JPS6312B2 - - Google Patents

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JPS6312B2
JPS6312B2 JP54108157A JP10815779A JPS6312B2 JP S6312 B2 JPS6312 B2 JP S6312B2 JP 54108157 A JP54108157 A JP 54108157A JP 10815779 A JP10815779 A JP 10815779A JP S6312 B2 JPS6312 B2 JP S6312B2
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JP
Japan
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sensitizing
plant growth
dissolved oxygen
compounds
sprayed
Prior art date
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Expired
Application number
JP54108157A
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English (en)
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JPS5632922A (en
Inventor
Akira Yoshino
Makoto Kahata
Ryoji Kitahama
Isamu Iwami
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP10815779A priority Critical patent/JPS5632922A/ja
Publication of JPS5632922A publication Critical patent/JPS5632922A/ja
Publication of JPS6312B2 publication Critical patent/JPS6312B2/ja
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  • Cultivation Of Plants (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は光、空気もしくは酸素の存在下におい
て光増感酸化用増感物質を用いることにより植物
の成長を制御する方法に関するものである。 従来より植物の成長を制御する方法としては種
種の除草剤、成長抑制剤、発芽防止剤等の化学物
質を用いる方法、あるいは放射線、紫外線等を用
いる方法等が知られているが、例えば化学物質を
用いる方法の場合、かかる効果を有する化学物質
は全て人体に対しても有害であり、種々の弊害を
引き起こしていることは周知の通りであり、大き
な社会問題となつている。又、放射線、紫外線等
の照射処理方法は大がかりな設備が必要であり大
規模な処理にはコスト的に全く不可能であると共
に放射線や紫外線等の極めて有害なものを用いる
という環境上の問題点をも有している。 本発明の植物成長制御方法はかかる従来の方法
とは本質的に異なるものであり、それ単独では全
く植物の成長に対しては作用を有しない無害な増
感物質が可視光線及び空気の存在下において著し
い植物成長制御作用を発揮するものである。 本発明者らは全く別の観点から、種々の光増感
酸化反応系において種々の増感物質の増感効率に
ついての検討過程において、偶然にも該光増感酸
化反応系において高い増感効率を有する増感物質
が優れた植物の成長制御作用を有していることを
見出した結果、380nm〜800nmの波長領域に吸
収帯を有しかつ溶存酸素消費値△DOが0.5以上で
ある増感物質を用いる植物成長制御方法を見出し
本発明を完成するに至つた。 本発明で云う増感物質とは少くとも380nm〜
800nmの波長領域に吸収帯を有し、かつ後述の
試験方法により測定される溶存酸素消費値△DO
が0.5以上の値を示す物質と定義される。 ここで溶存酸素消費値△DOとは増感物質の増
感作用の度合を示す値であつて、特定濃度の酸素
を溶存せしめた水に特定の被酸化物を溶解させ、
増感物質の存在下に一定強度の光を照射した時
に、溶存酸素の減少率を示すものであり、後述の
方法及び試験方法を用いて容易に測定される。 本発明において上記に実義される溶存酸素消費
値△DO値は0.5以上でなければならない。△DO
値が0.5未満の場合は増感作用が余りに低く、目
的とする酸化反応を進行せしめるのに極めて長時
間の光照射が必要であり増感物質としては用いら
れない。 かかる条件を満たす代表的な増感物質を示せば
ローズベンガル、エオシンY、エオシンB、エリ
スロシン、フロキシン、フルオレツセン、ローダ
ミン6G、ローダミンB等のキサンテン系化合物、
マラカイトグリーン、メチルバイオレツト、クリ
スタルバイオレツト等のジフエニールメタン、ト
リフエニールメタン系化合物、アクリジンオレン
ジ、等のアクリジン系化合物、チオニン、メチレ
ンブルー、トルイジンブルー、ニユーメチレンブ
ルー、メチレングリーン、ベーシツクブルー等の
チアジン系化合物、キナリジンブルー、アストラ
ゾンレツド6B等のシアニン系化合物、クロロフ
イル、クロロフイリン、テトラフエニルポルフイ
ン、ヘマトポルフイリン等のポルフイン系化合
物、クリセン、コロネン、ペリレン等の芳香族炭
化水素化合物、4・4′、6・6′−テトラメチルイ
ンジゴ、5・5′、7・7′−テトラメチルチオイン
ジゴ、等のインジゴ、チオインジゴ系化合物、
2・4−ジニトロ−4−ヒドロキシジフエニール
アミン、ナフトールグリーンB等の芳香族ニト
ロ、ニトロソ系化合物、アントラキノン、1−ヒ
ドロキシ−4−アミノアントラキノン、N・
N′−ジベンゾイル−1・4−ジアミノアントラ
キノン、ベンゾアントロン、アントアントロン等
の芳香族ケトン系化合物、アントラキノンカルバ
ゾール、アントラキノンアクリドン等の芳香族複
素環系化合物等が挙げられる。 上記増感物質は水溶性であつても油溶性であつ
ても本発明の目的に用いることができるが、その
使用形態を考えた場合水溶性である方がより好ま
しい。上記増感物質の中、油溶性のものについて
は必要に応じスルホン基、カルボキシル基、等の
親水基を導入することにより水溶性に変換して用
いても良い。 かかる増感物質を用い本発明の目的を達成する
には前述の如く可視光線及び酸素の存在が必要で
あるが、通常太陽光等の自然光で十分であるが、
必要によりタングステンランプ、螢光ランプ、ハ
ロゲンランプ、メタルハライドランプ等の人工光
源を用いても良い。又、酸素源としては空気中の
酸素で十分である。 本発明を実施するに際しては、増感物質を水又
は溶剤に溶かした溶液を植物体に対し散布、塗布
するか、もしくは地面に散布すれば良い。 本発明の目的を達成するには通常5%以下の濃
度で用いられるが、好ましくは0.1%以下の濃度
で用いる方が平均した効果が得られる。又、必要
な散布量は目的により異なるが通常100m2当り0.1
g〜100gの量が用いられる。 本発明で云う植物成長制御効果とは、植物の成
長停止、成長抑制、枯死、発芽停止、発芽抑制、
成長異常、開花停止、開花抑制等を云う。 増感物質が何故かかる植物成長制御効果を有し
ているか未だ定かではないが、増感物質を触媒と
して可視光線エネルギーにより活性化された一重
項酸素分子もしくは類似の活性酸素種の作用に基
くものと推察される。従つて増感効率、即ち一重
項酸素分子もしくは類似の活性酸素種の生成効率
の高い増感物質程、著しい植物成長制御効果を有
している。即ちかかる増感効率のパラメーターで
ある溶存酸素消費値△DOが前述の如く0.5以上で
ある場合に著しい植物成長制御効果が見出され
る。特に植物の成長初期過程、即ち発芽過程にお
いて顕著な制御作用を有し、大半の場合発芽停止
効果を示す。又、植物生長体に対し該増感物質を
散布、又は塗布した場合、成長停止成長抑制、開
花停止、枯死等の効果が見出される。 前述の如く本発明の植物成長制御方法は従来用
いられている他の生体に対しても毒性を有する除
草剤、成長抑制剤、発芽防止剤等と異なり、全く
毒性を有しない増感物質を用いるものであり工業
的、社会的に極めて有用である。 以下実施例により本発明を更に詳しく説明す
る。 なお電子スペクトルの測定は日立−124型分光
光度計を、又溶存酸素量は溶存酸素計DO−1B型
(東亜電波工業社製)を用いた。 試験方法 (A) 溶存酸素消費値△DOの測定 (1) 試料 増感物質5mgを溶媒500mlに溶解せしめた
ものを測定試料とする。 (2) 光源 500Wキセノンランプを光源としJIS Z−
8902に定められるフイルターにより分光分布
を調整した標準白色光源で測定容器受光面に
おいて5000ルクスに設定する。 (3) 測定容器 パイレツクス製100mm×100mm×50mmの角型
容器で受光面100mm×100mmのみを透明とし他
の面は黒塗り不透明とする。 (4) 測定方法 暗室内にて(1)で定まる量の試料にフルフリ
ルアルコール5gを溶解し、温度20℃、反応
前溶存酸素量DO0を8ppmに設定する。該試
料(3)の測定容器に満たし密閉する。磁気撹拌
子により撹拌しながら(2)の光源により10分間
照射する。 照射後の溶存酸素値DO1を測定し下式によ
り溶存酸素消費値△DOを求める。 △DO=DO0−DO1/DO0×100 但しDO0=8ppm 参考例 溶存酸素消費値△DOの測定 表−1に示す化合物について蒸留水又はキシレ
ンを溶媒として溶存酸素消費値△DOを測定し
た。その結果を表−2に示す。併せて電子スペク
トルの吸収極大の位置(以後λmaxと表わす)の
測定結果を示す。
【表】
【表】
【表】
【表】 実施例 1 参考例で用いた化合物No.1ローズベンガル1.5
gを水20に溶解せしめた。 2m×2mの地面を2m×1mの二つの区画に
等分し、その中の一方の区画にのみ、上記溶液を
均一に散布した。2ケ月経過後、非散布区画には
雑草が著しく成育したのに対し、散布区画には全
く雑草は成育しなかつた。 実施例 2 実施例1の非散布区画に成育した雑草に対し、
参考例で用いた化合物No.5メチレンブルー1.0g
を10の水に溶かした水溶液を散布した。 1週間後雑草の大半が枯死した。 実施例 3〜8 内径250mm、深さ50mmのガラス製シヤーレに脱
脂綿を入れ、表−3に示す増感物質300ppm含有
する水で湿めらせた。この脱脂綿上に実施例1の
非散布区画に成育した雑草の種子を各々100個置
き一定量の水を補給しながら、2週間屋外に放置
した。その時の発芽率の結果を表−4に示す。
【表】 比較例 1 実施例3〜8において増感物質を用いない以外
は全く同じ操作を行つた。 結果を同じく表−4に示す。
【表】 実施例 9〜13 表−5に示す増感物質を用い圃場試験による除
草効果に対する確認を実施した。 圃場試験結果 水田作跡地を用い、昭和54年1月11日実験を開
始した。各増感物質を50ppmの濃度に調製し1週
間毎に散布した。試験区は2反覆制をとり昭和54
年2月20日調査した。各区1.0m2に成育した雑草
量の採取2区の合計をもつて除草効果を判定し
た。 結果を表−5に示す。 比較例 2 実施例9〜13において増感物質を用いない以外
は全く同じ操作を行つた。 結果を表−5に示す。
【表】
【表】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 380nm〜800nmの波長領域に吸収帯を有し
    かつ溶存酸素消費値△DOが0.5以上である増感物
    質を用いる植物成長制御方法。
JP10815779A 1979-08-27 1979-08-27 Plant growth control method Granted JPS5632922A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10815779A JPS5632922A (en) 1979-08-27 1979-08-27 Plant growth control method

Applications Claiming Priority (1)

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JP10815779A JPS5632922A (en) 1979-08-27 1979-08-27 Plant growth control method

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5632922A JPS5632922A (en) 1981-04-02
JPS6312B2 true JPS6312B2 (ja) 1988-01-05

Family

ID=14477390

Family Applications (1)

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JP10815779A Granted JPS5632922A (en) 1979-08-27 1979-08-27 Plant growth control method

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20200000474U (ko) 2018-08-21 2020-03-03 경수 예 식기세척기의 세제투입장치
KR20220128690A (ko) 2021-03-15 2022-09-22 김규혁 내진용 앵커볼트
KR20220135606A (ko) 2021-03-31 2022-10-07 김규혁 앵커볼트

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4875339A (ja) * 1972-01-14 1973-10-11

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4875339A (ja) * 1972-01-14 1973-10-11

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KR20200000474U (ko) 2018-08-21 2020-03-03 경수 예 식기세척기의 세제투입장치
KR20220128690A (ko) 2021-03-15 2022-09-22 김규혁 내진용 앵커볼트
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JPS5632922A (en) 1981-04-02

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