JPS63222766A - 寝具の予備衛生処理方法 - Google Patents

寝具の予備衛生処理方法

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JPS63222766A
JPS63222766A JP62057630A JP5763087A JPS63222766A JP S63222766 A JPS63222766 A JP S63222766A JP 62057630 A JP62057630 A JP 62057630A JP 5763087 A JP5763087 A JP 5763087A JP S63222766 A JPS63222766 A JP S63222766A
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JP
Japan
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alcohol solution
triclosan
treatment
lower alcohol
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中川 善雄
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  • Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、寝具の予備衛生処理方法に関し、特に洗浄処
理加工あるいは再生加工処理等を施す前に、寝具の殺菌
処理、防かび処理、あるいは防臭処理を行う予備衛生処
理方法に関するものである。
[従来の技術及びその問題点] 近年、クリーニング業やふとんの再生業等において、病
院や一般家庭において使用された寝具の丸洗い等による
洗浄処理や打ち直し等の再生処理を依頼されることが多
くなっている。
ところで、病院等や一般家庭で使用された寝具は、長期
間にわたり人体に触れ、あるいは就寝中の人体からの汗
などにより汚染されており、大腸菌、ブドウ球菌等の細
菌や、黒かびや青かび等の真菌などが発生し、更にはこ
れらの汚染により悪臭を放つ状態となっている。
ところが、一方、例えば顧客から洗浄処理を依頼され、
これらの寝具を受は取る者、寝具を洗浄前に検査する者
、寝具を洗浄機械に運ぶ者、あるいは寝具のしみ抜き作
業を行う者などは、洗浄処理を行う前段階において、こ
れらの汚染された寝具に直接触れるため、細菌等がこれ
らの作業員に付着したり、あるいは悪臭に悩まされたり
するなどして、作業員の健康上、衛生管理上からも問題
となっている。
ところで、他方、寝具の殺菌、防かび処理方法として、
エチレンオキシドやオゾンガスを用いて燻蒸する方法、
あるいはα−ブロモシンナムアルデヒドなどの昇華性ガ
スを用いる方法が行なわれているが、いずれら作業員が
これらの方法で処理された寝具に残留するガスを吸引し
、健康を害するという問題があった。
また、塩化ヘンザルコニウムやンリコーン系の第4級ア
ンモニウム塩系殺菌剤を散布または塗布する方法も考え
られるが、この処理方法では寝具の測地に色変化が起こ
り、また水溶液であるので、汚れによる輪じみが測地に
生じたり、あるいは作業員に皮膚障害を起こす場合かあ
った。
この発明は、上記問題点を解消すべく鋭意実験研究した
結果完成したものであって、広い抗菌・抗かびスペクト
ルを有するとともに、有毒なガスの残留や昇華性ガスを
発生させず作業員に安全で、しかも寝具の側地に色変化
や輪じみを起こさせることがない薬剤を用いて処理する
寝具の衛生処理方法である。
[問題点を解決するための手段] この発明に係る寝具の予備衛生処理方法は、洗浄処理を
施す以前の寝具の表面に、殺菌剤としてトリクロサン[
(2、4、4’ −Trichloro −2°−=1
1ydroxydiphenyl Ether)、例え
ば商品名イルガサンDP−300]、あるいはベンゾイ
ミダゾール系防ぽい剤[例えば、 2−fHmethoXycarbonylamino′
+benzimidazole 4 ’ −n−dod
ecylbenzol 5ulfonateコまたはチ
アベンダゾール[2−(4−thiazolyl) −
benzimidazole]防ばい剤のうち少なくと
も1つを含む低級アルコール(エチルアルコール、変性
エチルアルコール、メチルアルコールあるいはイソプロ
ピルアルコールなど)溶液を寝具の全面に、または一部
に散布、あるいは塗布する構成である。
[作用] 寝具に広い抗菌性、抗かび性を有するとともに、有害な
ガスを発生させることなく、かつ寝具の測地に色変化や
輪じみを生じさせないトリクロサン、あるいはベンゾイ
ミダゾール系防ぽい剤等の薬剤を含む低級アルコール溶
液を、寝具の側地全面に、または細菌や真菌が存在して
いると思われる部分や悪臭を放出している部分にのみ散
布、あるいは塗布して寝具に付着、浸透させ、細菌を殺
菌除去するとともに、真菌を殺菌除去する。
また、上記溶媒としての低級アルコールはそれ自体が殺
菌性を有するとともに、上記殺菌、防かび剤を比較的容
易に溶解させ、しかも側地の色変化や輪じみを生じさせ
ず、かつ人体に安全である。
[実施例] 以下この発明に係る寝具の予備衛生処理方法の実施例に
ついて説明する。先ず、洗浄処理等を施す前(例えば、
顧客から受領したその場で、あるいは洗浄処理工場に搬
送、1.た直後など)の寝具の表裏面に、広い抗菌スペ
クトルを有し、かつ寝具の測地の色変化を起こさ口・る
ことがなく、しかも人体に無害な薬剤、例えばトリクロ
サン(2,4゜4 ’ −Trichloro −2°
−11ydroxydiphenyt Ether、例
えば商品名イルガサンDP−300)3%を含むエチル
アルコール溶液を、薬剤散布機で散布する。この場合、
散布量は寝具の表地100 cm”当たり、裏地100
 cn”当たり夫々に150mgの溶液を散布する。前
記エチルアルコール溶液を散布する場合、殺菌効果の均
一化を図るため寝具表面の単位当たりの散布量か同量に
なるようにするのが望ましい。
上記実施例に係る寝具の予備衛生処理方法によると、散
布した前記エチルアルコール溶液が、寝具の表裏側地及
び寝具の内部に浸透し、かつ殺菌性を有ずろため、寝具
の表裏側地及び寝具の内部に付着した細菌等を死滅させ
る。
また、細菌等が死滅する結果、寝具から発生する悪臭も
な(なる。
また、上記トリクロサンのエチルアルコール溶液は、人
体に有害なガスを発生ずることもなく、人体の皮膚障害
を引き起こすこともないとともに、悪臭を消失せしめる
従って、この予備衛生処理方法を施すと、この衛生処理
を行う作業員は勿論、この処理後の運搬、クリーニング
、あるいは再生加工等の作業をする作業員にとっても衛
生上、健康上の管理が行き届くことになり、作業員の健
康・衛生管理上も極めて良好な状態となる。
また、溶媒としてエチルアルコールを使用するため、前
記の薬剤が溶解しやすいとともに、測地に輸じみを生じ
させることがない。
このように殺菌処理等がなされているとともに、輸じみ
も生じないため、その後の洗浄処理加工や再生加工等も
極めて衛生的に仕上がることになる。
次に、この寝具の予備衛生処理方法の実験例について説
明する トリクロサン3%を含むエチルアルコール溶液を、羊毛
綿ふとんの表裏側地の夫々に100cm”当たり150
mgを散布し、この散布された羊毛ふとんを開封ビニー
ル袋に入れ、1日間(24時間)放置した場合の実験結
果及び試験方法を夫々別表1.2に示す。
この実験結果から分かるように、羊毛ふとん(サイズl
mX2mのものを6つ切りにして使用、表側地・ニット
地、裏側地・サテン地)の表裏側地に存在していた10
’個以上の一般生菌が10個以下に除菌された。
また、大腸菌やブドウ球菌の生育も認められず、更に、
悪臭も消失していた。
また、この実験で前記アルコール溶液を散布したりして
、このアルコール溶液が身体に付着した作業員に皮膚障
害などは全く生じなかった。
なお、上記実施例においては、殺菌剤としてトリクロサ
ンを用いたが、真菌のみを殺菌する場合、トリクロサン
の代わりに、ベンゾイミダゾール系防ぽい剤[例えば、 2 (−methoxycarbonylamino)
benzimidazole 4 ’ −n−dodt
acylbenzoI 5ulfonate]またはチ
アベンダゾール[2−(4−thiazolyl) −
benzimidazole]防ぽい剤のうち1つを含
む低級アルコール溶液を用いる。
また、細菌及び真菌の両方の殺菌を図る場合は前記トリ
クロサンと、前記ベンゾイミダゾール系防ぽい剤または
前記チアベンダゾール防ぽい剤のうちいずれかの1つと
を溶解した低級アルコール溶液を用いる。
これら上記の低級アルコール溶液を用いる場合の作用効
果は、前記トリクロサンのエチルアルコール溶液の場合
と同様である。
また、低級アルコール溶液の散布量は寝具の厚さにより
増減させればよく、また殺菌効果を上げるには殺菌剤等
の濃度を変化させればよい。
また、溶解性を増大させるために、例えば非イオン分散
剤としてポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル
などの乳化剤を混入することもできる。
また、顧客からクリーニング、あるいは再生等を依頼さ
れた寝具を受領する際に、受領した寝具にこの寝具の予
備衛生処理方法を施すと、その時点以降の各場所におい
て、例えば積み込む運搬車の中は勿論のこと、運搬車の
運転手の衛生上の管理なども行き届くことになる。
また、この予備衛生処理方法が適用できる寝具としては
、羊毛ふとんの他に、木綿わたふとん、合成わたふとん
、毛皮ふとん、こたつふとん、毛布、座布団、枕などが
ある。
[発明の効果] 以上説明したように、この発明に係る寝具の予備衛生方
法は、既に使用された寝具に洗浄処理等の加工を施す以
前のいずれかの時点において、トリクロサン(2、4、
4’ −Trichloro −2’ −11ydro
xydiphenyl Ether)、ベンゾイミダゾ
ール(benzimidazole)系防ばい剤、ある
いはチアベンダゾール[2−(4−thiazolyl
) −benzimidazoleコ防ばい剤のうち少
な(とも1つからなる低級アルコール溶液を作成し、前
記低級アルコール溶液を前記寝具に散布、あるいは塗布
するので、トリクロサンの殺菌性により大腸菌等の細菌
が殺菌されるとともに、ベンゾイミダゾール、あるいは
デアベンダゾール防ぽい剤に上り真菌が殺菌され、かつ
低級アルコール自体の有する殺菌性によって、これらの
細菌等が殺菌されるので、寝具に付着していた細菌等が
除去されるとともに悪臭ら除去され、この寝具を扱う作
業員の健康上、衛生上等の管理が良好な状態で確保され
る。
また、上記低級アルコール溶液は、寝具側地に色変化や
輪じみを生じさせないのみならず、作業員に皮膚障害等
を起こすことらないなどの効果を奏する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. トリクロサン(2,4,4′−Trichloro−2
    ′−Hydroxydiphenyl Ether)、
    ベンゾイミダゾール系防ばい剤、あるいはチアベンダゾ
    ール[2−(4−thiazolyl)−benzim
    idazole]のうち少なくとも1つの薬剤を含む低
    級アルコール溶液を作成し、使用された寝具に洗浄処理
    、または打ち直し等の再生処理を施す以前の時点におい
    て、前記低級アルコール溶液を前記寝具に散布、あるい
    は塗布することを特徴とする寝具の予備衛生処理方法。
JP62057630A 1987-03-12 1987-03-12 寝具の予備衛生処理方法 Granted JPS63222766A (ja)

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JP62057630A JPS63222766A (ja) 1987-03-12 1987-03-12 寝具の予備衛生処理方法

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JPS63222766A true JPS63222766A (ja) 1988-09-16
JPH04666B2 JPH04666B2 (ja) 1992-01-08

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ID=13061210

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003502353A (ja) * 1999-06-23 2003-01-21 ザ ダイヤル コーポレイション 抗菌性組成物

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003502353A (ja) * 1999-06-23 2003-01-21 ザ ダイヤル コーポレイション 抗菌性組成物

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JPH04666B2 (ja) 1992-01-08

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