JPS63243498A - シングルパイプジエツト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、井戸ケーシングをジェット送水管とし、ベン
チュリー管に揚水管を接続するシングルパイプジェット
に関する。

「従来の技術」 井戸ケーシングをジェット送水管として利用するシング
ルパイプジェットは、従来第３図に示される通り、下部
より井戸のシール部１、逆止弁２、本体３、ノズル４、
ベンチュリー管５が積重ねられるように構成され、本体
３を中心として相互に螺合するネジで組み立てられてい
た。

この様な構成では、内部に水路を形成する関係から全て
の部品が筒状に構成されるため、ネジの径が大きくなり
、加工が容易ではなく、また、組み立てに際して水漏れ
が起きないように確実に組み立てるための注意が必要で
あった。

「発明が解決しようとする問題点」 この様な構造では、組み立てを確実に行わないと、部品
相互がネジの螺合によって結合されている関係から、シ
ール部１をベンチュリー管５に接続される揚水管を回し
て操作する場合、部品相互の螺合部分が緩むなどの障害
を発生した。

従って、この様な障害が井戸ケーシングからシングルパ
イプジェットを取外す場合に発生すると井戸ケーシング
の底部にシール部１などの部品が外れて残ることがあり
、重大な欠点となっていた。

また、ネジ加工を伴う部品数が多いため、製造に要する
加工費用が大きく、高価な製品になるといった欠点を有
していた。

本発明は、この様な事情に鑑みてなされたものであり、
構成部品が容易に製作でき、組み立てが容易であり、し
かも、井戸ケーシング内部に部品が取り残される恐れな
どの欠点がないシングルパイプジェットを提供すること
を目的としている。

１問題点を解決するための手段」 本発明は、逆止弁本体とベンチュリー管との間にノズル
を介在して一体に積重ねた方向にボルトを貫通して締付
けることによって問題点を解決している。

「作用」 逆上弁本体とベンチュリー管とノズルとが、積重ねられ
てボルトで一体に組み立てられるため、部品相互を接続
するネジ加工が不要になり、しかも、ボルトで組み立て
られることから組み立てが容易簡単になる。

ざらに、シール部を揚水管で操作する場合、部品相互が
軸方向に貫通されたボルトによって組み立てられている
ため、力強く回しても分解して井戸ケーシング内部に取
り残されるといった恐れがなくなり、安心して井戸ケー
シングに挿入できる。

しかも、ボルトが構成部品を積重ねた方向へ貫通されて
いるため、揚水管の回転方向への力に容易に対向するこ
とができ部品の簡素化ができる。

「実施例」 以下、本発明を図面に示された一実施例に基づいて説明
すると、第１図は、本発明のシングルパイプジェットの
要部縦断面図であり、第２図は、ノズルの底面図である
。

第１図において、シングルパイプジェットは、図示され
ない揚水管が上部に接続可能に構成されたベンチュリー
管６とノズル７と逆止弁８とが積重ねられて構成されて
いる。

そして、これらベンチュリー管６とノズル７と逆止弁８
とが軸方向に貫通されたボルト９によって組み立てられ
ている。

ボルト９は、逆止弁８にネジが形成され、ノズル７を介
在してベンチュリー管６から貫通されてあり、外周側の
適所に複数備えられているものである。

さらに、逆止弁８とノズル７との間には、弁１０を支持
する弁支持板１１が介在されており、弁１０を上下動す
るように構成されている。

また、ノズル７は、一方に外径方向へ開放された圧力水
の導入口１２が形成されており、上部のベンチュリー管
６へ圧力水を噴射するように構成されている。

逆止弁８の下部には、図示されないが第３図に示される
従来から用いられているシール部が備えられているもの
である。

第２図において、シングルパイプジェットは、ノズル７
の底面を示しており、ボルト９が貫通される透孔１３ａ
、１３ｂが外周側に２個形成されており、中央にベンチ
ュリー管６へ圧力水を噴射する噴射口１４が形成されて
いる。

そして、噴射口１４の周囲に導入口１２からの水路１５
が形成されており、導入口１２には、多数のスリットで
形成されたスクリーン１６が形成されている。

ざらに、噴射口１４の外周側には、ジェット作用を生じ
るためのノズル周囲の空間部１７が形成されている。

この様な構成において、シングルパイプジェットは、ベ
ンチュリー管６に揚水管を接続して井戸ケーシングに挿
入されると、下部のシール部を利用して下部と井戸ケー
シングとをシールし、図示されないポンプによって井戸
ケーシングに圧力水を注入することができ、ジェット送
水管として井戸ケーシングを利用できる。

そして、井戸ケーシングへ圧力水が注入されるとノズル
７の導入口１２からノズル７の噴射口１４へ圧力水が送
られ、ベンチュリー管６へ噴射されることになる。

この様な動作によってノズル７がポンプ作用を呈し、逆
止弁８から揚水管へ揚水することができる。

そこで、この様なシングルパイプジェットは、ベンチュ
リー管６に接続される揚水管を回転させてシール部を操
作しても、ベンチュリー管６と逆止弁８とがボルト９に
よって接続されているため、分解されることがない。

すなわち、ボルトは、ベンチュリー管６とノズル７と逆
止弁８とが積重ねられた方向へ貫通して設けられている
ため、ベンチュリー管６と逆止弁８との間に回転方向の
力に無関係であり、緩むなどの分解に至る作用を全く生
じることがなく、丈夫な構造となる。

この様な構造上の強度向上によってベンチュリー管６、
ノズル７および逆止弁８をそれぞれ樹脂の成形品で構成
しても破損されることはなく、安価で軽量にシングルパ
イプジェットを構成することができる。

この場合、ベンチュリー管６は、パイプ状の形状であり
、その軸方向にボルト９の貫通口を形成することができ
るため、容易に成形型から抜くことができ、製作が容易
である。

そして、ノズル７は、下部に弁支持板１１が備えられる
ため、この弁支持板１１を利用して噴射口１４の下部を
閉鎖することができるため、これも容易に軸方向へ成形
型から汰くことができ、製作が容易である。

また、逆止弁８についても、弁支持板１１を用いて弁１
０を支持しているため、軸方向に容易に成形型から夫く
ことができ、全体の構成部品が成形型を用いて容易に製
作することができる。

また、上部に揚水管が備えられると軸方向に長い形状と
なるため、井戸ケーシング挿入の際などに折れないよう
に剛性が必要でおるが、これも、ベンチュリー管６から
逆止弁８間の寸法が小さくなるため、容易に剛性が得ら
れ問題を生じることはない。

「発明の効果」 本発明によれば、軸方向に貫通されるボルトによって組
み立てられるため、小形軽量で丈夫な、しかも構成部品
の結合にネジによる螺合をなくしているため、揚水管を
回転させてシール部を操作しても、井戸ケーシングの内
部で分解して井戸ケーシグ内部に構成部品が取り残され
るといった問題を解消することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明のシングルパイプジェットの要部縦断
面図でおり、第２図は、ノズルの底面図である。 第３図は、従来のシングルパイプジェットの構造を示す
縦断面図でおる。 ６・・・ベンチュリー管、７・・・ノズル、　８・・・
逆止弁、　９・・・ボルト、　１０・・・弁、　１１・
・・弁支持板、　１２・・・導入口、　１４・・・噴射
口、　１６・・・スクリーン。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 下部にシール部を備えて井戸ケーシングをジェット送水
   管とし、ベンチュリー管に揚水管を接続するシングルパ
   イプジェットにおいて、逆止弁本体とベンチュリー管と
   の間にノズルを介在して一体に積重ねた方向にボルトを
   貫通して締付けることを特徴とするシングルパイプジェ
   ット。