JPS6240527Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6240527Y2 JPS6240527Y2 JP1980125922U JP12592280U JPS6240527Y2 JP S6240527 Y2 JPS6240527 Y2 JP S6240527Y2 JP 1980125922 U JP1980125922 U JP 1980125922U JP 12592280 U JP12592280 U JP 12592280U JP S6240527 Y2 JPS6240527 Y2 JP S6240527Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- metal
- wave circuit
- slow wave
- tube
- spiral
- Prior art date
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- Expired
Links
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 29
- 238000010894 electron beam technology Methods 0.000 description 6
- 230000003321 amplification Effects 0.000 description 5
- 238000003199 nucleic acid amplification method Methods 0.000 description 5
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 4
- 230000003993 interaction Effects 0.000 description 3
- 239000004020 conductor Substances 0.000 description 2
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
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- 238000007740 vapor deposition Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Microwave Tubes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はらせん形遅波回路を使用した進行波管
に関するものである。
に関するものである。
進行波管は電子ビームの運動エネルギーを高周
波のエネルギーに変換することにより高周波の増
幅を行うものであり、高い周波数の信号の増幅に
適しておりマイクロ波以上の高周波の増幅に広く
用いられている。特に遅波回路としてらせんを用
いたものは広帯域の増幅が可能であるため最も多
く用いられている。
波のエネルギーに変換することにより高周波の増
幅を行うものであり、高い周波数の信号の増幅に
適しておりマイクロ波以上の高周波の増幅に広く
用いられている。特に遅波回路としてらせんを用
いたものは広帯域の増幅が可能であるため最も多
く用いられている。
第1図は従来から用いられているらせん形遅波
回路を使用した進行波管を示す図である。電子銃
1によつて形成された電子ビームは、らせん形遅
波回路2の内を通過する間にらせん形遅波回路2
を伝搬するマイクロ波との相互作用により減速さ
れ、コレクタ5によつて捕集される。一方マイク
ロ波は入力線3かららせん形遅波回路2に入力さ
れ電子ビームとの相互作用により増幅されて出力
線4より取り出される。10はらせん形遅波回路
2の回りに同軸的に配置された電子ビーム集束用
磁界装置である。
回路を使用した進行波管を示す図である。電子銃
1によつて形成された電子ビームは、らせん形遅
波回路2の内を通過する間にらせん形遅波回路2
を伝搬するマイクロ波との相互作用により減速さ
れ、コレクタ5によつて捕集される。一方マイク
ロ波は入力線3かららせん形遅波回路2に入力さ
れ電子ビームとの相互作用により増幅されて出力
線4より取り出される。10はらせん形遅波回路
2の回りに同軸的に配置された電子ビーム集束用
磁界装置である。
第2図は第1図のらせん形遅波回路2の断面を
示すものである。2はらせん形遅波回路で金属線
又は金属テープをらせんにしたものが用いられ
る。6は円筒形の真空外囲器であり、7はらせん
形遅波回路2を真空外囲器内に同軸的に支持固定
するための絶縁棒である。これらは寸法精度よく
組立てられる必要があるだけでなくらせん形遅波
回路2で発生する熱を真空外囲器から外部へ効率
よく伝導させる必要がある。これは高電力又は超
高周波の増幅を行う場合には高周波損失や電子ビ
ームの一部がらせん形遅波回路に衝突して発生す
る熱量が大きくなるためとりわけ重要である。従
つて、この様な場合には絶縁棒7には熱伝導にす
ぐれたセラミツク類が又真空外囲器6には金属が
用いられる。
示すものである。2はらせん形遅波回路で金属線
又は金属テープをらせんにしたものが用いられ
る。6は円筒形の真空外囲器であり、7はらせん
形遅波回路2を真空外囲器内に同軸的に支持固定
するための絶縁棒である。これらは寸法精度よく
組立てられる必要があるだけでなくらせん形遅波
回路2で発生する熱を真空外囲器から外部へ効率
よく伝導させる必要がある。これは高電力又は超
高周波の増幅を行う場合には高周波損失や電子ビ
ームの一部がらせん形遅波回路に衝突して発生す
る熱量が大きくなるためとりわけ重要である。従
つて、この様な場合には絶縁棒7には熱伝導にす
ぐれたセラミツク類が又真空外囲器6には金属が
用いられる。
第2図に示すような構造を有する進行波管で
は、より高い周波数の増幅を効率よく行うために
はらせん形遅波回路2の径を小さくする必要があ
る。しかしらせん形遅波回路2の径のみでなく真
空外囲器6の径も次の理由で小さくする必要があ
る。通常、らせん形遅波回路を有する進行波管で
は、らせんにそつて高周波が伝播するモードを利
用して増幅を行うものであるが、らせん形遅波回
路外径とらせん形遅波回路をかこむ金属筒の内径
との比が大きくなりすぎると、らせん形遅波回路
を内導体、金属筒を外導体とする同軸線路を伝播
するTE11モードが生じて、進行波管の増幅作用
に悪影響を及ぼす。これはとくに本来増幅しよう
とする周波数0又はその第2高調波20の
TE11モードの伝播があるとき顕著である。第3
高調波以上の周波数ではらせん形遅波回路上のロ
スが基本波に対して大きく、電子ビームとの相互
作用もおこりにくいので通常は問題にしなくても
すむ。
は、より高い周波数の増幅を効率よく行うために
はらせん形遅波回路2の径を小さくする必要があ
る。しかしらせん形遅波回路2の径のみでなく真
空外囲器6の径も次の理由で小さくする必要があ
る。通常、らせん形遅波回路を有する進行波管で
は、らせんにそつて高周波が伝播するモードを利
用して増幅を行うものであるが、らせん形遅波回
路外径とらせん形遅波回路をかこむ金属筒の内径
との比が大きくなりすぎると、らせん形遅波回路
を内導体、金属筒を外導体とする同軸線路を伝播
するTE11モードが生じて、進行波管の増幅作用
に悪影響を及ぼす。これはとくに本来増幅しよう
とする周波数0又はその第2高調波20の
TE11モードの伝播があるとき顕著である。第3
高調波以上の周波数ではらせん形遅波回路上のロ
スが基本波に対して大きく、電子ビームとの相互
作用もおこりにくいので通常は問題にしなくても
すむ。
この現象を防止するにはらせん形遅波回路をか
こむ金属筒を小さくすればよい。例えば第1図、
第2図において真空外囲器6としてガラス筒を用
いた場合、磁界装置10の内径が実質上の金属筒
になるのでこの内径を小さくすればよい。しかし
これは真空外囲器6が金属製であるものに比較し
てガラスの厚みがあるだけ不利であることは明ら
かである。しかし真空外囲器6に金属筒を用いる
場合でも数10GHzの高周波の増幅を行うためには
金属筒の内径は数ミリメートルにしなければなら
ず、細径で長い金属筒を製造するのは容易ではな
い。また絶縁棒7も非常に細くなり、製造、組立
ともに困難になり、機械的強度も非常に小さくな
る。
こむ金属筒を小さくすればよい。例えば第1図、
第2図において真空外囲器6としてガラス筒を用
いた場合、磁界装置10の内径が実質上の金属筒
になるのでこの内径を小さくすればよい。しかし
これは真空外囲器6が金属製であるものに比較し
てガラスの厚みがあるだけ不利であることは明ら
かである。しかし真空外囲器6に金属筒を用いる
場合でも数10GHzの高周波の増幅を行うためには
金属筒の内径は数ミリメートルにしなければなら
ず、細径で長い金属筒を製造するのは容易ではな
い。また絶縁棒7も非常に細くなり、製造、組立
ともに困難になり、機械的強度も非常に小さくな
る。
本考案の目的は以上の欠点をなくした進行波管
を提供することにある。
を提供することにある。
真空外囲器6として金属円筒を使用した場合、
金属円筒の半径を徐々に小さくし、らせん形遅波
回路に近づけて行くと段々低い周波数からTE11
モードの伝播はカツトオフされる。前述した通り
増幅しようとする周波数0と第2高調波20
とのみ考えれば充分であるので、20がカツト
オフ状態になるまで金属円筒を小さくすればよ
い。TE11モードのカツトオフ周波数cは次式
で与えられる。
金属円筒の半径を徐々に小さくし、らせん形遅波
回路に近づけて行くと段々低い周波数からTE11
モードの伝播はカツトオフされる。前述した通り
増幅しようとする周波数0と第2高調波20
とのみ考えれば充分であるので、20がカツト
オフ状態になるまで金属円筒を小さくすればよ
い。TE11モードのカツトオフ周波数cは次式
で与えられる。
c=0.34C/A+B ……(1)
ここで、Cは光速度、Aはらせん形遅波回路の
外半径、Bは金属円筒の内半径である。
外半径、Bは金属円筒の内半径である。
従つて、c>20であれば、TE11にモー
ドの影響をなくすることができる。しかし0が
非常に高い周波数になると製作が困難になつてく
ることは前述した通りである。しかしながら(1)式
は金属円筒の全内周で満足する必要はなく一部で
も満足すれば有効である。本考案は、このことを
利用してTE11モードを抑制するためのものであ
る。
ドの影響をなくすることができる。しかし0が
非常に高い周波数になると製作が困難になつてく
ることは前述した通りである。しかしながら(1)式
は金属円筒の全内周で満足する必要はなく一部で
も満足すれば有効である。本考案は、このことを
利用してTE11モードを抑制するためのものであ
る。
第3図は本考案によるらせん形遅波回路2に係
る部分の断面図である。従来の遅波回路部と異な
る点は、金属棒8が金属円筒である真空外囲器9
に接して絶縁棒7の相互間に設けられていること
である。金属棒8とらせん形遅波回路2との距離
Hは、c>20になる様に選ばれる。
る部分の断面図である。従来の遅波回路部と異な
る点は、金属棒8が金属円筒である真空外囲器9
に接して絶縁棒7の相互間に設けられていること
である。金属棒8とらせん形遅波回路2との距離
Hは、c>20になる様に選ばれる。
すなわち(1)式を変形し
A+B=0.34C/c
さらに
B−A=0.34C/c−2A
B−A=Hおよびc>20を代入し
H<0.34C/20−2A (2)
Hをこの様に選ぶことにより0と20の
TE11モードをカツトオフ状態にすることがで
き、安定な増幅を得ることができる。例えば、周
波数o=30GHz、らせん形遅波回路の外半径A
=0.55mmの進行波管の場合には、(2)式よりH<
0.6mmとなる範囲で選べばよい。
TE11モードをカツトオフ状態にすることがで
き、安定な増幅を得ることができる。例えば、周
波数o=30GHz、らせん形遅波回路の外半径A
=0.55mmの進行波管の場合には、(2)式よりH<
0.6mmとなる範囲で選べばよい。
また金属棒のかわりに表面をメタライズ又は金
属の蒸着などで金属加工した絶縁棒を使用しても
よい。また第3図の様な円柱である必要もなく第
4図、第5図のように断面が台形の棒又は三角柱
でもよい。また必ずしも3本必要とはしない。
属の蒸着などで金属加工した絶縁棒を使用しても
よい。また第3図の様な円柱である必要もなく第
4図、第5図のように断面が台形の棒又は三角柱
でもよい。また必ずしも3本必要とはしない。
以上の様に本考案によれば、高い周波数の増幅
に用いる進行波管においても比較的大きい金属筒
9、絶縁棒7を用いることができ、容易に製作が
可能となる。
に用いる進行波管においても比較的大きい金属筒
9、絶縁棒7を用いることができ、容易に製作が
可能となる。
第1図は従来から用いられているらせん形遅波
回路を有する進行波管を示す側面図、第2図はそ
のらせん形遅波回路部の断面図、第3図、第4
図、第5図は本考案による進行波管のらせん形遅
波回路部の実施例の断面図である。 2……らせん形遅波回路、7……絶縁棒、8…
…金属棒又は表面が金属加工された絶縁棒、9…
…金属筒。
回路を有する進行波管を示す側面図、第2図はそ
のらせん形遅波回路部の断面図、第3図、第4
図、第5図は本考案による進行波管のらせん形遅
波回路部の実施例の断面図である。 2……らせん形遅波回路、7……絶縁棒、8…
…金属棒又は表面が金属加工された絶縁棒、9…
…金属筒。
Claims (1)
- 外接する複数の絶縁棒7によつて細長い金属筒
9の内部に前記金属筒9と同軸的に支持固定され
るらせん形遅波回路2を有する進行波管におい
て、前記絶縁棒7相互間の隙間の少なくとも1つ
に金属棒8又は表面が金属加工された絶縁棒を前
記金属筒9に内接してらせん遅波回路2の全長に
わたつて設け、かつ前記金属棒8又は表面が金属
加工された絶縁棒とらせん遅波回路2との間隔は
第2高調波のTE11モードをカツトオフできる距
離に選ばれていることを特徴とする進行波管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980125922U JPS6240527Y2 (ja) | 1980-09-04 | 1980-09-04 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980125922U JPS6240527Y2 (ja) | 1980-09-04 | 1980-09-04 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5750955U JPS5750955U (ja) | 1982-03-24 |
JPS6240527Y2 true JPS6240527Y2 (ja) | 1987-10-16 |
Family
ID=29486369
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1980125922U Expired JPS6240527Y2 (ja) | 1980-09-04 | 1980-09-04 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6240527Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58216338A (ja) * | 1982-06-09 | 1983-12-16 | Nec Corp | らせん形遅波回路 |
JPH01170231U (ja) * | 1988-05-23 | 1989-12-01 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51127666A (en) * | 1975-04-15 | 1976-11-06 | Siemens Ag | Traveling wave tube |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5218588Y2 (ja) * | 1972-01-14 | 1977-04-26 | ||
JPS55111155U (ja) * | 1979-01-31 | 1980-08-05 |
-
1980
- 1980-09-04 JP JP1980125922U patent/JPS6240527Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51127666A (en) * | 1975-04-15 | 1976-11-06 | Siemens Ag | Traveling wave tube |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5750955U (ja) | 1982-03-24 |
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