JPS6317403Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〈考案の技術分野〉 本考案はホツトプレートの収納スタンドに関す
る。

〈従来技術〉 従来のホツトプレートの収納スタンドを第１図
と第２図に基づいて説明する。

スタンド１は、略々半円形状に湾曲形成された
一対の鉄等の針金からなるフレーム２とこれらフ
レーム２の脚部３相互を溶接等により連結し中央
部が下方に湾曲した支持部４とからなつており、
該フレーム２相互の間隔は後述するホツトプレー
トの全体の厚みよりもやや小さめの寸法になつて
いる。

そして、このスタンド１には、調理面をテフロ
ン膜によりコーテイングされた本体５と調理面を
覆う蓋６とからなるホツトプレート７が嵌入し、
支持部４による係止とフレーム２の弾性挾持力と
によりスタンド１に保持される。

ホツトプレート７をスタンド１により立位姿勢
で保持させる理由は店頭での展示状態における床
占有面を小さくするためであるが、調理面のテフ
ロン膜の損傷防止のために蓋６により本体５の調
理面を覆つた状態で立位姿勢で保持される。

ところが、上記スタンド１の構成では、フレー
ム２とホツトプレート７とが接しているため、持
ち運びが不便であるばかりか、直接ホツトプレー
ト７を持つて移動させなければならないので、製
品が汚れてしまう不都合があつた。

〈考案の概要〉 本考案は上記の点に鑑み為されたもので、スタ
ンドを、略々半開の一対のフレームの開放側相互
を連結部材で連結すると共に、前記一対のフレー
ムの反開放側を外方に湾曲させて外側方に張り出
す把持部を形成する構成とすることにより、上記
従来の不都合を解消するものである。

〈考案の実施例〉 以下本考案の１実施例を第３図と第４図に基づ
いて説明する。尚、従来例と同一要素には同一符
号を付して説明を略す。

図において、１１はホツトプレート７の収納ス
タンド、１２は略々門字形状に湾曲形成された一
対の鉄等の針金からなるフレームで、その反開放
側即ち上部側が外側方に湾曲されて外側方に張り
出す把持部１３を形成する。１４はフレーム１２
の開放側即ち下部側相互を連結し、中央部が下方
に湾曲した連結部材としての支持部で、溶接等に
より固着されフレーム１２相互の間隔をホツトプ
レート７の全体の厚みよりもやや小さめの寸法に
する。

かかる構成の収納スタンド１１では、本体５に
蓋６をしたホツトプレート７を該収納スタンド１
１のフレーム１２の間に嵌入すると、該フレーム
１２が拡開し、ホツトプレート７の外縁部が支持
部１４の凹部に係止されると共に、当該本体５の
裏面と蓋６の表面とがフレーム１２の弾性力によ
り押圧され、ホツトプレート７が収納スタンド１
１に立位姿勢で保持される。

そして、ホツトプレート７を収納スタンド１１
と共に移動させたい場合では、フレーム１２に形
成した把持部１３を把持すればフレーム１２の弾
性力により当該フレーム１２に立位姿勢で保持さ
れた状態で製品に手をつけることなく移動させる
ことができる。

尚、上記実施例では把持部１３を直線状とした
が、指幅に応じた波状とすれば一層把持性能を向
上できる。

また、フレーム１２の形状を略々門字形状のも
のとしたが、この形状にかぎられるものではな
い。

〈考案の効果〉 以上説明したように本考案によれば、スタンド
を、略々半開の一対のフレームの開放側相互を連
結部材で連結すると共に、前記一対のフレームの
反開放側を外側方に湾曲させて外側方に張り出す
把持部を形成する構成としたので、ホツトプレー
トを該スタンドに立位姿勢で保持された状態で製
品に手をつけることなく言い換えると製品を汚す
ことなく移動させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はホツトプレートの斜視図、第２図は従
来のホツトプレートの収納スタンドを示す側面
図、第３図は本考案の１実施例であるホツトプレ
ートの収納スタンドを示す側面図、第４図は同上
の斜視図である。 ５……本体、６……蓋、７……ホツトプレー
ト、１１……収納スタンド、１２……フレーム、
１３……把持部、１４……支持部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 略々半開の一対のフレームの開放側相互を連結
   部材で連結すると共に、前記一対のフレームの反
   開放側を夫々外側方に湾曲させて外側方に張り出
   した把持部を形成し、前記連結部材に蓋付きホツ
   トプレートの外周部を係止させる一方、前記フレ
   ームの弾性力で前記蓋付きホツトプレートの表裏
   面を押圧挾持させることを特徴とするホツトプレ
   ートの収納スタンド。