JPS6256453B2 - - Google Patents
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- JPS6256453B2 JPS6256453B2 JP57194530A JP19453082A JPS6256453B2 JP S6256453 B2 JPS6256453 B2 JP S6256453B2 JP 57194530 A JP57194530 A JP 57194530A JP 19453082 A JP19453082 A JP 19453082A JP S6256453 B2 JPS6256453 B2 JP S6256453B2
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- JP
- Japan
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- unbalance
- eccentricity
- phase
- rotating shaft
- reference signal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Links
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 19
- 238000005259 measurement Methods 0.000 claims description 16
- 238000012360 testing method Methods 0.000 claims description 15
- 230000008859 change Effects 0.000 claims description 6
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 12
- 230000035945 sensitivity Effects 0.000 description 6
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 230000010363 phase shift Effects 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000009471 action Effects 0.000 description 1
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- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01M—TESTING STATIC OR DYNAMIC BALANCE OF MACHINES OR STRUCTURES; TESTING OF STRUCTURES OR APPARATUS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- G01M1/00—Testing static or dynamic balance of machines or structures
- G01M1/14—Determining imbalance
- G01M1/16—Determining imbalance by oscillating or rotating the body to be tested
- G01M1/22—Determining imbalance by oscillating or rotating the body to be tested and converting vibrations due to imbalance into electric variables
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Testing Of Balance (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は不つりあい測定における偏心補償法、
特にスリーブ軸受によつて支持された回転軸体と
不つりあい試験機との間の偏心補償を行う方法に
関するものである。
特にスリーブ軸受によつて支持された回転軸体と
不つりあい試験機との間の偏心補償を行う方法に
関するものである。
回転軸体、中でもプロペラシヤストのような回
転軸体は、第1図に示すように、回転軸体1をス
リーブ軸受2,3を備えた不つりあい試験機6に
かけ、これを回転させて不つりあいを測定するも
のがあるが、かかる方式による不つりあい試験機
6によつて回転軸体1の不つりあいを測定する
と、スリーブ軸受2,3と回転軸体1との間に偏
心がある場合、当該偏心による不つりあいを検出
してしまうことがある。即ち、例えばスリーブ軸
受2による回転軸体1支持部において、軸受部に
嵌装したロータ4の回転中心軸7と回転軸体1の
回転中心軸8との間に偏心aが存在し、またスリ
ーブ軸受3の軸受部に嵌装したロータ5の回転中
心軸9と回転軸体1の回転中心軸8との間に偏心
bが存在しているとすると、回転軸体1自身の不
つりあいが0であつても偏心aおよびbに比例す
る不つりあいが検出される。このような偏心a,
bに起因する不つりあいを検出し且つ修正するた
めの偏心補償法の例としては電気的偏心補償法が
あるが、かかる電気的偏心補償法の従来例として
は例えば第2図に示すようなものがある。
転軸体は、第1図に示すように、回転軸体1をス
リーブ軸受2,3を備えた不つりあい試験機6に
かけ、これを回転させて不つりあいを測定するも
のがあるが、かかる方式による不つりあい試験機
6によつて回転軸体1の不つりあいを測定する
と、スリーブ軸受2,3と回転軸体1との間に偏
心がある場合、当該偏心による不つりあいを検出
してしまうことがある。即ち、例えばスリーブ軸
受2による回転軸体1支持部において、軸受部に
嵌装したロータ4の回転中心軸7と回転軸体1の
回転中心軸8との間に偏心aが存在し、またスリ
ーブ軸受3の軸受部に嵌装したロータ5の回転中
心軸9と回転軸体1の回転中心軸8との間に偏心
bが存在しているとすると、回転軸体1自身の不
つりあいが0であつても偏心aおよびbに比例す
る不つりあいが検出される。このような偏心a,
bに起因する不つりあいを検出し且つ修正するた
めの偏心補償法の例としては電気的偏心補償法が
あるが、かかる電気的偏心補償法の従来例として
は例えば第2図に示すようなものがある。
これは、長手方向所定の位置に軸受部12,1
3,14を有する回転軸体1の両端部をスリーブ
軸受2及び3によつて支持すると共に、この回転
軸体1の軸受部13を弾性部材15によつて支持
し且つピツクアツプ16を連結する一方、スリー
ブ軸受2を弾性部材10によつて支持し且つ当該
スリーブ軸受2にピツクアツプ11を連結し、さ
らにスリーブ軸受3を弾性部材17によつて支持
し且つ当該スリーブ軸受3にピツクアツプ18を
連結し、各ピツクアツプ11,16,18によつ
てそれぞれの部位の振動を検出して不つりあいを
測定するようになつている。スリーブ軸受3のロ
ータ5は、ジヨイント部20,21を有するユニ
バーサルジヨイント19と、このユニバーサルジ
ヨイント19に軸連結されたプーリ22と、この
プーリ22にベルト23を介して連結され且つモ
ータ25の出力軸26に固定連結されたプーリ2
4とを介して上記モータ25に作動連結され、モ
ータ25の駆動力を受けて回転軸体1を高速回転
させる。また、上記ロータ5には基準信号発生器
27が接続してあり、スリーブ軸受3と回転軸体
1との間の位相変化を検出できるようになつてい
る一方、各ピツクアツプ11,16,18は、図
示外の記憶装置に電気的に接続されている。そし
て、不つりあい試験機6に回転軸体1を装填した
後、 (A) 先ず、モータ25の駆動により回転軸体1を
回転させ、その時の各ピツクアツプ11,1
6,18の検出値に基づく各軸受面での測定値
を記憶回路に記憶する。
3,14を有する回転軸体1の両端部をスリーブ
軸受2及び3によつて支持すると共に、この回転
軸体1の軸受部13を弾性部材15によつて支持
し且つピツクアツプ16を連結する一方、スリー
ブ軸受2を弾性部材10によつて支持し且つ当該
スリーブ軸受2にピツクアツプ11を連結し、さ
らにスリーブ軸受3を弾性部材17によつて支持
し且つ当該スリーブ軸受3にピツクアツプ18を
連結し、各ピツクアツプ11,16,18によつ
てそれぞれの部位の振動を検出して不つりあいを
測定するようになつている。スリーブ軸受3のロ
ータ5は、ジヨイント部20,21を有するユニ
バーサルジヨイント19と、このユニバーサルジ
ヨイント19に軸連結されたプーリ22と、この
プーリ22にベルト23を介して連結され且つモ
ータ25の出力軸26に固定連結されたプーリ2
4とを介して上記モータ25に作動連結され、モ
ータ25の駆動力を受けて回転軸体1を高速回転
させる。また、上記ロータ5には基準信号発生器
27が接続してあり、スリーブ軸受3と回転軸体
1との間の位相変化を検出できるようになつてい
る一方、各ピツクアツプ11,16,18は、図
示外の記憶装置に電気的に接続されている。そし
て、不つりあい試験機6に回転軸体1を装填した
後、 (A) 先ず、モータ25の駆動により回転軸体1を
回転させ、その時の各ピツクアツプ11,1
6,18の検出値に基づく各軸受面での測定値
を記憶回路に記憶する。
(B) 次に、一方のスリーブ軸受(例えばスリーブ
軸受3)はそのままにしておき、他方のスリー
ブ軸受2と回転軸体1との接続部分でその接続
を180゜反転して取付けた後、当該回転軸体1
を回転させ、その時の各軸受面の測定値を記憶
回路に記憶する。
軸受3)はそのままにしておき、他方のスリー
ブ軸受2と回転軸体1との接続部分でその接続
を180゜反転して取付けた後、当該回転軸体1
を回転させ、その時の各軸受面の測定値を記憶
回路に記憶する。
(C) 更に、スリーブ軸受2はそのままにしてお
き、スリーブ軸受3と回転軸体1との接続部分
でその接続を180゜反転して取付けた後、当該
回転軸体1を回転させ、その時の各軸受面の測
定値を記憶回路に記憶する。
き、スリーブ軸受3と回転軸体1との接続部分
でその接続を180゜反転して取付けた後、当該
回転軸体1を回転させ、その時の各軸受面の測
定値を記憶回路に記憶する。
以上の三段階にわたる操作によつて得られた各
測定値を演算器に入力して演算し、この演算結果
に基づいて各スリーブ軸受上で偏心補償を行う。
これ以後の同一形状、同一重量の回転軸体の不つ
りあい測定時にはこの偏心補償量を記憶してお
き、この値で補償することにより、(A)〜(C)の偏心
補償操作を省略できる。
測定値を演算器に入力して演算し、この演算結果
に基づいて各スリーブ軸受上で偏心補償を行う。
これ以後の同一形状、同一重量の回転軸体の不つ
りあい測定時にはこの偏心補償量を記憶してお
き、この値で補償することにより、(A)〜(C)の偏心
補償操作を省略できる。
しかし、このような電気的偏心補償法において
は、当該補償法が成り立つためにはスリーブ軸受
2及び3と、基準信号発生器27との間の位相関
係が測定時と補償を行つた時の状態と同じでなけ
ればならない。しかし、第2図からも明らかなよ
うに、上記従来の偏心補償法では、スリーブ軸受
3は基準信号発生器27に機械的に直接接続され
ているため、位相関係が変ることはないが、スリ
ーブ軸受2の方は回転軸体1を介して他方のスリ
ーブ軸受3及び基準信号発生器27に接続されて
いるため、一度、試験体である回転軸体1を取り
外すとスリーブ軸受2は自由に回転し、このスリ
ーブ軸受2の接続部で以後の同一形状の回転軸体
1の不つりあい測定の時再び回転軸体1を取付け
た場合、スリーブ軸受2と基準信号発生器27と
の間の位相ずれによつて偏心補償が正確に出来な
い恐れがあつた。このため、回転軸体1の取付時
に両軸受の位相角度を合わせるようにして接続す
る必要があつた。
は、当該補償法が成り立つためにはスリーブ軸受
2及び3と、基準信号発生器27との間の位相関
係が測定時と補償を行つた時の状態と同じでなけ
ればならない。しかし、第2図からも明らかなよ
うに、上記従来の偏心補償法では、スリーブ軸受
3は基準信号発生器27に機械的に直接接続され
ているため、位相関係が変ることはないが、スリ
ーブ軸受2の方は回転軸体1を介して他方のスリ
ーブ軸受3及び基準信号発生器27に接続されて
いるため、一度、試験体である回転軸体1を取り
外すとスリーブ軸受2は自由に回転し、このスリ
ーブ軸受2の接続部で以後の同一形状の回転軸体
1の不つりあい測定の時再び回転軸体1を取付け
た場合、スリーブ軸受2と基準信号発生器27と
の間の位相ずれによつて偏心補償が正確に出来な
い恐れがあつた。このため、回転軸体1の取付時
に両軸受の位相角度を合わせるようにして接続す
る必要があつた。
本発明は、この様な従来の問題点に着目してな
されたもので、その目的は、不つりあい試験機に
よつて偏心補償を行う場合、試験体を支持するス
リーブ軸受が任意の位相にあつても常に正確な偏
心補償が出来るようにした偏心補償方法を提供し
上記従来の問題点を解決することである。
されたもので、その目的は、不つりあい試験機に
よつて偏心補償を行う場合、試験体を支持するス
リーブ軸受が任意の位相にあつても常に正確な偏
心補償が出来るようにした偏心補償方法を提供し
上記従来の問題点を解決することである。
そして本発明は、不つりあい測定における偏心
補償法において、その両端を試験機のスリーブ軸
受等に取付けることにより、支持、回転でき、不
つりあいの測定が可能になる被試験回転軸体のた
めのつりあい試験体で、かつその被試験回転軸体
を介して以外、機械的に接続されない被駆動側の
スリーブ軸受等を有するつりあい試験機におけ
る、両スリーブ軸受等と被試験回転軸体との取付
部分の偏心によつて生ずる不つりあいや、軸受自
身の残留不つりあいを電気的に補償する装置につ
いて、被試験回転軸体の試験機への着脱により被
駆動側スリーブ軸受の位相が駆動側軸受に対して
変化して接続されても偏心補償動作を正常に作動
させるために、被駆動側軸受部にその位相を検知
する副位相基準信号発生器を接続し、駆動側に設
けられた主位相基準信号発生器との被駆動側軸受
の位相差を検出する回路を設け、この位相差によ
り被駆動側軸受に起因する偏心補償量の記憶値を
位相回転して現時点での補償量に変換する補償量
算出回路を設け、複数の修正面での不つりあい測
定値より上記補償量を差引くようにしたことを要
旨とするものである。
補償法において、その両端を試験機のスリーブ軸
受等に取付けることにより、支持、回転でき、不
つりあいの測定が可能になる被試験回転軸体のた
めのつりあい試験体で、かつその被試験回転軸体
を介して以外、機械的に接続されない被駆動側の
スリーブ軸受等を有するつりあい試験機におけ
る、両スリーブ軸受等と被試験回転軸体との取付
部分の偏心によつて生ずる不つりあいや、軸受自
身の残留不つりあいを電気的に補償する装置につ
いて、被試験回転軸体の試験機への着脱により被
駆動側スリーブ軸受の位相が駆動側軸受に対して
変化して接続されても偏心補償動作を正常に作動
させるために、被駆動側軸受部にその位相を検知
する副位相基準信号発生器を接続し、駆動側に設
けられた主位相基準信号発生器との被駆動側軸受
の位相差を検出する回路を設け、この位相差によ
り被駆動側軸受に起因する偏心補償量の記憶値を
位相回転して現時点での補償量に変換する補償量
算出回路を設け、複数の修正面での不つりあい測
定値より上記補償量を差引くようにしたことを要
旨とするものである。
以下、本発明を添付図面に示す実施例に基づい
て詳細に説明する。
て詳細に説明する。
第3図及び第4図は本発明の一実施例を示す図
である。このうち、第3図は本発明による電気的
偏心補償方法を採用した不つりあい試験機におけ
る測定機構を示すものである。ここにおいて、符
号1乃至27は上記従来における不つりあい試験
機の各部と同一部位を示す。即ち、この実施例に
おいても、回転軸体1の両端部をスリーブ軸受2
及び3によつて支持し、回転軸体1の軸受部13
を連結部材15によつて支持し且つピツクアツプ
16を連結する一方、スリーブ軸受2,3のそれ
ぞれを弾性部材10,17で支持し又これらのス
リーブ軸受2,3にピツクアツプ11,18を連
結し、各ピツクアツプ11,16,18によつて
それぞれの部位の振動を検出して不つりあいを測
定するようになつており、スリーブ軸受3が作特
連結されたモータ25を駆動させることにより回
転軸体1を高速回転させる。そして本発明におい
ては、スリーブ軸受2に、スリーブ軸受3に接続
した基準信号発生器27と同様の副基準信号発生
器28が接続してあり、またこの副基準信号発生
器28は基準信号発生器27に電気的に接続され
ている。そして、回転軸体1を不つりあい試験機
6から取外した時、スリーブ軸受2が自由回転し
ても、この回転は副基準信号発生器28によつて
検知され、この副基準信号発生器28からの信号
に基づいて基準信号発生器27は上記スリーブ軸
受2における自由回転量を測定し、これらスリー
ブ軸受2と基準信号発生器27との間の位相のず
れをなくすようになつている。
である。このうち、第3図は本発明による電気的
偏心補償方法を採用した不つりあい試験機におけ
る測定機構を示すものである。ここにおいて、符
号1乃至27は上記従来における不つりあい試験
機の各部と同一部位を示す。即ち、この実施例に
おいても、回転軸体1の両端部をスリーブ軸受2
及び3によつて支持し、回転軸体1の軸受部13
を連結部材15によつて支持し且つピツクアツプ
16を連結する一方、スリーブ軸受2,3のそれ
ぞれを弾性部材10,17で支持し又これらのス
リーブ軸受2,3にピツクアツプ11,18を連
結し、各ピツクアツプ11,16,18によつて
それぞれの部位の振動を検出して不つりあいを測
定するようになつており、スリーブ軸受3が作特
連結されたモータ25を駆動させることにより回
転軸体1を高速回転させる。そして本発明におい
ては、スリーブ軸受2に、スリーブ軸受3に接続
した基準信号発生器27と同様の副基準信号発生
器28が接続してあり、またこの副基準信号発生
器28は基準信号発生器27に電気的に接続され
ている。そして、回転軸体1を不つりあい試験機
6から取外した時、スリーブ軸受2が自由回転し
ても、この回転は副基準信号発生器28によつて
検知され、この副基準信号発生器28からの信号
に基づいて基準信号発生器27は上記スリーブ軸
受2における自由回転量を測定し、これらスリー
ブ軸受2と基準信号発生器27との間の位相のず
れをなくすようになつている。
第4図は本発明の偏心補償方法を実施するため
の測定回路を示す。ピツクアツプ11,16,1
8は、それぞれ不つりあい検出回路29,30,
31に接続されており、これら不つりあい検出回
路29,30,31は、そこからの出力信号が修
正面分離及び感度回路32に入力するように接続
されている。一方、基準信号発生器27は、各ピ
ツクアツプ11,16,18が接続された不つり
あい検出回路29,30,31に信号を送るべく
接続されると共に位相差検出回路36にも又接続
されている。この位相差検出回路36には、さら
に副基準信号発生器28が接続され、回転軸体1
の付け換え時におけるスリーブ軸受2と3との間
の位相差を検出するようになつている。不つりあ
い検出回路29,30,31によつて検出された
各ピツクアツプ11,16,18部分における不
つりあい量は、修正面分離及び感度回路32に入
力されて、不つりあい修正を行うべき各修正面に
おける不つりあい量に換算される。さらに、この
修正面分離及び感度回路32からは各修正面に対
応した不つりあい信号が出力され、同じく各修正
面に対応して設けられた偏心補償回路33,3
4,35へと入力される。
の測定回路を示す。ピツクアツプ11,16,1
8は、それぞれ不つりあい検出回路29,30,
31に接続されており、これら不つりあい検出回
路29,30,31は、そこからの出力信号が修
正面分離及び感度回路32に入力するように接続
されている。一方、基準信号発生器27は、各ピ
ツクアツプ11,16,18が接続された不つり
あい検出回路29,30,31に信号を送るべく
接続されると共に位相差検出回路36にも又接続
されている。この位相差検出回路36には、さら
に副基準信号発生器28が接続され、回転軸体1
の付け換え時におけるスリーブ軸受2と3との間
の位相差を検出するようになつている。不つりあ
い検出回路29,30,31によつて検出された
各ピツクアツプ11,16,18部分における不
つりあい量は、修正面分離及び感度回路32に入
力されて、不つりあい修正を行うべき各修正面に
おける不つりあい量に換算される。さらに、この
修正面分離及び感度回路32からは各修正面に対
応した不つりあい信号が出力され、同じく各修正
面に対応して設けられた偏心補償回路33,3
4,35へと入力される。
他方、基準信号発生器27及び副基準信号発生
器28からの信号についてみると、位相差検出回
路36からは位相差信号が出力され、補償量算出
回路37へ入力される。この補償量算出回路37
は、両スリーブ軸受2,3間における位相差に応
じた偏心補償値が予め記憶せしめられた補償値記
憶回路38に接続されていてこの補償値記憶回路
38及び上記位相差検出回路36からの信号を受
けて偏心による不つりあい補償量を算出する。ま
た、この補償量算出回路37は、偏心補償回路3
3,34,35のそれぞれに接続されており、当
該補償量算出回路37からの出力信号が入力され
る。これにより、偏心補償回路33,34,35
には、修正面分離及び感度回路32からの信号と
補償量算出回路37からの信号とが入力されるこ
とになり、各修正面における動的不つりあい量
と、スリーブ軸受2,3及び回転軸体1間の偏心
による不つりあい量とが演算され、双方の不つり
あい量を考慮した、各修正面に対応する最終的な
不つりあい量が検出され、各表示メータ39,4
0,41に表示される。したがつて、この表示メ
ータ39,40,41における表示に従つて各修
正面における不つりあい修正を行えば回転軸体の
動的なバランス調整を行うことができる。
器28からの信号についてみると、位相差検出回
路36からは位相差信号が出力され、補償量算出
回路37へ入力される。この補償量算出回路37
は、両スリーブ軸受2,3間における位相差に応
じた偏心補償値が予め記憶せしめられた補償値記
憶回路38に接続されていてこの補償値記憶回路
38及び上記位相差検出回路36からの信号を受
けて偏心による不つりあい補償量を算出する。ま
た、この補償量算出回路37は、偏心補償回路3
3,34,35のそれぞれに接続されており、当
該補償量算出回路37からの出力信号が入力され
る。これにより、偏心補償回路33,34,35
には、修正面分離及び感度回路32からの信号と
補償量算出回路37からの信号とが入力されるこ
とになり、各修正面における動的不つりあい量
と、スリーブ軸受2,3及び回転軸体1間の偏心
による不つりあい量とが演算され、双方の不つり
あい量を考慮した、各修正面に対応する最終的な
不つりあい量が検出され、各表示メータ39,4
0,41に表示される。したがつて、この表示メ
ータ39,40,41における表示に従つて各修
正面における不つりあい修正を行えば回転軸体の
動的なバランス調整を行うことができる。
かかる構成を有する不つりあい試験機におい
て、上記した(A)乃至(C)の手順で回転軸体1の不つ
りあい測定を行う。この測定操作において、 A項における測定値とB項における測定値の変
化から、 (1) スリーブ軸受2を反転した時の第1の修正面
への影響値 E11 (2) スリーブ軸受2を反転した時の第2の修正面
への影響値 E12 (3) スリーブ軸受2を反転した時の第3の修正面
への影響値 E13 のそれぞれが求められる。また、 B項における測定値とC項における測定値の変
化から、 (4) スリーブ軸受3を反転した時の第1の修正面
への影響値 E21 (5) スリーブ軸受3を反転した時の第2の修正面
への影響値 E22 (6) スリーブ軸受3を反転した時の第3の修正面
への影響値 E23 のそれぞれが求められる。上記B項における測定
操作からC項における測定操作に移行する際、回
転軸体1の取外しによりスリーブ軸受2が自由回
転しても、この自由回転によつて生じる位相のず
れは副基準信号発生器28によつて位相差検出回
路36へ伝達されるから、位相関係がずれること
はない。
て、上記した(A)乃至(C)の手順で回転軸体1の不つ
りあい測定を行う。この測定操作において、 A項における測定値とB項における測定値の変
化から、 (1) スリーブ軸受2を反転した時の第1の修正面
への影響値 E11 (2) スリーブ軸受2を反転した時の第2の修正面
への影響値 E12 (3) スリーブ軸受2を反転した時の第3の修正面
への影響値 E13 のそれぞれが求められる。また、 B項における測定値とC項における測定値の変
化から、 (4) スリーブ軸受3を反転した時の第1の修正面
への影響値 E21 (5) スリーブ軸受3を反転した時の第2の修正面
への影響値 E22 (6) スリーブ軸受3を反転した時の第3の修正面
への影響値 E23 のそれぞれが求められる。上記B項における測定
操作からC項における測定操作に移行する際、回
転軸体1の取外しによりスリーブ軸受2が自由回
転しても、この自由回転によつて生じる位相のず
れは副基準信号発生器28によつて位相差検出回
路36へ伝達されるから、位相関係がずれること
はない。
したがつて上記各修正面における影響値として
は正確な値が得られることになる。よつて、各修
正面における偏心補償量は、 第1の修正面においては E11+E21 第2の修正面においては E12+E22 第3の修正面においては E13+E23 で求められる。
は正確な値が得られることになる。よつて、各修
正面における偏心補償量は、 第1の修正面においては E11+E21 第2の修正面においては E12+E22 第3の修正面においては E13+E23 で求められる。
なお、上式における偏心補償量はベクトル量と
して求められる。そして、各々のベクトル基準信
号発生器28及び偏心補償操作を行つた時の両基
準信号発生器27,28間の位相差がとつてあ
る。
して求められる。そして、各々のベクトル基準信
号発生器28及び偏心補償操作を行つた時の両基
準信号発生器27,28間の位相差がとつてあ
る。
以上のようにして、偏心補償量が決定された後
は、次からの測定に際しては、スリーブ軸受2の
位相が変らない限り、前の測定段階におけると同
様の作用によつて補償される。スリーブ軸受2の
位相が変つた場合は、当該スリーブ軸受2の偏心
による影響も上記位相が変つた分だけ回転するか
ら、基準信号発生器27及び副基準信号発生器2
8の間における位相差を検出し、偏心補償操作を
行つた時の基準信号発生器27と副基準信号発生
器28との位相差からずれた角度だけ上記(1)、
(2)、(3)における各修正面への影響値E11、E12、
E13を位相回転させ、その上でE11+E21、E12+
E22、E13+E23を算出すればよい。
は、次からの測定に際しては、スリーブ軸受2の
位相が変らない限り、前の測定段階におけると同
様の作用によつて補償される。スリーブ軸受2の
位相が変つた場合は、当該スリーブ軸受2の偏心
による影響も上記位相が変つた分だけ回転するか
ら、基準信号発生器27及び副基準信号発生器2
8の間における位相差を検出し、偏心補償操作を
行つた時の基準信号発生器27と副基準信号発生
器28との位相差からずれた角度だけ上記(1)、
(2)、(3)における各修正面への影響値E11、E12、
E13を位相回転させ、その上でE11+E21、E12+
E22、E13+E23を算出すればよい。
このように、本発明に係る不つりあい試験にお
ける偏心補償法では、回転軸体を両端部で支える
スリーブ軸受を任意の状態で使用できるという利
点があり、またスリーブ軸受に存在する残留不つ
りあいも同時に補償できる。このため、例えば自
動車用プロペラシヤフト等の回転軸体の不つりあ
い測定等において、回転軸体の取付時に両スリー
ブ軸の角度を合わせて接続する操作が不要にな
り、作業手順の簡略化と測定精度の向上とを共に
達成できるという効果が得られる。
ける偏心補償法では、回転軸体を両端部で支える
スリーブ軸受を任意の状態で使用できるという利
点があり、またスリーブ軸受に存在する残留不つ
りあいも同時に補償できる。このため、例えば自
動車用プロペラシヤフト等の回転軸体の不つりあ
い測定等において、回転軸体の取付時に両スリー
ブ軸の角度を合わせて接続する操作が不要にな
り、作業手順の簡略化と測定精度の向上とを共に
達成できるという効果が得られる。
第1図は、回転軸体をスリーブ軸受によつて支
持し不つりあい測定をする一般的な構成を示す概
略図である。第2図は、回転軸体の不つりあい測
定において、スリーブ軸受の偏心補償法の一従来
例を示す概略説明図である。第3図は、本発明の
一実施例に係るスリーブ軸受の偏心補償法を示す
概略説明図である。第4図は、本発明の不つりあ
い測定法における不つりあい検出手順を示すブロ
ツク図である。 1……回転軸体、2,3……スリーブ軸受、6
……不つりあい試験機、7,8,9……回転中心
軸、11,16,18……ピツクアツプ、27…
…基準信号発生器、28……副基準信号発生器。
持し不つりあい測定をする一般的な構成を示す概
略図である。第2図は、回転軸体の不つりあい測
定において、スリーブ軸受の偏心補償法の一従来
例を示す概略説明図である。第3図は、本発明の
一実施例に係るスリーブ軸受の偏心補償法を示す
概略説明図である。第4図は、本発明の不つりあ
い測定法における不つりあい検出手順を示すブロ
ツク図である。 1……回転軸体、2,3……スリーブ軸受、6
……不つりあい試験機、7,8,9……回転中心
軸、11,16,18……ピツクアツプ、27…
…基準信号発生器、28……副基準信号発生器。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 主位相基準発生器を接続した駆動側軸受と、
被駆動側軸受とを有し、被試験回転軸体の両端を
上記双方の軸受に取付けることにより支持回転す
ると共に、この回転軸体を介して両軸受が機械的
に接続されるようになつたつりあい試験機によつ
て両軸受と回転軸体との取付部分の偏心によつて
生ずる不つりあいや、軸受自身の残留不つりあい
を電気的に補償する方法において、 被駆動側軸受に、当該軸受の位相を検知する副
位相基準信号発生器を接続し、この副位相基準信
号発生器と上記主位相基準信号発生器との間の位
相差を検出し、この位相差に基づいて被駆動側軸
受に起因する偏心補償量の記憶値を位相回転し且
つ上記被駆動軸の位相変化後における補償量を算
出し、複数の修正面での不つりあい測定値から上
記補償量を差し引くことにより、回転軸体のつり
あい試験機への着脱により被駆動側軸受の位相が
駆動側軸受に対して変位しても上記偏心補償動作
を正常に作動させるようにしたことを特徴とする
不つりあい測定における偏心補償法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19453082A JPS5984134A (ja) | 1982-11-08 | 1982-11-08 | 不つりあい測定における偏心補償法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19453082A JPS5984134A (ja) | 1982-11-08 | 1982-11-08 | 不つりあい測定における偏心補償法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5984134A JPS5984134A (ja) | 1984-05-15 |
JPS6256453B2 true JPS6256453B2 (ja) | 1987-11-26 |
Family
ID=16326064
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19453082A Granted JPS5984134A (ja) | 1982-11-08 | 1982-11-08 | 不つりあい測定における偏心補償法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5984134A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6021431A (ja) * | 1983-07-15 | 1985-02-02 | Toyota Motor Corp | 長軸部品動バランスの測定精度向上方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2429930A (en) * | 1945-04-23 | 1947-10-28 | Chrysler Corp | Method and apparatus for balancing fluid couplings |
-
1982
- 1982-11-08 JP JP19453082A patent/JPS5984134A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2429930A (en) * | 1945-04-23 | 1947-10-28 | Chrysler Corp | Method and apparatus for balancing fluid couplings |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5984134A (ja) | 1984-05-15 |
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