そのものに局部的な塑
性変形を与えて突起28.28を形成したもので、この
場合には羽根板3の交換は行えないが、確実な抜は止め
が図られる。いずれの場合も脱落防止機構は、羽根板3
を螺通してから設けられる。
以上が本発明の基本的構成であるが、その他各種の態様
を採用することができる。第9図ないし第14図はその
例を示している。
まず第9図ないし第11図は連結部6,60゜61・・
・にも締付は機構7を配した態様を示している。この中
間の締付は機構7は、連結部6,60゜61・・・に形
成したボス孔70と、これに空転可能に挿入される軸2
05を備えたビス(ないしボルト)200と、ビス20
0の回転で軸205に沿って上昇し、溝形レール部材4
の垂下壁端面40゜40に圧接する羽根板300とを備
えている。第9図では頭部の下にボス孔70より大きな
径のおねじ202を有し、これに羽根板300が螺通さ
ね、おねじ202の下端にテーパ部または段部203を
介してボス孔7oより細い軸205が形成されている。
第10図の実施例は第9図のおねじの代わりに多角形や
小判型など非真円断面の異形部204を設け、この異形
部204に同形の孔を形成した羽根板300を挿通し、
これによりビス200の回転で羽根板300を一体回転
させるようにしており、異形部204の下にテーパ部ま
たは段部203を介して軸205を形成している。
第9図と第10図は第6−E図で示すような深い位置に
連結部を形成した場合に効果的であり、固定具本体1と
独立した部品として、固定を必要とする所望位置の連結
部に選択使用される。なお。
場合によっては軸205のボス孔から突出する下端をか
しめなどで肥大化してもよいが、使い勝手や製作工数の
面からは図示のようなアタッチメント式とする方が有利
である。
第11図は座板部12に取付けた螺子部材と羽根板の組
合せを利用し、ボス孔70に細部205を挿通し連結部
より下の軸部に羽根板300を螺退したものである。こ
の実施例は連結部の深さが浅い場合に使用される。
なお、第9図ないし第11図の羽根板300は前記した
第7−A図から第7−0図に示すものを使用すればよい
。また、ビス200は第3図等で示すトルク規制ねじを
使用してもよい。
第12図は連結部6,60,61・・・の少なくともひ
とつに抱持用湾曲部間の距離りを可変にするための長さ
調整機構8を設けた実施例である。この長さ調整機構8
は、中間で2分割された連結用の突片6a、6bと、ボ
ルトないしビス80と、ナツト81からなっており、一
方の連結用突片6aにはボルトないしビス80を挿通す
る通孔600が、他方の連結用突片6bには長孔601
が形成されている。この機構によれば、ナラ1−81を
緩め、いずれかの連結用突片6aまたは6bをスライド
させた後ナツト81を締付けることで所望長さの連結部
となる。
第13図は第12図の連結部分割方式を応用して固定具
本体1を複数に分離・一体化を可能としたものである。
図示のものでは、前端部体1aと後端部体1bと中間部
体1cに分け、前端部体1aの連結用突片6aと後端部
体1bの連結用突片6aに通孔600,600を設け、
中間部体1cの両端の連結用突片6b、6bに長孔(通
孔でもよい)601を設け、ボルトないしビス80とナ
ツト81により連結を行うようにしている。この機構を
用いれば抱持用湾曲部の数が各種な中間部体1cを用、
意しておくことで導管固定数を任意に変更できる。
第14図は固定具本体1の脚部11にヒンジ機構9を設
け、導管Aに対するはめこみを容易化したものであり、
このヒンジ機構9は別途部品の蝶板を溶接等で接合して
もよいが、金属製の場合には脚部の打ち抜き時に2又部
とこれに対応する突片を作り、それらをカールして軸孔
を形成し、ビンをはめればよい。
なお、上記第9図ないし第14図はそれぞれ別個または
2種以上組合せて適用されることは勿論である。
その他図面において、5は固定具本体1に膨出形成され
た補強リブ、14は導管Aの間隔設定を容易にするため
、抱持用湾曲部1o、100,10・・・の、導管管軸
との整合部分外面に設けた中心指示部である。
〔実施例の作用〕
本発明の使用方法と作用を説明すると、工事に当たって
は、第1図で例示するように溝形レール部材4,4を導
管Aの長さくたとえば3〜5m)よりも短い間隔で平行
状に固定しておく。そして溝形レール部材4,4に本発
明装置Eをセットする。
この操作は、溝形レール部材4の入口溝42に対し脚部
11の幅方向が平行状となるように挿入し。
挿入後脚部幅方向が溝形レール部材4と直交するように
固定具本体全体を回転させればよく、従ってセットはワ
ンタッチで行える。
導管A、A、Aを溝形レール部材4に掛は渡した後固定
するには、まず脚部11を溝形レール部材4,4に入れ
たまま固定具本体1の全体を傾け、抱持用湾曲部10,
100,101・・・を横向きに開口させ、各導管A、
A、Aをそれぞれ抱持用湾曲部10,100,101・
・・の下に位置させ、羽根板3を辺31.31が入口溝
42と平行状になるようにして固定具本体1を伏せれば
よい。
こうすれば、導管A、A、Aは下面が溝形レール部材4
の上面43,43に接した状態で各抱持用湾曲部10,
100,101・・・に取囲まれ、脚部11の係止部1
3,13は溝形レール部材4の垂下壁端面40,40に
係止する。一方、テーパ線17.17は脚部11の変位
により溝入口縁41.41と適度に離間する。
次に螺子部材2を回動すれば、この螺子部材2の回動当
初は、最大寸法側の片31.31が溝長手方向と平行的
になっているため、羽根板3は連れ回りするが、上記辺
31.31間距離がフランジ内幅Wと同等以上となって
いるため、90’以内の回転で辺31.31がフランジ
内面44,44と接し、それ以上回転しなくなる。その
ため、引続く螺子部材2の回動により羽根板3は回転せ
ずに軸部20にそって上昇し、上面34が垂下壁端面4
0.40に強く接する。これにより脚部11が上方に牽
引され、最終の抱持用湾曲部(第3図では101)が下
方に牽引され、この結果中間への引き寄せ作用が発生し
、導管Aが連結部寄りの抱持用湾曲部壁を押圧し、連結
部(第3図では60)を介して中間の抱持用湾曲部(第
3図では100)を縮径側に適度弾性変形させる。これ
により、中間の抱持用湾曲部の巻き付は力が強まり、導
管A、A。
Aは第3図ないし第5図のように固定される。なお、導
管が合成樹脂製の場合にはそれ自体に弾性があるため抱
持用湾曲部が外周により密接する。
いずれにしても、本発明では1回の固定作業で複数の導
管を、一定のかつ必要最少限度の間隔で一時に固定する
ことができる。これが第2図の状態である。
なお、第9図ないし第11図のような締付は機構7を用
いた場合は、所望の連結部6,60.61・・・に設け
たボス孔70を利用してビス200を差し込み、これを
回転することで羽根板300が前記座板部12における
場合と同様に軸に沿って上昇し、垂下壁端面40,40
と圧接する。そのため、抱持用湾曲部の数が多くても、
また、複数の導管の中に径の少し小さいものがあっても
強固に固定することができる。第9図と第10図のもの
を使用すれば、固定作業の完了・未完の時期を選ばずに
実施できる。
第12図の長さ調整機構8を用いた場合には、連結部の
長さしたがって抱持用湾曲部の間隔を工事の仕様やその
変更に合うように随時変えることができる。抱持用湾曲
部の中心表示部14を設けておけば、いちいち導管の管
軸を検出したりする要なく、簡便に導管間隔を判定する
ことができる。
なお、本発明では、羽根板30を座板部の上でなく下に
配し、座板部12が螺子部材2の頭部を支えているため
、螺子部材2に回転トルクを簡単かつ確実に与えること
ができる。また、座板部12の必要突出長さが短くて済
み、従って装置全体をより小型、コンパクト化できると
共に、各導管A、Aの配置間隔を小さくすることができ
る。
また、螺子部材2として、頭部21の上に断面減少部2
2を介してたて長偏平状の第2の頭部23を有している
場合は、規定トルクに達したところで断面減少部22が
破断するため、導管Aに必要以上の締付は力を加えて変
形や破損を起させる心配がない。また、第2の頭部23
の喪失を溝形レール部材4の側面等から目視し得るため
、導管固定作業の完了・未完を瞬時に判別することがで
きる。
〔発明の効果〕
以上説明した本発明によるときには、複数本の導管を、
必要最少限度の正確な配置間隔で、一度にしかも簡単に
固定することができ、したがってこの種管路形成工事の
作業性と作業能率を大幅に向上することができる。その
上、導管が複数でも固定装置は単一で済み、両端の固定
用機構が共用部分となり、螺子部材の取り付は側の突出
長さが短くて済むため全体としてコンパクトな構造とす
ることができるとともに、導管を密接して配置すること
ができるため、装置や工事コス1−を節減できる。さら
に螺子軸などが溝形レール部材の上にほとんど現われな
いため、体裁がよくまた安全で、不用意に固定状態が緩
む心配もないなどのすぐれた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の使用例を示す斜視図、第2図は同じく
その一部拡大図、第3図は本発明の一実施例を示す平面
図、第4図は同じくその縦断側面図、第5図は同じくそ
の縦断正面図、第6−A図ないし第6−D開本発明の固
定具本体の他の実施例を示す断面図、第7−A図ないし
第7−0図は本発明の羽根板の実施例を示す説明図、第
8−A図ないし第8−E図は本発明の羽根板脱落防止機
構の実施例を示す断面図、第9図ないし第11図は本発
明の中間締付は機構の実施例を示す断面図、第12図は
本発明の長さ調節機構の実施例を示す断面図、第13図
は固定具本体を分離・連結式にした実施例を示す断面図
、第14図は本発明のヒンジ機構を示す断面図、第15
図は従来の導管固定具の斜視図、第16図は同じくその
使用状態を示す部分切欠側面図である。 A・・・導管、E・・・本発明装置、1・・・固定具本
体、2・・・螺子部材、3・・・羽根板、4・・・溝形
レール部材、6.60,61.62・・・連結部、7・
・・中間締付は機構、8・・・長さ調整機構、9・・・
ヒンジ機構、10゜100.101,102,103・
・・抱持用湾曲部、11・・・脚部、12・・・座板部
、15・・・通孔、20・・・軸部 代理人 弁理士 黒 1) 泰 弧 部  1  図 第  2  図 第  3  図 *5図 第 6−A 図 第  6−c  図 第B−A図   第8−3図  第3−ご図画B−o図
    第8−三図 第  9  図 第  10  図       第  11  図t3
1  203  300 第 12 図 第14図 第   15   図 第  16  図 手続補正書彷式) %式% 1、事件の表示 昭和61年特許願第267744号 2、発明の名称 導管の固定装置 3、補正をする者 事件との関係   特許出願人 大西 義勇 小川 伸夫 4、代理人〒104 東京都中央区京橋1丁目14番5号 5、補正命令の日付 昭和63年4月26日(発送日)
6、補正の対象 図 面(第7図)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)導管をサドル用の溝形レール部材に固定するため
    の装置であって、溝形レール部材の垂下壁端面に対する
    係止部を有する斜状の脚部に連設する抱持用湾曲部に、
    連結部を介して少なくとも1つ以上の抱持用湾曲部を形
    成し、最終の抱持用湾曲部の下端に座板部を設けた固定
    具本体と、座板部に形成した通孔に軸部を挿通された螺
    子部材と、螺子部材の軸部に螺通した締付け用の羽根板
    とを備えてなる導管の固定装置。
  2. (2)複数の抱持用湾曲部が順次連結部を介して一連に
    形成されている特許請求の範囲第1項記載の導管の固定
    装置。
  3. (3)複数の抱持用湾曲部が連結部を介して分離可能と
    なっているものを含む特許請求の範囲第1項記載の導管
    の固定装置。
  4. (4)連結部が長さ調整機構を有しているものを含む特
    許請求の範囲第1項記載の導管の固定装置。
  5. (5)連結部に中間締付け機構を有しているものを含む
    特許請求の範囲第1項記載の導管の固定装置。
  6. (6)ねじ部材が羽根板の脱落防止機構を有しているも
    のを含む特許請求の範囲第1項記載の導管の固定装置。
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