JPS6290169A - 遠心分散成形法による複合インプラント材 - Google Patents

遠心分散成形法による複合インプラント材

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JPS6290169A
JPS6290169A JP60230751A JP23075185A JPS6290169A JP S6290169 A JPS6290169 A JP S6290169A JP 60230751 A JP60230751 A JP 60230751A JP 23075185 A JP23075185 A JP 23075185A JP S6290169 A JPS6290169 A JP S6290169A
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apatite
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aluminum
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composite
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石井 正巳
本山 浩
良平 藪野
渉 八木
位兆 都築
服部 友一
丹羽 滋郎
杉下 潤二
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Aisin Corp
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Aisin Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は遠心分散成形法による複合インブラン1−材の
製法に関するもので、人工骨2人工関節。
人工歯根等に利用されるものである。
(従来の技術) 本発明に係る従来技術としては特開昭59−18984
2号「遠心分散成形による複合インプラント材とその製
造方法」がある。
このものは、第7図に示すようにルツボ20 (鋳型で
も良い)中に固体又は液体の母材21にアパタイト粒2
2又はその混合物を混合し、必要に応じてルツボを加熱
装置23により加熱しながら、重力倍数で5〜3000
Gの遠心力下で回転させることによって、ルツボ内の母
材とアパタイトの比重の差(アパタイト3.L+M脂約
0.9〜1.4アルミ系2.5)により、アパタイト2
2は母材21の表面部2鶴以下程度にのみほぼ均一に分
散し、母材の中央部にはアパタイトがまったく分散しな
い成形体であり、成形体の直径が15〜50鰭のものは
人工骨2人工関節用とし、また4〜10龍程度のものは
人工歯根用として使用される。
母材についてはアルミ、アルミ系合金、フェノール樹脂
、ポリエステル樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、テ
フロン樹脂、ポリサルホン樹脂。
ポリエチレン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリプロピレン樹
脂、塩化ビニール樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリメ
チルメタクリレートの1種又は2種以上の混合物又はポ
リマーを構成する七ツマ−の2種以上からなる共重合物
を使用するものである。
(本発明が解決しようとする問題点) 然し前記従来の複合インプラント材は、アルミ合金を母
材として使用した遠心分散材の場合は、生体中へのイン
プラント後、第7図(ハ)に示すように表面部分にアル
ミ合金218,21b、  ・・・が露出している場合
があり、生理食塩水、関節液中に経時的にAl’+等が
溶出することが確認され、生体中へのAl’+の溶出は
医学的な見地より好ましい現象でなく、粒界腐蝕等の耐
蝕性の点で従来からインプラント材として使われている
5US316L等に比べても劣り、生体親和性の点でも
アルミ合金はセラミックス、ステンレス等の材料に比較
して劣るという問題点がある。
本発明はアルミ合金を母材としてアパタイト粒又はその
混合物は混合し遠心分散法により成形体を成形する場合
に表面部にアルミ合金がまったく露出することがな(従
って生体中へAβ の溶出がない成形体を製造する方法
を提出することを目的とするもである。
〔発明の構成〕
(問題点を解決するための手段) 上記技術的課題を解決するために講じた技術的手段は、
次のようである。すなわち、本発明は、遠心分散成形し
た複合インプラント材の表面部にアルマイト処理を施し
て表面に出ているアルミ合金にアルマイト皮膜を形成す
るもので、母材としてアルミ、アルミ合金を使用し棒状
の母材固体をルツボに入れ、アパタイト又はその混合物
を母材とルツボの間隙に入れ加熱熔融後ルツボの中心線
をその回転半径として重力倍数1000〜2700Gの
遠心力の回転下で冷却することによりその表層部のみに
アパタイト粒を分散させるものである。
またアパタイト粒に予めアルミ又はアルミ等の粉末を混
合して複合化することによりアパタイトの分布密度を極
めて容易に制御することも可能である。
次にこの様にして得られた分散複合材に対してアルマイ
ト処理を施こずものであり、この場合硫酸濃度10〜2
0%の硫酸浴を使用し、さらに硫酸浴の溶存アルミニウ
ム濃度を1 g/l2前後に調整し、浴温をO℃〜50
℃とし硫酸浴電解の電流密度を0.5〜60A/diの
直流を用いて分散複合材の表面に部に5〜100μmの
アルマイト皮膜を成長させた分散複合材を作るものであ
る。
尚ルツボにかえて鋳型を使用してもよい。
(作用) 前記技術的手段は次のように作用する。すなわち、アル
ミ又はアルミ合金を母材として混合物のアパタイトを遠
心分散複合したインプラント材の表面に約5〜100μ
mのアルマイト皮膜を生成することにより、生体に対し
て好ましくないアルミイオン溶出をインプラント後に完
全に防止することができ、これに対してインプラント材
の表面に露出したアパタイトの表面にはまったくアルマ
イト皮膜が生成されないhめ、アパタイトと骨生成のた
めの親和性は失われないものである。
(実施例) 以下実施例について説明する。
第1図の1は歯科用のインプラント材料の成形型で、耐
熱ステンレス枠体2とセメント3により製造した成形型
1にネジ孔4が設けである。 成形型1にアルミ合金で
あるA7075の棒状材料5を入れ成形型の側壁と棒5
の外周とのスキ間にアパタイト粒6とアルミ粉7を1:
1に混合した混合物を挿入し、約700°Cに加熱、溶
融した後、型の中心線をその回転半径の方向として約3
50orpm(約20000)で回転しアパタイトの分
散中0.3mm、分散密度50%の歯科用インプラント
材8を製造した。
次にこのインプラント材8に対して硫酸濃度15%の硫
酸浴を使用しさらに硫酸浴の浴存アルミニウム濃度をI
g/Jとして浴温15〜20℃で硫酸浴電解の電流密度
を1〜2 A / d rrfの直流電流により約50
μm以上のアルマイト皮膜を成長させてアルマイト処理
11を施した、この約50μmのアルマイト皮膜により
アルミイオンの溶出を防くものであり、10に示すよう
な人工歯根が製造されるものである。
前記成形型1にて製造した試料を約15鰭に切断し両端
面にシリコンラバーを塗布してシーリングを行い、試料
及び使用器具を純水にて洗浄し、試料を乾燥させた後に
精密天秤にて重さを測定した。
その後試験管14に生理食塩水を10m1とり試料を入
れた。試料には試験管との直接接触をさけるためにビニ
ールチューブ15を嵌め、また試料の取り出しを容易に
するために絹糸16で試料を結んだ。その状態を第6図
に示す。
次に万能シェーカに前述の試験管14を装着した後、1
日8時間の割合で7日間シェークしその万能シェーカは
5.5 Hzに設定した。実験開始後7日目、シェーク
が終了後に試料だけを取り出して溶液を発光分光分析し
て溶出金属の判定を行った。その結果を第1表に示す。
第  1  表 ここで母材はA2017を使用した。
第1表によりアルマイト処理ずみのアパタイト分散材は
人体に好ましくないAβイオン、Cuイオン等の溶出が
防止されアルマイト処理なしのものに比較して生体親和
性が大巾に改善されるものである。
〔発明の効果〕
本発明は、次の特有の効果を有する。すなわち、アパタ
イト分散複合材にアルマイト皮膜を成長させることによ
り、アルミイオンの生体の溶出を防止すると共に耐蝕性
が改善され、耐摩耗性が向上し、母材としてアルミ又は
アルミ合金を使用しても、硬いアルマイト皮膜によりア
パタイト粉末をとり囲むことによりインプラントの場合
のアパタイトの脱落を防止することができ、またアルマ
イト皮膜はアパタイト粉末上には成長しないためにアパ
タイトの骨融合性は失われず、かつ周囲が生体親和性の
ある。アルミナ部であることで骨形成を促進しやすいも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1〜第3図は本実施例の成′形工程の説明図であり、
第1図は成形型の断面図、第2図はインプラント材溶融
前の断面図であり、第3図は遠心回転成形後の断面図で
ある。第4図はネジ部の拡大断面図であり、第5図は表
面処理後の拡大断面図であり、第6図は試験管の説明図
であり、第7図は従来例の説明図で、(イ)はルツボの
断面図であり、(ロ)は他の例の断面図であり、(ハ)
は成形材の拡大断面図である。 5・・・アルミ又はアルミ合金、6・・・アパタイト、
8,9.10・・・インプラント材、11・・・アルマ
イト皮膜

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. アルミ又はアルミ合金を母材とし、アパタイト及びその
    混合物を遠心分散複合した人工歯根、人工関節などのイ
    ンプラント材に於いて、硫酸濃度10〜20%の硫酸浴
    を使用し、前記硫酸浴の溶存アルミ濃度を1g/l前後
    に調整し、浴温を0℃〜50℃とし、硫酸浴電解の電流
    密度を0.5〜60A/dm^2とした直流により前記
    分散複合材の表面に5〜100μmのアルマイト皮膜を
    生成しアルマイト処理を施した複合インプラント材の製
    造方法。
JP60230751A 1985-10-16 1985-10-16 遠心分散成形法による複合インプラント材 Granted JPS6290169A (ja)

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JP60230751A JPS6290169A (ja) 1985-10-16 1985-10-16 遠心分散成形法による複合インプラント材

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JPS6290169A true JPS6290169A (ja) 1987-04-24
JPH0249111B2 JPH0249111B2 (ja) 1990-10-29

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