JPS63146788A - ペプチダ−ゼ及びその製造方法 - Google Patents

ペプチダ−ゼ及びその製造方法

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JPS63146788A
JPS63146788A JP16317887A JP16317887A JPS63146788A JP S63146788 A JPS63146788 A JP S63146788A JP 16317887 A JP16317887 A JP 16317887A JP 16317887 A JP16317887 A JP 16317887A JP S63146788 A JPS63146788 A JP S63146788A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、酵母特にサツカロマイセス酵母が分泌する新
規なペプチダーゼおよびその製造方法に関する。本発明
のペプチダーゼは、−次構造中、・・・Leu−1ys
・・・なるアミノ酸配列を有するはプチドのLeuのC
末端側を特異的に切断する酵素として有用である。
(従来技術) 近年、遺伝子工学の発達により、各種の高等動物ホルモ
ンなどの微生物的製造が可能になりつつあることとあい
まって、mRNAの翻訳生成物であるプレプローはブチ
ビを成熟ペプチドに転換する特異的々プロセッシング酵
素が注目されている。
例えば、酵母においてクリアン(Kurjan) J、
ら(Ce1130933−943 (1982))及び
ジュリウス(Juliua) D、ら(Ce11328
39−852(1983))は、前駆体ポリはプチト9
をプロセッシングして酵母のα−メイテイングファクタ
ー(以下、α−MF’と略す)を生成せしめる膜結合ジ
ペプチジルアミノペプチダーゼを報告している。この酵
素は、−Glu −Ala−反復配列のAlaのカルボ
キシル側を切断する。また、Julius D、うば、
 プレプロα−MF’のプロセッシング酵素として、膜
結合二ンドベブチグーゼとそれをコードする遺伝子の構
造を報告している(Cell 371075−1089
(1984))。
この酵素は、Lys −Arg間の結合を切断する。さ
らに松属らは、酵母のプロホルモンの活性化酵2として
、菌体内酵素フオルセシン(Phorce日1n)Y−
1を報告している。(Naturs (London)
 309(5968) 558−60 (1984)お
よび特開昭60−217894 )。その作用機作は、
Arg−Arg結合やArg −L7B結合の間を特異
的に切断する。この他に、酵母の生産するペプチダーゼ
として、カルボキシルにブチダーゼY、プロティナーゼ
A、プロティナーゼB、アミノペプチダーゼ、カルボキ
シルイブチダーゼSが知られている(H,ホルンアー(
Holzer)、 H,べy ツ(Betz)およびE
、 エプナー(Ebner): Curr、 Top、
 Ce11. Regul、+ c+。
103−156(1975))。
一方、α−MF’については、次式(I);Trp −
His −Trp −Leu −Gln −Leu −
Lye −↑ Pro −G17− Gln −Pro −Met −
Tyr   (1)の−次構造を持つ分子i 1684
の2プチドであり、酵母(S、 cerevisiae
)のα型細胞X −21801Bをバークホルダー培地
で振とう培養することにより得られること、さらに、培
養時間が長くなるにつれて、培地中のα−MF活性が急
激に低下し、培地中にα−MF以外の種々のはプチト9
が形成されてくることなどが知られている。田中らは、
長時間の培養で形成されてくる種々のRプテドを分析し
た結果、α−MFが上式(1)の矢印の部分で切断され
たにプチドをigしたが(J、Biochem、 、 
821689−1693 (1977) )、その分解
活性はいづれも非常に弱り(24時間反応させても、α
−MFの生産量数μ9/rtdの50係を分解する程度
)、また刷反応も多(、その本体については未だに明確
にされていない。ソーナー(Thorner)らは、こ
のα−MF’分解活性の本体を酵母の菌体外に分泌され
るホルモンペプチダーゼと推定している(ノーナー。
J、、 1981. phoremonax regu
lation ofdevelopment in S
accharomyaes cerevisiae。
in the molecular biology 
of the yeastSaccharomyces
、 工、 Life  cycle and 1nh8
ritance(J、ストラザーン(Strather
n )らIli )、 p 143゜コールド°スプリ
ングハーバ−ラボラトリ−。
コールビスフリングハーバー、ニューヨーク)。
しかし、その本体については明確にされていない。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は、α−MB’のLeu −Lys間結合の分解
活性について、その本体を明らかにし、新規なLeu 
−Lys結合特異的なペプチダーゼおよびその製造法を
提供するものである。
(問題点解決のための手段) 本発明者らは、酵母菌体を高密度に固定化しく1−2g
湿重菌体/19ゲル)、培養すると、その培養液のα−
MF分解活性が、遊離細胞培養液でのα−MF’分解活
性より、遥かに高いことを見出し、この知見に基づいて
本発明を完成した。
酵素の性質 本発明の酵素の性質は次のとおりである。
(1)作用:ベズチド中にロイシン−リジン(Leu 
−Lya )なるアミノ酸配列が存在する場合、その間
のにプチド結合を加水分解により、特異的に切断する。
(2)基質特異性:例えば次に示す一プチビの矢印で示
した部位を切断する。即ち、分子内(ある↓ Leu −Lyθ結合のLeuのC末端側のみを切断し
、LysおよびLsuが他のアミノ酸と結合している場
合は、加水分解しない。
(3)分子量ニジリカゲル系樹脂およびセファクリル系
樹脂を用いた分子ふるいクロマトグラフィーにより測定
した活性のある型での推定分子量は、各々約lO万と約
75万であり、5DS−PA(Jでは約55キロダルト
ンおよび約63キロダルトンのサブユニットから構成さ
れる。
(4)最適pi(および安定…範囲:最適声は約4であ
り、30℃、24時間処理で−3〜45の範囲内で安定
である。
(5)作用適温の範囲=20℃〜60℃の範囲で作用し
、最適温度は35℃〜42℃である。
(6)各種の阻害剤に対する応答: ■ セリンプロテアーゼ阻害剤であるフエニールメチル
スルホニルフルオリド(PMSF)及ヒシイソブロビル
フルオロホスフエー) (DFP)2X10Mでは阻害
されない。
■ チオールプロテアーゼの阻害剤であるモノヨード酢
酸及びp−クロロマーキュリ(ンゾイックアシッド(P
CME )により阻害されない。
■ 金属キレート剤であるEDTAでは阻害されない。
■ 一般的トリプシン阻害剤であるトシル−L−リジン
クロロメチルケトン(IOM)及びロイハプチノ(10
M)  では阻害され危い。
■ 酸性プロテアーゼの阻害剤であるはプスタチン(1
0= M )では阻害されない。
酵素の製造方法 本発明のペプチダーゼは、サツカロマイセス属の酵母を
固定化担体に高密度に固定化し、24時間培養した後、
その培養液より精製して得ることができる。
本発明のペプチダーゼの!M造に使用するサツカロマイ
セス属酵母は、好ましくはα−接合型酵母テするが、本
発明のペプチダーゼを産生ずるものであればよく、例え
ばサツカロマイセス セレビシz (SaccharO
ayces cersvisiae)、具体的には、例
えば−缶体のサツカロマイセス セレビシェの代表的i
株テアルX 2180− I B 株(ATCC267
87)を挙げることができる。
前記酵母を適当な培地を用いて前培養し、得られた菌体
を集菌して担体内に固定化する。使用する培地は、前記
の酵母が成育し、幽該ペプチダーゼを生産するものであ
ればどのようなものでもよい。炭素源としては、例えば
グルコース、デキストリン、糖蜜等を使用することがで
きるが、グルコースの使用が一番好ましい。窒素源とし
ては、例えばイブトン、カザミノ酸等の蛋白質分解物、
肉エキス、酵母エキス、アミノ酸類、アンモニウム塩な
どを使用することが出来るが、アミノ酸、アンモニウム
塩を使用することが好ましい。また、菌の成育を促進す
る目的で、ビタミン類、核酸関係化合物を添加すること
ができる。前培養にあたっては、固体培地を使用するこ
とも出来るが、多量の菌体を得るには液体培地を用いて
通気攪拌培養または振とう培養を行うことが好ましい。
培養温度、培養時間、培地の液性等の条件は、菌体の増
殖が最大になるよう適当に選択、調整されるが、通常は
、好気的条件で30℃、24〜30時間培養するのが好
ましい。上記の方法にて培養した酵母を常法に従い集菌
し、固定化する。
固定化担体としては、高密度に固定化された菌体が成育
できるものであればよ(、に(カッノξ−)−カラギー
ナン、アルギン酸ナトリウム等の天然多糖類、光架橋性
樹脂(ENT 1000〜6000 )、ポリビニルア
ルコール系樹脂等の合成プレポリマー等があるが、親水
性光架橋性樹脂ENT 2000を使用するのが菌体を
高密度に固定する上で都合がよい。菌体濃度は19担体
あたり1〜2g湿重菌体とする。菌体濃度が低いと、目
的とする酵素の生産が充分に得られないので注意を要す
る。例えば19担体あたり200■の湿重菌体を固定化
したときの酵素の生産量は、上記範囲の菌体を固定した
場合の1750以下である。
固定化の方法は常法に従えばよ(、例えば上記親水性光
架橋性樹脂を用いる場合、光架橋性プレポリマー19に
対し重合促進剤、例えばインジインエチルエーテル2■
を加え、これを菌体と混合し、近紫外線(300〜40
0wm)を照射することにより、固体化菌体を作成でき
る。
このようにして固定化した酵母を前記の培地、好ましく
はパークホルダー合成培地にて24時間培養することに
より酵素を生産させ、固定化菌体の外に分泌させる。本
発明の酵素は固定化担体の外に漏出されるため、培養液
中に得ることができろ。
得られた培養液からの酵素の精製は、通常用いられてい
る方法を適当に組み合わせて行う。例えば培養液を遠心
分離またはろ過することにより、不溶物を除去し、この
液を限外ろ過により濃縮した後、水または緩衝液に対し
て透析する。次にDEAE−セルロースまたはDEAE
−セファデックスよりなる吸着樹脂、例えばD E A
 E −5epha−cel等を用いてカラムクロマト
グラフィーによる分別を行い、0.1〜0.6M、好ま
しくは0.2M塩化ナトリウムにて溶出される区分を集
める。この区分を分子ふるいクロマトグラフィーにかけ
、高分子(約10万もしくは約75万)の区分を集める
と本発明のにブチダーゼを得ることができる。この溶出
液を必要により脱塩し、そのまま使用してもよ(、減圧
乾燥、凍結乾燥等で常法により乾燥品とすることも出来
る。
酵素活性の測定 本発明のペプチダーゼの活性は、合成したα−M F 
(Trp −His −Trp −Leu −Gln 
−Leu −LysPro −Gly −Gln −P
ro −Met −Tyr )を基質として酵素反応さ
せ、−Leu −Lye−結合間の切断に伴って生じる
Trp −His −Trp −Leu −Gln −
Leuはプチト’(1−6−E’ブチドと呼ぶ)の量を
測定することにより求める。例えば、1.0ナノモル(
1,6μg)の化学合成したα−MFを基質として含有
する0、05M酢酸緩衝液(pH4,0) 0.4罰に
被検酵素液10μlを加え、30℃、24時間反応せし
め、この間に生成した分解物(Trp −His −T
rp −Lau −Gln−LθU)の量を高速液体ク
ロマトグラフィー(以下HPLCと略す)Kより定量す
る。
HPLCは例えば次の条件で行5ことができる。
カラム二μボンダパックC工、(日本ウォーターズ)溶
出液二A液=5チアセトニトリル含有50−リン酸緩衝
液 −20 B液= 60 %アセトニトリル含有50mMリン酸緩
衝液 pH2,0 溶出法:流速1.5M分でA液100q6からB液10
04へ30分間の直線グラジェント法で溶出する。
検 出:280nmおよび214y+w。
実施例1  酵素の生産・精製と分子量の推定(ん 酵
母S、 corevisiae X 2180− I 
Bをパークホルダー培地にて、30℃、28時間振とう
培養し、3000 rptn+ 10分間遠心分離して
、湿菌体を得た。この菌体1.5gを、親水性光架橋性
プレポリマーENT 2000 (関西はインド社g)
tg、重合促進剤インジインエチルエーテル2■と混合
し、近紫外線(300〜400sya)を照射すること
により重合させ、固定化菌体を作成した。この固定化菌
体をパークホルダー培地にて30℃、24時間培養した
。、この培養液のα−MF’分解活性は1.5μ9α−
MF/1ILl/24時間であった。この培養液400
dを2.2μ濯のミリポアフィルタ−で無菌的に濾過し
、更K、限外濾過膜PU−10(アミコン社製)を用い
て濃縮した。濾過速度は、43簡径のフィルターで約2
5m//30分、60Wフイルターで約父ml/30分
で行なった。
不透過区分を更に七ロファンチェープを用いて水に対し
て透析した。この透析内液を10.00Orpm。
10分間遠心分離後、凍結乾燥して白色粉末状の粗生成
物を得た。尚、この粉末の酵素活性は、少な(とも3ケ
月間安定であり、又、水溶液とした酵素活性も同様に安
定であった。
上記で得た粉末を10mM ) +)スー塩酸バッファ
ー(p)t&2)4−に溶解し、その3.5dを、DI
AiSephacθ1 (ファルマシア製)を用いたカ
ラムクロマトグラフ4−(0,5X 2.0c1n) 
Kかけ、0.2゜0.4,0.6,0.8,1.0Mの
各濃度のNa C1を含有する10毒Mトリスー塩酸バ
ッファー(pH8,2)  で段階的に溶出した(流速
1iu/15分)。結果を第1図に示す。第1図の0.
2M NaCl溶出画分をペプチダーゼ活性部分として
回収した。
次に、当該酵素の分子量をシリカゲル系樹脂であルTs
K−Gex G3000SW (東洋曹達社製)を用い
た分子ふるいクロマトグラフィー(0,75Xω鋼)に
より測定した。即ち、上記で得たDEAE−3epha
celにて精製した0、2M NaCl溶出画分0.1
m/ヲ、0.1M  リン酸カリウムバッファー(0,
2MNaClを含む、pH7,0)で溶出した(流速0
.7mV分、280 nm O,100D )。その結
果、保持時間21.21分のところに本発明の酵素活性
のピークが得られ、分子量公知の標準蛋白質の溶出パタ
ーン(保持時間)との比較から活性のある型での分子量
は約10万と推定された(第2図)。
(B)  上記実施例1−(八に記載と同様な培養法と
濃縮法とによって得たペプチダーゼ濃縮液を、実施例1
−(A)と同様にDEAE −5ephacelカラA
Kかげ、0.2 M NaClで溶出される画分を回収
する実験を5回繰返した。
次に、このよ5KL、て得た画分について、セファクリ
ル糸樹脂である5ephacryl S 500  (
ファルマシア社製)を用いた分子ふるいクロマトグラフ
ィー(1x 45cm)による分子量の測定を行った。
即ち、上で得た活性画分0.1mjを0.1M酢酢酸浴
溶液PH60)  で溶出した(流速0.151分)。
その結果、保持容130dのところで本酵素の活性ピー
クが得られ、分子量公知の蛋白質の溶出ノ(ターンの比
較から、本酵素の活性のある型での分子量は約75万と
推定された(第3図)。
なお、実施例1−(A)で推定された分子量と大きく異
なるのは、測定法(分子ふるいカラム)のちがいによる
ものであり、精製された酵素は本質的に同一なものであ
る。シリカゲルカラムの吸着性により分子量が小さくで
たものと思われる。
次に、本酵素のサブユニット構造について、SDSポリ
アクリル゛アミドゲル電気泳動(SDS−PAGE )
を用いて解析した。サンプルとしては、上記の5eph
acryl S−500カラムにて分別して得た両分を
、透析・脱塩改、凍結乾燥したものを用いた。凍結乾燥
標品を、5DS2.3係含有60frLMトリス塩酸緩
衝溶液(pH6,8)K溶解後、13.6チボリアクリ
ルアミビゲル(16X 18mX O,75鵡)による
5DS−PAGEを行い(電流値40mA、 3時間泳
動)、生じる蛋白のバンドをクマシーブリリアントプル
ーR250で染色した。その結果、分子量公知の蛋白質
の泳動との比較から、本酵素は約55キロダルトンと約
63キロダルトンのサブユニットから構成される蛋白質
であると判断された(第4図)。
実施例2   #素の性質 (1)作用最適温度 DEAE −5ephacel−にて精製した0、2M
 NaCJ溶出画分10μノについて、化学合成α−M
F  1.5μ9を基質として、005M酢酸緩衝液(
pI(4,0)中20℃〜50℃の各温度で作用速度を
測定した。
その結果35〜42℃が最適であった(第5図)。
(2)  作用最適− DEAE −5ephacelにて精製した0、2M 
Na(J溶出画分10μlについて、化学合成α−MF
  1.5μsを基質とし、30℃でpH2〜8の各0
.05M酢酸緩衝液およびリン酸緩衝液中で作用速度を
測定した。その結果、pH3〜4.5が最適であった(
第6図)。
(3)酵素の基質特異性 酵素の基質特異性はDEAE −5ephacelクロ
マト0.2M溶出区分を使用し、0.05M酢酸緩衝液
(pH4,0)にて30℃、24時間反応させHPLC
にて基質分解率を調べることにより分析した。基質とし
て1、分子の中央部にLeu −L7θ結合を持つもの 2 分子内部ic Lys −X、又は、X−Lysノ
結合を持つもの 3、分子内部にLeu−X、又は、X −Leuの結合
を持つもの として各々表1に示すはプチドを用いた。(上記Xは2
.の場合Leu以外のアミノ酸を示し、3.の場合Ly
s以外のアミノ酸を示す。)結果を表2に示す。この結
果によれば、分子内部にLeu −Lys結合をもつ、
上記1.に含まれるペプチドのみが分解され、本発明の
酵素がLeu −L7E!結合に特異的であることが示
された。
表1 酵素の反応特異性試験用ペプチド1、C1−M 
F    Trp −His −Trp−Leu−Gl
n −Leu(侶11684.0) −Lys−Pro
 −017−01n−Pro−Met−Tyr ダイノルフイy Trp−Gly−Gly−Phs−L
su−Arg−Arg(ケ罎2147.5) −工xe
−Arg−Pro−Lye −Leu−4−Trp−A
sp−Asn−G1n 2、=ニーoテンシンpG1u−Lsu−Tyr−Gl
u−Asn−Lys(分子量1672.9) −Pro
−Arg−Arg−Pro−Tyr−工1e−Leu。
タフトシフ   Thr−Ly、e−Pro−Arg(
分子量500.6) 3、 β−エントリレフイy Tyr−G17−G’1
7−Phe−Met−Thr(分子量1859.1) 
−3er −Glu−Lys−3er−Gln−Thr
 −Pro−し場−val−Thr −Leuα−ハン
プ  Ser−Leu−Arg−Arg−8er−8e
r(カIし080.5) −Cys −Phs−Gly
−Gly−Arg−Met−Asp−Arg−工1e−
Gly−Ala−Gln−8or−G1y7Leu−G
ly−Cys−Asn−8er−Phe−Arg−Ty
rスルチトロピン(CRF)Ser−Glu−Gxu−
Pro−Pro−工1e −(分子量4757.5 )
 5er−Leu−Asp−Leu−Thr−Phe−
Hl s−レbu−Leu −Arg −Glu−Va
l−レpu−G1u−Met−A1a−Arg−Ala
−Glu−Gln−Leu−Ala−Gln−Gln−
Ala−His−8er−Asn−Arg−Ly!3−
Leu−Met−Glu−11e−11s−NH。
オキシトシンCys −Tyr−工1e −Gln−A
sn −(分子tlO07,5) Cys−Pro−L
eu−Gly−NH2(5)各種の阻害剤に対する応答 実施例2−(4)に記載の精製酵素を使用して化学合成
したα−MF’  1.5μ9を基質とし、0.05M
酢酸緩衝液([)H4,0)中で種々の阻害剤の酵素活
性に対する影響を調べた。使用した阻害剤とその濃度、
阻害の有無を表3に示した。その結果、本発明のハツチ
ダーゼは、用いた各阻害剤によってはいずれも阻害され
なかった。結果を表3に示す。
表 3.   酵素活性に及ぼす * −は阻害されないことを示す。
【図面の簡単な説明】
第1図は1本発明の酵素を含む粗精製液の、D E A
 E −5ephacel を用いたカラムクロマトグ
ラフィーにおける溶出H過を示すグラフである。 第2図および第3図は各々本発明の酵素の、TSK−G
ol G3000SW、 オJ:び5ephacry1
8500分子ふるいを用いた高速液体クロマトグラフィ
ーにおける分子量測定の結果を示すグラフである。 第4図は、本酵素のSDS、PAGEの結果を示す。 第5図は、本発明の酵素の温度特性を示すグラフである
。 第6図は、本発明の酵素の田特性を示すグラフである。 特許出願人 サントリー株式会社 (外5名) 纂4 に

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)次の性質: [1]ペプチド鎖中に存在する・・・Leu−Lys・
    ・・なるアミノ酸配列のLeuのC末端側を特異的に切
    断する、 [2]DEAEセルロースまたはDEAEデキストラン
    に吸着され、0.1〜0.6M NaClで溶出される
    、 [3]シリカゲル系樹脂を用いた分子ふるいクロマトグ
    ラフィーによる推定分子量が約10万であり、セフアク
    リル系樹脂を用いた分子ふるいクロマトグラフィーによ
    る推定分子量が約75万である、 [4]SDS・PAGEでは、約55キロダルトンと約
    63キロダルトンのサブユニットで構成される、[5]
    作用最適pHが3〜4.5である。 [6]作用最適温度が35℃〜42℃である、[7]2
    ×10^−^4モル濃度のモノヨード酢酸、フエニルメ
    チルスルホニルフルオリド(PMSF)、p−クロロ−
    マーキュリーベンゾイックアシッド(PCMB)、ジイ
    ソプロピルフルオロホスフェート(DFP)、1×10
    ^−^3モル濃度のトシル−L−リジンクロロメチルケ
    トン(TLCK)、EDTA、1×10^−^4モル濃
    度のロイペプチン及び1×10^−^5モル濃度のペプ
    スタチンで酵素活性が阻害されない、 を有することを特徴とする、酵母から分泌されるペプチ
    ダーゼ。
  2. (2)酵母のα−ファクターであるTrp−His−T
    rp−Leu−Gln−Leu−Lys−Pro−Gl
    y−Gln−Pro−Met−Tyrに作用して、Tr
    p−His−Trp−Leu−Gln−LeuおよびL
    ys−Pro−Gly一Gln−Pro−Met−Ty
    rを与える特許請求の範囲第1項記載のペプチダーゼ。
  3. (3)酵母がサッカロマイセス酵母である特許請求の範
    囲第1項記載のペプチダーゼ。
  4. (4)サッカロマイセス酵母を固定化担体に高密度で固
    定化して培養し、該培養上清から、ペプチダーゼを回収
    することからなる、次の性質:[1]ペプチド鎖中に存
    在する・・・Leu−Lye・・・なるアミノ酸配列の
    LeuのC末端側を特異的に切断する、 [2]DEAEセルロースまたはDEAEデキストラン
    に吸着され、0.1〜0.6M NaClで溶出される
    、 [3]シリカゲル系樹脂を用いた分子ふるいクロマトグ
    ラフィーによる推定分子量が約10万であり、セフアク
    リル系樹脂を用いた分子ふるいクロマトグラフィーによ
    る推定分子量が約75万である、 [4]SDS・PAGEでは約55キロダルトンと約6
    3キロダルトンのサブユニットで構成される、[5]作
    用最適pHが3〜4.5である、 [6]作用最適温度が35℃〜42℃である、[7]2
    ×10^−^4モル濃度のモノヨード酢酸、フエニルメ
    チルスルホニルフルオリド(PMSF)、P−クロロー
    マーキュリーベンゾイックアシッド(PCMB)、ジイ
    ソプロピルフルオロホスフェート(DFP)、1×10
    ^−^3モル濃度のトシル−L−リジンクロロメチルケ
    トン(TLCK)、EDTA、1×10^−^4モル濃
    度のロイペプチン及び1×10^−^5モル濃度のペプ
    スタチンで酵素活性が阻害されない、 を有することを特徴とする、酵母から分泌されるペプチ
    ダーゼの製造方法。
  5. (5)固定化担体が親水性光架橋性樹脂である特許請求
    の範囲第4項記載の方法。
  6. (6)酵母を固定化担体19について1〜29の密度で
    固定化する特許請求の範囲第4項記載の方法。
  7. (7)培養上清からDEAEセルロースまたはデキスト
    ラン担体および分子ふるい担体を用いて精製する、特許
    請求の範囲第4項記載の方法。
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