JPS625970B2 - - Google Patents
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- JPS625970B2 JPS625970B2 JP16218878A JP16218878A JPS625970B2 JP S625970 B2 JPS625970 B2 JP S625970B2 JP 16218878 A JP16218878 A JP 16218878A JP 16218878 A JP16218878 A JP 16218878A JP S625970 B2 JPS625970 B2 JP S625970B2
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- Japan
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- casting
- platinum
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- castability
- mechanical strength
- Prior art date
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Description
本発明は、ロストワツクス法による遠心精密鋳
造あるいは加圧精密鋳造によつて作られる指輪，
ブローチ，カフスボタン，時計枠等の鋳造用材料
として使用する白金合金の改良に関するものであ
る。 従来、ロストワツクス法による遠心精密鋳造あ
るいは加圧精密鋳造によつて作られる指輪，ブロ
ーチ，カフスボタン，時計枠等の鋳造用材料とし
ては、白金−パラジウム合金が多用され、その他
白金―パラジウム―銅合金が使用されている。 然し乍ら、前者の白金―パラジウム合金は、機
械的強さ特に硬さが低い為、鋳造後の研摩中にす
り傷，押傷が付き易く且つ金属光沢が出にくく、
また完成品として使用している場合も傷が付き易
く、さらに宝石付指輪の場合、宝石を止めている
部分がゆるんで宝石が脱落するという欠点があつ
た。 また、後者の白金―パラジウム―銅合金は、機
械的強さの面ではある程度満足できるが、鋳造時
に鋳型と反応する為、細かい模様が現われず、不
鮮明になり、しかも酸素濃度を抑制できない為鋳
巣が生じるという欠点があつた。 本発明は上記欠点を解消せんが為になされたも
のであり、機械的強さ及び鋳造性に優れた装飾品
鋳造用白金合金を提供せんとするものである。 本発明による装飾品鋳造用白金合金の１つは、
コバルト５〜15w／ｏ、残部白金より成るもので
あり、他の１つはコバルト５〜15w／ｏ、イツト
リウム0.01〜3w／ｏ、残部白金より成るもので
ある。 本発明による装飾品鋳造用白金合金に於いて、
白金にコバルトを添加した理由は、機械的強さを
向上させ、鋳造時に鋳型と反応させず且つ酸素濃
度を抑制して鋳造性を向上させる為であり、その
添加量を５〜15w／ｏと限定した理由は、5w／
ｏ未満では鋳造状態で使用するには機械的強さが
不十分であり、15w／ｏを超えると鋳造性が低下
するからである。 またイツトリウムを添加したのは、更に鋳造性
を向上させ、また結晶粒を微細化して一層機械的
強さを向上させる為であり、その添加量が
0.01w／ｏ未満では鋳造性の改善が殆んどなく、
3w／ｏを超えるとそれ以上添加しても鋳造性が
向上しないからである。 以下本発明による装飾品鋳造用白金合金の効果
を明瞭ならしめる為に実施例及び従来例について
述べる。 下表の左欄に示す成分組成の実施例No.１〜No.４
の装飾品鋳造用白金合金と、従来例No.５〜No.６の
装飾品鋳造用白金合金指輪形状にロストワツクス
法による遠心精密鋳造後、硬さ，0.1％の塑性ひ
ずみを残留させる耐力試験を行い、また鋳型の細
かい模様の再現度合を調査したところ、下表の右
欄に示すような結果を得た。
造あるいは加圧精密鋳造によつて作られる指輪，
ブローチ，カフスボタン，時計枠等の鋳造用材料
として使用する白金合金の改良に関するものであ
る。 従来、ロストワツクス法による遠心精密鋳造あ
るいは加圧精密鋳造によつて作られる指輪，ブロ
ーチ，カフスボタン，時計枠等の鋳造用材料とし
ては、白金−パラジウム合金が多用され、その他
白金―パラジウム―銅合金が使用されている。 然し乍ら、前者の白金―パラジウム合金は、機
械的強さ特に硬さが低い為、鋳造後の研摩中にす
り傷，押傷が付き易く且つ金属光沢が出にくく、
また完成品として使用している場合も傷が付き易
く、さらに宝石付指輪の場合、宝石を止めている
部分がゆるんで宝石が脱落するという欠点があつ
た。 また、後者の白金―パラジウム―銅合金は、機
械的強さの面ではある程度満足できるが、鋳造時
に鋳型と反応する為、細かい模様が現われず、不
鮮明になり、しかも酸素濃度を抑制できない為鋳
巣が生じるという欠点があつた。 本発明は上記欠点を解消せんが為になされたも
のであり、機械的強さ及び鋳造性に優れた装飾品
鋳造用白金合金を提供せんとするものである。 本発明による装飾品鋳造用白金合金の１つは、
コバルト５〜15w／ｏ、残部白金より成るもので
あり、他の１つはコバルト５〜15w／ｏ、イツト
リウム0.01〜3w／ｏ、残部白金より成るもので
ある。 本発明による装飾品鋳造用白金合金に於いて、
白金にコバルトを添加した理由は、機械的強さを
向上させ、鋳造時に鋳型と反応させず且つ酸素濃
度を抑制して鋳造性を向上させる為であり、その
添加量を５〜15w／ｏと限定した理由は、5w／
ｏ未満では鋳造状態で使用するには機械的強さが
不十分であり、15w／ｏを超えると鋳造性が低下
するからである。 またイツトリウムを添加したのは、更に鋳造性
を向上させ、また結晶粒を微細化して一層機械的
強さを向上させる為であり、その添加量が
0.01w／ｏ未満では鋳造性の改善が殆んどなく、
3w／ｏを超えるとそれ以上添加しても鋳造性が
向上しないからである。 以下本発明による装飾品鋳造用白金合金の効果
を明瞭ならしめる為に実施例及び従来例について
述べる。 下表の左欄に示す成分組成の実施例No.１〜No.４
の装飾品鋳造用白金合金と、従来例No.５〜No.６の
装飾品鋳造用白金合金指輪形状にロストワツクス
法による遠心精密鋳造後、硬さ，0.1％の塑性ひ
ずみを残留させる耐力試験を行い、また鋳型の細
かい模様の再現度合を調査したところ、下表の右
欄に示すような結果を得た。
【表】
上記表で明らかなように本発明による装飾品鋳
造用白金合金は、従来の装飾品鋳造用白金合金に
比し鋳造後の硬さ，耐力に優れ、また鋳造した際
の鋳型の細かい模様の再現度合も極めて優れてい
ることが判る。 以上詳記した通り本発明の装飾品鋳造用白金合
金は、機械的強さ，鋳造性が極めて優れているの
で、従来の装飾品鋳造用白金合金にとつて代わる
ことのできる画期的なものと言える。
造用白金合金は、従来の装飾品鋳造用白金合金に
比し鋳造後の硬さ，耐力に優れ、また鋳造した際
の鋳型の細かい模様の再現度合も極めて優れてい
ることが判る。 以上詳記した通り本発明の装飾品鋳造用白金合
金は、機械的強さ，鋳造性が極めて優れているの
で、従来の装飾品鋳造用白金合金にとつて代わる
ことのできる画期的なものと言える。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ コバルト５〜15w／ｏ、残部白金より成る装
飾品鋳造用白金合金。 ２ コバルト５〜15w／ｏ、イツトリウム0.01〜
3w／ｏ、残部白金より成る装飾品鋳造用白金合
金。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16218878A JPS5589448A (en) | 1978-12-25 | 1978-12-25 | Castable platinum alloy for decorative article |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16218878A JPS5589448A (en) | 1978-12-25 | 1978-12-25 | Castable platinum alloy for decorative article |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5589448A JPS5589448A (en) | 1980-07-07 |
| JPS625970B2 true JPS625970B2 (ja) | 1987-02-07 |
Family
ID=15749669
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16218878A Granted JPS5589448A (en) | 1978-12-25 | 1978-12-25 | Castable platinum alloy for decorative article |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5589448A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59150039A (ja) * | 1983-02-16 | 1984-08-28 | Tanaka Kikinzoku Kogyo Kk | 装飾品用白金合金 |
| JPS6134138A (ja) * | 1984-07-25 | 1986-02-18 | Tanaka Kikinzoku Kogyo Kk | 装飾品用白金合金 |
-
1978
- 1978-12-25 JP JP16218878A patent/JPS5589448A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5589448A (en) | 1980-07-07 |
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