JPS625893Y2 - - Google Patents

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JPS625893Y2
JPS625893Y2 JP5253582U JP5253582U JPS625893Y2 JP S625893 Y2 JPS625893 Y2 JP S625893Y2 JP 5253582 U JP5253582 U JP 5253582U JP 5253582 U JP5253582 U JP 5253582U JP S625893 Y2 JPS625893 Y2 JP S625893Y2
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JP
Japan
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piston
ignition
housing
guide
cartridge
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JP5253582U
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  • Portable Nailing Machines And Staplers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はハンマー作動火薬点火式締付機に係
る。火薬点火式締付機はコンクリート及びその他
の材料中ヘフアスナやスタツドを打込む為に使用
される。こうした締付機には従来より高速と低速
との2つのタイプがある。低速の締付機はピスト
ンを有し、該ピストンは、点火されたカートリツ
ジの爆発力により作動してスタツドを、加工材料
即ちスタツドが打込まれるべき材料中へ打込む。
高速締付機はピストンを含まず、スタツドがカー
トリツジの爆発力により直接的に打込まれる。
低速締付機には数種がある。その1つには米国
特許第3066302号に記載されているピストンガイ
ドの後端部又は後尾部の点火位置にピストンをリ
セツトする手段を含むものがある。これはばね留
め式点火ピンを引き外す為のトリガと掛金とを使
用しているピストル型の締付機である。締付機の
銃口端を加工材料に押し当て、ハウジング内でピ
ストンガイドを後方へ移動させて、ばねを圧縮さ
せることにより、点火ピンがコツクされる。
ピストル型抵速締付機は、よく出廻つているが
構造が比較的複雑で高価である。この為、ハンマ
ー作動式の締付機が提案されてきた。ハンマー作
動式締付機は従来より、銃口端を加工材料に押し
当てハンマーで締付機の後端部を打つてカートリ
ツジを点火することにより作動される。この締付
機はトリガ・掛金機構を必要とせず、ピストル型
締付機より廉価である。しかし、ハンマー作動式
締付機は比較的単純であるが故の欠点を有する。
例えば、ハンマー作動式締付機は不注意から生じ
る自然点火の可能性がある。即ち、この締付機で
は、もしこの締付機を後端部を下方にして落とし
たらカートリツジが点火される可能性がある。
又、この締付機の装薬及び火薬抜取りはピストル
型締付機の場合より一般的に困難である。ハンマ
ー作動式締付機の1つは米国特許第2768375号に
記載されているが、これは高速締付機である。
我々の知る限りでは市販の低速ハンマー作動火薬
点火式締付機は1つだけであり、上記の欠点を有
している。
本考案は前記諸点に鑑みなされたものであり、
その目的とするところはは廉価で安全且つ操作の
容易な低速ハンマー作動火薬点火式締付機を提供
することにある。
前記目的は、本考案によれば、前端部及び後端
部を有し、上面に開口部を有する管状のハウジン
グと、ハウジングの前端部より伸延する前端銃口
部及び後尾部を有し、後退した点火準備位置と延
長位置との間で移動可能なようにハウジング内に
収容された管状のピストンガイドと、ピストンガ
イドの後尾部に挿入され、点火用のカートリツジ
を収容すべく、ピストンガイドの長手方向の軸線
に沿う方向の軸線を有する中心ボアを備えたカー
トリツジホルダと、ピストンガイドの後尾部に隣
接する後方位置と後方位置から前方へ間隔をおい
た前方位置との間でピストンガイド内を移動可能
であるピストンと、ピストンガイドが延長位置を
越えて運動することを阻止すべくハウジングから
内方に延びており、ピストンガイド内でピストン
を後方位置に移動すべくピストンガイドが前記後
退位置から前記延長位置に移動されるときにピス
トンと係合可能なストツプ手段と、カートリツジ
を点火すべくハウジングの後端に取り付けられて
いる点火手段と、ハウジング上に取付けられ、ハ
ウジング後端より後方かつ外方に伸長している保
護囲い板とからなり、前記ピストンは、カートリ
ツジの点火前のピストンの移動を摩擦的保持力で
規制すべく、ピストンの後端部に設けられた摩擦
手段と、使用済のカートリツジをハウジングの内
部に取り外すべくピストンガイドを前記延長位置
まで移動したとき、後端が前記ハウジングの開口
部の下方に位置する前記中心ボアの中に進入す
る、前記摩擦手段の後端に設けられたエゼクタピ
ンとを有するハンマー作動火薬点火式締付機によ
つて達成される。
本考案締付機は、カートリツジを、ハウジング
に設ける後尾開口部を介してピストンガイドの後
尾部にあるカートリツジ取付手段内に挿入する為
に、ハウジング内でピストンガイドを前進させる
だけで使用済のカートリツジが取り外し可能であ
り、新しいカートリツジを装薬することができ
る。本考案締付機は、ピストンガイドが後方へ逆
もどりしてカートリツジを点火手段に隣接させた
時に点火準備終了となる。好ましい具体例では、
点火手段は、カートリツジから離れる方向にスプ
リングの押圧力がかかつているボルトを含み、ボ
ルトの後端が、自然点火を阻止し且つオペレータ
が誤つてハンマーの打撃を手に受けることを防止
するために前記保護囲い板で包囲されている。ボ
ルトに付設のナツトは所望のスプリング力を予め
セツトすべくボルト上に螺合される。当該締付機
はスプリング力を充分に上まわり、ボルトをカー
トリツジに押し当て得るに充分な力でボルトを打
込むことにより点火される。カートリツジの爆発
力はピストンガイド内でピストンを前進させる。
ハウジング内でピストンガイドを前進させること
により、ピストンはピストンガイドの後尾部へ返
され前記第1位置に配置される。ピストンの前進
運動は、ハウジング内のストツプ手段により阻止
されるように、該ストツプ手段が前記スロツトを
介してピストンガイド内に伸びている。ピストン
の後端部には、カートリツジエゼクタピンが一体
的に設けられ得、該ピンはピストンがリセツトさ
れるとカートリツジ取付手段から使用済カートリ
ツジをエゼクトさせ、カートリツジが、ハウジン
グに設けられる後尾開口部を介してハウジングか
ら落下自在となる。ピストンに設けられた前記摩
擦手段は、ピストンを点火準備終了位置に維持す
るために、ピストンガイドの内表面上の前記環状
凹部のシヨルダに係合可能であり、この環状凹部
内に前記摩擦手段がある際、新しいカートリツジ
を挿入するためにカートリツジのエゼクト位置よ
りピストンを僅かに前進させることが可能とな
る。
本考案の好ましい具体例を以下添付図を参照し
て説明する。
第1図〜第3図を参照すると、符号10でハン
マー作動火薬点火式締付機(くぎ打込機)が示さ
れている。該締付機10は前端部及び後端部を有
する外側の円筒管状ハウジング11と、ハウジン
グ11内で往復動自在の円筒管状ピストンガイド
12と、ピストンガイド12内で往復動自在のピ
ストン13とを含む。フランジ付握りハンドル1
4が締付機10の後端部に固定されており、締付
機10は、片手でハンドル14を握り、銃口又は
前端部15を加工材料16に押し当てることによ
つて作動される。図中、加工材料16は一片の材
木であり、締付機の銃口端内に取付けられたくぎ
又はスタツド18が打ち込まれることによりコン
クリート支持体17上に固定されるべきものであ
る。締付機の後端部にある点火手段の点火ピン1
9をハンマーで叩くと、点火ピン19がカートリ
ツジを点火するのに充分な力で火薬カートリツジ
20に撃ち当てられる。カートリツジの爆発力は
ピストン13を前方へ推進してスタツド18を駆
動し、スタツド18は第2図に示される通り加工
材料16中へ打ち込まれる。
ピストンガイド12はハウジング11内でスラ
イドする円筒状金属管即ちガイド管22と前端銃
口管23とを含み、該銃口管23はより小さい口
径を有し、管22内に挿入されて溶接部24など
により、あるいはねじなどのような別の機械的係
合により管22の先端に固定されている。カート
リツジ取付手段としての円筒状カートリツジホル
ダー25は通常ガイド管22の後尾部に装着され
ており、カートリツジ20を受容する為の内孔と
しての中心ボア26(第6図)を有する。中心ボ
ア26は、ピストンガイド12の長手方向の軸線
に沿う方向の軸線を有する。カートリツジホルダ
ー25は、ガイド管22内に密着的に受容される
べき外径を有した内側部27と、ガイド管22の
外径とほぼ等しい外径を有した外側部28とを有
する。図中、ホルダー25は溶接部29又は他の
機械的係合により管22に固定されている。カー
トリツジホルダー25のボア26は、カートリツ
ジの3つの異なるサイズの部分と適合させるべく
3つの異なる直径を有する部分を含む。ボア26
はリム部分30と、僅かに小さい直径を有する中
央部31と、さらに小さい直径を有しフレア状前
端部33と合体する前部32を含む。
ピストン13は硬化金属により一体的に形成さ
れ、ピストンガイド12の銃口部23の内径と実
質的に等しい直径を有する延伸前部35と、円錐
台部36と、前部35より僅かに大きい直径を有
する後部37とを含む。一対の軸方向に間隔を置
いたガイドリング38,39は後部37から放射
方向外側に伸延し、ガイド管22の内径と実質的
に等しい外径を有する。
後方のリング39は前方のリング38より僅か
に大きい軸方向の寸法を有し、リング39上に、
摩擦手段としての弾性割りリング41を受容する
環状グルーブ40が形成されている。リング41
はガイド管22の内径より大きい外径を有し、リ
ング41とピストン13とがガイド管22内に位
置する時、リング41は管22の内表面により僅
かに圧縮される。割りリング41の互に離れた両
端はこの圧縮を調整すべく互に近づく方向に運動
する。後述するが、このリング41はピストン1
3を点火準備終了位置に維持する為にガイド管2
2の内表面の壁に摩擦的保持力を及ぼす。
ストツプ手段としてのストツプ部材43は外側
のハウジング11の前端部にある環状凹部44内
に位置し、一対の互いに離れて内側に折れた端部
45(第7図を参照)を含み、該端部45はピス
トンガイド12のガイド管22内の細長く軸方向
に伸延したスロツト46(第3図,第4図参照)
を介して半径方向内側に伸延している。ストツプ
部材43の内側に折れた端部45はスロツト46
を介してピストン13の前方のリング38の前シ
ヨルダと係合し得るに充分な長さを有している。
ストツプ部材43が位置している環状凹部44
は、ハウジング11内でのピストンガイド12の
軸方向運動に対して、ストツプ部材43を保持
し、内側に折れた端部45はピストン13のリン
グ38がストツプ部材43を越えて前進運動する
ことを阻止する。ハウジング11はストツプ部材
43の両端部45の間の戻り止としての押込み1
1aに於いて内方にくぼんでおり、この押込み1
1aにより、ストツプ部材43とハウジング11
内のピストンガイド12との回転が防止される。
ピストン13とピストンガイド12とはその後
退位置、即ち点火準備終了位置が第1図で示され
ている。
この位置では、ピストンガイドはハウジング内
で符号47で示される点火手段としての点火機構
の前まで後退し、ピストン13はピストンガイド
12内でピストン13の後方のリング39がカー
トリツジホルダー25に隣接するように後退す
る。第2図では締付機の点火後の状態が示されて
いる。ピストンガイド12は後退位置に残るが、
ピストン13はカートリツジによりピストンガイ
ドの後尾部に隣接する後方位置から該後方位置か
ら前方へ間隔をおいた前方位置へ駆動され、スタ
ツド18を加工材料中へ打込む。この後、ピスト
ンガイド12をハウジング11内で後退位置から
延長位置に前進させることにより、ピストン13
をピストンガイド12内で第1位置へと設定し得
る。この作業は、締付機10をハンドル14で支
えておいてピストンガイドの銃口部23を握るこ
とにより、あるいは前端部15を手首で軽打する
ことにより行なわれる。ハウジング11内でピス
トンガイド12が前進するにつれ、ピストン13
上の割りリング41により生じる摩擦力に抗して
ピストン13とピストンガイド12とは共に、ピ
ストン上の前方のリング38がストツプ部材43
の内側へ折れた端部45と係合するまで運動す
る。ハウジング11に対するピストン13の連続
的前進運動が阻止された後、ピストンガイド12
の連続的前進運動がピストンガイド12の後端部
にあるカートリツジホルダー25をピストンの方
向へ接近させる。ピストン13の後端部には、後
方に伸延したエゼクタピン48(第2図)が装着
されており、カートリツジホルダー25がピスト
ンの後端部に接近すると、エゼクタピン48がカ
ートリツジホルダー25の中心ボア26中へ進入
して第3図に示されるように使用済カートリツジ
をエゼクトさせる。ハウジング11は後尾開口部
49(第5図も参照)を有し、該後尾開口部49
は、締付機が第1図の点火準備終了位置にある時
にピストンガイド12により閉鎖され、ピストン
ガイド12が第3図の延長位置にある時にカート
リツジホルダー25の後端部又は後尾部を露出さ
せる。使用済のエゼクトされたカートリツジ20
は後尾開口部49を介して締付機の外へ落下自在
となる。
ピストンガイドが第3図の位置にある時、カー
トリツジ20の後尾開口部49を介してカートリ
ツジホルダー中へ挿入することにより、締付機は
新しいカートリツジ20で再装薬されることが可
能となる。ホルダー25内にカートリツジが挿入
される際、カートリツジ20の前端部はピストン
上のエゼクタピン48を押し、カートリツジのリ
ムが中心ボア26のリム部分30内に嵌め込まれ
るまでエゼクタピン48を前進させる。カートリ
ツジホルダー25の前端部に隣接するガイド管2
2の内表面上の拡径された環状凹部51(第6
図)により、カートリツジ20の先端部が潰され
る可能性を最少にするように、ピストンの比較的
自由な前進運動が可能となる。この凹部51はピ
ストン13に支持された割りリング41にかかる
圧縮力を減少させ、割りリング41により及ぼさ
れる摩擦的保持力を減少させる。凹部51の前端
部は半径方向内側に伸延するシヨルダ52を提供
し、該シヨルダ52は、カートリツジ20が挿入
された後、割りリング41と係合してピストン1
3を第1図の点火準備終了位置に維持する。この
ようにシヨルダ52は締付機に誤つてハンマー打
撃を与えることによりピストンが点火準備終了位
置から外れる可能性を最少にする。しかし、カー
トリツジ20が正しい打撃により点火される場合
は、割りリング41により及ぼされる摩擦的保持
力はカートリツジの爆発力により容易に克服され
る。
点火機構47は、点火ピンガイドとしての通常
円筒状のガイド管53内で軸方向にスライド運動
可能に取付けられた細長状の点火ピン19を含
む。図示された点火ピン19はヘツド54と、ナ
ツト56を受容するねじ付端部を有するシヤンク
55とを含むボルトである。ガイド管53内部で
ボルト上に装着されたコイルスプリング57によ
り、ボルトにはカートリツジホルダー25から離
れる方向である後方にスプリング57の押圧力が
かけられている。
第6図から最もよくわかる通り、ガイド管53
は、ハウジング11の外径と実質的に等しい外径
を有する中央部58と、中央部58より小さい外
径を有し、外側にねじを有した前端部59と、中
央部58より小さい外径を有した後方端部60と
を含む。ねじ付前端部59はハウジング11の後
方端部上の内側ねじに螺合している。しかしなが
ら部材間の機械的係合はねじには限定されない。
点火ピン19はボアを介してガイド管53内に
伸延し、該ボアはコイルスプリング57を収容し
得るサイズを有する後ボア61と、後ボア61よ
り小さい直径を有する中央ボア62と、前部スト
ツプとしてのストツプシヨルダ64を提供すべ
く、放射方向に拡径された前ボア63とを含む。
ボルトのヘツド54はボルトの後進運動を阻止す
べくシヨルダ64に係合し、スプリング57はナ
ツト56と、後ボア61及び中央ボア62間の後
部ストツプとしてのシヨルダ65との間で圧縮さ
れる。ナツト56はカートリツジの自然点火の可
能性を最小にする為の所望の力を予めセツトする
為にスプリングを圧縮すべくボルト上に螺合され
る。
円筒状スペーサスリーブ66はボルトのヘツド
54とナツト56との間でボルトのシヤンク15
を包囲し、予めセツトすべきスプリング力を正確
に制御する。スペーサスリーブ66の長さは所望
のスプリング力を予めセツトする為に、スペーサ
スリーブの後方端にまでナツトが締付可能となる
よう選択される。もしより大きい力を所望する場
合は、より短いスペーサスリーブが使用され、よ
り小さい力を所望する場合はより長いスペーサス
リーブが使用される。
別個のボルトとスペーサのような機能を有する
より高価なシヨルダボルトを使用してスプリング
力を予めセツトすることも可能である。
従来のボルトを点火ピンとして使用すれば、点
火ピンのコストが低減され、予めセツトされたス
プリング力を所望の値に調整できる。しかし、他
のロツドのような部材も使用可能である。ボルト
とナツトとを使用すれば2つの便利な戻り止が提
供される。その一方は点火ピンの後進運動を阻止
すべく点火ピンガイドの前部ストツプとしてのシ
ヨルダ64と係合自在であり、他方はスプリング
57と係合自在である。図中、ボルトはボルトの
ヘツド54が前部ストツプとしてのシヨルダ64
と係合し、カートリツジを打撃するように示され
ているが、ボルトを逆にしてナツト56がシヨル
ダ64と係合し、ボルトのシヤンク55の先端が
カートリツジと係合自在となるような配置も可能
である。
コイルスプリング57は通常ボルトのヘツド5
4をガイド管53のシヨルダ64に接触させた状
態に維持する。ガイド管53の前端部59はボル
トのヘツド54を越えて前方に伸延し、自然点火
を防止する為にカートリツジホルダー25をボル
トヘツドから前方に離隔させるように形成されて
いる。ボルトの後端を予めセツトされたスプリン
グ力を上まわるに充分な力で打撃し、ボルトを駆
動して前進させ、カートリツジを点火するに充分
な力で、カートリツジに打ち当てるだけでカート
リツジは点火される。本考案の一具体例に於いて
は、締付機点火に要する衝撃が0.41Kgm
(3ft.1b)となるようにスプリング力乃至予めセ
ツトされた力は設定されている。
ハンドル14は凹凸を有した中央握り部分68
と、外方向にフレアした前部69と、外方向且つ
後方向に伸長した後方部70とを有し、該後方部
70は点火ピンの後端を包囲する保護囲い板とし
ての機能を果たしている。囲い板70は点火ピン
の後方で終端し、締付機を落下させた場合の衝撃
から点火ピンを保護し、ハンマーで誤つて打つた
場合にもオペレータの手を保護する。前部囲い板
はオペレータの手がすべつてハウジング11の尾
部へ入るのを防止し、オペレータが締付機を加工
材料にしつかり押し当てて保持することを可能に
している。ハンドル14はガイド管53とハウジ
ング11との外表面に固着的にあるいは適当な形
で固定し得る。ハンドル14の後端部は、内方向
へ伸延したガイド管53の小さい直径を有する後
方端部60と係合しており、ハンドル14がハウ
ジング11より下方また前方にずれるのを防止し
ている。
第3図と第4図とから最もよく判る通り、ピス
トンガイド12のガイド管22の前端部にはスト
ツプ部材43を収容し得るサイズを有した環状凹
部72が形成されている。カートリツジホルダー
25がピストンガイド12に固定される以前にピ
ストンガイド12の後尾にピストン13を挿入す
ることにより当該締付機10は組立てられる。ス
トツプ部材43が次に凹部72内に配置され、ピ
ストンガイド12とストツプ部材43とをハウジ
ング11の前端部に挿入させるべく、内側に折れ
た端部45の両方を充分に押すことにより、スト
ツプ部材43の直径を減少させることが可能であ
る。点火機構47がハウジングの後端に固定され
る以前に、ピストンガイド12は前記のように挿
入され、ピストンガイド12内の凹部72とハウ
ジング11の前端部の凹部44とが位置合せされ
るように、ハウジング11内でピストンガイド1
2を充分後方に移動させることが可能である。両
凹部が位置合せされると、ストツプ部材43が拡
張して凹部44内におさまる。そしてピストンガ
イド12を前方へ移動させ、ハウジング11の後
端部に点火機構47が螺合され固定される。この
時点で、点火ピン用のガイド管53の前端部59
によつて、凹部44と凹部72とを位置合せし得
るに充分な距離にまでピストンガイド12を後方
移動することが阻止される。ハウジング11内の
押込み11aはピストンガイド12とハウジング
11との相対回転を阻止し且つ爆発するカートリ
ツジから出るガスがピストンガイドの軸方向に伸
延するスロツト46を介して直接後尾開口部49
から排気されることを防止する。
前述の通りカートリツジ20を締付機10に装
填した後、ガイド管22は第3図に示された位置
から後方に移動されて第1図の点火準備終了位置
におかれる。ピストン13上の割りリング41が
ピストンガイド12内の環状凹部51のシヨルダ
52に係合することにより、ピストン13は、ピ
ストンガイド12が後方に移動されるのに応じて
後方へ移動される。スタツド18はピストンガイ
ドの銃口部23内に前端部を介して挿入され、第
1図に示される通りスタツドの先が前端部と同一
面上におかれるまで後方に移動させられる。第1
図に示されるタイプの細長いスタツドは、銃口内
でスタツドの前端部の心合せの為と点火までの間
銃口内でスタツドを摩擦的に維持する為に、従来
の如く、円筒状鳩目又はワツシヤ73を具備して
いる。
尚、本考案は前記具体例に限定されるものでは
なく、本考案の技術的思想を逸脱しない限りに於
いては種々の変形が相当程度可能である。
以上の通り、本考案によれば、実用新案登録請
求の範囲第1項に記載の如き構成を有するため、
ピストンガイドを延長位置に移動させて、ピスト
ンガイド内でピストンを第1位置に移動させ、ピ
ストンをストツプ手段に係合させた状態で、ピス
トンガイドの後尾部のカートリツジホルダ内の使
用済のカートリツジを取り外しその後、新しいカ
ートリツジを後尾開口部を介して中心ボアに容易
に装薬することを可能にし得、ピストンガイドを
前記延長位置から後退した点火準備終了位置へと
移動させれば、ピストン上の摩擦手段の、ピスト
ンガイドの内表面に対する摩擦的係合により、ピ
ストンが第1位置に保持されたまま、カートリツ
ジ取付手段と共にハウジング内の点火手段に近接
した位置に配置され得、ハンマーで点火手段を作
動させれば、カートリツジ取付手段内のカートリ
ツジが点火されて、ピストンが軸方向に前進され
得、スタツド等がコンクリート等に容易に打ち込
まれ得る上に、点火手段用の保護囲11板がハウ
ジングの後端部から後方向かつ外方向に伸長して
いることにより、不注意から生じる自然点火の可
能性がほぼ無くされ得ると共に、ピストンガイド
の内表面上の環状凹部内に、ピストンの後端部に
隣接した前記摩擦手段を係合させておけば、ピス
トンが前記第1位置または点火準備終了位置から
不用意に外れるような可能性もほぼ無くされ得、
締付機の安全性が確保され得、安全で且つ操作の
容易なハンマー作動火薬点火式締付機が提供され
得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による締付機の点火準備終了位
置に於ける縦断面図、第2図は点火後の締付機を
示す第1図と同様の縦断面図、第3図は点火後
に、ピストンをリセツトしカートリツジをエゼク
トさせるべく前進されたピストンガイドを表わし
ている第1図と同様の縦断面図、第4図は第3図
の線4に沿つたピストンガイドの平面図、第5図
は第3図の5−5線に沿つた断面図、第6図は第
2図の締付機の後端部の部分拡大図、第7図はス
トツプ部材の拡大平面図である。 10……締付機、11……ハウジング、12…
…ピストンガイド、13……ピストン、14……
ハンドル、16……加工材料、18……スタツ
ド、19……点火ピン、20……カートリツジ、
22,53……ガイド管、23……銃口部、25
……カートリツジホルダー、38,39……ガイ
ドリング、41……割りリング、43……ストツ
プ部材、44,72……環状凹部、47……点火
機構。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 前端部及び後端部を有し、上面に開口部を有
    する管状のハウジングと、ハウジングの前端部
    より伸延する前端銃口部及び後尾部を有し、後
    退した点火準備位置と延長位置との間で移動可
    能なようにハウジング内に収容された管状のピ
    ストンガイドと、ピストンガイドの後尾部に挿
    入され、点火用のカートリツジを収容すべく、
    ピストンガイドの長手方向の軸線に沿う方向の
    軸線を有する中心ボアを備えたカートリツジホ
    ルダと、ピストンガイドの後尾部に隣接する後
    方位置と後方位置から前方へ間隔をおいた前方
    位置との間でピストンガイド内を移動可能であ
    るピストンと、ピストンガイドが延長位置を越
    えて運動することを阻止すべくハウジングから
    内方に延びており、ピストンガイド内でピスト
    ンを後方位置に移動すべくピストンガイドが前
    記後退位置から前記延長位置に移動されるとき
    にピストンと係合可能なストツプ手段と、カー
    トリツジを点火すべくハウジングの後端に取り
    付けられている点火手段と、ハウジング上に取
    付けられ、ハウジングの後端より後方かつ外方
    に伸長している保護囲い板とからなり、前記ピ
    ストンは、カートリツジの点火前のピストンの
    移動を摩擦的保持力で規制すべく、ピストンの
    後端部に設けられた摩擦手段と、使用済のカー
    トリツジをハウジングの内部に取り外すべくピ
    ストンガイドを前記延長位置まで移動したと
    き、後端が前記ハウジングの開口部の下方に位
    置する前記中心ボアの中に進入する、前記摩擦
    手段の後端に設けられたエゼクタピンとを有す
    ることを特徴とするハンマー作動火薬点火式締
    付機。 (2) 点火手段は、ピストンガイドが後退位置にあ
    る際、カートリツジホルダに取付けられたカー
    トリツジに係合可能な前端部とハンマー係合可
    能な後端部とを有する点火ピン手段と、点火ピ
    ン手段の前端部をカートリツジホルダから離れ
    るように弾力的に押圧しているスプリング手段
    とを含んでおり、ピストンガイドが後退位置に
    ある時に、カートリツジを点火すべく、スプリ
    ング手段の押圧力に抗して点火ピンを前方へ移
    動させカートリツジに係合させるに充分な力で
    点火ピンの前記後端部を打撃することにより、
    カートリツジホルダ内のカートリツジが点火さ
    れることを特徴とする実用新案登録請求の範囲
    第1項に記載のハンマー作動火薬点火式締付
    機。 (3) 点火手段がハウジングに固定された管状点火
    ピンガイドを含み、点火ピン手段が点火ピンガ
    イドによつて軸方向に滑動自在に受容された細
    長ロツドを含み、スプリング手段が該ロツド上
    を外被していることを特徴とする実用新案登録
    請求の範囲第2項に記載の締付機。 (4) 細長ロツドとしてボルトが使用されているこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第3項
    に記載の締付機。 (5) スプリング手段がコイルスプリングであるこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第2項
    乃至第4項のいずれかに記載の締付機。 (6) 点火手段がハウジングに固定された管状点火
    ピンガイドを含み、点火ピンがねじ付きシヤン
    クとヘツドとを有するボルトと、該シヤンクに
    螺合したナツトとから成り、シヤンクが点火ピ
    ンガイド内で軸方向に滑動自在であり、スプリ
    ング手段がボルトのシヤンク上を外被している
    コイルスプリングから成ることを特徴とする実
    用新案登録請求の範囲第2項に記載の締付機。 (7) ボルトのヘツドとナツトとの間のシヤンク上
    を外被する管状スペーサを含み、ナツトとヘツ
    ドとが該スペーサの両端部に係合するように、
    ナツトがシヤンク上に螺合されることにより、
    前記スプリングが圧縮されて、ボルトのカート
    リツジホルダ方向への運動に抵抗する予めセツ
    トされた所定の力を該スプリングが及ぼすこと
    を特徴とする実用新案登録請求の範囲第6項に
    記載の締付機。 (8) 軸方向に間隔を置いた前部戻り止と後部戻り
    止とを前記ロツド上に有しており、前記点火ピ
    ンガイドがロツドの後方運動を阻止するために
    ロツド上の前部戻り止と係合可能な前部ストツ
    プと、前部ストツプから後方に離隔しており、
    スプリング手段に係合可能な後部ストツプとを
    含んでおり、スプリング手段が、ロツド上の後
    部戻り止と点火ピンガイド上の後部ストツプと
    の間に配置されており、後部戻り止の後部スト
    ツプ方向への前進運動がスプリング手段により
    抑制されることを特徴とする実用新案登録請求
    の範囲第3項に記載の締付機。 (9) 点火手段がハウジングに固定され且つ中央ボ
    アを有する管状点火ピンガイドと、ボアを包囲
    する前部ストツプと、ボアを包囲する後部スト
    ツプとを含み、点火ピン手段がねじ付シヤンク
    とヘツドとを有するボルトと、該シヤンクに螺
    合されたナツトとから成り、シヤンクが点火ピ
    ンガイドのボアを介して軸方向に伸延し、ヘツ
    ドが前部ストツプの前方に位置して、ボルトの
    後進運動を阻止すべく、前部ストツプと係合可
    能であり、シヤンクに螺合したナツトが後部ス
    トツプの後方に位置しており、スプリング手段
    が、後部ストツプと前記ナツトとの間でボルト
    のシヤンクを外被しているコイルスプリングか
    ら成り、ボルトの前進運動がスプリング手段に
    より抑制されることを特徴とする実用新案登録
    請求の範囲第2項に記載の締付機。 (10) ヘツドとナツトとの間でボルトのシヤンク上
    を外被している管状スペーサを含んでおり、ナ
    ツトとヘツドとがスペーサの両端部に係合する
    ように、シヤンク上にナツトが螺合されること
    により、スプリングが圧縮されて、ボルトのカ
    ートリツジホルダ方向への運動に抵抗する予め
    セツトされた所定の力を該スプリングが及ぼす
    実用新案登録請求の範囲第9項に記載の締付
    機。 (11) 点火ピンガイドが、前部ストツプから前方に
    伸延している前端部を含んでおり、該前端部
    は、締付機を点火すべく、ハンマーでボルトが
    打撃されるまで、カートリツジホルダをボルト
    から前方に離隔させるべく、カートリツジホル
    ダに係合自在であることを特徴とする実用新案
    登録請求の範囲第9項に記載の締付機。 (12) ストツプ手段が、ハウジングとピストンガイ
    ドとの間でピストンガイドを包囲するリングよ
    り成り、該リングが、ピストンガイド内のスロ
    ツトを介して半径方向且つ内側方向へ伸びた端
    部を有することを特徴とする実用新案登録請求
    の範囲第1項乃至第11項のいずれかに記載の締
    付機。 (13) ハウジングの内側には、リングを受容し且
    つハウジング内でリングの軸線方向の運動を阻
    止する環状凹部が設けられていることを特徴と
    する実用新案登録請求の範囲第12項に記載の締
    付機。 (14) ハウジング内でのリングの回転を阻止すべ
    く、リングと係合自在の戻り止をハウジングが
    有することを特徴とする実用新案登録請求の範
    囲第12項又は第13項に記載の締付機。 (15) 摩擦手段がピストン上に設けられた環状グ
    ルーブと、該環状グルーブ内に位置した拡張自
    在な割りリングとから成ることを特徴とする実
    用新案登録請求の範囲第1項乃至第14項のいず
    れかに記載の締付機。
JP5253582U 1976-02-09 1982-04-09 Expired JPS625893Y2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US05/656,615 US4025029A (en) 1968-06-18 1976-02-09 Hammer-activated powder-actuated fastening tool

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57186281U JPS57186281U (ja) 1982-11-26
JPS625893Y2 true JPS625893Y2 (ja) 1987-02-10

Family

ID=24633812

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1021477A Pending JPS5298277A (en) 1976-02-09 1977-01-31 Hammerroperated powder ignition type fastening machine
JP5253582U Expired JPS625893Y2 (ja) 1976-02-09 1982-04-09

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1021477A Pending JPS5298277A (en) 1976-02-09 1977-01-31 Hammerroperated powder ignition type fastening machine

Country Status (3)

Country Link
JP (2) JPS5298277A (ja)
AT (1) AT372897B (ja)
CA (1) CA1037652A (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4830951A (ja) * 1971-08-25 1973-04-23

Also Published As

Publication number Publication date
ATA87277A (de) 1983-04-15
CA1037652A (en) 1978-09-05
AT372897B (de) 1983-11-25
JPS5298277A (en) 1977-08-17
JPS57186281U (ja) 1982-11-26

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