JPS6319085Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はゲートボール用ステイツクに関するも
ので、シヤフトをカーボン素材で構成するととも
に、シヤフトとヘツド部を着脱自在とし、携帯に
便利に構成したことを特徴とするものである。

従来、提供されているゲートボール用ステイツ
クはシヤフトとヘツド部が一体に構成されてい
る。

したがつてＴ字状に構成されて嵩張り、取り扱
いが面倒であり、それを収納して携帯するバツグ
も大きくなる等の欠点があつた。

本考案は上記欠点を除去するため、ステイツと
シヤフトを着脱自在としたものである。

さらに本考案ではシヤフトとして軽量かつ耐久
性を有するカーボン素材が使用される。しかしな
がら、カーボン素材からなるシヤフトに比較的重
量を有するヘツド部を着脱自在かつ強固に取付け
ることは困難である。

すなわち、カーボンは接着及び穴あけ等をきら
うものであり、着脱金具を完全に固定することが
困難である。

本考案は上記のごとき欠点を除去してなるもの
である。

以下に本考案の一実施例を図面について詳細に
説明する。

ゲートボール用ステイツクは第１図示のごと
く、シヤフト１とヘツド２で構成されている。本
考案ではシヤフト１は中空のカーボンシヤフトで
構成される。

また、ヘツド２は特殊強化木等で構成されてい
る。

本考案では上記シヤフト１の少くとも先端内部
に木材４が嵌合固定される。

図面実施例の場合、上記シヤフト１の先端内部
に雌ネジ３を構成し、該雌ネジ３部に治具を利用
して木材４を螺合している。もつともシヤフト１
の内部全体に木材を設けてもよい。すなわち、軽
量木材等にカーボン繊維を巻回し、そのまま熱処
理を施したものでもよい。

しかしながらその場合には重量の点で難点があ
り、カーボンシヤフトの特性が失われる欠点があ
る。

つぎに、上記木材４の先端面から棒スクリユー
５の略々半分が治具を利用して螺合させられる。

上記棒スクリユー５は図面に示すごとく、木材
４側をいわゆる木ネジ５ａとし、残る半分を通常
のボルトスクリユー５ｂに構成してある。

そして、木材４内には木ネジ５ａ部分が螺合に
より埋設される。

つぎに、上記棒スクリユー５のボルトスクリユ
ー５ｂ部分と螺合するネジ穴６ａを有するキヤツ
プ６が先端から螺合及び契合させられる。

該螺合及び契合は治具によりキヤツプ６を回転
させることにより容易に行うことができる。

他方、ヘツド２側には上記キヤツプ６部分が適
合する凹孔７と、該凹孔７の底部には上記棒スク
リユー５のボルトスクリユー５ｂ部分が螺合する
雌ネジ金具８が治具を利用してねじ込みにより埋
設される。すなわち、予め雌ネジ金具８の外側面
には雄ネジ８ａが構成されている。

上記構成の本考案はシヤフト１について述べれ
ばシヤフト１の先端内部に木材４が螺合され、さ
らに木材４の先端面から棒スクリユー５の木ネジ
５ａ部分が螺合させられるため、木材４がシヤフ
ト１の内部にさらに圧着状態となり、棒スクリユ
ー５がシヤフト１に一体かつ強固に固定され、さ
らにキヤツプ６によりヘツド２との着脱時にもシ
ヤフト１の先端外側面が保護されるものである。

また、ヘツド２について述べれば、上記キヤツ
プ６部分が適合する凹孔７と、該凹孔底部に棒ス
クリユー５のボルトスクリユー５ｂ部分が螺合す
る雌ネジ金具８がねじ込みにより埋設されている
ため、ぶれの生じない完全連結が可能となるもの
である。

上記のごとく、本考案はシヤフトをカーボン素
材とし、しかもシヤフトとヘツドを着脱自在とし
たものであり、軽量かつ耐久性を有し、しかも携
帯に便利なゲートボール用ステイツクを提供でき
るものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の一実施例を示すもので、第１図
は分解斜視図、第２図は連結部分の断面図であ
る。 １……シヤフト、２……ヘツド、４……木材、
５……棒スクリユー、６……キヤツプ、６ａ……
ネジ穴、７……凹孔、８……雌ネジ金具。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 中空のカーボンシヤフトの少くとも先端内部に
   は木材が嵌合固定され、該木材の先端面から棒ス
   クリユーの略々半分が螺合され、さらに先端から
   上記棒スクリユーと螺合するネジ穴を有するキヤ
   ツプが螺合及び契合され、ヘツド側には上記キヤ
   ツプ部分が適合する凹孔と、該凹孔底部に上記棒
   スクリユー先端が螺合する雌ネジ金具がねじ込み
   により埋設されて成ることを特徴とするゲートボ
   ール用ステイツク。