JPS62281901A - 爪先キャップ - Google Patents

爪先キャップ

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JPS62281901A
JPS62281901A JP62071299A JP7129987A JPS62281901A JP S62281901 A JPS62281901 A JP S62281901A JP 62071299 A JP62071299 A JP 62071299A JP 7129987 A JP7129987 A JP 7129987A JP S62281901 A JPS62281901 A JP S62281901A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明〕 〈産業上の利用分野〉 本発明は履物に係り、詳細には靴、ブーツ、オーバシュ
ーズなどの靴に使用して爪先を構造的に補強し、爪先に
落下しまたは当る物体によって着用者が傷害を受けるこ
とを防止する爪先キャップに関する。
〈従来の技術〉 構造的な補強のために内部爪先キャップを靴、ブーツな
どの履物に設けることは古くから知られており、市販さ
れている。この種の履物は工業作業者、消防士、伐木業
者1軍人、その他重い物体による足の傷害の危険が比較
的高い環境で作業する人に着用されている。従来爪先キ
ャップは金属特に鋼製であって限定された肉厚に対して
最大の強度が得られるようになされる。
爪先キャップの設計についてはいくつかの制約があり、
シェル状の構造とする必要がある。第1に着用者の爪先
を保護ポケット部内に包むために中空とする必要があり
、この保護ポケット部は適合性と快感のために通常の靴
の爪先部分とほぼ同一の容積、形状のものとする。さら
に、実用性と履き心地のために軽量でなければならず、
実用性と美観のために靴の爪先部の形状に適合する必要
がある。
近年プラスチック製の爪先キャップが従来の鋼製のもの
に代って市販されている。プラスチック製のものはいく
つかの利点がある。すなわち、これは軽量であり、長期
間着用しても使用者の疲労が少ない。プラスチックは熱
伝導率が低いから寒いときに快適であり、凍傷のおそれ
が少ない。
〈発明が解決しようとする問題点〉 プラスチックは延性でないから限界を越える応力を受け
るといくらか屈撓した後に破断する。安全靴に作用する
荷重が取り除かれると着用者は直ちに応力から解放され
る。
金属はこれに反して降伏点を越える応力を受けるといく
らか破損しまたは破損せずに永久変歪を受ける。安全靴
の場合この永久変歪は変歪を生ぜしめた荷重または物体
が取り除かれても回復しない。従って靴を脱ぐことが困
難となり、痛みまたは苦しみが継続するおそれがある。
プラスチックの爪先キャップは非磁性であ一す、所望に
より導電性または非導電性とすることができる。プラス
チックの爪先キャップは腐食せず、湿気や汗などの影響
を受けない。
鋼製の爪先キャップをプラスチックで代替するときの第
1の問題点は圧縮および引張り強度が鋼よりも低いので
構造的補強に適するか否かにある。
米国その他の諸国には爪先キャップの試験と基準につい
て規格がある。米国ではANSI規格としてz41−1
983に圧縮および衝撃試験が記載されている。ヨーロ
ッパではDIN規格4843に衝撃試験が記載される。
従来のプラスチック製の爪先キャップはこれら規格を満
足しない。
本発明はこの問題点を解決するプラスチック製の爪先キ
ャップを提供することを目的とする。
く問題点を解決するための手段〉 不発明は圧縮および衝撃荷重に対して爪先部の構造的補
強を行う爪先キャップを提供する。
爪先キャップはプラスチック材料から成形されたシェル
本体を含み、これは靴の爪先部の形状を有し、爪先の入
口として後方に開いた開口を持つシェル本体の屋根部分
が前壁部分まで前方に延び、中央平面の両側に配置され
た横壁部分まで側方に延びる。前壁部分および横壁部分
はほぼ部分楕円形の靴底の爪先部に適合する形状のほぼ
平面上のベースから上方に突出し、これら壁部分は互い
におよび屋根部分に滑らかな曲線で結合され、連続的な
丸みをもつシェル本体を形成する。
本発明によれば屋根部分には圧縮および衝撃荷重を受け
たとき壁部分の中央平面から外方に応力および破断点を
移動させる手段が設けられる。はぼ垂直上方に突出する
壁部分はこの荷重を充分にかつ、高い値で支持し、安全
で履き心地のよい爪先キャップが得られる。
屋根部分から壁部分に荷重を移動させる手段は屋根部分
をより可撓性としこれによって作用した荷重が分散せし
められ主として壁部分によって支持されるようにする手
段を含む。可撓性を与える手段は屋根部分を縦方向に延
びる一連の溝を含むものとすることができ、屋根部分の
肉厚を薄くしてもよく、爪先キャップの残りの部分より
低い弾性係数を有する別のプラスチック材料製としても
よく、これらを組合せてもよい。
く作 用〉 本発明によれば充分な強度を有するプラスチック材料製
の爪先キャップが得られる。
く実 施 例〉 第1図は全体として数字10として示す安全靴を示し1
本発明による内側爪先キャップ12を含む。キャップ1
2は爪先区域に取付けられ、物体が爪先区域に落下しま
たは移動することによる圧縮または衝撃荷重に対して靴
を構造的に補強する。
爪先キャップ12は例えばブーツなどの別の形式の履物
に取付けてもよく、安全と保護のために靴の上に被せて
もよい。本明細書において「靴」の語は広い意味で使用
される。
安全靴10は通常形式のもので、革、ゴム、または合成
樹脂の表部14および踵部16と、硬質ゴム、革などの
外底18と、クッション性の中底20と、例えば内側ラ
イニング、カラーなどその他の履き心地のためのものを
含む。さらに、補強踵部や靴底内の保護シャンクその他
の付加的特性を所望により設けてもよい。キャップ12
は、底18上に且つ表部14の形状内に設けられる。
第2図ないし第5図は本発明による爪先キャップ12の
詳細を示す。これは本質的にシェル本体からなりプラス
チック材料製である。用語rプラスチック」は広い意味
で使用され、熱可塑性及び熱硬化性の両者を含み補強繊
維を有しまたは有しない合成樹脂材料を含む。適当な熱
可塑性合成樹脂としては、塩化ポリビニル(PVC)、
ABS(スチレン、アクリロニトリル、ニトリルゴムの
重合混合物)、ポリカーボネート、ポリエチレン、ポリ
エチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリウレタ
ン、ポリフェニレンサルファイド、ポリエテルエテルケ
トン、ポリエテルイミド、ポリアミドイミドおよびこれ
らの混合物がある。適当な熱硬化性樹脂としてはフェノ
ール樹脂、ポリエステル、エポキシ、ポリアミド、ポリ
カーボネ−トなどがあり、選択された補強繊維および充
填材を合せて使用することもできる。
上述プラスチック材料はガラス繊維、炭素、グラファイ
ト、ケブラー繊維などによって補強してもよい。
一般的には本発明による爪先キャップ12は型成形する
ことができる。圧縮成形、射出成形、樹脂転換法、射出
圧縮成形、加圧成形などは上述各種の樹脂に適している
。補強繊維を使用するときは射出成形は望ましくないが
、これは繊維の長さについて品質が低下しその方向性に
ついて制限を受けることによる。
本発明による1つの実施例をガラス繊維補強のポリフェ
ニレンサルファイド(pps、)で作った。
ガラス繊維補強PPSは初めに炉で予熱されて適当な重
量に予備成形され、つぎに冷い圧縮型内で最終形状に加
熱加圧成形された。補強繊維は最終製品重量の40%と
し、スワールマット繊維を使用した。
本発明による別の実施例としてガラス繊維補強ポリウレ
タン樹脂が押出し機内で予熱された。適当な量の材料を
圧縮型に入れて圧力下で最終形状に成形する。ガラス繊
維の長さは初めは1/2−2インチ(1350mm)で
、押出し機を通った後は1/4−1インチ(6−25m
m)となった。樹脂とガラス繊維との容積比は約60%
とした。高い容積比例えば100%(ガラス繊維なし)
としてもよい。
第2図ないし第5図に示すものはほぼ靴の爪先の形状の
中空のシェル本体としての一体構造のものである。シェ
ル本体は靴に取付けられたとき爪先の進入退出を可能と
し、ポケット部をつくるため後方に面する開口26を有
する。
シェル本体は頂部に屋根部分30を、前部に前壁部分3
2を、右側に右横壁部分34を、左側に左横壁部分36
を有する6両横壁部分34.36は縦方向中央平面38
からほぼ等距離にあり、第5図は中央平面に沿う断面で
ある。屋根および各壁部分の区分は第3図に鎖線で示す
が各部分の正確な区分別けは重要ではない。これら部分
は滑らかな連続的な曲線をなして互いに結合して靴の爪
先部に適合して美観的に好適な外観形状と、靴を構成す
るための内側形状を持つものとなされる。
壁部分32.34.36は第4図、第5図に示すように
ほぼ平面的なベースから垂直上方に突出し、かつ、靴底
の前方部分に適合した形状をなしている。各壁部分の下
端は内方に曲げられて爪先キャップ12を靴底上に支持
する広い座面を形成している。キャップ12は接着その
他適宜の方法で靴底に取付けてもよく1周囲材料(靴の
内側にキャップ12が取付けられている場合)によって
位置決め固定してもよい。壁部分の下端縁を受は入れる
ために靴底に凹所を設けてもよく、キャップ12を保持
するため表部(表面材)14とライニング材と共に縫い
あわせてもよい。
屋根部分30は縦方向および横方向平面内においてほぼ
弓形をなしてほぼ水平に延びている。第4図、第5図に
示すように弓形の線の最高点は爪先キャップの後縁より
いくらか前方にあり、中央平面上にある。この最高点が
爪先キャップ上に落下しまたは運動する物体が最初に爪
先キャップに接触する位置となる6 第2図ないし第5図の爪先キャップは床部分を持ってお
らず、靴底18が爪先キャップ12の底部を閉じている
。しかしキャップ12に一体の床部分を設けてもよく、
このようにすると底18を高い強度のものとする必要が
なくなり、靴底を貫通して異物が使用者に傷害を与える
という危険を防止することができる。
本発明による爪先キャップ12の屋根部分には荷重応力
を中央平面38から外方に離れる方向に移動せしめる手
段が設けられている。図示実施例において一連の溝40
.42.44.46.48.50が屋根部分の後縁52
からキャップ12の前端と後端との中間位置まで縦方向
に延びている。
溝の数、長さおよび深さは設計によって変えてもよい。
爪先キャップの幅が広いときは広い範囲にわたって分散
せしめ、前後方向の長さが長いときは溝の長さを長くし
て所望の応力移動(後述)を達成するようにする。溝は
シェル本体の内面または外面の一方のみに設けてもよい
が高さが高いときは両面に設けることが望ましい。
第4図に示すように溝は内面または外面から部分的に貫
入し、爪先キャップの頂部に垂直方向に荷重が作用した
ときに屋根部分の可撓性を高める。
可撓性とすることにより、荷重に対抗して生ずる抵抗ま
たは応力を屋根部分から壁部分に移動せしめる作用が生
じ、これによって過大な変形や破損を生ずることなく荷
重を支持することが可能となる。
第6図は荷重りが屋根部分30に作用したとき本発明に
よる爪先キャップ12に生ずる変歪を示す。荷重が作用
していないときの状態を鎖線で示す。実線で示すように
屋根部分には大きい変歪と偏平化が生ずる。これによっ
て荷重は横方向に壁部分34.36に向かって屋根部分
30に拡がる。
その結果、弓形の屋根部分の中央部に荷重りによる限界
応力が作用することがなく、中央部から外方に壁部分3
4.36に向かって移動せしめられる。なお、前壁部分
32に向かっても同様に応力移動が生ずる。
爪先キャップ12についての多くの試験によると、可撓
性の屋根部分を持たないものでは破断は通常中央平面3
8の後縁に生ずる。可撓性の屋根部分をもつ本発明によ
る爪先キャップでは屋根部分は破断せずに屈撓し、破損
は矢印a、bに示すように横壁部分に生ずる。
なお、可撓性の屋根部分をもつ本発明による爪先キャッ
プ12は従来のプラスチック製のものよすも著しく高い
荷重で破断する。屋根部分は可撓性であるから荷重を支
持せず、従って荷重は外方に移動せしめられて壁部分に
よって支持されることになる。壁部分は靴底から垂直に
上方に突出し、従って破断を生じないで荷重を支持する
に適している。すなわち、寸法、重量が与えられたとき
可撓性の屋根部分を持つ爪先キャップは大きい荷重を支
持することができる。
第10図はプラスチック材料製の爪先キャップの圧縮お
よび衝撃試験結果を示す。試料Aは前述し図示したもの
とほぼ同一の形状1寸法を持つが全体として一様な肉厚
の繊維補強プラスチック材料製のものである。ANS 
I規格により圧縮およびvR撃試験を行った。圧縮試験
の破断は1/2インチのゲージ(鋼の捧)がキャップの
後縁の開口26から入らなくなることにより判定した。
試料Aの圧縮試験の結果を矩形60として示す。
矩形の上端および下端は複数個の試料についての最高お
よび最低破断荷重を示し、中央部の破線および数字は平
均破断荷重を示す。破線68はこの規格による基準すな
わち要求値を示す。
第10図の点70−72.74.76は衝撃試験結果を
示す。縦軸の数字は試験後におけるポケット部の高さを
インチの100分数として示し、破線78は合格基準値
を示す。
試料Bは構造的にはほぼ試料Aと同一であるが、繊維の
長さと分布とを改善したものでものであり、矩形62お
よび点72に示すように試料Aより、いくらか改善され
ているが圧縮試験および!I撃試験の双方において基準
に達していない。
試料Cは第2図ないし第5図に示すような溝を屋根部分
に有するものである。試験結果は64.74に示すよう
にANSI規格を満足する。試料Cの圧縮試験結果は矩
形64の上下限界が近接していることから明らかのよう
に再現性が高いので望ましい。
第7図、第8図は本発明の別の実施例として爪先キャッ
プ80を示す。これは第1図ないし第5図の爪先キャッ
プ12と同様なプラスチック材料製である。屋根部分8
2は壁部分84とは明確に異る部片として作られる。す
なわちキャップ80は一体のシェル本体ではなく、2つ
の異る部片からなる。
屋根部分82と壁部分84とは、例えばスナップ嵌合な
ど機械的に連結してもよく、画部分に適合する樹脂接着
剤(例えばエポキシ樹脂など)によって接合してもよい
爪先キャップ8oは爪先キャップ12と同様に作用する
。屋根部分82は充分な可撓性を持ち、その弓形の頂部
に作用する荷重は中央平面から外方に壁部分84に向っ
て移動せしめられる。この可撓性は屋根部分82を薄い
肉厚のものとするか、弾性係数の低いものとするか、こ
れらを組合せるか、によって達成される6屋根部分82
を壁部分84とは異るプラスチック材料製としてもよく
、壁部分84を補強繊維を持つものとし、屋根部分82
を補強繊維を持たないものとしてもよい。
第9図は、さらに別の実施例を示す。爪先キャップ90
は前述のキャップ12.8oとほぼ同様であり、屋根部
分92と壁部分94とを含む。キャップ8oとは異って
キャップ90は単一のプラスチック材料製で補強繊維は
少量またはないものとする。
本発明により可撓性を与えるため屋根部分92は肉厚t
を小として、圧縮および衝撃荷重により屋根部分が容易
に変歪して破壊応力が屋根部分に作用することなく壁部
分に移動するようにする。
これは第6図に関して前述したものと同様である。
壁部分の厚さは例えば約6mmとし屋根部分の最小厚さ
は約1.5mmとする。
屋根部分92は中央平面96から離れた位置で厚さを次
第に増加して滑らかに前壁部分および横壁部分に連続す
るようにする。圧縮および衝撃試験の結果は第10図に
試料りとして示す。矩形66および点76は要求値を満
足する。
第11図はさらに別の実施例としての爪先キャップ10
0を示す。爪先キャップ100の屋根部分30は爪先キ
ャップ12についての説明と同様に溝によるか、爪先キ
ャップ80または90と同様に肉厚または材質を変える
ことによって可撓性となされる。この可撓性によって屋
根部分は荷重を受けたときに屈撓して荷重が壁部分32
.34゜36で支持されるようにする。この爪先キャッ
プ100はつぎの点において爪先キャップ12と異なっ
ている。すなわち、その平面的なベースには下方に延び
る突起または突条102が少なくとも横壁部分34.3
6の範囲、望ましくは前壁部分32の範囲にも設けられ
る。突起102は第1図に示すような完成した靴におい
て靴底に着座し。
衝撃または圧縮荷重をうけたとき靴底内に入りこんで確
実に係合して、横壁部分34.36が外方に拡がること
を防止する。
荷重をうけたとき横壁部分が外方に拡がると爪先キャッ
プの強度が低下し、中央平面における高さが減少し、屋
根部分が過度につぶれることになる。突起102は壁部
分のベースを下方にある靴底に固定することによって壁
部分が拡がることを防止する。靴底は爪先キャップの開
いた底面開口を閉じる作用を行い、これによって爪先キ
ャップのシェルとしての強度を増加する。従って屋根部
分から壁部分への負荷の移動が屋根部分と底との間の寸
法を過度に減少させずに行われる。
爪先キャップ100には屋根部分に可撓性を与えるため
の溝として中央平面38に関して非対称の溝104が設
けられる。特定の形状の爪先部に対して最適の負荷移動
を達成するため所望により非対称の溝を設けて屋根部分
に最適の可撓性を与えることができる。
本発明の望ましい実施例について上述したが、各種の変
形、変更が本発明の範囲内において実施可能である。補
強繊維を有しまたは有さない各種のプラスチック材料が
使用可能である。屋根部分を可撓性とするには、肉厚を
制御してもよく、材料を変更してもよく、溝、貫通穴そ
の他によって屋根部分を構造的に異るものとしてもよい
。すなわち、前述実施例は単なる例示であり、本発明を
限定するものではない。
〈発明の効果〉 上述のように本発明による爪先キャップはプラスチック
材料から形成され、従来形式のものであれば縦方向に延
びる中央平面付近において屋根部分を破断せしめた圧縮
または衝撃荷重を横壁および前壁部分によって支持する
ことを可能とする。
屋根部分は可撓性となされ、荷重をうけたときに破断応
力が横壁および前壁部分に移動せしめられる。これら壁
部分はほぼ垂直であり、破断を生ぜずに大きい圧縮また
は衝撃荷重を支持することができ、高い強度の爪先キャ
ップが得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による爪先キャップを有する安全靴の爪
先部を断面として示す側面図、第2図は第1図の爪先キ
ャップの斜視図、第3図は第2図の爪先キャップの上面
平面図、第4図は第2図の爪先キャップの後面図、第5
図は前後方向中央平面に沿う断面図、第6図は第4図と
ほぼ同様な図であるが、圧縮荷重をうけたときの動作を
示す図、第7図は別の実施例の斜視図、第8図は第7図
の爪先キャップの後面図、第9図はさらに別の実施例の
後面図、第10図はAないしDの種々の爪先キャップに
ついての圧縮および衝撃試験の結果を示した図、第11
図はさらに別の実施例の後面図である。 12.80.90,100=爪先キヤツプ30.82.
92:屋根部分 34.3’6.84.94:横壁部分 32:前壁部分 38.96:中央平面 40.42.44.46.48.5o:溝1o4:溝

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)靴に取付けられて圧縮および衝撃荷重に対して爪
    先区域の構造補強を行う爪先キャップであって、プラス
    チック材料から作られ靴の爪先の形状をなして後方に向
    かう開口(26)を爪先の進入および退出のために有す
    るシェル本体を含み、該シェル本体が、前壁部分(32
    )まで前方に延び中央平面(38、96)におけるほぼ
    最高位部分から左右の横壁部分(34.36)まで横方
    向に延びる屋根部分(30)を含み、横壁部分および前
    壁部分は互いにおよび屋根部分に滑らかな連続的な曲線
    で結合されてシェル本体を形成し、横壁部分および前壁
    部分は靴底の前方部分に適合するほぼ平面的な形状のベ
    ースから上方に突出している形式の爪先キャップにおい
    て、屋根部分には圧縮および衝撃荷重を受けたときの破
    断位置を中央平面(38、96)の位置から外方に壁部
    分(32、34、36、84、94)の位置に向かって
    移動させる手段(40−50、82、92)が設けられ
    ている前記爪先キャップ。 (2)前記移動させる手段が圧縮および衝撃荷重を受け
    たとき中央平面で破断することなく変歪して応力を中央
    平面から外方に壁部分に向かって移動せしめるに充分な
    可撓性を屋根部分に与える手段である、特許請求の範囲
    第1項記載の爪先キャップ。 (3)前記移動させる手段が、屋根部分(30)に設け
    られて中央平面に平行に延びる一連の溝である特許請求
    の範囲第2項記載の爪先キャップ。 (4)前記溝(40−46)が屋根部分の外面に設けら
    れている特許請求の範囲第3項記載の爪先キャップ。 (5)前記溝(48、50)が屋根部分の内面に設けら
    れている特許請求の範囲第3項記載の爪先キャップ。 (6)前記溝(40−46、48、50)が屋根部分の
    内面および外面に設けられている特許請求の範囲第3項
    記載の爪先キャップ。 (7)前記移動させる手段が、中央平面(96)に近い
    区域において肉厚を減少せしめて可撓性を与えた屋根部
    分(92)である特許請求の範囲第2項記載の爪先キャ
    ップ。 (8)前記移動させる手段が、前壁および横壁部分とは
    異るプラスチック材料製とした屋根部分(82)である
    特許請求の範囲第2項記載の爪先キャップ。 (9)シェル本体が熱可塑性材料製である特許請求の範
    囲第1項記載の爪先キャップ。 (10)シェル本体が熱硬化性材料製である特許請求の
    範囲第1項記載の爪先キャップ。(11)シェル本体が
    繊維補強合成樹脂製である特許請求の範囲第1項記載の
    爪先キャップ。 (12)屋根部分が縦断面および横断面において弓形で
    あり、底平面から最も遠い外面上の点が中央平面上にあ
    る特許請求の範囲第1項記載の爪先キャップ。 (13)底平面から最も遠い外面上の点が後端縁より前
    方にある特許請求の範囲第12項記載の爪先キャップ。 (14)靴の爪先の形状にプラスチック材料から成形さ
    れたシェル本体を含む、補強安全靴などの爪先キャップ
    であって、該シェル本体が、頂部における屋根部分と、
    両側部における横壁部分と、前壁部分とが滑らかな連続
    的な本体を形成し、靴底の爪先部分に適合するほぼ平面
    的なベースを具え、屋根部分は両横壁部分の中間を前後
    に延びる中央平面を横断する平面内において弓形の形状
    をなしている前記爪先キャップにおいて、屋根部分には
    破断応力を中央平面から横壁部分に向かって外方に移動
    させる手段が設けられている爪先キャップ。 (15)前記応力を移動させる手段が屋根部分を壁部分
    に対して可撓性とする手段(40−50、80、92)
    を含む特許請求の範囲第14項記載の爪先キャップ。 (16)前記可撓性とする手段が屋根部分の中央平面に
    平行に延びる一連の溝(40−50)を含む、特許請求
    の範囲第15項記載の爪先キャップ。 (17)前記一連の溝(40−50)が屋根部分(30
    )の後縁から前方に後縁と該爪先の前端との中間位置ま
    で延びる特許請求の範囲第16項記載の爪先キャップ。 (18)前記可撓性とする手段が肉厚を薄くした屋根部
    分(92)を含む特許請求の範囲第15項記載の爪先キ
    ャップ。 (19)前記可撓性とする手段が壁部分を形成する材料
    より可撓性の別のプラスチック材料から形成された屋根
    部分(82)を含む特許請求の範囲第15項記載の爪先
    キャップ。(20)シェル本体の屋根部分が、該屋根部
    分の後縁と前壁部分との間において中央平面に沿って弓
    形をなし、中央平面内でベース上の高さが最高の点は屋
    根部分の後縁より前方にある特許請求の範囲第14項記
    載の爪先キャップ。 (21)前記平面的なベースには下方の靴底に係合する
    手段(102)が設けられている特許請求の範囲第1項
    記載の爪先キャップ。 (22)前記係合する手段が壁部分の下方にあって前記
    平面的なベースから下方に延長する突起を含む特許請求
    の範囲第21項記載の爪先キャップ。 (23)靴底を有する補強安全靴において、爪先キャッ
    プの壁部分を靴底に係合せしめて荷重を受けたとき壁部
    分が外方に拡がることを防止する手段(102)を有す
    る特許請求の範囲第14項記載の爪先キャップを含む補
    強安全靴。
JP62071299A 1986-03-25 1987-03-25 爪先キャップ Granted JPS62281901A (ja)

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US84370386A 1986-03-25 1986-03-25
US843703 1986-03-25
US930962 1986-11-12

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS483643U (ja) * 1971-05-25 1973-01-17
JPS5598208U (ja) * 1978-10-04 1980-07-08

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