JPS63194100A - トンネル換気制御方法 - Google Patents

トンネル換気制御方法

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JPS63194100A
JPS63194100A JP2459187A JP2459187A JPS63194100A JP S63194100 A JPS63194100 A JP S63194100A JP 2459187 A JP2459187 A JP 2459187A JP 2459187 A JP2459187 A JP 2459187A JP S63194100 A JPS63194100 A JP S63194100A
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ventilation
ventilation air
tunnel
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は車両通行用トンネルの換気制御方式に係り、特
に自動車用トンネルに好適なトンネル換気制御方式に関
する。
〔従来の技術〕
従来のトンネル換気制御装置の制御方式においては、1
.計測した汚染濃度最高点により換気風量を決定するフ
ィードバック制御方式、2.汚染濃度やトンネル内への
流入交通量等の計測値に基づき交通・汚染・拡散・換気
等の数式モデルにより換気風量を艇定するフィードフォ
ワード制御方式、30時間によりあらかじめ換気風量を
設定しておくプログラム制御方式等が挙げられる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記従来技術はそれぞれ次の様な問題点を持つ。
1、トンネル内に設置した計測手段からの汚染濃度最高
点のみで換気風量を決定するため遅れが伴い、操作した
段階では既に汚染が進行した状況にある。そのため高風
量の運転傾向にあり、また。
急激な汚染悪化の場合には危険である。2.流入交通量
でトンネル内での汚染発生量を決定可能との考えに基づ
き、計測による汚染濃度や流入交通量からトンネル内を
走行する交通モデル、交通に伴う汚染発生モデル、汚染
拡散モデル、トンネル内換気モデル等によって汚染発生
量、風速や他の必要値を予測し換気風量を決定する方式
であるが、数式モデルによるものであることから誤差が
存在し、方法によっては危険である。また、予測値は不
確定であり信頼性にかける。特に突発的な現象には対応
不可能である。3.汚染濃度等の小変動や突発的現象を
含め、該定換気風量パターン以外の風量を必要とする場
合には全く対応できない。
上記特に1では汚染濃度には注目するもの以外の計測値
は全く評価していない。そのため、汚染濃度に対しては
充分であるが、流入交通量等の他の計測値も評価した場
合は不必要な風量であったり過不足であったりする。2
においては、基本的に流入交通量を基準とし換気風量を
求めるものであるが、現状では車の挙動や汚染発生量、
汚染拡散への影響等の不明な要素や複雑な要因の関係か
ら、トンネル内を数学的に明確には表現し得ない。その
ため、結果として適切ではない風量を導く可能性が大き
く、かつ、汚染濃度の点からは不充分である。3に到っ
ては汚染濃度や流入交通量等は全く評価していない、こ
れら従来技術に共通する問題点は、予測値または計測値
にかかわらず汚染濃度や流入交通量等の個々の値に対応
する換気風量を決定し、かつ、計測値を評価すべき要因
としてとらえ総合的にバランスを計り決定した風量、す
なわちトンネル内の状況に適応した風量を決定していな
い点にある。その結果、決定した換気風量での換気機運
転は非効率的で危険な運転となる。
また、、連続的な数値の一点を単的に評価しているため
、計測値の変動に対応して帰還発振やハンチングを誘発
し不経済なN@を行う。
本発明の目的は、入力される計測値からトンネル内の状
況を総合的に判断することにより最適な換気風量を決定
し、経済的かつ安全な運転を行うトンネル換気制御方式
を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的は以下の技術手段により達成される。
処理工程は次の風量決定工程と関連テーブル書き換え工
程より成る。換気制御装置に入力される計測値または計
測値の必要とする変化傾向値を連続的な値としてではな
く離散的状態として定義し、その状態への該当強度を求
められる関数を定義する。かつ、計測値及びその変化傾
向値の定義した離散的状態の組合せとその組合せに対応
ず・る換気風量の度合あるいは増減度合との関連テーブ
ルを定義する。換気制御装置に入力された計測値とその
値からの必要な変化傾向値の計算値から、各離散的状態
への該当強度を定義関数より算出し変換する8次に、°
関連テーブル中の離散的状態の組合せに該当強度を対応
させ該当強度の組合せとし、それらの任意の合意によっ
て換規風量度合もしくは換気風量増減度合を決定する。
決定した度合とあらかじめ定義した実風量への変換テー
ブルまたは関数により換気風量を求める。全ての関連テ
ーブル中の組合せに関して度合と換気風量を求めたのち
、それらの換規風量度合あるいは増減度合と換気風量を
もって任意の合意により唯一の換気風量を決定し実操作
する。上記の換気風量決定工程により決定した風量で運
転し、次の風量決定周期の際、その時点での計測値ある
いは計測値の変化傾向値を離散的状態への該当強度によ
り評価し、汚染濃度のレベルが不充分である場合は関連
テーブルの換規風量度合もしくは増減度合を書き換える
。以上の工程による、計測値からの必要な変化傾向値の
算出、計測値あるいはその変化傾向値の離散的状態への
変換処理、関連テーブルに表現された離散的状態の組合
せとその組合せに対応する換規風量度合あるいは増減度
合による実風量の決定処理、任意の合意に基づく唯一の
換気風量決定処理、及び、実操作後の汚染濃度評価によ
る関連テーブルの書き換えは、if条件then実行の
組より成るルールとして記述しルール型ソフトウェア上
に構築する。
〔作用〕
上記の動作は以下の通りである。換気制御装置へ入力さ
れた汚染濃度等の計測値はルールの条件部において参照
可能な対象データ上に設定される。
設定後、必要な変化傾向値はルールの条件部で計測値を
保持する対象データを参照し、実行部において前回計測
値等からの変化傾向値を求め対象データへ設定する。次
のルール実行では、計測値あるいは変化傾向値の対象デ
ータを参照し、実行部では各離散的状態への該当強度が
求められる。具体的には、大きい、小さい等の不定量的
表現を持つ離散的状態として横軸に具体的数値、縦軸に
0.0から1.0の実数値を取った関数を重複を許して
定義しておく。この関数によって計測値またはその変化
傾向値は不定量的表現を持つ離散的状態への該当強度と
して変換される。汚染濃度に関しては、最低許容値以上
で経済性と安全性の点から妥当と考える基準値を設定、
その値からのずれ量と前回計測値等からの変化量を用い
て離散的状態に表現する。すなわち、汚染濃度はルール
実行によりずれ量の負方向に大、はとんどずれていない
、正方向に大、変化量の減少大、はとんど不変。
増加大等の不定量的表現を持つ離散的状態とその該当強
度として対象データ上に表現される。他の計測値例えば
流入交通量に関しても同様のルール実行により、前回計
測値等からの変化量を求め定義した関数によって離散的
状態とその該当強度により対象データ上に表現される。
これら各々の計測値の不定量的表現を持つ離散的状態と
該当強度は全ての処理について一対として扱われる。換
気風量を導くためには、これらの離散的状態と換規風量
度合もしくは換気風量増減度合の組合せによる関連テー
ブルを準備しておく1例えば、汚染濃度と流入交通量が
計測値として入力され、汚染が悪化し、かつ流入交通量
も増加している場合は換気風量を増加しなければならな
いと考えるはずである。この場合の一例は各離散点状態
と換規風量度合あるいは増減度合により次の様に記述で
きる。
汚染濃度の基準値とのずれ量が負方向に大、変化量が減
少大、流入交通量が増加大であれば換規風量度合あるい
は増減度合は増加といったものになる。このような組合
せとして関連テーブル上に表現したものは、各離散的状
態を条件部に記述し換規風量度合または増減度合を実行
部に持つ規則としてルール上に表現し、これらのルール
実行により換規風量度合または増減度合が決定される。
この決定は以下の動作による。ルールの条件に記述した
離散的状態はその該当強度を参照し、実行部においてそ
れら強度の任意の合意、例えば、最小の強度を逍択する
等をもって換規風量度合または増減度合と見なす、こ°
の度合と前もって定義した換規風量度合または増減度合
の増加、減少等からの実風量への変換テーブルあるいは
関数により操作可能な実風量を導き、対象データに設定
する。
全ての関連テーブルに対応するルールに関しても同様に
実行し換規風量度合または増減度合の増加等に対する実
数値と実風量を導く。上記終了後、導いた度合と実風量
をもって平均を取る等の任意の合意を計り、最終的に唯
一の換気風量を決定するルールを実行する。換規風量度
合からの風量であれば直接換気風量とし、換気風量増減
度合の場合は風量に加算し新規の換気風量とし換気機を
操作する。以上が換気風量決定の動作である。この動作
に関連テーブルの書き換えが付随する。汚染濃度の計測
値を評価し、例えば、ずれ量の各離散的状態の該当強度
を比較し、負方向に大または正方向に大の強度が大きい
場合は、前回動作時の関連テーブルに対応する実行ルー
ルのうち、任意の合意により求めた換規風量度合あるい
は増減度合が最も高いものを選択しそのルールの度合を
ずれ量ノ負方向に大、正方向に大の状態が収まる方向に
なるよう変更、つまり関連テーブルを書き換える。
以上の動作により決定された換気風量は、汚染濃度等の
計測値あるいはその変化傾向値を離散的状態として考慮
し、それらの任意の合意をもって評価かつ決定したもの
であることから、トンネル内の前回、現在9次回動作時
の状況に対して適切な風量となる0例えば、汚染濃度が
同一値でも流入交通量が前回から増加傾向と減少傾向の
場合には全く異なる換気風量が必要である。また、関連
テーブルに表現されるような考えられる全てのトンネル
内状況について評価しなければならない。
本発明は、計測値またはその変化傾向値を離散的状態に
変換し、それらの該当強度の合意によりある状況に対す
る換規風量度合または増減度合と実風量を求め、かつ、
その全てのトンネル内状況の判断結果である度合と実風
量による任意の合意に基づき最終的に換気風量を求めて
いる。そのため。
計測値またはその変化傾向値の離散的状態及びトンネル
内状況を総合的に判断した最適な風量であり、状況に対
応した経済的かつ安全な換気機の運転を制御することが
可能である。同時に、汚染濃度に追従するような連続的
数値の具体的一点に注目し正確な判断を行うことに起因
する帰還発振やハンチングといった現象を排除できる。
従来、予測が困廻であり換気風量決定のネックの原因で
あった突発的な流入交通量や汚染濃度の変動にも、状況
を見極めた適切な風量を柔軟に決定、効率的かつ俊敏に
対応し安全を確保できる。また、本発明は決定換気風量
での運転後に汚染濃度を評価し、関連テーブルを書き換
えることから、トンネルに適合するよう関連テーブルつ
まりルールを自動的に修正でき、トンネルの特性に充分
あった風量を導くことが可能となる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例について図面を引用し説明する
。第1図に本実施例における全体構成を示す、汚染濃度
計測用の煤霧透過率計測計1.流入交通量計測用のトラ
フィックカウンター2の2つの計測手段からの計測値を
入力とし処理を行う換気制御装置3とその出力によって
運転を行う換気機として集塵機から構成される。煤霧透
過率計測計は任意時刻のトンネル内透過率を百分率によ
って示すもので、全く清浄な値が100%、最低許容値
は40%とする。トラフィックカウンター2はトンネル
内へ流入する車の台数をカウントするものであり、本実
施例では5分間の流入交通量を計測する。但し、本例で
は一方交通である。以下の説明における任意の時刻間で
は、流入交通量中の大型車混入率、走行速度、風向及び
風速等は一定とする。当然これらの計測手段を有する場
合は考慮する。実施例においては5分毎に第1図1゜2
からの計測値を入力し、処理を行い換気風量を決定、換
気機を操作している。換気制御装置3は電子計算機等の
データ処理装置と装置上に構成されたルール型ソフトウ
ェアから成る。第2図にルール型ソフトウェアの構成を
示す、推論機構1は実行制御機構であり、本例ではif
条件then実行の形式で記述されたルールのif部(
条件部)と対象データを照合しthen部(実行部)を
処理する前進型推論を備える。規則群2は関連テーブル
の内容や他に伴う処理をルール上に表現した規則の集ま
り、対象データ群3は計測値等を表現したデータの集ま
り、手続き群4は計測値を対象データに設定す゛る。処
理結果である換気風量に基づき換気機を操作する。不定
量的表現を表す各離散的状態の関数を定義する等の手続
きの実体の集まりである。第3図は実施例のルール型ソ
フトウェアの対象データ表現形式を示す、対象データ名
称は対象を表現する個別名称、*データ以下は対象の持
つ属性や項目とその値をスロット名称とスロット値と呼
ぶ組により表現する部分、*手続き以下はその対象デー
タの使用できる手続き名称宣言部である。第4図にルー
ルの表現形式を示す。
if部には対象データに対応する形式によって条件を記
述し、t、hen部に条件が全て満足された場合の伝達
作用を記述する。以上の構成に基づき、動作を説明する
今、任意時刻の計測値が、煤霧透過率45.0%、流入
交通量50台15分であり、5分前の前回値が各々50
.0%、20台75分であり、集塵機の換気風量が10
0 、0 m g/ sとする。前回値等は前回処理に
よって対象データ内に保持される。まず、計測手段から
の計測値は対象データへ設定する手続きを実行した後、
各計測値のずれ量や変化量等の必要値を算出する。第5
図は流入交通量に関する変化量を求める規則をルール化
したもの、第6図は上述の値による第5図のルール実行
後の流入交通量に関する対象データである。
第5図のルールは、流入交通量の今回交通量スロットの
値が−lでなければ変化量スロットに今回交通量と前回
交通量の差を設定し、その後再初期化を行っている。第
6図に示すように流入交通量に関する対象データは変化
量と今回及び前回交通量の項目により表現する。煤霧透
過率に関しても第5図のルールと同様のルールにより、
前回値からの変化量と基準値からのずれ量を求める。第
7図はそれらを汚染濃度として表現した算出後の対象デ
ータである。汚染濃度の変化量やずれ量、流入交通量の
変化量を算出後、これらの値を各不定量的表現を持つ離
散的状態に変換する。この変換は次の方法による。第8
図は汚染濃度つまり煤霧透過率の変化量の減少大という
離散的状fmを表現した対象データである。本例におい
ては各離散的状態を状態スロットと強度スロットの組に
よって表現する。*手続き以下に宣言しているのはその
離散的状態を関数として定義している手続き名称である
。これにより具体的な変化量から離散的状態への該当強
度が求められ1強度スロットに設定される。第9図は煤
霧透過率変化量の減少大という離散的状態を示す関数を
グラフ化したものであり、例えば変化量−8,0%は第
8図の手続き実行により該当強度0.8.−15.0%
は1.0゜5.0%は0.0のように読み取る。第10
図に煤鱈透過率変化量の減少大なる離散的状態への変換
ルールを示す、このルールは、煤霧透過率変化1と名づ
けだ対象データの状態スロットが減少大の場合に汚染濃
度の対象データを参照し変化量スロット値つまり変化量
の具体数値を変数に代入、実行部においてその値を手続
き煤霧透過率変化減少大に渡し該当強度を計り、離散的
状態に変換する。
同様のルールにより定義した全ての離散的状態へ変換す
る。第11.12.13図に煤霧透過率の変化量、ずれ
量、流入交通量の変化量の変例における全ての離散的状
態をグラフ化して示す、第11図は煤霧透過率変化量の
離散的状態を、左側から順に減少大、はとんど不変、増
加大として、第12図はずれ量をマイナス方向に大、は
とんど不変、プラス方向に大として表わしている。第1
3図は流入交通量の変化量における離散的状態に、同様
に減少大、はとんど不変、増加大として対応する。第6
図の流入交通量に関する対象データ、第7図の汚染濃度
に関する対象データは、第10図と同様の変換ルールに
より参照され、第11.12.13図の各々関数を定義
した手続きにより、全ての離散的状態への該当強度を計
り変換する。第14図は第10図のルール実行後の対象
データ煤霧透過率変化1である。前述の計測値による各
離散的状態への変換による該当強度は、煤霧透過率の変
化量に関して減少大0.5、はとんど不変0.33.増
加大0.0、ずれ量においてはマイナス方向大0.5、
はとんどずれていない0.33.プラス方向大0.0.
流入交通量の変化量では増加大0.6、はとんど不変0
.25、減少大0.0となり、第14図と同様の対象デ
ータに設定する。第15.16図に具体例を示す。これ
らの離散的状態によってトンネル内の状況を表わし、そ
の場合の換規風量度合もしくは換気風量増減度合に関す
る関連テーブルを作成する。第17図は換気風量増減度
合についての本例における関連テーブルである。これは
、ずれ量がマイナス方向に大、流入交通量の変化量が増
加大の場合は換気風量の増減は増加というように読む。
傾線部分は参照しない。また、同一番号は同じものを表
す。
これに各離散的状態の該当強度を対応させ、任意の合意
の下に増減度合を決定する。実施例においては、関連テ
ーブルに表わされた離散的状態の組合せに該当強度を対
応させ、その中で最小の強度を換気風量増減度合に対応
させるという合意に基づく。この強度と実風量へ変換す
る関数により増減する換気風量を導く。上記の関連テー
ブルの内容と処理を実行するルールの−っを第18図に
示す。このルールは、煤霧透過率ずれ1の状態がマイナ
ス方向に大、流入交通量変化1の状態が増加大の場合、
それらの強度と対象データ操作量1の換気風量スロット
値を変数に代入、強度を持った変数のうち最小のものを
度合スロットに設定、その度合と換気風量スロットに設
定されている実風量変換への関数を定義した手続きによ
り換気風量を算出している。第19図にルール実行後の
対象データ操作量1を、第20図に実風量変換への全て
の関数をグラフ化して示す、第19図は第15゜16図
の対象データの強度から度合が設定される。
換気風量スロット値はそのルールの使用する手続き名を
所持している。第20図の関数は左側から順に減少、や
や減少、不変、やや増加、増加に対応する。第18図及
び第19図の手続き風量増加では、設定した度合と増加
を表す関数の交点の平均を換気風量として求めている。
これは特に平均である必要はない、第18図と同様のル
ールにより関連テーブルを表わすもの全てを実行し1度
合と操作する換気風量を求める。実行後の結果と前述の
離散的状態の該当強度を関連テーブルに表現すると第2
1図となる。これらは、第19図と同様の操作量に関す
る対象データの度合及び増減風量スロットに設定される
。このようにして求めた換気風量増減度合と換気風量に
よって最終的に唯一の換気風量を決定する。実施例にお
ける決定は次の合意によって、得られる。関連テーブル
上に表現されているように決定した度合と換気風量の中
で最も高い度合のものを選択し、その度合による換気風
量を最終的な風量とする。つまり、度合の最も高いもの
がトンネル内の状況によく適合すると判断しその換気風
量を選択するものである。もちろん、平均を取る等の他
の合意手段であってもよい1本例においては、第18図
のルールと第19図の対象データが選択される。上記合
意手段によって決定した換気風量増減度合による換気風
量は、操作する増減風量として実運転風量に加算され新
たな風量として換気機を運転する。
以上によって決定した換気風量で運転後1次の決定処理
の際は上記処理に付随し、汚染濃度を許価し関連テーブ
ルを書き換える処理を行う。計測値から第14図等の各
離散的状態への変換後、流入交通量の変化の各離散的状
態への該当強度を比較し、はとんど不変の該当強度が最
も大きい場合。
煤霧透過率のずれの離散的状態への該当強度を評価し、
関連テーブルを書き換える。本実施例による評価は次に
よる。マイナス方向に大あるいはプラス方向に大の該当
強度がほとんど不変の該当強度の3倍以上であれば、関
連テーブルを書き換える。関連テーブル書き換えは、前
回処理の際に選択した換気風量増減をずれのほとんど不
変の状態に収まる方向に変更する。例えば、それまでは
増加としていたが、ずれがマイナス方向に大になった際
は風量が大きいと判断し、やや増加と変更する。この実
施例を第22図にルールとして表わす。
前回の処理においては第18図のルールと第19図の対
象データを選択した。第19図の対象データ操作量1の
換気風量スロットには第18図のルールの手続き名を設
定している。第22図は、操作量に関する対象データの
中で前回に最も高い度合を持つものを選択し、その換気
風量スロット値が風量増加であればやや増加にせよとい
うものである。他の書き換えを生ずるケースも同様のル
ールにより実行される。第23図は書き換え後の対象デ
ータ操作量lである。次のステップでその時点における
風量決定の処理を行い、以後は上記の全ての処理を繰り
返し換気風量を決定する。
本実施例においては、個別の対象を項目と項目値の組に
よって個々の対象データに表現し、処理をif条件th
an実行のルール形式で表現するルール型ソフトウェア
を用いて構築している。全ての対象データ及びルールは
、各々独立で1つにまとまり役割を持っている。そのた
め、トンネルの仕様変更に伴う計測手段や換気機の変更
、あるいは、他のトンネルに対する適用の場合は、対象
データ及びルールを個々に修正、追加する等の作業で対
応でき、簡便かつ容易に構築できる効果がある。
〔発明の効果〕
本発明によれば、汚染濃度や流入交通量、風向。
風速といった計測値またはそれらの変化傾向値を離散的
状態に変換し、その組合せによってトンネル内の状況を
表わして判断した結果による換気風量であることから、
トンネル内状況に応じた適切な風量を得ることが可能で
ある。また、単的な数値ではなく状況に対する風量であ
ることから、帰還発振やハンチングを起こさず無駄な運
転を行わない、汚染面、特に突発的変動を伴う場合には
、他の状態も評価した状況に見合った風量を柔軟に決定
できる。さらに、実操作後の汚染濃度を評価し、風量の
度合を自動的に変更することから、トンネルの特性に対
応した風量を決定できるようになる。
以上の点から、本発明は経済的な面から省エネルギー、
安全性の面から汚染の悪化を防止し得る効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の全体構成図、第2図は第1
図3におけるルール型ソフトウェア構成例を示す図、第
3図は対象データ形式を示す図、第4図はルール形式を
示す図、第5図は流入交通量の変化量設定ルールを示す
図、第6〜8図は流入交通量、汚染濃度、煤霧透過率変
化減少大の対象データを示す図、第9図は煤霧透過率変
化減少大の関数のグラフ例を示す図、第10図は煤霧透
過率減少大への変換ルールを示す図、第11〜13図は
本例中の全ての離散的状態を示すグラフ、第14〜16
図は離散的状態の対象データを示す図、第17図は関連
テーブル、第18.19図は換気風量及び増減度合決定
ルール及び対象データを示す図、第20図は換気風量の
増減を示すグラフ、第21図は実行後の関連テーブル、
第22゜23図は書き換えルール例と書き換え後の対象
データを示す図である。 臀 臓 第3rm スロ・J卜ん何A スロ市トA直ん 葛4を回 (會す4にテーク、ち崖イーL スロイトメー力ン戴 
ブーテコが4) スロ、)A1→ヒ(ナヤ禾テピタ)&
ネ不/L  ケ綬屯ξ (スローレオネル スロへ上4
夏八〇高ター!l 第2回 (後入交1L−t vJZ図 垢、!rl121 名デ図 ′″l′″”        −J−111hll  
       *fρ(2つ〕璃/σ回 一/−0σ    −f、d      タσ    
すtρ    す/り、q汗)′″/a″−jρ   
  ′°′      好ρ  :1.″け力(ρ)第
1引目 第1を図 ガ棄司1選A邑ギf起マA九入ずμじ(〉〒)76回 ン 々−5770g] 墳5ノr回 % t q図 第21図 不22回 第23回

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、トンネル内の汚染濃度を計測する手段と、該手段に
    よる計測値を入力として換気風量を決定する手段と、換
    気風量を変更する手段とを持つトンネル換気制御装置に
    おいて、上記計測値もしくは該計測値のうちすくなくと
    も一方の変化傾向値をあらかじめ定義した離散的状態へ
    の該当強度に重複を許した形で変換し、該離散的状態と
    換気風量度合もしくは換気風量増減度合とを関連づける
    ようにあらかじめ準備した関連テーブルから換気風量度
    合もしくは換気風量増減度合の候補を選択し、離散的状
    態への該当強度およびあらかじめ準備した換気風量度合
    もしくは換気風量増減度合と実操作可能な換気風量に変
    換するテーブルもしくは関数から設定すべき換気風量に
    変換処理決定することを特徴とするトンネル換気制御方
    式。 2、上記トンネル内の風向・風速、トンネル外の風向・
    風速、トンネルへの流入交通量のうち少なくとも1個の
    計測値と上記汚染濃度の計測値とを用いて、換気風量を
    決定することを特徴とする第1項のトンネル換気制御方
    式。 3、上記計測値からの離散的状態への変換処理、離散的
    状態と換規風量度合もしくは換気風量増減度合との関連
    テーブルの作成処理、選択した換気風量度合もしくは換
    気風量増減度合から、設定すべき換気風量への変換処理
    の少くとも1個の処理記述をルール型ソフトウェアで行
    なうことを特徴とする第1項のトンネル換気制御方式。 4、実操作後の汚染濃度を評価し、これに基づいて、上
    記関連テーブルを書きかえることを特徴とする第1項の
    トンネル換気制御方式。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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