JPS62284193A - 伝熱管 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ３、発明の詳細な説明 「産業上の利用分野」 本発明は熱交換器に使用される伝熱管に関するものであ
り、特に余剰な夜間電力を昼間に利用するような場合に
好適する蓄熱用の伝熱管に関するものである。

「従来の技術」 従来１例えば夜間電力によって製氷し、これを昼間にお
いて冷却に使用するような極〈単純な技術はあるが、特
別な蓄熱部品はなく、熱交換器においては余剰夜間電力
を昼間利用する技術は十分具体化されていないのが現状
である。

「発明が解決しようとする問題点」 本発明の目的は、比較的構造が簡単で安価に製造するこ
とができ、熱交換効率かよく、蓄熱のために十分使用す
ることかできる蓄熱用の伝熱管を提供する゛ことにある
。

「問題点を解決するための手段」 外管と内管の間に空間を有する二重管に３いて、外管と
内管の間は所定の距離を隔てて閉鎖し。

この閉鎖された部分において、外管の内側面又は／及び
内管の外側面にはフィンを形成するとともに外管と内管
の間には蓄熱材を充填したことである。

「作用」 内管内に高温又は低温の流体を通じさせると。

流体の熱は内管の表面□及び内管の外側面又は／及び外
管内側面のフィンを通じて蓄熱材に蓄熱され、１熟され
た蓄熱材の熱は外管を通じて徐々に放熱される結果、内
管内の流体を遮断した後でも前記蓄熱材の熱を利用する
こ“とができる。

「実施例」 以下図面を参照しながら本発明の詳細な説明する。

第１図はその第一例であり、銅又はその合金若しくはア
ルミニウム又はその合金等よりなる外管ｌ内に、該外管
１と同様な材質で両端を開放した外側フィン２１を有す
る内管２を所定の空間を介して挿入した状態に配置し、
外管ｌの一端において外管ｌと内管２のフィン２１を除
去した部分との間を一方の閉鎖板３で塞ぐとともに、外
管１の他端において外管１と内管２のフィン２１を除去
した部分との間を他方の閉鎖板３で塞ぎ、閉鎖板３．３
の間の空間に蓄熱材４を充填ないし封入する。

外管１には好ましくは外側面にフィン１１を有するもの
を使用する。

内管２のフィン２１の先端は、外管ｌの内壁面に接する
状態にするのが、蓄熱材４への蓄熱及び蓄熱材４から外
管ｌへの熱伝達の効率を高める意味で望ましい。

蓄熱材４としては、油脂系、パラフィン系、ポリエチレ
ングリコール系その他、融点のコントロールか可能でし
かも潜熱量が大きく徐放熱性を有するものであれば液体
（流動物）でも固体でもよいが、固体である場合は充填
ないし封入し易い粉状又は粒状のものを使用する。蓄熱
材４として蓄熱又は放熱により体積が変化する性質のも
のを用いる場合は１体積の変化を見込んでその充填する
量を加減する。また、蓄熱材４には外管１や内管２を腐
食させないものを用いるのが好ましく、蓄熱材４か外管
１及び内管２を腐食させるような場合は、外管ｌ及び内
管２の所要の面に熱伝達を阻害しなようなコーティング
を施こす。

前記実施例の伝熱管を冷房用の１熱管として使用する場
合は、蓄熱材４として融点４〜８°Ｃのものを使用し、
内管２に４℃程度のプレオンガスや冷水その他の冷却し
た流体を流して蓄熱材４への蓄冷熱を行ない、必要に応
じて流体の流れを停止し、風だけを送って冷風を取出す
。

また、暖房用の蓄熱管として使用する場合には、例えば
融点が３０〜４０℃程度の油脂系の蓄熱材４を使用し、
内管２に温水その他の暖めた流体を通して蓄熱材４へ蓄
熱する。

、上記実施例の伝熱管は、以上のように内管２を通じた
放熱により蓄熱材４へ流体の熱が蓄熱され、蓄熱された
熱は徐々に外管１を通じて放熱される。従つて、内管２
内の流体を遮断した後も相当な時間°放熱するから、熱
交換器に使用した場合。

夜間の余剰電力を昼間有効に利用することができる。

第２図のように、外管ｌとして外側のフィン１１の外に
内側フィン１２を形成したものを使用すると、更に熱交
換効率が向上する。

前記実施例においては外管１及び内管２のフィン１１．
１２及び２１は、スパイラル状に形成したものであるが
、これらは第３図で例示するように長手方向に沿って形
成されたフィン１１　（２１）でもよく、また、第４図
のように管１又は２へ所定間隔に円形のフィン１ｔ（２
１）を溶接したものであってもよい、さらに、これらの
フィン１１．１２．２１は連続したものばかりでなく、
断続したものでもよい。

内管２のフィン２１を第４図のように円形にした場合に
は、蓄熱材４を充填する便宜のため各フィン２１に第４
図に例示するような孔２２を形成する。

第５図は更に他の実施例を示すもので、内側面に長手方
向へ沿ってプレート状の内側フィン１２を有し、アルミ
ニウム又はアルミニウム合金或いは銅もしくは銅合金等
よりなる外管ｌを設け、外管１の両端部分における内側
フィン１２を一定範囲にわたって切除した後、外管ｌの
中に内側フィン１２の内径より外径がやや小径なアルミ
ニウム又はアルミニウム合金或いは銅又は銅合金よりな
る内管２を挿入し、内管２をプラグ又は水圧により拡管
して該内管２を内側フィン１２の先端へ圧着している、
外管ｌと内管２との間は外管ｌの両端部において閉鎖板
３により閉鎖され、外管ｌの内側フィン１２を除去した
両端部分に外部へ通じる状態に細管５を設け、一方の細
管５より外管１内の空気を抜きつつ他方の細管５より蓄
熱材（図示しない）を充填し、充填終了後前細管５の先
端部を潰して溶接することによって閉鎖する。

閉鎖板３の部分は、第７ｒ５！Ｉのようにスピニング加
工により外管ｌへ一体に形成しても実施することができ
、また、細管５は第７図のように閉鎖板３から突出する
状愚に設けても実施することができる。外管１の外側面
にフィン１１を設ける場合には、第７及び１８８図のよ
うに外管ｌヘプレート状のフィン１１を圧入してもよい
。

第１図及び第２図の実施例の場合においても、第５図又
は第７図で例示したように、空気抜きと蓄熱材の充填の
ための細管５を設けるのが望ましい。

外管１及び内管２は図示のような断面円形の管でなく、
晴円管や角管及び偏平な管でも実施することかできるし
、熱交換率をよくするため管ｌ。

２の内面や外面を凹凸により粗面に形成したものを使用
することができ、また、管１，２の内面に同様な意味で
溝又は突条を形成してもよい。

閉鎖板３は所定の間隔を置いて二つあれば十分であるか
、一定長さの管を溶接等により連結して外管ｌ及び内管
２を製造する場合などには、当該連結部分に他の閉鎖板
（図示しない）を取付けて両開鎖板３．３の間を区分し
てもよく、また、閉鎖板３は必ずしも外管ｌの両端に位
置することを要しない。

「発明の効果」 本発明に係る伝熱管は、外管と内管の間に空間を有する
二重管において、外管と内管の間を所定の距離を隔てて
閉鎖し、この閉鎖された部分において、外管の内側面又
は／及び内管の外側面にはフィンを形成するとともに外
管と内管の間に蓄熱材を充填ないし封入したものである
から、蓄熱後における外管からの熱の徐故によって、電
力消費の少ない時間帯の余剰電力を、電力消費の多い時
間帯において有効に利用することができる。また、構造
が簡単で安価に製造することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る伝熱管の一例を示す一部省略断面
図、第２図は他の実施例を示す一部省略断面図、第３図
は本発明に係る伝熱管に使用する管の他の例を示す半裁
断面図、第４図は使用する管の更に他の例を示す半裁断
面図で、第５図は本発明に係る伝熱管の更に他の例を示
す一部断面図、第６図は第５図の伝熱管の側断面図、第
７図は伝熱管の更に他の実施例を示す一部断面図、第８
図は第７図の伝熱管の側断面図である。 図中主要符号の説明 ｌは外管、２はフィン付内管、　１２．２１はフィン、
３は閉鎖板、４は蓄熱材である。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）、外管と内管の間に空間を有する二重管において
   、外管と内管の間は所定の距離を隔てて閉鎖され、この
   閉鎖された部分において、外管の内側面又は／及び内管
   の外側面にはフィンを有するとともに外管と内管の間に
   は蓄熱材が充填ないし封入されていることを特徴とする
   伝熱管。
2. （２）、外管が外側面にフィンを有する特許請求の範囲
   第１項に記載の伝熱管。
3. （３）、内管の外側面に形成されているフィンの先端が
   外管の内側面に接し、又は外管の内側面に形成されてい
   るフィンの先端が内管の外側面に接している特許請求の
   範囲第１項に記載の伝熱管。