JPS6322939Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、家具用脚に関する。

従来、丁番によつて１組のコ字状支柱を結合し
た折畳可能な家具用脚は公知であるが、折畳時一
方のコ字状支柱が他方のコ字状支柱の内側に収納
可能となされていたので、支柱の間に物品収納用
の角篭を取着する場合には、角篭を台形状とする
か、幅広の支柱の内側にスペーサーを挿入する必
要があり、又、開脚状態で固定するためには、別
にステイ又はストツパーの取着が必要であつた。

本考案は上記従来の欠点を解消し、必要部品数
が少なく、安定性が大で、平面状矩形の角篭を取
着できる家具用脚を提供することを目的とする。

次に本考案の実施例を図面に基いて説明する。
１は丁番であつて、１組の半部１１よりなり、各
半部１１には、相対する側に互いに当接した際軸
方向が合致して直列に並ぶように配置された管状
壺１２がそれぞれ設けられている。該半部１１の
上端には、管状壺１２の軸方向に沿う面を有し開
脚時互いに密接するようなされた当接部１３が延
設されており、当接部１３の上面には天板下面に
穿設された凹孔に嵌入可能な係止突起１４が設け
られている。一方、半部１１の下端には、鍔状の
隆条１６が並設された円柱状の嵌合雄部１５が設
けられている。

使用の際には嵌合雄部１５が１組の同大のコ字
状支柱２の開口端に嵌着された２組の半部１１の
管状壺１２に円管を軸通した後、突起１３が互い
に密接する迄開脚し、コ字状支柱２の内側壁に軸
方向に沿つて等間隔に穿設された透孔２１に、金
具４を嵌挿し、平面形状矩形の角篭３を掛止すれ
ばよい。

又、本考案家具用脚を、机又は食卓の脚として
使用する場合には、天板下面に穿設された凹孔に
天板係止突起１４を嵌入するようにして天板を脚
上に載置すればよい。

本考案家具用脚は、叙上の如き構成にされてい
るので、ステイ又はストツパーを取着しなくて
も、開脚状態で安定に固定することができ、平面
形状矩形の物品収納用角篭を支柱の内側に取着す
ることができる。

前記実施例のように、突起上面に天板係止突起
が設けられたものでは、天板を脚上に安定に係止
することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の実施例を示す斜視図、第２図
は同上丁番の分解斜視図である。 １：丁番、２：コ字状支柱、１１：半部、１
２：管状壺、１３：当接部、１４：係止突起。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 １ 同大の１組のコ字状支柱の相対する端部間に
   それぞれ丁番が取着され、該丁番は１組の半部
   よりなり、該半部には、互いに当接した際軸方
   向が合致して直列に並ぶように配置された管状
   壺がそれぞれ設けられ、該半部の上端には前記
   管状壺の軸方向に沿う面を有する当接部が設け
   られ、前記丁番の各半部の管状壺に管が軸通さ
   れていることを特徴とする家具用脚。 ２ 当接部の上面に、天板係止突起が設けられて
   いる実用新案登録請求の範囲第１項に記載の家
   具用脚。