JPS6313272Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6313272Y2 JPS6313272Y2 JP17299583U JP17299583U JPS6313272Y2 JP S6313272 Y2 JPS6313272 Y2 JP S6313272Y2 JP 17299583 U JP17299583 U JP 17299583U JP 17299583 U JP17299583 U JP 17299583U JP S6313272 Y2 JPS6313272 Y2 JP S6313272Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piston
- nip
- slit
- pressure
- press
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 6
- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 230000018044 dehydration Effects 0.000 description 3
- 238000006297 dehydration reaction Methods 0.000 description 3
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 3
- 238000005553 drilling Methods 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 210000002445 nipple Anatomy 0.000 description 2
- 102100027340 Slit homolog 2 protein Human genes 0.000 description 1
- 101710133576 Slit homolog 2 protein Proteins 0.000 description 1
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Landscapes
- Paper (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は抄紙機に応用できる広巾ニツププレス
に関するものである。
に関するものである。
第1図〜第3図、第7図a,bに従来の抄紙機
における広巾ニツププレスの概略構成を示す。広
巾ニツププレスは、形成されつつある紙、ウエブ
から水分を除去するものである。
における広巾ニツププレスの概略構成を示す。広
巾ニツププレスは、形成されつつある紙、ウエブ
から水分を除去するものである。
第3図は第1図のA〜A拡大断面図であり、圧
搾ロール1に相対して固定したニツプシユー2が
あり、同ニツプシユー2の入側には潤滑油槽3が
ある。ブランケツト7が潤滑油槽3を通ることに
よつて、ニツプシユー2と圧搾ロール1の界面は
ブランケツト7により潤滑され、ニツプシユー2
は、流体動圧軸受として作用する。
搾ロール1に相対して固定したニツプシユー2が
あり、同ニツプシユー2の入側には潤滑油槽3が
ある。ブランケツト7が潤滑油槽3を通ることに
よつて、ニツプシユー2と圧搾ロール1の界面は
ブランケツト7により潤滑され、ニツプシユー2
は、流体動圧軸受として作用する。
潤滑油は潤滑油ポンプ8にて潤滑油槽3に補給
され、ニツプシユー2の摺動面を潤滑し、落下、
回収されて循環される(図示せず)。また圧搾ロ
ール1とニツプシユー2の間に挟まれて、最下部
にはブランケツト7、次に下部フエルト5が複数
のロールに保持され、下部に連続した別々の環体
を形成し、上部フエルト4も同じく上部に連続し
た環体を形成している。
され、ニツプシユー2の摺動面を潤滑し、落下、
回収されて循環される(図示せず)。また圧搾ロ
ール1とニツプシユー2の間に挟まれて、最下部
にはブランケツト7、次に下部フエルト5が複数
のロールに保持され、下部に連続した別々の環体
を形成し、上部フエルト4も同じく上部に連続し
た環体を形成している。
ニツプシユー2は、枢軸9、ピストン10、シ
リンダー11を介して支持梁12に支持されてお
り、油圧管13よりの圧油によるピストン10の
上動の圧力を圧搾ロール1に伝達し、圧搾ロール
1はベアリング14を介して加圧されて回転し、
ニツプシユー2との間にニツプ巾の広い圧搾部を
形成している。紙ウエブ6は、上部フエルト4と
下部フエルト5の間に挟持され、前記圧搾部を通
り脱水される。上部、下部フエルト4,5は、紙
ウエブ6より吸収した水分をサクシヨンボツクス
(図示せず)にて除去され、連続して圧搾部にて
紙ウエブ6から水分を除去する。
リンダー11を介して支持梁12に支持されてお
り、油圧管13よりの圧油によるピストン10の
上動の圧力を圧搾ロール1に伝達し、圧搾ロール
1はベアリング14を介して加圧されて回転し、
ニツプシユー2との間にニツプ巾の広い圧搾部を
形成している。紙ウエブ6は、上部フエルト4と
下部フエルト5の間に挟持され、前記圧搾部を通
り脱水される。上部、下部フエルト4,5は、紙
ウエブ6より吸収した水分をサクシヨンボツクス
(図示せず)にて除去され、連続して圧搾部にて
紙ウエブ6から水分を除去する。
第7図の従来機構において、aはシリンダー1
1で、底部より圧油が送油され、シール16があ
り、またbはピストン10でシール17,17a
がある。
1で、底部より圧油が送油され、シール16があ
り、またbはピストン10でシール17,17a
がある。
しかしながら前記従来装置は、加圧状態になつ
た場合、圧搾ロール1が加圧荷重によつて第2図
に図示のように撓みが生じる。その撓みに沿うよ
うに、加圧ピストン10も撓むが、その反力が加
圧油圧力にプラスされるので、両端部が中央部よ
り、ピストンの撓みの反力分だけ高くなる傾向が
あつた。
た場合、圧搾ロール1が加圧荷重によつて第2図
に図示のように撓みが生じる。その撓みに沿うよ
うに、加圧ピストン10も撓むが、その反力が加
圧油圧力にプラスされるので、両端部が中央部よ
り、ピストンの撓みの反力分だけ高くなる傾向が
あつた。
第4図はこの場合のニツプ圧の加圧曲線を図示
したもので、加圧面長18、ニツプ圧19となつ
ており、両端部のニツプ圧が高く、また巾方向の
ニツプ圧プロフアイルが不均一になつている。
したもので、加圧面長18、ニツプ圧19となつ
ており、両端部のニツプ圧が高く、また巾方向の
ニツプ圧プロフアイルが不均一になつている。
また上部、下部フエルト4,5及びブランケツ
ト7は、エンドレスで製作されていて高価なもの
であるが、前記のようにニツプ圧の不均衡のた
め、局部的な影響が起こることが考えられる。ま
たブランケツトの交換時は、トツプビームより吊
られている支持梁12を、ジヤツキで保持して吊
リンクを外し、巾の広いフエルト4,5、ブラン
ケツト7を圧搾ロール1、ニツプシユー2の間に
入れ、また数多い保持ロールに入れる操作が必要
であり、このため労力、時間、コストのロスが大
きかつた。
ト7は、エンドレスで製作されていて高価なもの
であるが、前記のようにニツプ圧の不均衡のた
め、局部的な影響が起こることが考えられる。ま
たブランケツトの交換時は、トツプビームより吊
られている支持梁12を、ジヤツキで保持して吊
リンクを外し、巾の広いフエルト4,5、ブラン
ケツト7を圧搾ロール1、ニツプシユー2の間に
入れ、また数多い保持ロールに入れる操作が必要
であり、このため労力、時間、コストのロスが大
きかつた。
本考案は巾方向のニツプ圧プロフアイルの不均
一による紙ウエブの脱水むら、厚、薄むらが起こ
る要因を除去し、運転効率の改善及び良質の製品
を提供することを目的とするものである。
一による紙ウエブの脱水むら、厚、薄むらが起こ
る要因を除去し、運転効率の改善及び良質の製品
を提供することを目的とするものである。
この目的を達成するために本考案は、スリツト
溝を持つたピストンにより加圧脱水を行なうこと
により、脱水むら、厚、薄むらの要因もなくな
り、良質の製品を得ることができる広巾ニツププ
レスを提供せんとするものである。
溝を持つたピストンにより加圧脱水を行なうこと
により、脱水むら、厚、薄むらの要因もなくな
り、良質の製品を得ることができる広巾ニツププ
レスを提供せんとするものである。
以下本考案の実施例を図面について説明する。
加圧力の不均一を改善するためには、ロールの剛
性を高め、ロールの撓みを小さくする方法と、ピ
ストンの剛性を低くし、撓みの反力を小さくする
方法がある。しかし前者の方法では、ロールが巨
大化し、コスト高となる。従つて本考案では、ピ
ストンの剛性を低くし、しかも構造を変更するこ
ともなく、低コストで従来の不具合を改善しよう
とするものである。
加圧力の不均一を改善するためには、ロールの剛
性を高め、ロールの撓みを小さくする方法と、ピ
ストンの剛性を低くし、撓みの反力を小さくする
方法がある。しかし前者の方法では、ロールが巨
大化し、コスト高となる。従つて本考案では、ピ
ストンの剛性を低くし、しかも構造を変更するこ
ともなく、低コストで従来の不具合を改善しよう
とするものである。
第5図〜第7図に、本考案の1実施例としての
広巾ニツププレスにおける加圧ピストンの剛性を
弱める装置の概略構成を示す。第5図の実施例
は、スリツト切りピストンA型21を特長として
おり、他は従来と同じである。スリツト切りピス
トンA型21を第7図cの斜視図にて示す。また
第7図aのシリンダー11は、第7図cのピスト
ンにも従来と同じように用いる。従来は第7図a
のシリンダー11と、第7図bのピストン10の
組合わせとなつていたが、本実施例では、第7図
aシリンダー11と第7図cスリツト切りピスト
ンA型21の組合わせとなる。ピストンA型21
にシール17の機能を残し、必要巾のスリツト2
2を切り剛性を弱めている。
広巾ニツププレスにおける加圧ピストンの剛性を
弱める装置の概略構成を示す。第5図の実施例
は、スリツト切りピストンA型21を特長として
おり、他は従来と同じである。スリツト切りピス
トンA型21を第7図cの斜視図にて示す。また
第7図aのシリンダー11は、第7図cのピスト
ンにも従来と同じように用いる。従来は第7図a
のシリンダー11と、第7図bのピストン10の
組合わせとなつていたが、本実施例では、第7図
aシリンダー11と第7図cスリツト切りピスト
ンA型21の組合わせとなる。ピストンA型21
にシール17の機能を残し、必要巾のスリツト2
2を切り剛性を弱めている。
次に第7図dにおいては、第7図aのシリンダ
ー11と、第7図dのスリツト切りピストンB型
23の組合わせとなる。この場合も前記のように
シール17の機能は残し、図のように大きなキリ
穴24をあけ、切り巾のせまいスリツト22を切
り剛性を弱める構成としている。
ー11と、第7図dのスリツト切りピストンB型
23の組合わせとなる。この場合も前記のように
シール17の機能は残し、図のように大きなキリ
穴24をあけ、切り巾のせまいスリツト22を切
り剛性を弱める構成としている。
さて第7図dにおいて大きなキリ穴24をあ
け、切り巾の狭いスリツト22を切つたのは、ス
リツト巾が大きく、ピツチが狭いほど効果は大き
いが、巾を広くするとニツプ圧むらとなり、また
ピツチを狭くすると強度不足となるためである。
従つて大きなキリ穴24をあけ、巾の狭いスリツ
ト22を切ることにより、キリ穴の直径分のスリ
ツト効果をもち、また巾の狭いスリツト22によ
り、ニツプ圧むらを防止することができる。また
丸いキリ穴のため、スリツト切り角部のクラツク
発生も防げる。
け、切り巾の狭いスリツト22を切つたのは、ス
リツト巾が大きく、ピツチが狭いほど効果は大き
いが、巾を広くするとニツプ圧むらとなり、また
ピツチを狭くすると強度不足となるためである。
従つて大きなキリ穴24をあけ、巾の狭いスリツ
ト22を切ることにより、キリ穴の直径分のスリ
ツト効果をもち、また巾の狭いスリツト22によ
り、ニツプ圧むらを防止することができる。また
丸いキリ穴のため、スリツト切り角部のクラツク
発生も防げる。
さてシリンダー11にスリツト切りピストンA
型21、またはスリツト切りピストンB型23を
嵌入し、油圧管13よりの圧油によつてシリンダ
ーが上動し、圧搾ロール1との間で、前記のよう
に加圧状態になり、第2図に図示のように、圧搾
ロール1に撓みが生じたとき、ピストンにスリツ
ト22が切られているので、ピストンの剛性は弱
められる。そして微少ではあるが、スリツトの切
口が開く状態になり、圧搾ロール1の撓みに対す
る反力が小さくなり、上部、下部フエルト4,
5、紙ウエブ6、ブランケツト7に対する影響が
一様になる。
型21、またはスリツト切りピストンB型23を
嵌入し、油圧管13よりの圧油によつてシリンダ
ーが上動し、圧搾ロール1との間で、前記のよう
に加圧状態になり、第2図に図示のように、圧搾
ロール1に撓みが生じたとき、ピストンにスリツ
ト22が切られているので、ピストンの剛性は弱
められる。そして微少ではあるが、スリツトの切
口が開く状態になり、圧搾ロール1の撓みに対す
る反力が小さくなり、上部、下部フエルト4,
5、紙ウエブ6、ブランケツト7に対する影響が
一様になる。
第6図はスリツト切りピストン21,23の場
合のニツプ圧の加圧曲線を示し、加圧面長18、
ニツプ圧19である第4図の従来に比べ、ニツプ
圧、変動値25は少なく、ほぼ一様である。
合のニツプ圧の加圧曲線を示し、加圧面長18、
ニツプ圧19である第4図の従来に比べ、ニツプ
圧、変動値25は少なく、ほぼ一様である。
以上詳細に説明した如く本考案は構成されてい
るので、ピストンの剛性がスリツトによつて弱め
られ、圧搾ロール1の撓みに対する反力が小さく
なり、また反力は全面均一に近くかかるので、ロ
ール巾方向のニツプ圧プロフアイルがほぼ均一に
なり、従つて上部、下部フエルト、ブランケツト
の局部的な影響がなくなる。また紙の脱水むら、
厚、薄むらの要因もなくなり、良質の製品が提供
できると共に、スリツト切りピストンB型23に
おいては、大きなキリ穴を明け、切巾の狭いスリ
ツトを切ることによつて、加工を容易にし、また
ニツプ圧むらも発生せず、コスト安で提供でき
る。
るので、ピストンの剛性がスリツトによつて弱め
られ、圧搾ロール1の撓みに対する反力が小さく
なり、また反力は全面均一に近くかかるので、ロ
ール巾方向のニツプ圧プロフアイルがほぼ均一に
なり、従つて上部、下部フエルト、ブランケツト
の局部的な影響がなくなる。また紙の脱水むら、
厚、薄むらの要因もなくなり、良質の製品が提供
できると共に、スリツト切りピストンB型23に
おいては、大きなキリ穴を明け、切巾の狭いスリ
ツトを切ることによつて、加工を容易にし、また
ニツプ圧むらも発生せず、コスト安で提供でき
る。
第1図は従来の広巾ニツププレスの正面図、第
2図は第1図においてロールが撓んだ場合の正面
図、第3図は第1図のA〜A断面図、第4図は従
来の場合のニツプ圧の加圧曲線図、第5図は本考
案の実施例を示す広巾ニツププレスの正面図、第
6図は第5図の場合のニツプ圧の加圧曲線図、第
7図a,bは従来の広巾ニツププレスにおけるピ
ストンとシリンダーの斜視図、第7図c,dは
夫々本考案の実施例を示すニツププレスにおける
ピストンの斜視図である。 図の主要部分の説明、10……ピストン、11
……シリンダー、21……スリツト切りピストン
A型、22……スリツト、23……スリツト切り
ピストンB型、24……キリ穴。
2図は第1図においてロールが撓んだ場合の正面
図、第3図は第1図のA〜A断面図、第4図は従
来の場合のニツプ圧の加圧曲線図、第5図は本考
案の実施例を示す広巾ニツププレスの正面図、第
6図は第5図の場合のニツプ圧の加圧曲線図、第
7図a,bは従来の広巾ニツププレスにおけるピ
ストンとシリンダーの斜視図、第7図c,dは
夫々本考案の実施例を示すニツププレスにおける
ピストンの斜視図である。 図の主要部分の説明、10……ピストン、11
……シリンダー、21……スリツト切りピストン
A型、22……スリツト、23……スリツト切り
ピストンB型、24……キリ穴。
Claims (1)
- 圧搾ロールにフエルト及びウエブを押圧するピ
ストンを、スリツト溝を持つたピストンとして加
圧脱水を行なうことを特徴とする広巾ニツププレ
ス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17299583U JPS6082496U (ja) | 1983-11-08 | 1983-11-08 | 広巾ニツププレス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17299583U JPS6082496U (ja) | 1983-11-08 | 1983-11-08 | 広巾ニツププレス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6082496U JPS6082496U (ja) | 1985-06-07 |
JPS6313272Y2 true JPS6313272Y2 (ja) | 1988-04-14 |
Family
ID=30376965
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17299583U Granted JPS6082496U (ja) | 1983-11-08 | 1983-11-08 | 広巾ニツププレス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6082496U (ja) |
-
1983
- 1983-11-08 JP JP17299583U patent/JPS6082496U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6082496U (ja) | 1985-06-07 |
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