JPS6318799A - 無指向性水中超音波トランスジユ−サ - Google Patents

無指向性水中超音波トランスジユ−サ

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JPS6318799A
JPS6318799A JP16226486A JP16226486A JPS6318799A JP S6318799 A JPS6318799 A JP S6318799A JP 16226486 A JP16226486 A JP 16226486A JP 16226486 A JP16226486 A JP 16226486A JP S6318799 A JPS6318799 A JP S6318799A
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JP
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transducer
acoustic radiation
piezoelectric transducer
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cylindrical
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Tadashi Konno
近野 正
Takeshi Inoue
武志 井上
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、広帯域で無指向性を有するハイパワー水中超
音波トランスジューサに関するものである。
(従来の技術) 従来、無指向性を有するトランスジューサとして、周知
の如く第4図に示すような径拡がり振動モード(ラジア
ルエクステンショナルモード)で動作する円筒状圧電セ
ラミックトランスジューサが広く用いられている。この
トランスジューサは、内外表面に銀あるいは金焼き付は
電極41.42が形成され、この電極41.42間に直
流高電界を加えて矢印に示す如く肉厚方向に放射状に分
極処理が施される。このトランスジューサは電気端子4
3.44から交流電圧を印加することにより、直径が一
様に伸縮する所謂径拡がり振動モードで中心軸0−0′
に関して二重矢印で示すように円筒の外表面から無指向
性の音響放射が行われる。
(発明が解決しようとする問題点) 従来の円筒状圧電セラミックトランスジューサは、中心
軸に対して無指向性の音響放射を行うことができるが、
以下のような問題点がある。第4図から明らかな如く、
従来のトランスジューサはすべて圧電セラミックスから
できている。圧電セラミックスは密度が約8.OX 1
03kg/m 3で、径拡がりモードに関係する音速が
3000〜3500m /seeであるため、固有音響
インピーダンス(密度と音速の積で定義される)が24
X106〜28X 10’MKSraylsと媒質であ
る水の固有音響インピーダンスの20倍近くあり極めて
大きい。このため水とトランスジューサとの間で音響イ
ンピーダンスのミスマツチングが生じ、得られる帯域幅
は15%からせいぜい30%と制限されたものになる。
従って例えばこれをソーナーシステムに用いた場合、狭
帯域特性のためにパルスの尾引きが長くなり距離分解能
が劣化するといった欠点があった。一般に、パルスの尾
引きの小さなコンパクトなパルス応答特性を得ようとす
ると広帯域のトランスジューサが必要不可欠なものとな
る0円筒状圧電セラミックトランスジューサにおいて、
広帯域化を達成するためには、単一共振型であるために
トランスジューサの機械インピーダンスを小さくするこ
と(これは音響放射面積当たりのトランスジューサの質
量を小さくすることに相当する)が必要であり、従来ト
ランスジューサの肉厚を薄くすることしか手段がなかっ
た。しかしながら、トランスジューサの肉厚を薄くする
と圧電セラミックスの加工が難かしくなるばかりか、機
械的強度が著しく劣化することにより、ハイパワー音響
放射が不可能になるといった問題があった。
本発明の目的は、広帯域で高効率の音響放射特性を有し
、かつハイパワー送波が可能な無指向性トランスジュー
サを実現することである。
(問題点を解決するための手段) 本発明に従ったトランスジューサの基本構成は、径拡が
り振動モードで動作する小口径の円筒状圧電変換子を、
註円筒状圧電振動子の径拡がり振動で駆動され、同じく
径拡がり振動モードで動作する外表面が音響放射面とな
っている大口径の円筒状放射体の中に、中心軸が一致す
るように収納し、かつ該小口径円筒状圧電変換子と該大
口径円筒状音響放射体を結合させる結合子からなる。
本発明のトランスジューサは全体として二つの共振モー
ド、即ち共振周波数の低い同相モード(該小口径円筒状
圧電変換子と該大口径円筒状音響放射体とが同相となっ
ているモード)と共振周波数の高い逆相モード(該小口
径円筒状圧電変換子と該大口径円筒状音響放射体とが逆
相となっている振動モード)が存在し、この二つの共振
モードの周波数間で、水中において強勢に音響放射が可
能な広帯域特性を有する無指向性超音波トランスジュー
サである。
(作用) 本発明に従って無指向性のハイパワー水中超音波トラン
スジューサの基本的な構成例を第1図に示す。第1図に
示した斜視図において、10は小口径の円筒状圧電変換
子、13は大口径の円筒状音響放射体、14は結合子で
ある。10の圧電変換子は内側に圧電セラミック円筒1
2と外側に金属もしくは繊維強化複合材料でできた円筒
11でできており、12と11は接着剤によって強固に
接着される。この圧電セラミック円筒12は、たとえば
上下面にそれぞれ電極を設けるか、あるいは内外周面に
それぞれ電極を設け、これらの電極でもって分極処理を
行うことにより圧電性を付与することができ、いずれも
横効果31モード径拡がり振動を強勢に励振することが
できる。また、縦効果33モードで径拡がり振動を強勢
に励振する場合には、周知の如く、圧電セラミック円筒
を円周に直角な面で放射状に分割し、分割してできた円
周に直角な面に電極を形成し、この電極でもって分極処
理を行い、然る後この電極で駆動することにより容易に
行うことができる。
円筒状圧電変換子10は、円筒12と11が一体となっ
て径拡がり振動を行うことが必要不可欠であり、またハ
イパワー動作を保証するために、圧電セラミック振動子
12に圧縮バイアス応力を常時加えた状態にしておくこ
とが望ましい、なぜなら、圧電セラミックは張力に対し
て脆く、張力に対する強度は圧力に対する強度の数分の
1であるため、径拡がり振動モードにおいて、円筒12
が一様に拡がった場合、破壊を防ぐことができるからで
ある。このため、本発明に基づくトランスジューサの圧
電振動子10において以下のような対策が講じられてい
る。即ち、金属あるいは繊維強化複合材料でできた円筒
は、圧電セラミック円筒に比べて1桁以上熱膨張係数が
大きく、これを利用して60℃〜200℃の温度下にお
いて、円筒11の内側接着面に接着剤を塗布して、圧電
セラミック円筒12に接着する。これにより通常の、動
作温度では常に圧電セラミック円筒12に圧縮バイアス
応力の加わった状態となり、従来の圧電セラミックトラ
ンスジューサに比べて遥かに大振幅駆動を行うことがで
きる。
また、円筒状音響放射体13は、水との広帯域整合を容
易にするために軽量であること、さらには変換子10と
同程度の共振周波数で一様な径拡がり振動を行い、かつ
大口径円筒として実現させるため、剛性の大きな繊維強
化複合材料、または1合金、Mg合金等の軽金属合金あ
るいは軽金属合金の上に繊維強化複合材料を複合化した
ものなどが望ましい。^Q合金やれ合金では径振動モー
ドに関する音速が約5000m /seeあり、圧電セ
ラミックスの音速の約1.6倍あるため、単純に同一周
波数の円筒で比較して、AQ金合金M[合金製円筒の直
径は圧電セラミックス円筒の直径の約1.6倍となる。
円周方向に繊維の配されたグラスファイバー強化複合材
料(G−Fl?P)はへ駐合金の1.5倍〜2倍程度の
径振動モードに関する音速が得られることから、これら
の材料が放射体13に好適であると言える。一方、圧電
変換子10において、変換子10の質量の大部分は密度
の大きな圧電セラミックス12が占有しているため、円
筒11に1合金のような高い音速を有する材料を配した
としても、圧電セラミックスの音速が支配的となる。以
上述べたように、軽量で高剛性を有する材料で放射体1
3を実現した場合には、変換子10と音響放射体13の
大きな音速差により、結合子14が両回筒内に入る余地
が生まれてくるわけである。
結合子14は、高強度の金属材料たとえばAQ会金、口
合金、Ti合金、スチール合金あるいは繊維強化複合材
料が望ましい。また、11,14.13部は一体もので
構成゛することも可能であることは言うまでもない。
次に、本発明のトランスジューサの動作原理について説
明する。前述の如く、本発明に基づくトランスジューサ
は、二つの振動モード、即ち、同相モードと逆相モード
が存在する。同相モードは変換子11が径方向に拡がっ
たときに、音響放射体13が同じく径方向に拡がる振動
モードあるいは、変換子11が径方向に一様に縮んだと
き、音響放射体13も同じく径方向に一様に縮む振動モ
ードでありこのとき結合子14は並進変位するだけで、
はとんど変形が生じない。逆相モードは、変換子10が
径方向に一様に拡がったとき、音響放射体13が逆に径
方向に一様に縮む振動モードであり、このとき結合子1
4は圧縮され、また変換子10が径方向に一様に収縮し
たとき音響放射体13が逆に一様に拡がる振動モードで
あり、このとき結合子14は引張される。同相モードに
比べて逆相モードは結合子14に変形が生じ、結合子1
3のスチフネスの分だけ共振周波数が高くなる。即ち、
本発明のトランスジューサでは、共振周波数の互いに異
なる独立な二つの共振モード、同相モードと逆相モード
が存在する。
本発明に基づくトランスジューサの等価回路は、第2図
に示す集中定数近似等価回路で表すことができる。第2
図から明らかな如く1本発明に基づくトランスジューサ
は従来の単一共振型l・ランスジューサと全く異り、水
を音響負荷とする帯域通過形フィルタとなっていること
がわかる。第2図において、cdは制動容量、−Cdは
周知の如く縦効果のセラミック振動子を用いたときに現
われてくるもので、横効果の振動子では−Cdは現われ
てこない、Aは力係数、m l+clはそれぞれ円筒状
圧電変換子10の等価質量、等価コンプライアンス、m
2.c2はそれぞれ音響放射体13の等価質量、等価コ
ンプライアンス、C,は結合子のコンプライアンス、ま
たS、は音響放射断面積、Z、は音響系における水の音
響放射インピーダンスである。
本トランスジューサにおいて、結合子14をはさんで圧
電変換子10と音響放射体13の等価質量と共振周波数
がそれぞれ等しいトランスジューサ(ml・m 2tC
I・c2)は勿論のこと、非対称動作パラメータ法ある
いは変成器フィルタ理論を駆使して等価質量と共振周波
数を異ならしめた非対称な水中超音波トランスジューサ
(m 1≠m2.c1≠c2)が構成可能なことは言う
までもない。
(実 方& 0号 1  ) 本発明に基づくトランスジューサの一実施例を第1図に
示す。第10において、12は肉厚方向に放射状に分極
処理が施された圧電セラミック円筒で内外周面にそれぞ
れ銀焼き付は電極が形成されている。また11はA2合
金でできた円筒で温度150℃においてエポキシ系接着
剤を介して、前記のような方法に従って強固に接着され
ている。
従って常温では常に圧電セラミックスに圧縮バイアス応
力が加わった状態となる。 14は結合子、13は円筒
状音響放射体であり、11.14.13部は同一のA2
合金製で一体化されている。
本実施例のトランスジューサは、圧電変換子10と音響
放射体13の等価質量及び共振周波は全く同一となるよ
うに設計された( m l=m 2.C1=C2)。こ
のトランスジューサは、周知の水密技術、即ちトランス
ジューサ長手方向の両端面において、音響的デカップリ
ング材であるキルクゴムを介してAQ合金製円板で蓋を
し、さらにはネオブレンゴムでモールドすることにより
水密が保持されている。試作したトランスジューサの外
形寸法は高さ6CIm、直径10.7cmである。
本実施例のトランスジューサでは、同相モードと逆相モ
ードという二つの共振モードが存在し、この二つの共振
が利用できるため従来のトランスジューサに比べて著る
しい広帯域化がはかれること、A2合金のような高強度
の材料を使用していること等のため、中心周波数20k
Hzで比帯域幅60%以上、出力音圧レベル190dB
relμPa (aL 1 m )以上の広帯域ハイパ
ワー送波を極めて容易に行うことができ、また水との音
響整合性に優れているために効率の良いものとなってい
る。
(実施例2) 本発明に基づくトランスジューサの池の実施例を第3図
に示す。第3図において、圧電セラミック円筒11、A
Q合金製円筒12からなる変換子10、結合子14は実
施例1と同じである。音響放射体13部分を構成する円
筒31に、前記円筒12、結合子14と全く同じA2合
金を用い、12.14及び31部分は完全に一体化され
ている。本実施例において、音響放射体13を構成する
円筒32に中心軸方向及び円周方向ともに炭素繊維が配
された炭素繊維強化プラスチックス(C−FRP)でで
きている0円筒32は朱子織のC−FRPシートを有機
接着剤を介して、AQ合金製円筒31に巻きつけること
により実現できる。さらにA2合金円筒31とC−FR
P円筒との接着強度を増大させるため、音響放射体13
部分の円周方向に沿って、炭素繊維、ガラス繊維などの
強化繊維で強く巻くことも可能である(図示せず〉。
これは、ハイパワー送波レベルを向上させるのに有効で
ある0本トランスジューサにおいても、実施例1と同様
に、広帯域、高効率かつハイパワー送波3容易に達成し
うろことが可能である。
(発明の効果) 以上詳述した如く、本発明に従えば広帯域、高効率でバ
イパワ特性に優れた無指向性の水中超音波トランスジュ
ーサを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に基づく無指向性水中超音波トランスジ
ューサの実施例を示す図、第2図は第1図に示したトラ
ンスジューサの等価回路図。第3図は本発明に基づくト
ランスジューサの他の実施例を示す図。第4図は従来の
無指向性水中超音波トランスジューサを示す図。 図において、10は円筒状圧電変換子、13は円筒状音
響放射体、14は結合子、11,31.32は非圧電性
円筒、12は圧電セラミック円筒、41.42は電極、
43.44は電気端子。 オ 1 口 第3 口 オ 4 図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  円筒状圧電変換子が円筒状音響放射体の内部にそれぞ
    れの中心軸が一致するように収納されており、かつ該圧
    電変換子外周面から該音響放射体の内周面に達する結合
    子が径方向に放射状に配置されていることを特徴とする
    無指向性水中超音波トランスジューサ。
JP16226486A 1986-07-02 1986-07-09 無指向性水中超音波トランスジユ−サ Granted JPS6318799A (ja)

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JP16226486A JPS6318799A (ja) 1986-07-09 1986-07-09 無指向性水中超音波トランスジユ−サ
DE87305864T DE3787677T2 (de) 1986-07-02 1987-07-02 Ungerichteter Ultraschallwandler.
US07/069,057 US4823041A (en) 1986-07-02 1987-07-02 Non-directional ultrasonic transducer
EP87305864A EP0251797B1 (en) 1986-07-02 1987-07-02 Non-directional ultrasonic transducer

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JPS6318799A true JPS6318799A (ja) 1988-01-26
JPH0511714B2 JPH0511714B2 (ja) 1993-02-16

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