JPS63184181A - 光学文字認識装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 本発明は光学文字認識装置において、認識対象文字の位
置ずれや汚れ等による文字認識率の低下を改善するため
、スキャナと画像メモリと投影ヒストグラム作成部とヒ
ストグラム差分作成部と、差分辞書パターンとの照合部
とを備えることにより、読取り画像の投影ヒストグラム
の差分を求めて位置ずれや汚れ等の影響を排除し、差分
辞書パターンとのマツチングを行なって文字の位置決め
と認識を行なうものである。

〔産業上の利用分野〕

本発明は認識対象文字の位置ずれや汚れ等の影響を排除
した光学文字認識装置に関する。

光学文字認識装置においては、種々の文字・イメージを
混在して読取り、計算機入力に用いることが要求されて
いる。その中で例えば小切手や約束手形等の帳票の読取
りについては、本来Ｍ（ＣＲ（［気インク文字読取装置
）で読取っていたＭＩＣＲ用文字を磁気読取機構なしに
光学的に読取る必要が出てきた。例えば小切手や約束手
形等の帳票は、池数の人手を経て流通する紙片である為
、汚れ易いので、位置ずれや汚れに強い文字認識装置が
必要になる。

〔従来の技術〕

第５図に従来の光学文字読取装置の構成を示す。

光学系を通って受光・光電変換部１００に入った帳票画
像１０１は光電変換され、２値化部１０２を経て白ドツ
トまたは黒ドツトのいずれかに２値化され、画像メモリ
１０３に蓄積される。次に位置決め・切出し部１０４は
、画像メモリ１０３の内容を検索し文字位置を見つけ出
し、−文字の範囲を一文字分画像バッファ１０５に転送
する。認識部１０６は、−文字分画像バッファ１０５の
内容を対象に画素ドツトの集合として文字の認識処理を
行なうものであった。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら、上記従来の技術においては第１の問題点
として、帳票上の認識すべき文字に位置ずれが想定され
る場合、認識率が低下するので、大きな位置ずれに対応
しようとすると位置決めする際の画像メモリ上の検索範
囲を広くしなければならず、このことは検索面積を広く
することになり、従って大量の２値化した画素ドツトに
対する処理を行なうことになって、認識処理が遅くなる
という問題点があった。

さらに第２の問題点として、手形や小切手等の帳票では
多くの人手を経て流通するので汚れやすいという特徴が
あり、さらに偽造防止のために地紋が印刷されており、
これらの汚れや地紋が文字または文字の一部として読取
られる虞れがあり、多様な文字大きさを有する字体を認
識処理することを困難にし、文字の認識率を低下させる
という問題点となっていた。

本発明は上記問題点を解決するためになされたものであ
り、処理速度を落すことなく文字認識率を高めることが
できる光学文字認識装置を提供することを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

第１図は本発明の原理説明用のブロック図である。

本発明における上記目的を達成するための手段は、帳票
を光学的に読取るスキャナ１と、その読取った画像の画
素を２値化する２値化部２と、該２値化した画素を一方
向に累積し投影ヒストグラムを作成する投影ヒストグラ
ム作成部４と、前記投影ヒストグラムの隣接値間の差分
を求めるヒストグラム差分作成部８と、前記差分により
差分辞書パターンとのマツチングによって文字認識処理
を行なう照合部９とを備えて成ることを特徴とする光学
文字認識装置である。

〔作用〕

本発明は投影ヒストグラム部４によって２次元空間の帳
票画像が投影ヒストグラム値即ち１次元の配列データに
圧縮されて、その圧縮されたデータによって文字認識処
理が行なわれるので処理時間は高速化し易くなる。また
投影ヒストグラムの隣接値間の差分を求めて認識処理を
行なうことにより地紋や汚れが相殺され、その差分パタ
ーンは文字固有のパターンに近づけることができる。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。

第２図は本発明の一実施例を示すブロック図である。ま
ずその構成を説明する。１は、小切手や手形等の帳票を
光学的に読み取るスキャナであるところの受光・光電変
換部である。光電変換された画像信号は２値化部２へ入
力され、白または黒の画素に識別されて画像メモリ３へ
蓄積される。

投影ヒストグラム作成部４は画像メモリ３の画素データ
を読み出し一方向即ち原画像５の文字高方向に黒画素を
累積し、これを読取方向に連続して求めて投影ヒストグ
ラム６を得る。このヒストグラム６の値により認識部７
にて文字認識処理が為される。認識部７は後記するヒス
トグラム差分作成部８と照合部９とから構成され、ヒス
トグラム差分作成部８によって上記ヒストグラム６の隣
接値間の差分１０が求められ、照合部９によってその差
分１０の信号有の点からの差分パターンが差分辞書１１
の差分パターンと逐次比較照合され、両者のマツチング
により位置決め切出しとともに文字認識処理とが並行し
て行なわれる。上記構成における受光・光電変換部１に
おいて文字高方向に走査を行なうことなどによって画像
メモリ３は省略しても良く、２値化部２からの画素信号
で直接投影ヒストグラムを作成することもできる。

第３図はヒストグラム差分作成部の１例を示す構成図で
ある。ヒストグラム差分作成部８は２つのレジスタ８１
．８２を備え、始めに、ある点のヒストグラム値と隣接
する点のヒストグラム値が投影ヒストグラム作成部４よ
り人力されると、シフト動作を行なっである点のヒスト
グラム値はレジスタ８２に、次のヒストグラム値はレジ
スタ８１へ格納される。この両者の差分値を減算手段８
３によって求める。続いて次に隣接する点のヒストグラ
ム値を入力すると、レジスタ８１のヒストグラム値はレ
ジスタ８２にシフトされ、次に隣接する点のヒストグラ
ム値はレジスタ８１に格納されて、前記同様に減算手段
８３によって両レジスタの差分値が求められる。これが
繰り返されて、照合部９に対する差分１０となる。

以上のように構成された実施例の作用を述べる。

地紋や文字全体の汚れまたは文字の幅を超えるゴミがあ
る場合であっても、ヒストグラムの隣接値間の差分をと
れば、相殺されて差分パターン上に表われない。このた
め文字本来の特徴を抽出しやすくなり、地紋や汚れ、ゴ
ミ等の影客を軽減して文字認識率の低下を防止すること
ができる。文字読取りにおいて一画素の大きさを例えば
０．１０５８■ｌ四方とした場合、通常１文字分の情報
量は約８０バイトにもなるが、本発明のヒストグラムま
たはその差分の１文字分の情報量は８バイト程度で済む
。従って認識処理を行なう情報量が、従来技術のように
画素ドツトの集合で処理する場合に比較して情報量が約
１／１０で済むため高速化し易い。

なお、第４図は上記実施例を簡略にして、投影ヒストグ
ラム作成部４で作成した投影ヒストグラムにより、差分
を求めずその投影ヒストグラムパターンのまま辞書１２
中のヒストグラムパターンと認識部１３により比較照合
して文字認識処理を行なった場合を示している。実施に
際してはこの簡略な方式によりおおよその文字認識を行
ない、次に前記した第２図の実施例で確認を取る装置構
成とすることも認識率の向上と処理を単純にする上で有
効である。

〔発明の効果〕

以上の説明で明らかなように、本発明の光学文字認識装
置によれば、投影ヒストグラムの差分を求めて文字パタ
ーンの特徴を抽出するので、認識のための画像の情報量
が極めて少な（、認識処理を高速化し易くなるとともに
、地絞や汚れ、ゴミ等の影響を相殺することが可能であ
る。また情報量が少ないことは辞書等の容量を少なくし
構成が簡単になる効果を奏する。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明の原理説明用のブロック図、第２図は本
発明の一実施例のブロック図、第３図は差分作成部の１
例を示す構成図、第４図は本発明の簡略化した例のブロ
ック図、第５図は従来の文字読取装置のブロック図であ
る。 図中、 １・・・スキャナ（受光・光電変換部）、２・・・２値
化部、 ４・・・投影ヒストグラム作成部、 ８・・・ヒストグラム差分作成部、 ９・・・照合部、 １１・・・差分辞書、 である。 １１、・、′＼ ・３５′ 照合部９へ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 帳票を光学的に読取るスキャナ（１）と、 その読取った画像の画素を２値化する２値化部（２）と
   、 該２値化した画素を一方向に累積し投影ヒストグラムを
   作成する投影ヒストグラム作成部（４）と、前記投影ヒ
   ストグラムの隣接値間の差分を求めるヒストグラム差分
   作成部（８）と、 前記差分により差分辞書パターンとのマッチングによっ
   て文字認識処理を行なう照合部（９）とを備えて成るこ
   とを特徴とする光学文字認識装置。