JPS6247332A

JPS6247332A - ペン形クリ−ナ

Info

Publication number: JPS6247332A
Application number: JP18892485A
Authority: JP
Inventors: 田野　重夫; 吉見　仁男
Original assignee: Mitsubishi Mining and Cement Co Ltd
Current assignee: Mitsubishi Mining and Cement Co Ltd
Priority date: 1985-08-28
Filing date: 1985-08-28
Publication date: 1987-03-02

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明はペン形状を有しており、メガネやカメラのレン
ズ、時計のガラス表面、宝石などを手軽に清浄化（クリ
ーニング）し得るペン形クリーナに関するものである。

［従来の技術］メガネレンズの汚れ落とし或いは曇り止め用の薬液を小
さな容器に充填したものが市販されている。これは、縦
数ｃｍ、横２〜３ｃｍ、厚さ１〜１．５ｃｍ程度の合成
樹脂製容器本体、該容器本体の上面に開設された滴下口
及び該容器本体に枢着されており容器本体の上面を覆う
蓋からなる容器に、界面活性剤などの汚れ落とし用或い
は曇り止め用の薬液を充填したものである。

［発明が解決しようとする問題点］上記従来のように、小さな容器に薬液を充填しであるも
のは、容器が小さいから携７１＋ｆすることそれ自体に
は不便はない、しかしながら、鞄やハンドバック或いは
背広のポケット等にしまった場合、他の小物類との区別
が付きにくく、取り出しにくい。また、机の引き出し等
にしまった場合には、書類や文房具等と混在し、探し出
すのに時間がかかる。

更に、従来のものは、容器を逆さにして薬液をレンズ等
の上に滴下し、これを柔らかい布や紙で塗り伸ばすよう
にしているから、宝石などのように小さな物品の表面を
清冷化するには不向きである。

［問題点を解決するための手段］本発明のペン形クリーナは、筒形状であって、その内部
に薬液が保持されるクリーナ本体と、このクリーナ本体
の先端に固着された薬液塗布部材と、クリーナ本体の先
端側に着脱自在に嵌着されたキャップとを有している。

この薬液塗布部材は、その先端側がクリーナ本体から露
出し、後端側はクリーナ本体内に挿入されており、クリ
ーナ本体内に保持された薬液が、この薬液塗布部材から
滲出し得るようになっている。

また、本発明のペン形クリーナには、キャップの先端面
とクリーナ本体の後端面の少くとも一方に、洗ｆｌＩｌ
液の拭取材を付着して構成してもよい。

［作用］本発明のペン形クリーナは、万年筆に類似した形状であ
るので、携帯が容易で、ポケット等からすぐに取り出せ
る。また、細長い形状であるから、引き出しの中にしま
っても、見つけ出すのが極めて容易である。更に、薬液
は塗布部材で塗布するから、小さな物品の表面にも薬液
を簡単に塗布することができる。

また、本発明において、拭取材を設けた場合には、柔ら
かい布や紙を用意することなく、レンズ等の清浄化を行
うことができる。

［実施例］以下図面を参照して実施例について説明する。

第１図は未発１！１１の一実施例に係るペン形クリーナ
の長手方向の断面図である。このペン形クリーナは、ク
リーナ本体ｌＯと、このクリーナ本体１０の先端に固着
された薬液塗４１部材１２及びクリーナ本体１０に着脱
自在に冠着するキャップ１４より主として構成されてい
る。クリーナ本体ｌＯは筒形状の把持部１６とこの把持
部１６の一端側を封する封塞部材１８により構成されて
おり、その内部には薬液の保持体２０が挿入されている
。この薬液の保持体２０は、綿状体２２を合成樹脂等の
フィルム２４で巻いたものであり、この綿状体２２に薬
液が染み込ませである。封塞部材１８は、把持部１６と
は別体のものであり、薬液の保持体２０を収容するため
の四部１８ａがその中心部分に形成されており、薬液の
保持体２０の後端側は四部１８ａに挿入され支持されて
いる。

把持部１６の先端側には連結部材２６が設けられており
、この連結部材２６に前記薬液塗布部材１２が支持され
ている。連結部材２６は段階的に先細りとなる筒形状で
あって、基端側は把持部１６の先端内部に押し込められ
、これにより連結部材２６と把持部１６とが固定されて
いる。連結部材２６は鍔部２８を有しており、この鍔部
２８の内周面に、後述のキャップ１４の内筒３２の側周
面が係合し、キャップ１４がこの連結部材２６に対して
着脱自在とされている。

連結部材２６の先端面分には薬液４１０部材１２が挿通
されて支持されている。薬液塗４１部材１２は、薬液を
染み出すことができる材質からなるものであり、具体的
には例えばガラス繊維や有機質繊維の硬質又は半硬質棒
状成形体を用いることができる。薬液塗ＩＨ５部材１２
の後端側はクリーナ本体１０内に挿入されており、薬液
の保持体２０の綿状体２２と接触している。これにより
、綿状体２２に染み込んでいる薬液が、薬液塗布部材１
２に染み込み、該薬液塗布部材１２の先端にまで毛細管
現象により到達し得る。

なお、第１図のＩＩ　−ＩＩ線に沿う断面図である第２
図に示すように、連結部材２６の先端面分の内周面には
、軸線方向に延びる溝３０が穿設されており、この溝３
０を通してクリーナ本体１０内外が連通され、クリーナ
本体１０内外の圧力を等しくすることが可能とされてい
る。

キャップ１４は、内筒３２に外筒３４を嵌め込むことに
より構成されている。内筒３２と外筒３４の端面の間に
はフック部材３６の基端部分３６ａが挟み込まれ、これ
によりフック部材３６がキャップ１４に固定されている
。このフック部材３６は、万年筆やシャープペンシルの
フック金工りと同様にペン形クリーナをポケットの縁な
どに係止させる作用を奏する。

更に、本実施例においては、キャップ１４の先端面とク
リーナ本体１０の後端面（封塞部材１８の後端面）には
、それぞれ拭取材３８．４０が付着されている。この拭
取材３８．４０はレンズ等に塗布された薬液を拭き取る
ためのものであり、かかる拭取処理を行い得る材質例え
ばセーム皮、レザー状不織布、ネルなどを用いることが
できる。

なお、本実施例では薬液の保持体２０は１木だけクリー
ナ本体１０内に挿入されているが、薬液の保持体２０は
２本又はそれ以上クリーナ本体１０内に挿入してもよい
、この場合には、薬液塗４１部材１２の後端側を２股又
は３叉等に分岐させ、この分岐した後端部分を各薬液の
保持体２０内の綿状体と接触せしめればよい、また、薬
液の保持体２０としては、綿状体のみをクリーナ本体１
０内に挿入し、これに薬液を染み込ませたものとしても
よい。

第３図は本発明の異なる実施例に係るペン形クリーナの
断面図である。この第３図の実施例に係るペン形クリー
ナにおいては、クリーナ本体１０内に仕切部材４２が設
けられており、クリーナ本体１０内に薬液を収容するタ
ンク部４４が形成されている。なお、把持部１６の端部
は薬液の洩れ出しを防ぐために１把持部１６と一体の底
面１６ａによって封じられている。

仕切部材４２には円錐状の凹部４２ａが形成されており
、この円錐状凹部４２ａの底部には細孔４２ｂが形成さ
れ、細管４４が差し込まれている。仕切部材４２と薬液
塗布部材１２との間の部分には綿状物質４６が装入され
ており、細管４４はこの綿状物質４６の途中部分にまで
達する長さとされている。細管４４はタンク部４４内の
薬液が多量に綿状物質４６側に流れ出ることを防止し、
綿状物質４６が常に適量の薬液を含むようにしている。

またタンク部４４内にはポール４８が装入されており、
このポール４８は、ペン形クリーナを下向きにした場合
１円錐状四部４２ａに係合し、タンク部４４内の薬液が
東方によって多着に流出することを防１ｈ　している。

　第３図のその他の構成は第１図の構成と同様であるの
で、同一部材に同一符号を付してその説明を省略する。

なお、本発明においては、クリーナ本体やキャップある
いは薬液塗付部材の断面形状は、円形、楕円形の他、六
角形、四角形等の多角形としてもよい。

本実施例では、薬液塗布部材１２の先端面分は、図示の
如く斜めにカットし、薬液塗布部材＋０１＋皆捧−ｈ描
を醗；　Ｉ７　＋、・フィー打席）し小垂倉晶五さを大
きくしている。この場合、先端のカットの角度０を小さ
くすれば、それだけ長い接触長さ文を得ることができ、
１回の塗布動作で広い面積に薬液を塗布することが可能
とされる。また、先端が尖鋭であれば、極めて狭い表面
にも薬液を塗布することが容易である。

ただし１本発明においては、薬液塗付部材の形状は図示
のものに限られるものではなく、他の種々の形状のもの
とし得る０例えば、先端面分を長手方向に直角にカット
した形状としても良く、あるいは、先端面分を丸みのあ
る形、やや円錐形状、切頭円錐形状としても良い。

本発明において、クリーナ本体１０内に収容される薬液
としては、特に限定されるものではなく、界面活性剤や
アルコール等の有機溶媒、或いはそれらを溶かし込んだ
水などを用いることができる。

上記の実施例においては、キャップ１４の先端面及びク
リーナ本体の後端面にそれぞれ拭取材３８．４０が付着
されているが、本発明においては拭取材は必須のもので
はなく、設けなくともよい、また、キャップ１４の先端
面とクリーナ本体１０の後端面の一方にのみ拭取材を設
けてもよい。

また、本発明においてはフック部材３６を省略してもよ
い。

［発明の効果］以上の説明から明らかな通り、本発明のペン形クリーナ
は携帯や保管に便利であり、しかも小さな物品の汚れ落
としも簡単に行える。さらに、拭取材を設けた場合には
、拭取用の紙や布を用意することなくレンズの汚れ落し
等を行なえる。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第３図は本発明の実施例に係るペン形クリー
ナの断面図、第２図は第１図及び第３図におけるＩＴ　
−ＴＩ線に沿う断面図である。１０・・・クリーナ本体、　　１２・・・薬液塗布部材
、１４・・・キャップ、　　　　２０・・・薬液の保持
体。３６・・・フック部材、　　３８．４０・・・拭取材。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）筒形状であって、その内部に薬液が保持されるク
リーナ本体と、該クリーナ本体の先端に固着されており、先端側がクリ
ーナ本体外に露出すると共に後端側はクリーナ本体内に
挿入されており、薬液を滲出する材質からなる薬液塗布
部材と、該クリーナ本体先端側に着脱自在に冠着されたキャップ
と、を有してなることを特徴とするペン形クリーナ。
（２）筒形状であって、その内部に薬液が保持されるク
リーナ本体と、該クリーナ本体の先端に固着されており、先端側がクリ
ーナ本体外に露出すると共に後端側はクリーナ本体内に
挿入されており、薬液を滲出する材質からなる薬液塗布
部材と、該クリーナ本体先端側に着脱自在に冠着されたキャップ
と、を有し、かつキャップの先端面とクリーナ本体の後端面
の少くとも一方に、薬液の拭取材が着設されていること
を特徴とするペン形クリーナ。