JPS6236121Y2 - - Google Patents

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JPS6236121Y2
JPS6236121Y2 JP5431081U JP5431081U JPS6236121Y2 JP S6236121 Y2 JPS6236121 Y2 JP S6236121Y2 JP 5431081 U JP5431081 U JP 5431081U JP 5431081 U JP5431081 U JP 5431081U JP S6236121 Y2 JPS6236121 Y2 JP S6236121Y2
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JP
Japan
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dust
wind tunnel
cover
box
wind
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JP5431081U
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JPS57168037U (ja
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  • Aerodynamic Tests, Hydrodynamic Tests, Wind Tunnels, And Water Tanks (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は粉塵の飛散状況を調べる粉塵拡散風洞
に関するものである。
風洞内の床面に粉塵を置き、風を送つて粉塵の
飛散量を計測する場合に、従来では、例えば文献
(“飛砂における砂粒の運動機構(1)”土屋義人他、
“京都防災研究所年報”第13号B、昭和45年3
月)にその概要が開示された第1図ないし第2図
に図示されるような粉塵拡散風洞が用いられてい
た。
即ち矢印A方向へ空気を流す風洞1の床面2に
粉塵3を入れる箱4が設けられており、箱4の底
部4aは伸縮支持装置5により上下に昇降自在に
支持されるようになつている。
また風洞1の床面2と箱4の上縁とに空気洩れ
防止用可撓弾性シート6が介装され、箱4の下流
側に上下方向に亘り所定間隔毎に仕切板7aで仕
切られた飛散粉塵捕集装置7が配設されている。
第1図ないし第2図に図示の従来の粉塵拡散風
洞において、粉塵飛散量を測定するには、箱4に
粉塵3を充填しておき、所定流速の空気をA方向
に流すと、粉塵3は飛散し、下流側に配設されか
つ仕切板7aで仕切られた飛散粉塵捕集装置7に
各区分毎に捕集される。この捕集粉塵量を各区分
毎に測定すればよい。
しかしながら、風洞1内に風を送る送風機は、
第3図に示すように、スイツチを入れてから(時
間t0)数十秒後(t1)にやつと所定の風速υが得
られることになる。一方、箱4内の粉塵3は、風
速υ(時間t2)位から飛散し始め、粉塵3の量
にもよるがわずかな間に飛散しつくしてしまい、
かんじんの風速υにおける飛散の状況を求める
ことができない。
本考案は、これらの欠点を排除するものであつ
て、風洞の胴床面に配置される粉塵を収納する上
部が開口した箱を具備した粉塵拡散風洞内に、上
記箱の上部開口を覆い可撓性を有するカバーと、
同カバーを一気に巻き取る巻取装置を具備したこ
とを特徴とし、その目的とするところは粉塵を収
納した箱の上部開口をカバーで覆い、風洞内の風
速が所定の速さになつたところで箱の上部開口を
覆うカバーをスピーデイに除去し、その時に生じ
る粉塵飛散の時間的誤差等を無くした粉塵拡散試
験風洞を提供するものである。
従つて、通常粉塵の入つた箱を可撓性を有する
カバーで覆い、風洞内の風速が所定の速さになる
まで、風が粉塵に当らないようにしておき、所定
の風速になつた時、可撓性を有するカバーを巻取
装置を介して除去するようにした。
しかも、カバー等の除去は瞬時に行なわれるの
で、従来のように引き抜く過程における時間的な
差が無くなり、正しい飛散が行なえることにな
る。
以下本考案を第4図および第5図に示す一実施
例について説明する。
風洞1の床面2に設置した箱4に入れられた粉
塵3の上方に、風洞1内を横断するように薄いビ
ニールシートからなるカバー8が配設されてお
り、先端はフツク9により風洞1の側壁に着脱自
在に係止され、後端は巻取器10に巻き付けられ
ている。
上記フツク9は、風洞1の側壁に支点を有して
揺動するものであつて、風洞1外よりフツク9を
傾むけることによつて上記カバー8との係合は解
くことができる。また上記巻取器10は内部にう
ず巻バネを有するもので、通常鉄道車輌の窓に取
り付けてある上下式のカーテンなどで使用される
ものである。
上記カバー8の両側近傍の風洞1の床面2に
は、風洞1を横断するスリツト11が夫々設けて
あり、同スリツト11を覆うゴムシート12が、
その周縁部を風洞1内の床面2に固着されてい
る。上記スリツト11の下方には夫々上下動する
突上板13が設置されていて、突上板13をゴム
シート12の弾性力に抗して風洞1内に押し込む
ことによつてゴムシート12は山形に突出し、上
記カバー8の側面と夫々係合する。
さて、箱4内に粉塵3を入れ、カバー8を巻取
器10より引出しその先端をフツク9にひつかけ
る。
また、突上板13を突き上げ、ゴムシート12
をカバー8の両側と接した状態で風洞1内に風を
導入する。
上記したように、粉塵3はカバー8およびゴム
シート12によつて覆われているので、風洞1内
の風は粉塵3には当らない。
しかる後、風洞1内の風速が所定の速さになつ
た時、フツク9を操作しカバー8との係合を解く
とともに、突上板13を下降させる。
フツク9との係合を解かれたカバー8は巻取器
10によつて一気に巻き取られ、またゴムシート
12はその弾性力によつて平らになる。
従つて、風洞1内の余分な障害物は全て取り除
かれることになり、箱4内の粉塵3は所定風速の
風にさらされることになり拡散させられる。
本考案に係わる一実施例の風洞では、カバーを
可撓性の有するものとして、巻取装置によつて一
気に巻き取るようにしたので、所定の風速におけ
る粉塵の正しい飛散の状況を求めることができ
る。
なお、上記実施例ではゴムシート12、突上板
13によりカバー8と風洞1の床面2との間隙を
塞ぐようにしたが、風洞1内の流速があまり速く
ない場合には、ビニールシート性のカバーの両側
をたらすようにしてもよい。
さて、風洞の胴巾が比較的狭い場合には、カバ
ーはたれ下ることなく巻取器に巻かれるが、広く
なるとカバーの先端が粉塵に触れたり、触れない
までも極めて近づくことにより誘起流が粉塵に達
する場合がある。
その場合は、第6図に示すようにするとよい。
すなわち、カバー8にヘリウムガスの入つた風船
14を多数取り付ける。第6図では巻取器10を
風洞1外に配設したので、風洞1の側壁にカバー
8および風船14通過用の開口部15を開ける。
従つて、カバー8の先端に取り付けた風船14a
を長尺な太さの太いものとしておくことによつ
て、風船14aによつて開口部15はシールされ
る。
なお、この実施例においても、上記一実施例と
同様な効果が得られることは言うまでもない。
更に、カバー8に風船14を取り付けることな
く、カバー8自身を2重構造とし、ヘリウムガス
を注入することによつて浮かせるようにしても良
い。従つて、本考案に係る粉塵拡散風洞では、所
定の風速において粉塵の正い飛期の状況を求める
ことができるようになつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の粉塵拡散風洞の縦断面図、第2
図は第1図の−断面図、第3図は風洞の送風
機の出力特性図、第4図は本考案に係わる一実施
例を示す粉塵拡散風洞の縦断面図、第5図は第4
図の−断面図、第6図は本考案に係わる他実
施例を示す図である。 1:風洞、2:床面、3:粉塵、4:箱、8:
カバー、9:フツク、10:巻取器、11:スリ
ツト、12:ゴムシート、13:突上板、14:
風船。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 風洞の胴床面に配置される粉塵を収納する上部
    が開口した箱を具備した粉塵拡散風洞内に、上記
    箱の上部開口を覆い可撓性を有するカバーと、同
    カバーを巻き取る巻取装置を配設したことを特徴
    とする粉塵拡散風洞。
JP5431081U 1981-04-15 1981-04-15 Expired JPS6236121Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5431081U JPS6236121Y2 (ja) 1981-04-15 1981-04-15

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5431081U JPS6236121Y2 (ja) 1981-04-15 1981-04-15

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57168037U JPS57168037U (ja) 1982-10-22
JPS6236121Y2 true JPS6236121Y2 (ja) 1987-09-14

Family

ID=29850908

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5431081U Expired JPS6236121Y2 (ja) 1981-04-15 1981-04-15

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JP (1) JPS6236121Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS57168037U (ja) 1982-10-22

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