JPS629235Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本案は両側に襞１，１を有し、上下段切断端
２，３によつて階段状開口部４を形成した紙筒５
の内面に合成樹脂延伸テープ経緯条６，７による
クロス８を貼着し、下段切断端２に沿つて紙筒５
の外面に加熱溶融接着剤９を塗布し、同塗布部１
０を内側に彎曲させてなる袋に関するものであ
る。襞１，１の階段状又は傾斜切断端１′はジグ
ザグ状に上記開口部４の両隅に現われる。加熱溶
融接着剤９は所謂ホツトメルト接着剤であつて加
熱溶融状態で塗布するためその加熱によつて上記
塗布部１０の内側にあるクロス８の経緯条６，７
が若干収縮しそのため同塗布部１０を内側に若干
彎曲させることができる。尚図中１１で示すもの
は紙筒５とクロス８との接着剤、１２，１３は襞
１の形成用折畳縦線である。

従つて上記階段状開口部４を開いて袋内に粒状
物その他の物を投入すると上下段切断端２，３が
開くが上記塗布部１０が内側に彎曲し、下段切断
端２は内側に向つて傾く。このような袋の底部は
コンベヤに支持されコンベヤに伴つて第３図矢印
ａ方向に移送され上記塗布部１０およびこれに対
面する紙筒裏面部が両側立向移行ベルトによつて
挾持され、さらに案内ガイドによつて上記開口部
４が水平折畳線ｂから上記塗布部１０の外側に折
畳まれて互に重合し、さらに加熱器を通過して同
開口部４は塗布部１０に接着剤９によつて接着し
これを密封するものである。

従来のクロスペーパー袋では加熱溶融接着剤を
上段切断端３に沿つて開口部４の内面に塗布して
あつたため、袋に粉状材料を投入すると下段切断
端２が外側に極度に開いたものである。極度に外
側に開いた状態ではこれを両側立向移行ベルト間
に挿入すると下段切断端２が同ベルトから外れ或
は下降して整然とこれを閉鎖することが困難であ
り案内板に案内されて折畳まれ同塗布部１０と上
記開口部４とが整然と重合せず加熱器による接着
作業に支障をきたす欠陥があつた。

本案は上記欠陥に鑑みなされたものであつて、
本案は上述のように両側に襞１，１を有し、上下
段切断端２，３によつて階段状開口部４を形成し
た紙筒５の内面に合成樹脂延伸テープ経緯条６，
７によるクロス８を貼着し、下段切断端２に沿つ
て紙筒５の外面に加熱溶融接着剤９を塗布し、同
塗布部１０を内側に彎曲させてなるものであるか
ら、開口部４から袋内に粉状材料を投入収容して
も上記塗布部１０が加熱溶融接着剤９の塗布によ
つて補強されしかも上述のように同部１０は内側
に彎曲しているため下段切断端２が外側に極度に
開くおそれがなく同塗布部１０は折畳まれた開口
部４と整然と符号重合し得て加熱器による密封を
確実に行うことができるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本案の袋を示す展開図、第２図は第１
図Ａ−Ａ線による拡大縦断面図、第３図は開口部
の斜視図、第４図は開口部の縦断面図である。 １……襞、２，３………上下段切断端、４……
階段状開口部、５……紙筒、６，７……合成樹脂
延伸テープ経緯条、８……クロス、９……加熱溶
融接着剤。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 両側に襞１，１を有し、上下段切断端２，３
   によつて階段状開口部４を形成した紙筒５の内
   面に合成樹脂延伸テープ経緯条６，７によるク
   ロス８を貼着し、下段切断端２に沿つて紙筒５
   の外面に加熱溶融接着剤９を塗布し、同塗布部
   １０を内側に彎曲させてなる袋。 (2) 加熱溶融接着剤９が所謂ホツトメルト接着剤
   である実用新案登録請求の範囲第１項記載の
   袋。