JPS6231029Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、ハンガーのフツクと本体部の接続
構造の改良に関するものであり、その目的とする
ところは、接続作業が容易であると共に回転自在
として接続することのできる便利なハンガーを提
供しようとするものである。

以下、この考案の構成を一実施例として示した
図面に従つて説明する。

１は本体部で、洋服等を掛ける様にした掛け部
２を左右に設けていると共に、中央部より上方に
接続軸３を伸延させている。

接続軸３の上部には細径部４を介して鍔状の頭
部５を形成している。頭部５の外周面はテーパー
形状を成している。

フツク６は適宜の場所に吊掛けることができる
様に形成していると共に、下部を垂直に伸延させ
ている。フツク６の下部には細径部７を介して鍔
状の係止部８を形成しており、係止部８の外周面
はテーパ形状を成している。

９はジヨイントで、接続軸３の上部とフツク６
の下部を嵌合させる内径を得た筒状を成している
と共に、内面の上下開口部寄りに内突部１０を形
成している。この内突部１０は外側寄りを低く、
内側寄りを凸状に形成している。

そこで、フツク６と接続軸３は前記ジヨイント
９を介して連結している。

すなわち、ジヨイント９の上部開口より挿入し
たフツク６の下部は上方の内突部１０に係止部８
が係止し、ジヨイント９の下部開口より挿入した
接続軸３は下方の内突部１０に頭部５が係止し、
フツク６と接続軸３はジヨイント９を介して接続
されていることになる。

尚、係止部８、頭部５は共に外周面をテーパ形
状にしていると共に、内突部１０も傾斜面として
いるため、係止部８及び頭部５は共にジヨイント
９内に押し込まれた際に内突部１０を無理に乗り
越えて第２図の状態として抜け止め構造を有して
係止させられることになり、且つ、ジヨイント９
の内面を円形にすると共にジヨイント９内への嵌
合部をも円形にすることにより、フツク６は回転
自在構造を有して連結されていることになる。

また、第１図及び第２図に示す通り、ジヨイン
ト９の外周と、フツク６の下部及び接続軸３の上
部の外周を一致させることにより、ジヨイント９
の介在が目立たない様に体裁良く連結することが
できる。この場合には、フツク６及び接続軸３に
ジヨイント９の肉厚分を小径にした嵌合部１１，
１２を形成する必要がある。

この考案は上述の様な構成を有するものであ
り、従つて、係止部８と頭部５のジヨイント９へ
の極めて容易な挿入作業のみでフツク６と本体部
１を回転自在に連結することができるのでありこ
の考案のハンガーは実用的効果に優れている。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案の実施例を示すハンガーの正
面図。第２図は要部縦断面図。第３図はジヨイン
トの平面図。第４図は第３図のＡ−Ａ線断面図。
第５図は第３図のＢ−Ｂ線断面図。 １……本体部、３……接続軸、４……細径部、
５……頭部、６……フツク、７……細径部、８…
…係止部、９……ジヨイント、１０……内突部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 本体部１の中央部より上方に接続軸３を伸延さ
   せ、この接続軸３の上部には細径部４を介して外
   周面テーパー形状の鍔状頭部５を形成し、他方、
   フツク６の下部には細径部７を介して外周面テー
   パー形状の鍔状係止部８を形成し、筒状を成し、
   内面の上下開口寄りに内突部１０を形成したジヨ
   イント９を構成し、前記頭部５と係止部８をジヨ
   イント９内において上下の内突部１０に係止させ
   ていることを特徴とするハンガー。