JPS63106327A - 内燃機関 - Google Patents

内燃機関

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JPS63106327A
JPS63106327A JP25317086A JP25317086A JPS63106327A JP S63106327 A JPS63106327 A JP S63106327A JP 25317086 A JP25317086 A JP 25317086A JP 25317086 A JP25317086 A JP 25317086A JP S63106327 A JPS63106327 A JP S63106327A
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JP
Japan
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rotor
housing
vane
circumferential surface
inner circumferential
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Application number
JP25317086A
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English (en)
Inventor
Urataro Asaka
浅香 浦太郎
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、内燃機関に係わり、特に、内燃機関の外郭を
形成するハウジング内に略円形のロータを配設し、該ロ
ータの回転によって出力軸を回転駆動するようにした、
いわゆるロータリー型の内燃機関に関する乙のである。
「従来の技術」 一般に、車両等に搭載される内燃機関として、内燃機関
の外郭を形成するハウジング内に略円形のロータを配設
し、該ロータの回転によって出力軸を回転駆動するよ、
うにした、いわゆるロータリー型の内燃機関が知られて
おり、このロータリ型内燃機関の従来の一構造例が、例
えば、特公昭52−19602号において示されている
この技術は、円形のロータの外周部近傍に、半径方向に
放射状に溝を掘設し、それぞれの溝内にベーンを摺動自
在に嵌装し、前記ロータが回転自在に装着されるハウジ
ングの内周面を、gJ4数の凹凸を存する周期的な波形
曲線となし、該内周面に、前記ロータから突出させた各
ベーンの端部を4H接さ燵ることにより、ハウジングの
内周面とロータの外周面およびベーンの突出部とにより
複数の気密室を形成し、一方、前記ハウジング内周面の
波形曲線の凸部より四部に至る斜面に吸気口を穿設する
とともに、この四部に続く凸部に点火栓を配設し、また
、該点火栓が配設された凸部に続く四部から次の凸部に
至る斜面に排気口を穿設することにより、ハウジングの
内周面とロータの外周面との間に、ロータの回転方向に
向かって、順次、吸気部、圧縮・点火部、膨張部、排気
部を形成した乙のである。
また、前記各ベーンにロータの回転に伴って発生する遠
心力を作用さ仕ることにより、各ベーンの一端部を前記
ハウジングの内周面に圧接させて容気密室の気密性を確
保し、かつ、各ベーンの一端部をハウジングの内周面に
当接させた状態で該内周面上を摺動させることにより、
該内周面をカム面として、前記各ベーンをロータの半径
方向に沿って進退さd−5このようなロータの回転に伴
うベーンの進退動作と、各気密室におけるロータの外周
面とハウジングの内周面との接近離間作用とによって、
前記気密室の容積を前記吸気部において拡大し、圧縮・
点火部において減少させ、また、膨張部において拡大し
、さらに、排気部において再度減少させるようになって
いる。
したがって、この内燃機関においては、各気密室がロー
タの回転方向に順次移動させられる間に、周期的に膨張
収縮を繰り返すこととなり、これによって、燃料(混合
気)の吸気−圧縮・燃焼−・膨張−排気の6エ程を連続
的に行ってロータの回転を行うととしに、該ロータの回
転を、該ロータに取り付けられた出力軸を介して外部に
出力4°るようになっている。
「発明が解決しようとする問題点」 本発明は、前述した従来の技術における次のような問題
点を解決せんとするしのである。
前述したロータリ型の内燃機関においては、ベーンとハ
ウジングとの摺接部における気密性を十分に確保して、
各ベーンによって区画される気密室から気体が漏れるこ
とを防止する必要がある。
そこで、前述した従来の技術では、ロータの回転によっ
て各ベーンに与えられる遠心力をハウジングの内周面に
おいて支持することにより、前記ベーンをハウジングの
内周面に圧接さ什、これによって、前述したベーンとハ
ウジングとの摺接部における気密性を確保するようにし
ている。
しかしながら、前述した従来の技術においては、このよ
うな各ベーンに与えられる遠心力の支持作用ととらに、
各ベーンのロータに対する進退動作のガイドをも、ハウ
ジングの内周面において同時に行うようにしていること
から、以下に列記するような改寿ずべき問題点を有して
いる。
■前述したような方法によりベーンとハウジングとの摺
接部における気密性を確保せんとした場合、ずなわち、
ベーンに作用する遠心力をハウジングの内周面において
支持することによってベーンとハウジングとの圧接力を
確保せんとした場合、その圧接力が、ベーンに作用する
遠心力の大きさに依存し、かつ、この遠心力の大きさが
ロータの回転に依存していることから、ロータの回転の
変化が、前記気密室の気密性能に直接的な影響を与えて
しまう。
■特に、ロータが高回転域に至った場合においては、ベ
ーンに作用する遠心力およびベーンとハウジングの内周
面との圧接力が過大な乙のとなって、ベーンとハウジン
グとの間に発生ずる摺動抵抗が大きくなり、この結果、
摩擦損失の増加を招いてしまい、内燃機関の動力特性に
影響を与えてしまう。
■ベーンのロータの半径方向に沿うガイド部であろベー
ンとハウジングとの摺接部分が、ロータの回転中心から
最も離間した位置にあることから、該摺接部分における
ベーンとハウジング内周面との相対速度が大きく、また
、ハウジングの内周面が燃焼ガスにさらされて高温度下
におかれていること等に起因して、前述した■の問題点
が一層助長されやすい。
「問題点を解決するための手段」 本発明は、前述した従来の技術における問題点をa効に
解、消し得る内燃機関を提供U−んとする乙ので、該内
燃機関は、特に、略円形のロータと、該ロータか回転自
在に収納されるととしに、該ロータの外周面に対し交互
に接近離間するように湾曲させられた内周面および前記
ロータの側面に対向さU゛られた内側面を有するハウジ
ングと、前記ロータに放射方向に沿って摺動自在に取り
付けられるとともに、前記ハウジングの内周面および内
側面に常時摺接させられて、ロータの外周面とハウジン
グの内面との間に複数の気密室を形成する複数のベーン
とを備え、かつ、前記ハウジングの内側面に、前記湾曲
させられた内周面と相似形のカム面(前記内周面の包絡
線に沿うカム面)を形成し、前記各ベーンに、前記カム
面に摺接させられる係合部を形成したことを特徴とする
「作用 」 本発明に係わる内燃機関は、各ベーンをハウジングの内
周面と相似系に形成されたカム面に係合させるとともに
、該カム面によって、各ベーンのロータからの突出量、
すなわちロータの半径方向における進退を制御すること
により各ベーンの突出端をハウジングの内周面に沿わせ
、かつ、各ベーンに作用する遠心力を前記カム面によっ
て支持し、これによって、ベーンとハウジングの内周面
との接触圧をロータの回転速度に拘わりなくほぼ一定に
保持し、また、前記カム面を、前記ハウジングの、ロー
タの回転面との対向面に形成することにより、ベーンの
ガイドのための摺接部分をロータの回転中心に近付けて
、摺接部分におけるベーンとカム面との相対速度を極力
小さくするととらに、摺接部分における摺動抵抗の増加
を抑える乙のである。
「実施例」 以下、本発明の一実施例を図面イこ基づき説明する。
第1図中、符号1は本実施例に係わる内燃機関を示し、
略円形のロータ2と、該ロータ2が回転自在に収納され
るとともに、該a−夕2の外周mj2aに対し交互に接
近離間するように湾曲形成された内周面3aおよび前記
ロータ2の側面2bに対向させられた内側面3bを有す
るハウジング3と、前記ロータ2の外周部に、該ロータ
の放射方向に沿って摺動自在に取り付けられるとともに
、首記ハウジング3の内周面3aおよび内側面3bに常
時摺接させられて、ロータ2の外周部2aとハウジング
3の内面(前記内周面3aおよび内側面3bとからなる
而)との間に;隻数の気密室Aを形成する複数のベーン
4とを備え、かつ、前記ハウジング3の内側面3bに、
前記湾曲させられた内周面3aと相似形となされたカム
面Cを形成し、前記各ベーン4に、面記カム而Cに摺接
させられる係合部4aを形成した概略構成となっている
次いで、これらの詳細について説明すれば、前記ロータ
2は、本実施例では第1図に示すように、同軸上に位置
するようにかつ相互に平行となるように2個設けられて
おり、各ロータ2の回転中心部にはボス部5が設けられ
ていて、これらの各ボス部5が、内燃機関lの出力軸6
に嵌合さ仕られるとともに、該出力軸6の所定位置に形
成された長さ方向に沿うスプライン7へ係合させられろ
ことによって、前記両ロータ2が、出力軸6の所定位置
に、軸回りの相対回転が拘束された状態で取り付(Jら
れている。
また、前記各【J−夕2には、第1図に示、すように、
その一方の側面2bから外周面2aを経てさらに他方の
側面2aに至るガイド溝8が、第2図に示すように、ロ
ータ2の周方向に当間隔に複数形成されており、該ガイ
ドi/48は側面2bにおいて、ロータ2の半径方向に
対し、外周部2a側の端部がロータ2の回転方向前方に
位置するように傾斜さけられているとと乙に、外周部2
aにおいてロータ2の回転軸線と平行となされている。
、そして、本実施例では、前記ガイド溝8は、一つの【
1−夕2について16箇所に形成されているとと乙に、
ロータ2の回転方向にほぼ20度のピッチで形成されて
いる。
これらのガイド溝8間に位置するロータ2の側面2bに
は、第2図に示すように、出力軸6と同心状となるよう
に、円弧状のシール材Sが2列取り付けられており、こ
れらのシール材Sは、前記ハウジング3の内側面3bに
摺動自在に接触させられて1、ロータ2の回転を許容し
つつロータ2の側面2bとハウジング3の内側面3bと
を気密に閉塞するようになっている。
さらに、このようなガイド溝8を有する両ロータ2は、
一方のロータ2のガイド溝8が他方のロータ2のガイド
溝8のほぼ中間部に位置するように、すなわち、一方の
ロータ2のガイドM8に対して他方のロータ2のガイド
溝8が、ロータ2の回転方向に10度ずれた状態となる
ように、前記出力軸6に位置決めされている。
前記ハウジング3は、第1図に示すように、前記両ロー
タ2の間に配設されるセンターハウジング9と、該セン
ターハウジング9の両側部に突き合わされるように配設
される2つのサイドハウジング10とによって構成され
ており、これらのセンターハウジング9および両サイド
ハウジングlOは、相互に突き合わされた状態において
、それぞれの内周面3aが連続するようになされていて
、これらの内周面3aおよび内側面3bとにより、セン
ターハウジング9の両側部に、前記各ロータ2を収納ず
ろための2つの密閉空間を形成するようになされている
そして、これらのセンタハウジング9および両サイドハ
ウジングlOは、第1図に示すように、ボルトBによっ
て相互に圧接状態で連結されろことによって一体化され
ている。
また、前記センターハウジング9および両サイドハウジ
ングlOには、前記出力軸6が挿通さU゛られる貫通孔
12・13が形成されている。
これらの貫通孔12・13は、センタハウジング9およ
び両サイドハウジング10を連結した状態において相互
に同−軸線上に位置するように形成されているとともに
、それぞれの貫通孔12・13には、前記出力軸6を回
転自在に支持するための、ボールベアリングからなる軸
受け14・15が取り付けられている。
一方、前記ハウジング3の各内周面3aは、本実施例で
は、第2図に示すように、ロータ2の外周面2aから最
も離間さ仕られた4つの四部16(16a〜16d)と
、これらの四部16(16a= 16d)の間に形成さ
れ1、前記ロータ2の外周面2aに最ら接近させられた
4つの凸部17(17a= 17d)と、これらの凹部
16(16a −16d)と凸部17(17a〜17d
)との間を滑らかに連絡する傾斜面18とによって湾曲
した形状に形成されており、前記四部16(16a= 
+6d)と凸部17(17a〜17d)は、ロータ2の
回転方向にほぼ45度のピッチで交互に形成されている
したがって、前記ハウジング3とロータ2とにより、6
0−タ2のまわりには、その回転方向に向かって漸次拡
大したのちにさらに漸次縮小するような内部形状を有す
る部屋が、ロータ2の回転方向にほぼ90度のピッチで
4箇所に形成されている。
また、前記各ハウジング9・IOの内側面3bは、各ハ
ウジング9・IOが相互に連結されて、その内部の各密
閉空間内にロータ2をそれぞれ収納した状態において、
前記各ロータ2の側面2bと平行となるように、かつ、
該側面2bとの間に微少間隙を形成するように、各ハウ
ジング9・lOの突き合わせ面からの深さが設定されて
おり、さらに、それぞれの内側面3bには、前記貫通孔
I2・13を取り囲むように、環状に形成されたのカム
部材19(19a・19b)が、第1図、第3図および
第4図に示すように植設されている。
これらのカム部材19(19a・19b)は、断面形状
がほぼ矩形状に形成されており、その内外周面が、前記
ハウジング3の内周面3aと相似形に形成されていると
と乙に、一部が、その周方向全長に亙って前記密閉空間
内に突出させられており、その突出さ仕られた部分の内
外周面が前記カム而Cとなされている。
また、該カム部材19(19a・19b)の突出させら
れた部分は、前記各ロータ2の両側面2bに前記ガイド
)t18と交差して形成された環状の四部2c内に、第
1図、第2図および第4図に示すように、嵌合されてい
る。
該凹部2cは、ロータ2の半径方向に沿う幅が、該ロー
タ2の回転中心からの、前記カム部材19(19a−1
9b)の最大離間距離と最接近距離との差よりも若干大
きく設定されている。したがって、カム部材19(19
a・19b)とロータ2とを嵌合状態にセツトした場合
においても、ロータ2の回転が許容される。
そして、前記複数の部屋の内、出力軸6を挟んで対称的
に位置さ仕られた一対の部屋には、燃料(混合気)が供
給される吸気通路20・21が連設され、該吸気通路2
0・21が形成された部屋の、ロータ2の回転方向前方
に位置する凸部17a17bには、ハウジング3の内面
に開口する貫通孔22・23が形成されており、これら
の貫通孔22・23には点火栓24・25が螺着され、
さらに、該点火栓24・25が螺着された凸部17a−
17bよりもロータ2の回転方向前方に位置する部屋に
は排気通路26・27が連設されている。
これらの各構成要素は、両ロータ2のそれぞれに対応し
て設けられている。
また、前記センターハウジング9の両側に形成される一
対の密閉空間は、両ロータ2間のずれ分だけ前記出力軸
6の回転方向にずらされており、これとともに、各ロー
タ2に対応して設けられるところの、前記四部16(1
6a〜16d)、凸部17(17a〜17d)、傾斜面
18、部屋、吸気通路20・21、貫通孔22・23、
点火栓24・25、排気通路26・27およびカム部材
19(19a−19b)も同様にずれた状態でセットさ
れている。
前記吸気通路20・21は、本実施例においては、第1
図に示すように、センターハウジング9の内側面3bに
形成された第1の吸気ボート32(33)に至る第1の
吸気通路20a・21aと、サイドハウジングlOの内
側面3bに形成された第2の吸気ボート34(35)に
至る第2の吸気通路20b・21bとを備え、これらの
第1の吸気通路20a(21a)および第2の吸気通路
20b(21b)は、センターハウジング9に形成され
た大径の主吸気通路36(37)に合流させられている
とともに、該主吸気通路36(37)を介して気化器3
8 (39)へ連絡され、かつ、前記第1の吸気通路2
0a(21a)は、第2の吸気通路20b(21b)よ
りもその断面形状において大きく形成されている。
また、前記各吸気ボート32〜35は、第2図および第
3図に示すように、前記各部屋のロータ2の回転方向後
方に位置する凸部17c・17dの近傍から、ロータ2
の回転方向前方へ延びるように形成されているととらに
、前記部屋がロータ2の回転方向に漸次拡大されるのに
対応して序々に大きくなるように形成されている。
さらに、一方のロー・夕2に対応して形成された2つの
吸気通路20・21と、他方のロータ2に対応して形成
された2つの吸気通路20・21は、各ロータ2に対応
して形成された一方の吸気通路20どうし、および、他
方の吸気通路21どうしをそれぞれ1組として、各組み
毎に同一の主吸気通路36(37)および気化器38(
39)へ連絡されており、これによって、各組毎に1つ
の気化器38(39)によって、燃料(混合気)を供給
するようになされている。
前記排気通路26・27は、本実施例では、各ロータ2
毎に2箇所に形成されており、第1図および第3図に示
すように、サイドハウジング10の内周面3aに形成さ
れた排気ボート40・41からサイドハウジング10の
周壁を貫通して形成されている。
前記排気ボート40・41は、第3図に示すように、前
記凸部17c17dの、ロータ2の回転方向後方に位置
する傾斜面18に、該ロータ2の回転方向に沿って長尺
となるように形成されている。
前記ベーン4は、前記ガイドiM 8の幅とほぼ同等の
厚さを有する板材により、はぼU字状に形成されており
、前記各ガイド溝8に、ロータ2の半径方向外方から摺
動自在に嵌装されている。
また、各ベーン4の外側縁部は、その平行部が前記ロー
タ2の側面2bから僅かに突出させられて前記センター
ハウジング9およびサイドハウジング10の内側面3b
に常時接触させられるようになっているとと乙に、該甲
行部のそれぞれに前記係合部4aが形成されている。
該係合部4aは、本実施例では、前記カム部材19(1
9a・19b)が摺動自在に嵌合され得ろように、前記
平行部を、前記カム部材19(19a・19b)とほぼ
同等かあるいは若干大きい幅で切り欠くことによって形
成されており、また、該係合部4aは、カム部材19(
19a−19b)が係合させられた状態において、ベー
ン4の前記平行部を除く他の部分が、ハウジング3の内
周面3aに適度な接触圧の乙とに接触さ仕られるような
位置に形成されている。
さらに、前記係合部4aの前記カム部材19(19a・
19b)との接触部分は、第2図に示すように、円弧状
に形成されていて、ベーン4がロータ2の回転によって
移動さけられることにより、該ベーン4とカム部材19
(19a−19b)との交差角度が変化させられた場合
においてら、係合部4aとカム部材19(19a−19
b)のカム面Cとの接触が維持されるようになされてい
る。
そして、前記呂ベーン4は、各ロータ2に取り付けられ
かつカム部材19(19a−19b)に係合させられた
状態で前記ハウジング3内に装着されるとと乙に、この
ように装着された状態において、各ベーン4の外側縁が
、ハウジング3の内周面3aおよび内側面3bに、面接
触ないしは線接触させられることにより、萌紀ロータ2
とハウジング3との間に形成され゛る前記部屋を分割し
て、第2図に示すように、16個の気密室Aを形成する
ようになっている。
このようにして装着される各ベーン4は、ロータ2の回
転に伴って、該ロータ2の回転方向に移動させられると
ともに、力13部材19(19a・19b)のカム面C
に案内されてロータ2の回転半径方向に摺動させられる
そして、このようなベーン4の動きに際して、重連した
ように、カム面Cが、ハウジング3の内周面3aに対し
相似形となされていることから、カム面Cと前記内周面
3aとの距離が、カム部材19(19a−19b)の長
さ方向の総ての位置で一定となされることとなり、これ
によって、ベーン4の係合部4aの位置設定と相俟って
、該ベーン4が、常時、前記内周面3aに接触状態で移
動さけられるようになっている。
一方、前記出力軸6は、前記ハウジング3を貫通して設
けられており、その一端部には、第1図に示すように、
発電機42の回転子42aが一体に取り付けられており
、該回転子42aとともに発電機42を構成する固定子
42bは、一方のサイドハウジング10を覆って取り付
けられるカバー43に固定されている。
また、出力l1116の一端部には、ワンウェイクラッ
チ44が設けられており、該ワンウェイクラッチ44は
、出力軸6に相対回転自在に取り付けられたクラッチイ
ンナ44aと、該クラッチインナ44aを取り囲んで設
けられるととらに、前記発電機42の回転子42aに固
定されたクラブチアウタ44bと、該クラブチアウタ4
4bとクラッチインチ44aとの間に介装されて、両者
の一方向への相対回転時のみ両者の係合を行う多数のク
ラッチカム44cとによって構成され、前記クラッチイ
ンナ44aには、前記一方のサイドハウジング10等に
固定されたスタータモータ45が、該スタータモータ4
5と同様にサイドハウジング10等に支持されたギヤ群
46を介して連設されている。
また、前記出力軸6の他端部には、第1図に示すように
、ドライブギヤ47が一体に取り付けられているとと6
に、他方のサイドハウジング10に取り付けられたオイ
ルポンプ48およびウォータポンプ49が同軸となるよ
うにかつ一体回転可能に連結されている。
さらに、前記他方のサイドハウジング10には、ミッシ
ョンケース50が連設されており、該ミッションケース
50内には、メイン/ヤント51と、該メインシャフト
51に対して平行に配設されたカウンタシャフト52と
、両シャフト51・52に装着されたギヤn53とから
なるミッション54が配設され、前記メインシャフト5
1とドライブギヤ47との間にはクラッチ55が取り付
けられ、前記カウンタシャフト52の一端部には、ドラ
イブスプロケット56が取り付けられている。
前記クラッチ55は、メインシャフト51に用対回転自
在に取り付けられるとと乙に前記ドライブギヤ47に噛
合させられたドリブンギヤ57と、該ドリブンギヤ57
に一体に取り付けられた有底筒状のクラブチアウタ58
と、該クラブチアウタ58の内部に配設されるととらに
、前記メインシャフト51に一体に固定された筒状のク
ラッチインナ59と、面記りラッヂアウタ58とクラッ
チインチ59との間に、メインシャフト51の長さ方向
に沿って重畳させられた状態で配設されるとともに、交
互にクラッチアウタ58とクラッチインナ59へ回転方
向において係合させられた多数のクラッチプレート60
と、前記クラッチインナ59に、前記メインシャフト5
1の長さ方向に沿って摺動自在に取り付けられるととも
に、前記クラッチプレート60に対向させられたブツシ
ャ−プレート61と、該プッシャープレート61とクラ
ッチインナ59との間に介装されて、プツシ、1・−プ
レート61を前記クラッチインナ59へ向けて弾1発す
ることにより、前記クラッチインナ59との間で前記ク
ラッチプレート60を挟圧して、これらのクラッチプレ
ート60を相互に圧接させてクラブチアラフ58とクラ
ッチインナ59との接続をなすクラッチスプリング62
と、前記ブツシャ−プレート61の回転中心部に回転自
在に取り付けられたリフタープレート63と、前記メイ
ンシャフト51内にその長さ方向に摺動自在に貫挿され
るとともに、その一端部が前記リフタープレート63に
接続されたブツシュロッド64と、該ブツシュロッド6
4の他端部に連設されて該ブツシュロッド64の摺動を
なすアクチュエータ65とによって構成されている。
該アクチュエータ65は、本実施例では41」圧ソリン
ダが用いられており、その内部に摺動自在に装着された
ピストン66に、前記ブツシュロッド64の他端部が当
接さU−られており、また、該ピストン66には、該ピ
ストン66を介して前記ブツシュロッド64をリフター
プレート63へ向けて付勢して、ピストン66とブツシ
ュロッド64との間、および、該ブツシュロッド64と
前記リフタープレート63との間を常時接触状態に保持
するスプリング67が装着されている。
該スプリング67の弾発力は、前記クラッチスプリング
62のそれに比して十分小さく設定されていて、クラッ
チスプリング62によるクラッチ55の接合力の低下を
防止している。
そして、このクラッチ55は、前記アクチュエータ65
に連設された図示しないクラッチ操作機構を操作するこ
とにより、前記アクチュエータ65に、例えば、前記オ
イルポンプ48によって生成された圧油を供給して、前
記ピストン66およびプッシュ口・ストロ4を作動させ
、これによって、リフタープレート63およびプッシャ
ープレート61をクラッチスプリング62の弾発力に抗
して移動させろことにより、クラッチプレート60ヘク
ラツチスプリング62によって与えられていた圧着力を
解除してクラブチアラフ58とクラッチインナ59との
接続を解除するようになっている。また、逆の操作によ
り両者の接続を行うようになっている。
さらに、前記センターハウジング9および両ザイドハウ
ジングIOには、その周壁の内部に、ウォータジャケッ
ト68が形成されており、これらのウォータジャケット
68は、前記ウォータポンプ49および該ウォータポン
プ49に連設された図示しないラノエターに連絡されて
、前記センターハウジング9やサイドハウジング10の
冷却を行う冷却水を循環させるようになっている。
次に、このように構成された本実施例の内燃機関lの作
用について、以下に説明する。
まず、始動時においては、スタータモータ45を起動す
ることにより、ギヤ群46およびワンウェイクラッチ4
4を介して、出力軸6を第2図の矢印方向に回転させる
この操作により、ロータ2が出力軸6とともに回転させ
られ、かつ、該ロータ2に取り付けられた各ベーン4t
Jロータ2の回転方向に移動さけられ、さらに、前記各
ベーン4とカム部材19(19a・19b)とが相対移
動させられて、カム部材19(19a・19b)による
、ベーン4のロータ2の半径方向に沿った摺動が行われ
る。
ここで、前記カム部材19(19a−19b)のカム而
Cが、ハウジング3の内周部3aと相似形に形成されて
いることから、各ベーン4はハウジング3の内周部3a
に当接させられた状態に維持されるととらに、ハウジン
グ3の内周部3aの凸部17(17a −17b)に対
向させられた位置において、ロータ2の内部に最ら後退
さ仕られ、該凸部17(17a〜17b)から凹部16
(16a〜16b)に向かう途中において、これらの間
に形成された傾斜面18に沿うように、序々にロータ2
から突出させられ、さらに、四部16(16a〜16b
)の頂点、を経て他の凸部+7(17a〜17b)へ向
かうにでれて序々にロータ2内に後退さU・られるよう
に摺動さ仕られる。
しtこがって、前述したようなベーン4の動きに伴って
、隣接する2つのベーン4、ハウジング3の内周面3a
および内側面3bとによって形成されている気密室Aの
容積が、前記内周面3aの湾曲状態に応じて増加と減少
とを繰り返すこととなる。
そして、前記ベーン4が吸気ボート32〜35の、a−
夕2の回転方向後方の縁部を通過させられた時点で、該
ベーン4の移動方向後方に形成された気密室Aが吸気通
路20・21に連通させられ、かつ、気密室Aの容積が
増加過程にあることから、該気密室A内に吸気通路20
・21から燃料(混合気)が供給されて吸気が行われる
このような吸気の過程において、気密室Aへは、第1図
に矢印で示すように、ロータ2の回転軸線に沿って混合
気の供給が行われることから、ロータ2の回転に伴って
前記部屋内の気体に生じる慣性力の方向と、前記吸気の
方向とがほぼ直交することとなって、前述した慣性力に
よって吸気が押し戻される現象が抑制され、また、2つ
の吸気ボート32・34(33・35)を介して気密室
Aの長さ方向の両端部から混合気の供給が行イつれるこ
とから、吸気速度が速められかつ高い充Ji効率が得ら
れる。
さらに、ロータ2が高回転域に至った場合においては、
第1の吸気通路20a(21a)から供給された混合気
が、第2の吸気通路20b(21b)へ若干吹き抜ける
作用が生じ、これによって、さらに充填効率の向上が図
られる。
このようにして混合気が供給された気密室Aは、ロータ
2のさらなる回転によって、点火栓24・25か設けら
れた凸部17aへ向けて移動さけられるが、該凸部17
aに近付くにつれて、ハウジング3の内周面3aがロー
タ2の外周面2aに接近さけられるとともに、ベーン4
がロータ2の内部に後退させられることにより、気密室
Aの容積が減容さ什られてその内部の混合気が圧縮させ
られる。
そして、混合気が最も圧縮される位置、あるいはその近
傍まで気密室Aの移動がなされた時点で、該気密室A内
の混合気が点火栓24・25によって点火され、その後
の混合気の燃焼に伴う膨張により気密室A内の圧力が高
められるとと乙に、その圧力によって、第2図に矢印で
示す方向の回転力が、前記ベーン4を介してロータ2に
与えられる。
さらに、前述したように混合気の燃焼が行われた後にお
いては、前記気密室Aが、ロータ2の回転に伴い次の凹
部16c16dに向ってその容積を増加させながら移動
させられたのちに、該凹部16c・+6dに続く凸部1
7c・17dに至る間に序々に減容さ什られるが、これ
らの四部16c16dと、凸部17c・17dとを連絡
する傾斜面18に、排気ポート40・41が形成されて
いることから、気密室Aの回転方向前方に位置するベー
ン4が、前記排気ポート40・41の縁部を通過した時
点で、前記気密室Aと排気通路26・27とが連通さ仕
られることとなり、これによって、前記気密室A内の燃
焼気体が排気通路26・27を経て外部へ排出される。
そして、前記排気ポート40・41が、前述したように
凹部16c・16dから突部17cm17dに向かう傾
斜面18に形成されており、かつ、該傾斜面18を通過
する間の気密室Aは減容過程にあって、気密室A内の燃
焼気体が圧縮される方向にあることから、前述した排気
操作が促進される。また、排気通路26・27がハウジ
ング3の周壁を貫通して、はぼロータ2の回転半径方向
に沿って形成されていることから、ロータ2の回転に伴
って燃焼気体に生じる慣性力の方向と、排気通路26・
27の方向とがほぼ同一方向となされて、前述した作用
と相俟って、排気が円滑に行われる。
以上の動作が、各ベーン4によって区画形成された各気
密室Aのそれぞれにおいて行われ、1つのロータ2にお
いて180度の位相差で同時に、かつ、各ロータ2毎に
行われて内燃機関1の始動が行われる。
そして、各ロータ2に設けられた各吸気通路20(21
)は、大径の主吸気通路36(37)に連通させられて
いることにより、前述した吸気作用時に、各吸気通路2
0(21)内に発生する吸気の脈動が、前記主吸気通路
36(37)において消滅させられる。これによって、
気化器3g(39)に作用する負圧の変動が抑制されて
、気化器3g(39)の安定した作用が得られる。
このようにして始動された内燃機関lにあっては、各ベ
ーン4が、前述したように、ハウジング3の内周面3a
と相似形のカム面Cを有するカム部材19(19a−1
9b)によってガイドされることにより、ロータ2の回
転半径方向に摺動させられ、かつ、ハウジング3の内周
面3a上を摺動させられる。
したがって、各ベーン4のハウジング3の内周面3aに
対する回転半径方向における位置関係が、前記カム部材
19(19a−19b)によって、ロータ2のいずれの
回転位置においてら設定状態に保持されろこととなり、
また、各ベーン4に作用する遠心力の大部分が、ベーン
4とカム部材19(19a・19b)との摺接部分によ
って支持されることとなり、この結果、ロータ2が一定
値以上の回転領域に至ったのらにおいては、ロータ2の
回転によって各ベーン4に作用する遠心力の増加に拘わ
らず、該ベーン4とハウジング3の内周面3aとの接触
状@(接触圧)が一定に保持される。
また、前記カム部119(19a・19b)がハウジン
グ3の内周面3aよりらI′!−夕2の回転中心寄りに
設けられていることから、遠心力の大部分を支持するベ
ーン4とカム部材19(19a−19b)との摺接部分
が、ロータ2の回転中心に接近させられて、該摺接部分
におけるベーン4とカム部材19(19a・19b)と
の相対速度が小さく、この結果、摩擦抵抗の軽減が図ら
れる。
さらに、ロータ2の回転中心部近傍には、潤滑油が豊富
に供給されて熱除去作用が大きく、したがって、その近
傍の温度が比較的低く抑えられていることから、前記摺
接部分の温度上昇が抑制されて、この点からも、該摺接
部分における摩擦抵抗の軽減が図られろとともに、耐摩
耗性の而においても有利となる。
一方、前記各ロータ2に対応して設けられた気密室Aや
その他の構成要素は、両ロータ2間においてベーン4の
挟角の半分、本実施例では10度、ロータ2の回転方向
にずらした状態で設けられていることから、内燃機関I
の回転変動(トルク変動)、が抑制される。
これは、一方のロータ2に対する点火時期と、他方のロ
ータ2に対する点火時期等の各工程が、出力軸6の回転
角にして、ベーン4の挟角の半分の角度だけずらされ、
これによって、各ロータ2における回転変動(トルク変
動)が重畳された際に、これらが相互に相殺しあう結果
得られると考えられる。
ちなみに、2つのロータ2について完全に同Mさり・て
駆動した場合との比較を行ったところ、第5図に示す結
果が得られた。
なお、回転変動(トルク変動)を検出する目安として、
ロータ2とハウジング3との間に形成されろ空間部を出
力軸6回りに10度毎に分割し、各分割部分における駆
動トルクの圧力換算値を求めるとともに、これらの圧力
換W値の差を求めた。
また、第5図中、曲線αは一方のロータ2について単体
で駆動した場合の圧力状況、曲線βは他方のロータ2に
ついて単体で駆動した場合の圧力状況、曲線γは両ロー
タ2について完全に同期して駆動した場合の圧力状況、
曲線Ωは両ロータ2を10度の位相差を設けて駆動した
場合の圧力状況をそれぞれ示すしのである。
この結果から明らかなように、両ロータ2について完全
に同期させて駆動した場合の圧力変動幅が約2.4kg
/am”であるのに対し、本実施例のように各ロータ2
間に10度の位相差を設けて駆動した場合におけるそれ
は約1.3kg/am”となり、大幅な変動抑制効果が
見られろ。
なお、前記実施例において示した各構成部材の諸形状や
寸法等は一例であって、設計要求等に基づき種々変更可
能である。
例えば、前記実施例においては、ハウジング3の内側面
3bにカム部材19(19a・19bを植設することに
よって形成した例について示したが、これに代えて、前
記内側面3bに環状溝を形成し、該環状溝の側壁をカム
面としてもよい。但し、この場合、谷ベーン4に形成さ
れる係合部は、前記環状溝に摺動自在に係合し得るよう
な突条とする必要がある。
こ、のような構成とすることによって、前記実施例にお
いて必要とされていたロータ2の側面の凹部3cを省略
することができ、構成および加工工程の簡略化が図れる
また、前記実施例において示したカム部材19(19a
−19,b)の取り付は方法として、ハウジング3の内
側面3bに環状溝を形成したのちに、該溝へカム部材1
9(19a−19b)を圧入する方法、あるいは、ハウ
ジング3へ螺子等によって固定する方法等、種々の手段
が採用され、さらに、カム部材19(19a・19b)
をハウジング3に一体成型することら可能である。
さらに、前記実施例において、第2の吸気通路20b・
21bの途中にコントロールバルブを設けておき、該コ
ントロールバルブを内燃機関1の回転数、あるいは、ス
ロットルの開度に応じて操作して、第2の吸気通路20
b・21bの開度を調整することにより、吸気の流速や
流量等の調整を行い、内燃機関lの回転数に応じた適切
な吸気状態とすることが可能となる。
すなわち、内燃機関」が例えば低回転域にある場合にお
いては、吸気通路20(21)内の流速が低くなること
から、前記コントロールバルブを絞って第2の吸気通路
20b(21b)を閉じろことにより、吸気通路20(
2+)全体としての流路面積を減少さU・、これによっ
て吸気通路20(21)の吸気の流速を速めて充填効率
を高め、また、内燃機関1が高回転域に至った場合にお
いては、吸気通路20(21)内の吸気の流速は十分に
確保されるものの、供給される混合気mが最適な混合気
量に対して不足する傾向にあることから、前記コントロ
ールバルブを開いて、第2の吸気通路20b(21b)
を開放することにより、吸気通路20(21)の全体と
しての流路面積を拡大して、混合気の増量を図って、高
回転時に最適な混合気量を確保する。
これによって、内燃機関1の回転数あるいは負荷の状況
に応じて最適な混合気の供給が可能となり、内燃機関l
の動力特性を大幅に向上させることができる。
「発明の効果」 以上説明したように、本発明に係わる内燃機関は、略円
形のロータと、該ロータが回転自在に収納されるととも
に、該ロータの外周面に対し交互に接近離間するように
湾曲させられた内周面および前記ロータの側面に対向さ
せられた内側面を有するハウジングと、@記ロータに放
射方向に沿って4?(動自在に取り付けられるとともに
、前記ハウジングの内周面および内側面に常時摺接させ
られて、ロータの外周面とハウジングの内面との間に複
数の気寓室を形成する複数のベーンとを備え、かつ、前
記ハウジングの内側面に、前記湾曲さ什られた内周面と
用似形のカム面を形成し、面記各ベーンに、前記カム面
に摺接させられる係合部を形成したことを特徴とするも
ので以下のような侵机た効果を奏する。
■各ベーンをハウジングの内周面と相似形のカム面によ
ってガイドすることによりロータの回転半径方向に摺動
させ、かつ、ハウジングの内周面上を摺動させ、これに
よって、各ベーンのハウジングの内周面に対する回転半
径方向におけろ位置関係を、ロータのいずれの回転位置
においてら設定状態に保持し、また、各ベーンに作用す
る遠心力の大部分をベーンとカム面との摺接部分によっ
て支持して、11q記ロータが一定値以上の回転領域に
至ったのちにおいては、ベーンに作用する遠心力の増加
に拘わらず、該ベーンとハウジングの内周面との接触状
態(接触圧)を常時一定に保持ずろことができる。した
がって、安定した気密室の密閉作用を得ろことができろ
■前記カム面をハウジングの内周面より乙ロータの回転
中心寄りに設けろことができるので、遠心力の大部分を
支持するベーンとカム面との摺接部分をロータの回転中
心に接近さけ、これによって、該摺動部分におけろベー
ンとカム面との相対速度を減少さU゛て、摩擦抵抗の軽
減を図ることができる。
■カム面とベーンとの摺接部分を、ロータの回転中心部
近傍といった、潤滑油がQ富に供給されて熟除去作用が
大きい部分に近付けて、前足摺接部分の温度上昇を効率
よく抑制し、該摺接部分におけろ摩擦抵抗をさらに軽減
することができるとと乙に、耐摩耗性の向上を図ること
ができろ。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図は全体を
断面した平面図、第2図は第1図の■−■線に沿う矢視
断面図、第3図は第1図の■−■線に沿う矢視断面図、
第4図は第2図のIV−■線に矢視断面図、第5図は一
実施例の特性を説明するための内部圧力状況を示す図で
ある。 !・・・・・・内燃機関、       2・・・・・
・ロータ、2a・・・・・・外周面、       2
b・・・・・・側面、3・・・・・・ハウジング、  
    3a・・・・・・内周面、3b・・・・・・内
側面、        4・・・・・・ベーン、4a・
・・・・・係合部、        6・・・・・・出
力軸、8・・・・・ガイド溝、 9・・・・・・センターハウジング、 10・・・・・・サイドハウジング、 16(16a= 16d)−凹部、 17(17a〜17d)・・・凸部、   I8・・・
・・・傾斜面、20・21・・・・・・・・・・・・吸
気通路、20a・21a・・・・・・・・・第1の吸気
通路、20b・21b・・・・・・・・・第2の吸気通
路、26・27・・・・・・・・・・・・排気通路、1
9(19a−19b)−・カム部材、32・33・・・
・・・・・・・・・第1の吸気ボート、34・35・・
・・・・・・・・・・第2の吸気ボート、36・37・
・・・・・・・・・・・主吸気通路、38・39・・・
・・・・・・・・・気化器、4G・4工・・・・・・・
・・・・・排気ボート、A・・・・・・気密室、C・・
・・・・・・・・・・・・・・・・カム面、   S・
・・・・・シール材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 略円形のロータと、該ロータが回転自在に収納されると
    ともに、該ロータの外周面に対し交互に接近離間するよ
    うに湾曲させられた内周面および前記ロータの側面に対
    向させられた内側面を有するハウジングと、前記ロータ
    に放射方向に沿って摺動自在に取り付けられるとともに
    、前記ハウジングの内周面および内側面に常時摺接させ
    られて、ロータの外周面とハウジングの内面との間に複
    数の気密室を形成する複数のベーンとを備え、かつ、前
    記ハウジングの内側面に、前記湾曲させられた内周面と
    相似形のカム面を形成し、前記各ベーンに、前記カム面
    に摺接させられる係合部を形成したことを特徴とする内
    燃機関。
JP25317086A 1986-10-24 1986-10-24 内燃機関 Pending JPS63106327A (ja)

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JP25317086A JPS63106327A (ja) 1986-10-24 1986-10-24 内燃機関

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5277158A (en) * 1992-01-24 1994-01-11 Pangman Propulsion Company Multiple vane rotary internal combustion engine
JPH0735820U (ja) * 1994-07-25 1995-07-04 エヌティエヌ株式会社 動圧軸受装置
JPH0735821U (ja) * 1994-07-25 1995-07-04 エヌティエヌ株式会社 動圧軸受装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5277158A (en) * 1992-01-24 1994-01-11 Pangman Propulsion Company Multiple vane rotary internal combustion engine
JPH0735820U (ja) * 1994-07-25 1995-07-04 エヌティエヌ株式会社 動圧軸受装置
JPH0735821U (ja) * 1994-07-25 1995-07-04 エヌティエヌ株式会社 動圧軸受装置

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