JPS6260906A - 熱併給発電設備の抽気及び背気圧力制御方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の属する技術分野〕 本発明は、ボイラからの蒸気を蒸気タービンに通流させ
、該タービンの抽気と背気とのいずれか一方、または双
方を圧力を制御して外部に供給する蒸気タービンの抽気
および背気圧力制御方法に関する。

〔従来技術とその問題点〕

プロセス工業において、蒸気タービンに発電機を結合し
、ボイラから蒸気を直接プロセスに供給する代りに、ま
ず蒸気タービンに蒸気を送入して発電機を回し発電とい
う仕事をさせるとともに蒸気タービンの抽気または背気
をプロセスに供給しロセスにより圧力を一定にする必要
がある場合は蒸気タービンの入口に設けられた調速機と
連動する蒸気加減弁により圧力制御が行なわれる。この
圧力制御はプロセスの蒸気圧力を検出して蒸気加減弁の
開閉を制御して行なわれる。

なお蒸気を供給するプロセスが複数の場合、例えば２プ
ロセスの場合は抽気と背気とが上記の蒸気加減弁と蒸気
タービンの入口と出口との間に設けられた低圧蒸気加減
弁とによりそれぞれ圧力制御が行なわれる。

一般に蒸気タービンは上記のような圧力制御される蒸気
をプロセスに供給する他ｌこ抽気や背気を冷却媒体が通
流する熱交換器に供給して蒸気を効上昇させて外部に供
給するとともに、蒸気は冷却。

凝縮してドレン水となり、給水加熱器の底部に滞留して
外部に排出される。

このような構成において、ボイラから供給される蒸気量
は蒸気タービンの入口にある蒸気加減弁が全開の時最大
となる。したがってプロセスが要求する蒸気量が前記蒸
気加減弁が全開しても不足する時にはボイラ出口から蒸
気タービンをバイパスしてプロセスに接続する蒸気変換
弁のようなバイパス弁を備えた管路により、バイパス弁
の開度を調節して通流する蒸気を蒸気タービンからの蒸
気に付加してプロセスに供給している。

しかしながら、プロセス要求量が所定値を越え文なされ
た場合ボイラの蒸発量は定格蒸発量等により制限される
ので、いくらパイ−バス弁を開にしてもプロセスの蒸気
量増加の要求に応じられないという問題がある。

〔発明の目的〕

本発明は上述のような点に鑑みなされたもので。

熱供給発電設備における抽気及び背気流通系におこる、
プロセスからの要求蒸気量が所定値以上の場合に対応す
るための抽気及び背気圧力制御方法に関する。

〔発明の要旨〕

上記の目的は、本発明によれば、熱交換器とタービンの
抽気口又は背気口とを連通する管路の途中に絞り機構を
設け、該絞り機構を制御することによって前記熱交換器
での消費量を押え、プロセスへ振りむける蒸気量を増加
させて、プロ世スの必要とする増加蒸気量の圧力制御が
できるようにすることにより達成される。

〔発明の実施例〕

以下図面に基づいて本発明の実施例について説明する。

第り図は本発明の実施例による蒸気タービンの背気圧力
制御方法を示す系統図である。第１図においてボイラ１
からの蒸気は管路１１を流れて蒸気タービン２の入口に
設けられた調速機に連動する蒸気加減弁３を経て蒸気タ
ービン２に送入され、タービン車軸を回転させてタービ
ン車軸に結合される発電機４から電気を取出している。

から冷却媒体としての水が例えばボイラ等の給水が流れ
ている。したがって管路１２から流入した抽気は伝熱管
５ａで給水と熱交換され、給水は温度が上昇して管路１
４を経て外部に供給される。一方抽気は給水加熱器で冷
却、凝縮してドレン水となり、給水加熱器内で停留して
水位を形成する。この水位は水位制御器７を介して水位
調節、弁６の弁開度により側脚され、通常の水位Ｌ１に
なるようにドレン水が管路１５を経て排出される。

弁３の弁開度を調整して制御される。

蒸気変換弁のようなバイパス弁１０を設け、蒸気ター−
ビン停止時や起動時等に蒸気圧力や温度を制御してプロ
セス８に蒸気を供給できるようｌこしている。したがっ
て蒸気タービン２にボイラｌから蒸気が供給されると、
発電機４から電気を取出すとともに給水加熱器５には圧
力制御されない抽気蒸気が管路１２を経て供給される。

そして管路１３を通流する給水を加熱するとともに、自
らは冷却凝縮給される。

ところでプロセス８が必要とする蒸気量が所定値より増
加すれば、当然蒸気加減弁３の開度は全開の方に動いて
ボイラ力１らの送入蒸気量を増加させ、プロセス８に供
給する背気の圧力を制御できるようにする。しかしその
開度が全開になっても、なお蒸気量不足の場合はバイパ
ス弁１０の開度調整により不足分の蒸気を補ってプロセ
スへの蒸気圧力を保つようにしている。

しかしながらボイラの蒸発量は定格蒸発量等により制限
されるので、この蒸発量以内で圧力制御に絞り機構とし
ての流４ａ調節弁加を設け、抽気の♂背気量をこの分だ
け増加させる。したがって六ロセス８が要求する蒸気量
が所定量を超えて増加しても前述の増加した背気の蒸気
量により背気を蒸気加減弁３により圧力制御することが
できる。

第２図は本発明の異なる実施例による抽気を圧力制御す
る方法を示す系統図である。図において蒸気タービン２
の背気を復水器２１に送流している。

減弁３の弁開度の調整により圧力制御される。この場合
においても第１図で説明したように熱交換調節して減少
させることにより、前述と同じ作用によりプロセス８が
必要とする蒸気量が増えても抽気の圧力制御ができる。

第３図は本発明の別の実施例による抽気と背気蒸気の双
方の圧力を制御する方法を示す系統図である。第３図に
おいてプロセス工業の二箇所のプ。

ロセス８，８３にはそれぞれ圧力制御された蒸気を蒸気
タービン２から供給することができるようにしている。

このため蒸気タービン２を扁圧段タービン２ｄと低圧段
タービン２ｅとから構成していてプロセス８に蒸気を供
給するようにしている。

一方プロセス８ａには低圧段タービン２ｅの背気蒸気を
管路５を経て供給するようにしている。

プロセス８に管路讃を経て供給する抽気は管路スに設け
られた圧力制御器Ｉにより圧力を検出して蒸気タービン
２の入口に設けられた蒸気加減弁３ａの弁開度調整によ
り圧力が制御される。一方プロセス８ａに管路５を経て
供給される背気は管路ｎに設けられた低圧段蒸気加減弁
３１を管路δに設けられた圧力制御器諺により圧力を検
出して蒸気加減弁３ａと連動させて弁開度を調整して圧
力制御される。

上記のような抽気および背気の圧力制御においの流量調
節弁間により調節して減少させることにより、前述と同
じ作用によりプロセス８，８ａが必要とする蒸気量が増
加しても抽気の圧力制御を行なうことができる。

なお、上記の実施例では熱交換器に導かれる蒸気を抽気
としている゛が、背圧タービンにおいて抽いても同じ作
用が得られる。また、プロセスへのそれぞれ熱交換器に
前述と同じ構成により導いても、同：じ作用が得られる
。

〔発明の効果〕

以上の説明から明らかなように、本発明によれば蒸気タ
ービンからの抽気口又は背気口と熱交換器と連通ずる管
路の途中に絞り機構を設けて、そ一 の絞り機構を嘲ｌ唖制御することにより、プロセ１１、
； ス供給量が所定値より増加した場合に、絞り機構を操作
し、熱交換器への流入蒸気量を減少させて、要求量の増
加への対応を簡単にすばやく行うことができるのである
。

【図面の簡単な説明】

１ｇ１図は本発明の実施例による蒸気タービンの背気を
圧力制御する方法を示す系統図、第２図は第２図 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 蒸気発生源から供給される蒸気を蒸気タービンへ流通し
   、前記蒸気タービンに結合された発電機で発電するとと
   もに、前記タービンの抽気と背気のいずれか一方、又は
   双方をそれぞれ圧力制御して併設されるプロセスへ供給
   するようにしてなる設備で、前記タービンの抽気と背気
   のいずれか一方又は双方の一部を熱交換器へ導き該熱交
   換器内に滞留するドレン水の水位を所定水位に制御する
   ように構成されている熱供給発電設備において、前記熱
   交換器と前記タービンの抽気口又は背気口とを連通する
   管路の途中に絞り機構を設け該絞り機構を制御すること
   によって、前記プロセスへの蒸気供給量を増加させるよ
   うにしたことを特徴とする熱供給発電設備の抽気及び背
   気圧力制御方法。