JPS63137270A - 画像表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、マグネティック・スタイラス・レコーディン
グ法を用いた画像表示装置に係り、たとえばコンピュー
タの出力情報や磁気テープ装置、光デイスク装置あるい
はマイクロフィルム装置などに蓄積された記憶情報を視
認可能な画像として再現表示する画像表示装置に関する
。

（従来の技術） 従来、ＣＲＴディスプレイ、ＬＣＤ　（液晶ディスプレ
イ）、ＰＤＰ（プラズマ・ディスプレイ・パネル）、Ｅ
ＬＤ（エレクトロ・ルミネッセンス・ディスプレイ）な
どの各種画像表示装置が種々開発され、実用化されてい
る。

最近、これらの画像表示装置と比較して構造が簡単で、
かつ高品位の画像を表示することができる、たとえば特
開昭５９−３４６２号公報などに開示されているマグネ
ティック・スタイラス・レコーディング法を用いた画像
表示装置の開発が進められ、実用化されつつある。

マグネティック・スタイラス・レコーディング法は静電
記録方式の１つであり、以下、第５図を参照してマグネ
ティック・スタイラス・レコーディング法の基本原理に
ついて詳細に説明する。第５図において、１は画像搬送
部、２はトナー供給部、３は画像記録部である。画像搬
送部１は、図中右方向に回転駆動される導電性のドラム
４と、このドラム４の外周面上に形成された絶縁性の記
録シート５とからなる。ドラム４は接地電位に接続され
ている。

トナー供給部２は、ドラム４と所定の位置で近接して配
置され、図中右方向に回転駆動される導電性のスリーブ
ロール６と、このスリーブロール６の内周側に配置され
、表面の極性が周方向に多極に分極された図中左方向に
回転駆動されるマグネットロール７と、スリーブロール
６に近接して配置され、導電性磁性トナー８が収容され
たトナーホッパ９とからなる。スリーブロール６は、直
流電源１０から現像バイアス電圧が印加されている。ト
ナーホッパ９は、スリーブロール６に向けて開口を有し
ており、常に導電性磁性トナー８を供給可能となってい
る。

画像記録部３は、スリーブロール６と所定の間隙をおい
てドラム４の近傍に配置された記録ヘッド１１と、この
記録へラド１１上に先端がドラム４と近接するように固
定され、それぞれ数十μｍ幅の記録域を有する多数の針
状電極がドラム４の軸方向に配列されてなるスタイラス
電極１２と、このスタイラス電極１２の両側に所定の間
隙をおいて対向配置され、それぞれ回転駆動される２つ
のスリーブロール１３．１４と、この各スリーブロール
１３，１４の内周側に同極が相対向するように配置され
た固定磁石１５．１６とからなる。

スタイラス電極１２の各針状電極は、たとえばＦｅ−Ｎ
ｉあるいはＦｅ−Ｇｏなどの導電性の強磁性体で形成さ
れている。また、スタイラス電極１２の各針状電極は、
口承しない電極駆動回路に接続されており、これら針状
電極をオンにすると前記現像バイアス電圧と同じ値の信
号電圧が印加され、オフにすると接地電位に接続される
ようになっている。

このような構成において、マグネット０−ルアが図中左
方向に、スリーブロール６が図中右方向にそれぞれ回転
駆動されると、トナーホッパ９内の導電性磁性トナー８
はスリーブロール６の表面に付着し、一様になるように
展延しながらスリーブロール６表面の回転方向に搬送さ
れる。この際、スリーブロール６が現像バイアス電圧が
印加されていることにより、スリーブロール６の表面に
付着した導電性磁性トナー８に正電荷が帯電する。

この正電荷が帯電したスリーブロール６表面の導電性磁
性トナー８がドラム４と近接する位置に搬送されてきた
とき、ドラム４が接地電位に接続されていることにより
、対向するドラム４の表面には導電性磁性トナー８の正
電荷に対応した負電荷が帯電する。この結果、スリーブ
ロール６表面の導電性磁性トナー８は、図中右方向に回
転駆動されるドラム４上に形成された記録シート５０表
面に一様に付着されてゆき、記録シート５によって搬送
されていく。

一方、画像記録部３において、固定磁石１５゜１６によ
る磁場は、スタイラス電極１２を記録シート５に向かう
方向に大きく磁化させる。これにより、スタイラス電極
１２先端部の記録域には記録シート５に向かう大きな磁
場が生じる。したがって、記録シート５によって記録域
に搬送されてきた導電性磁性トナー８は、この磁場の影
響を強く受けて記録ヘッド１１側に強く引き寄せられ、
第６図に示すように、記録シート５とスタイラス電極１
２との間の記録域に導電性磁性トナー８の鎮８ａを形成
する。その結果、記録域には導電性磁性トナー８による
導電路が形成される。その状態を維持しつつ、スタイラ
ス電極１２の針状電極をオンにすると、この部分におい
て針状電極に電圧が印加されるので導電性磁性トナー８
に正電荷が注入され、同時にドラム４には逆の負電荷が
誘起され、記録シート５内に電界が生じる。導電性磁性
トナー８は、この電界の力によって記録シート５側に引
き寄せられ、記録シート５の表面に残存することになる
。これに対し、スタイラス電極１２の針状電極をオフに
すると、この部分において針状電極が接地電位に接続さ
れるので導電性磁性トナー８は電荷を失う。この結果、
電荷を失った導電性磁性トナー８は、固定磁石１５．１
６による磁力でスタイラス電極１１側に引き寄せられ、
記録シート５の表面から離れてスタイラス電極１１側に
移動する。すなわち、スタイラス電極１２の各針状電極
を記録する画像情報に応じて選択的にオン、オフ制御す
ることにより、記録シート５の表面に所望のトナー像（
粉体画像）が形成されるものである。

スタイラス電極１１側に移動した導電性磁性トナー８は
、固定磁石１５．１６による磁力でスリーブロール１３
．１４の表面に付着する。スリーブロール１３．１４は
回転駆動されており、その表面に付着した導電性磁性ト
ナー８は図示しないトナー掻落部材で掻落されて、図示
しないトナー回収容器に収容され、再使用に帰される。

第７図は、上記したマグネティック・スタイラス・レコ
ーディング法を用いた従来の画像表示装置の一例を示し
ている。この画像表示装置は、装置本体１９、画像搬送
部２０、トナー供給部２１、画像記録部２２、バックグ
ランドクリーニング部２３、オールクリーニング部２４
、画像表示部２５、およびトナー搬送部２６から主要部
が構成されている。画像表示部２５は本体１９の前面側
に配置され、トナー供給部２１、画像記録部２２、バッ
クグランドクリーニング部２３、およびオールクリーニ
ング部２４は、本体１９の背面側にその上部からオール
クリーニング部２４、トナー供給部２１、画像記録部２
２、バックグランドクリーニング部２３の順に上下関係
をもって画像搬送部２０に沿って配置されている。

画像搬送部２０は、幅広で周長が短いエンドレスシート
状の記録部材、たとえば幅広で周長が短いエンドレスシ
ート状で表面が白色の記録ベルト２７が駆動ローラ２８
およびアイドルローラ２９゜３０．３１に張力を付与さ
れて周設されてなる。

記録ベルト２７は、駆動ローラ２８が図示しないモータ
で回転駆動されることにより、たとえば図示矢印方向に
走行される。また、記録ベルト２７は、たとえば白色顔
料を含む可とう性のプラスチックフィルムの上に導電層
をコーティングし、さらにその上に絶縁性の高い電荷保
持能力のあるポリエチレンあるいはポリエステルなどの
絶縁層を積層したものであり、その導電層は接地電位に
接続されている。すなわち、記録ベルト２７は、第５図
におけるドラム４および記録シート５と同一機能を有し
ている。

トナー供給部２１は、第５図におけるトナー供給部２と
同一構成であり、直流電源３２、スリーブロール３３、
およびマグネットロール３４からなり、これらスリーブ
ロール３３およびマグネットロール３４は導電性磁性ト
ナー３５が収容されるトナー回収容器３６内に設けられ
ている。

画像記録部２２も、第５図における画像記録部３と同一
構成であり、記録ヘッド３７、スタイラス電極３８、ス
リーブロール３９．４０、および固定磁石４１．４２か
らなる。なお、記録ヘッド３７の先端と相対応する位置
に前記アイドルローラ２９が配置され、記録ベルト２７
の表面と記録ヘッド３７の先端との間に所定の間隙が形
成されるように、記録ベルト２７を支持している。

バックグランドクリーニング部２３は、記録ベルト２７
に近接して配置される固定されたスリーブロール４３と
、このスリーブロール４３の内周側に配置され、表面の
極性が周方向に多極に分極された図中左方向に回転駆動
されるマグネットロール４４と、これらの下方に配置さ
れ導電性磁性トナー３５を収容するトナー回収容器４５
とからなる。なお、トナー回収容器４５には、画像記録
部２２におけるスリーブロール３９，４０上がら掻落さ
れた導電性磁性トナー３５も収容されるようになってい
る。

オールクリーニング部２４は、記録ベルト２７に近接し
て配置され、口中右方向に回転駆動されるスリーブロー
ル４６と、このスリーブロール４６の内周側に配置され
、表面の極性が周方向に多極に分極された図中左方向に
回転駆動されるマグネットロール４７とからなり、これ
らは導電性磁性トナー３５を収容するトナー回収容器４
８内に設けられている。なお、スリーブロール４６は接
地電位に接続されている。

画像表示部２５は、画像記録部２２によってトナー像が
形成された記録ベルト２７の表面を外部から反射光によ
り目視し得るように、透明な表示窓（透明ガラスなど）
４９が配設されてなる。

トナー搬送部２６は、バックグランドクリーニング部２
３およびオールクリーニング部２４のトナー回収容器４
５．４８内の一端に設けられたトナー集積部５０．５１
に設けられ、導電性磁性トナー３５を集める回転駆動さ
れるスパイラルロール５２．５３と、トナー供給部２１
のトナー回収容器３６の一端に設けられたトナー集積部
５４に設けられ、導電性磁性トナー３５をスリーブロー
ル３３の軸方向に沿って搬送し、これに一様に供給する
回転駆動されるスパイラルロール５５と、オールクリー
ニング部２４のトナー集積部５１からトナー供給部２１
のトナー集積部５４へ導電性磁性トナー３５を搬送する
トナー搬送ベルト５６と、バックグランドクリーニング
部２３のトナー集積部５０からトナー供給部２１のトナ
ー集積部５４へ導電性磁性トナー３５を搬送するトナー
搬送ベルト５７とからなる。トナー搬送ベルト５６゜５
７は、たとえば磁性体からなるエンドレス状のもので、
回転駆動されるローラ間に張力を付与されて周設されて
おり、導電性磁性トナー３５が磁性体の表面に付着しつ
つ搬送されるようになっている。

このような構成において、前述した基本原理の動作と同
様に、トナー供給部２１および画像記録部２２によって
走行する記録ベルト２７の表面にトナー像が形成される
。そして、バックグランドクリーニング部２３において
、画像記録部２２における固定磁石４１．４２の磁力に
より記録ヘッド３７側に移動させることができず、記録
ベルト２７の表面に残存する電荷を有しない導電性磁性
トナー３５が、マグネットロール４４の磁力により記録
ベルト２７の表面から離れてスリーブロール４３の表面
に付着し、さらにマグネットロール４４が図中左方向に
回転駆動されていることにより、この導電性磁性トナー
３５はスリーブロール４３の表面を図中右方向に搬送さ
れ、図示しないトナー掻落部材によってトナー回収容器
４５内に掻落される。このようにして、記録ベルト２７
表面の不要な導電性磁性トナー３５が除去され、必要な
導電性磁性トナー３５のみが残存して形成されたトナー
像は、記録ベルト２７の表面に付着したまま画像表示部
２５に搬送され、画像の表示が行なわれる。

画像表示を終えたトナー像は、記録ベルト２７の表面に
付着されたままオールクリーニング部２４に搬送される
。そして、オールクリーニング部２４において、マグネ
ットロール４７の磁力によりスリーブロール４６の表面
にあらかじめ付着された導電性磁性トナー３５が、記録
ベルト２７表面のトナー像を形成する導電性磁性トナー
３５と接触して、これらが導通するが、その際、スリー
ブロール４６は接地電位に接続されているので、記録ベ
ルト２７表面の導電性磁性トナー３５は電荷を失い、マ
グネットロール４７の磁力により記録ベルト２７の表面
から離れてスリーブロール４６の表面に付着し、さらに
マグネットロール４７が図中左方向に、スリーブロール
４６が図中右方向にそれぞれ回転駆動されていることに
より、この導電性磁性トナー３５はスリーブロール４６
の表面を図中右方向に搬送され、図示しないトナー掻落
部材によってトナー回収容器４８内に掻落される。この
ようにして、導電性磁性トナー３５（つまりトナー像）
が除去された記録ベルト２７は、再びトナー供給部２１
へ搬送され、同様の画像表示動作が行なわれる。

一方、バックグランドクリーニング部２３およびオール
クリーニング部２４において、トナー回収容器４５．４
８内に掻落された導電性磁性トナー３５は、スパイラル
ロール５２．５３によってトナー集積部５０．５１に集
められ、トナー搬送ベルト５６．５７の磁力によってそ
の表面に付着し、このトナー搬送ベルト５６．５７によ
ってトナー供給部２１のトナー集積部５４上に搬送され
る。そして、トナー搬送ベルト５６．５７上の導電性磁
性トナー３５は、図示しないトナー掻落部材によってト
ナー供給部２１のトナー集積部５４に掻落される。トナ
ー供給部２１のトナー集積部５４に掻落された導電性磁
性トナー３５は、スパイラルロール５５によってスリー
ブロール３３の軸方向に搬送され、スリーブロール３３
上に一様に供給されて再び使用される。

以上詳述したマグネティック・スタイラス・レコーディ
ング法を用いた画像表示装置は、その表示画像は例えば
白地の背景に黒い解像力の高い（１６本／　ｔｔｔｒａ
　）画像しとして現われる。そして、反射形のディスプ
レイとして使用されるため、ＣＲＴディスプレイのよう
にちらつきや放射線障害などの問題はなく、見る者に不
快感を与えないという優れた利点を有する。

ところで、この種の画像表示装置では、記録ベルトは、
機能的にも、コスト面からも１枚の長方形のものの端面
を繋いでエンドレスシート状にして繰返し使用するのが
望ましい。しかし、この場合、生産上の精度による記録
ベルトの左右端部の周長差、記録ベルトを駆動するロー
ラの平行度、記録ベルトに加える左右（両端）のテンシ
ョンのアンバランスなと、複合的原因による記録ベルト
の片寄りが問題となる。これは、特に記録ベルトが幅広
で周長が短い場合に顕著となる。

（発明が解決しようとする問題点） 上記したように、生産上の精度による記録部材の両端部
の周長差、記録部材を駆動するローラの平行度、記録部
材に加える両端のテンションのアンバランスなと、複合
的原因による記録部材の片寄りが生じるという問題があ
る。

そこで、本発明は以上の問題点を解決するもので、複合
的原因から生じる記録部材の片寄りを効果的に補正する
ことができる画像表示装置を提供することを目的とする
。

［発明の構成］ （問題点を解決するための手段） 本発明は、走行する幅広で周長が短いエンドレスシート
状の記録部材の表面に粉体で未定着画像を形成し、この
形成した粉体画像を記録部材の走行に伴って画像表示部
へ搬送し、その画像表示部に上記粉体画像を表示する画
像表示装置において、上記走行する記録部材にテンショ
ンを加える記録部材の幅以上の長さを有するテンション
アイドルローラと、上記走行する記録部材の片寄りを検
知する検知手段と、この検知手段の検知結果（こ応じて
上記テンションアイドルローラの一端を記録部材の走行
方向と平行方向に移動させる手段とを具備している。

（作用） 走行する記録部材の片寄りを検知し、この検知結果に応
じて記録部材にテンションを加えるテンションアイドル
ローラの一端を記録部材の走行方向と平行方向に移動さ
せて、テンションアイドルローラを記録部材の走行方向
と平行方向に所定の角度傾斜させ、記録部材とテンショ
ンアイドルローラとの摩擦力および記録部材が走行する
距離を記録部材の両端部で変えることにより、記録部材
の片寄りを補正するものである。

（実施例） 以下、本発明の一実施例について図面を参照して説明す
る。なお、第７図と同一部分には同一符号を付してその
説明は省略し、異なる部分についてだけ説明する。第１
図に示すように、記録ベルト２７の中途部、たとえば本
体１９の背面側と対応するオールクリーニング部２４の
近傍に位置する部位には、記録ベルト２７の片寄りを補
正する片寄り補正手段６０が配置されている。片寄り補
正手段６０は、たとえば第２図および第３図に示すよう
に構成されている。すなわち、６１は記録ベルト２７に
テンションを加えるテンションアイドルローラであり、
記録ベルト２７の幅以上の長さを有している。テンショ
ンアイドルローラ６１の両端は軸受６２．６３で支持さ
れており、これによりテンションアイドルローラ６１は
記録ベルト２７の走行方向に順じて回転する。軸受６２
は、記録ベルト２７の走行方向と平行な方向に長穴６４
を設けであるホルダガイド６５によって支持され、また
軸受６３は、長穴を持たないホルダガイド６６によって
支持されている。これにより、第３図に破線で示すよう
に、テンションアイドルローラ６１の一端（図中右端）
は、上記長穴６４によりホルダガイド６６の部分を支点
として記録ベルト２７の走行方向と平行方向（図中上下
方向）に所定の範囲、移動可能となっている。

ホルダガイド６５側の軸受６２は、スプリング６７．６
８およびワイヤ６９．７０を介してソレノイド７１．７
２に連結されている。ソレノイド７１はホルダガイド６
５の上方に配置され、ソレノイド７２はホルダガイド６
５の下方に配置されている。そして、記録ベルト２７の
両端部近傍には、それぞれ記録ベルト２７の片寄りを検
知する検知器７３．７４が設けられている。

このような構成において、今、記録ベルト２７の左右端
部の周長差、あるいは記録ベルト２７を支持する各ロー
ラ２８〜３１の平行度などの影響により、走行する記録
ベルト２７に片寄りが生じたとする。検知器７３．７４
は、記録ベルト２７が片寄っても画像が表示窓４９内に
表示される許容範囲位置に配置されており、したがって
記録ベルト２７の片寄りがひどく、画像が表示窓４９外
に表示される以前にその片寄り方向を検知する。

まず、片寄りが図中右側に生じた場合、検知器７３の検
知信号は図示しないコントローラに送られ、ソレノイド
７２がオンされる。ソレノイド７２がオンされると、テ
ンションアイドルローラ６１の右端が下方に移動されて
、テンションアイドルローラ６１は右下がりに所定の角
度傾斜した状態となる。これにより、記録ベルト２７と
テンションアイドルロー５６１との摩擦力および記録ベ
ルト２７が走行する距離が記録ベルト２７の左右端部で
変化し、またテンションアイドルローラ６１の軸方向に
対して直角方向に記録ベルト２７を進める作用が生じる
ので、右の片寄りは左側へと補正される。逆に、片寄り
が図中左側に生じた場合、検知器７４の検知信号は図示
しないコントローラに送られ、ソレノイド７１がオンさ
れる。

ソレノイド７１がオンされると、テンションアイドルロ
ーラ６１の右端が上方に移動されて、テンションアイド
ルローラ６１は右上がりに所定の角度傾斜した状態とな
る。これにより、記録ベルト２７とテンションアイドル
ローラ６１との摩擦力および記録ベルト２７が走行する
距離が記録ベルト２７の左右端部で変化し、またテンシ
ョンアイドルローラ６１の軸方向に対して直角方向に記
録ベルト２７を進める作用が生じるので、左の片寄りは
右側へと補正される。

次に、第４図を用いて記録ベルト２７とテンションアイ
ドルローラ６１の力の作用を考える。今、記録ベルト２
７が図中左側に片寄って、テンションアイドルローラ６
１が右上がりに所定の角度傾斜したとする。今、記録ベ
ルト２７の一点Ａを考える。まず、Ａ点には記録ベルト
２７が進む方向の力Ｑがある。また、テンションアイド
ルローラ６１の軸受６２．６３に起因する抗力Ｇが傾斜
させたテンションアイドルローラ６１の法線方向に生じ
る。抗力Ｇは、軸受６２．６３の摩擦係数μと、記録ベ
ルト２７の垂直抗力Ｎと、テンションアイドルローラ６
１の軸受径ｒと、テンションアイドルローラ６１の外形
Ｒとの関係であり、［Ｇ−μＮｒ／Ｒ１で示される大き
さを持つ。また、記録ベルト２７が左側に滑ろうとする
力の抗力Ｈ（−μ’Ｎ）がテンションアイドルローラ６
１の軸方向に生じる。今、合力の大きさを考えると、軸
受６２．６３の摩擦係数μは非常に小さく、［Ｇ＜Ｈ］
となる。したがって、記録ベルト２７にはＨとＱの合力
であるＦが生じ、記録ベルト２７が左側へ片寄ろうとす
る力を妨げ、逆に右側へと片寄りを修正する。また、記
録ベルト２７がテンションアイドルローラ６１に与える
合力角は［α３くα２．α１〈α２・］であり、これは
テンションアイドルローラ６１が矢印Ｓ方向に移動する
ことで、端はどテンションの分力であるＦが変化し、す
なわち垂直抗力が大きくなることを示している。実験に
よれば、５゛以上の角度でテンションアイドルローラ６
１を傾斜させることにより、速やかに記録ベルト２７の
片寄りが補正された。

このように、走行する記録ベルト２７の片寄りを検知し
、この検知結果に応じて記録ベルト２７にテンションを
加えるテンションアイドルローラ６１の一端゛を記録ベ
ルト２７の走行方向と平行方向に移動させて、テンショ
ンアイドルローラ６１を記録ベルト２７の走行方向と平
行方向に所定の角度傾斜させ、記録ベルト２７とテンシ
ョンアイドルローラ６１との摩擦力および記録ベルト２
７が走行する距離を記録ベルト２７の左右端部で変える
ことにより、記録ベルト２７の片寄りを補正するもので
ある。したがって、前述したような複合的原因による記
録ベルト２７の片寄りを効果的に補正することができる
。

［発明の効果コ 以上詳述したように本発明によれば、複合的原因から生
じる記録部材の片寄りを効果的に補正することができる
画像表示装置を提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１因は本発明の一実施例を示す縦断側面図、第２図は
同実施例における片寄り補正手段の構成を示す斜視図、
第３図は同じく片寄り補正手段の平面図、第４図は同じ
く記録ベルトとテンションアイドルローラの力の作用を
説明するための図、第５図はマグネティック・スタイラ
ス・レコーディング法の基本原理を説明するための縦断
側面図、第６図は第５図における要部を拡大して示す縦
断側面図、第７図は従来の画像表示装置を示す縦断側面
図である。 ２０・・・・・・画像搬送部、２１・・・・・・トナー
供給部、２２・・・・・・画像記録部、２３・・・・・
・バックグランドクリーニング部、２４・・・・・・オ
ールクリーニング部、２５・・・・・・画像表示部、２
６・・・・・・トナー搬送部、２７・・・・・・記録ベ
ルト（エンドレスシート状の記録部材）、３５・・・・
・・導電性磁性トナー（粉体）、３７・・・・・・記録
ヘッド、６０・・・・・・片寄り補正手段、６１・・・
・・・テンションアイドルローラ、６７．６８・・・・
・・スプリング、６９．７０・・・・・・ワイヤ、７１
゜７２・・・・・・ソレノイド、７３．７４・・・・・
・検知器。 出願人代理人　弁理士　鈴　江　武　彦第１図 Ｗ５２図 鋼３図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）走行する幅広で周長が短いエンドレスシート状の
   記録部材と、この走行する記録部材の表面に粉体で画像
   を形成する画像形成手段と、この画像形成手段で形成さ
   れた粉体画像が記録部材の走行に伴つて所定の位置にき
   たとき、その粉体画像を表示する画像表示部とからなる
   画像表示装置において； 前記走行する記録部材にテンションを加える記録部材の
   幅以上の長さを有するテンションアイドルローラと； 前記走行する記録部材の片寄りを検知する検知手段と； この検知手段の検知結果に応じて前記テンションアイド
   ルローラの一端を記録部材の走行方向と平行方向に移動
   させる手段と を具備したことを特徴とする画像表示装置。
2. （２）前記粉体は導電性磁性トナーであることを特徴と
   する特許請求の範囲第１項記載の画像表示装置。
3. （３）前記画像形成手段はマグネティック・スタイラス
   ・レコーディング法を用いて画像形成を行なうことを特
   徴とする特許請求の範囲第１項記載の画像表示装置。