JPS6241807Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、印刷機用乾燥機に関する。

通常、ICや小形リレー等各種に小物物品にマ
ーク・文字・記号等を印刷する物品印刷機におい
ては、印刷工程の終了後、乾燥工程を設け、印刷
インキの乾燥を早めている。このような乾燥機を
具設した印刷機の外観を第１図に示す。この印刷
機は、物品の供給を行うローダ部１、物品に所定
のマーク等を印刷する印刷機部２、印刷後の物品
に紫外線照射を行い印刷インキを乾燥させる乾燥
機部３、物品の回収を行うアンローダ部４、電源
装置や制御装置等を収容した本体５等から構成さ
れ、上記各部１〜４を物品は順次搬送される。前
記乾燥機部３は、第２図に示すような構成となつ
ている。すなわち印刷機部２より上面にマーク等
を印刷され搬送されて来る被印刷物品Ｗの上方に
ランプハウス３１が設置され、紫外線ランプ３２
と反射鏡３３が収容されており、ランプ３２の照
射光および反射鏡３３の反射光を物品Ｗ上面に照
射して印刷インキの乾燥を行つている。また、ラ
ンプハウス３１にはランプ３２を冷却するための
ランプ冷却ブロア３４がダクト３５を介して連結
されている。したがつて乾燥機部３は、物品Ｗが
置かれている搬送面Ｃより上方に配設されるため
相当の容積を占め、それ故印刷機自体の形状が大
形化し、またデザイン上も冷却ブロアが突出する
などすつきりしないという欠点を有していた。

この考案は、上述の点に鑑みて提案されたもの
で、乾燥機部分を小形化して印刷機自体の小形化
を図るとともにデザイン上の改善をも図つたもの
である。

以下、この考案の一実施例を図面を参照しなが
ら説明する。なお図中、同一符号は同一あるいは
相当部分を示す。

第３図はこの考案に係る乾燥機の概略構成で、
図において印刷機部２より搬送されて来る物品Ｗ
の下方には紫外線ランプ３２およびランプ３２か
らの照射光を上方へ反射集光する反射鏡３３ａか
らなるランプハウス３１を設置し、このランプハ
ウス３１にはダクト３５を介してランプ冷却ブロ
ア３４を連結しており、本体５の側壁面から取込
んだエアーでランプ３２を冷却している。一方、
物品Ｗの上方には反射鏡３３ｂを設置し、ランプ
３２の照射光と反射鏡３３ａの反射光を下方すな
わち物品Ｗ方向に反射集光して印刷面である物品
Ｗ上面を照射し印刷インキの乾燥を行つている。

以上のようにこの考案では、ランプハウス３
１・冷却ブロア３４等を本体５内に収容して構成
したので、物品Ｗの載置された搬送面Ｃから上方
には反射鏡３３ｂを設置するだけの高さH′だけ
突出するのみであり、従来の乾燥機部の高さＨの
1/3〜1/4で構成できる。すなわち、この考案は印
刷機の小形化が可能となり、また冷却ブロアが印
刷機上部に現われることもないのでデザイン上の
改善も図れるなど実用的効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は、従来の印刷機の外観図で、第２図は
その乾燥機部の概略構成図、第３図はこの考案に
係る実施例の乾燥機部の概略構成図である。 Ｗ……被印刷物品、３……乾燥機、３１……ラ
ンプハウス、３２……ランプ、３３ａ，３３ｂ…
…反射鏡、３４……冷却ブロア。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 上面にマーク等を印刷した被印刷物品に紫外線
   を照射して印刷インキを乾燥させる印刷機用乾燥
   機であつて、前記物品下方に紫外線を照射するラ
   ンプとこのランプからの照射光を上方へ反射する
   第１の反射鏡を設置し、さらに前記物品上方に前
   記ランプからの照射光および第１の反射鏡からの
   反射光を下方へ反射集光する第２の反射鏡を設置
   したことを特徴とする印刷機用乾燥機。