JPS63175194A - 抄紙機用サクシヨンボツクス - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は長網抄紙機のワイヤーパートのワイヤー上にて
シート状に堆積する紙料の吸水を行うサクションボック
スに関する。

（従来の技術とその問題点） 近年抄紙機における低コスト化が重要な課題となるに伴
いサクションボックスの上面プレートの耐久性が重要視
されるようになってきている。

サクションボックスは、その吸引面に位置する上面プレ
ート上をワイヤー下面が接触しながら摺動していくので
、該プレート上面が摩耗し一定期間をもって交換しなけ
ればならない。

しかしながら該プレート上面は、吸引を主目的とし吸引
面の大部分を形成する中央部の摩耗に比べると、ワイヤ
ーｉＩ４＋＋　端に接触してワイヤーの支持をする両端
部の摩耗が激しく、中央部と両端部が一体成形されてい
るため中央部の使用が可能であシながら交換を余儀無く
され、大変不経済である。

（発明が解決しようとする問題点） 本発明が解決しようとする問題点は、サクションボック
スの上面プレートの中央部と両端部の耐久力を一致させ
ることにある。

（問題点を解決するための手段） 上記した問題点と解決するための本発明の手段は、サク
ションボックスの吸引面を形成する上面プレートの、ワ
イヤー〇側端と接触する両端部を耐摩耗性の扁い材料で
形成し、該プレートの中央部を耐摩耗性の低い材料で形
成することにある。

（作　用） 上記した手段の作用は上面プレートにおける、ワイヤー
の支持を主目的とする為摩耗の激しい両端部と、ワイヤ
ー上の紙料の吸水を主目的とする為あまり摩耗しない中
央部の夫々の摩耗がほぼ均一に行われることである。

（効　果） 上記した構成により本発明は以下の効果を有する。

■　上面プレートの摩耗が両端部も中央部もほぼ均一に
行われるので、該プレート全体が同時期に使用不可能に
なり、交換する際の不経済性を一切解消し、サクシコン
ボックス全体のコストを大＠に下げることができる。

■　上面プレートの中央部を両端部よシ耐摩耗性の低い
材料で形成することによシ、該プレートの製作コストが
大幅に下げることができる。

（実施例） 以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。

第１図は抄紙機用サクションボックス本体（Ａ）の斜視
図である。

抄紙、成用サクションボックス本体（Ａ）はワイヤー（
Ｂ）の横幅よシ若干長い横幅をもつ直方体形状の内部中
空の箱体で、開口した上１ｆｊＫ上面プレート（１）を
交換り能に取り付は吸引面（２）とすると共に９１１１
面に排水口（３）を開ロレ、紙料をシート状Ｋｉｋ＠Ｌ
、たワイヤー（Ｂ）の下面に設置して内部を減圧して紙
料の吸水を行う従来周知のものである。

上面プレート（１）はワイヤー（Ｂ）の横幅よυ若干長
い横幅をもつ長方形状の一枚板で、全面に渡って任意の
複数箇所に吸引口（４）を上面から下面まで貫通開穿し
て吸引面（２）を形成してなシ、該吸引面（２）にワイ
ヤー（Ｂ）の裏側が接触することによって該吸引口（４
〕より紙料の水分を吸引する役目をもつ。

該上面プレート（１）は両端部（ｌａ）（ｌａ）と中央
部（１ｂ）とからなる。

両端部（ｌａ）（ｌａ）は、ワイヤー（Ｂ）の側端（ｂ
）（ｂ）と接触する箇所で、ワイヤー（Ｂ）の支持を主
目的とし、耐摩耗性の高い材料で形成し吸引口（４）を
任意の複数箇所に開穿している。

中央部（１ｂ）は耐！騨耗件の低い材料で形成しており
、横幅方向の両端に夫々上記両端部（１ａ）（１ａ）を
接続し、ワイヤー（Ｂ）上の紙料の吸水を主目的とし、
長穴状の吸引口（４）を任意の複数箇所に開穿している
。

又、中央部（１ｂ）と両端部（ｌａ）（ｌａ）との接続
は、つなぎ目の段差が出来ない手段によって行う。

上記した上面プレート（１）＋１ワイヤー（Ｂ）の大き
さや運転速度によって千１々の材料が用いられるが、両
端部（１ａ）（１ａ）と中央部（１ｂ）とを形成する材
料には夫々下記の組み合せが最良のものである。

■　両端部（ｔａＸｌａ）をセラミックで、中央部（１
ｂ）をプラスチックで形成する。

■　一端部（１ａ）（１ａ）をポリウレタンで、中央部
（１ｂ）を超高分子量ポリエチレンで形成する。

■　両端部（ｌａ）（ｌａ）をポリウレタンで、中央部
（１ｂ）を無機添加物入り超高分子１ポリエチレンで形
成する。

■　両端部（ｌａ）（ｌａ）をポリウレタンで、中央部
（１ｂ）をガラスビーズ入シ超高分子量ポリエチレンで
形成する。

■　両端部（ｌａ）（ｌａ）をポリウレタンで、中央部
（１ｂ）をカーボンファイバー入り超高分子量ポリエチ
レンで形成する。

■　両端部（ｌａ）（ｌａ）を無機添加物入り超高分子
量ポリエチレンで、中央部（１ｂ）を超高分子１号ポリ
エチレンで形成する。

■　両端部（ｌａ）（ｌａ）をガラスビーズ入り超高分
子量ポリエチレンで、中央部（１ｂ）を超高分子量ポリ
エチレンで形成する。

■　両端部（ｌａ）（ｌａ）をカーボンファイバー入り
超高分子量ポリエチレンで、中央部（１ｂ）を超高分子
量ポリエチレンで形成する。

■　両端部（ｔａＸｌａ）をカーボンファイバー入り超
高分子量ポリエチレンで、中央部（ｌｂ）　ｋガラスビ
ーズ入り超高分子％）ポリエチレンで形成する。

上記したガラスビーズは１０〜１００μのものを、カー
ボンファイバーは径５〜５０μ長さ０．１〜３０ｍのも
のを、夫々１〜１０重量／％添加する。

又、両端部（ｌａ）（ｌａ）と中央部（１ｂ）との接続
は、■〜■の合成樹脂同士の接続は接続部を溶融して行
ない段差が生じるのを防ぎ、■のセラミックとプラスチ
ックの接続は機械的手段によって行いつなぎ目を研摩し
て段差を解消する等の所望の手段で行なう。

面、上記した中央部（１ｂ）は上面プレート（１）の両
端部（ｌａ）（ｌａ）以外の部分全てを指す。

排水口（３）は上面プレート（１）の吸引口（４）よシ
吸引された水をサクションボックス（Ａ）外へと排水す
る。

第２図は長網抄紙機のワイヤーパートの簡略図で、図中
（Ｃ）は紙料供給部、（Ｄ）はシート構成部、（Ｅ）は
水除去部、（Ｆ’）は脱水装置、（Ｇ）は紙料を示す。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示し、第１図は抄紙機用サク
ションボックス本体の斜視図、第２図は長網抄紙機のワ
イヤーパートの簡略図である。 尚、図中 抄紙俵用サクションボックス・・・（Ａ）吸引面・・・
（２） 上面プレート・・・（１） 両端部・・・（ｌａ）（ｌａ） 中央部・・・（ｌｂ） ワイヤー・・・（Ｂ） とする。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、抄紙機のワイヤーパートのワイヤーの裏側に接触し
   てワイヤー上の紙料の水分を吸引する抄紙機用サクショ
   ンボックスにおいて、該サクションボックスの吸引面を
   形成する上面プレートの前記ワイヤーの側端と接触する
   両端部を耐摩耗性の高い材料で形成し、該プレートの中
   央部を耐摩耗性の低い材料で形成した抄紙機用サクショ
   ンボックス。 ２、上面プレートの両端部をセラミックで中央部をプラ
   スチックで形成した特許請求の範囲第１項記載の抄紙機
   サクションボックス。 ３、上面プレートの両端部をポリウレタンで、中央部を
   超高分子量ポリエチレンで形成した特許請求の範囲第１
   項記載の抄紙機用サクションボックスプレート。 ４、超高分子量ポリエチレンを無機添加物入り超高分子
   量ポリエチレンとした特許請求の範囲第３項記載の抄紙
   機用サクションボックス。 ５、無機添加物をガラスビーズとした特許請求の範囲第
   ４項記載の抄紙機用サクションボックス。 ６、無機添加物をカーボンファイバーとした特許請求の
   範囲第４項記載の抄紙機用サクションボックス。 ７、上面プレートの両端部を無機添加物入り超高分子量
   ポリエチレンで、中央部を超高分子量ポリエチレンで形
   成した特許請求の範囲第１項記載の抄紙機用サクション
   ボックス。 ８、無機添加物をガラスビーズとした特許請求の範囲第
   ７項記載の抄紙機用サクションボックス。 ９、無機添加物をカーボンファイバーとした特許請求の
   範囲第７項記載の抄紙機用サクションボックス。 １０、上面プレートの両端部をカーボンファイバー入り
   超高分子量ポリエチレンで、中央部をガラスビーズ入り
   超高分子量ポリエチレンで形成した特許請求の範囲第１
   項記載の抄紙機用サクションボックス。