JPS6284033A - 3,7,11,15−テトラメチル−2,6,10,14−ヘキサデカテトラエン−1−オ−ルまたはその誘導体の幾何異性体の分離精製法 - Google Patents

3,7,11,15−テトラメチル−2,6,10,14−ヘキサデカテトラエン−1−オ−ルまたはその誘導体の幾何異性体の分離精製法

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JPS6284033A
JPS6284033A JP60225660A JP22566085A JPS6284033A JP S6284033 A JPS6284033 A JP S6284033A JP 60225660 A JP60225660 A JP 60225660A JP 22566085 A JP22566085 A JP 22566085A JP S6284033 A JPS6284033 A JP S6284033A
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tetramethyl
fraction
hexadecatetraen
liquid chromatography
solvent
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JP60225660A
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Yasuyuki Tanaka
康之 田中
Hisaya Sato
佐藤 寿弥
Akira Kageyu
勘解由 昭
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Kuraray Co Ltd
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Kuraray Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔腫業上の利用分野〕 本発明は3.7. l 1. l 5−テトラメチル−
2,6,l 014−ヘキサデカテトラエン−1−オー
ルまたはその誘導体の幾何異性体の分離精製法に関する
さらに詳しくは1本発明は3.7. l 1. l 5
−テトラメチル−2,6,l 0.1 (−ヘキサデカ
テトラエン−1−オールまたはその誘導体の幾何異性体
の混合物を液体クロマトグラフィー処理に付することに
よシ3.7. l 1. l 5−テトラメチル−2,
6,10,l 4−ヘキサデカテトラエン−1−オール
またはその誘導体の少なくとも11mの幾何異性体を分
離精製する方法に関する。
本発明の方法によシ得られる3、 7.11. l 5
−テトラメチル−2,6,I O,14−へ中サデカテ
トラエノー1−オールまたはその誘導体のうち、 3.
7,11゜15−テトラメチル−2,6,l O,l 
4−ヘキサデカテトラエン−1−オールのE、 E、 
E一体(ゲラニルゲラニオール)はビタミンに2の合成
原料として重要な化合物である。
〔従来の技術〕
3、7. l 1. l 5−テトラメチル−2,6,
I O,l 4−ヘキサデカテトラエン−1−オールお
よびその誘導体にはその2,3−位、6,7−位および
10,11−位における炭素原子−炭素原子間の二重結
合に由来する811Mの幾何異性体が存在する。3.7
. l 1゜15−テトラメチル−2,6,10,l 
4−ヘキサデカテトラエン−1−オールおよびその誘導
体は合成手段によっては通常2種以上の幾何異性体の混
合物として得られる。
従来、不飽和脂肪族化合物の幾何異性体の混合物から各
々の幾何異性体を分離精製するために液体クロマトグラ
フィーを用いることは公知であり、(1)シリカゲルを
プ・ラム充填剤として用いる方法〔例えば、ジャーナル
・オブ・リビツド・リサーチ(Journal of 
Lipid Re5earch )第7巻第437頁(
1966年)なと参照) 、 (ii)硝酸銀を含浸さ
せたシリカゲルをカラム充填剤として用いる方法〔例え
ば、[リージエンツ・フォー・オーガニック・シンセ、
7 ス」(Reagents for Organic
 5ynthesis−)第1巻第1010頁(196
7年)など参照) 、 (iil)硝酸銀を添加した溶
離液を用いる方法〔例えば、ジャーナル・オプ・クロマ
トグラフィツク・サイエ:/ ス(Journal o
f Chromatographic 5cience
 )第19巻第13〜17頁(1981年)など参照〕
などが提案されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
前記(1)の方法では不飽和脂肪族化合物の各々の幾何
異性体を高純度でかつ好収率で取得することは難しい。
また、前記(IDまfcは(iii)の方法では分取さ
れな不飽和脂肪族化合物の各々の幾何異性体が溶出する
銀によって汚染されるため、分取された幾何異性体をさ
らに蒸留、クロマトグラフィーなどによって精製する必
要がある。
しかして1本発明の目的は3.7.11.15−テトラ
メチル−2,6,10,14−ヘキサデカテトラエン−
1−オールま比はその誘導体の幾何異性体の混合物から
少なくとも1槙の幾何異性体を金属などの汚染物質の混
入を伴うことなく高純度でかつ好収率で分離精製する方
法を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明によれば、上記の目的は、3,7.kl、15−
テトラメチル−2,6,l O,1’4−ヘキサデカテ
トラエン−1−オール−17’(はその誘導体の幾何異
性体の混合物を液体クロマトグラフィー処理に何するこ
とにより3.7.11.15−テトラメチル−2,61
to、14−へヤケデカテトラエン−1−オールまたは
その誘導体の少なくとも1種の幾何異性体を分離精製す
るに際し、モノビニル芳香族モノマー単位とポリビニル
芳香族モノマー単位とを含む芳香族ビニル化合物系共重
合体からなるカラム充填剤を用いることを特徴とする3
、 7.11.15−テトラメチル−2,6,10,l
 4−ヘキサデカテトラエン−1−オールまたはその誘
導体の幾何異性体の分離精製法を提供することによって
達成される。
上記の3.7. l 1.15−テトラメチル−2,6
,10゜14−ヘキサデカテトラエン−1−オールの誘
導体としては3.7. l 1. l 5−テトラメチ
ル−2,6゜10.14−へキサデカテトラエン酸など
が挙げられる。
本発明の方法によって処理される3、 7. l 1.
 l 5−テトラメチル−2,6,l O,l 4−ヘ
キサデカテトラエン−1−オールまたはその誘導体の幾
何異性体(7)混合物f1. E、E、E一体、 E、
E、Z 一体i E、Z、E一体、 Z、E、E 一体
、 E、Z、Z −CL Z、E、Z 一体i z。
Z、E一体および2.2.2一体からなる群から選はれ
る少なくとも2種の幾何異性体の混合物である。
本発明の方法に従う液体クロマトグラフィー処理におい
て用いるカラム充填剤はモノビニル芳香族モノマー単位
とポリビニル芳香族モノマー単位とを含む芳香族ビニル
化合物系共重合体からなる。
かかる芳香族ビニル化合物系共電合体はモノビニル芳香
族モノマー、例えばスチレン、ビニルトルエン、α−メ
チルスチレン、エチルビニルベンゼンなどの1種または
それ以上とポリビニル芳香族モノマー、例エハシヒニル
ベンゼン、トリビニルベンゼンなどのlai’!fcV
iそれ以上とを含む七ツマー混合物を重合開始剤の存在
下に懸濁重合することによシ得られる。その際、モノビ
ニル芳香族モノマーとポリビニル芳香族モノマーは得ら
れる芳香族ビニル化合物系共重合体をカラム充填剤とし
て使用する際に要求される機械的強度と分離性能の点か
ら重量比で通常65対35〜90対lO1好ましくは6
5対35〜80対20の割合で用いられる。とくに好適
なモノマー混合物の例としてヌチレン40〜501J1
%、エチルビニルベンゼン25〜30重i%およびジビ
ニルベンゼン25〜30重量%からなる混合物が言及さ
れる。また。
該芳香族ビニル化合物系共重合体は上記モノマーと共重
合可能な他のモノマー、例えばアクリル酸、アクリル酸
エステル、メタクリル酸、メタクリル酸エステル、アク
リロニトリル、メタクリロニトリル、ビニルピリジン、
ビニルイミダゾール、ビニルピロリドンなどの1種また
はそれ以上から導かれるモノマー単位合カラム充填剤の
性能に対して実害を及ぼさない範囲で含んでいてもよい
。該芳香族ビニル化合物系共重合体を製造するための懸
濁重合はそれ自体公知の方法および条件を用いて行うこ
とができる。例えば、特開昭55−84303号公報に
記載の重合法に従って合成されたスチレン−ジビニルベ
ンゼン系共重合体ゲルで排除限界分子量約3000のも
のがカラム充填剤として好ましい0 なお、上記芳香族ビニル化合物系共重合体からなるカラ
ム充填剤を充填して得られるカラムとしては、クロロホ
ルムを溶離液として用い、かつベンゼンを試料として用
いることによって求められた理論段数が20000段以
上となるものが好ましい0 本発明の方法に従う液体クロマトグラフィーにおいては
、溶離液として本発明の方法に従うカラム充填剤よりも
極性が大きい溶媒および該カラム充填剤よりも極性が小
さい溶媒のいずれも使用可能である。かかる溶媒の極性
の大小は例えば該溶媒の溶解度パラメーター(δ)を尺
度として評価することができる。種々の溶媒の溶解度パ
ラメーターは、例えばJ、 、jカークランド著、平田
義正。
扁野重威訳「高速液体クロマトグラフィー」(昭和47
年12月20日発行)講談社第116〜117頁などに
記載されてお91本発明の方法に従う液体クロマトグラ
フィーにおいて使用される極性が大きい溶媒の例として
はアセトン(δ=9.4)な゛どの低級アルキルケトン
類、メタノール(δ=12.9)、エタノール(δ=1
1.2)、n−プロ/< / −7t、 (δ=10.
2)なとの低級アルカノール類、アセトニトリル(δ=
11.8)、およびこれらの溶媒を2種′またはそれ以
上混合したものなどが挙げられる。また極性が小さい溶
媒の例としてはn−ペンタン(δ=7.1)、n−ヘキ
サン(δ=7.3)、n−へブタン(δ=7.4)、イ
ソオクタン(2,2,4−トリメチルペンタン、δ=7
.0)。
シクロヘキサン(δ=8.2)などの炭素数約5〜8の
鎖状または環状飽和炭化水素類、イソプロピルエーテル
(δ=7.0)、エチルエーテル(δ=7.4)などの
低級アルキルエーテル類などが挙げられ、なかでもイソ
オクタンが好適である。極性が大きい溶媒を溶m液とす
る液体クロマトグラフィー(以下、これを逆相クロマト
グラフィーと記す)を使用すれば、3,7,11.15
−テトラメチル−2,6,I O,l 4−ヘキサデカ
テトラエン−1−オールま念はその誘導体の幾何異性体
をその6,7−位および10.11−位における炭素原
子−炭素原子間二重結合に由来する幾何異性の相違に基
づいて分離することができる。また、極性が小さい溶媒
を溶離液とする液体クロマトグラフィー(以下、これを
順相クロマトグラフィーと記す)を使用すれば、 3.
7. l 1. l 5 iテ) :y メチル−2,
6,l 0゜14−ヘキサデカテトラエン−1−オール
または  □その誘導体の幾何異性体を2.3−位にお
ける炭素  □原子−炭素原子間二重結合に由来する幾
何異性の相違に基づいて分離することができる。本発明
の方法はかかる逆相クロマトグラフィー処理と順相クロ
マトグラフィー処理とを必要に応じて任意の順序で組み
合わせて行うことができる0特に1本発明の方法によf
i 3.7.11. l 5−テトラメチルー2、6.
10.14−へキサデカテトラエンー1−オールまたは
その誘導体の多種類の幾何異性体の混合物から各々の幾
何異性体を高純度でかつ好収率で分離精製する場合には
、順相クロマトグラフィー処理と逆相クロマトグラフィ
ー処理とをこの順序に組み合わせて行うことが好ましい
本発明の方法に従う液体クロマトグラフィーは公知の高
速液体クロマトグラフを使用し、通常の操作方法によっ
て行うことができる。すなわち。
本発明の方法に従うカラム充填剤を充填した高速液体ク
ロマトグラフィー用カラムに原料の3.7゜11、 l
 5−テトラメチル−2,6,10,14−ヘキサデカ
テトラエン−1−オールまたはその誘導体の幾何異性体
の混合物を注入し、これに前記のごとき溶離液を通液し
、目的とする3、 7. l 1. l 5−テトラメ
チル−2,6,I O,14−ヘキサデカテトラエン−
1−オールまたはその誘導体の幾何異性体を主成分とし
て含む溶出画分の1またはそれ以上をそれぞれ分取すれ
ばよい。
〔実施例〕
以下、実施例により本発明を具体的に説明するが1本発
明はこれらの実施例により限定されるものではない。な
お、以下の記載において矛は特に説明を付さない限りよ
i%を意味する。また、参考例2および実施例1〜3に
おける液体クロマトグラフィー操作は装置として日本分
光株式会社製TRIROTAR−It型、試料注入器と
してレオダイン社(米1)製7125型、および検出器
としてウォータース社(米国)裂R−401型示差屈折
計を使用して行なった。
参考例1 クロマトグラフィー用カラム充填剤の製造11!の丸底
フラスコにポリビニルアルコールを0、6 fltti
lの濃度で含有する水溶a700dを入れ。
スチレン36F、ジビニルベンゼンとエチルビニルベン
ゼンとの混合物(ジビニルベンゼン55%。
エチルビニルベンゼン45%)36F、)ルエン80ゴ
およびジイソプロピルパーオキシジカーボネート2.O
fよりなる均一混合液を加えた。
フラスコを氷冷しつつラボラトリ−ディスパーサ−(日
本精密工業株式会社製ヒスコロンMS−500)を用い
て約20.00 Or、p、mで攪拌し、懸濁液を得た
。80℃±1℃の湯浴中にフラスコを入れ、1,500
 r、p、mで攪拌しつつ10時間反応を行なった。得
られた共重合体ゲルを戸別し、熱水、アセトンの順で充
分洗浄したのちアセトン中に分散させて沈降速匿の差を
利用して分級し、平均粒径約7μmの共重合体ゲル50
Fを得た。
参考例2 分取液体クロマトグラフィー用カラムの製造参考例1に
従って調製した共重合体ゲル180tに溶離液として用
いる溶媒900dを加え、超音波攪拌して均一なスラリ
ーを得た。
内径20鵡、長さ50mのプレカラムと内径20謔、長
さ600鵡の本カラム(いずれもステンレス製)を接続
した。内容積1000g/のステンレス製充填器にスラ
リーを注ぎ、スラリー溶媒と同一の溶媒を送液した。ノ
員次流速を増しながら充填し、最終圧力を9 Q kg
/aAとした。
各樵溶離液を用いて作製した分取用カラムにっいてベン
ゼンを試料としてカラム圧80 ky/−において求め
た理論段数を第1表に示す。
第  1  表 実施例1 参考例1と同様にして得られた共重合体ゲル180F−
フィンオクタンを溶媒として用いることにより参考例2
と同様にしてカラムに充填し、分取液体クロマトグラフ
ィー用カラムを製造した。
3、7.11.15−テトラメチル−2,6,10,1
4−ヘキサデカテトラエン−1−オールのE、 E、 
E一体と2゜E、E一体とを70対3oの割合で含有す
る混合物300キを上記のカラムに注入し、流ft 6
. Oynl/分でイソオクタンを送液した。9回のリ
サイクルののち2つの画分を分取した。これらの画分を
ガスクロマトグラフィーを用いて分析したところ、液体
クロマトグラフィーにおける保持時間がよシ短い両分お
よび保持時間がよシ長い両分はそれぞれ3、7.11.
15−テトラメチル−2,6,10,14−ヘキサデカ
テトラエン−1−オールのZ、E、E一体(純度98%
)およびE、E、E一体(純度100%)であることが
判明した。なお、  3.7.11.15−テトラメチ
ル−2,6,10,14−ヘギサデ力テトラエンー1−
オールノz、E、E一体オjヒE、E、E一体の回収率
はいずれも98係以上であった。
実施例2 実施例1と同様にして製造した分取液体クロマトグラフ
ィー用カラムに、3.7.11. i 5−テトラメチ
ル−2,6,10,14−ヘキサデカテトラエン−1−
、t−#ノz、Z、z 一体、Z、Z、E一体、Z、E
、Z一体、Z、E、E一体、E、Z、Z一体、E、 E
、 Z一体、E、Z、 E −体オ!ヒE、 E、 E
 −体ヲソレ(’tL2.7 %、6.3%、4.3%
、19.3係、6.3チ、19.3L3.51および3
8.21の割合で含有する混合物250〜を注入し、流
量6. Otg /分でイソオクタンを送液した。3回
のリサイクルののち2つの両分を分取した。このうち保
持時間がより短い両分(以F、これを両分Aと称する)
は80”19であり保持時間がより長い両分(以下、こ
れを画分Bと称する)は165岬であった(全回収率9
8%)0画分Aおよび画分Bを1”C−NMR(装置:
日本電子株式会社製FX−200(観測周波数59.l
 MHz );試料:5チ重クロロホルム溶液(内部標
準としてテトラメチルシランを0.1係含有する)〕に
より分析した結果、3.7.11.15−テトラメチル
−2、6,10,14−ヘキサデカテトラエン−1−オ
ールの1位の炭素原子に帰属される5 9 pprn付
近のシグナルが、両分Aにおいては2型配置の−C(C
Ha) =CH−CH2−OHに特徴的な59.04 
ppmにのみ観測され、また画分BにおいてはE型装置
の−C(CHs) =CH−CH2−(>HK特徴的な
59.40 ppmにのみ観測されることから、画分A
には2.2.2一体、Z、 Z、 E −体、Z、f!
、、Z一体オ!ヒZ、E、E一体0ミとが判明した。
参考例1と同様にして得られた共重合体ケル1802を
メタノールを溶媒として用いることにより参考例2と同
様にしてカラムに充填し、分取液体クロマトグラフィー
用カラムを製造した。こ′の分取液体クロマトグラフィ
ー用カラムに上記の画分B165mgを注入し、流量5
.9m/分でメタノールを送液した。リサイクル回数3
回目において試料が3つの部分に分離したのでそのうち
保持時間が最も短い部分と最も長い部分とをそれぞれ分
取しく以下、保持時間が最も短い部分の両分を画分Bl
と称し、保持時間が最も長い部分の画分子:画分B5と
称する)、残る部分はそのままリサイクルに付した。全
8回のリサイクルののち3つの画分に分取した(以下、
この3つの両分を保持時間が短いものから順に、画分8
2.画分B3および画分B4と称する)。このようにし
て得られた画分Bl、画分B2、画分B3、画分B4お
よび画分B5を C−NMRにより分析した結果、3゜
7、11.15−テトラメチル−2,6,10,14−
ヘキサデカテトラエン−1−オールの4位、8位および
12位の炭素原子に帰属されるシグナルがそれぞれ該炭
素原子に臨接する炭素原子−炭素原子間二重結合に由来
する幾何異性が2型である場合には32 ppm付近に
観測され、該幾何異性がE型である場合には39 pp
m付近に観測されることに基づき、画分Bl、画分B2
.画分B4および画分B5はそれぞれ3.7.11.1
5−テトラメチル−2,610、14−ヘキサデカテト
ラエン−1−オールのE、Z、Z −体(M& l”0
0 %、回収率95elb)、E、′Z、E一体(M&
1oo %、回収率so係)、E、 E。
Z一体(M[s2.1%、回収11.39 % )オj
ヒE。
EIE一体(XIgE100%、回収率9s%)である
 □ことが判明した。また画分B3は3,7,11.1
5−   ’テトラメチルー2.6.10.14−ヘキ
サデカテトラ□ xン−1−オーhoE、Z、E一体とE*EsZ一体と
の混合物であった(全回収率90係)。
実施例3 実施例2において得られた画分A30IIvを画分B1
65”fの代りに用いる以外は実施例2と同様にしてメ
タノールを溶媒として充填して得られ九分取液体クロマ
トグラフィー用カラムに注入し、メタノールを送液した
。リサイクル回数3囲めにおいて試料が3つの部分に分
離したのでそのうち保持時間が最も短い部分と最も長い
部分とをそれぞれ分取しく以下、保持時間が最も短い部
分の画分を画分A1と称し、保持時間が最も長い部分の
両分を両分A5と称する)、残る部分はそのままリサイ
クルに付した。全23回のリサイクルののち3つの画分
に分取した(以下、この3つの画分を保持時間が短いも
のから順に、画分A21画分A3および画分A4と称す
る)。このようにして得られた画分A1、画分A2、画
分A3、画分A4および画分A5を実施例2と同様にし
て13C−NMRにより分析した結果、画分Al、両分
A2、画分A4および画分A5はそれぞれ3.7.11
.15−テトラメチル−2,6,10,14−ヘキサデ
カテトラエフ−1−オー、zノZ、Z、Z一体(N度1
00 % s回収率90%)、Z、Z、E一体(純度8
7.4%、回収率46%)、Z、E、Z−4(M1度7
4.7 %、回収率36%)お!びZ、E、E一体(N
度100%、回収率90チ)であることが判明した。ま
た画分A3は3.7.11.15−テトラメチル−2,
6,10,l 4−ヘキサデカテトラエン−1−オール
のZ、 Z、 E一体とZ、 E、 Z一体との混合物
であった(全回収率901゜ 〔発明の効果〕 本発明によれば上記の実施例から明らかなとおり3.7
.11.15−テトラメチル−2,6,10,l 4−
ヘキサデカテトラエン−1−オールまたはその誘導体の
幾何異性体の混合物から純度の高い幾何異性体を好収率
で分離n製することができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、3,7,11,15−テトラメチル−2,6,10
    ,14−ヘキサデカテトラエン−1−オールまたはその
    誘導体の幾何異性体の混合物を液体クロマトグラフィー
    処理に付することにより3,7,11,15−テトラメ
    チル−2,6,10,14−ヘキサデカテトラエン−1
    −オールまたはその誘導体の少なくとも1種の幾何異性
    体を分離精製するに際し、モノビニル芳香族モノマー単
    位とポリビニル芳香族モノマー単位とを含む芳香族ビニ
    ル化合物系共重合体からなるカラム充填剤を用いること
    を特徴とする3,7,11,15−テトラメチル−2,
    6,10,14−ヘキサデカテトラエン−1−オールま
    たはその誘導体の幾何異性体の分離精製法。 2、該カラム充填剤よりも極性が小さい溶媒を溶離液と
    する液体クロマトグラフィー処理と該カラム充填剤より
    も極性が大きい溶媒を溶離液とする液体クロマトグラフ
    ィー処理とを任意の順序で組み合わせて行う特許請求の
    範囲第1項記載の分離精製法。
JP60225660A 1985-10-09 1985-10-09 3,7,11,15−テトラメチル−2,6,10,14−ヘキサデカテトラエン−1−オ−ルまたはその誘導体の幾何異性体の分離精製法 Pending JPS6284033A (ja)

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JP (1) JPS6284033A (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5251305A (en) * 1975-10-20 1977-04-25 Nisshin Flour Milling Co Ltd Proces for purification of isoprene
JPS5695124A (en) * 1980-12-15 1981-08-01 Nisshin Flour Milling Co Ltd Preparation of iroprene derivative

Patent Citations (2)

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