JPS629243Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS629243Y2 JPS629243Y2 JP6325780U JP6325780U JPS629243Y2 JP S629243 Y2 JPS629243 Y2 JP S629243Y2 JP 6325780 U JP6325780 U JP 6325780U JP 6325780 U JP6325780 U JP 6325780U JP S629243 Y2 JPS629243 Y2 JP S629243Y2
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- cap
- male
- threaded
- locking protrusion
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- Expired
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- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 claims description 6
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 claims description 6
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 3
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 3
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 2
- 238000012856 packing Methods 0.000 description 2
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 1
- 230000000704 physical effect Effects 0.000 description 1
- 239000012815 thermoplastic material Substances 0.000 description 1
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- Closures For Containers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、合成樹脂製壜体の口筒とネジキヤツ
プの如く、ある程度の遊びをもつて螺合組付けさ
れる合成樹脂製螺子体の螺合装置に関するもので
ある。
プの如く、ある程度の遊びをもつて螺合組付けさ
れる合成樹脂製螺子体の螺合装置に関するもので
ある。
合成樹脂製の壜体と、それに組付くネジキヤツ
プといつた合成樹脂成形品には、周知の如く、そ
の熱可塑性材料の物性により、どうしてもある程
度の成形誤差が生じ、この成形誤差により雄螺子
体(壜体口筒)と雌螺子体(ネジキヤツプ)との
螺合がある程度の遊びをもつて達成されることに
なる。
プといつた合成樹脂成形品には、周知の如く、そ
の熱可塑性材料の物性により、どうしてもある程
度の成形誤差が生じ、この成形誤差により雄螺子
体(壜体口筒)と雌螺子体(ネジキヤツプ)との
螺合がある程度の遊びをもつて達成されることに
なる。
このため、この合成樹脂製の雄螺子体と雌螺子
体とは単に螺合限まで締め付けただけでは、振動
等により自然のゆるみが発生し、容体の密封保持
が失われるという欠点があつた。
体とは単に螺合限まで締め付けただけでは、振動
等により自然のゆるみが発生し、容体の密封保持
が失われるという欠点があつた。
この点に鑑み、従来、第4図および第5図に示
す実公昭46−4306号公報のように、壜体口筒2の
外周面下端部と、それに対向するキヤツプ体8内
周面下端部に複数の縦条の係止突片7,11を突
設し、口筒2とキヤツプ体8との螺合組付き限位
置において双方の全ての係止突片7,11が噛み
合うように設定し、この噛み合いによつてキヤツ
プが自然にゆるむのを防止している。
す実公昭46−4306号公報のように、壜体口筒2の
外周面下端部と、それに対向するキヤツプ体8内
周面下端部に複数の縦条の係止突片7,11を突
設し、口筒2とキヤツプ体8との螺合組付き限位
置において双方の全ての係止突片7,11が噛み
合うように設定し、この噛み合いによつてキヤツ
プが自然にゆるむのを防止している。
しかし、上記した従来技術においては、キヤツ
プが螺合限近くまで達すると、口筒とキヤツプ両
方の係止突起が強く擦れあい、キヤツプを周方向
に伸び変形させることになる。従つて、螺合限位
置までキヤツプを締め付けるためには、この係止
突起を擦れ合わし、キヤツプを周方向に伸び変形
させながらキヤツプをさらに回動する必要があつ
た。そのため、螺合限位置近くでのキヤツプの締
付には強い力を要すると共に、係止突起が摩耗し
易く、容器とキヤツプの寿命を著しく短いものに
していた。
プが螺合限近くまで達すると、口筒とキヤツプ両
方の係止突起が強く擦れあい、キヤツプを周方向
に伸び変形させることになる。従つて、螺合限位
置までキヤツプを締め付けるためには、この係止
突起を擦れ合わし、キヤツプを周方向に伸び変形
させながらキヤツプをさらに回動する必要があつ
た。そのため、螺合限位置近くでのキヤツプの締
付には強い力を要すると共に、係止突起が摩耗し
易く、容器とキヤツプの寿命を著しく短いものに
していた。
上記した従来技術の問題点は、キヤツプの係止
突片に対して口筒全周に設けた係止突片の全てが
同時に擦れ合うために発生するものである。
突片に対して口筒全周に設けた係止突片の全てが
同時に擦れ合うために発生するものである。
本考案の課題は、口筒の係止突片の一部がキヤ
ツプの係止突片に対して、ほとんど擦れ合うこと
なく係脱出来るようにすることである。
ツプの係止突片に対して、ほとんど擦れ合うこと
なく係脱出来るようにすることである。
上記課題を解決するため、以下の手段を講じ
た。
た。
雌雄螺条の螺合に遊びをもたせた。
雌雄螺条のいずれかの周面の一部に、螺条を
形成しない部分−−螺欠部−−を形成した。
形成しない部分−−螺欠部−−を形成した。
キヤツプの内周面に設けた係止突片の内径
を、口筒外周面に設けた係止突片の外径より、
若干大きくした。
を、口筒外周面に設けた係止突片の外径より、
若干大きくした。
本考案の作用を第1、第2、および第3図を参
照しながら説明する。
照しながら説明する。
キヤツプ体8を口筒2に被せ、螺合限位置直前
まで回動すると、螺欠部4を設けたことにより、
螺欠部4側よりも対応部5側に大きなキヤツプ体
8を引き下げる力が作用することになる。この
時、雌雄螺条の螺合に遊びをもたせているので、
キヤツプ体8は、その対応部5側を下に傾斜した
状態で口筒2に組付くことになる。
まで回動すると、螺欠部4を設けたことにより、
螺欠部4側よりも対応部5側に大きなキヤツプ体
8を引き下げる力が作用することになる。この
時、雌雄螺条の螺合に遊びをもたせているので、
キヤツプ体8は、その対応部5側を下に傾斜した
状態で口筒2に組付くことになる。
この状態から、キヤツプ体8を締め付けると、
キヤツプ体8はさらに傾斜すると共に、その周面
片側の係止突片11が、口筒対応部5側の係止突
片7を乗り越えて係合し、螺合限位置に達する。
キヤツプ体8はさらに傾斜すると共に、その周面
片側の係止突片11が、口筒対応部5側の係止突
片7を乗り越えて係合し、螺合限位置に達する。
上記の作用において、雌雄螺条の螺合に遊びを
もたせ、螺欠部4を設け、さらにはキヤツプ体8
内周面に設けた螺条10の内径を、口筒2外周面
に設けた螺条3外径よりやや大きく設定したこと
によつて、キヤツプ体は傾斜した姿勢で口筒2に
締め付けられ、その係止突片11は、口筒2の片
側(対応部5側)の係止突片7のみと擦れ合うこ
とになる。
もたせ、螺欠部4を設け、さらにはキヤツプ体8
内周面に設けた螺条10の内径を、口筒2外周面
に設けた螺条3外径よりやや大きく設定したこと
によつて、キヤツプ体は傾斜した姿勢で口筒2に
締め付けられ、その係止突片11は、口筒2の片
側(対応部5側)の係止突片7のみと擦れ合うこ
とになる。
従つて、螺合限位置近くでのキヤツプ体8の回
動は、前記した従来技術のようにキヤツプ体8を
伸び変形させながら行うものと違うので、軽い力
で容易に達成出来る。よつて、係止突片の摩耗の
度合も少なく、寿命の長い螺合装置を供給出来る
ことになる。
動は、前記した従来技術のようにキヤツプ体8を
伸び変形させながら行うものと違うので、軽い力
で容易に達成出来る。よつて、係止突片の摩耗の
度合も少なく、寿命の長い螺合装置を供給出来る
ことになる。
螺欠部4の周方向にそつた幅は、特に限定され
るものではなく、要は螺合組付けされた雄螺子体
である口筒2と、雌螺子体であるキヤツプ体8と
の間に、周方向にそつて両者間の締結力が不均一
となるように出来れば良い。
るものではなく、要は螺合組付けされた雄螺子体
である口筒2と、雌螺子体であるキヤツプ体8と
の間に、周方向にそつて両者間の締結力が不均一
となるように出来れば良い。
螺欠部4の周方向にそつた幅を大きくすると、
周方向にそつた締結力の不均一さをより大きなも
のとすることが出来る代わりに、口筒2とキヤツ
プ体8との締結力が小さくなる。逆に、螺欠部4
の幅を小さくすると、口筒2とキヤツプ体8とに
大きい締結力を発揮させることが出来る一方、周
方向にそつた締結力の不均一さが小さくなつてし
まう。
周方向にそつた締結力の不均一さをより大きなも
のとすることが出来る代わりに、口筒2とキヤツ
プ体8との締結力が小さくなる。逆に、螺欠部4
の幅を小さくすると、口筒2とキヤツプ体8とに
大きい締結力を発揮させることが出来る一方、周
方向にそつた締結力の不均一さが小さくなつてし
まう。
従つて、充分な締結力と、必要とする締結力の
不均一さの両方を得るには、螺条の条数とか径に
よつて螺欠部4の幅を決定する必要がある。
不均一さの両方を得るには、螺条の条数とか径に
よつて螺欠部4の幅を決定する必要がある。
一般にその幅は、口筒中心角度で約60度に設定
されると充分な機能を発揮する。
されると充分な機能を発揮する。
口筒2とキヤツプ体8に設けた両係止突片7,
11は異なる数に設定するのが良い。これは、適
正な螺合限において、少なくとも一方の係止突片
が相互に係合し合うことが出来るようにするため
である。
11は異なる数に設定するのが良い。これは、適
正な螺合限において、少なくとも一方の係止突片
が相互に係合し合うことが出来るようにするため
である。
なお、キヤツプ体8の頂壁下面には、パツキン
12を固着して密封性を高めている。
12を固着して密封性を高めている。
以上の説明から明らかな如く、本考案による螺
合装置は雌螺子体(キヤツプ体)と雄螺子体(容
体口筒)との螺合組付けを軽い力で容易に行うこ
とが出来ると共に、その寿命が長いので、従来技
術と比較して、長期にわたつて雄螺子体と雌螺子
体との自然なゆるみの発生を阻止し、容体の密封
性を確実に保つという優れた効果を発揮するもの
である。
合装置は雌螺子体(キヤツプ体)と雄螺子体(容
体口筒)との螺合組付けを軽い力で容易に行うこ
とが出来ると共に、その寿命が長いので、従来技
術と比較して、長期にわたつて雄螺子体と雌螺子
体との自然なゆるみの発生を阻止し、容体の密封
性を確実に保つという優れた効果を発揮するもの
である。
第1図と第2図は本考案を示す一部断面図、第
3図は第2図におけるA−A線断面図、第4図は
従来例を示す断面図、第5図は第4図におけるB
−B線断面図である。 符号の説明、1:容体、2:口筒、3:螺条、
4:螺欠部、5:対応部、6:鍔部、7:係止突
片、8:キヤツプ体、9:周壁、10:螺条、1
1:係止突片、12:パツキン。
3図は第2図におけるA−A線断面図、第4図は
従来例を示す断面図、第5図は第4図におけるB
−B線断面図である。 符号の説明、1:容体、2:口筒、3:螺条、
4:螺欠部、5:対応部、6:鍔部、7:係止突
片、8:キヤツプ体、9:周壁、10:螺条、1
1:係止突片、12:パツキン。
Claims (1)
- 一般の合成樹脂製壜体における容体の口筒とキ
ヤツプ体の如く、螺合組付けされる雄螺子体と雌
螺子体とがある程度の遊びをもつて螺合される螺
合装置において、雄螺子体もしくは雌螺子体のい
ずれか一方の任意の周面一箇所に、螺条を形成し
ない螺欠部を形成し、前記雄螺子体および雌螺子
体の両方に、該雄螺子体と雌螺子体とが螺合限に
達した際に相互に径方向に対向する位置関係で短
い縦条となつた多数の係止突片をそれぞれ設け、
前記雌螺子体に設けた係止突片の内径を、前記雄
螺子体に設けた係止突片の外径より若干大きく設
定して成る螺合装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6325780U JPS629243Y2 (ja) | 1980-05-09 | 1980-05-09 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6325780U JPS629243Y2 (ja) | 1980-05-09 | 1980-05-09 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56166253U JPS56166253U (ja) | 1981-12-09 |
JPS629243Y2 true JPS629243Y2 (ja) | 1987-03-04 |
Family
ID=29657498
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6325780U Expired JPS629243Y2 (ja) | 1980-05-09 | 1980-05-09 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS629243Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4723303B2 (ja) * | 2005-07-28 | 2011-07-13 | テルモ株式会社 | プレフィルドシリンジ |
JP6491027B2 (ja) * | 2015-04-22 | 2019-03-27 | 大成化工株式会社 | Cr機構を具備する安全キャップ |
-
1980
- 1980-05-09 JP JP6325780U patent/JPS629243Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56166253U (ja) | 1981-12-09 |
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