JPS6285093A - 無漂白クラフトパルプからのクラフトライナ−ボ−ド、漂白クラフトペ−パ−ボ−ド、サ−モメカニカルペ−パ−ボ−ドならびにセミケミカルメカニカルパルプおよび亜硫酸塩パルプからのペ−パ−ボ−ドに対する改善 - Google Patents

無漂白クラフトパルプからのクラフトライナ−ボ−ド、漂白クラフトペ−パ−ボ−ド、サ−モメカニカルペ−パ−ボ−ドならびにセミケミカルメカニカルパルプおよび亜硫酸塩パルプからのペ−パ−ボ−ドに対する改善

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JPS6285093A
JPS6285093A JP61197971A JP19797186A JPS6285093A JP S6285093 A JPS6285093 A JP S6285093A JP 61197971 A JP61197971 A JP 61197971A JP 19797186 A JP19797186 A JP 19797186A JP S6285093 A JPS6285093 A JP S6285093A
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wet
kraft
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JP61197971A
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ロイ エス. スウェンソン
ドナルド エム. マクドナルド
マイケル リング
ジャスパー エイチ. フィールド
エフ. キース ホール
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21FPAPER-MAKING MACHINES; METHODS OF PRODUCING PAPER THEREON
    • D21F11/00Processes for making continuous lengths of paper, or of cardboard, or of wet web for fibre board production, on paper-making machines

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の分野] 本発明は、製紙技術に関し、特にペーパー製品をその耐
折強さを保持する一方、圧力および熱で処理してその湿
潤強さを改善することに関する。
本発明はさらに詳しくは、漂白または無漂白のクラフト
ペーパー、SCMPおよび亜硫酸塩パルプから作られる
ペーパー製品ならびに丁MPペーパーボードに関するも
のである。TMPペーパーボードは、サーモメカニカル
パルプ(thermo確echa−nical pul
p)ペーパーボードを危味する。  ”scMP”法と
いう用語は、セミケミカルメカニカルパルプ化法(se
michemical mechanical pul
pingprocess )を意味する。
[先行技術] クラフト法は、適当な再生できる原材料の処理による繊
維の水性スラリーの1つの調製方法である。はとんどの
パルプ化法においては、木材、草またはその他の植物中
の天然リグニンのかなりの部分は1またはそれ以上の求
核試薬との化学反応により可溶性にされる。クラフト法
においては、求核試薬は硫化物や水酸化物のイオンであ
り、これらは高いアルカリ性状態下で使われる。クラフ
ト法の変法の中には、周期率表の第1A族の金属すなわ
ちリチウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウム、セシ
ウムから話導される水酸基イオンを使用する、従来のソ
ーダ法も含む。別の変法として、求核試薬としてアント
ラキノン(AQ)または@換アントラキノンの使用を含
む。アントラキノンは、ソーダ法で使用出来、その場合
、この方法はソーダーAQ法として知られており、ある
いはアントラキノンはクラフト法で使用でき、その場合
、この方法はクラフト−AQ法として知られている。ク
ラフト法におけるそのような変法は、業界では良く知ら
れており、これらの変法のいずれかにより作られたパル
プは、本発明の実施において使える。もし希望するなら
ソーダーAQ、クラフトおよびクラフト−AQパルプは
適当な漂白剤の適用によって白色にできる。そのような
漂白剤は、普通、性質が親電子的であり、その例として
塩素、二酸化塩素、次亜塩素酸ナトリウム、過酸化水素
、亜塩素酸ナトリウム、酸素およびオゾンが含まれる。
使用は、しばしば連続的段階で行なわれ、適当な求核試
薬、慣例的には水酸基イオンが、中間段階で使われても
よい。“クラフトペーパー”は、クラフト法で製造され
たパルプから作られたペーパーである。漂白クラフトペ
ーパーは、その低リグニン含量のために、低い湿潤強さ
を有し、それ故、漂白クラフト製品のこの品質を進展さ
せることが望ましい。
ライナーボードは、波形のカートン構造での表面材料と
して使われる中級jlペーパー製品である。“クラフト
ライナーボード“は、クラフト法により製造されたパル
プから作られたライナーボードである。
サーモメカニカルパルプ化法は、適当な再生できる原材
料の機械的処理によって繊維の水性スラリーを製造する
方法である。はとんどのパルプ化法では、木材、草また
はその他の植物中の天然リグニンのかなりの部分は、1
またはそれ以上の求核試薬と化学反応することにより可
溶性にされる。そのような求核試薬は、サーモメカニカ
ルパルプ製造では使われない。代わりに、加熱軟化され
た原材料、通常木材チップからの繊維は、120〜15
0℃またはそれ以上の温度での周囲蒸気圧下で運転され
る適当なシュレッダ−または円板型精製機を通過させる
ことによって行なわれる。そのような繊維は一般に脆く
、それから作られたシートは脆くかつ湿潤強さはほとん
どない。ここに使用しているように″TMPパルプは、
上述したようにサーモメカニカル法により作られたパル
プである。TMPパルプは、その繊維の弱い脆弱性にも
かかわらず、化学パルプ製造上の臭いとか処分の問題や
その他の欠点を避けられる利点をもっている。”TMP
ペーパーボード”は、TMPパルプから作られた中級重
量ペーパーである。それは、湿潤時には周知のように弱
く、またクラフトパルプのようなもつと可撓性のあるパ
ルプから同様に作られた製品と比較して非可撓性である
。それ故、TMPペーパー製品の湿潤強さと可撓性の両
方を改善する方法が望まれる。
クラフトペーパー製品、TMPペーパーボード、SCM
Pペーパーボードの製造技術では、フェルト状にした繊
維を湿潤プレスして該繊維を合体指せて、密着シートと
するのが慣例である。圧力は一般的に、一連のニップロ
ールによって、ペーパーの連続走行の紙ウェブに適用さ
れ、該ロールはシートを圧縮することにより、その体積
密度を増加させ、かつその含水量を減らす。添付の第1
図は、ウェブ形成機や3組の代表的な湿潤プレスロール
対を含む、典型的な製紙機械の簡素化した図式を示す。
また、図示されているように希望する最終含水玉にペー
パーを乾燥することを目的とする乾燥ロールおよび平滑
仕上を作りだすカレンダースタックがある。少なくとも
ロールのいくつかは、普通、乾燥を急ぐ場合に加熱され
る。図面は簡略化されており、実際の作業ではより多く
の乾燥ロールがある。
セミケミカルメカニカルパルプ化法は、適当な再生原材
料の処理による水性スラリーを製造する方法である。は
とんどのパルプ化法では、木材、草またはその他の植物
中の天然リグニンのかなりの部分は、1またはそれ以上
の求核試薬との化学反応により可溶性にされる。円板型
またはその他の精製機またはシュレッダ−などの機械的
作用によって、わずかの損傷状態で繊維の回収を可能に
するようにリグニンを改質する間に、可溶化および除去
されるリグニン部分の極小化がSCMP法の目(票であ
る。それはまた、ケミカルメカニカル法(CMP)、ケ
ミカルサーモメカニカル法(CT−MP)や、中性亜硫
酸塩セミケミカル(NSSC)法として知られているあ
る関連した方法の目標でもある。それらのパルプは普通
かなり脆く、クラフト、亜硫酸塩、クラフト−アントラ
キノン(AQ)、ソーダーAQまたはアルカリ性亜硫酸
塩AQ法などにより作られた、低リグニンパルプに比較
した場合に強度において劣っているように思われている
。しかしながら、特性は波形にした中級を含むしかもラ
イナーボード成分としても、多くの最終使用にとって十
分である。
亜硫酸塩法では、亜硫酸塩または重亜硫酸塩イオンが求
核試薬である。亜硫酸塩または重亜硫酸塩イオンは、リ
グニン分子を小さい破片に分解させる原因となる。この
化学反応の間、亜硫酸塩または重亜硫酸塩イオンは、リ
グニン破片と化学的に結合して、それによって水溶性を
もたらすようになる。亜硫酸塩法の変化は、アントラキ
ノン(AQ)または第2の求核試薬としての置換アント
ラキノンの使用を含む。AQは、アントラハイドロキノ
ン(AHQ)に処理の初期段階の間に、元の位置に通光
される。AQは不溶性でAHQの塩のみが可溶性である
ので、アルカリの存在は、?8液生成や木材チップ、草
の茎またはその他の繊維を含有する植物中へのAQの均
一な浸透のためには必要である。そのような処理方法は
アルカリ性亜硫酸塩−AQ法として知られている。亜硫
酸塩法および亜硫酸塩法のアルカリ性亜硫酸塩−AQ変
化は業界では良く知られており、このように作られたパ
ルプは、本発明の利点を与えるように使える。
現在、ペーパー製品の種々の特性を改善するために、製
造法中または後で熱および圧力もしくは熱だけを含む処
理にかなりの感心が払ゎゎている。ペーパーについて定
量しうる性質を列挙ず引1ば、乾燥引張強さ、湿潤引張
強さ、逆耐折強さ、圧縮強さおよび剛性などである。ど
の性質を向上させるのが望ましいかは、そのペーパー紙
製品の用途によってきめられる。湿気のあるもしくは湿
潤環境で使われるようなペーパーやTMPペーパーボー
ドで特に興味のある2つの特性は、湿■閏強さと耐折強
さであり、それらの両方は良く知られている標準テスト
によって測定できる。それから、ここで使用されている
ように“湿潤強さ”とは、アメリカン ソサエティ フ
ォア テスティング エンド マテリアルズ(ASTM
)スタンダード D 829−48により測定される湿
潤引張強さを意味゛する。“耐折強さ”とは、ASTM
D 2176−69に規定された条件下でボードを2方
向に破壊することなく折り曲げ得る回数として定義され
る。゛°坪量”は、乾燥最終製品の単位面積当りの重二
である。
湿気のある、もしくは湿潤環境で使用の波形カートンの
製造で使われているようなライナーボードでは、特に興
味のある3つの特性、湿潤強さ、耐折強さおよび高湿度
圧縮強さなどがある。“圧縮強さ°′は、標準5TFI
 (スウェーデン森林研究協会)試験機による測定され
た縁部線圧縮強さである。
この分野における今までの作業者は、ライナーボードの
高温処理がその湿潤強さを改善できることを認識してき
た。例えばイー・バック(E、  Back )の”ウ
ェット スティフネス パイ ヒート トリートメ〉・
ト  オブ ザ ランニング ウェブ、パルプ エンド
 ペーパー カナダ、第77巻、第12号、第97−1
06 (1976年12月)(Wet  5tiffn
ess  by  heat  treatment 
 ofthe running web ” 、  P
u1p & Paper  Canadavol、77
、 No、12 、 pp、97−106 (Dec、
 1976) )を参照されたい。この改善すなわち増
加は、天然に存在するポリサッカリン酸塩頚および他の
ポリマー類の発展および交叉結合に起因したものであり
、その現象は、従来の合成ホルマリン樹脂または他の結
合剤が全く使用されない場合ですら製品の湿潤強さを保
持するに十分なこともある。
熱養生による湿潤強さの改善は、脆弱性の増加(すなわ
ち耐折強さの減少)という犠牲の上でのみ達成されると
以前は考えられていたことを注意することが重要である
。それ故にほとんどの高温前処理は、たわみに受けるの
ではなく、パーティクルボード、ウオールボードやその
他の製品になされている。既に知られている法を漂白ク
ラフトペーパー、TMPペーパーボードやSCMPペー
パーボードに適用すると脆い製品を生ずるだろう。脆い
ペーパーやペーパーボードは、ライナーボード以外の波
形の箱を作るための波形成型機での変形作業のような、
結果として生ずる変形を含む多くの応用には受は入れら
れない。それ故に、ライナーボードの湿潤強さを進展さ
せるための熱処理だけでは広範に受は入れられるもので
はなかった。そしてTMPペーパーボードとしてはもの
にならない。
上記論文中でバック博士が指摘してきたように“加熱条
件は、乾燥気候において所望の湿潤剛性増加を同時発生
の脆弱化とバランスさせるように選択しなければならな
い。”米国特許第3.875,680号において、暗示
的に該バック博士は、既製の波形ボードを加熱処理して
前置って導入した樹脂を固定させる方法を開示している
が、この方法における目的は脆化した材料がコルゲータ
中を通過するのを防止することである。
湿潤強さの付加と耐折強ざの改善とは両立しないものと
以前は考えられていたことは明らかである。
それ故に本発明の目的は大幅に改善された湿潤強さと、
良好な耐折強さの両方を有するペーパー製品やTMPペ
ーパーボードおよびライナーボードを製造することであ
る。他の目標は、合成樹脂またはその他の接着剤や湿潤
強さ作用物質などに顆らずに目的を達成することである
前記目的のためにペーパー製品、TMPペーパーボード
、SCMPペーパーボードおよびライナーボードの湿潤
強さの増加のみならず、それらボードの耐折強さの保持
を劇的かつ意外にもなし得る方法を開発したのである。
本発明を広義に述べると、本発明は次の処理段階から成
るものである。すなわち、1)」白または無漂白クラフ
トパルプから作られた紙またはライナーボードもしくは
熱機械的に作られたパルプまたはセミケミカルメカニカ
ル紙パルプから作られたペパーボードを濃密化濃密化段
階にかけ、そして、2)該製品の湿潤強さを増加するの
に十分な時間に亘って、少なくとも216℃(420°
F)の内部温度に加熱する段階である。
木刀法は、熱処理のみによって湿潤強さが増加した同様
な製品の耐折強さより大いに優れた耐折強さを有する製
品を産み出すものである。このことは後記の試験例によ
って明らかに示されている。
実施例C述べるテストは、静止プレスで本発明を行なっ
たのに対して、ペーパーやボードの走行速度と同量の高
い製造速度が得られるので熱や圧力は、熱圧力ロールに
よって連続的に、走行するペーパーやボードに印加する
のが好ましい。
無漂白クラフトから作られたライナーボードの場合には
、より大きな湿潤強さが達成されるように、少なくとも
 289℃(550’″ F)にボードの内部温度を上
げることが好ましい。これは、高温では結合を進展させ
るには、より短い保持時間が必要であるということにな
り、ia維の劣化が起こるのに結果として少なくなる時
間がある。また、より短い保持時間は、より速い製造ス
ピードを達成することが可能となる。
クラフトパルプおよびTMPボードから作られたその他
のペーパー製品の場合には、より大きな湿潤強さを達成
するように、少なくとも 240℃(465° F)に
ペーパーの内部温度を上げることが好ましい、SCMP
ペパーボードの場合には、少なくとも232℃(450
”  F)にボートの内部温度を上げることが好ましい
加熱速度やある特定の温度での必要な加熱保持時間は、
選定した熱伝達の方法に依存するということを注意すべ
ぎであるやさらに、ウェブ温度を選定した温度にできる
だけ速く上げることが望ましい。改善された加熱速度は
、高いロール温度を使用して、および/または熱いロー
ル上のシートに対してプレスロールに高いニップ力を印
加して達成できる。高圧力が熱伝達速度を劇的に改善す
ることは前に述べた。ある作業者は、このことがウェブ
ロール界面での蒸気生成の防止にあるものとした。
本発明は、成る範囲の温度、圧力および保持時間に亘り
実施することができるが、これらのファクターは相互に
関連するものである。例えば、高い温度を使用するほど
加熱段階の保持時間を短くすることができるし、その逆
もまた可能である。
所望の改善を果たすのに289℃(550°F)では保
持時間は2秒で十分なことが判明しているし、一方21
6℃(420°F)では、前記よりかなり長い保持時間
が必要である。240℃(465° F)で60秒の保
持時間が所望の改善を達成するのに十分であり、一方2
21℃(420°F)ではかなり長い時間が必要である
ことが判明した。SCMPボートの場合には232℃(
450″F)で5秒の保持時間が実質的な改善を達成す
るのに十分であることが判明している。
現在、安全という理由からロール温度はウェブの着火温
度300℃(572°F)より高くない方が好ましい。
しかしながら、高いロール温度でも、例えば不活性奮囲
気の用意もしくは高温環境からのペーパーの急速な除去
などの適当な警戒が採られるならば使用できる。
[本発明の好ましい態様] 第2図は、圧盤プレスのような他の装置も使え、事実、
以下のデータは圧盤プレステストから得られていること
を理解ずべきであるが、発明法で行なわれた好適な装置
を図示している。図解した機械において水性スラリー中
の漂白または無漂白クラフトペーパー繊維または無)頭
註TMPパルプia維またはSCMPまたは亜硫酸塩パ
ルプ繊維は、湿潤マットまたは繊維を生成l、・て、ウ
ェブ形成スクリーン10上へ沈殿する。該マットは、そ
れから一連の湿潤プレスニップロール12.13.14
゜15、16を通過し、統合されたウェブに進展する。
今日知られている適当な湿潤プレスは長いニッププレス
や湿潤繊維ウェブ上に高いプレス圧力を引き出すことが
可能なシュー・タイププレスなどが含まれる。該ウェブ
はそれから予備乾燥ロール18、19を通過し、湿潤ウ
ェブから水分を除く。一度、ウェブの含水量が70重量
%以下に除去されて濃密化と高温処理の段階が本発明に
より適用される。
ウェブを濃密化するために、一連の乾燥ロール20、2
1.22.23は少なくとも 700kg/mのウェブ
密度を生ずるように十分に負荷が与えられるようなそれ
ぞれの圧力ローラ25.28.27.28を備えている
。我々はこの段階を“プレス乾燥“または゛濃密化”と
定義する。本発明の好ましい態様では、本発明の?fA
密化段階は、プレス乾燥部分では通常の乾燥温度(実質
的に205℃以下)で、また高温熱処理部分では以下で
述べる温度で行なわれる。しかしながら、2つの段階は
連続的にもしくは同時に行なえるということを理解すべ
きである。
熱処理部分では1またはそれ以上の乾燥ロール(例えば
、30.31.32.33)は所望の最大内部ウェブ温
度もしくはわずかにそれ以上の温度に加熱される。圧力
ロール35.36.37.38は乾燥ロールとウェブの
間の熱伝達を改善するために使用され、むしろ3つの圧
力ロールは熱処理の間、i14密化段階を持続するため
に高い負荷がかかっている。ウェブの目標温度を達成す
るのに必要な乾燥ロール温度はウェブ厚み、ウェブ水分
、ウェブ進入温度、ウェブ速度、ニップ圧力およびロー
ル直径などを含むいくつかの要素の関数となるが、その
計算は当該技術の理解の範囲内にある。無漂白クラフト
パルプから作られたライナーボードの場合には289℃
(550°F)内部ウェブ温度でその温度で2秒間保持
し、または漂白クラフトパルプまたはTMPボードから
のペーパーボードの場合には240℃(465°F)で
、コノ温度で60秒間保持し、SCMPや他の亜硫酸塩
パルプからのペーパーボードの場合には232℃(45
0″ F)で、この温度で5秒間保持することが最適で
あると現在思われている。いずれの場合でもロール温度
は通常の乾燥ロールの温度よりも高い方が良く、少なく
とも221t (420° F)でなければならない。
熱処理ローラは外皮40内に入っており、エアキャップ
41.42.43.44はウェブがロールを通過する時
にさらにウェブを加熱するのに使われる。不活性ガス、
蒸気または加熱蒸気の奮囲気は、本発明の目的のため、
また高温での酸化や燃焼を防止するのに使われる。
次の熱処理段階でウェブはエアキャップ60.61を有
する最終ロール50.51を通過してウェブを調整し、
それからカレンダ加工してから従来の方法でリール巻き
した。
濃密化と高温の結合した影響は、該最終製品に予期しな
い良好な湿潤強さと良好な耐折強さの結合を生ずる。
本発明は以下の実施例に記載されているように実施され
ている。ボード品質の改善は以下の表に列記されたテス
ト結果の試験から明らかとなる。
実施例1 米国南東部産出のマツ材チップをクラフト法によりライ
ナーボード製造に用いる典型的なパルプ含有二に処理し
た。処理したチップを円板型精製機を通してパルプに変
λた。パルプは残りの黒い液体を除くために水ですつか
り洗い、シートが調製されるまで冷蔵庫中で3〜6℃(
38〜42°F)で湿潤状態で貯蔵した。処理され水洗
されたパルプはカッパナンバ98で、15%の残留リグ
ニンの存在を示し、カナディアン スタンダード フリ
ーネス テストで 720m1のフリーネスをもってい
た。これは叩解の前のマツ類のライナーボードパルプの
典型的な値である。
蒸留水中に分散したパルプをTAPPI(タラと)シー
ト成型機使って手すきシートに変えた。
分散中の繊維の量はオーブン乾燥状態の3.68のTA
PPIシート重量を与えるように調節した。
前記重量は、はぼ空気乾燥の重量となる(市販のライナ
ーボードシートは205g/rr?(42,ff b 
/1000ft2) )。該シートを乾燥の前に吸取り
紙台で60 pst (4!5 kpa)で湿潤プレス
した。
3組のシートを調製した。最初の組からのシートはTA
PPIスタンダードT 205 om−81により室温
でTAPPIリング上で乾燥した。これは従来からの乾
燥手順である(C)。2番目の組からのシートは従来の
乾燥手順で乾燥したが、この手順の後に熱処理を続けた
(HT)。該ペーパーシートを2枚の150メツシユス
テンレス スチールの金網の間に置き、その組立品を圧
盤プレス中に置いた。熱処理は本発明にとって最適と思
われる状態、すなわちシート内部温度289℃(550
° F)で2秒間の通りであった。これを行なうために
、単一のシートを印加圧力として15psi (105
kpa)で4秒間、289℃(550” F)のCar
ver圧盤ブレス中に置いた。シート中に埋込んだ熱電
対を使った前の実験では、目標温度289℃(550°
F)に達するのに2秒を要することを示している。3番
目の組からの個々のシートは、 138℃(280° 
F)で異なった圧盤プレス中に湿潤状態で挿入した。1
5 psi (105kpa)の圧力を乾燥表面の繊維
に5秒間保持し、後に該圧力を790 psi (54
50kpa)で20秒間に増加した。このプレス濃密化
法(PD)の終了で、シート水分は約10%であった。
各シートはPDプレスから除かれて直ちに他へ置かれ2
89℃(550’ F)で4秒間HTプレスされる。全
ての3組をテストの前に少なくとも24時間、23℃(
73° F)、50%湿度で水分調整した。
行なわれたテストは折り曲げ、湿潤および水分調整した
引張強さ、水分調整後の圧縮強さである。湿潤引張テス
トは蒸留水中に4時間浸漬後に除去したテストシートか
ら余分な水を吸い取フた後に直ちに行なった。その他の
点ではこのテストはA37M標準湿潤引張テストと同じ
である。
第1表に要約されている結果は、濃密化し熱処理したシ
ートの優良な耐折強さと湿潤強さを示している。
実施例2 米国南東部産出の広葉樹材(L材)チップをクラフト法
により処理し、円板型精製機で精製、水洗後618m1
カナディアン スタンダード フリーネスの98カツパ
パルプを生じた。このパルプは針葉樹(N材)60%と
L材40%の繊維を含む混合物を与えるように実施例I
のN材と混合した。シートは実施例1の手順に従って準
備しテストした。
得られた優良な折り曲げおよび強さ特性は第H表に列記
されている。
実施例2A マツ材チップを実施例1の第1段のようなパルプに加工
した。蒸留水中に分散したパルプをN oble& W
 OODシート成型機を使って手すきシートに変えた。
分散中の繊維の量はオーブン乾燥状態の7.9gのシー
ト重量を与えるように調節した。該シートを乾燥の前に
吸取り紙台で50 psi(346kpa)で湿潤プレ
スした。
3組のシートを準備した。最初の組からのシートを従来
の方法で回転ドラム乾燥機で乾燥した(C)。2番目の
組からのシートは実施例1と同じように熱処理しくHT
)、3番目の組からのシートは高密度化してから実施例
1と同じように熱処理した(PD&HT)、各組からの
一つのサンプルを23℃(73° F)で50%相対湿
度(“乾燥”)に水分調整し、他のサンプルは32℃(
90°F)で90%相対湿度(′湿った”)に水分調整
した。耐折強さ、湿潤引張強さおよび圧縮強さテストを
実施例1と同様に行なった。以下に要約されている結果
は高水分状態での耐折強さ、引張および圧縮強さにおい
て著1ノい改善を示している。
衷jf (+11互 実施例]で使用したマツ類のパルプを、パルプのフリー
ネスを減少させるためにエラシャーライス精製機を多数
回通過させて、3段階の叩解にさらした。シートは実施
例1の手順に従フて各段階ごとに同法度で準備し、テス
トした。第3表の結果は明らかにC+HT手順で処理さ
れたシートと比較して、PD+HTシートの脆さがない
ことを説明している。
実施例4 従来のライナーボードマシン上で、硬質カバーを施され
た3つの直径12インチプレスニップロールを乾燥缶4
3.45.47の上へ置いた。10(1%針葉樹クラフ
トパルプ(Nパルプ)の完成紙料をマシン上に走らせ、
坪量205g/m” (47j2 b/100(lft
” )のライナーボードを473m/l1lin、 (
1550ft/a+in、)の速度で得た。試験の最初
の段階では上述したニップロールへのニップ圧力は印加
することなく、従来の乾燥温度によって、以下の第!V
表に略述した特性が得られた。表においてMDは機械の
長さ方向の試験結果を示し、CDは機械の横方向の試験
結果を示す。
1ヱl二亘玉1 坪  量=   42        lb/1000
ft2 (205g/m”)パス(厚さ)4 11.3
  ミル (,276mm)密  度     =  
 713  kg/m’二重折曲MDヰ 2043 CD=   1493 圧縮強さMD =   39.1 1lb/in (8
,85KN7m)CD  =     21.9   
fb/in  (3,84KN/m)乾燥引張Ml) 
=   87−&  Ilb/in (15,3KN/
m)CD  =    39.9  j2 b/in 
 (6,99KN/+)湿潤引張MD =   10.
1  fb/in (1,77KN/m)CD  = 
    4.8  ib/in  (0,84KN/a
t)コノボードを240℃(464’ F ’) テ3
0秒間、高温処理にさらした場合、第7表に示す特性が
得られた。
1ヱ」とり腹江里 坪  量     =    42   j!b/10
00ft”  (205g/m”)バス(厚さ)=  
 11.3  ミル (,276mm)密  度   
  =    713  kg/m3二重折曲MD−1
5 CD=   92 圧縮強すMD =   48.Oib/in (3,4
1にN/m)CD  =    19.6  JZb/
in  (3,43KN/m)乾燥引張MD =   
92.Ofb/in (16,11に87m)CD  
−42,Oub/in  (7,36KN/m)湿潤引
張MD =   36.Oj2b/in (6,30K
N/m)CD=    17.1  lb/in  (
2,99に87m)耐折強さの非常に大きな減少に結び
ついた湿潤強さの増加は先行技術の経験と適合する。濃
密化の影響をテストするために、プレスニップロールを
作動させた。 41Kg / Cm (230psi 
)の力は、1225 psi (8445にpa)のニ
ップ圧力を与え、そして3つの圧カニツブを適用したと
き、濃密化されたボードは以下のようなテスト結果を与
えた。
!1目に1RVB化 坪  量     =    42   lb/100
0ft2 (205g/m2)バス(厚さ)=   1
0.5   ミル (,286mm)密度 = 769
 kg/m’ 二重折曲MD =  2025 CD=  1244 STFI   MO=   42.3  ub/in 
(7,41に87m)CD =   23.6  ub
/in (4,13KN/m)乾燥引張MD =   
89.0  、Q b/in (15,59に87m)
CD =   44.6  nb/in (7,81K
N/m)湿潤引張MD −18,2xb/in (3,
18に87m)CD =   10.7  flb/i
n (1,87に87m)註) 5TFI : 5TF
Iにより開発された圧縮試験であり、森林製品スエーデ
ン協会(5VENSKATRASOR5KNINGSI
NS丁ITtlTE)で開発された試験を指す。
濃密化したボードを、それから 240t (464°
F)で20秒間熱処理して次の結果が得られた。
第■ −濃密化および熱処理 秤  量     =    42  4Lb/100
0ft’  (205g/m’)バス(厚さ)=   
10.2  ミル (,266mm)密  度    
 =    789  kg/m3二重折曲MD=  
1450 CD−1142 圧縮強さMD =   46.9  flb/in (
8,21に87m)CD  =    26.1  u
b/in  (4,57に87m)乾燥引張MD = 
  92.0  fLb/in (16,11KN/a
t)CD  =    49.OIlb/in  (8
,58KN/m)湿潤引張MD =   34.I  
Ilb/in (5,47にN/l!1)CD  = 
   17.7 lb/in  (3,09に87m)
他の高湿潤強さのペーパーボード(第V表)と比較した
場合、濃密化して熱処理した製品(第■表)の予期しな
い脆さの欠乏は濃密化と高温処理の連続の直接の結果と
して確認できる。
夫五里互 従来のまたはダイナミックプレス乾燥の前の濃密化の影
響を実証するために手すきシートを、ライナーボードタ
イプの60%N材、40%L材の高収率パルプの混合材
から調整した。シートを2つのメイングループに分けた
。第1グループのシートを従来から設置されている製造
機械の湿潤ブレス(CWP)に近づけた強度レベルで湿
潤プレスした。第2グループは、シュー・プレスを設置
した新しい製造機械に近づけた強度レベルでプレスした
(sp)。
各シートのグループをさらに個々のシートに細分化し、
蒸気加熱回転ドラム上で乾燥後、またはプレスロールと
回転ドラムの間のニップを通過させてプレス乾燥後、ま
たは15 psiの圧力を適当なプレス手段で印加し、
240℃(464″°F)で30秒間、150メツシユ
 ステンレス スチール金網の間で静止プレス乾燥後に
テスト用に保持した。
従来の湿潤プレス(cwp)および回転ドラム上で乾燥
にさらされていた熱処理対照シートは、高い厚みをもっ
ていた。そのような厚いシートは、最小の繊維−繊維接
触点をもつ。接層力は、そのような点で乾燥の間に発達
するので、最小の接触点は熱処理後に耐折強さおよび湿
潤引張強さ特性で不十分な結果となる。シュー・プレス
の使用による濃密化は、低い厚みと繊維間の接触の改善
、および湿潤強さも増加した。動圧乾燥は、多少効率的
な濃密化を示し、湿潤引張強さにおいてさらに改善をも
たらした。シュー・湿潤プレスと勤王乾燥の場合は、熱
処理後に更に改善をもたらした。
表中の最後のデータは、シュー・プレス手順で処理した
シートの熱処理に続けて静圧プレス乾燥を適用して得ら
れることを示している。
第■J− 4alb/ft2熱処理手すきシートの耐折れ強さカリ
バス 圧迫なしのドラム乾燥 従来の湿潤プレス法−熱処理    19.19圧迫な
しのドラム乾燥 シューブレス法−熱処理      13.3圧迫なし
のドラム乾燥 従来の湿潤プレス法        11.1プレス乾
燥、熱処理 シューブレス法          10.7プレス乾
燥、熱処理 シューブレス法           11.8静圧ブ
レス乾燥、熱処理 および湿潤引張強さにおける高密化の効果445   
    198      11.3665    5
43    12.3797       631  
    12.5827       725    
   14.6750       572     
.17.8ゑ】11旦 米国南東産出のマツ材のチップを、ライナーボード製造
で使われている典型的なパルプ含量にクラフト法によっ
て処理した。IA埋したチップを円板型精製機を通過さ
せてパルプに変えた。パルプは漂白し、水洗して、残留
の黒色液を除去した。
そして、シートが調製されるまで冷蔵庫中で、3〜6℃
(38〜42°F)の湿潤状態で貯蔵した。処理、漂白
したパルプは実質的にリグニンを含まず、カナディアン
 スタンダード フリーネステストで720m1のフリ
ーネスをもっていた。この値は、叩解前の漂白したマツ
類パルプの典型的なものである。
蒸留水中に分散したパルプを、TAPPIシート成型機
を使って手すきシートに変えた0分散中の繊維の量は、
オーブン乾燥状態の3.6gのTAPPIシート重量を
与えるように調節した。前記重量は、はぼ空気乾燥の重
量となる(市販シートは、205g/ m’ (4lb
/1000ft” ) ) 、該シートを乾燥の前に吸
取り紙台で60 psi (415Kpa)で湿潤プレ
スした。
3組のシートを調製した。最初の組からのシートは、T
APPIスタンダードT 205 am−81ニより、
室温でTAPPIリング上で乾燥した。これは従来から
の乾燥手順である(C)。2番目の組からのシートは、
従来の乾燥手順で乾燥したが、この手順の後に熱処理を
続けた(HT)。該ペーパーシートを2枚の150メツ
シユ ステンレススチールの金網の間に置き、その組立
て品を圧盤プレス中に置いた。熱処理は、本発明にとり
で最適と思われる状態、すなわち、シート内部温度24
0℃(465° F)で60秒間、に従った。これを行
なうために、圧力を印加する時、単一のシートをIs 
psiで60秒間、240 t: (465’ F)の
カーパー (Carvar )圧盤プレス中に置いた。
3番目の組からの個々のシートは、138℃(280’
 F)で異なった圧盤プレス中に湿潤状態で挿入した。
 ts psi (105Kpa)の圧力を乾燥表面の
繊維に5秒間保持し、後に該圧力を2o秒間で790 
psi (5450Kpa)まで増加した。このプレス
濃密化法(PD)を行なった時点で、シート水分は約1
0%であった。各シートはPDプレスから取り出されて
、直ちに他のプレスへ置かれ、240 ’e(485’
 F)で4秒間、HTプレスされる。3組のシートすべ
てはテストの前に少なくとも24時間、23℃(73°
F)50%湿度で水分調整した。
行なわれたテストは、耐折強さおよび湿潤引張強さであ
る。湿潤引張テストは蒸留水中に4時間浸漬後に取り出
したテストシートから、余分な水を吸い取った後に直ち
に行なった。その他の点では、このテストはASTMm
準湿潤引張テストと同じである。
第■表に要約されている結果は、濃密化し熱処理したシ
ートの優良な耐折強さと湿潤強さを示している。
第1X  :C,C+HTおよびPD+HTの密 度 
耐折れ強さ 湿潤引張強さ 糺−互  にg/m’  サイクル  Il、 b/i
n (KN/ m )C5301420,0(0,00
) C+)IT  523    62    3.7 (
0,85)PD+)IT  786   391   
 5.5 (0,98)Li二二 南方産り材で全く未乾燥状態の漂白クラフトパルプを実
施例6と同じ手順で処理した。テスト結果は、従来通り
乾燥したL材パルプシートの湿潤パルプ強さの欠乏およ
び多少の脆い性質を表わしている。従来通り乾燥したシ
ートの熱処理は脆弱性の増加に伴ない、むしろ普通の湿
潤強さを生ずる。しかしながら、本発明に従って加工し
たシートは、はとんど4倍に改善した折り曲げ値を示し
、それにより該シートの脆弱性の著しい低下を表明して
おり、また著しく湿潤強さを改善した。
密 度 耐折れ強さ 湿潤引張強さ 処 理 Kg/ m’  サイクル  IL b/in
 (KN/ m )C535Is     O,0(0
,00)C+HT  530    5    3.4
−(0,60)PD+HT  652    57  
  6.1 (1,07)実施例8は、TMPボードに
適用したときの本発明の詳細な説明する。
実施例8 米国南東部産出のマツ材チップを121℃(250” 
F)の円板型精製機を通してパルプに変えた。
該パルプをシートが調整されるまで冷蔵庫中で3〜6℃
(38〜42°F)で、湿潤状態で貯蔵した。
蒸留中に分散したパルプをTAPPIシート成型機を使
って手すきシートに変えた。分散中の繊維の量はオーブ
ン乾燥状態で3.68のT’APPIシート重量を与え
るように調節した。前記重量は、はぼ空気乾燥の重量と
なる(市販シートは205g1rd’)。該シートを乾
燥の前に吸取り紙台で60psi (415kpa)で
湿潤プレスした。
3組のシートを調製した。最初の組からのシートはTA
PPIスタンダードT 205 om−81により室温
でTAPPIリング上で乾燥した。これは従来からの乾
燥手順である(C)、2番目の組からのシートは従来の
乾燥手順で乾燥したが、この手順の後に熱処理を続けた
(IT)。該ペパーシートを印加圧力として15 ps
i (105kpa)で60秒間240℃(465°F
)のカーパー圧盤ブレス中に置いた。3番目の組からの
個々のシートは138℃(280°F)で異なった圧盤
ブレス中に湿潤状態で挿入した。15 psl (10
5kpa)の圧力を乾燥表面の繊維に5秒間保持し、後
に該圧力を790 psi (5450kpa)で20
秒間に増加した。このプレス濃密化法(PD)の終了で
、シート水分は約10%であった。各シートはPDプレ
スから除かれて、直ちに他へ置かれ240℃(465′
″F)60秒間HTプレスされる。3組のシートのすべ
てをテスト前に少なくとも24時間、23℃(73°F
)50%湿度で水分調整した。
行なわれたテストは、耐折強さおよび湿潤引張強さであ
る。湿潤引張テストは蒸留中に4時間浸漬後に除去した
テストシートから余分な水を吸い取った後に直ちに行な
フた。その他の点では、このテストはA37M標準湿潤
引張テストと同じである。
第X表に要約されている結果は、濃密化し熱処理したシ
ートの優良な耐折強さと湿潤強さを示している。
第X :C%C+HTおよびPD+HTの密 度 耐折
れ強さ 湿潤引張強さ 鹿一旦 ■/rr?  サイクル  xb7凰」■Z二
LC37700,00(0,00) C+HT  390    0    6.00 (1
,05)PD+HT  652    1   14.
3  (2,50’)及1里旦 トウヒ材とモミ類木材チップの混合物をSCMP法で乾
燥チップの921i量%の収量に処理した。
処理したチップを円板型精製機を通してパルプに変えた
。該パルプを水洗して、残留している処理用化学物質お
よび溶存物質を除去した。潜在物の除去は4%濃度で8
5から90℃で20秒間攪拌して行なった。パルプのフ
リーネスはカナディアン スタンダード フリーネス 
テストで705+olであった。
蒸留水中に分散したパルプをTAPPIシート成型機を
使って手すきシートに変えた。成型機へ供給された水性
スラリー中の繊維の量は、オーブン乾燥状態で205g
 /d (4lb/1000ft” )の坪量を与える
ように調節した。
2組のシートを調製した。第1組からのシートを湿潤プ
レス後、室温でTAPPIリング上で乾°燥した。湿潤
プレスおよび乾燥は、TAPPIT 205 om−8
1と同じ手順で行なった。第2組からのシートを2枚の
150メツシユ ステンレス スチール金網の間に置き
、 560秒間の異なった時間の間232℃(450°
F)の圧盤温度、300 psiの圧盤プレスでプレス
した。この乾燥手順は、濃密化と熱処理段階を効率的に
結合し高温プレス乾燥(HTPD)として知られている
。全てのシートはテストの前に22.5℃(73° F
)、50%湿度で少なくとも48時間水分調整した。
行なわれたテストは耐折強さ、湿潤引張および水分調整
された引張強さである。湿潤引張テストは蒸留水中に4
時間浸漬後に除去したシートから余分な水を吸い取った
後に直ちに行なった。この他の点ではこのテストはAS
丁M標準92潤引張テストと同じである。
改停された引張特性ずなわち湿潤および水分調整された
特性、および二m折り曲げの増加数によって説明される
脆弱性の低下は、本発明と一致する。
大壷1(9111旦 北方産N材から調製された全く未乾燥状態の市販の低収
量亜硫酸塩パルプのサンプルを得て、TAPPI成型機
を使って手すきシートに変えた。成型機へ供給された水
性スラリー中の繊維の量はオーブン乾燥状態の205g
 / rn” (42lb/1000ft” )の坪量
を与えるように調節した。4組のシートを調整しTA 
P P I T2O5on−81の手順に従って指定さ
れているようにプレスした。4組のうちの2組のシート
を該手順で要求されているようにリング上で乾燥した。
これらのシートは従来からの(C)方法により乾燥され
たものとして考える。それから2組の乾燥シートの一組
を熱処理にさらした。熱処理として各シートを2枚の1
50メツシユ ステンレス スチール金網の間に置き、
予熱した圧盤プレスの圧盤の間に挿入した。
200 、220 、240℃(392,428,,4
54°F)のプレス温度が研究された。圧盤を直ちに閉
じて15psi (103,4kps)の圧力を5秒間
印加した。シートに直ちに金網から取り除きプレス後に
冷却させた。
シート中に埋込んだ熱電対を使った予備実験は、2秒後
のシート内部温度が圧盤温度より僅か1〜2℃低いこと
を示した。
第3組と4組のシートを150メツシユ金網の間に置き
、乾燥法の間ブレスI濃密化(PD)手順により濃密化
した。PD手順を実施するために湿潤シートと金網を2
番目のプレスの圧盤の間に置き、繊維の乾燥表面に 1
30tで5秒間、15 psiの圧力にさらし、後に圧
力を20秒間で790 psi(5433kpa)まで
増加した。このPD法を行なったシートの水分は10%
であフた。1組のシートをテスト用に保持した。2番目
の組の個々のシートを金網をPDプレスから取り外し直
ちに他の場所へ置き、HTブレスを5秒間行なった。2
00 。
220 、240℃のプレス温度で研究した。HT正圧
力15 psi (103,4kps )で行なった。
全てのシートをテスト前に22.5℃で少なくとも48
時間水分調整した。
折り曲げおよび湿潤引張強さは実施例8に指摘されてい
るように決定した。
結果は、熱処理温度が増加すると湿潤強さが改善するこ
とを示している。折り曲げは熱処理温度が増加すると減
少するが、その減少は濃密化して熱処理したシートでは
あまり顕著でない。このことは濃密化したシートは脆さ
が従来のシートよりも小さくなり、熱処理の後でも湿潤
強さの増進が生ずることを示している。
【図面の簡単な説明】
第1図は大幅に簡略化した図形で、ライナーボードを製
造するための従来の装置を示す。 第2図は同じような図形で、本発明を実施するための装
置を示す。 10:ウェブ織機、12〜17:湿潤プレス、18.1
9:予備乾燥ロール、 26〜28ニブレス乾燥機、30〜33:乾燥ロール、
50、51:湿潤ロール。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、漂白または無漂白クラフトパルプ、サーモメカニカ
    ルパルプ、セミケミカルメカニカルパルプまたは亜硫酸
    塩パルプから作られたペーパー製品を、その耐折強さを
    保持する一方、その湿潤強さを改善する方法において、
    その製造過程の間、ペーパーを高圧濃密化処理する段階
    と、該ペーパーをその内部温度が、その湿潤強さが増加
    するのに十分な時間に亘って、少なくとも216℃(4
    20°F)に昇温するように加熱する段階とからなる前
    記方法。 2、前記濃密化および熱処理の両段階を同時に行なう、
    前記特許請求の範囲第1項に記載の方法。 3、前記濃密化を前記加熱段階の前に行なう、前記特許
    請求の範囲第1項に記載の方法。 4、前記内部温度が216℃(420°F)から300
    ℃(572°F)の範囲である、前記特許請求の範囲第
    1項に記載の方法。 5、前記クラフトパルプが無漂白で前記内部温度が約2
    89℃(550°F)であり、かつ前記パルプが漂白さ
    れている場合または前記パルプがサーモメカニカルパル
    プである場合には、前記内部温度が約240℃(465
    °F)であり、また前記パルプがセミケミカルメカニカ
    ルパルプまたは亜硫酸塩パルプである場合には、前記内
    部温度が232℃(450°F)である、前記特許請求
    の範囲第1項に記載の方法。 6、前記濃密化段階において、該ペーパーボードを60
    0〜1200Kg/m^3の密度に圧縮する、前記特許
    請求の範囲第1項に記載の方法。 7、前記濃密化が、前記加熱段階の前に700〜900
    Kg/m^3の範囲の密度を生ずるに十分な圧力を前記
    ペーパーに適用することを含む、前記特許請求の範囲第
    1項に記載の方法。 8、前記ペーパーが前記濃密化段階の前に、10〜70
    重量%の範囲の含水量を有する、前記特許請求の範囲第
    1項に記載の方法。 9、前記ペーパー製品がライナーボードもしくはペーパ
    ーボードである、前記特許請求の範囲第1項に記載の方
    法。 10、前記ペーパー製品がライナーボードで125〜4
    64g/m^2の坪量を有する、前記特許請求の範囲第
    9項に記載の方法。 11、前記ペーパー製品がペーパーボードで30〜46
    4g/m^2の範囲の坪量を有し、かつ前記ペーパーボ
    ードがサーモメカニカルパルプから作られている場合に
    は、坪量が60〜464g/m^2である、前記特許請
    求の範囲第1項に記載の方法。 12、特許請求の範囲第1項から第10項に記載の方法
    のいずれか一つにより作られた高湿潤強さおよび高耐折
    強さのライナーボード。 13、少なくとも15lb/inの湿潤強さを有し、少
    なくとも1000回の耐折強さテストを満足する、前記
    特許請求の範囲第12項に記載のライナーボード。 14、少なくとも15lb/inの湿潤強さを有し、少
    なくとも300回の耐折強さテストを満足する、前記特
    許請求の範囲第12項に記載のライナーボード。 15、セミケミカルメカニカルパルプまたは亜硫酸塩パ
    ルプから作られるライナーボードで、少なくとも6lb
    /inの湿潤強さを有し、少なくとも10回の耐折強さ
    テストを満足する、前記特許請求の範囲第12項に記載
    のライナーボード。 16、特許請求の範囲第1項から第9項および第11項
    に記載の方法のいずれか一つにより作られる高湿潤強さ
    および高耐折強さの漂白クラフトペーパーボード。 17、少なくとも15lb/inの湿潤強さを有し、少
    なくとも50回の耐折強さテストを満足する、前記特許
    請求の範囲第16項に記載の漂白クラフトペーパーボー
    ド。 18、少なくとも15lb/inの湿潤強さを有し、少
    なくとも300回の耐折強さテストを満足する、前記特
    許請求の範囲第16項に記載の漂白クラフトペーパーボ
    ード。 19、特許請求の範囲第1項から第9項および第11項
    に記載の方法のいずれか一つによりサーモメカニカルパ
    ルプから作らた、高湿潤強さおよび高耐折強さのペーパ
    ーボード。 20、少なくとも10^l^b/inの湿潤強さを有し
    、少なくとも1回の耐折強さを満足する、前記特許請求
    の範囲第19項に記載のペーパーボード。
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