JPS6231601Y2 - - Google Patents

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JPS6231601Y2
JPS6231601Y2 JP1982002684U JP268482U JPS6231601Y2 JP S6231601 Y2 JPS6231601 Y2 JP S6231601Y2 JP 1982002684 U JP1982002684 U JP 1982002684U JP 268482 U JP268482 U JP 268482U JP S6231601 Y2 JPS6231601 Y2 JP S6231601Y2
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JP
Japan
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valve
valve body
sleeve
steam
main
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JP1982002684U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は蒸気タービンプラントの再熱蒸気系統
において、調速装置と連動して中圧タービンへ送
られる蒸気の流量制御を行なうインターセプト弁
に関する。
この種のインターセプト弁はバランス式スリー
ブ形弁であり、玉形弁として構成される再熱蒸気
止め弁と共に一つのケーシングに一体的に設けら
れ、弁座部分が共通に用いられるものとして知ら
れる。すなわち、第1図に示されるようにインタ
ーセプト弁弁体1は再熱蒸気止め弁2と共にケー
シング3内に組込まれ、各弁体1,2が一つの弁
座4を共有している。ケーシング3の上部にはス
リーブ5aを有するカバー5が設けられており、
ケーシング3の内外が気密を保つて仕切られる。
しかして、インターセプト弁弁体1はその横に設
けられた油筒6により操作される。すなわち、油
筒6内に導かれた圧油でピストン7を上に押し上
げ、レバー8を反時計方向に回動させ、この動き
を第1の弁棒9に伝えてインターセプト弁弁体1
を上方に移動させポートを開く。一方、再熱蒸気
止め弁弁体2を開くにはその下側に設けられた油
筒10に圧油を導き、ピストン11を上に押し上
げ、この動きを第2の弁棒12に伝えて再熱蒸気
止め弁弁体2を動かす。また、これらの油筒6,
10に導かれた圧油を逃がすことによりばね1
3,14が働き、各弁体1,2が第1および第2
の弁棒9,12の動きに連れて上記と逆の方向に
移動し、それぞれのポートを閉じる。なお、図中
符号15,16は蒸気入口および蒸気出口をそれ
ぞれ示している。
ところで、蒸気タービンプラントでは起動時、
ボイラの運転に使用する燃料の質にもよるが、燃
焼状態が極めて不安定であり、このために発生す
る蒸気が圧力、温度共に定格点を大幅に下廻つて
いる。通常、この蒸気は蒸気タービンへは送られ
ず、ボイラと復水器とを連絡する、いわゆるター
ビンバイパス系統を通して復水器に棄てられる。
第2図はこのようなタービンバイパス系統を有
するプラントの一例を示すもので、ボイラ20で
発生した蒸気は高圧タービンバイパス弁21を通
つて再熱器22に入り、ここで幾分加熱される。
その後、低圧タービンバイパス弁23を経て図示
しない減圧減温装置に入り、圧力・温度共に低下
して復水器24に流入する。このタービンバイア
ス系統が用いられる間、主蒸気管25、高圧ター
ビンバイパス管26および低圧タービンバイパス
管27はそれぞれ内側を流れる蒸気によつて満た
されるため、その後のタービン起動においては高
圧タービン28および中圧タービン29に向かう
蒸気を蒸気加減弁30およびインターセプト弁3
1を用いて制御することになる。この場合、蒸気
加減弁30による高圧タービン28の速度制御は
従来から行なわれている方法で対処でき、問題は
ないといえるが、一方、インターセプト弁31に
よる中圧タービン29の速度制御は、上述したバ
ランス式スリーブ形弁によるものであつて、この
型式においては玉形弁の開閉動作に支障が生じな
いようにするため、弁体部分が大形化する傾向に
あり、微少開度でも大量の蒸気が流れ、制御動作
を安定させるのが難しい。
従来、この中圧タービン29の速度制御を安定
させるために、タービン起動時、インターセプト
弁31を迂回する微少な流れを形成し、この経路
で蒸気流量を制御する方法が提案されている。す
なわち、第2図に示されるようにインターセプト
弁31の上流側と下流側とをインターセプト弁バ
イバス管32により結び、インターセプト弁31
に比べてはるかに口径の小さいバイパス弁33を
この経路内に設けて流量を調節し易くしているも
のである。
しかしながら、このバイパス弁33による流量
調節においてはインターセプト弁31の場合は調
速装置との連動により動作そのものは正確に行な
われるのに対し、調速装置との関係が断たれたバ
イパス弁33の場合には精度に欠ける嫌いがあ
り、当初の狙いである中圧タービン29の速度制
御を安定させるという点からみて決して充分に働
きが得られない。
本考案の目的は定常運転中はもちろんタービン
起動時、あるいはこれと同様にタービン負荷が低
い水準にある、いわゆる部分負荷運転時において
も中圧タービンに送られる蒸気量を正確に制御
し、速度制御を安定した状態に保持することので
きるインターセプト弁を提供することにある。
本考案のインターセプト弁は内部を気密空間と
する本体カバーにより天井部分を覆われたケーシ
ングと、このケーシングの内部にあつて本体カバ
ーとの間に一定の間隔を保持し、かつケーシング
軸心と同心状に設けられた断面漏斗状の主弁座
と、この主弁座に対峙して下側開口が一定距離離
間するように本体カバーの下面に垂設されたスリ
ーブと、このスリーブ内に口径の小さい副弁体を
有する第1の弁棒を介してしゆう動自在に設けら
れ、主弁座との間にポート部を構成すると共に、
軸方向に内部中間を副弁体に見合う大きさの副弁
座により、一方上部縁端を弁体カバーによりそれ
ぞれ仕切つて形成された蒸気室を有するインター
セプト弁弁体と、このインターセプト弁弁体内に
て該インターセプト弁弁体の動作方向と反対方向
に動作するように第2の弁棒を介して設けられ、
主弁座との間にポート部を構成する再熱蒸気止め
弁弁体とから構成され、スリーブはその内部を外
側気密空間と、また弁体カバーは前記室内をスリ
ーブ内と各々連通させる複数の連絡孔を有し、こ
れによりインターセプト弁弁体が主弁座に当接さ
れてポートを閉じたとき、蒸気が各連絡孔を通つ
て蒸気室内に流れるように構成されていることを
特徴とするものである。
以下、本考案の一実施例を第3図を参照して説
明する。第3図において、符号40はケーシング
を示しており、このケーシング40は内部を密閉
された気密空間とする本体カバー41を天井部分
に有する。ケーシング40の内部には本体カバー
41との間に一定の間隔を保つて断面漏斗状の主
弁座42がケーシング軸心と同心状に設けられて
いる。
一方、この主弁座42の上面から一定距離離れ
たところに、先端部分を臨ませた筒状のスリーブ
43が本体カバー41の下面に主弁座42の中心
と同心となるように配置され、このスリーブ43
の内面を案内面として鉛直方向に動作するインタ
ーセプト弁弁体44がしゆう動自在に、また主弁
座42の上面との間にポート部を構成するために
これに当接可能に設けられている。
しかして、このインターセプト弁弁体44は内
部中間部分を軸方向に仕切つている副弁座45
と、上側、すなわちスリーブ43内に挿入される
側の縁端に設けられた弁体カバー46とにより密
閉された蒸気室47を有する。第1の弁棒48は
この蒸気室47内に本体カバー41および弁体カ
バー46をそれぞれ貫いて挿通され、その先端部
分に装着される副弁体49が副弁座45の上面に
当接されてポート部を構成するようにしている。
また、スリーブ43の内側をその外側に拡がる気
密空間と連通させ、さらにそこから蒸気室47に
至る蒸気の流れを形成するために、スリーブ43
と弁体カバー46とにはそれぞれ複数個の連絡孔
50,51が穿たれている。
一方、第1の弁棒18に相対する形に第2の弁
棒52がケーシング40の底部から内部に挿通さ
れ、その先端部分にインターセプト弁弁体44と
の間に間隙を保つて取付けられる再熱蒸気止め弁
弁体53が主弁座42の上面に当接されてポート
部を構成するようになつている。
なお、図中符号54および55は蒸気入口およ
び蒸気出口をそれぞれ示している。また、上記以
外のレバー、ピストン、油筒等については従来技
術のものと同等な構成が用いられる。
次に、動作について説明する。油筒6に導かれ
た圧油でピストン7が上に押し上げられると、レ
バー8が反時計方向に回動し、この動きが第1の
弁棒48に伝えられ、副弁体49が上に移動す
る。このとき、インターセプト弁弁体44は第1
の弁棒48から切り離されており、主弁座42と
の接触が保たれるためポートが開かない。副弁体
49の移動でポートが開かれると、蒸気入口54
を通つてケーシング40内に導かれた蒸気がスリ
ーブ43および弁体カバー46に穿たれた連絡孔
50,51を介して蒸気室47に流れ、前もつて
開かれている再熱蒸気止め弁弁体53のポートを
通過して蒸気出口55からケーシング40の外に
流出する。
続いて、タービン負荷の上昇により第1の弁棒
48の動きがさらに大きくなると、副弁体49は
弁体カバー46の下面に押し付けられ、第1の弁
棒48に伝えられる調速装置からの制御信号がイ
ンターセプト弁弁体44に伝えられ、主弁座42
から離れてインターセプト弁弁体44が上方に動
く。この動きによりインターセプト弁弁体44の
ポートが開くため、中圧タービン29の速度制御
が可能となる。
このように本考案は、口径の大きなインターセ
プト弁弁体44は全閉状態に置き、口径の小さい
副弁体49を用いてタービン起動時、および部分
負荷運転時の中圧タービン29に送られる蒸気量
を制御するもので、調速装置と連動させているた
め精度上の問題は全くなく、安定した速度制御が
可能である。
さらに、従来のものはタービン停止時、バラン
スチヤンバ内に漏洩蒸気が滞留して再熱蒸気止め
弁弁体2に蒸気圧力が作用し、再熱蒸気止め弁を
開く際に大きな駆動力が必要であつたが、本考案
においては再熱蒸気止め弁弁体53には蒸気圧力
が作用せず、駆動力を従来の値に比べ小さいもの
にすることができる。
以上説明したように本考案によれば、口径の大
きなインターセプト弁に代えて口径の小さい副弁
を用いてタービン起動、あるいは部分負荷運転を
行なう際にも蒸気量の制御を正確に成し遂けるこ
とができ、中圧タービンの速度制御を安定させる
という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のインターセプト弁を示す断面
図、第2図は高圧および低圧のタービンバイパス
系統を有する蒸気タービンプラントの系統図、第
3図は本考案によるインターセプト弁の一実施例
を示す断面図である。 40……ケーシング、41……本体カバー、4
2……主弁座、43……スリーブ、44……イン
ターセプト弁弁体、45……副弁座、46……弁
体カバー、47……蒸気室、48……第1の弁
棒、49……副弁体、50,51……連絡孔、5
2……第2の弁棒、53……再熱蒸気止め弁弁
体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内部を気密空間とする本体カバーにより天井部
    分を覆われたケーシングと、このケーシングの内
    部にあつて前記本体カバーとの間に一定の間隔を
    保持し、かつケーシング軸心と同心状に設けられ
    た断面漏斗状の主弁座と、この主弁座に対峙して
    下側開口が一定距離離間するように前記本体カバ
    ーの下面に垂設されたスリーブと、このスリーブ
    内に口径の小さい副弁体を有する第1の弁棒を介
    してしゆう動自在に設けられ、前記主弁座との間
    にポート部を構成すると共に、幅方向に内部中間
    を前記副弁体に見合う大きさの副弁座により、一
    方上部縁端を弁体カバーによりそれぞれ仕切つて
    形成された蒸気室を有するインターセプト弁弁体
    と、このインターセプト弁弁体内にて該インター
    セプト弁弁体の動作方向と反対方向に動作するよ
    うに第2の弁棒を介して設けられ、前記主弁座と
    の間にポート部を構成する再熱蒸気止め弁弁体と
    を備えてなり、前記スリーブはその内部を外側気
    密空間と、また前記弁体カバーは前記蒸気室内を
    前記スリーブ内と各々連通させる複数の連絡孔を
    有し、これにより前記インターセプト弁弁体が前
    記主弁座に当接されてポートを閉じたとき、蒸気
    が前記各連絡孔を通つて前記蒸気室内に流れるよ
    うに構成されていることを特徴とするインターセ
    プト弁。
JP268482U 1982-01-14 1982-01-14 インタ−セプト弁 Granted JPS58106501U (ja)

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JP268482U JPS58106501U (ja) 1982-01-14 1982-01-14 インタ−セプト弁

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JP268482U JPS58106501U (ja) 1982-01-14 1982-01-14 インタ−セプト弁

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Publication Number Publication Date
JPS58106501U JPS58106501U (ja) 1983-07-20
JPS6231601Y2 true JPS6231601Y2 (ja) 1987-08-13

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ID=30015647

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JP268482U Granted JPS58106501U (ja) 1982-01-14 1982-01-14 インタ−セプト弁

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019100228A (ja) * 2017-11-30 2019-06-24 三菱日立パワーシステムズ株式会社 開閉弁及び蒸気タービンシステム

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57122104A (en) * 1981-01-21 1982-07-29 Hitachi Ltd Combined reheat valve

Patent Citations (1)

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JP2019100228A (ja) * 2017-11-30 2019-06-24 三菱日立パワーシステムズ株式会社 開閉弁及び蒸気タービンシステム

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JPS58106501U (ja) 1983-07-20

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