JPS6292802A - 梱包用木材合板処理防錆方法 - Google Patents

梱包用木材合板処理防錆方法

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JPS6292802A
JPS6292802A JP23124685A JP23124685A JPS6292802A JP S6292802 A JPS6292802 A JP S6292802A JP 23124685 A JP23124685 A JP 23124685A JP 23124685 A JP23124685 A JP 23124685A JP S6292802 A JPS6292802 A JP S6292802A
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JP
Japan
Prior art keywords
packaging
wood plywood
wood
rust
plywood
Prior art date
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Pending
Application number
JP23124685A
Other languages
English (en)
Inventor
永坂 信義
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP23124685A priority Critical patent/JPS6292802A/ja
Publication of JPS6292802A publication Critical patent/JPS6292802A/ja
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  • Chemical And Physical Treatments For Wood And The Like (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Preventing Corrosion Or Incrustation Of Metals (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 開示技1t#iは自動車部品等の金属製品等を梱包する
本箱の内側、及び、枠組を成す木材合板に防錆処理を行
って、発散する酸成分による金属製品の発錆を防ぐよう
にする防錆の技術分野に属する。
而して、この発明は自動車部品等の金属部を梱包する箱
体を構成する木材合板を化学処理を打つて梱包後の収納
金属部品の発錆を防止する梱包用木材合板の表面処理防
錆方法に関する発明であり、特に、少なくとも箱体の内
面を構成する木材合板ヤ枠組用の木材合板に予めアセチ
ル・アセトン液を木材組織中に浸漬等により浸透させて
木材合板中から発生するホルムアルデヒド等のカルボニ
ル化合物の誘錆物質をアセチル化誘導体化合物にして安
定化するようにした梱包用木材合板表面処理防錆方法に
係る1発明でおる。
〈従来技術〉 一般に、金属製品等を輸送する場合には作業性の良さ等
のプラス面から木箱による梱包を行う悪様か採用されて
おり、例えば、自動車のノックグラン用部品を海外に輸
出する場合にも木箱梱包が広く用いられている。
しかしながら、本箱梱包された金属製品tま、例えば、
約2週間の輸送期間を経て海外に到着した後、更に、2
〜3ケ月の在庫期間等を必要とするためその間に発錆す
るという問題かあった。
このように金属製品が発錆する原因について調査を11
っだ結果、木箱から発散する酸性の発錆成分によるもの
でおることか判明している。
特に、近時、梱包に使用される木箱の木材については価
格、入手し易さ、加工性の良さ等の点から輸入ラワン材
製のベニヤ等の所謂外材が採用されることが多く、この
ような外材に含まれる酢酸、酪酸、吉草酸等の有機酸の
うち揮発性の大きい酢酸か発錆の主な原因になっている
ものと考えられている。
これに対処するに、従来より木箱の内側にポリエチレン
シートを被覆し、更には、金属部品をポリエチレンシー
トで包装し、発錆ガスから遮断したり防錆油や特公昭5
8−6540号公報に開示されているように塗料を塗布
して発錆物質の発散を月じ発錆を防止する方法が採用さ
れている。
く発明が解決しようとする問題点〉 而して、上述従来技IFiに基づく防錆方法におっては
、例えば、輸送期間が海上で約2週間程、現地屋外保管
が2m3ケ月間にもおよび、高温高湿の環境に置かれる
ような場合には、輸送中の金属製品によるシートによる
遮断かそれなりの効果を秦するものの高温高湿下の悪条
件では発錆物質の発散を封することが出来ず、金属製品
の発錆が確実には避けられなかった。
そこで、更に研究を行ってみた結果、夕日4を用いて加
工した切削板材をフェノール樹脂にて接着して合板を得
る場合、接着剤のフェノール樹脂の硬化剤として用いら
れているホルマリンの遊離状態の分から発生するホルム
アルデヒドか揮発して高温、高湿度の悪条件下で酢酸、
ギ酸に生成されて発錆のメカニズムに与っていることが
分ってきた。
そこで、昨今では、木箱の内側に高級脂肪酸金属、有機
アミン、鉱油等の防錆油を塗イ[シて合板内で生成した
有機酸をアルカリ性行けんで中和する等の技術も案出さ
れているが、防錆油、塗布後の乾燥性が悪く、コストが
高い等の不利点かあって確実には採用に至っていない。
この発明の目的は上述従来技術に基づく木材合板製の木
箱内での金属製品の発錆の問題点を解決すべき技術的課
題とし、少なくとも箱体の内面を構成する木材合板その
ものの発錆物質を化学的に無発錆状態にして根本的に発
錆を阻止し、金属部”A造産業における輸送技術利用分
野に益する曖れた梱包用木材合板処理防錆方法を1足供
せんとするものである。
く問題点を解決するための手段・作用〉上述目的に沿い
先述特許請求の範囲を要旨とするこの発明の構成は、前
述問題点を解決するために、金属製品輸送用の木材合板
によって梱包用の木箱を組み立て製作するに際し、資材
としての各木材合板を発錆防止材としてのアぜチル・ア
セトン液を特定の7ニオン界面活性剤により、浸漬して
たり、或いは、これを木材合板に塗布したりして当該木
材合板の木材繊維中に浸透させ、木材合板の接着剤のフ
ェノール樹脂の硬化剤でおるホルマリンの遊離状態分の
ホルムアルデヒドをしてアセチル化誘導体化合物にし、
該ホルムアルデヒドが酢酸ヤキ酸に変化する前に安定化
させて木箱や枠組を作成して金属製製品を収納して梱包
するようにし、輸送中ヤ〕格納明間中で当該金属製品に
発錆が生じないようにした技術的手段を講じたもので必
る。
〈実施例〉 次に、この発明の実施例を実験例に塁づいて説明すれば
以下の通りである。
例えば、ノックダウン用の金属製の自動車部品を梱包輸
送する本箱用資材のラワン材製の木材合板をアルキルス
ルホン酸ナトリウム5%水溶液中に1〜2秒浸漬してi
維への浸透性を充分に促進するようにした後、酢酸アン
モニウム150りを水1!溶解した溶液に氷酢酸1(7
とアヒヂル・アセシト10威を加えて撮り混ぜた防錆液
に2〜3秒間浸漬してから、50〜60’Cの熱風中で
乾燥させる。
このようにして、表面処理した木材合板と表面処理しな
い木材合板を用いて、外形寸法100X 110X 1
50mm、厚さ5.5mの小木箱を作り、この木箱中へ
炭素11Xs45、クロム鋼5Cr20製で寸法30×
1()簡の金属試験を収納し、蓋で密封し、温度506
C,湿度95%の条件下で8時間放置した後常温、常湿
状態の室内に取り出し16時間自然状態で放置した。
このサイクル試験を10日間行って錆に対する評価を行
った。
而して、錆評価に際し1日、5日間において、木箱の上
部に2mの孔をあけ、注射器(容量200d)でガスを
サンプリングしてPH試験、カス分析を実施した5日間
のガス分析結果を次の人工に示す。
人工 木箱中のガス分析結果 尚、ガス及び、有機酸のガス分析については次の方法を
用いた。
・ガス分析:カスをTENAX  GC管に補集しGC
−MS分析を行った。
ガス補集条件:流m 1.51/minでamin補果
分補集分析条件原G C−M S 6020による5%
PEG−HT 2rrt  50°CテlO°C/m団
の加温を介し200’C昇温 t−1eキャリア  1.6m/min・有機酸分析:
カスを蒸溜水にバブリング補集して後イオンクロマトグ
ラフによる分析を行った。
又、アセチル・アセトン液を1?r定のアニオン界面活
性剤により木材繊維に浸透させ、合板のフェノール樹脂
から発生するホルムアルデヒドか酢酸、ギ酸に変化する
前にアセチル化誘導体化合物に安2CI」3 COCH
2COCH3+NH3+1」・CHO 尚、この発明の実施態様は上述実施例に限るものでない
ことは勿論でおり、例えば、木材合板をアセデル・アセ
トン液に浸漬する上述実施例に変えてアセチル・アセト
ン液を木材合板の表面に対し塗イ[するようにする等種
々の態様が採用可能でおる。
又、設計によっては本箱の製造後に該本箱と枠組等を共
にアセチル・アセトン液中にとぶ漬は状態で浸漬する等
様々な設計変更も可能である。
そして、応用例としては上述各実施例に阜づいて得られ
た木箱内にポリエチレンシート等を介して金属製品を収
納することも可能である。
〈発明の効果〉 以上、この発明によれば、基本的にノックダウン用の自
動車の金属製部品等の金属製品を梱包輸送する木箱の製
造に際し、その木材合板について資材としての木材合板
製造時の接着剤として使用されるフェノール樹脂接着剤
の硬化剤としてのホルマリンの遊Hし状態の揮発成分で
あるホルムアルデヒドを発散して酢酸、ギ駿に生成する
前段階でアセチル・アセトン液に対し、浸漬したり、こ
れをその表面に塗イEしたりすることにより木材合板の
木材繊維中に光分に浸透させてホルムアルデヒドをアセ
チル化誘導体化合物に変えて安定化させることにより、
金属製品梱包中におけるホルムアルデヒドの酢酸、ギ酸
への生成か阻止され、したがって、輸送や倉庫保管中で
の金属製品の発錆を阻止することが出来るという優れた
効果が突される。
而して、従来の如く、本箱中の金属製品に対しポリエチ
レンシート等でシールしたり、遮断をする等という潤極
的な対策と異なり、木箱の木材合板自体のホルムアルデ
ヒド発散を阻止するという根本的な対処方法が開発され
たことになり、金属製品の長距離輸送長期間、保管等が
発錆なしに行えるという優れた効果が秦される。
又、このように梱包用の木箱の資材である木材合板のホ
ルムアルデヒドの発生による酢酸、ギ酸の分散か阻止さ
れるために、ラワン材等の外材の使用が何等妨げること
なく、資源、コスト等の点から有利な外材の使用が在米
同様に許容されるために、木箱の製造、梱包の作業性の
良さがそのまま用いることが出来るという優れた効果が
秦される。
又、梱包用の木箱の輸送後の再使用に際しても木箱自体
をアセデル・アセトン液にとぶ漬は等の浸漬作用等を行
うことにより、発情防止機能を再生することが出来ると
利点もある。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 箱体を構成する木材合板に化学処理を行って梱包後の収
    納金属部品の錆発生を防止する梱包用木材合板表面処理
    防錆方法において、少なくとも箱体の内面を構成する木
    材合板に予めアセチル・アセトン液を浸透させて木材合
    板からのカルボニル化合物をアセチル化誘導体化合物に
    安定化するようにしたことを特徴とする梱包用木材合板
    処理防錆方法。
JP23124685A 1985-10-18 1985-10-18 梱包用木材合板処理防錆方法 Pending JPS6292802A (ja)

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JPS6292802A true JPS6292802A (ja) 1987-04-28

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ID=16920612

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JP23124685A Pending JPS6292802A (ja) 1985-10-18 1985-10-18 梱包用木材合板処理防錆方法

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10117599B2 (en) 2009-12-28 2018-11-06 Koninklijke Philips N.V. Subject interface appliance and method for delivering a breathable substance to a subject while obtaining gas samples from the airway of the subject
US11253666B2 (en) 2016-07-22 2022-02-22 Nihon Kohden America, Inc. Masks, systems, and methods for assisting respiration including scattering chamber

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US10117599B2 (en) 2009-12-28 2018-11-06 Koninklijke Philips N.V. Subject interface appliance and method for delivering a breathable substance to a subject while obtaining gas samples from the airway of the subject
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