JPS6298142A - ヒ−トポンプシステムの制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 く技術分野〉 本発明は、主として多数の温室の暖冷房／除湿等に使用
される水−水熱交換式のヒートポンプシステムの運転制
御を行なう制御装置に関する。

〈従来技術〉 従来、多数の温室の暖房等に使用される水−水熱交換式
ヒートポンプシステムにおいては、ヒートポンプ側と各
ｌＦＡ室内のユニット側とは冷温水の配管で接続されて
いるだけであって、各ユニットにおける冷温水出力要求
量を直接的にヒートポンプの制御部（いわゆるパッケー
ノコントローラ）に伝達する手段を有していなかった。

そのため、従来のヒートポンプ制御部では、各ユニット
からの戻り冷温水の温度を測定し、この温度の高低から
間接的にユニットの出力要求型を検出してヒートポンプ
の容量制御等の出力制御を行なっていた。

ところが、このような方式では、戻り冷温水を通じてユ
ニット側の出力要求量を検出するため、制御の応答性が
悪く、各ユニットの温度状況に的確かつ迅速に即応する
ことができないという問題があった。また、応答が遅れ
るため、／１ンチング等の不都合な事態が生じやすかっ
た。

さらに、ヒートポンプシステム全体の最適運転制御が不
充分となりがちで、燃費の低減化を図れなかった。

このほか、ユニットが比較的少数である場合とユニット
が多数である場合とでは、システムの構成自体を変更す
る必要があり、ユニットの自由な増設が困難で、拡張性
に乏しかった。

〈発明の目的〉 本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたちのであって
、各ユニットにおける冷温水出力の要求量を電気的信号
としてヒートポンプ側に伝送するようにして、ヒートポ
ンプの制御部における制御の応答性を改善し、システム
全体の最適運転制御の実現と燃費の低減化とを可能にし
、併せてユニットの増設を容易にすることを目的とする
。

〈発明の構成ン 本発明は、上記の目的を達成するために、第１図の特許
請求の範囲対応図に示すように、ヒートポンプａから冷
温水か供給される複数の各ユニット１１．・・・に設け
られ該各ユニットｂにおける冷温水出力の要求量に対応
した要求信号を出力する信号出力手段Ｃと、該信号出力
手段Ｃからの要求信号をヒートポンプａ側に伝送する信
号伝送路ｄと、該記信号伝送路ｄを通じて伝送されてく
る要求信号に応答してヒートポンプａの冷温水出力を制
御する出力制御手段ｅとを備えてヒートポンプシステム
の制御装置を構成したものである。

〈実施例〉 以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明
する。

第２図は本発明制御装置を備えた水−水熱交換式のヒー
トポンプシステムの構成図である。同図において、ヒー
トポンプシステムは、ヒートポンプｌと、該ヒートポン
プｌの運転動作を制御するヒートポンプ制御部２と、該
ヒートポンプ制御部２に所要の設定信号を入力するため
の操作部３と、前記ヒートポンプ１から配管４を通じて
温水もしくは冷水が循環供給される複数のユニット５．
・・・とを有するほか、各ユニット５内には、該各ユニ
ット５における冷温水出力の要求量に対応した電気的な
出力要求信号を出力する信号出力手段である信号発生部
６が設けられ、かつヒートポンプ制御部２と各ユニット
５との間には、前記信号発生部６からの要求信号をヒー
トポンプ制御部２に伝送する単一もしくは複数本の信号
伝送路７が設けられている。

前記ヒートポンプ【は、冷温水出力の変更が可能ならの
であって、一対の熱交換器８．９と、画然交換器８．９
間に設けた圧縮機ｌＯと、圧縮機１０を駆動するガス機
関のような原動機１１と、膨張弁１２等を何している。

また、前記ヒートポンプ制御部２は、各ユニット５から
の冷温水出力要求量の全量に応じてヒートポンプｌの制
御を行なう乙のであって、第１図に示した出力制御手段
ｅを機能的に有し、ＣＰＵ１３と、ＲＯＭ１４と、ＲＡ
Ｍｌ５と、人力インターフェース１６と、出力インター
フェース１７と、Ａ／Ｄコンバータ１８とからなってい
る。しかして、面記入カインターフェース１６を通じて
、操作部３からの設定信号が、また、Ａ／Ｄコンバータ
１８を通じて各ユニット５からの要求信号がそれぞれヒ
ートポンプ制御部２に入力し、さらに、前記出力インタ
ーフェース１７からは、ＣＰＵｌ３で生成された制御信
号がヒートポンプｌに与えられる。

前記各ユニット５内には、ファンコイル１９や開閉弁２
０等からなるユニット本体２１と、該ユニット本体２１
の動作を制御するユニット制御部２２と、温度設定を行
なうための操作部２３と、前記した信号発生部６を備え
、該信号発生部６は、ｎり記ユニット制御部２２からの
重金信号に応答して該ユニット５における冷温水出力要
求量に対応した要求信号を信号伝送路７に出力するよう
になっている。

第３図の回路図は、前記信号発生部６の具体例を示す。

同図の信号発生部６は、複数の電源端子２４、・・・と
単一の信号出力端子２５との間に、電流制限抵抗２６と
スイッチ２７とが直列接続された複数の選択回路２８を
それぞれ接続したものである。各ユニット５の信号発生
部６の信号出力端子２５は、いずれも同一の信号伝送路
７に接続されている。信号伝送路７は増幅器２９を介し
てヒートポンプ制御部２内のＡ／Ｄコンバータ１８に接
続されており、増幅器２９の前段で抵抗３０を介してア
ースされている。

第３図の実施例において、いま、いずれかのユニット５
内で信号発生部６のスイッチ２７．・・・の！つが閉じ
られると、信号伝送路７には、電流制限抵抗２６と、増
幅器２９側の抵抗３０とで決まる電流が流れる。そして
、各ユニット５で閉じられるスイッチ２７の数が増加す
ると、その開成スイッチ２７の数に応じて信号伝送路７
に流れる電流が増加する。これらのスイッチ２７は、各
ユニット５における冷温水出力要求量に応じて該ユニッ
ト制御部２２の指令信号により開閉」るものであるから
、結局、信号伝送路７に流れる電流の値は、全ユニット
５．・の冷温水出力要求量の全量を表わすことになる。

しかして、ヒートポンプ制御部２は、Ａ／Ｄコンバータ
■８を通じて要求信号である信号伝送路７上の電流値を
読み取って、その電流値に応じてヒートポンプｌの出力
を制御する。

なお、上記実施例では信号伝送路７を単一の線路として
示したが、もちろん複数の線路とすることが可能で、そ
の場合は信号伝送路毎に起動要求信号、出力増加要求信
号というように性質のことなる要求信号を伝送するよう
にしてらよい。

また、本発明の制御装置は、ビル内の多数の部屋の冷暖
房を行なうヒートポンプンステムにも実施しうる。

〈発明の効果〉 以上のように、本発明によれば、各ユニットの信号出力
手段から信号伝送路を通して各ユニットにおける冷温水
出力の要求信号がヒートポンプ側に伝送されるから、ヒ
ートポンプ側ではユニットの冷温水出力要求量に即応し
て出力制御を行なうことができる。したがって、従来の
ヒートボンブノステムにおいて戻り冷温水の温度からユ
ニットの冷温水出力要求量を検出していた場合に比べ、
制御の応答が迅速であり、そのため、ユニットが設けら
れた各温室等においては設定通りの温度制御を正確に行
なうことができる。

また、制御の応答が速いので、ハンチング等の不都合な
事態を招来することがなく、システム全体の最適運転制
御を行なうことができ、燃費の低減化を図りうる。

さらに、ユニットの設置数の大小に関係なく、同一の構
成のシステムを用いることができ、ユニットの数が増加
してし、各ユニットに信号出力手段を設け、信号伝送路
を延長するだけで済むから、ユニー・トの増設が容易で
あり、拡張性に優れている。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のクレーム対応図、第２図は本発明の一
実施例の構成図、第３図は信号出力手段の一実施例を示
す回路図である。 ■・・ヒートポンプ、２・・・ヒートポンプ制御部、５
・・・ユニット、６・・・信号発生部（信号出力手段）
、７・・・信号伝送路。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）冷温水出力が可変であるヒートポンプと、該ヒー
   トポンプから冷温水が供給される複数のユニットとを有
   するヒートポンプシステムの制御装置において、 前記各ユニットに設けられ該各ユニットにおける冷温水
   出力の要求量に対応した要求信号を出力する信号出力手
   段と、該信号出力手段からの要求信号をヒートポンプ側
   に伝送する信号伝送路と、該記信号伝送路を通じて伝送
   されてくる要求信号に応答してヒートポンプの冷温水出
   力を制御する出力制御手段とを備えたことを特徴とする
   ヒートポンプシステムの制御装置。
2. （２）各ユニットの信号出力手段は該ユニットの冷温水
   出力の要求量に対応した電流値の要求信号を信号伝送路
   に出力するものであり、かつ出力制御手段は信号伝送路
   上の電流値から全ユニットの冷温水出力要求量の全量を
   読み取るものである特許請求の範囲第１項に記載のヒー
   トポンプシステムの制御装置。