JPS6312095B2 - - Google Patents

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JPS6312095B2
JPS6312095B2 JP17845080A JP17845080A JPS6312095B2 JP S6312095 B2 JPS6312095 B2 JP S6312095B2 JP 17845080 A JP17845080 A JP 17845080A JP 17845080 A JP17845080 A JP 17845080A JP S6312095 B2 JPS6312095 B2 JP S6312095B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
groups
epoxy resin
aliphatic
curing
Prior art date
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Expired
Application number
JP17845080A
Other languages
Japanese (ja)
Other versions
JPS57102921A (en
Inventor
Kazuhiko Morio
Hisashi Murase
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Adeka Corp
Original Assignee
Asahi Denka Kogyo KK
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Publication date
Application filed by Asahi Denka Kogyo KK filed Critical Asahi Denka Kogyo KK
Priority to JP17845080A priority Critical patent/JPS57102921A/en
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Publication of JPS6312095B2 publication Critical patent/JPS6312095B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】[Detailed description of the invention]

本発明は熱硬化性エポキシ樹脂組成物に関す
る。詳しくは本発明はエポキシ樹脂を短時間に重
合し、良好な硬化物を得るために潜在性に優れた
熱硬化性樹脂組成物に関する。 エポキシ樹脂のカチオン重合触媒は現在まで無
機酸,ルイス酸,有機酸やある種のアルキル化剤
等数多く知られている。理想的なエポキシ樹脂触
媒は常温での貯蔵安定性が良好で、しかも加熱す
ると短時間、具体的には数分以内に硬化するもの
であるが、現在まで満足のいく硬化触媒は知られ
ておらず、多くの場合二液方式に依るか、あるい
は高温で長時間加熱して硬化しなければならなか
つた。また潜在性の硬化触媒としてよく知られて
いるアミン―BF3錯体(たとえばモノエチルアミ
ン―BF3)は加熱により硬化を開始するが、十分
の物性を有する硬化物を得るためには高温に1〜
8時間保つことが必要である。またアミン―BF3
錯体は一般に吸湿性が高く、取扱いが困難である
ばかりか、得られた硬化物の耐水性,耐薬品性が
よくないという欠点を有する。さらに硬化に際し
て十分な注意を行なわないと硬化物の表面にしわ
がよつてしまう。 こうしたアミン―BF3錯体の欠点を改良したも
のとして、ホワイト(W.E.White)の米国特許第
3565861号明細書にはアミン―PF5錯体が述べら
れているが、同様に高温での硬化性は十分である
とは言えない。 本発明者らは、こうした現状を考慮しつつ、満
足な可使時間と高温硬化性を兼ね備えた、しかも
吸湿性がなく、また硬化物の耐水性,耐薬品性が
良好なカチオン重合触媒を広範囲に検討するうち
に、硫黄原子に対してα位またはβ位に少なくと
も1個以上の電子吸引性基を有し、アニオン部分
にPF- 6,AsF- 6,SbF- 6等の対応するプロトン酸が
非常に強い酸であり、かつ非求核性のイオンを有
する特定の脂肪族又は脂環族スルホニウム塩が良
好なエポキシ樹脂の潜在性カチオン重合触媒とな
り得ることを発見し、本発明を完成した。 ところで芳香族,脂肪族ないし脂環族のスルホ
ニウム塩は現在までもエポキシ樹脂と酸無水物硬
化剤あるいはジシアンジアミド硬化剤の組合せか
らなる系においての潜在性のすぐれた硬化促進剤
として知られている。しかしこのような場合は陰
イオン部分としてCl-,Br-,カルボキシレート
などの求核性陰イオンを有するスルホニウム塩を
用いるのが好ましく、酸無水物やジシアンジアミ
ド等の硬化剤を用いず、エポキシ樹脂とスルホニ
ウム塩だけを用いた場合にはエポキシ樹脂を硬化
することはできない。 スルホニウム塩には大別すると芳香族スルホニ
ウム塩と脂肪族あるいは脂環族スルホニウム塩が
あるが、芳香族スルホニウム塩は一般に触媒能が
乏しく、例えばトリフエニルスルホニウム塩類は
陰イオン部にPF- 6,AsF- 6等の陰イオンを用いて
エポキシ樹脂と150℃〜200℃に約1時間加熱して
も硬化はみられない。一方無置換アルキルスルホ
ニウム塩はやや芳香族スルホニウム塩に比較する
と活性は高いがやはり硬化には150℃以上の高温
を要する。 ところが本発明の如く、イオウ原子に対してα
位又はβ位に電子吸引性の官能基を導入すると活
性が一層増大し、しかも室温下における一液状態
での可使時間の長いエポキシ樹脂組成物が得られ
るのである。 本発明の熱硬化性エポキシ樹脂組成物は、(1)エ
ポキシ樹脂と、 (2) 一般式〔〕 (式中R1,R2は同一又は相異なる置換又は非
置換の脂肪族又は脂環族基でR1,R2は環を形成
していてもよく、また基中に不飽和結合、アルコ
キシ基、ニトロ基、ハロゲン基、水酸基、カルボ
キシル基、エステル基、エーテル基、シアノ基、
カルボニル基、スルホン基、チオエーテル基等の
官能基を含むことができる。 Aは一般式〔〕又は〔〕で示される脂肪族
ここでR3〜R6は水素原子、置換又は非置換の
脂肪族基から選択される基でR3とR4又はR5とR6
は同一でも異なつていてもよい。Xは電子吸引性
の官能基である。 またMQm-は非求核性陰イオンであり、Mは
B,P,Sb,As,Fe,Al,Sn,Zn,Ti又はCd
から選択される原子、Qはハロゲン原子、mは1
〜6の数である。) で示されるスルホニウム塩とを含有するものであ
る。 本発明に使用されるエポキシ樹脂(1)とは従来公
知の芳香族エポキシ樹脂,脂環族エポキシ樹脂,
脂肪族エポキシ樹脂が挙げられる。ここで芳香族
エポキシ樹脂として特に好ましいものは、少なく
とも1個の芳香族核を有する多価フエノール又は
そのアルキレンオキサイド付加体のポリグリシジ
ルエーテルであつて、例えばビスフエノールA又
はそのアルキレンオキサイド付加体とエピクロル
ヒドリンとの反応によつて製造されるグリシジル
エーテル,エポキシノボラツク樹脂が挙げられ
る。また脂環族エポキシ樹脂として特に好ましい
ものとしては少なくとも1個の脂環を有する多価
アルコールのポリグリシジルエーテル又はシクロ
ヘキセン又はシクロペンテン環含有化合物を過酸
化水素,過酸等の適当な酸化剤でエポキシ化する
ことによつて得られるシクロヘキセンオキサイド
又はシクロペンテンオキサイド含有化合物があ
る。ポリグリシジルエーテルの代表例としては、
水素添加ビスフエノールA又はそのアルキレンオ
キサイド付加体とエピクロルヒドリンとの反応に
よつて製造されるグリシジルエーテルが挙げられ
る。 さらに脂肪族エポキシ樹脂として特に好ましい
ものは脂肪族多価アルコール又はそのアルキレン
オキサイド付加物のポリグリシジルエーテルがあ
り、その代表例としては、1,6―ヘキサンジオ
ールのジグリシジルエーテル,グリセリンのトリ
グリシジルエーテル,ポリエチレングリコールの
ジグリシジルエーテル,ポリプロピレングリコー
ルのジグリシジルエーテル,エチレングリコー
ル,プロピレングリコール,グリセリン等の脂肪
族多価アルコールに1種又は2種以上のアルキレ
ンオキサイド(エチレンオキサイド,プロピレン
オキサイド)を付加することにより得られるポリ
エーテルポリオールのポリグリシジルエーテルが
挙げられる。さらに脂肪族高級アルコールのモノ
グリシジルエーテルやフエノール,クレゾール又
はこれらにアルキレンオキサイドを付加すること
により得られるポリエーテルアルコールのモノグ
リシジルエーテル等も希釈剤として配合する事が
できる。 本発明のエポキシ樹脂としてはこれらの芳香族
エポキシ樹脂、脂環族エポキシ樹脂又は脂肪族エ
ポキシ樹脂を単独でも使用することができるが、
所望の性能に応じて適当に配合することが望まし
い。 また、本発明のエポキシ樹脂はその他のカチオ
ン重合性有機物質,エピスルフイド樹脂,環状エ
ーテル,ラクトン,ビニルエーテル,フエノー
ル/ホルムアルデヒド樹脂等と混合して用いても
よい。 本発明のスルホニウム塩(2)は1又は2以上のカ
チオン性イオウ原子と該イオウ原子に対してα位
又はβ位に電子吸引性官能基を有する陽イオン
と、非求核性陰イオンとから構成される。 上記スルホニウム塩(2)として好ましいものは下
記一般式〔〕で表わされるスルホニウム塩であ
る。 ここでR1,R2は同一又は相異なる置換又は非
置換の脂肪族又は脂環族基でR1,R2は環を形成
していてもよく、また基中に不飽和結合、アルコ
キシ基、ニトロ基、ハロゲン基、水酸基、カルボ
キシル基、エステル基、エーテル基、シアノ基、
カルボニル基、スルホン基、チオエーテル基等の
官能基を含むことができる。 Aはイオウ原子に対してα位又はβ位に電子吸
引性官能基を有する脂肪族基であり、一般式
〔〕又は〔〕で示されるものが好ましい。 ここでR3〜R6は水素原子、置換又は非置換の
脂肪族基から選択される基でR3とR4又はR5とR6
は同一でも異なつていてもよい。Xは電子吸引性
の官能基である。 ここで「電子吸引性官能基」と称するのは、隣
接した炭素原子の電子に吸引性作用を及ぼすもの
であり、かかる基にはニトロ基,シアノ基,アル
ケニル基,アルキニル基,カルボキシル基,カル
ボニル基,水酸基,エステル基,スルホン基,ハ
ロゲン基等が含まれる。 またMQm-に非求核性陰イオンであり、Mは
B,P,Sb,As,Fe,Al,Sn,Zn,Ti又はCd
から選択される原子で好ましくはB,P,As又
はSbである。 Qはハロゲン原子、mは1〜6の数である。
MQ- nとして好ましいものとしてはBF- 4,PF- 6
AsF- 6,SbF- 6等が挙げられる。 上記スルホニウム塩として好ましい化合物とし
ては以下に示すものが挙げられる。 CH3−S+(−CH2CO2CH32・AsF- 6CH3−S+(−
CH2CH2CO2C12H232・PF- 6 (HOCH2CH2―)2S+―CH2CN・AsF- 6
(H5C2O2CCH2―)2S+―CH2―C≡C―CH2―S+
(CH2CO2C2H52・2AsF- 6(ClCH2―CH2―)3S+
AsF- 6(CH3―)2S+―CH2SO2C2H5・PF- 6
(CH3COCH2−)2S+―CH3・SbF- 6 等を挙げることができる。 本発明の熱硬化性エポキシ樹脂組成物はエポキ
シ樹脂(1)100重量部に対して特殊スルホニウム塩
(2)を好ましくは0.1乃至15重量部、より好ましく
は0.5乃至10重量部用いるのが良い。 かかる組成物は一般に25℃の粘度で1乃至
1000000センチポイズの液状あるいは高温で流動
性のある粉末もしくは固体の状態であるが、50℃
乃至250℃に加熱することにより30分以内に硬化
反応が起こり、非粘着性の硬化物を得ることがで
きる。 本発明の組成物には、さらにカチオン重合を損
なわない範囲で稀釈のための溶剤や改質のための
非反応性の樹脂やプレポリマーを配合することが
できる。また例えば電気特性を改良する目的など
のため有機カルボン酸や酸無水物を使用したり、
あるいはゴム弾性をもたせるなどの目的でポリオ
ールを混合するのもよい。 本発明の組成物はさらに顔料,染料,増量剤,
難燃剤,静電防止剤,ゲル化防止剤,密着性改良
剤,流れ調整剤,界面活性剤などと混合しても用
いられる。これらの添加剤の量は機能を硬化性の
バランスで決められるが、こうした組成物は金
属,木材,ゴム,プラスチツクス,ガラス,セラ
ミツク製品等に使用することができる。 本発明の具体的な用途としては、例えば保護・
ツヤ出しワニス,インキ,接着剤,絶縁材料,成
形材料,注型材料,ガラス繊維含浸テープなどを
挙げることができる。 本発明の硬化触媒は常温において可使時間が長
く、加熱により短時間で硬化し、高温硬化性にす
ぐれ、しかも吸湿性がなく、硬化物の耐水性,耐
薬品性に優れる。 以下実施例によつて本発明の有効性を更に具体
的に説明するが本発明はその要旨を越えない限り
以下の実施例に制約されるものではない。 実施例 1 ERL―4221(脂環式エポキシ樹脂;ユニオンカ
ーバイド社製)100重量部と種々のスルホニウム
塩3.0重量部からなる配合物を調製し、各々15mg
をアルミパン上に採り、理学電機(株)製示差熱天秤
を用いて室温から毎分5℃の速度で昇温加熱した
ときの示差熱曲線を得た。この曲線のピーク温度
を硬化温度とし、表1にまとめて示した。
The present invention relates to thermosetting epoxy resin compositions. More specifically, the present invention relates to a thermosetting resin composition with excellent latent properties that allows epoxy resin to be polymerized in a short period of time to obtain a good cured product. Many catalysts for cationic polymerization of epoxy resins are known, including inorganic acids, Lewis acids, organic acids, and certain alkylating agents. An ideal epoxy resin catalyst would have good storage stability at room temperature and would cure in a short time, specifically within a few minutes, when heated, but to date, no satisfactory curing catalyst is known. First, in many cases, it was necessary to use a two-component method or to cure by heating at high temperatures for a long time. Furthermore, amine-BF 3 complexes (for example, monoethylamine-BF 3 ), which are well known as latent curing catalysts, start curing by heating, but in order to obtain a cured product with sufficient physical properties, it is necessary to
It is necessary to keep it for 8 hours. Also amine-BF 3
Complexes are generally highly hygroscopic and difficult to handle, and the resulting cured product has poor water resistance and chemical resistance. Furthermore, if sufficient care is not taken during curing, the surface of the cured product will wrinkle. As a solution to these drawbacks of the amine-BF 3 complex, WEWhite's U.S. patent no.
No. 3,565,861 describes an amine-PF 5 complex, but similarly the curability at high temperatures cannot be said to be sufficient. Taking these current circumstances into consideration, the present inventors have developed a wide range of cationic polymerization catalysts that have a satisfactory pot life and high temperature curability, are non-hygroscopic, and have good water and chemical resistance for cured products. As a result, we found that the protonic acids have at least one electron-withdrawing group at the α- or β-position relative to the sulfur atom, and have corresponding protic acids such as PF - 6 , AsF - 6 , and SbF - 6 in the anion moiety. discovered that a specific aliphatic or alicyclic sulfonium salt having a very strong acid and a non-nucleophilic ion could serve as a good latent cationic polymerization catalyst for epoxy resin, and completed the present invention. . By the way, aromatic, aliphatic or alicyclic sulfonium salts are known as curing accelerators with excellent latent properties in systems consisting of a combination of an epoxy resin and an acid anhydride curing agent or a dicyandiamide curing agent. However, in such a case, it is preferable to use a sulfonium salt having a nucleophilic anion such as Cl - , Br - , or carboxylate as the anion moiety, and do not use a curing agent such as an acid anhydride or dicyandiamide. Epoxy resins cannot be cured if only sulfonium salts and sulfonium salts are used. Sulfonium salts can be roughly divided into aromatic sulfonium salts and aliphatic or alicyclic sulfonium salts, but aromatic sulfonium salts generally have poor catalytic ability; for example, triphenylsulfonium salts contain PF - 6 , AsF in the anion moiety. - No curing is observed even when heated with epoxy resin at 150°C to 200°C for about 1 hour using anion such as 6 . On the other hand, unsubstituted alkylsulfonium salts have slightly higher activity than aromatic sulfonium salts, but still require a high temperature of 150°C or higher for curing. However, as in the present invention, α for the sulfur atom
Introducing an electron-withdrawing functional group into the position or β-position further increases the activity and provides an epoxy resin composition with a long pot life in a one-part state at room temperature. The thermosetting epoxy resin composition of the present invention comprises (1) an epoxy resin, (2) the general formula [] (In the formula, R 1 and R 2 are the same or different substituted or unsubstituted aliphatic or alicyclic groups, and R 1 and R 2 may form a ring, and there may be unsaturated bonds or alkoxy group, nitro group, halogen group, hydroxyl group, carboxyl group, ester group, ether group, cyano group,
It can contain functional groups such as carbonyl groups, sulfone groups, and thioether groups. A is an aliphatic group represented by the general formula [] or [] Here, R 3 to R 6 are groups selected from hydrogen atoms, substituted or unsubstituted aliphatic groups, and R 3 and R 4 or R 5 and R 6
may be the same or different. X is an electron-withdrawing functional group. Also, MQm - is a non-nucleophilic anion, and M is B, P, Sb, As, Fe, Al, Sn, Zn, Ti or Cd
Q is a halogen atom, m is 1
~6 numbers. ) contains a sulfonium salt represented by: The epoxy resin (1) used in the present invention is a conventionally known aromatic epoxy resin, alicyclic epoxy resin,
Examples include aliphatic epoxy resins. Particularly preferred aromatic epoxy resins are polyglycidyl ethers of polyhydric phenols having at least one aromatic nucleus or their alkylene oxide adducts, such as bisphenol A or its alkylene oxide adducts and epichlorohydrin. Examples include glycidyl ether and epoxy novolac resin produced by reaction with Particularly preferable alicyclic epoxy resins include polyglycidyl ethers of polyhydric alcohols having at least one alicyclic ring, or compounds containing cyclohexene or cyclopentene rings, which are epoxidized with an appropriate oxidizing agent such as hydrogen peroxide or peracid. There are cyclohexene oxide- or cyclopentene oxide-containing compounds obtained by. Typical examples of polyglycidyl ethers include:
Examples include glycidyl ether produced by reacting hydrogenated bisphenol A or its alkylene oxide adduct with epichlorohydrin. Particularly preferable aliphatic epoxy resins include polyglycidyl ethers of aliphatic polyhydric alcohols or their alkylene oxide adducts; typical examples include diglycidyl ether of 1,6-hexanediol and triglycidyl ether of glycerin. , diglycidyl ether of polyethylene glycol, diglycidyl ether of polypropylene glycol, addition of one or more alkylene oxides (ethylene oxide, propylene oxide) to aliphatic polyhydric alcohols such as ethylene glycol, propylene glycol, and glycerin. Examples include polyglycidyl ethers of polyether polyols obtained by. Furthermore, monoglycidyl ethers of aliphatic higher alcohols, phenols, cresols, or monoglycidyl ethers of polyether alcohols obtained by adding alkylene oxide to these may also be blended as diluents. As the epoxy resin of the present invention, these aromatic epoxy resins, alicyclic epoxy resins, or aliphatic epoxy resins can be used alone, but
It is desirable to mix them appropriately depending on the desired performance. Further, the epoxy resin of the present invention may be used in combination with other cationically polymerizable organic substances, episulfide resins, cyclic ethers, lactones, vinyl ethers, phenol/formaldehyde resins, etc. The sulfonium salt (2) of the present invention is composed of one or more cationic sulfur atoms, a cation having an electron-withdrawing functional group at the alpha or beta position relative to the sulfur atom, and a non-nucleophilic anion. configured. Preferred examples of the sulfonium salt (2) are sulfonium salts represented by the following general formula []. Here, R 1 and R 2 are the same or different substituted or unsubstituted aliphatic or alicyclic groups, and R 1 and R 2 may form a ring, and there may be an unsaturated bond or an alkoxy group in the group. , nitro group, halogen group, hydroxyl group, carboxyl group, ester group, ether group, cyano group,
It can contain functional groups such as carbonyl groups, sulfone groups, and thioether groups. A is an aliphatic group having an electron-withdrawing functional group at the α-position or β-position with respect to the sulfur atom, and is preferably represented by the general formula [] or []. Here, R 3 to R 6 are groups selected from hydrogen atoms, substituted or unsubstituted aliphatic groups, and R 3 and R 4 or R 5 and R 6
may be the same or different. X is an electron-withdrawing functional group. Here, the term "electron-withdrawing functional group" refers to a group that exerts an attractive effect on electrons of adjacent carbon atoms, and such groups include nitro groups, cyano groups, alkenyl groups, alkynyl groups, carboxyl groups, and carbonyl groups. group, hydroxyl group, ester group, sulfone group, halogen group, etc. Also, MQm - is a non-nucleophilic anion, and M is B, P, Sb, As, Fe, Al, Sn, Zn, Ti or Cd
Atoms selected from B, P, As or Sb are preferred. Q is a halogen atom, and m is a number from 1 to 6.
Preferred MQ - n are BF - 4 , PF - 6 ,
Examples include AsF - 6 and SbF - 6 . Preferred compounds as the sulfonium salt include those shown below. CH 3 −S + (−CH 2 CO 2 CH 3 ) 2・AsF 6 CH 3 −S + (−
CH 2 CH 2 CO 2 C 12 H 23 ) 2・PF - 6 (HOCH 2 CH 2 ―) 2 S + ―CH 2 CN・AsF - 6
(H 5 C 2 O 2 CCH 2 ―) 2 S + ―CH 2 ―C≡C―CH 2 ―S +
(CH 2 CO 2 C 2 H 5 ) 2・2AsF - 6 (ClCH 2 ―CH 2 ―) 3 S +
AsF - 6 (CH 3 -) 2 S + - CH 2 SO 2 C 2 H 5・PF - 6
(CH 3 COCH 2 −) 2 S + ―CH 3・SbF - 6 etc. can be mentioned. The thermosetting epoxy resin composition of the present invention contains a special sulfonium salt per 100 parts by weight of the epoxy resin (1).
(2) is preferably used in an amount of 0.1 to 15 parts by weight, more preferably 0.5 to 10 parts by weight. Such compositions generally have a viscosity of 1 to 1 at 25°C.
1000000 centipoise liquid or powder or solid state that is fluid at high temperatures, but at 50℃
By heating to 250° C., a curing reaction occurs within 30 minutes, and a non-tacky cured product can be obtained. The composition of the present invention may further contain a solvent for dilution and a non-reactive resin or prepolymer for modification within a range that does not impair cationic polymerization. In addition, for example, organic carboxylic acids and acid anhydrides may be used for the purpose of improving electrical properties, etc.
Alternatively, a polyol may be mixed for the purpose of imparting rubber elasticity. The compositions of the present invention may further include pigments, dyes, extenders,
It can also be used in combination with flame retardants, antistatic agents, antigelation agents, adhesion improvers, flow control agents, surfactants, etc. Although the amount of these additives is determined by the balance between functionality and curability, these compositions can be used in metal, wood, rubber, plastics, glass, ceramic products, etc. Specific applications of the present invention include, for example, protection and
Mention may be made of gloss varnishes, inks, adhesives, insulating materials, molding materials, casting materials, glass fiber impregnated tapes, etc. The curing catalyst of the present invention has a long pot life at room temperature, is cured in a short time by heating, has excellent high temperature curing properties, is not hygroscopic, and has excellent water resistance and chemical resistance of the cured product. The effectiveness of the present invention will be explained in more detail with reference to Examples below, but the present invention is not limited to the following Examples unless the gist thereof is exceeded. Example 1 A blend consisting of 100 parts by weight of ERL-4221 (cycloaliphatic epoxy resin; manufactured by Union Carbide) and 3.0 parts by weight of various sulfonium salts was prepared, and 15 mg of each was prepared.
was placed on an aluminum pan, and heated from room temperature at a rate of 5° C. per minute using a differential thermal balance manufactured by Rigaku Denki Co., Ltd. to obtain a differential thermal curve. The peak temperature of this curve was defined as the curing temperature and is summarized in Table 1.

【表】【table】

【表】 また上記の配合物はいずれも、室温下(25℃)
1ケ月放置しても著しい増粘は見られなかつた。 実施例 2 ERL―4221 100重量部とビス(カルボメトキ
シメチル)メチルスルホニウムヘキサフルオロア
ルセネート3重量部からなる配合物を約1gガラ
スビスに採り、145℃の油浴で加熱したところ約
1分30秒で硬化し強固な固型物が得られた。本発
明のスルホニウム塩は一般に硬化性が良好で、実
施例1の表1中の硬化温度近辺で硬化せしめた場
合数分以内に強固な固型物が得られる。 実施例 3 ERL―4221 66重量部とEPPN―201(日本化薬
製エポキシ化フエノールノボラツク)33重量部か
らなるエポキシ樹脂混合物に、(A)カルボエトキシ
メチルテトラメチレンスルホニウムヘキサフルオ
ロアルセネート3重量部を加えた配合物と(B)エチ
ルアミン―BF3錯体3重量部を加えた配合物をつ
くり6mmの間隙を有する二枚のガラス板の間に流
し込み(A)は140℃で1時間,(B)は60℃〜100℃で2
時間硬化後さらに150℃で2時間後硬化を行い厚
さ6mmの板状硬化物をつくり物性を調べた。硬度
はほぼ同等であつたが、メチルエチルケント中一
週間放置した結果(B)の硬化物は崩壊したが、(A)の
硬化物は重量が0.05%増加したのみであつた。ま
た熱変形温度は(B)が140℃であるのに対し(A)は190
℃であつた。 さらに室温での一液安定性を調べたところ(B)の
配合物は室温下3日放置後著しく増粘したが、(A)
の配合物は1ケ月放置後も殆んど増粘は見られな
かつた。
[Table] All of the above formulations are at room temperature (25℃)
No significant thickening was observed even after leaving it for one month. Example 2 Approximately 1 g of a mixture consisting of 100 parts by weight of ERL-4221 and 3 parts by weight of bis(carbomethoxymethyl)methylsulfonium hexafluoroarsenate was placed in a glass screw and heated in an oil bath at 145°C for approximately 1 minute and 30 seconds. It was cured and a strong solid product was obtained. The sulfonium salt of the present invention generally has good curability, and when cured near the curing temperature shown in Table 1 of Example 1, a strong solid product can be obtained within several minutes. Example 3 To an epoxy resin mixture consisting of 66 parts by weight of ERL-4221 and 33 parts by weight of EPPN-201 (epoxidized phenol novolac manufactured by Nippon Kayaku), 3 parts by weight of (A) carboethoxymethyltetramethylenesulfonium hexafluoroarsenate was added. (B) and 3 parts by weight of ethylamine-BF 3 complex were prepared and poured between two glass plates with a gap of 6 mm. (A) was heated at 140°C for 1 hour, and (B) was 2 at 60℃~100℃
After time curing, post-curing was further carried out at 150°C for 2 hours to produce a plate-shaped cured product with a thickness of 6 mm, and its physical properties were investigated. Although the hardness was almost the same, the cured product of (B) collapsed after being left in methyl ethyl kent for one week, while the weight of the cured product of (A) increased by only 0.05%. Also, the heat distortion temperature of (B) is 140℃, while that of (A) is 190℃.
It was warm at ℃. Furthermore, when the one-component stability at room temperature was investigated, the formulation (B) significantly thickened after being left at room temperature for 3 days, but the formulation (A)
The formulation showed almost no thickening even after being left for one month.

Claims (1)

【特許請求の範囲】 1 (1) エポキシ樹脂と、 (2) 一般式〔〕 (式中R1,R2は同一又は相異なる置換又は非
置換の脂肪族又は脂環族基でR1,R2は環を形成
していてもよく、また基中の不飽和結合、アルコ
キシ基、ニトロ基、ハロゲン基、水酸基、カルボ
キシル基、エステル基、エーテル基、シアノ基、
カルボニル基、スルホン基、チオエーテル基等の
官能基を含むことができる。 Aは一般式〔〕又は〔〕で示される脂肪族
ここでR3〜R6は水素原子、置換又は非置換の
脂肪族基から選択される基でR3とR4又はR5とR6
は同一でも異なつていてもよい。Xは電子吸引性
の官能基である。 またMQm-は非求核性陰イオンであり、Mは
B,P,Sb,As,Fe,Al,Sn,Zn,Ti又はCd
から選択される原子、Qはハロゲン原子、mは1
〜6の数である。) で示されるスルホニウム塩 とを含有する熱硬化性エポキシ樹脂組成物。
[Claims] 1 (1) Epoxy resin; (2) General formula [] (In the formula, R 1 and R 2 are the same or different substituted or unsubstituted aliphatic or alicyclic groups, and R 1 and R 2 may form a ring, and unsaturated bonds in the group, alkoxy group, nitro group, halogen group, hydroxyl group, carboxyl group, ester group, ether group, cyano group,
It can contain functional groups such as carbonyl groups, sulfone groups, and thioether groups. A is an aliphatic group represented by the general formula [] or [] Here, R 3 to R 6 are groups selected from hydrogen atoms, substituted or unsubstituted aliphatic groups, and R 3 and R 4 or R 5 and R 6
may be the same or different. X is an electron-withdrawing functional group. Also, MQm - is a non-nucleophilic anion, and M is B, P, Sb, As, Fe, Al, Sn, Zn, Ti or Cd
Q is a halogen atom, m is 1
~6 numbers. ) A thermosetting epoxy resin composition containing a sulfonium salt represented by:
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