JPS62268566A - 処理可能安全注射針外装 - Google Patents

処理可能安全注射針外装

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JPS62268566A
JPS62268566A JP61110436A JP11043686A JPS62268566A JP S62268566 A JPS62268566 A JP S62268566A JP 61110436 A JP61110436 A JP 61110436A JP 11043686 A JP11043686 A JP 11043686A JP S62268566 A JPS62268566 A JP S62268566A
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cap
sleeve
syringe
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ジェームズ ペディカノ
ジェームズ ジイ、ケイン
アーネスト ペディカノ
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技  術  分  野 この発明は、注射針の安全処理に関するものであり、特
に悪書または感染の危険を伴わず非衛生注射針を処理す
るための安全外装に関するものである。
発明の背景および目的 非衛生医療機器との接触によって生じる感染は長い間そ
の機器を処理する関係者に危険を課してきた。注射針は
その特性上非常に鋭利であり、不慮の傷を負わせること
があるため、使用された医療注射針との接触は特に危険
である。
安全外装を提供するための従来の試みは、使用前の包装
された注射針の殺菌状、態を維持すること、および殺菌
注射針を注射器に固定する間、使用者を感染から保護す
ることに集中してきた。この種の構造の代表例が米国特
許第2953243号、同第3074542号、同第3
294231号、同第3367488号、および同第3
329146号明細書に記載されている。これらの特許
明細書に記載された構造の幾つか、特に米国特許第29
53243号、同第3294231号、および同第33
29146号に記載されている構造は注射器からの使用
された注射針の分離に使用することができるが、使用さ
れた注射針の再挿入のとき外装を保持する使用者の手を
悪書から保護するためのものではない。
注射針を注射器に固定する間、殺菌状態を保証し、悪書
から保護する注射針外装を提供するための他の試みもあ
るが、これは殺菌注射針に接近するには部分的に破壊せ
ねばならない構造を伴う。
使用された非衛生注射針を処理するとき悪書または感染
から保護することができない構造の代表例として、米国
特許第3073307号、同第3333682号、およ
び同第3934722号がある。
使用された皮下注射針と直接接触しな(でも、バクテリ
アの大気遊走によって感染が生じることがある。これま
で、使用された注射針を注射器から分離させるとき使用
することができる外装を提供する幾つかの試みがなされ
ているが、バクテリア遊走を防止する構造は提供されて
いない。使用された注射針の処理後、バクテリア遊走が
生じることがある構造の代表例として、米国特許第41
33090号がある。
処理のとき使用された皮下注射針との直接接触によって
生じる悪書から保護するためのものは、カニスタ(ca
nnister )形式の容器だけである。
この種の1つの装置では、使用された注射針がカニスタ
の孔内に挿入された後、鋭利なブレードによって使用さ
れた注射針が注射器から分離される。この種のカニスタ
は幾つかの欠点がある。まず、ブレードを有するカニス
タは取り扱いにく(、カニスタ自体の移送が不便であり
、露出した使用された注射針をカニスタに移送するのは
危険である。第2に、多数の使用された注射針を収容す
るカニスタの場合、感染する注射針がカニスタを貫通す
ることがあり、これによってカニスタを取り扱う関係者
が直接接触によって生じる悪書および感染の危険にさら
される。第3に、使用された注射針を挿入するための開
口孔が要求され、感染の危険がある望ましくないバクテ
リア遊走が生じることもある。鋭利なブレードが感染す
る注射針を分離させるとき生じるバクテリアの噴出によ
ってバクテリアの遊走は増大される。
使用された注射針を処理するための改良されたカニスタ
が米国特許第4375849号明細書に記載されている
。この特許明細書には、使用された注射針を挿入すると
き使用者の手を保護するためのカニスタの突起からのび
るリムガード、ブレードを使用せず、使用された注射針
を注射器から分離させる形状の蓋開口部、および使用さ
れた注射針を保持するための閉じることができる蓋が記
載されている。しかしながら、この構造もこの発明によ
って克服される幾つかの欠点がある。米国特許第437
5849号の装置はポータプルであるが、装置の付加ピ
ースを取り扱う必要があり、カニスタを適当な処理位置
に移送するのは不便である。さらに、多数の注射針を単
一のカニスタ内で処理せねばならず、カニスタを移送す
るとき、先に挿入されている注射針がカニスタの壁面が
ら突出することがあり、その悪書の危険がある。蓋が開
位置、すなわち付加注射針を収容する位置にあるとき、
米国特許第4375849号の装置が不慮に転倒すると
、先に挿入されている非衛生注射針がカニスタから落下
するおそれがある。このような注射針を再挿入するには
、露出した注射針に直接接触する必要があり、これによ
って悪書の危険が増大する。最後に、他の使用された注
射針を挿入する毎に蓋を開けねばならず、先に挿入され
ている注射針から感染バクテリアが遊走するおそれがあ
る。この装置はポータプルであり、患者のいるところで
カニスタが開かれ易(、患者がバクテリア遊走によって
生じる感染の危険にさらされ、事態は重大である。
したがって、この発明の目的は、注射針のための新規な
改良された安全外装を提供することにある。
この発明の他の目的は、特に外装から取り外すとき、お
よび外装に挿入するとき、直接接触しなくても注射針を
処理することができる新規な改良された注射針安全外装
を提供することにある。
この発明の他の目的は、新規な改良された注射針安全外
装において、注射針を外装内に保持するための手段を提
供することにある。
この発明の他の目的は、直接接触しなくても外装に挿入
された使用された注射針を注射器から分離させることが
でき、注射器から分離後注射針が脱落しない新規な改良
された注射針安全外装を提供することにある。
この発明の他の目的は、注射針を外装内に挿入するとき
注射針との接触によって生じる感染から使用者を保護す
る新規な改良された注射針安全外装を提供することにあ
る。
この発明の他の目的は、新規な改良された注射針安全外
装において、外装スリーブ内に挿入される注射針を案内
するための手段を提供することにある。
この発明の他の目的は、外装内に収容された非衛生注射
針からのバクテリアの遊走を防止する新規な改良された
注射針安全外装を提供することにある。
この発明の他の目的は、収容された非衛生注射針に接近
することができない新規な改良された注射針安全外装を
提供することにある。
この発明の他の目的は、使用前悪戯が防止され、使用後
非衛生注射針に接近することができない新規な改良され
た注射針安全外装を提供することにある。
この発明によれば、非衛生注射針の悪書または感染が生
じないという確信をもって処理することができる経済的
構造を得ることができる。
発明の要約 この発明によれば、非衛生注射針との直接接触を防止し
、その封入を保証するための処理可能安全注射針外装が
提供される。非衛生注射針からの感染バクテリアの遊走
を防止するための手段も提供される。
この発明の処理可能安全注射針外装は非衛生注射針を耐
久外装スリーブ内に挿入および付勢するとき非衛生注射
針との不慮の接触を防止する。この発明の付加的利点は
、スリーブ内に挿入された注射針が摩凛係合され、直接
接触しな(でも注射針を注射器から分離させることがで
き、注射器が分離された後、注射針はスリーブから不慮
に脱落しないということである。使用された注射針の挿
入後、外装をシールするための手段が提供される。
この発明の好ましい実施例では、一端が閉じられ、開口
端がじょうご形状の収容手段の小径端に取り付けられた
耐久スリーブが設けられ、注射針が外装内に挿入される
とき、使用者の耐久スリーブによって使用者の手が保護
され、使用された注射針がスリーブ内に付勢される。注
射針をスリーブ内に摩擦係合および保持するための手段
も設けられる。さらに、収容端に取り付けられたヒンジ
を有する外装の開口端をシールするためのキャップが設
けられる。この発明の好ましい実施例では、閉じられた
ときキャップが収容端とロッキング係合し、外装および
注射針の両方を破壊しない限り、事実上外装を再び開(
ことはできない。
保持手段はスリーブの閉口端から離れた位置で注射針を
狭い耐久スリーブ内に保持し、注射針はスリーブを貫通
せず、スリーブから突出しない。
さらに、保持手段はスリーブ内に保持された注射針が外
装から不慮に落下することを防止する。幾つかの他の実
施例では、保持手段が注射針の受口と精極的に係合し、
事実上外装内に挿入された注射針を取り外すことはでき
ない。
注射針の取外し、または挿入のとき、収容端の大きい口
径がスリーブを把持する使用者の手を保護し、スリーブ
のまわりの手の部分をオーバーラツプおよび被覆する。
収容端のじょうご形状は外装を保持する使用者の手から
離れた位置で外装から取り外される殺菌注射針を押し込
み、狭いスリーブの孔に挿入される注射針を案内する。
収容端の形状および大きさについては、これを特別の設
計の注射針ハウジングを有する両頭注射針を含む種々の
構造の注射針を収容することができるよう選定してもよ
い。
キャップは外装の開0端をシールし、バクテリア遊走を
防止し、注射針が落下または離脱することを防止する。
この発明の好ましい実施例では、ロッキングキャップは
使用された注射針に接近することを効果的に防止する。
封閉後、外装の構造を破損させることによって接近する
ことができるだけである。しかしながら、外装は耐久材
料で構成され、事実上これを破損させることはできず、
収容されている注射針の構造は損傷しない。
ヒンジは他の外装要素に対するキャップの誤配面を防止
する。
使用のとき、外装を悪戯防止パッケージ内に封入し、ロ
ッキングキャップが開位置にあっても、保持手段によっ
て殺菌注射針が保持されるようにしてもよい。悪戯防止
パッケージを開くと、注射器の尖端を外装の開口端内に
挿入し、注射針に接近させることができる。もちろん、
外装および殺菌注射針とともに注射器をパッケージ内に
設けることもできる。注射器は注射針受口と回転係合し
、横方向引張作用によって取り付けられた注射針から取
り外される。この取外しのとき、収容端のじょうご形状
がスリーブを把持する手から離れた位置で注射針の尖端
を案内し、これによって不慮の悪書が防止される。使用
後、注射器に取り付けられたまま注射針が外装内に挿入
される。収容端の大きい孔が手に不慮に突き刺さること
を防止し、じょうご形状は注射針を外装スリーブ内に案
内する。したがって、注射針の取外し、および挿入のと
き、収容端のじょうご形状が使用者の手を保護する。挿
入された注射針が保持手段と係合し、注射器は取り外さ
れ、個別に処理される。
キャップが閉じられる前、注射針と保持手段の摩擦係合
は注射針がスリーブから落下することを防止する。キャ
ップが閉じられると、外装がシールされ、使用された注
射針から大気へのバクテリアの遊走が防止される。
保持手段が注射針の受口と積極的に係合する他の実施例
では、軸方向押し込み作用または保持手段と注射針の受
口の回転係合によって使用された注射針が外装内に挿入
される。挿入後、反時計方向回転動作を与え、注射器を
注射針の受口から分離させることができる。この実施例
は著しく経済的に構成することができ、その使用は簡単
である。
外装および注射針の構造を破壊しない限り、キャップを
開くことができない好ましい実施例では、誰も使用され
た注射針に接近することはできない。したがって、外装
が不慮に開かれ、バクテリアが遊走すること、または注
射針が落下することはない。さらに、保持手段が注射針
の受口と積極的に係合する実施例では、たとえ外装が再
び開かれても、保持手段によって注射針が落下すること
が防止され、注射器を再び取り付け、意図的にまたは不
慮に注射針を取り外すこともできない。
キャップがロックされると、殺菌注射針が収容されてい
ると誤信した医療関係者であるか、殺菌を無視し、その
まま注射針を使用する乱用者であるかを問わず、誰も注
射針に接近することはできない。このように封入すると
、収容された使用された注射針が誰にも危険を負わさな
いという確信をもって注射針を処理することができる。
したがって、この発明の1つの利点として、直接注射針
と接触せず、注射針を注射針安全外装がら取り外し、挿
入することができ、注射針の悪書が生じないという確信
をもっことができる。
この発明の他の利点として、非衛生注射針を注射針外装
内に挿入した後、挿入された注射針を容易に取り外すこ
とはできない。
この発明の他の利点として、非衛生注射針からのバクテ
リアが大気に遊走することが防止される。
この発明の他の利点として、キャップがシールされると
、安全外装の内部に接近することは効果的に防止される
。悪戯防止パッケージの属性によって外装への接近が防
止され、使用前、注射針の殺菌性が保証され、使用前、
使用時、および使用後、悪書および感染が効果的に防止
される。
以下、この発明の詳細な説明する。
好ましい実施例の説明 添付の図面の第1図〜第4図を参照すると、この発明の
安全外装(10)の好ましい第1実施例が示されている
。この実施例では、外装(10)は閉口端(14)およ
び反対側の開口端を有する剛性耐久スリーブ(12)を
含み、その開口端はじょうご形状収容ガイド(16)の
小さい開口端と一体である。そして、ヒンジ(20)が
収容ガイドを外装(10)の開口端をシールするための
キャップ(18)に連結している。
開口端を有するスリーブ(12)およびじょうご形状収
容ガイド(16)の小さい開口端の大きさは長さ方向に
挿入された注射針を収容することができるよう選定され
、その直径は1/8〜1/4インチに選定されている。
さらに、注射針と小さい直径のスリーブの摩擦面(30
)の摩擦係合によって、またはテーバが形成された注射
針の受口(30)とスリーブの開口端の摩擦係合によっ
て注射針がスリーブ内に保持される。さらに、スリーブ
(12)の内側フランジ(42)と普通注射針の受口上
に設けられている外側フランジの係合によってスリーブ
に対する注射針の回転動作が防止される。
じょうご形状の収容ガイド(16)の大径端の大きさは
、注射針の挿入だめの大きいターゲットを提供し、スリ
ーブ(12)を把持する使用者の指を被覆するに十分で
ある。挿入のための十分に大きい保護ターゲットを提供
することができるよう大径端の直径を1インチよりも大
きくすることが好ましく、これを3インチ程度にし、使
用者の手が完全に被覆されるようにしてもよい。3イン
チよりも大きい直径の保護性はこのような大径外被の処
理の不便さに関連する最少限のものである。
じょうご形状収容ガイドク16)の形状は収容ガイド(
16)の大径端内に挿入された注射針がじょうご形状の
ピッチによって収容ガイドの小径端に向かってスリーブ
(12)内に付勢されるよう選定されている。じょうご
形状のピッチについては、これを外装の処理の簡便性と
比較考量せねばならず、選定された大径端までのじょう
ご高さを最少限にとどめることが好ましい。80〜14
0°の内部角度のじょうご形状は高さと幅の適当なバラ
ンスを提供し、100〜120°の内部じょうご角度は
許容じょうご高さで望ましいじょうごピッチを提供する
ことが見い出されている。
外装(10)の開口端をシールするためのキャップ(1
8)が収容ガイド(16)にヒンジ(20)によって取
す付けられている。キャップ(18)および収容ガイド
(16)には使用された注射針が挿入され、キャップが
閉じられた後、外装が再び開かれることを防止するため
のロッキング手段が設けられている。この実施例では、
収容ガイドに剛性環状隆起(32)が設けられ、これは
キャップ(18)の凹部、すなわち溝(34)を係合さ
せるためのものである。キャップが環状隆起(32)の
傾斜上面上に押し付けられると、キャップ(18)の突
起がわずかにゆがむ。キャップの突起がゆがむのは、環
状隆起よりも剛性の低い材料によってキャップの突起が
形成されているか、または溝によってキャップの突起の
構造に可撓性が与えられているからである。溝が完全に
環状隆起と係合すると、弾性キャップがその自然位置に
復元し、キャップが完全に閉じられたとき、環状隆起(
32)の平坦下面と溝(34)が対面関係をもつ。環状
隆起と溝の平坦下面の対面関係はキャップをその全開位
置にロックし、キャップを容易に取り外すことはできな
い。この平坦下面の対面関係が閉じられたキャップをロ
ックし、これは外装に上向きの力を加えてもこれらの面
が互いに押し付けられるだけであり、閉じられたキャッ
プの開放が防止されるからである。対面平坦面によって
形成される面はスリーブの軸芯と直角であることが好ま
しいが、少なくとも環状隆起〈32〉の平坦下面が傾斜
しないようにし、キャップ(13)に上向きの力が加え
られると、キャップが環状隆起(32)の傾斜上縁に閉
じられる場合と同様の弾性撓みが生じるようにせねばな
らない。このように構成すると、閉じられたとき、外装
を悪戯がら保護することができ、外部工具を使用しない
限り、外装を容易に開(ことはできない。
スリーブ(12)、収容ガイド(16)およびキャップ
(18)をすべて剛性の軽量材料で形成し、注射針が不
膚に突き刺さることを防止し、ロッキング後、これを開
(ことができないようにすることが望ましい。これらの
すべての面は剛性耐久ポリプロピレン、高密度ポリエチ
レン、アクリル、ポリスチレン、またはポリエステル、
またはその重合体、または注射針が貫通することを防止
する他の剛性材料で形成されていることが好ましい。ヒ
ンジく20)はキャップ(18)を分離させなくても、
これを収容ガイドに対し自在に移動させることができる
フレキシブル材料で形成してもよい。
第5図に示されているこの発明の第2実施例では、第1
図〜第4図と共通の参照符号が使用され、殺菌注射針が
予め包装され、開位置のキャップを有するスリーブ内に
摩擦係合され、すべて悪戯防止パッケージ内に封入され
ている。第5図は外装(10)とともに予包装され、注
射針に取り付けられている任意の注射器(36)を示す
。悪戯防止パッケージはセロハン、箔、またはプラスチ
ックなどの適当なフレキシブルシートの真空シールされ
た皮膜(40)からなり、これは殺菌状態を保持し、目
視点検によって収容物の殺菌状態が損なわれているかど
うかを決定することを可能にする。
悪戯防止パッケージを開くと、安全注射針および任意の
注射器に接近し、これを使用することができる。使用さ
れた注射針は外装内に再挿入され、注射器から分離され
、ロッキングキャップを閉じることによって外装内に封
入される。
この発明の好ましい第3実施例が第6図〜第8図に示さ
れ、その参照符号は位1図〜第4図と対応する。第6図
および第6A図に示されているように、スリーブ(12
)には注射針ロッキングねじ(50)が設けられている
。注射針ロッキングねじ(50)は剛性ポリプロピレン
、高密度ポリエチレン、アクリル、またはその他の比較
的硬質の耐久材料で形成されている。第6図に示されて
いるように、ねじ(50)はその全長にわたって比較的
一定の勾配、すなわちピッチおよびねじ間隔を有するも
のであってもよい。これに代えて、第6A図に示されて
いるように、ねじ(50)をスリーブ(12)の開口端
付近では急勾配の大きい間隔を置いて配置し、スリーブ
(12)の開口端から離れるに従って漸次その勾配を減
少させ、小さい間隔を置いて配置し7ちよい。急ピッチ
のねじはスリーブの開口端付近の小さいねじ高さから全
ねじ高さまで漸次上昇し、挿入された注射針の構造、す
なわち注射針の受口または外側注射針受口フランジに対
する自己切削作用を提供する。注射器を介して外装に対
する注射針の受口の時計方向回転力が加えられると、大
きい間隔の急ピッチねじが一般に市販されている注射針
の受口のテーバ面に設けられている外側注射針受口フラ
ンジ(60)との自己切削ねじ係合を開始する。これに
代えて、ねじ(50)を外側フランジ(60)ではなく
、注射針の受口(26)自体と係合させてもよい。注射
針の受口と外装間の時計方向回転をさらに生じさせると
、注射針の受口がさらにねじ(50)と係合し、スリー
ブ(12)内に引き込まれ、両者間の完全係合が達成さ
れる。
第7図に示されているように、特にスリーブ(12)の
開口端から離れた小さい間隔のねじの領域で完全に挿入
された注射針がねしく50)と緊密に係合する。普通の
注射器と注射針の受口は注射器の1つまたは2つの大き
い間隔のねじを環状突起(54)と時計方向係合させる
ようにしたものであり、外装に対する十分な時計方向回
転力を加え、それと関係する注射針構造、すなわち注射
針の受口(26)または外側フランジ(60)をねじ(
50)内に締め付けても、注射器に対する注射針の受口
の取り付は状態に影響しない。しかしながら、注射針の
受口がスリーブ内に締め付けられた後、比較的小さい反
時計方向力を加え、注射器を注射針の受口から分離させ
ることができ、これは挿入された注射針とロッキングね
じ(50)の係合に影響しない。したがって、最初に注
射針の受口を注射器から分離させないで注射針をねじ(
5o)がら離脱させることはできない。
第8図に示されているように、挿入された注射針の受口
(26)がスリーブ(12)がら分離することを防止す
るため、ねじ〈50)に1つまたはそれ以上のねじギャ
ップ(56)を設けてもよい。ねじは1!続急ピツチの
ものか、または急ピッチで始まり、小さい一定ピッチま
で漸次減少するものであってもよい。大きい間隔の急ピ
ッチねじで前述したように、剛性ねじを最大ねじ高さま
で漸次増進させることによって注射針の構造に対する自
己切削作用を得ることができる。ねじ高さを位置(53
)で突然最少値またはゼロまで降下させ、その後一定間
隔を置いて位置(51)で全ねじ高さまで漸次上昇させ
ることにより、ねじギャップ(56)が形成される。
外側フランジ(60)の弾性はねじギャップ(56)内
でフランジ(60)が実質上その自然の形状に復元する
に十分であり、スリーブ(12〉に対する注射針の受口
(26)の反時計方向回転力が加えられても、ねじギャ
ップはそのねじ作用によって挿入された注射針の受口の
離脱を防止する。さらに、反時計方向回転のとき、ねじ
が位置(53)で突然終止するため、注射針の時計方向
回転挿入時に漸次全ねじ高さまで上昇する急勾配ねじに
よって提供されるような自己切削作用は生じない。
したがって、注射針の受口(26)が時計方向回転力に
よってスリーブ(12)内に挿入されるとき、スリーブ
の開口端付近の急ピッチねじが外側注射針受口フランジ
(60)内に食い込む。さらに時計方向回転力が加えら
れると、7ランジ(60)はスリーブ(12)内に緊密
に保持されるまでねじ(50)と係合する。挿入のとき
、フランジ(60)は1つまたはそれ以上のねじ欠損個
所(56)で少なくとも部分的に自然形状に復元し、そ
の後再び食い込み、反時計方向回転による離脱は防止さ
れる。使用された注射針の挿入が完了した後、反時計方
向回転力を加えられても、注射器が注射針の受口(26
)から分離するだけであり、挿入された注射針は取り外
されない。
前述した第3実施例のねじ構成において、ねじ(50)
が外側7ランジ(60)または注射針の受口(26)と
十分緊密に係合し、注射器を介して注射針の受口(26
)に大きい時計方向力を加えても、挿入された注射針を
取り外すことはできない。挿入された注射針の注射針構
造に対するねじ(50)の把持力は、注射器に大きい時
計方向力を加えても、注射針構造に対するねじ(50)
の把持力が影響を受ける前、環状突起(54)と注射器
の尖端間の連結が解除されるよう設定されている。これ
は注射器の尖端を剛性注射針外装(10)よりも柔軟な
ポリエチレンで成型し、大きい時計方向力によって注射
針ロッキングねじ(50)のねじ山が欠損する前、環状
突起(54)が注射器の尖端に係合する幾つかのねじに
乗り上げるようにすることによって達成される。この関
係はこの発明が本質的に安全性を提供し、注射針の受口
が過度に締め付けられても、注射器が取り外されるだけ
であり、ねり(50)に過負荷が加えられず、そのねじ
山が欠損しないことを保証する。
この発明の好ましい第4実施例が第9図および第10図
に示され、その参照符号は第1図〜第8図と対応する。
この実施例では、把持アーム(5B)がスリーブ(12
)の内側にその開口端付近に設けられている。把持アー
ム(58)はスリーブ〈12〉の内壁からスリーブの軸
芯に向かってのび、スリーブ(12)の閉口端に向かっ
てわずかに傾斜している。把持アーム(58)は剛性ポ
リプロピレン、高密度ポリエチレン、アクリル、または
その他の比較的剛性の材料で成型されていることが好ま
しく、スリーブ(12)の内周の全周またはその一部の
まわりのビン状突起、または連続隆起からなるものであ
ってもよい。注射針の受口がスリーブ内に軸方向押し下
げ運動によって押し込まれるとき、把持ピン(58)は
その弾性によって一方側にわずかに押し出される。第1
0図に示されているように、この軸方向動作によって注
射針の受口が把持アームと交叉してスライドし、外装内
に完全に挿入される。その後、注射針の受口に引張動作
を加えても、把持アーム(58)がその静止位置に向か
って撓み、注射針の受口に内側把持圧力が生じるため、
挿入された注射針をスリーブ(12)から取り外すこと
はできない。注射針の受口に作用する内向き力の大きさ
は注射針の受口に作用する引張力に比例し、大きい引張
力が注射針の受口に加えられると、内側把持力が増加す
る。把持アーム(58)に鋭利な尖端を設け、挿入され
た注射針を外装から取り外す引張力が加えられたとき、
その尖端が注射針の受口(26)に食い込むようにする
ことが望ましい。さらに、注射針の受口に隆起を設け、
注射針が外装内に押し込まれたとき、その隆起を把持ア
ーム(58)にラチェット状に係合させることもできる
この実施例において、第4図および第10図に示されて
いるように、内側フランジ(42)を設け、外装内に挿
入された注射針の外側注射針受口フランジ(60)が内
側フランジ(42)と係合し、環状突起(54)からの
注射器の分離を容易にすることが望ましい。内側フラン
ジ(42)を外側フランジ(60)と係合させる小さい
回転力が把持アーム(58)に影響したとしても、それ
はわずかであり、引張力が加えられたとき、注射針の受
口(26)が固定されるだけである。
第7図に示されているように、この発明の第3または第
4実施例において、環状隆起(32)と係合するキャッ
プを設けてもよい。ねじ(50)または把持アーム(5
8)がスリーブ(12)内の挿入された注射針をロック
し、注射針が不慮にまたは意図的に外装(10)から分
離されることを防止するとき、キャップは必要ではない
。しかしながら、このような実施例において、キャップ
は注射針への接近を完全に防止し、感染バクテリアの遊
走をさらに防止し、望ましい。キャップに外装に取り付
けるためのヒンジを設けてもよい。
前述した第3および第4実施例において、第11図に示
されているように、外装に殺菌注射針の注射針受口(2
6)と外装(10)間の破断タブコネクタ(62)を設
けてもよい。第11図に示されているように、この発明
の第4実施例の把持アーム(58)と同様、破断コネク
タ(62)は殺菌注射針の注射針受口(26)をスリー
ブ(12)内の固定機構の上方に保持する。殺菌外装お
よび注射針は第5図の悪戯防止パッケージ内に封入され
ていることが好ましく、これは注射針の受口(26)に
予め連結された殺菌注射器を含むものであってもよい。
これに代えて、殺菌注射針および外装を個別に!!、戯
防止パッケージ内に封入し、注射針および外装パッケー
ジが開かれた後、これを注射器に連結するようにしても
よい。いずれにしても、時計方向回転動作が加えられる
と、注射器が環状突起(14)と係合し、コネクタ(6
2)は破断されない。注射器が注射針の受口(26)に
連結されると、破断コネクタ(62)を破断するに十分
な時計方向ねじり動作および引張動作を加えることによ
り、注射器および注射針を外装(10)から分離させる
ことができる。使用後、使用された注射針を外装(10
)に挿入することもできる。
この発明Φ処理可能注射針外装を特別の場合に使用して
もよい。たとえば、第12図に示されているように、大
径収容ガイド(16〉の形状を両頭注射針装置を収容す
ることができるよう変形してもよい。上側および下側注
射針部分(24A)および(24B)を有する両頭注射
針が注射針の受口(26’)に取り付けられる。図示さ
れているように、注射針の受口(26”)は上側注射針
ハウジング(72)に係合するに適したねじカップリン
グ(70)を有する。この種の両頭注射針、注射針の受
口および上側注射針ハウシングの形状は多量の血液を抜
き出すためのものとして一般に使用されており、注射針
部分(24B)が患者に挿入され、血液が注射針部分(
24)から抜き出される。これに代えて、多量の注射液
を注射針部分(24A)および(24B)から付与する
こともできる。いずれにしても、注射針部分(24B)
が上側注射針ハウシング(72)に取り付けられたまま
患者から抜き出され、これを処理せねばならない。
第12図に示されているように、収容ガイド(16′)
は両頭注射針を上側注射針ハウシング(26’)に取り
付けたまま収容することができる形状である。第3実施
例と同様、注射針部分(24B)がスリーブ(12’)
内に挿入され、注射針の受口(26’)はねじ(50゛
)と回転係合される。図示されているように、収容ガイ
ド(16’)は上側注射針ハウジング全体を収容するこ
とができる形状であってもよく、上側注射針ハウジング
の頂端が収容ガイド(16’)から突出することを許容
するものであってもよい。しかしながら、図示されてい
るように、収容ガイド(16’)が上側注射針部分(2
4A)を完全に包囲するようにすべきである。収容ガイ
ド(16’)が上側注射針ハウジング全体を収容する形
状である場合、キャップを環状隆起(32゛)と係合さ
せ、完全に収容することができる。
これに代えて、この発明の第3実施例の注射器の分離処
理と同様、上側注射針ハウジング(72)を注射針の受
口(26’)のねじカップリング(70)がら分離させ
、これを分離処理してもよい。注射針部分(24A)お
よび(24B)は注射針の受口(26’)に取り付けら
れたままであり、これはロッキングねじ(50゛)によ
って堅固に保持される。さらに、キャップを収容ガイド
(16’)に設け、環状隆起(32)と係合させ、適所
にロックし、両頭注射針の完全隔離および収容を保証す
べきである。
第1図はスリーブ(12〉を有するこの発明の安全注射
針外装(10)を示すもので、スリーブ(12)は閉口
端(14)および反対側の開口端を有し、その開口端は
じょうご形状の収容ガイド(16)の小さい開口端に取
り付けられている。収容ガイド(16)の大径端はスリ
ーブ(12)から離れて配置され、前述したようにスリ
ーブ(12)を把持する指を被覆し、これを保護する。
キャップ(18)はヒンジ(20)によって収容ガイド
(16)に連結されている。ヒンジ(20)はキャップ
を容易に使用することができるよう位置決めし、簡単に
片手で閉じることを可能にする。
第2図はこの発明の好ましい実施例の軸方向断面図であ
り、外装〈10)および注射器(36)に取り付けられ
た注射針(24)を示す。第2図に示されている状態は
殺菌注射針および注射器を外装から取り外す前、または
使用された注射針を外装内に挿入した後、注射器を注射
針から分離させる前のものである。内側フランジ(42
)、(第4図参照)と注射針の受口(26)の突起(図
示せず)が相互作用し、これによって外装に対する注射
針の回転が防止され、注射針の受口(26)に対する注
射器(36)の回転を生じさせ、注射針を注射器から分
離させることができる。注射針(24)はテーバが形成
された注射針の受口(26)とスリーブ(12)の開口
端の肩部(28)の摩擦係合、または注射針(24)と
摩擦面(30) (破断線で示されている)の摩擦係合
によってスリーブ(12)内に固定され、後者は注射針
に対する小さいスリーブ径を生じさせる。さらに、注射
器が分割処理することができるよう分離された後、注射
針(24)と摩擦面(30)、またはテーパが形成され
た注射針の受口(26)と肩部(28)の摩擦係合によ
り、注射針がスリーブ内に堅固に保持される。保持され
た注射針はスリーブ(12)の閉口端と接触しない。キ
ャップ(18)はヒンジ(20)によって収容ガイド(
16)に取り付けられ、開非ロック位置に配置されてい
る状態が示されている。スリーブ(12)、収容ガイド
(16)および肩部(28)または摩擦面(30)は単
一ユニットとして形成されていることが好ましい。ヒン
ジ(20)を単一ユニットの一部として形成し、単一の
一部ボディからなる外装を提供することもできる。
第3図は注射針の受口(26)を肩部(28)と摩擦係
合させ、注射針(24)をスリーブ(12)内に堅固に
保持するようにしたこの発明の好ましい実施例を示す。
キャップ(18)が閉ロッキング位置に配置されると、
収容ガイド(16)の環状隆起(32)がキャップ(1
8)の対応凹部、または溝(34)と係合する。環状隆
起(32)および溝(34)はその相互作用を示すこと
ができるよう誇張されている。第3図に示されているよ
うに、キャップ(18)は収容ガイド(16)の大径端
に取り付けられ、環状隆起と溝の平坦下面が対面関係を
もち、キャップの再開放は効果的に防止される。収容ガ
イドに対するキャップの上向き圧力を加えても、環状隆
起と溝の平坦面が互いに緊密に押し付けられるだけであ
り、外装は開がれない。
第4図は外装〈10)の平面図であり、収容ガイド(1
6)とスリーブ(12)間の関係を示し、収容ガイド(
16)付近の全開位置のキャップ(18)を示す。図示
されているように、環状隆起(32)および溝り34)
は収容ガイド(16)およびキャップ(18)のリムの
まわりの連続のものであることが好ましい。第2図によ
って前述したように、内向きフランジ(42)が注射針
の受口〈26)の対応隆起と係合し、注射器を注射針に
連結および分離させるとき、反回転力を生じさせる。こ
の注射器と注射針の係合方法は、最近ベクトン デッキ
ンソン アンド カンパニイ(Becton  Dic
kinson and  Company)の製品に利
用されている。
第5図は好ましい第2実施例の外装(10)を示し、こ
れは悪戯防止殺菌パッケージ(40)内に封入され、皮
下注射器(36)および注射針(図示せず)は第2図と
同様の方法で外装内に配置されている。第5図では開位
置のロッキングキャップ(18)を有する外装(10)
が殺菌被膜(40)内に封入されている。悪戯防止外被
(40)はスリーブ(12)内に摩擦保持された注射針
および注射針の受口に取り付けられた任意の皮下注射器
の殺菌状態を保つ。
第6図はこの発明の好ましい第3実施例の注射針外装の
軸方向断面図であり、収容ガイド(16)付近の注射針
ロッキングねじ(50)を有するスリーブ(12)を示
す。注射針ロッキングねじ(50)は収容ガイド(16
)付近では大きい間隔を置いて配置され、急勾配、すな
わちピッチをもつ。ねじの勾配、すなわちピッチはその
全長にわたって比較的一定である。収容ガイド(16)
はロッキングキャップと係合させるための環状隆起(3
2)を有する。
第6A図は第6図の注射針外装構造の軸方向断面図であ
り、注射針ロッキングねじ(50)の好ましい構造を示
す。ねじ(50)は収容外装(16)とスリーブ(12
)の開口端の接合部分では大きい間隔を置いて配置され
、急ピッチをもつことが好ましい。収容ガイド(16)
から離れるに従ってねじ(50)の勾配、すなわちピッ
チが漸次減少し、スリーブ(12)内でその間隔が漸次
小さくなる。
第7図は第6図の注射針外装構造の軸方向断面図であり
、その内部の注射針を示す。注射針(24)はスリーブ
(12)内に配置されている。注射針の受口(26)の
外側7ランシ(60)は注射針ロッキングねじ(50)
と完全に係合し、固定されている。注射針の受口(26
)はスリーブ(12)の開口端および収容ガイド(16
)内に配置され、環状隆起(54)は注射器から分離さ
れている。さらに、キャップ(18)が外装を効果的に
シールし、溝(34)が環状隆起(32)と係合し、最
終封入を提供する。
第8図はこの発明の注射針外装の破断斜視図であり、ね
じ始点(51)で小さいねじ高さをもち、全ねじ高さに
漸次増大する自己切削ねじ(50)を示す。ねじ(50
)に1つまたはそれ以上のねじギャップ(56)が設け
られ、終止点(53)およびねじのない空間が形成され
、その後ねじ(50)がねじ始点(51)から全ねじ高
さまで漸次増大することが好ましい。
第9図はこの発明の好ましい実施例の注射針外装の軸方
向断面図である。注射針受口把持アーム(58)がスリ
ーブ(12)と収容ガイド(16)の接合部分付近でス
リーブ(12)内に設けられている。把持アーム(58
)はスリーブ(12)の内壁からスリーブの軸芯に向か
って突出し、スリーブ(12)の閉口端に向かってわず
かに傾斜し、収容ガイド(16)から離れるよう傾斜す
る。把持アーム(58)は個別のフィンガ状ビンであっ
てもよ(、スリーブ(12)の内周の全周または一部に
わたってのびる連続隆起であってもよい。把持アーム(
58)に鋭利な尖端が形成されていることが好ましい。
内側フランジ(42)がスリーブ(12)の内壁に設け
られ、把持アーム(58)よりも閉口端(14)側のス
リーブ(12)内に設けられていることが好ましい。収
容ガイド(16)にはロッキングキャップを係合させる
に適した環状隆起(32)が設けられている。
第10図は第9図の注射針外装の軸方向断面図であり、
堅固にロックされた注射針を示す。把持アーム(58)
が注射針の受口(26)と摩擦係合し、注射針の受口(
26)に引張力が加えられると、把持アーム(58)が
注射針の受口に内向き圧力を与え、注射針が外装から取
り外されることは防止される。
さらに、内向きフランジ(42)が外向き注射針受口フ
ランジ(60)と係合し、外装(10)に対する注射針
の受口(26)の回転が防止される。第10図では、第
2外向き注射針受口フランジ(60)が第2内向きフラ
ンジを隠蔽し、第9図の2つの内向きフランジの一方だ
けが示されている。
第11図は第9図の外装構造の軸方向断面図であり、使
用前外装に固定されている殺菌注射針を示す。外装(1
0)は殺菌注射針を外装に取り付けるための破断コネク
タ(62)を有する。図示されているように、破断コネ
クタ(62)は注射針の受口(26)を収容ガイド(1
6)に連結し、殺菌注射針を把持アーム(58)から離
れた位置に保持する。破断コネクタ(62)の剛性は注
射器を環状突起(54)と係合させ、注射針の受口が把
持アーム(58)内に押し込まれず、殺菌注射針が抜き
出されないようにするに十分である。しかしながら、破
断コネクタ(62)のもろさは時計方向回転力または横
方向引張作用またはその組合せによって破断コネクタ(
62)を破断し、使用する注射針を外装から取り外すに
十分である。前述した第3実施例と同様、破断コネクタ
(62)は殺菌注射針を注射針ロッキングねじから離れ
た位置に保持し、その使用を可能にする。
第12図は特別の形式の注射針、すなわち両頭注射針を
処理するためのこの発明の注射針外装の軸方向断面図で
あり、両頭注射針は比較的平坦な注射針受口を有し、こ
れは注射器ではな(、注射針ハウジングと係合させるた
めのものである。比較的平坦な注射針の受口(26°)
が注射針受口ロッキングねじ(50’)と回転係合し、
固定されると、下側注射針部分(24B)がスリーブ(
12’)内に収容され、封入される。収容ガイド(16
’)は比較的大きい上側注射針ハウジング(72)を収
容する形状のものである。第12図に示されているよう
に、収容ガイド(16’)の大きさは上側注射針ハウジ
ング全体を収容するに十分である。これに代えて、注射
針の受口(26’)がスリーブ(12’)内で注射針ロ
ッキングねじ(50’)に固定された後、上側注射針ハ
ウジング(72)を注射針の受口(26°)から分離さ
せ、これを個別処理するようにしてもよい。いずれにし
ても、収容ガイド(16’)が上側注射針部分(24A
)を包囲し、不慮の接触を防止する。さらに、環状隆起
(32)と係合するロッキングキャップが設けられてい
ることが好ましい。
使用のとき、悪戯防止封入被膜(40)が開かれ、スリ
ーブ(12)内に保持されている殺菌注射針が使用され
る。悪戯防止パッケージを再シールすることはできず、
以前に開封されたかどうか、およびその殺菌性が保たれ
ているかどうかは瞭然である。注射器が含まれていない
場合、注射器は注射針の受口(26)と回転連結され(
第2図参照)、注射針り24)と注射器(36)が横方
向引張作用によって外装から取り外される。悪戯防止パ
ッケージが破断コネクタ(62)によって外装に固定さ
れた注射針を収容しているとき、回転またはねじり動作
によって破断コネクタが裂断され、注射針と注射器が取
り外される。その後、注射器および殺菌注射針が使用さ
れる。
使用後、注射針(24)は外装(lO)内に再挿入され
る。再挿入のとき、収容ガイド(16)の大径端がスリ
ーブ(12)を把持する使用者の手の領域を被覆し、こ
れを保護する。さらに、大径端は注射針の再挿入のため
の大きいターゲット領域を提供する(第4図参照)。収
容ガイド(16)のじょうご形状は収容ガイド(16)
の小さい開口端に向かってスリーブ(12)の開口端内
に挿入される注射針を案内し、その再挿入を容易にする
。したがって、注射針が大径端の外側に放置されず、そ
の悪書が防止される。
この発明の他の実施例では、使用された注射針を挿入す
るとき、長さ方向力または回転力が加えられ、(1)注
射針の受口(26)が肩部(28)と摩擦係合され、(
II)注射針り24)がテーパが形成された摩擦面(3
0)と摩擦係合され、(ii)注射針の受口(26)ま
たは外向き注射針受口フランジ(60)が注射針受口ロ
ッキングねじ(50)と係合されるか、または(iv 
)注射針受口(26)が把持アーム(58)と係合され
る。その後、外装に対する注射器の回転によって注射器
が注射針の受口(26)から分離され、これが個別処理
される。また、内向きフランジ(42)と注射針受口(
26)の外向きフランジ(60)の係合によってスリー
ブ(12)に対する挿入された注射針の回転が防止され
る。このような外向き7ランジはベクトン デッキンソ
ン アンド カンバニイから市販されている注射針受口
に設けられている。
注射針の受口(26)を注射針ロッキングねじ(50)
または把持アーム(58)とロッキング係合させると、
外装からの注射針の分離を防止することができる。外装
(10)およびスリーブ(12)内に保持された注射針
(24)は封閉キャップ(18)によって第3図のロッ
キング位置に封入されていることが好ましく、環状隆起
(32)が溝(34)とロッキング係合されるため、こ
れを再び開けるのは容易ではない。したがって、収容さ
れている注射針が殺菌され、これを使用することができ
ると誤信した医療関係者が外装(10)を再び開くこと
ができず、注射針を取り外すことができず、このロッキ
ング特性は特に重要である。また、このロッキングキャ
ップは注射器からの使用された注射針の不虜の脱落を防
止し、感染バクテリアが大気に遊走することがある外装
の不虜の開封を防止する。さらに、事実上外装および注
射針を破壊しない限り、閉じられた外装に接近すること
はできず、薬品乱用者が非衛生注射針を使用することは
できない。ヒンジ(20)は収容ガイド(16)に取り
付けられたキャップ(18)を容易に閉じることができ
る位置に保持し、キャップの誤配置によって前述した望
ましい特徴が損なわれないことを保証する。
第3図および第7図の封入ロッキング位置では、注射針
を再挿入する関係者、またはその後外装を処理する関係
者が直接接触によって生じる悪書または感染の危険にさ
らされず、バクテリアが使用された注射針から遊走しな
いという確信をもって非衛生注射針を処理することが可
能である。1本の注射針が新規な安全外装内で処理され
るだけであり、注射針がカニスタを貫通し、カニスタか
ら落下するおそれはな(、カニスタが開かれ、付加注射
針が挿入されるとき、バクテリアが遊走するおそれもな
い。薬品乱用者が簡単にカニスタを再開封し、非衛生注
射針に触れる危険もない。さらに、外装および殺菌注射
針を悪戯防止被膜内に包装するとく第5図参照)、この
発明の安全処理外装と緊密な関係をもって殺菌注射針を
保存する便利な方法が提供される。
この発明の外装は単一工程の三片成型プロセスで経済的
に製造することができる。
この発明は前記実施例の他に種々の変形例が考えられる
【図面の簡単な説明】
第1図はキャップが開位置に配置されたこの発明の処理
可能安全注射針外装の斜視図、第2図は注射器に取り付
けられ、外装内に挿入され、注射針の軸および注射針の
受口で摩擦保持された注射針を示す第1図の外装構造の
軸方向断面図、 第3図は外装内に配置された使用された注射針および閉
ロッキング位置のキャップを示す第1図の外装構造の軸
方向断面図、 第4図は第1図の外装構造の平面図、 第5図は殺菌皮下注射針および注射器を悪戯防止パッケ
ージ内に配置したこの発明の好ましい第2実施例の斜視
図、 第6図はこの発明の第3実施例の注射針外装の軸方向断
面図、 第6A図はねじ間隔およびピッチを変化させた第6図の
外装構造の正面図、 第7図は収容された注射針および係合したロッキングキ
ャップを示す第1図の外装構造の軸方向断面図、 第8図は自己切削注射針ロッキングねじおよびそのギャ
ップの構成を示す第3実施例の外装構造の破断斜視図、 第9図はこの発明の第4実施例の注射針外装の軸方向断
面図、 第10図は収容された注射針を示す第9図の外装構造の
軸方向断面図、 第11図は接近することができるよう取り付けられた殺
菌注射針を示す第9図の外装構造の軸方向断面図、 第12図は両頭注射針およびハウジングを収容すること
ができる形状のこの発明の注射針外装の軸方向断面図で
ある。 (lO)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
外装(12)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・スリーブ(16)・・・・・・・・・・−・・・・
・・・・・・収容ガイド(18)・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・キャップ(20)・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・ヒンジ(26)・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・注射針の受口(
30)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・摩
擦面(42)、(60)・・・・・・・・・・・・フラ
ンジ(40)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・被膜(50)・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・ロッキングねじ(58)・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・把持アーム(62)・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・破断コネクタ特許出
願人  ジェームズ ベディヵノ同     ジェーム
ズ シイ、ケイン同     アーネスト ペディヵノ 代   理   人   新   実   健   部
外1名 FIG、6           FIG、6aFIG
、9 FIG、1l FIG、1O FIG、I2

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)使用済の、またはその他の非衛生注射針を処理す
    るための処理可能安全注射針外装であって、 一端が閉じられ、他端が開かれ、挿入された注射針を収
    容することができるスリーブ手段と、 前記スリーブ手段内に挿入された注射針を把持および保
    持するための前記スリーブ手段内の注射針保持手段と、 前記スリーブ手段の開口端と連通し、前記スリーブ手段
    の開口端に向かって前記外装内に挿入される注射針を案
    内するための、大口径の注射針収容手段が設けられてい
    ることを特徴とする注射針外装。
  2. (2)前記注射針保持手段は挿入された注射針が前記外
    装から取り外されることを防止するようにしたことを特
    徴とする特許請求の範囲第(1)項に記載の処理可能安
    全注射針外装。
  3. (3)前記注射針保持手段は挿入された注射針の受口を
    緊密に係合させるための前記スリーブ手段内の注射針ロ
    ッキングねじを有することを特徴とする特許請求の範囲
    第(2)項に記載の処理可能安全注射針外装。
  4. (4)前記注射針ロッキングねじは前記注射針収容手段
    と前記スリーブの開口端の接合部分付近では比較的大き
    い間隔を置いて配置され、急勾配をもち、前記接合部分
    から離れた位置では勾配が減少し、小さい間隔を置いて
    配置され、挿入された注射針の構造に対する自己切削作
    用を生じさせるようにしたことを特徴とする特許請求の
    範囲第(3)項に記載の処理可能安全注射針外装。
  5. (5)前記注射針ロッキングねじは突然終止し、その後
    再形成され、漸次全ねじ高さに達するようにしたことを
    特徴とする特許請求の範囲第4項に記載の処理可能安全
    注射針外装。
  6. (6)前記大口径の注射針収容手段はじょうご形状であ
    り、前記じょうご形状の小さい開口端は前記スリーブ手
    段の開口端と一体であり、前記じょうご形状の大きい開
    口端は前記スリーブ手段を把持する使用者の指を被覆お
    よび保護するに十分大きい直径をもっていることを特徴
    とする特許請求の範囲第(1)項に記載の処理可能安全
    注射針外装。
  7. (7)第1開位置および第2閉位置に配置され、前記収
    容手段の開口端を効果的にシールするキャップが設けら
    れ、前記キャップが前記第2閉位置に配置された後、キ
    ャップロッキング手段が前記キャップと前記収容手段を
    係合させ、前記キャップが容易に開くことを防止するよ
    うにしたことを特徴とする特許請求の範囲第(1)項に
    記載の処理可能安全注射針外装。
  8. (8)前記キャップロッキング手段は i)前記大口径の注射針収容手段の比較的剛性の連続環
    状隆起を含み、この環状隆起は、 (a)前記外装の開口端付近の前記収容手段の第1位置
    から最大環状隆起直径位置まで前 記外装の開口端から長さ方向に離れるに 従って漸次直径が増大する傾斜頂面と、 (b)前記外装の開口端から前記最大環状隆起直径位置
    までの長さ方向距離よりも大きく ない距離をもって前記外装開口端から長さ 方向に離れて配置された第2位置で前記最 大環状隆起直径点を前記収容手段に連結す る底面を有し、さらに、 ii)前記キャップ内の対応連続環状溝を含み、その形
    状および大きさは前記キャップが前記第1開位置にある
    とき前記キャップ溝と前記環状隆起が第1非ロッキング
    位置に配置さ れ、前記キャップが前記第2閉位置にあるとき前記キャ
    ップ溝と前記環状隆起が第2ロッキング位置に配置され
    るよう選定されていることを特徴とする特許請求の範囲
    第(7)項に記載の処理可能安全注射針外装。
  9. (9)前記環状溝と環状隆起が前記第2ロッキング位置
    にあるとき前記連続環状溝の一部分が前記環状隆起底面
    と対面し、前記剛性環状隆起によって前記環状溝の対面
    関係が保たれるようにしたことを特徴とする特許請求の
    範囲第(8)項に記載の処理可能安全注射針外装。
  10. (10)前記対面関係は前記スリーブ手段の軸芯と直角
    の面内に存することを特徴とする特許請求の範囲第(9
    )項に記載の処理可能安全注射針外装。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01209071A (ja) * 1988-02-18 1989-08-22 Nippon Medical Supply Corp 針カバー
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JPH0284641U (ja) * 1988-12-17 1990-07-02
KR101940085B1 (ko) * 2018-03-29 2019-01-18 (주)풍림파마텍 주사바늘 재사용 방지캡

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