JPS62299495A - 揚力体 - Google Patents

揚力体

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JPS62299495A
JPS62299495A JP13801586A JP13801586A JPS62299495A JP S62299495 A JPS62299495 A JP S62299495A JP 13801586 A JP13801586 A JP 13801586A JP 13801586 A JP13801586 A JP 13801586A JP S62299495 A JPS62299495 A JP S62299495A
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JP
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lifting body
wing
leading edge
forming
trailing edge
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JP13801586A
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デメター ジー.フアーテイス
ラリー リー スミス
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 〔技術分野〕 本発明は一般的には空気力学的特性を改良した翼に関す
る。特に本発明は飛行迎え角での揚力係数を改良した翼
に関する。さらに詳しくは、本発明は飛行迎え角での揚
抗比を改良した翼に関する。
さらに、本発明は失速状態を経験することなく、より大
きな迎え角で飛行できる翼に関する。
〔背景技術〕
翼の空気力学的原理は1800年代中期以来の経続した
研究課題であった。科学者、技術者および実験者は常に
翼の空力学的特性を理解し、それを改良しようとしてき
た。この研究の多くは飛行に関する高まる関心とより安
全な航空機をつくろうという願いによって拍車がかけら
れてきたものであった。
いずれの翼設計においても主要な関心は二通りある:有
害に抵抗を増加させることなく、より揚力Rを多くする
ことが第1であり、第2は失速することなくより大きい
迎え角で航空様が飛行できるようにすることである。こ
れらの希望するパラメータを、翼が露出されうる、広範
囲の飛行速度と関連させることにより、特定の飛行状況
で適度にそれ自体の空力学的特性を容易に実施しつる広
範囲の翼設計が得られる。航空機の翼設計については、
例えば低速で著しい揚力を発生させるに適した設計では
本質的に高飛行速度では過度の抵抗を発生させる。他方
、一般的に高飛行速度において最小の抵抗で飛行させる
よう設計した翼では、離着陸の間の飛行を保つためには
低飛行速度で十分な揚力を発生させることができない。
前記の後者の状態は、元の臨界迎え角を上廻るまでは、
より揚力を大きくしようとして翼の迎え角が増加するに
つれて舅の失速を起因する。自由な空気の流れに対する
翼の迎え角が特定の岡に対する臨界迎え角を上廻ればい
つでもいかなる飛行速度においても翼は失速する。
広範囲の飛行状況にわたり航空機の翼の全体的な空力学
的特性を改良しようとして、設計者は閃の前縁および後
縁での可動スロットおよび/またはフラップに注目した
。これは藺の断面形状を変えることであった。これらの
スロットおよび/またはフラップは種々の飛行状態に対
する翼の適正な性能を得るよう飛行中に調整可能である
。例えば、高飛行速度においては、翼を相対的に薄く流
線形状にしそれに対する抵抗を減少するよう完全に後退
する。しかしながら、低飛行速度においては、スロット
および/またはフラップは下方へ延びて、翼の抵抗はよ
り大きくなるが揚力をより大きくできるよう翼でより大
きい反り(カンバー)を発生させる。したがって、スロ
ットおよび/またはフラップを前述のように使用するこ
とにより航空機の飛行迎え角、即ち航空機が安全に飛行
しうる迎え角を増加させる。しかしながら、抵抗を増す
ためスロットおよび/またはフラップの延長は相対的に
低飛行速度のときが望ましく、このようにスロットおよ
び/またはフラップは高度の巡航速度では翼の揚力およ
び失速特性を向上させることはできない。
高飛行速度において失速特性を向上させた内を設計しよ
うとして努力がなされてきた。Rも興味ある設計の1つ
は、上面で階段状に不連続とされ概ねくさび状の翼形を
有する饗である。この設計は失速特性を向上させるもの
の、試験の結果、その特性の向上は揚力を犠牲にし、か
つ翼の揚抗比を著しく減少させることにより達成される
ことを示している。
本分野において広範囲の研究がなされてぎたにもかかわ
らず、事実1全ゆる飛行速度において失速特性を向上さ
せ、同時に揚力ならびに揚抗比を向上させる翼は依然と
して何ら開発されていない。
〔発明が解決しようとする問題点〕
したがって、本発明の主な目的は事実1全ゆる飛行速度
において失速特性を向上させる翼を提供することである
本発明のさらに別の目的はより広範囲の飛行迎え角にわ
たり機能的な揚力係数を有する翼を提供することである
本発明のざらに別の目的は広範囲の飛行迎え角にわたり
機能的な揚抗比を有する翼を提供することである。
本発明のさらに別の目的は固定翼タイプあるいは回転翼
タイプの航空機への使用に適した翼を提供することであ
る。
本発明の前記および、その他の目的、ならびに既存およ
び従来技術の形態に対する利点は以下の説明から明らか
となり、以下説明し、かつ特許請求している手段により
達成される。
〔問題点を解決するための手段〕
一般的に、本発明の概念による買は前縁と、長手方向後
方に位置した後縁とを含む。連続した下面は先導縁から
後縁まで延び、下部反り部分を形成する。第1の上面が
前縁から延び後縁の前方のオフセット部分で終る。第1
の上面は第1の上部反り部分を形成する。少なくとも第
2の上面が前記オフセット部分から後方に延び、第2の
上部反り部分を形成する。
本発明の実施が可能の全ての各種形態および修正形態を
示そうとするのではなく、本発明の概念を採り入れた翼
の一好適実施例と一代替実施例とを添付図面において例
として示すが、本発明は特許請求の範囲によって限定さ
れるのであって、本明細書の詳細によって限定されるも
のではない。
〔実施例〕
本発明の概念による翼を、特に固定翼航空機の翼部材と
して第1図において全体的に10で指示する。翼部材と
して、前記翼は一般的に、翼を胴体17に固定するため
の翼根11と、該翼根の横方向先端にある翼端12とを
含む。前縁13と長手方向に位置する後縁14とは翼根
11と翼端12との間を延び、それらが共にN10のプ
ラットフォームを形成する。補助翼15およびフラップ
16のような制御翼面も同様に翼10に組込まれている
横方向に延びるオフセット部分20が翼の上面に設けら
れている。前記オフセット部分2oは翼根11から翼端
12まで一杯に延びているものとして示しているが、そ
れが必要条件でないことが認められる。本発明の基本的
原理は、1110の上面の著しい部分にわたって横方向
のオフセット部分が延びるものと理解すべきである。例
えば、数個のセグメント化した横方向オフセット部分を
翼10の上面に沿って位置させてもよい。さらに、特に
高Xの航空機においては、前記横方向のオフセット部分
は胴体部分の頂部を横切って連続的に延びるようにして
よい。同様に、オフセット部分20は航空′a10の弦
長さの概ね中間位置するものとして示しているが、さら
に詳しく述べるようにこれは単なる一例の位置である。
オフセット部分20を備えた1110の形状を第2図で
さらに詳しく示す。詳しくは、mioは前縁13から後
縁14まで延びる下面21を含む。
該下面21は図示のように負の反りを形成するのが好ま
しいが、平坦面および正の反り面を含むその他の形状も
考えられる。
翼10の上面は全体的には、前縁13がらオフセット部
分20まで後方に延びる第1の上面22と;およびオフ
セット部分20から後縁14まで後方へ連続する第2の
上面23とによって形成される。第1の上面22の後端
はオフセット部分20によって第2の上面23の前端が
ら上方にずれている。
第1の上面22は一般的に既存の翼で通常見られるよう
に正の反りを形成している。空力学技術分野の専問家に
は判るように、自由の空気の流れが翼に当ると、その流
れの一部は上面に沿って翼の上方を流れ、一方流れの一
部は下面に沿って翼の下方を流れる。前記2つの流れ軌
道が翼に作用して希望する揚力を発生させる。特に、上
面の正の反りによって翼の上方の流れは翼の下方の流れ
よりも高速で流れ、そのため上面に作用する圧力面積を
下面に対する圧力面積より小さくする。
この差圧が翼による揚力発生の原理である。したがって
、揚力の大きさは翼に対する自由な空気の流れの速度に
よって、かつ翼の上面の正の反り量ならびに翼の下面に
衝突する自由な空気の流れのようなその他関連の要素に
よって決まる。したがって、第1の上面22の正の反り
量は高速の空気流において飛行するに適した翼に対して
は相対的に小さいが、依然として正の反りが好ましい。
他方、第2の上面23は正の反り以外であってもよい。
事実、第2図は概ね空気の流れに作用されない連続して
平坦で、後方に傾斜した面として第2の上面23を示し
ている。特定の自由な空気の流れにおいて翼10により
希望する飛行特性を達成するために、例えば負の反りあ
るいは前方に傾斜した面のようにその他の形状も本発明
において考えられる。各々の形状における共通の要素は
第2の上面23が概ね連続した空気流に作用されない部
材であることである。
オフセット部分20は、概ね連続し、空気流に作用され
ない垂直面24として第2図では示されており、第1の
上面22と共に、翼10の上面で空力学的に急激な構造
上の変化をつけている。流体機械工学の専問家には判る
ように、前記の急激な空力学的な構造上変化は第1の上
面22と第2の上面23との間で顕著な高さの差をつけ
ることにより達成される。この場合は、オフセット部分
20の形状は著しく変るが、希望する結果、即ち四10
の上面において急激な空力学的な構造上変化を形成する
ことができる。
開示した翼10の利点はその性能曲線を検討すればさら
によく理解できる。特に、第3図に示すように、本発明
による翼と既存の翼30とが比較される。
例示の既存の岡30は米国航空宇宙局(NASA)の前
身である米国航空宇宙諮問委員会(NACA)のシリー
ズ23012として分類されてきた。真正な比較を行う
ために、試験したmioは寸法的に前記と等しくした。
オフセット部分20は弦長さの50%のところに位置さ
せ、高さ方向の差はその位置における翼の厚さの25%
であった。第2の上面23を概ね平坦とし、後縁14ま
で延ばした。
第4A図、第4B図および第4C図は、それぞれ100
フイート/秒(f、p、s > (31メ一トル/秒(
tl、l)、S ) ) 、150f、p、s (46
m、p、s)および20Of、I)、s、  (611
,1)、S、 )の自由空気流速における、各種の迎え
角(α)での揚力係数を比較たものである。前記の各々
の場合において、NACA  23012のWR30は
曲線工で示すように概ね14°から1・9°の迎え角に
おいて最大の揚力係数を達成した。ざらに、最大揚力を
達成した後急激に揚力が著しく喪失された。この急激な
揚力の喪失はNACA  23012の翼30が失速し
つつあることを示した。
本発明による翼は前記と均等あるいはそれ以上の最大揚
力係数を達成し、かつ第4A図、第4B図および第4C
図の曲線■が示すように、約25°から30°のより大
きい迎え角において最大揚力係数を達成することができ
た。さらに、最大揚力を達成すると、翼10は失速する
のでなく、むしろより大きい迎え角においてさえも連続
して著しい揚力を発生させ、迎え角が増加するにつれて
初めて徐々に揚力を低下させた。さらに、12°以下の
小さい飛行迎え角においても翼10はNACA  23
012のrA30よりML<大キイ揚力を発生させた。
第5A図、第5B図および第5C図はそれぞれ100f
、p、s  (311,p、s) 、150f、p、s
、 (46m、p、s、 )および20 Of、p、s
、 (61m、p、s、 )の空気流速において、各種
の迎え角に対する揚抗比(L/D )の比較を示す。こ
こでも、曲線工はNACA  23012の翼30の性
能を示し、曲線■は本発明の翼10の性能を示す。約1
2°以下の飛行迎え角においては、本発明による翼10
の揚抗比はNACA  23012の翼30のそれを上
廻ったことが認められる。かつ、NACA23012の
WA30は最大の揚抗比がより大きかったが、これが失
速直前の臨界迎え角において有効に発生した。実用的に
、NACA  23012の!1i130に対する前述
の最大揚抗比は失速が避けられないため利用はされない
。したがって、12@以下の飛行迎え角に対しては本発
明による翼の揚抗比は対比しうるNACA  2301
2の翼30のそれより優れている。さらに、m10の方
は、NACA  23012の翼であれば失速した点を
十分越えても許容される揚抗比を発生させ、そのため買
10が依然として機能していることを示した。
前述の説明から、好適実施例の翼は類似の既存の藺と比
較して予想以上に向上した空力学的特性を有することは
明らかである。特に、開示した翼10は揚抗比を向上さ
せた上でより大きい揚力を発生させる。さらに、開示し
た翼10は失速状態を経験することなくより大きい迎え
角で飛行することができる。
向上した空力学的特性は第6図に示す代替実施例による
翼110についても同様にいえる。翼10と翼110と
の間の唯一の顕著な差は第2の上面123から判る。翼
10の場合のように第2の上面123は後縁114まで
後方に延びるのではなくて、後縁114の前方において
翼110の上面を分断している。第3の上面140が第
2の上面123の後方で後縁114まで続く。第3の上
面140は、本発明を実施するために従来技術による翼
30を修正したとすれば存在したであろう第1の上面の
連続部分を示すものと考えればよい。
第3の上面140が同じ領域において従来技術による翼
30の反りに等しい反りを形成することが好ましいが、
それは必要条件ではなく、広範囲の平坦面あるいは反り
を付した面でも適当である。
しかしながら、第3の上面140と下面121との間の
岡iioの厚さは同じ領域における翼10のそれより大
きいことが望ましい。そのように厚さを大きくすること
により制御装置や、フラップおよび補助翼のような制御
翼面を作動させるリンク装置をその中で位置づけたり、
かつ通すための内部空間をより大きくする。勿論、前記
の厚さは翼°の構造上の一貫性ならびに制御装置の設計
によって決まる。
翼10のオフセット部分20の効果と同様オフセット部
120によって藺110の空力学的特性は既存の舅に対
して向上することが認められる。
主として、オフセット部分120はN10のオフセット
部分20と同様に翼110の上面の空力学的非連続性を
構成する。このように、前記オフセット部分が類似であ
るため、オフセット部分20の物理的構造に関する前述
の説明はオフセット部分120の物理的構造についても
同様に適用される。
翼110の空力学的特性の向上については、寸法的に均
等の既存の翼と比較してその性能データを検討すればよ
り完全に理解できる。ここでも比較試験のための翼形状
としてNACA  23012のIQ30を選定した。
翼110のオフセット部分120は弦長さの50%のと
ころに位置させ、高さ方向の差はその位置における翼1
10の厚さの33%とした。第2の上面123を概ね平
坦とし、前縁113から後方弦長さの概ね70%におい
て11110の上面を分断した。第3の上面140Lt
li51L;fAbil”NAcA  23012+7
)I!30に:等しい形状を有した。
第7A図、第7B図および第7C図はそれぞれ100f
、p、s  (31m、p、s) 、150f、p、s
、 (46i、p、s、 )およU 20 Or、p、
s、 (61m、p、s、 )の自由空気流速において
、各種の迎え角(α)に対する揚力係数(CL)を比較
している。NACA  23012の翼30の性能を曲
線■′で示し、翼110のそれを曲線■′で示す。
謂110はNACA  23012の翼30よりも大き
い迎え角で一貫して性能を発揮できたことが認められる
。しかしながら、最大値を達成した後の揚力係数の急激
な低下が示すように、翼110はそれぞれ第7A図およ
び第7B図において、少なくとも100 f、I)、S
、 (31Ill、p、s、 )と150 f、o、s
、 (46m、p、s、 )の自由空気流速においては
失速することも認められる。また、より小さい飛行迎え
角において翼110に関し僅かな揚力の喪失が経験され
た。
第8A図、第8B図および第8C図は、それぞれ100
f、p、S、 (31m、p、S、 ) 、150f、
D、S。
(46m、p、s、 )および20 Or、p、s、 
(61m、p、s、)の空気流速における各種の迎え角
(α)に対する揚抗比(L/D )の比較を示す。ここ
でも、曲線■′はNACA  23012の翼30の性
能を、曲線■′は1110の性能を示す。より小さい飛
行迎え角においては、これらの角度での揚力係数が小さ
いため翼110に対する揚抗比が小さいが、ズ110は
NASA  23012の買30での失速角度を十分越
えても有用な飛行特性を提供し続けた。換言すれば、N
ACA  23012の翼30が飛行を停止し失速して
しまった+・介接での迎え角においても翼110の方は
飛び続けた。
前述した翼110の性能特性を検討してみるとNACA
  23012の閃30に対して色々な点で改良されて
いるものの翼30に対しては劣っていることを示してい
る。翼110のそのような性能はその断面形状はNAC
A  23012の翼30のそれにより似ているため、
前記翼の固有の問題、即ち失速と揚力の低下により敏感
であるという事実に起因しているようである。さらには
、翼10は本発明の概念を実施した丙の適正形状に事実
1近づいており、そのため優れた性能曲線を示すのであ
る。
前記試験は開示した翼の実施例ならびに、それにより得
られる性能曲線を示す。しかしながら、前記試験結果は
本発明の限定的要素ではない。実際、オフセット部分が
翼の前縁から弦の長さの49から60%の範囲内に位置
させ、高さ方向の差異を前記オフセット部の位置におい
て翼の厚さの10から60%の範囲内とすると、予期せ
ぬ程空力学的性能が向上することが判明した。したがっ
て、本発明の概念を実施した翼の空力学的性能の顕著な
向上は、広範囲のオフセット部位置と形状とに対して期
待される。
さらに、オフセット部の位置、寸法および形状には翼の
構造上の一貫性に関してのみ限定的なパラメータがあり
うることに注目すべきである。即ちオフセット部とは無
関係に必要な1機械的強度を保つには翼に十分な本体部
が必要とされる。この点に関して、翼に沿って横方向に
複数の区分されて配置させてよく、あるいは翼の内部リ
ブ構造がオフセット部を担持するのでなくオフセット部
へ突入させ、該オフセット部を空力学的に区分されたセ
グメントに分割するようにさせてもよい。同様に、翼の
上面に沿って長手方向にずれた複数のオフセット部を採
用することが望ましい。さらに、オフセット部の深さは
例えば翼の翼根から翼端までテーバをつけるように翼の
スパンに沿って変わるようにしてもよい。勿論、これら
の修正は翼の構造上の一貫性に貢献する一方、空力学的
性能の要素に対しても貢献する。実際に、翼に沿ったい
ずれかの点における空気流の境界層の特性が特定の点に
おけるオフセット部の形状と位置とを規定する。
前述の説明は、従来技術ならびに空力学的理論を展開す
ることによる期待に反して、翼の上面におけるオフセッ
ト部により発生する空力学的不連続性が空力学的特性を
著しく向上させることを示している。そのような向上は
オフセット部自体ならびにNの周りでの空気流に対する
該オフセット部の作用とによって直接もたらされる。し
たがって、オフセット部の正確な位置と形状とは、翼の
空力学的特性に対して依然として好作用を与えながら翼
の上面に沿って変えうろこが推測される。
しかしながら、ある特定の空気流状態および境界層特性
に対して、オフセット部に対して特定の位置範囲と形状
とが翼の適正性能を提供することが期待される。さらに
、前述の説明は主として要について述べたが、それは単
に本発明の一例についてのものである。例えば水中翼船
、帆および別車のようなその他の揚力体も同様に、開示
した本発明の範囲に含まれることを理解すべきである。
さらに、開示した買は回転翼航空機のロータ羽根および
固定翼航空機のプロペラならびに航空機のその他の翼と
関連した。あるいは独立した小翼に使用しても有利であ
ることが判る。要約すれば、自由な空気流に作用する事
実上いずれの物体についても開示した本発明を組入れる
とその性能特性を向上させる。
このように、本明細書で開示した本発明の概念を実施し
た翼は本発明の各種の目的を実施し、当該技術分野に有
利な貢献を果すことが明らかである。
【図面の簡単な説明】
第1図は固定翼航空機の劇体に関連して示す、本発明の
概念を実施する藺の部分斜視図;第2図は第1図の線2
−2に沿った翼の断面図;第3図は従来技術を実施した
翼の断面図;第4A図から第4C図までは種々の自由空
気流速度における、第3図に示す従来技術の翼の対応す
る曲線と比較して示す第1図に示す翼の揚力係数曲線; 第5A図から第5C図までは、種々の自由空気流速度に
おける、第3図に示す従来技術の翼の対応する曲線と比
較して示す第1図に翼の揚抗比曲線; 第6図は本発明の概念を実施した翼の代替実施例の断面
図: 第7A図から第7C図までは、種々の自由空気流速度に
おける、第3図に示す従来技術の翼の対と 応する曲1iii比較して示す第6図に示す翼の揚力係
数曲線;および 第8A図から第8C図までは、種々の自由空気流速度に
おける、第3図に示す従来技術による翼の対応する曲線
と比較して示す、第6図に示す翼の揚抗比曲線である。 10.30.110・・・・・・翼、13・・・・・・
前縁、14゜114・・・・・・後縁、20.120・
・・・・・オフセット部分、22.122・・・・・・
第1の上面、21.121・・・・・・下面、23.1
23・・・・・・第2の上面、140・・・・・・第3
の上面。

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)前縁と; 前記前縁の後方で長手方向に位置した後縁と;前記前縁
    から前記後縁まで延び、下部カンバー部分を形成する連
    続した下面と; 前記前縁から後方に延び、前記後縁の前方の少なくとも
    1個のオフセット部で終り、正の上部反り部分を形成す
    る第1の上面と;および 前記オフセット部から後方に延び、負の上部反り部分を
    形成する少なくとも1個の第2の上面とを含む 揚力体。
  2. (2)特許請求の範囲第1項に記載の揚力体において、
    前記第2の上面が前記第1の上面から高さ方向にずれた
    前端を有する揚力体。
  3. (3)特許請求の範囲第2項に記載の揚力体において、
    前記オフセット部が前記第1の上面から前記第2の上面
    まで延びる概ね垂直の面である揚力体。
  4. (4)特許請求の範囲第1項に記載の揚力体において、
    前記第2の上面が前記後縁まで後方に延びる揚力体。
  5. (5)特許請求の範囲第1項に記載の揚力体において、 前記第2の上面から前記後縁まで後方に延び、第3の反
    り部分を形成する第3の上面をさらに含む揚力体。
  6. (6)特許請求の範囲第5項に記載の揚力体において、
    前記第3の上面が正の反り部分を形成する揚力体。
  7. (7)前縁と; 前記前縁の後方で長手方向に位置した後縁と;前記前縁
    から前記後縁まで延び、下部反りを形成する連続した下
    面と; 前記前縁から後方へ延び、第1の上部カンバー部分を形
    成する第1の上面と; 前記第1の上面の後方に延び、第2の上部反り部分を形
    成する、空気流の作用を受けない概ね連続した部材であ
    る第2の上面と; 前記第2の上面と交差し、該上面から後方に延び、第3
    の上部反り部分を形成し、前記の第2と第3の上面の位
    置を急激に顕著に前記交差部を変化させて、それらの間
    で目立つた区分をする少なくとも1個の第3の上面と;
    および 空気力学的不連続性を提供する手段であつて、前記第1
    の上面と第2の上面との間に介装され、空気流の作用を
    受けない概ね連続した部材である手段とを含む 翼。
  8. (8)特許請求の範囲第7項に記載の翼において、前記
    の空気力学的不連続性を提供する手段がオフセット部で
    ある翼。
  9. (9)特許請求の範囲第8項に記載の翼において、前記
    第2の上面が前記第1の上面から高さ方向にずれた前端
    を有する翼。
  10. (10)特許請求の範囲第9項に記載の翼において、前
    記オフセット部が前記第1の上面から前記第2の上面ま
    で延びた概ね垂直方向の面である翼。
  11. (11)特許請求の範囲第7項に記載の翼において、前
    記第3の上面が前記第1の上面との連続性を示す翼。
  12. (12)特許請求の範囲第7項に記載の翼において、前
    記第2の上面が概ね平坦である翼。
  13. (13)特許請求の範囲第7項に記載の翼において、前
    記第1の上面が正の反り部分を形成する翼。
  14. (14)特許請求の範囲第7項に記載の翼において、前
    記第3の上面が正の反り部分を形成する翼。
  15. (15)前縁と; 前記前縁の後方長手方向に位置した後縁と;前記前縁か
    ら前記後縁まで延び、下部反り部分を形成する連続した
    下面と; 前記前縁から延び、前記後縁の前方の少なくとも1個の
    オフセット部において終り、第1の上部反り部分を形成
    する第1の上面と; 前記オフセット部から後方に延び、第2の上部カンバー
    部分を形成する第2の上面と;および、前記第2の上面
    と交差し、かつ該上面から後方に延び、第3の上部反り
    部分を形成し、前記交差部分が、前記第2と第3の面の
    各々の位置の急激で顕著な変化を示し、それらの間の目
    立つた区分を形成する少なくとも1個の第3の上面とを
    含み;前記オフセット部分と前記第2の上面とが各々、
    空気流に作用されない概ね連続した部材である揚力体。
  16. (16)特許請求の範囲第15項に記載の揚力体におい
    て、前記第2の上面が前記オフセット部において前記第
    1の上面より下方に高さ方向にずれた前端を有する揚力
    体。
  17. (17)特許請求の範囲第16項に記載の揚力体におい
    て、前記第3の上面が前記第1の上面との連続性を示す
    揚力体。
  18. (18)特許請求の範囲第17項に記載の揚力体におい
    て、前記オフセット部が前記第1の上面から前記第2の
    上面まで延びた概ね垂直の面である揚力体。
  19. (19)特許請求の範囲第18項に記載の揚力体におい
    て、前記第2の上面が概ね平坦である揚力体。
  20. (20)特許請求の範囲第18項に記載の揚力体におい
    て、前記第2の上面が負の反り部分を形成する揚力体。
  21. (21)先導縁と; 前記前縁の後方長手方向に位置する後縁と;前記前縁か
    ら前記後縁まで延び、下部カンバー部分を形成する連続
    した下面と; 前記前縁から前記後縁まで延び、上部反り部分を形成す
    る第1の上面と; 前記後縁の前方で前記第1の上面により担持され、空気
    流に作用されない少なくとも1個の概ね連続したオフセ
    ット部と; および、 前記第1の上面に向かう前記オフセット部から後方に延
    び、かつ前記後縁の前方で前記第1の上面と交差し、空
    気流に作用されない、概ね連続した第2の上面とを含み
    ; 前記交差部分が前記第1の上面に対する前記第2の上面
    の位置の急激で顕著な変化を示しそれらの間で目立つた
    区分を形成する揚力体。
  22. (22)特許請求の範囲第21項に記載の揚力体におい
    て、前記第2の上面が前記オフセット部において、前記
    の上面の下方に高さ方向にずれた前端を有する揚力体。
  23. (23)特許請求の範囲第22項に記載の揚力体におい
    て、前記オフセット部が前記第1の上面から前記第2の
    上面まで延びた概ね垂直の面である揚力体。
  24. (24)特許請求の範囲第23項に記載の揚力体におい
    て、前記第2の上面が概ね平坦である揚力体。
  25. (25)特許請求の範囲第23項に記載の揚力体におい
    て、前記第2の上面が負の反り部分を形成する揚力体。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003099652A1 (fr) * 2002-05-23 2003-12-04 Iwao Yuasa Dispositif de génération de poussée ascensionnelle et de propulsion

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