JPS625577Y2 - - Google Patents

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JPS625577Y2
JPS625577Y2 JP15773782U JP15773782U JPS625577Y2 JP S625577 Y2 JPS625577 Y2 JP S625577Y2 JP 15773782 U JP15773782 U JP 15773782U JP 15773782 U JP15773782 U JP 15773782U JP S625577 Y2 JPS625577 Y2 JP S625577Y2
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  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
  • Heat Treatment Of Water, Waste Water Or Sewage (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、減圧式間接熱交換装置に関し、と
くに、珪酸分等のスケールの発生量が多く、かつ
非凝縮性ガス分を多量に含む地熱水を減圧して得
られる蒸気を熱媒体として、受熱水との間で間接
的に熱交換を行なわせる熱交換装置に関するもの
である。
従来、地熱水を与熱水として多管式、またはプ
レート式の熱交換器により受熱水との間で間接的
に熱交換を行なう方式は、地熱水に含有される珪
酸分等のスケールが、熱交換部の表面に付着蓄積
して熱交換能力が急速に低下する。このため、定
期的なスケール除去作業が必要となつて、多大の
維持管理費を要する欠点がある。
そこで、この欠点を除去する装置として、たと
えば、地熱水から蒸気を分離するための分離器
を、直列に少なくとも2段設けて最終段の分離器
内の圧力を大気以下に保ち、それぞれの分離器を
凝縮器に接続して、分離器で得られた蒸気を凝縮
器に導入し、この蒸気を、凝縮器内でスプレーさ
れている清水と接触させて加熱するようにしたも
の(特公昭54−17176号公報)、あるいは、与熱水
を内在した与熱槽の上部と、受熱水を内在した受
熱槽の水面下とを連絡するとともに、受熱槽の上
部とトラツプ水を内在したトラツプ槽の水面下と
を連絡し、さらに、トラツプ槽の上部に減圧装置
を連絡して、この減圧装置によりトラツプ槽を減
圧するとともに、受熱槽および与熱槽を減圧する
ことにより、与熱槽内の与熱水が自己蒸発して発
生した蒸気を受熱槽内の受熱水に吸収させて加熱
するようにしたもの(特公昭56−11862号公報)
等が提案されている。これらの装置は、何れも地
熱水(与熱水)から分離された蒸気を熱源として
清水(受熱水)と直接接触させて加熱するもので
あるため、地熱水中に含まれる珪酸分等のスケー
ルが熱交換器に付着蓄積することがなく、熱交換
能力の低下を防止することができ、スケール除去
作業が不要となる利点がある。しかし、地熱水に
は、その地質構造その他の条件によつて、珪酸分
等のほかに非凝縮性ガスを多量含有するものがあ
るが、このような地熱水を、上記の直接接触型の
熱交換装置に使用すると、これらの装置では、地
熱水から分離された蒸気中に非凝縮性ガスが除去
されずにそのまま含まれた状態で移行するから、
この蒸気によつて熱交換された受熱水中にも非凝
縮性ガスが含有されることになり、受熱水の水質
が変化または汚染して、その用途が制限されると
いう欠点がある。
また、地熱水のフラツシユ蒸発による蒸気を熱
媒体とする間接熱交換器を利用した装置として、
多段フラツシユ式間接熱交換器を用いてフラツシ
ユ室に地熱水を、熱交換部に被加熱媒体としての
水を供給し、高温の地熱水と被加熱媒体としての
低温の水とを熱交換させる装置において、各フラ
ツシユ室の圧力を検出し、所定値以上の圧力とな
つた時に冷却水をフラツシユ室内に噴射してフラ
ツシユ室内圧力を所定値に保持するようにした装
置(特開昭57−55356号公報)、最終段または任意
の段で得られた蒸溜水の一部または全部を、被加
熱媒体としての水に加えて熱交換部を通すように
した装置(特開昭57−55357号公報)、および熱媒
高温水を、最高温部のフラツシユ室から該フラツ
シユ室の圧力よりもわずかに低い圧力に保持した
脱気室に導いて噴射し、溶存気体を放散させて系
外に排出するとともに、脱気室底部から熱媒高温
水を取出すようにした装置(特開昭57−55358号
公報)等が提案されている。これらの装置は、何
れも、フラツシユ室で発生した蒸気を熱媒体とす
る間接接触型の熱交換装置であるから、熱交換部
に地熱水中のスケールが付着蓄積したり、非凝縮
性ガスが被加熱媒体の水に含有されることはない
が、フラツシユ室内の蒸気中の非凝性ガスの排出
手段がないか、あるいはその手段が不適当である
ため、フラツシユ室内の圧力を所定の大気圧以下
の圧力に保持することが困難であり、地熱水を大
気圧以下に減圧して自己蒸発を起させて効率のよ
い熱交換を行なわせることができないという欠点
がある。
この考案は、上記の欠点を解消するためになさ
れたものであり、この考案の目的は、与熱水のス
ケールによる熱交換能力の低下と、与熱水の非凝
縮性ガスによる受熱水の水質汚染とが併せて防止
できる減圧式間接熱交換装置を提供することにあ
り、またこの考案の目的は、減圧槽(与熱槽)内
の気圧を、減圧槽に熱交換器を介して接続された
トラツプ槽内のトラツプ水中を通して減圧するこ
とにより、与熱水の効果的な自己蒸発が可能とな
る減圧式間接熱交換装置を提供することにあり、
さらにこの考案の目的は、地熱水を熱媒体として
使用する場合に最も好適な減圧式間接熱交換装置
を提供することにある。
すなわち、この考案は図示する実施例のよう
に、与熱水が導入される減圧槽10と、与熱水か
ら分離された蒸気と受熱水とを間接的に熱交換さ
せる熱交換器24と、トラツプ水34が収容され
たトラツプ槽32の水面下とを順次直列に接続
し、前記トラツプ槽32の上部に減圧装置38を
連結するとともに、トラツプ槽32内の気圧を大
気圧未満の所定圧力に保持する圧力制御装置4
1,42を設けたことを特徴とする減圧式間接熱
交換装置に係る。
以下、この考案の実施例について図面を参照し
て説明する。
第1図は、この考案の実施例を示す平面図、第
2図はその縦断側面図である。
上図において、符号10は、減圧槽であり、そ
の側壁に制御弁11を有する導水管12が連結さ
れ、該導水管12により地熱水(与熱水)を導入
する。減圧槽10内の地熱水14の水位は、フロ
ートスイツチ16により検出して、この検出信号
に基づきリレースイツチ17を介して制御弁11
の開度が自動的に調節され、一定の流量を導入す
るようにしてある。減圧槽10の底壁には、排水
管18がポンプ19を介して連結され、該ポンプ
19は必要に応じ運転して、減圧槽10内に導入
された地熱水14を図示しない還元井等に流出さ
せる。また、減圧槽10内には気水分離器20を
設けて、地熱水14から蒸発した蒸気中に含まれ
る水滴を分離して除去する。
上記の減圧槽10の上部は、蒸気導入管22に
より間接接触型の熱交換器24の蒸気流通部25
の入口に接続されている。この熱交換器24の清
水流通部26は、波形プレート状に成形され、該
清水流通部26の下端入口と上端出口には、それ
ぞれ清水入口管27と清水出口管28が接続して
ある。
上記の熱交換器24の蒸気流通部25の出口に
は、トラツプ29を介在させて流出管30を接続
し、該流出管30の下部は、トラツプ槽32に収
容されたトラツプ水34の水面下に没入させてあ
る。符号35はフロートスイツチである。
上記のトラツプ槽32には、送水管36がポン
プ37を介して連結されている。このトラツプ槽
32の上端部は、蓋33を被せて密閉されてお
り、該蓋33には、減圧装置(たとえば真空ポン
プ)38が制御弁39を介して配管40により接
続されている。また、蓋33には、トラツプ槽3
2内の気圧を検出するセンサー41を取付け、該
圧力検出センサー41と前記減圧装置38、およ
び、制御弁39とは、それぞれ圧力設定器42と
電気的に接続してある。
この圧力検出センサー41による検出信号は圧
力設定器42に送られ、圧力設定器42の設定圧
力に基づいて減圧装置38の運転を制御するか、
あるいは制御弁39の開度を調節して、トラツプ
槽32内の気圧が大気圧未満の所定圧力を保つよ
うに減圧する。
かくして、トラツプ槽32内を減圧することに
より、トラツプ槽32内のトラツプ水34の水面
下と流出管30を介して接続されている熱交換器
24の蒸気流通部25が減圧され、さらに、該蒸
気流通部25の減圧により蒸気流通部25と蒸気
導入管22を介して接続されている減圧槽10内
が減圧されることになる。
上記構成の熱交換装置を用いて行なつた実施結
果について説明すると、減圧装置38を運転して
トラツプ槽32、および熱交換器24を介して減
圧槽10内の気圧を0.203Kg/cm2Abに減圧し、こ
の状態を保持して100℃の地熱水100t/hを導水
管12から減圧槽10内に導入した。減圧槽10
内に導入された地熱水14は、0.230Kg/cm2Abの
圧力に対応する飽和温度60℃となるまで自己蒸発
し、これによつて発生した60℃の蒸気156.4t/
hが、気水分離器20を通り水分を分離して熱交
換器24の蒸気流通部25に導入された。熱交換
器24の清水流通部26には、15℃の清水100t/
hを清水入口管27から供給して前記蒸気15に
より熱交換させ、これにより、55℃に加熱された
清水が、清水出口管28から流出した。この清水
は、地域暖房およびその他の給湯先に送つて利用
した。一方、熱交換器24において清水との熱交
換により凝縮熱を放出した蒸気の凝縮水6.4t/h
が、流出管30を経てトラツプ槽32に流出し
た。凝縮水の温度は約30℃であつた。トラツプ槽
32内に流出した凝縮水は、その水位をフロート
スイツチ35で検出して、一定水位を超えたとき
にポンプ37を運転し、送水管36により別途需
用先に送つて利用した。
この凝縮水には、塩分等の不純物がほとんど含
まれず、純度の高い温水として使用することがで
きる。
地熱水中に含まれている非凝縮性ガスは、蒸気
に随伴して熱交換器24に入り、凝縮水とともに
トラツプ槽32に排出されるが、トラツプ槽32
内の上部に溜つた非凝縮性ガスは、減圧装置38
により排出されるので、トラツプ槽32内の減圧
状態の保持に支障を来すことはない。
熱交換させる清水は、地表水(河川水)を使用
したが、地下清水その他の清水を受熱水として適
宜使用することができる。
第3図ないし第5図は、この考案の他の実施例
であり、第1減圧槽10aと第2減圧槽10bと
を連続して設置し、第1減圧槽10aには制御弁
11を有する導水管12が連結され、該制御弁1
1には水位検出用のフロートスイツチ16がリレ
ースイツチ17を介して接続してある。第2減圧
槽10bには、排水管18がポンプ19を介して
連結してある。導水管12から第1減圧槽10a
に導入した地熱水14aは、第2減圧槽10bと
の間の隔壁に設けられたオリフイス13を通つて
第2減圧槽10bに導入され、排水管18および
ポンプ19を経て図示しない還元井等に流出す
る。また、第1および第2減圧槽10a,10b
には、それぞれ気水分離器20a,20bが設け
てある。この第1減圧槽10aと第2減圧槽10
bの上部は、それぞれ蒸気導入管22a,22b
により第2熱交換器24bと第1熱交換器24a
との蒸気流通部25b,25aの入口に接続さ
れ、蒸気流通部25a,25bの出口が、それぞ
れトラツプ29a,29bと流出管30a,30
bとを介して第1トラツプ槽32aと第2トラツ
プ槽32bとに接続され、該流出管30a,30
bの下部は、それぞれトラツプ水34a,34b
の水面下に没入させてある。符号35aは、トラ
ツプ水34aの水位を検出するフロートスイツチ
である。
第1トラツプ槽32aと第2トラツプ槽32b
との間には、ポンプ44を介在させた流水管45
が、第2トラツプ槽32bには、送水管36b
が、それぞれ配設されている。
第1トラツプ槽32aの上端部には、密閉用の
蓋33aを被着し、この蓋33aには、制御弁3
9を有する配管40により、減圧装置38を接続
するとともに、圧力検出センサー41を取付け、
減圧装置38、制御弁39および圧力検出センサ
ー41を、それぞれ圧力設定器42に電気的に接
続することにより、第1トラツプ槽32a内の気
圧を減圧して大気圧未満の所定圧力に保持する圧
力制御装置を構成している。
また、前記第1熱交換器24aと第2熱交換器
24bとの清水流通部26a,26bは、制御弁
46を有する連結管47によつて接続され、第1
熱交換器24aの清水流通部26aの入口には、
清水入口管27が、第2熱交換器24bの清水流
通部26bの出口には、清水出口管28が、それ
ぞれ接続してある。
上記の熱交換装置においては、減圧装置38に
より第1トラツプ槽32a内を減圧すると、第1
トラツプ槽32a内のトラツプ水34aの水面下
と流出管30aを介して接続されている第1熱交
換器24aの蒸気流通部25aが減圧され、該蒸
気流通部25aの減圧により、蒸気流通部25a
と蒸気導入管22bを介して接続されている第2
減圧槽10b内が減圧され、さらに、第2減圧槽
10bとオリフイス13を介して連通している第
1減圧槽10a内が減圧され、第1減圧槽10a
の減圧により、蒸気導入管22aを介して接続さ
れている第2熱交換器24bの蒸気流通部25b
が減圧されることになる。第2トラツプ槽32b
は密閉されていないので、設置個所の標高に対応
する大気圧に保たれている(この実施例では0.85
Kg/cm2Ab)。
上記の熱交換装置によると、第1トラツプ槽3
2a内の気圧を0.20Kg/cm2Abに減圧して、第2
減圧槽10b内を0.20Kg/cm2Ab、第1減圧槽1
0a内を0.86Kg/cm2Abとした場合、この減圧状
態の下で、第1減圧槽10aに導入する地熱水の
温度を130℃、圧力を2.75Kg/cm2Ab、流量を
100t/hとして、この地熱水を20℃の清水100t/
hと熱交換させることにより、90℃の清水100t/
hと57℃の凝縮水10.8t/hとを得ることができ
る。
すなわち、第1減圧槽10a内に導入された
130℃、100t/hの地熱水14aは、0.86Kg/cm2
Abの圧力に対応する飽和温度95℃となるまで自
己蒸発して95℃の蒸気5.5t/hが発生し、95℃に
なつた残部の94.5t/hの地熱水14bが、オリ
フイス13を通つて第2減圧槽10bに導入され
て、0.20Kg/cm2Abの圧力に対応する飽和温度60
℃となるまで再び自己蒸発して60℃の蒸気5.3t/
hが発生し、60℃になつた残部の89.2t/hの地
熱水は、図示しない還元井等に流出させる。
第1減圧槽10aで発生した95℃の蒸気15
a5.5t/hは、第2熱交換器24bに導入され、
第2減圧槽10bで発生した60℃の蒸気15
b5.3t/hは、第1熱交換器24aに導入され
る。
第1熱交換器24aに供給された20℃、100t/
hの清水は、第2減圧槽10bから導入された蒸
気15bにより55℃に加熱されて第2熱交換器2
4bに送られ、第2熱交換器24bにおいて、第
1減圧槽10aから導入された蒸気15aにより
さらに90℃に加熱される。この90℃、100t/hの
清水は需要先の温水として各種用途に使用するこ
とができる。
また、第1熱交換器24aにおいて凝縮熱を放
出した蒸気は、40℃、5.3t/hの凝縮水となつて
第1トラツプ槽32aに流出し、第2熱交換器2
4bにおいて凝縮熱を放出した蒸気は、75℃、
5.5t/hの凝縮水となつて第2トラツプ槽32b
に流出する。
第1トラツプ槽32aに流出した凝縮水の水面
が一定水位を超えるとフロートスイツチ35aが
作動してポンプ44が駆動され、第1トラツプ槽
32a内の凝縮水が第2トラツプ槽32bへ送ら
れて第2トラツプ槽32b内の凝縮水と混合し、
57℃の温水となる。この57℃の温水10.8t/h
は、前記第1および第2熱交換器24a,24b
で得られた清水とは別途の用途に使用することが
できる。
第6図は、上記の地熱水、清水、凝縮水の各部
における流量、圧力、温度、エンタルピの関係を
フローシートで示したものである。同図におい
て、WHは地熱水、Sは蒸気、Cは凝縮水、WC
清水をそれぞれ示し、Qは流量(t/h)、Pは
圧力(Kg/cm2Ab)、Tは温度(℃)、i1は地熱水の
エンタルピ(Kcal/Kg)、i2は蒸気のエンタルピ
(Kcal/Kg)である。
上記各実施例において、清水の加熱温度は、減
圧槽に導入する地熱水と熱交換器に供給する清水
との温度および流量によつて、トラツプ槽内の圧
力を所定温度に対応する飽和圧力となるように減
圧することにより、任意に設定することができ
る。
以上説明したように、この考案は、地熱水(与
熱水)の減圧により自己蒸発した蒸気を熱媒体と
して、間接接触型の熱交換器を用いて清水(受熱
水)を加熱するものであるから、地熱水中に含ま
れている珪酸分等のスケールが熱交換部に付着蓄
積することがなく、高効率の熱交換が可能となる
だけでなく、地熱水中に含まれている非凝縮性ガ
スが清水に混入して水質を汚染させることもない
ので、清水の用途に制限を受けることなく、広範
囲の分野で利用することができる。
また、この考案は、減圧槽を熱交換器を介して
トラツプ槽の水面下に接続して、トラツプ槽内の
上部を減圧することにより、トラツプ槽内に凝縮
水に伴つて流出した非凝縮性ガスの排出が可能と
なるとともに、熱交換器と減圧槽との減圧がトラ
ツプ槽内のトラツプ水中を通して行なわれるか
ら、熱交換器と減圧槽との減圧状態を安定して維
持することができ、地熱水の減圧による自己蒸発
がきわめて効果的となる。
さらに、この考案によれば、地熱水から蒸発し
た蒸気の凝縮水を温水として各種用途に使用する
ことができるから、水資源の有効利用が可能とな
り、また、得られた凝縮水の分だけ還元井等に流
出させる地熱水の流量が減少するから、還元処理
が容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の実施例を示す平面図、第
2図は、その縦断側面図、第3図は、この考案の
他の実施例を示す平面図、第4図は、第3図のA
−A線断面図、第5図は、第3図のB−B線断面
図、第6図は、地熱水、清水、凝縮水のフローシ
ート図である。 図中、10は減圧槽、24は熱交換器、32は
トラツプ槽、34はトラツプ水、38は減圧装
置、41は圧力検出センサー、42は圧力設定器
である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 与熱水が導入される減圧槽と、与熱水から分離
    された蒸気と受熱水とを間接的に熱交換させる熱
    交換器と、トラツプ水が収容されたトラツプ槽の
    水面下とを順次直列に接続し、前記トラツプ槽の
    上部に減圧装置を連結するとともに、トラツプ槽
    内の気圧を大気圧未満の所定圧力に保持する圧力
    制御装置を設けたことを特徴とする減圧式間接熱
    交換装置。
JP15773782U 1982-10-19 1982-10-19 減圧式間接熱交換装置 Granted JPS5965270U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15773782U JPS5965270U (ja) 1982-10-19 1982-10-19 減圧式間接熱交換装置

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JP15773782U JPS5965270U (ja) 1982-10-19 1982-10-19 減圧式間接熱交換装置

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JPS5965270U JPS5965270U (ja) 1984-05-01
JPS625577Y2 true JPS625577Y2 (ja) 1987-02-07

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