JPS63121898A - 給排管内の液体遮音装置 - Google Patents

給排管内の液体遮音装置

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Publication number
JPS63121898A
JPS63121898A JP61267672A JP26767286A JPS63121898A JP S63121898 A JPS63121898 A JP S63121898A JP 61267672 A JP61267672 A JP 61267672A JP 26767286 A JP26767286 A JP 26767286A JP S63121898 A JPS63121898 A JP S63121898A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
sound
pipe
sound insulation
supply
Prior art date
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Pending
Application number
JP61267672A
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English (en)
Inventor
薫 中村
英夫 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
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Publication date
Application filed by Yokohama Rubber Co Ltd filed Critical Yokohama Rubber Co Ltd
Priority to JP61267672A priority Critical patent/JPS63121898A/ja
Publication of JPS63121898A publication Critical patent/JPS63121898A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、給排管内の液体遮音装置に係わり、更に詳
しくは給排管内の液体を伝わる水中音を有効に低減させ
た給排管内の液体遮音装置に関するものである。
〔従来技術〕
一般に、ポンプ等の給排水管や、油圧水圧系の配管等に
は、管の外皮を伝わる固体振動音と、管内部の液体を伝
わる水中音との二つがあることが知られている。
上記、ポンプ等の騒音は、配管系を通して外部に放射さ
れて種々の騒音妨害を起因する。これを防止するために
は、管を伝わる防振台と管内の液体を伝わる音波の二つ
を制御する必要がある。
従来では外皮管を伝わる振動音に対しては、所謂「防振
管継手」があり、この防振管継手は振動音をかなり効果
的に除去することが出来るが、しかし、管内の液体を伝
わる音波は有効に低減させることはできず、また現在に
おいても液体を伝わる音波を効果的に低減させる方法は
提案されていない。
〔発明の目的〕
この発明は、かかる従来の問題点に着目して案出された
もので、その目的とするところは簡単な遮音性の素材を
給排管の内部に装着することによって、配管内の液体の
流れに影響を与えることなく、音響工学的に水中伝搬音
を低減させることが出来る給排管内の液体遮音装置を提
供するものである。
〔発明の構成〕
この発明は上記目的を達成するため、液体の送流する給
排管内の途中に、液体の圧力により体積変化を生じるよ
うな遮音部材を介設したことを要旨とするものである。
次に、一般的な遮音の原理について説明する。
まず、第1図に示すような細長い液体の音波伝搬路Sが
あり、平面波は右側から左側に進行するものとする。
今、伝搬路Sの途中に所定長さの異媒質の部分Aがある
場合、入射音波Q1は異媒質の部分Aで一部は反射し、
残りは透過する。異媒質の部分Aによって透過音波Q2
が低減する量Tの計算には、音響工学に次の理論式があ
る。
ρ2 C:伝搬路Sの途中に挿入した異媒質の密度ρ、
音速C ρ0+Cfi:管内の液体の密度をρ。、音速C8K 
:2π/λ 、λは音波の波長(cm)X :異媒質の
部分Aの長さく cm )数値計算例を示すと、第2図
の通りであり、周波数によって、100%透過する部分
が周期的に存在する。
〔発明の実施例〕 次に、添付図面の第3図及び第4図に基いて、この発明
の詳細な説明する。
第3図は、この発明の第1実施例を示し、液体Wの送流
する給排管1内の途中に、液体Wの圧力により体積変化
を生じるような所定長さXlの遮音部材2(ρC管)を
介設しである。
即ち、鉄管等の給排管1内の途中に、径方向に拡開させ
た部分を一体的に形成し、その凹部3内に液体Wの圧力
によって体積変化を生ずる素材により成る遮音材4を充
填させである。
給排管1内に、異媒質のものがあると液体Wは流れない
ので、給排水管としては使用できずまた、給排水管I内
には液体Wが常時流れているので、管内のいたる所は同
一の媒質であり、特定部分だけを異媒質のもとすること
もできない。この発明では、音波の通過だけを阻止すれ
ば良いため、音響的性質だけを異媒質と同様にすれば良
い。
従って、前記給排管1内の途中に設けた遮音部材2を、
液体Wが管内を流れていて、特定の部分を通過する時、
液体Wの流れに影響を与えずに音速Cが不連続的に変化
し、即ち固有音響インピーダンスρCが不連続的に変化
するように構成すれば良いことになる。
また、第4図はこの発明の第2実施例を示し、液体Wの
送流する給排管1内の途中中心部に、液体Wの圧力によ
り体積変化を生しるような所定長さX2の板状の遮音部
材2a(ρC管)を介設したものである。
次に、上記給排管1内の途中に介設した遮音部材2.2
a(ρC管)の動作について説明する。
いま、遮音部材2. 2a  (pC管)の前後に液体
Wの通路と同一内径を有する管を接続し、液体Wを満た
し、音波(粗密波)が遮音部材2゜2aの内部に到達し
た場合について考える。
遮音部材2,2aの内部には、液体Wの圧力によって体
積変化を生ずる素材により成る遮音材4を充填させであ
るため、粗密波の圧力が管入り口に加わった場合、管内
の遮音材4が伸縮変形して管内圧力はあまり変化せず、
圧力は管の出口には有効に伝わらない。
これを、音響的に表現すると次のようになる。
遮音部材2,2aを設けた給排管1内では、粗密波によ
る体積変化に対する圧力変化、即ち見掛けの体積弾性率
が低下する。体積弾性率が低下すると、音速c  (c
 = fiアK  :体積弾性率)が低下する。即ち、
管内の固有音響インピーダンスρCが低下する。
このように、液体Wが給排管1内の途中に介設した遮音
部材2,2aを通過する間に、固有音響インピーダンス
ρCば、その他の配管部分の固を音響インピーダンスρ
Cと異なることになる。然し、給排管1内は液体Wが通
過できる構造にしであるため、液体Wの流れには影響を
与えない。
以上のことから、液体Wが遮音部材2,2aの給排管1
を通過する時、その前後で固有音響インピーダンスρC
が不連続的に変化し、この不連続的変化が遮音効果を生
じるのである。
次に、遮音性能について説明する。
遮音部材2(ρC管)が遮音しようとする給排管1の中
間に接続された場合の性能としては、上述した(1)式
で計算され、第2図で示した数値計算のような特性とな
る。
然しなから、第2図の場合には遮音効果が無効になる周
波数が周期的に発生し、遮音部材2(ρC管)一つでは
遮音性能が不十分である。
このような問題を解決するため、第5図に示すように、
長さの異なる複数の遮音部材2(ρC管)を夫々、適宜
の距離を隔てて設置する。
この遮音部材2(ρC管)の特性は、その長さによって
遮音周波数特性の切れ込み周波数が異なるので、複数の
特性の合成では第5図に示すような数値例のように遮音
周波数特性は改善される。
第5図は、長さの異なる二つの遮音部材2(ρC管)を
用いた液体遮音装置の遮音性能を示したもので、短いρ
C管■を一つ使用した場合と、pCC管上りも長いρC
管■を一つ使用した場合、更に長さの異なる二つのρC
管■、■を用いた場合について遮音効果を示している。
第5図から次のようなことが明らかとなった。
(al遮音効果を決定するのは、m(=ρC/ρ。
co)であり、管の長さには無関係。
(b)遮音効果を高めるには、 ☆mを小さく設定する。mは液体に対して空気の場合が
最小である。
☆単位長さ当たりの遮音材の量を大きくする(厚さを厚
くする)。
☆ρC管の使用段数を増やす。
(C)ρC管の長さは、切れ込み周波数の繰返し周期だ
けに関係する。
(d+内圧の高い配管の場合には、その静圧に耐え、か
つ圧力変動部(音波の粗密波)に反応する柔軟性を有す
る素材である必要がある。
〔発明の効果〕
この発明は、上記のように液体の送流する給排管内の途
中に、液体の圧力により体積変化を生しるような遮音部
材を介設したもので、簡単な遮音性の素材を給排管の内
部に装着して配管内の液体の流れに影響を与えることな
く、音響工学的に水中伝搬音を有効に低減させることが
出来る効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は、この発明の遮音理論の説明図、第
3図はこの発明の第1実施例を示す断面図、第4図はこ
の発明の第2実施例を示す断面図、第5図はこの発明の
遮音性能を示す説明図である。 1・・・給排管、2・・・遮音部材(pC管)W・・・
液体。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 液体の送流する給排管内の途中に、液体の圧力により体
    積変化を生じるような遮音部材を介設したことを特徴と
    する給排管内の液体遮音装置。
JP61267672A 1986-11-12 1986-11-12 給排管内の液体遮音装置 Pending JPS63121898A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61267672A JPS63121898A (ja) 1986-11-12 1986-11-12 給排管内の液体遮音装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP61267672A JPS63121898A (ja) 1986-11-12 1986-11-12 給排管内の液体遮音装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS63121898A true JPS63121898A (ja) 1988-05-25

Family

ID=17447921

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61267672A Pending JPS63121898A (ja) 1986-11-12 1986-11-12 給排管内の液体遮音装置

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JP (1) JPS63121898A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9157578B2 (en) 2009-03-04 2015-10-13 Horiba Stec, Co., Ltd. Gas supply device

Cited By (1)

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US9157578B2 (en) 2009-03-04 2015-10-13 Horiba Stec, Co., Ltd. Gas supply device

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