JPS6293586A - 高圧フレキシブルパイプ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は例えば海底石油生産／ステム等において、海底
の抗日とマニホールドセンターヲ結フパイプラインの如
き、海中に吊下げて高圧流体を移送する高圧フレキシブ
ルパイプに関するものである。

（従来技術） 第１図は高圧７レキンブルバイプの１例の横断面である
。図面において、（１）は内部に高圧流体の移送通路（
ｌａ）を形成したプラスチックパイプで、ポリエチレン
、ポリブテン、ポリエーテルエーテルケトン、ナイロン
等のプラスチック材料の押出し成形により形成されてい
る。このプラスチックパイプ（１）の外周上には座床布
テープ巻５（２）を介して鉄テープ、ステンレステープ
等の金属テープの巻回による耐内圧補強層（３）が設け
られており、該耐内圧補強層（３）の外周上には押えも
テープ居（４）を介してポリ塩化ビニル、ポリエチレン
等を押出し成形したプラスチックンース（５）を有して
いる。上記プラスチックンース（５）の外周上にはパイ
プの軸方向の補強として床座布テープ巻層（Ｇ）（８）
を介して多数本の鉄線を巻回した二重の軸力補強層（７
）（９）が設けられており、最外月には押え巻テープ府
（１０）を介してポリ塩化ビニル、ポリエチレン等のプ
ラスチック材料を押出し成形した防食層（Ｉりが設けら
れている。

なお、］二記において、耐内圧補強層（３）上の押え巻
テープ層（４）及びプラスチックンース（５）を省略し
、耐内圧補強色（３）の七に座床布テープ巻層（６）を
介して軸力補強層（７）を施したものもあり、又軸力補
強層も必要に応じて一層でもよい。

（解決しようとする問題点） 上述のように在来から海底石油生産システム等に用いら
れてきた高圧フレキシブルパイプは、プラスチックパイ
プ（＋）の耐内圧補強層（３）としては鉄テープやステ
ンレステープ等の金属テープを用い、又軸力補強層（７
）（９）として鉄線、鋼線のような金属線条体が用いら
れてきた。

このような高圧フレキ／プルパイプは、従来のように海
底石油生産が浅ガ１ｊ底で行われる場合は海Ｆから吊１
ζげて％ｊ底の機器との間を結び生産流体（原油）を海
上へ輸送することができた。しかし、海底石油生産が深
海底（最近では３００ｍ以上の深海での採掘を目指して
いる）に移るにつれ、次のような問題点があり、より軽
量で長期信頼性のある高圧フレキシブルパイプの開発が
望まれている。

■高圧フレキシブルパイプの水中重量は使用されている
金属体によって決るが、従来のものは耐内圧補強層及び
軸力補強層に鉄類を使用しており、水中重量が大きく、
ブイ、引留め装置等に大型の機器が必要で吊下げ方法が
難しい。

■保守点検の際、水深が５０ｍを越えるとダイパーが目
視点検することも困難なので、揚収が必要となるが、重
量が大きいので揚収に手間がかかる。

■鉄等の金属体を使用しているため、海中での長期に亘
る動揺等による屈曲により耐内圧補強層や軸力補強層の
金属部が疲労により破断し易く、長期信頼性に乏しい。

（問題点を解決するための手段） 本発明は上述の間盟点を解消した高圧フレキシブルパイ
プを提供するもので、その特徴は、第１図のような高圧
フレキシブルパイプにおいて、耐内圧補強色は繊維強化
プラスチックの外周上にプラスチック保護層を有し左右
に相反する向きの嵌合溝を設けたテープを上記嵌合溝を
互に嵌合して巻回して成り、軸力補強層は繊維強化プラ
スチックの外周上にプラスチック保：ｌｉｌを何する線
条体の多数本を巻回して成り、かつ上記テープ及び線条
体は未硬化又は半硬化の状態でプラスチックパイプ上に
巻回し、巻回後加熱により硬化せしめたものであること
にある。

（実施例） 本発明の高圧フレキ／プルパイプの全体としての構造は
第１図に示すものと特に変るところがない。

本発明における耐内圧補強層（３）は、第２図（イ）に
その横断面形状を示すように、ガラス繊維、カーボン繊
維、ポリアミド繊維等に不飽和ポリエステル樹脂、エボ
キン樹脂、シリコン樹脂等の熱硬化性樹脂を含浸して固
めた繊維強化プラスチック（３１）の外周上にナイロン
樹脂等のプラスチック材料を押出し成形したプラスチッ
ク保護層（３２）をイｒし、左右に相反する向きの嵌合
溝（３３）を設けた高抗張力のテープ（３０）を、第２
図（ロ）のようにに記嵌合溝（３３）を互いに嵌合して
座床布テープ巻層（２）を介してプラスチックパイプ（
１）上に巻回して構成されている。

又軸力補強層（７）（９）は、第３図にその横断面形状
の１例を示すように、前記同様の材料で構成した繊維強
化プラスチックの線条体（７１１（９１）の外周上にナ
イロン樹脂等のプラスチック保護層（７２）（９２）を
仔する高抗張線条体（７０）（９０）の多数本を巻回し
て構成されている。

なお、上記高抗張力テープ（３０）及び高抗張力線条体
（７０）（９０）は、いずれも繊維強化プラスチック（
３１１（７１１（７２）が未硬化又は半硬化の状態で巻
回し、巻回復に加熱してこれらを硬化せしめる。なぜな
ら、既に硬化された繊維強化プラスチックのテープ又は
線条体を巻回するときは、強化プラスチックの弾性率が
比較的高いために、テープ又は線条体にストレスがかか
った状態で巻回保持されることになり、ストレスクラッ
キングが生じ断線等の事故がおこるおそれがあり、長期
寿命を保証することが困難であるという問題があり、こ
れを解決するためである。

上述のように構成された耐内圧補強層（３）及び軸力補
強層（７）（９）を具えた第１図の如き高圧フレキシブ
ルパイプにおいて、耐内圧補強層（３）上の押え巻テー
プ層（４）及びプラスチックシース（５）を省略したり
、軸力補強層を一居とすることは勿論、必要に応して各
座床テープ巻層及び最外層のプラスチック保＝Ｑ層（１
１）を省略しても差支えない。

因みに、内径６インチ、常用圧力８０ｋｇｆ／（ｊ”の
高圧フレキシブルパイプについて、重量及び耐屈曲性能
を比較した結果は次表の通りである。

（１）″）１５１曲性能は、第４図の試験装置を用い、
供試品を直線状にしてｌＯ トンの張力を加え、１つ径１５００ｍ璽のガイドに沿っ
て右へ４５°曲げて直 線状に戻す。次に左４５″曲げて直 線状に戻す。これを１回として繰 返す。

（発明の効果） 上述した本発明の高圧フレキシブルパイプによれば、以
下に列挙するような効果を奏するものである。

■構成材料として金属類を用いず、プラスチック等比重
が０．９５〜１．３程度の材料を用いているので非常に
！！情となる。その結果、ブイや引留め装置等を小型化
でき吊下げが容易であると共に、場収も容易となる。

■金属材料を用いていないので、長期に亘る屈曲等に対
して疲労による部材の破断や腐食による損傷のおそれが
ない。

■耐内圧補強層は高抗張力テープに設けた嵌合溝に互い
に嵌合して巻回しであるので、耐内圧特性が良好である
。

■耐内圧補強層及び軸力補強層を構成する繊ｘイを強化
プラスチ、りは、未硬化又は半硬化の状態で巻回し、巻
回後加熱して硬化しているので、ストレスクラッキング
が生ずるおそれがなく、長期寿命を保証することができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は高圧フレキシブルパイプの１例の横断面図、第
２図（イ）は本発明に用いる高抗張力テープの横断面図
、同図（ｒコ）は巻回した状態を示す部分縦断面図、第
３図は高抗張力線条体の横断面図である。 又第４図は耐屈曲試験装置の概τ図である。 １・・・プラスチックパイプ、３・・・耐内圧補強層、
７．８・・・軸力補強層、３０・・・高抗張力テープ、
３１・・・繊維強化プラスチック、３２・・・補強層、
３３・・・嵌合溝、７０．９０・・・高抗張力線条体、
７！、９１・・・繊Ｘ（を強化プラスチック、７２．９
２・・・補強層。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）内部に高圧流体の移送通路を有するプラスチック
   パイプの外側に高抗張力テープの巻回による耐内圧補強
   層及び高抗張線条体を多数本巻回した軸力補強層を具え
   た高圧フレキシブルパイプにおいて、耐内圧補強層は繊
   維強化プラスチック外周上にプラスチック保護層を有し
   左右に相反する向きの嵌合溝を設けたテープを上記嵌合
   溝を互に嵌合して巻回して成り、軸力補強層は繊維強化
   プラスチックの外周上にプラスチック保護層を有する線
   条体の多数本を巻回して成り、かつ上記テープ及び線条
   体は未硬化又は半硬化の状態でプラスチックパイプ上に
   巻回し、巻回後加熱により硬化せしめたものであること
   を特徴とする高圧フレキシブルパイプ。
2. （２）繊維強化プラスチックがガラス繊維補強エポキシ
   樹脂であり、その外周上の保護層がナイロン樹脂被覆層
   であることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の高
   圧フレキシブルパイプ。