JPS63216716A - 繊維強化複合材料成形品の製造方法 - Google Patents

繊維強化複合材料成形品の製造方法

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JPS63216716A
JPS63216716A JP4948887A JP4948887A JPS63216716A JP S63216716 A JPS63216716 A JP S63216716A JP 4948887 A JP4948887 A JP 4948887A JP 4948887 A JP4948887 A JP 4948887A JP S63216716 A JPS63216716 A JP S63216716A
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JP
Japan
Prior art keywords
fiber
molded product
fibers
mold
raw materials
Prior art date
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Pending
Application number
JP4948887A
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English (en)
Inventor
Shuichiro Uematsu
上松 周一郎
Kyoichi Nakano
中野 協一
Isamu Matsueda
松枝 勇
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daido Steel Co Ltd
Original Assignee
Daido Steel Co Ltd
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 え匪Ω旦煎 [産業上の利用分野コ 本発明は繊維強化複合材料成形品の製造方法に関するも
のであり、詳しくは、例えは炭素繊維等の強化繊維で強
化されたボルト、ネジ等の胴部周辺に膨出部を有する成
形品を圧縮成形により製造する方法の改良に関するもの
である。
[従来の技術] 非導電性及び高強度が要求される機械部品又は機械要素
等にはガラス繊維等で強化した繊維強化樹脂が、また、
軽量化及び高強度が要求される機械部品等には炭化珪素
(S i C)繊維等で強化した繊維強化金属が、それ
ぞれ所望の形状に成形されて使用されることは、従来知
られている。これらの繊維強化複合材料の製造方法につ
いては、その成形される部品の形状や特性に応じて様々
なものが存在するが、例えばボルト等のネジ類について
は、強化用繊維と樹脂とにより複合材料原料を成形し、
バイトで切り出すという方法がとられる。
[発明が解決しようとする問題点コ 上記のようなボルト等の複合材料成形品では、複合材料
原料に含まれる強化用繊維が切り出しにより切断される
ため、ネジ山部での強度が極端に低下するという問題点
があった。
本発明はこのような繊維強化複合材料成形品の製造に関
する従来の技術の欠点を補い、長繊維を用いつつ、周辺
の膨出部にも繊維を有効に張り出させ、本体及び膨出部
のいずれの部分においても高強度の成形品を製造する方
法を提供するものである。
発瀝レバ1戊 [問題点を解決するための手段] 上記問題点を解決するためになされた本発明は、強化用
長繊維の方向を揃えて配列した複合材料原料を型に入れ
、該繊維方向より圧力を加えて成形することにより該方
向に対して周辺方向に膨出する部分を有する繊維強化複
合材料成形品を製造する方法であり、その実施態様とし
て、該圧力を加える側と反対側の原型の端面の中央部分
に逃がし孔を設けること、該圧力を加える側の端面の中
央部分に逃がし孔を設けること、更に該成形品がネジ又
はボルトであることを特徴とする上記製造方法が示され
る。
複合材料原料とは母材を含浸した繊維あるいは繊維を含
んだ母材を指すが、これらの素材は軽量化の度合い等の
目的に応じて最適なものが選定される。母材としては、
例えば6−ナイロン、6゜6−ナイロン、12−ナイロ
ン、ポリカーボネート、ポリブチレンテレフタレート、
ポリエチレンテレフタレート、ポリフェニールサルフェ
ート等の熱可塑性合成樹脂、エポキシ樹脂、不飽和ポリ
エステル、フェノール樹脂等の熱硬化性合成樹脂、更に
、アルミニウム、銅、ニッケル等の各金属及びその合金
も適用することが可能である。また、強化繊維として、
樹脂母材に対しては、ガラス繊維、炭素繊維、アラミド
繊維等が、金属母材に対しては、炭化珪素繊維、炭素繊
維、ボロン繊維、アルミナ繊維等が使用され得る。
本発明の製造方法は短繊維についても適用可能であるが
、本発明の本来の効果を発揮するのは、長さが膨出部の
大きさ程度以上の長繊維を使用した場合であり、好まし
くは成形しようとするものの全長に亙る長繊維が望まし
い。
本発明の製造方法に係る繊維強化複合材料成形品は周辺
に膨出部を有する形状を成すものであるが、このような
膨出部は必ずしも全周に亙っである必要はなく、間欠的
に設けられているようなものでも上記製造方法の適用は
可能であり、本発明の効果を奏する。
[作用コ 第1図は本発明の成形方法を説明するために、成形時の
型と成形品の断面を示した模式図である。
周辺に膨出部1を有する成形品形状に対応する分割可能
な雌型3をまず製作し、その一方向に与圧用の孔5を、
その与圧用の孔5の反対側の端面7の中央部には逃がし
孔9を設ける。
複合材料原料11は、強化用の長繊維13が一方向に揃
うように配列され、母材15を含浸された後、その繊維
方向が与圧孔5と逃がし孔9の方向に一致するように型
3内に納められる。
与圧用の孔5からはポンチ17等により複合材料原料1
1の繊維方向に圧縮力を加える。この圧縮力により、複
合材料原料11が型3内に充満し、所定の形状の成形品
が得られるのであるが、本発明の方法によると、端面7
の中心部の逃がし孔9の存在により、その成形品の内部
における繊維の流れの状況は第2図(a)のようになる
。すなわち、周辺の長ia維13が膨出部1形状に沿っ
て、その内部にまで張り出すと同時に、成形品の中心部
においては長繊維13がたわむことなく成形品全長に亙
り真直に通り、ポンチ17の加圧ストロークの分だけ逃
がし孔9の方へ突出して突出部21を形成する。成形品
はこの突出部21を付けたままで使用することも可能で
あるが、用途によってはこの部分を切断して完成品形状
とする。
又、逃がし孔9はポンチ17の端面に設けられていても
よい。
[実施例コ 次に、本発明を実施例により更に詳細に説明するが、本
発明はその要旨を超えない限り、以下の実施例の記述に
限定されるものではない。
○実施例1 第1図に示すような割合型3を用い、ネジの成形を行っ
た。ネジはJ l5−B12O3に規定するメートル細
目ネジのMIOXl、25とし、逃がし孔9の径は4m
mとした。
強化繊維13として3000フイラメントの繊維のヤー
ンを用い、母材として12−ナイロンを用いた。炭素繊
維の中にナイロン粉末を入れ、ナイロンを240℃で加
熱溶融した後にこの繊維束を135本束ねてネジの谷の
径に相当する8、6mmのダイスで引き抜くことにより
、繊維と樹脂との体積比率が1:1の複合材料原料を作
成した。
この原料を長さ120mmに切断し、190℃に加熱さ
れた割金型3内に、!a維力方向ネジの軸方向と一致す
るようにして入れ、ポンチ17により約200 kgf
の圧縮荷重を加えた。成形されたネジ内部の繊維の流れ
は第2図(a)に示す通りである。
成形後、室温まで冷却し、金型3を分割して成形品を取
り出した。このネジ成形品にナツトを2つ取り付け、両
ナツトを引っ張ることにより成形品のネジ部の強度を測
定した。その結果、破断時の荷重は1700kgfであ
り、破断はネジ山が抜ける様な状態で生じた。
○実施例2 前記実施例1と同じ諸元のネジを、同じ原料を用い、逃
がし孔9を設けない金型3により成形した。この場合の
成形品内部の繊維の流れの状況は第2図(b)の通りで
あった。
このネジを上記と同じ方法で引張試験に供したところ、
その離断荷重は100100Oであり、破断の様式はネ
ジ山の剪断破壊であった。
○比較例 実施例と同じ原料を用いて径10mmの丸棒を成形し、
冷却後、同一諸元のネジをバイトで切り出した。その内
部の繊維の存在状況は第2図(c)の通りであり、長繊
維はネジの軸方向に真直に伸びているが、ネジ部では繊
維は切断されている。
このネジの引張強度は200 kgfと非常に弱く、破
断はネジ山の剪断破壊により発生した。
以上の通り、本発明の実施例により成形されたネジは、
第2図(a)、(b)に示すように長繊維13がネジ山
の内部に張り出し、そのためネジ部の引張強度は従来の
製造方法によるものと比較して極めて大きい。
なお、逃がし孔9の大きさは、小さ過ぎても大き過ぎて
も従来の逃がし孔がない場合と変わらなくなり、本発明
による繊維の周辺膨出部への張り出しの効果は得られな
い。実験によると、逃がし孔9の面積を端面7の面積の
10〜90%程度とすると有効であった。
光匪辺効末 本発明の繊維強化複合材料成形品の製造方法によれば、
複合材料原料に含まれる強化用繊維が切断されることな
く高強度の成形品が得られ、更に、特定位置に逃がし孔
を設けることにより、圧縮成形時に成形品中心部の長繊
維はたわむことなく真直に保持され、周辺部の長繊維は
周辺の膨出部の内部へ良好に張り出す。このようにして
得られる内部の繊維の流れにより、膨出部まで十分に繊
維により強化された成形品を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による成形方法を模式的に示す説明図、
第2図(a)及び第2図(b)は本発明による成形方法
を実施して得られたネジ成形品の内部の繊維の流れを示
す断面図、第2図(C)は従来の成形方法により得られ
たネジ成形品の内部の!S維の流れを示す断面図である
。 l・・・膨出部、   3・・・型、

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 強化用長繊維の方向を揃えて配列した複合材料原料
    を型に入れ、該繊維方向より圧力を加えて成形すること
    により該方向に対して周辺方向に膨出する部分を有する
    繊維強化複合材料成形品の製造方法。 2 該圧力を加える側と反対側の該型の端面の中央部分
    に逃がし孔を設ける特許請求の範囲第1項記載の繊維強
    化複合材料成形品の製造方法。 3 該圧力を加える側の端面の中央部分に逃がし孔を設
    ける特許請求の範囲第1項又は第2項記載の繊維強化複
    合材料成形品の製造方法。 4 該成形品がネジ又はボルトである特許請求の範囲第
    1項乃至第3項のいずれかに記載の繊維強化複合材料成
    形品の製造方法。
JP4948887A 1987-03-04 1987-03-04 繊維強化複合材料成形品の製造方法 Pending JPS63216716A (ja)

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