JPS63223564A - サンプル移送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規なサンプル移送装置と新規なサンプル移送
方法に関する。

マイクロプレート（通常、矩形のマトリックスに多数の
くぼみを設けたプラスチック成形体からなる）が多数の
サンプルを同時にテストできる容器として医学研究所で
広く用いられている。

マイクロプレートのくぼみにサンプルを移す機器を設計
する際に遭遇する基本的な困難性は普通くぼみの中心間
距離が小さく、一方、サンプルが最初比較的大きい容器
に入っており、これらの容器がその寸法のためにさらに
大きく隔たっているということである。これは特に血液
サンプルの場合に言える。血液サンプルはテスト・チュ
ーブ内のドナー・ユニットから集められる。血液サンプ
ルをテストするには、血液サンプルの一部をマイクロプ
レートのくぼみに移す必要がある。自動サンプル移送装
置はたとえばＤＥ　３６２１５８６およびＥＰ　１８５
３３０において公知であるが、このような装置は１つの
み、あるいは、せいぜい２つのサンプル・プローブを使
用するのに限られる。そして、このような装置は大きく
て扱いにくく、一度に多数のサンプルを移すのには使え
ない。

驚くべきことに、本発明者等は所定の間隔のユニットか
ら別の間隔のユニットまでのサンプルの移送を容易にす
る新しいサンプリング装置を発明した。

本発明によれば、第１の間隔の複数の位置から第２の異
なった間隔の位置までサンプルを移動させる手段を備え
る移送装置において、この手段が第１の間隔と第２の間
隔との間で互いに関して移動することのできる複数のサ
ンプリング要素を備えることを特徴とする移送装置を得
ることができる。

個々のサンプリング要素は第２の隣接したサンプリング
要素を駆動する手段を備えていてもよい。この駆□動手
段は、たとえば、コード、チェーン、ヒンジ止めアーム
、弾性リンク、保合アーム、スプリング、ピストン（た
とえば、無情ばさみ装置）のいずれであってもよい。

駆動手段は２つの隣合ったサンプリング要素の最大間隔
を決定するように作動することができる。この駆動手段
は最大間隔を決定すると共に隣合ったサンプリング要素
に駆動力を伝えることができるのが好ましい。

駆動手段は隣接のサンプリング要素のレセプタ部分と協
働するようになっている係合手段を備えていてもよい。

好ましい係合手段は端部リップを備えた突出アームであ
る。レセプタ部分が肩部を有し、端部リップがこの肩部
と協働できるのが好ましい。そうすると、突出アームの
長さが第１サンプリング要素と第２サンプリング要素と
の間の最大間隔を決定することができる。さらに、突出
アームは第１サンプリング要素の連続した動きが第２サ
ンブリン−グ要素衛−緒に引っ張ることができるので第
２サンプリング要素に駆動力を伝えることができる。

サンプリング要素は駆動手段によって支持してもよい。

しかしながら、サンプリング要素はたとえば固定したレ
ール上で摺動自在に装着しであるのが好ましい。サンプ
リング要素が摺動自在に装着している場合、摩擦特性の
低い任意の材料、たとえば、ポリプロピレンのようなプ
ラスチック材料でサンプリング要素を作ってもよい。

サンプリング要素は直線列に設置してもよい。

移送装置がこのような列を複数、たとえば２列有してい
てもよい。第１列のサンプリング要素が第２列のサンプ
リング要素と協働する手段を備えていてもよい。この協
働手段は駆動手段として作動してもよく、その場合、最
初の列のサンプリング要素の動きが第２列のサンプリン
グ要素に伝わることになる。協働手段はコード、チェー
ン、ヒンジ止めアーム、弾硅リンク、係合アーム、スプ
リング、ピストンのうちのいずれであってもよい。サン
プリング要素が第２列の１つまたはそれ以上のサンプリ
ング要素と協働するようになっているリブを備えるのが
好ましい。

本発明は軽量で携帯できるという点で有利である。さら
に、駆動力を１つの列の端にのみ加えてもよい。この場
合、複雑なモータが不要となる。

このサンプリング装置の別の利点は、コンピュータに接
続できるということにある。これは血液サンプルを処理
するときに特に有利である。

血液の供与があったとき、サンプルをテスト・チューブ
に収納し、各チューブにディジタル・コード、たとえば
、バー・コードを付ける。このようなラベル付けは任意
の所定のサンプルに割り当てられたデータの記録にとっ
て助けとなる。このようなデータの記録に伴なう基本的
な問題はサンプルをテスト・チューブからたとえばマイ
クロプレートに移すときに２つのサンプルを混同し、サ
ンプルに間違ったデータを与えてしまう危険があること
である。本発明は各サンプルに第２のディジタル・コー
ドを与えることによって上記誤作業を回避する方法を提
供する。この第２のコードは一定のマイクロプレート内
のサンプルの位置に関するものであってもよい。こうす
れば、混同の危険は低減する。

本発明は流体の移送に応用でき、特に、液体、たとえば
血液の移送に応用できる。しかしながら、その移送装置
は固形物の移送に適用することもできる。ここで血液と
いう用語は、通常の人間または動物の血液、血清、ヘモ
グロビン、あるいは、慣用の・任意の血液製剤を意味す
る。

本発明は少量の流体を正確に所定位置に移送する場合（
たとえば、血液をグループ分けして血液サンダルを移送
する場合）や赤血球凝集反応に基づく他の判定に特に適
している。血液サンプルを移送するのに用いる場合、サ
ンプリング要素は開放位置（各サンプリング要素の隣接
のサンプリング要素との距離は１３〜１８ｍｍ。

たとえば１５ｍｍ）から閉鎖位＆（サンプリング要素の
間隔は６〜１２ｍｍ、たとえば９　ｍｍ）まで、あるい
は、逆の方向へ移動できるのが好ましい。

このような移送はテスト・チューブからマイクロプレー
トくぼみにサンプルを移送するのに特に適している。

サンプリング要素は２つ以上の平面内を互いに関して移
動できるが、サンプリング要素が１つの平面内のみ、た
とえば、水平面内のみを互いに対して移動するのが好ま
しい。サンプリング要素は三次元の方向で移動する。

サンプリング要素の互いに関する移動はサンプリング要
素が突き合わせ状態にある閉鎖位置からサンプリング要
素が分離している開放位置へ、あるいは、その逆の方向
への動きであるのが好ましい。

サンプリング要素を互いに離れる方向へ片寄せて、これ
らサンプリング要素を突き合わせるような駆動手段を設
けてもよく、あるいは、サンプリング要素を互いに向っ
て片寄せて、これらサンプリング要素を分離させるよう
な駆動手段を設けるのが好ましい。２列のサンプリング
要素を設けた場合、駆動力は一方の列に加えてもよいし
、両方の列に加えてもよい。

サンプリング要素の数は装置を設置しようとする特定の
用途に応じて異なる。血液の移送で使用する場合には、
サンプリング要素の数は２〜２４であるのが好ましく、
より好ましいのは６〜１６、最も好ましくは８〜１２で
ある。

各サンプリング要素は複数のサンプル・グローブを有し
ていてもよいが、２つのプローブが好ましく、もっと好
ましいのは１つだけの場合である。

本発明の流体移送のサイクルは公知のサンプリング技術
のものと比べて速い。特に、駆動ポンプ、たとえば、ヨ
ーロッパ特許出願公報第０２４２０７７号に記載されて
いるような圧縮空気駆動ポンプと一緒にこの流体移送装
置を使用することによってサイクルを速めることができ
る。

本発明は第１の間隔の複数の位置から第２の異なった間
隔の複数の位置まで複数のサンプルを同時に移送する方
法であって、第１の間隔の位置から複数のサンプルを同
時に収集し、これらのサンプルを第２間隔の位置の間に
移動させ、これら複数のサンプルを第２間隔の複数の位
置に送り出すことからなる方法も提供する。

さらに、本発明は上述したように複数の流体サンプルを
移送させる方法であって、サンプルの所定位置をサンプ
ルと作動状態で連結させて、データをコンピュータに記
録する方法を提供する。

本発明のその他の特徴は上述したようなサンプル移送装
置で使用するようになっている個別のサンプリング要素
を提供することにある。

特に、本発明は、支持部材、係合部材およびレセプタ部
分からなるサンプリング要素であって、保合部材が隣接
のサンプリング要素のレセプタ部分と協働できるように
なっているサンプリング要素を提供する。作動にあたっ
て、保合部材は最初のサンプリング要素から隣接のサン
プリング要素に駆動力を伝え、２つのサンプリング要素
間の最大間隔の決定もする。駆動力はレセプタ部分から
第３のサンプリング要素の係合部材へも伝えることがで
きる。

以下、本発明の好ましい実施例を添付図面を参照しなが
ら説明する。

第１図、第２図および第３図を参照して、サンプリング
要素１は矩形のブロック２を備え、このブロックは片面
３に一対の肩部４，５を有し、一方の肩部５はそれに対
して直角の突出アーム６を備えている。この突出アーム
６は端部リップ７を備えている。肩部４，５と反対側の
面８に、ブロック２は外側リブ９を備えており、このリ
ブ９は肩部４，５の間でそれらと平行になっており、長
手方向の孔１０を有する。ブロック２の本体にも孔１１
が設けてあり、この孔１１は孔ｌＯに対して直角である
。

サンプリング要素ｌが２つの隣接のサンプリング要素１
２．１３に衝合したとき、リップ７の外面１４は隣接の
サンプリング要素１２の肩部５の内面と係合する。同様
にして、肩部４の外面１６は第２の隣接サンプリング要
素１３の肩部５の外面と係合する。

第３図、第４図および第５図を参照して、作業にあたっ
ては、２′列のサンプリング要素を孔１１ヲ用いて２つ
のレール２３　、２４に摺動自在に装着する。その結果
、第１列のサンプリング要素１．１３が突き合わせ状態
になったとき、２つの隣接したリブ９，１８が協働して
間にくぼんだ部分１９を形成する。ブロック２およびリ
ブ９の幅はこのくぼみ１９が対面したサンプリング要素
２１すなわち第２列のサンプリング要素のリブ２０を受
は入れる適した寸法となるように決める。ブロック２と
リブ９の幅はサンプリング要素１が閉じた位置にあると
きに２つの隣合った孔ｌＯの間隔を決める。

駆動力は各側の一端で２つの最外方のサンプリング要素
に加える。これら２つの最外方のサンプリング要素は他
のサンプリング要素に対して第１の間隔から第２の間隔
に移動する。最大間隔に達すると、肩部４が隣接のサン
プリング要素のアーム６のリップ７と係合し、この駆動
力がそのサンプリング要素に伝えられる。

この駆動力の伝達はすべてのサンプリング要素がアーム
６の長さで決まる最大間隔のところに達するまで続ける
。

サンプルは第１間隔の一例になった位置から採取できる
。次に、これらの列のサンプリング要素を第２間隔まで
駆動力し、定位置まで移動させることができる。次に、
サンプルを第２間隔の一例になったところで定位置に移
す。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は１つのサンプリング要素の斜視図
である。 第３図は突き合わせ位置にある３つのサンプリング要素
の平面図である。 第４図は閉じた位置にある一連のサンプリング要素の平
面図である。 第５図は中間位置にある一連のサンプリング要素の平面
図である。 第６図は開いた位置にある一連のサンプリング要素の千
１図である。 １・・・サンプリング要素、２・・・ブロック、４，５
・・・肩部、６・・・突出アーム、７・・・端部リップ
、９・・・外側リブ、１０・・・長手方向孔、１１・・
・孔、１２．１３・・・サンプリング要素、２３．２４
・・・レール。 特許出願人　　ファイソンズ・ビーエルシー外２名 Ｆｉｇ、７ ｈ々・３

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）第１の間隔の複数の位置から第２の異なった間隔の
   位置までサンプルを移動させる手段を備えている移送装
   置において、この手段が第１の間隔と第２の間隔との間
   で互いに関して移動することのできる複数のサンプリン グ要素（１）を備えることを特徴とする移送装置。 ２）第１のサンプリング要素（１）が第２の隣接したサ
   ンプリング要素（１２）を駆動する手段を備えているこ
   とを特徴とする請求項１記載の移送装置。 ３）第１のサンプリング（１）と第２のサンプリング要
   素（１２）間の最大間隔が第１サンプリング要素（１）
   の駆動手段によって決定されることを特徴とする請求項
   ２記載の移送装置。 ４）駆動手段が隣接したサンプリング要素のレセプタ部
   分と協働するようになっている係合手段を備えることを
   特徴とする請求項３記載の移送装置。 ５）係合手段が端部リツプ（７）を備えた突出アーム（
   ６）であり、レセプタ部分が肩部（４）を備え、端部リ
   ツプ（７）と肩部（４）が協働するようになっているこ
   とを特徴とする請求項４記載の移送装置。 ６）サンプリング要素（１）が摺動自在に装着するよう
   になっていることを特徴とする請求項５記載の移送装置
   。 ７）第１列のサンプリング要素が第２列のサンプリング
   要素と協働する手段（１８）を備えていることを特徴と
   する請求項１〜６のいずれか１つに記載の移送装置。 ８）移送装置がコンピユータに作動接続してあることを
   特徴とする請求項１〜７のいずれか１つに記載の自動化
   した移送装置。 ９）請求項１から８までのいずれか１つに記載の血液サ
   ンプル移送装置。 １０）第１の間隔の複数の位置から第２の異なった間隔
   の複数の位置まで複数のサンプルを同時に移送する方法
   であって、第１間隔の位置から複数のサンプルを同時に
   収集し、これらのサンプルを第２間隔の位置の距離に移
   動させ、第２間隔の複数の位置へ複数のサンプルを送り
   出すことからなる方法。