【発明の詳細な説明】[Detailed description of the invention]
本発明は捺染用の新規染型に関するものであ
る。
捺染は衣服、寝具、毛布、タオルなどの染色に
おいて欠かせぬ技術であり、それに用いる染型に
ついては古くから研究され改善されて来た。
染型には伝統工芸的な型染めに用いる型紙と、
手捺染から機械による自動染色まで広い範囲に用
いる枠付スクリーン型とがあり、染色するものや
染色量に応じて使い分けられている。型紙は友禅
染めなど伝統的染色技術において古くから用いら
れ着物などの高級染色に生かされている。しかし
型紙は、原画から原紙にトレースしこれを手で切
り抜いて製作されており、その作業は長年の熟練
を必要とするのみならず複雑繊細な図柄になると
１枚の製作に数日を要し非常に高価なものとなつ
ている。一方枠付スクリーン型は写真型とも呼ば
れ枠に張つた紗に感光液を塗布し乾燥しこれにホ
トマスクを密着させ感光させて後現像して図柄付
きの染型とするものであるが、感光膜が弱く通常
補強を必要とする。また厚膜のものを得ることが
困難であり、捺染に用いた際型紙の場合のように
シヤープで濃い染色をすることがむつかしい。そ
こで染型そのものについても、染型作製方法につ
いても改良が望まれており多くの提案が既になさ
れている。
例えば、無溶剤型液状又は固体状感光性樹脂層
中に紗を介在せしめ、これにホトマスクを密着さ
せ、感光させて現像して染型を得る方法、剥離性
フイルムの上に液状又は固体状感光性樹脂で光成
形した図柄に接着剤で紗を貼りつけた後に、剥離
性フイルムをはがして染型を得る方法等が提案さ
れている。これらの方法は、確かに作業工程を簡
略化できること、厚膜の染型を得ることができる
点等で従来の技術をかなり改良するものである。
しかしながら、特に型紙に代用できる性能を有す
る染型という点では、未だ満足なものが得られて
いない。
現行の彫刻した型紙は次に示すような優れた特
長を有している。
適度な水濡れ性があり、かつ耐水性である。
湿潤状態において、フクレ、シワが全くな
く、地台にピタリとフイツトする。
湿潤状態において適度な剛度、強度を有して
おり、染色のり置き操作がしやすい。
紗とともにうるしで裏面が被覆されているた
め染色耐久性が優れている。
これらの性質は、いわゆる紙に特長的な優れた
性質であり、これを樹脂で置きかえる試みがいろ
いろなされてきたが、これらの性能を満足するも
のが未だ得られていないのが実情である。
本発明者らは、これらの点に鑑み、型紙代用と
しても用いうる染型について検討を重ねた結果、
感光性樹脂と漆又はカシユー塗料を組合せたもの
が、極めて優れており、実用性もあることを見い
出し、本発明を完成するに到つた。
本発明の新規染型は感光性樹脂を主原料として
光成形法により作成した抜き模様入りの図柄部、
漆またはカシユー塗料よりなる被覆接着部、およ
びスクリーン材料よりなる補強部から構成され
る。図柄部と補強部とが漆またはカシユー塗料よ
りなる被覆接着部により結合した構成が特徴であ
る。
本発明に用いる感光性樹脂としては液状のもの
でも固形シート状のものでもどちらを用いてもよ
い。液状品は得られる図柄部の厚みやサイズの選
択が容易である。一方固形シート状品は光成形が
容易である。感光性樹脂の化学組成は被覆接着部
の漆またはカシユー塗料との接着結合性が高く、
かつ成形図柄部の強度が大きく柔軟性のあるもの
が得られるように選ぶと一層良い結果が得られ
る。
本発明者らは多くの感光性樹脂の組成を検討し
たところ親水性基を含む組成が有利なことを見出
した。親水性基として水酸基、アミノ基、イミノ
基、アミド基、カルボキシル基、スルホン酸基、
ポリエチレングリコール基などを含むものがよ
い。これら親水性基は光反応性化合物に結合して
いる方が好ましいが、充填補強材としてブレンド
される化合物に親水性基がついていてもよい。
親水性基を含む光反応性化合物としては、例え
ばアクリル酸、メタアクリル酸、イタコン酸、フ
マール酸等のα、β―不飽和カルボン酸、
The present invention relates to a new dyeing pattern for textile printing. Textile printing is an indispensable technique for dyeing clothes, bedding, blankets, towels, etc., and the dyeing patterns used for it have been studied and improved for a long time. The dyeing pattern includes paper patterns used for traditional craft dyeing,
There is a screen type with a frame that is used for a wide range of purposes, from hand printing to automatic dyeing by machine, and it is used depending on the item to be dyed and the amount of dyeing. Paper patterns have been used since ancient times in traditional dyeing techniques such as Yuzen dyeing, and are used in high-quality dyeing such as kimonos. However, paper patterns are made by tracing the original drawing onto paper and cutting it out by hand, which not only requires many years of skill, but also takes several days to produce a single piece if the design is intricate and delicate. It has become extremely expensive. On the other hand, the framed screen type is also called a photographic type, and is made by applying a photosensitive solution to a gauze stretched over a frame, drying it, attaching a photomask to it, exposing it to light, and then developing it to create a dyed mold with a pattern. Membranes are weak and usually require reinforcement. In addition, it is difficult to obtain a thick film, and when used for textile printing, it is difficult to dye deeply with sharpening as in the case of paper patterns. Therefore, it is desired to improve both the dyeing mold itself and the method for producing the dyeing mold, and many proposals have already been made. For example, a dyed mold is obtained by interposing a gauze in a solvent-free liquid or solid photosensitive resin layer, adhering a photomask to it, exposing it to light, and developing it. A method has been proposed in which a dyed mold is obtained by pasting gauze with an adhesive onto a pattern photoformed with a synthetic resin and then peeling off a removable film. These methods are certainly a considerable improvement over conventional techniques in that the working steps can be simplified and thick-film dyed molds can be obtained.
However, a satisfactory dyeing mold has not yet been obtained, especially in terms of a dyeing mold that can be used as a substitute for paper patterns. The current engraved paper pattern has the following excellent features. It has appropriate water wettability and is water resistant. When wet, there is no blister or wrinkles, and it fits snugly to the ground. It has appropriate stiffness and strength in wet conditions, making it easy to apply dye paste. The back side is covered with lacquer as well as the gauze, so it has excellent dyeing durability. These properties are excellent properties characteristic of so-called paper, and various attempts have been made to replace them with resins, but the reality is that nothing that satisfies these properties has yet been obtained. In view of these points, the present inventors have repeatedly studied dyeing patterns that can be used as paper patterns.
We have discovered that a combination of photosensitive resin and lacquer or cashew paint is extremely superior and practical, and have completed the present invention. The new dyeing mold of the present invention has a design part with a cutout pattern created by a photomolding method using photosensitive resin as the main raw material,
It consists of a covering adhesive part made of lacquer or cashew paint, and a reinforcing part made of screen material. It is characterized by a structure in which the pattern part and the reinforcing part are connected by a coated adhesive part made of lacquer or cashew paint. The photosensitive resin used in the present invention may be either liquid or solid sheet. Liquid products allow easy selection of the thickness and size of the resulting pattern. On the other hand, solid sheet products are easy to photoform. The chemical composition of the photosensitive resin has a high adhesive bonding property with the lacquer or cashew paint in the adhesive part of the coating.
In addition, better results can be obtained if the molded pattern is selected so as to have high strength and flexibility. The present inventors studied the compositions of many photosensitive resins and found that compositions containing hydrophilic groups are advantageous. Hydrophilic groups include hydroxyl group, amino group, imino group, amide group, carboxyl group, sulfonic acid group,
Those containing polyethylene glycol groups are preferable. It is preferable that these hydrophilic groups are bonded to the photoreactive compound, but the hydrophilic group may be attached to the compound blended as a filling reinforcing material. Examples of photoreactive compounds containing hydrophilic groups include α,β-unsaturated carboxylic acids such as acrylic acid, methacrylic acid, itaconic acid, and fumaric acid;
【式】（Ｒ，R′はＨ
又はCH3，ｎは１〜10の整数）で示される化合
物、A compound represented by the formula (R, R' are H or CH 3 , n is an integer from 1 to 10),
【式】（Ｒ，
R′はＨ又はCH3，ｎは１〜10の整数）で示される
化合物、グリセリンモノアクリレート、グリセリ
ンモノメタアクリレート、グリセリンジアクリレ
ート、グリセリンジメタアクリレート、ペンタエ
リスリトールジアクリレート、ペンタエリスリト
ールジメタアクリレート、ペンタエリスリトール
トリアクリレート、ペンタエリスリトールトリメ
タアクリレート等の多価アルコール類のアクリレ
ートあるいはメタアクリレート誘導体、アクリル
アミド、メタアクリルアミド、メチロールアクリ
ルアミド等のα，β―不飽和カルボン酸アミドの
誘導体、ビニルピロリドン、ジメチルアミノメチ
ルアクリレート、ジメチルアミノチルメタアクリ
レート、ジエチルアミノエチルアクリレート、ジ
エチルアミノエチルメタアクリレート等のアミノ
基含有アルキル（メタ）アクリレート類およびエ
ポキシ（メタ）アクリレート類等をあげることが
できる。
これらは適当に組合せて用いられる。又種々の
ポリマーとも組合せることができる。ポリマーと
しては光反応性を有するものが特に好ましい。光
反応性を有するポリマーとしては例えば不飽和ポ
リエステル、不飽和ポリウレタン、不飽和ポリア
ミド等をあげることができる。
親水性基を含まない光反応性化合物を用いる場
合は、充填補強剤としてブレンドされる化合物に
親水性基を有するものをもちいる。
このような親水性基を有する充填補強剤として
は、例えばポリビニルアルコール、ポリアクリル
アミド、ポリアクリル酸、ポリビニルピロリド
ン、ポリビニルメチルエーテル、ポリスチレンス
ルホン酸およびこれらの共重合体等の付加重合
物、グリコール成分としてポリエチレングリコー
ルを用いた不飽和ポリエステル、飽和又は不飽和
ポリアミド等の縮合重合物、セルロース誘導体、
プルランおよびその誘導体、アルギン酸等の天然
物又はその誘導体等をあげることができる。
これらの中でも不飽和ポリエステルと水酸基含
有のアルキルアクリレート又はメタアクリレート
誘導体とを主成分とする感光性樹脂組成物は漆ま
たはカシユ塗料との接着性に優れ、柔軟な硬化物
を与えるので型紙代用として特に優れている。
光成形は、感光性樹脂が露光によつて非露光部
と溶解性が変る性質を利用して露光後、溶剤溶出
等の現像により画像を形成する方法で、既によく
知られている。固形シート状感光性樹脂の場合は
そのまま、液状感光性樹脂の場合はシート状に整
形して後、図柄に応じたホトマスクを通して活性
光線を照射し、光重合や光架橋反応により不溶化
または硬化させて後、溶剤現像すれば抜き模様入
りの図柄部を作製できる。
光源は感光性樹脂の感光波長域を考慮して選ば
れるが、通常紫外線光源が用いられる。高圧水銀
灯や紫外線蛍光ランプなどが用いられる。シート
の厚みは光が充分透過でき且つ取扱い可能な厚み
であることが必要で、実用上は５mm以下0.01mm以
上がよい。なかでも１mm以下0.05mm以上が扱いや
すい。またホトマスクの最小線巾はシート厚みと
感光性樹脂の解像度によつて選定されるが抜き模
様が形成できる充分な巾が必要である。シート厚
みが１mm以下の場合は、厚みの半分位に定めると
よい。
本発明では被覆接着部の塗料として、漆または
カシユー塗料を用いる。漆又はカシユー塗料は、
耐水性、耐薬品性、耐久性に極めてすぐれてお
り、これを感光性樹脂で光成形した図柄部に被覆
すると両者の相互作用により耐水性、物理的強
度、染色耐久性、寸法安定性などを著しく向上す
ることができる。なかでも漆は抜群によい。親水
性基を含む感光性樹脂を用いた場合は、漆又はカ
シユー塗料の被覆接着性が特によく、特に漆の場
合は硬化性もすぐれている。また、漆又はカシユ
ー塗料の硬化塗膜は黒褐色であり感光性樹脂の光
劣化や光変質が防止できる。また、漆又カシユー
塗料はローラー塗布で容易に被覆接着部をつくる
ことができる。補強部のスクリーン材料としては
紗がよく、材質は絹、ポリエステル、ナイロン、
ステンレススチールなどが用いられる。目的によ
つてはメタルスクリーンを用いてもよい。
スクリーン材料の目開きは10メツシユから500
メツシユ程度が適当である。本発明の場合強い厚
膜が容易に得られるので繊維径が細くて粗い目の
紗が使え染型として有利な構成にできるのも利点
と云える。
本発明の新規染型の作成にはいろんな工程が考
えられるが次の方法が有利である。
まず感光性樹脂を主原料として光成形法により
抜き模様入りの平面シートを作成する。その際離
型性平面上に作成するとあとの工程がやりやす
い。次にその片面に塗料を塗布する。ローラーな
どを用いて適量を塗布する。多すぎると抜き模様
を閉塞させるので注意する。塗料が硬化しないう
ちにその上にスクリーン材料を展張し接着する。
このときローラーで押えるか離形性の平面で押圧
するとよい。予めスクリーン材料にも塗料を塗布
しておくか、スクリーン材料を展張して後塗料を
塗り重ねるとさらによい結果が得られる。
本発明の新規染型の特長は次のように要約され
る。
親水性で水濡れ性がありかつ耐水性である。
湿潤伸びが極めて少なく、寸法安定性にすぐ
れ、湿潤状態においてフクレ、シワがなく、地
台にピタリとフイツトする。
湿潤状態において強度が大きく、染色耐久性
が型紙より高い。
型紙代用の用途に用いる場合、漆による紗張
り工程がそのまま使えるため、設備投資が少な
くてすみ、製作コストも安くできる。
型紙代用以外の用途に用いる場合、感光性樹
脂組成をかえて硬度や柔軟性を最適化できる。
以上のような特長を有する本発明の染型は、型
紙にかわる染型として用いうるのみならず、一般
的な捺染型、スクリーン印刷型としてその特長を
生かして種々の用途に応用できるものである。次
に実施例をあげて具体的に説明するが、本発明
は、もちろんこれらの実施例のみに限定されるも
のではない。
実施例 １
無水マレイン酸、イソフタル酸、トリエチレン
グリコールを２：１：３のモル比で縮合反応させ
た不飽和ポリエステル60部、２―ヒドロキシエチ
ルメタアクリレート40部、ベンゾインイソブチル
エーテル１部、２，６―ジ―ｔ―ブチル―ｐ―ク
レゾール0.1部を混合溶解して感光性樹脂組成物
を調製した。この感光性樹脂を用い、常法により
厚さ12μのポリエステルフイルム上に厚さ200μ
に花柄抜き模様を有する感光性樹脂層を成形し
た。ついで感光性樹脂層表面にローラーにより漆
を塗布した。この上から、あらかじめ漆をうすく
塗布した厚さ60μ、目開き30メツシユの紗を張り
ながら重ね、上から平面性を有する厚紙を重ねて
押え、密着させた。これを一夜放置し漆を乾燥さ
せた。漆の乾燥後、感光性樹脂層裏面のポリエス
テルフイルムを剥離した。かくして感光性樹脂層
図柄部、漆層部、紗が一体化された型が得られ
た。
この型は、のり置き操作に対するこしも充分
で、型紙に近い感触を有していた、又この型を用
いて布帛への捺染テストを行つたところ、湿潤状
態で型の密着性、強度が良好であり、原因に忠実
な厚手捺染ができた。又、繰返しののりのスケー
ジに対しても型の破損、変形なく用いうるもので
あつた。
実施例 ２
実施例１において漆をカシユー塗料にかえて型
の作製を行つた。この型を用いて捺染テストを行
つたところ、こし、密着性、強度が良好であり原
図に忠実な厚手捺染ができた。又くりかえしの使
用に対しても型の破損、変形なく実用に充分な耐
久性を有していた。
実施例 ３
ナイロンCM―4000（東レ製）10部、Ｎ，N′―
メチレンビスアクリルアミド２部、ベンゾフエノ
ン0.5部、ハイドロキノンモノメチルエーテル
0.02部をメタノール50部に溶解、均一混合後、メ
タノールを蒸発し、得られた組成物塊を100μの
ポリエステルフイルム上でプレス成形し厚さ300
μのシートを得た。
このシートを用い、光成形により花柄の抜き模
様を成形した。この抜き模様を有するシートに実
施例１と同様の方法で、漆塗布厚さ60μ、目開き
30メツシユの紗を密着させた。得られた型を用い
て捺染テストを行つたところ、こし、密着性、強
度が良好であり原図に忠実な厚手捺染ができた。
又、くりかえしの使用に対しても型の破損、変
形なく実用に充分な耐久性を有していた。Compounds represented by the formula (R, R' are H or CH 3 , n is an integer of 1 to 10), glycerin monoacrylate, glycerin monomethacrylate, glycerin diacrylate, glycerin dimethacrylate, pentaerythritol diacrylate, Acrylate or methacrylate derivatives of polyhydric alcohols such as pentaerythritol dimethacrylate, pentaerythritol triacrylate, and pentaerythritol trimethacrylate; α,β-unsaturated carboxylic acid amide derivatives such as acrylamide, methacrylamide, methylolacrylamide; Examples include amino group-containing alkyl (meth)acrylates and epoxy (meth)acrylates such as vinylpyrrolidone, dimethylaminomethyl acrylate, dimethylaminothyl methacrylate, diethylaminoethyl acrylate, and diethylaminoethyl methacrylate. These are used in appropriate combinations. It can also be combined with various polymers. As the polymer, those having photoreactivity are particularly preferred. Examples of photoreactive polymers include unsaturated polyesters, unsaturated polyurethanes, and unsaturated polyamides. When using a photoreactive compound that does not contain a hydrophilic group, a compound that has a hydrophilic group is used as a compound to be blended as a filler reinforcing agent. Filling reinforcing agents having such hydrophilic groups include, for example, addition polymers of polyvinyl alcohol, polyacrylamide, polyacrylic acid, polyvinylpyrrolidone, polyvinyl methyl ether, polystyrene sulfonic acid and copolymers thereof, and glycol components. Unsaturated polyester using polyethylene glycol, condensation polymers such as saturated or unsaturated polyamide, cellulose derivatives,
Examples include pullulan and derivatives thereof, natural products such as alginic acid, and derivatives thereof. Among these, photosensitive resin compositions containing unsaturated polyester and hydroxyl group-containing alkyl acrylate or methacrylate derivatives as main components have excellent adhesion to lacquer or lacquer paints, and provide a flexible cured product, so they are particularly useful as template substitutes. Are better. Photoforming is a well-known method in which an image is formed by development such as solvent elution after exposure, taking advantage of the property of a photosensitive resin that its solubility changes with exposure to non-exposed areas. In the case of a solid sheet photosensitive resin, it is used as it is; in the case of a liquid photosensitive resin, it is shaped into a sheet and then irradiated with actinic light through a photomask according to the design, making it insolubilized or hardened by photopolymerization or photocrosslinking reaction. After that, by developing it with a solvent, a design part with a punched pattern can be produced. The light source is selected in consideration of the wavelength range to which the photosensitive resin is sensitive, and usually an ultraviolet light source is used. High-pressure mercury lamps and ultraviolet fluorescent lamps are used. The thickness of the sheet must be such that light can pass through it sufficiently and it can be handled, and for practical purposes, it is preferably 5 mm or less and 0.01 mm or more. Among them, 1 mm or less and 0.05 mm or more are easier to handle. The minimum line width of the photomask is selected depending on the thickness of the sheet and the resolution of the photosensitive resin, but it must be wide enough to form a punched pattern. If the sheet thickness is 1 mm or less, it is best to set it at about half the thickness. In the present invention, lacquer or cashew paint is used as the paint for the coating adhesive area. Lacquer or cashew paint is
It has extremely excellent water resistance, chemical resistance, and durability. When coated with photosensitive resin on a photo-molded pattern, the interaction between the two improves water resistance, physical strength, dyeing durability, dimensional stability, etc. can be significantly improved. Among them, lacquer is outstandingly good. When a photosensitive resin containing a hydrophilic group is used, the coating adhesion of lacquer or cashew paint is particularly good, and especially in the case of lacquer, the curability is also excellent. In addition, the cured coating film of lacquer or cashew paint is blackish brown and can prevent photodegradation and photoalteration of the photosensitive resin. Moreover, lacquer mata cashew paint can be easily applied with a roller to create a bonded area. A good screen material for the reinforcement part is gauze, which can be made of silk, polyester, nylon,
Stainless steel etc. are used. A metal screen may be used depending on the purpose. The opening of the screen material is from 10 mesh to 500 mesh.
A mesh level is appropriate. In the case of the present invention, since a strong thick film can be easily obtained, it is also advantageous that gauze with a fine fiber diameter and coarse mesh can be used and an advantageous structure can be obtained as a dyeing mold. Various processes can be considered for creating the new dyeing mold of the present invention, but the following method is advantageous. First, a flat sheet with cutout patterns is created using photosensitive resin as the main raw material using a photoforming method. At that time, if it is made on a releasable plane, the subsequent steps will be easier. Then apply paint to one side. Apply an appropriate amount using a roller, etc. Be careful not to use too much as it will block the punched pattern. Spread and adhere the screen material on top of the paint before it hardens.
At this time, it is best to press with a roller or with a releasable flat surface. Even better results can be obtained if the screen material is also coated with paint in advance, or if the screen material is expanded and then coated with paint. The features of the new dyeing type of the present invention can be summarized as follows. It is hydrophilic, water-wettable, and water-resistant. It has extremely low wet elongation, excellent dimensional stability, no blisters or wrinkles in wet conditions, and fits snugly to the ground. It has great strength in wet conditions and has higher dyeing durability than paper patterns. When used as a pattern substitute, the lacquer gauze process can be used as is, reducing equipment investment and lowering production costs. When used for purposes other than as a pattern substitute, the hardness and flexibility can be optimized by changing the photosensitive resin composition. The dyeing mold of the present invention having the above-mentioned features can not only be used as a dyeing mold in place of paper patterns, but also can be applied to various uses by taking advantage of its features as a general textile printing mold or screen printing mold. . Next, the present invention will be specifically explained with reference to Examples, but the present invention is of course not limited to these Examples. Example 1 60 parts of unsaturated polyester obtained by condensation reaction of maleic anhydride, isophthalic acid, and triethylene glycol in a molar ratio of 2:1:3, 40 parts of 2-hydroxyethyl methacrylate, 1 part of benzoin isobutyl ether, 2, A photosensitive resin composition was prepared by mixing and dissolving 0.1 part of 6-di-t-butyl-p-cresol. Using this photosensitive resin, a 200μ thick film was coated on a 12μ thick polyester film using a conventional method.
A photosensitive resin layer having a floral cut-out pattern was molded on. Then, lacquer was applied to the surface of the photosensitive resin layer using a roller. On top of this, a piece of gauze with a thickness of 60 μm and a mesh size of 30 mesh, which had been lightly coated with lacquer, was layered, and a piece of planar cardboard was layered on top and pressed down to make it stick. This was left overnight to dry the lacquer. After drying the lacquer, the polyester film on the back side of the photosensitive resin layer was peeled off. In this way, a mold was obtained in which the photosensitive resin layer pattern part, the lacquer layer part, and the gauze were integrated. This mold had sufficient stiffness for the glue placement operation and had a feel similar to a paper pattern.Also, when we conducted a printing test on fabric using this mold, it showed good adhesion and strength in wet conditions. As a result, we were able to create thick textiles that are true to the cause. In addition, the mold could be used for repeated glue skating without damage or deformation of the mold. Example 2 A mold was prepared in Example 1 except that lacquer was replaced with cashew paint. When we conducted a printing test using this mold, we were able to achieve thick printing that was faithful to the original design, with good elasticity, adhesion, and strength. Moreover, even after repeated use, the mold did not suffer from damage or deformation and had sufficient durability for practical use. Example 3 Nylon CM-4000 (manufactured by Toray) 10 parts, N, N'-
2 parts methylene bisacrylamide, 0.5 part benzophenone, hydroquinone monomethyl ether
Dissolve 0.02 parts in 50 parts of methanol, mix uniformly, evaporate the methanol, and press-form the resulting composition mass onto a 100 μm polyester film to a thickness of 300 μm.
A sheet of μ was obtained. Using this sheet, a cutout pattern of a floral pattern was formed by photoforming. Lacquer was applied to the sheet having the punched pattern in the same manner as in Example 1, with a thickness of 60 μm and apertures.
30 mesh gauze was attached. When a printing test was conducted using the obtained mold, thick printing faithful to the original pattern was achieved with good strain, adhesion, and strength. Moreover, even after repeated use, the mold was not damaged or deformed and had sufficient durability for practical use.