JPS62256306A - 油入誘導電器 - Google Patents

油入誘導電器

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JPS62256306A
JPS62256306A JP10008186A JP10008186A JPS62256306A JP S62256306 A JPS62256306 A JP S62256306A JP 10008186 A JP10008186 A JP 10008186A JP 10008186 A JP10008186 A JP 10008186A JP S62256306 A JPS62256306 A JP S62256306A
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JP
Japan
Prior art keywords
oil
insulating oil
based insulating
mineral oil
mixed
Prior art date
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Pending
Application number
JP10008186A
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English (en)
Inventor
芳武 仲神
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の属する技術分野〕 この発明は、不燃性または難燃性の油入誘導電器、こと
にその不燃性絶縁媒体の組成に関する。
〔従来技術とその問題点〕
近年、都市の過密化に伴ってビルディングの受変電設備
や地下変電所等に使用される油入誘導電器0例えば油入
変圧器に対して、防災上の観点から不燃化または1燃化
の要求が高まっている。
一方、変圧器用絶縁油としては、従来から、比較的安価
な鉱油系絶縁油が主として使用されているが、これらは
可燃性であり、この鉱油と入れ換えが可能な不燃性また
は難燃性の代替油が強く望まれている。
かかる要求に対し、新しい絶縁油組成物が盛んに開発さ
れており、最近その性能と価格などからパークロルエチ
レン(C2Cl4− 以下ハ’)レンと略記する)が関
心を呼んでいる。パークレン系絶縁油としては、パーク
レン65Ls、フロン112(C2CA!4F2) 3
0%、 7 o ’、t 113 (C2C1,F、)
5%の混合油(%開昭59−20909号会報参照)が
知られており、またパークレンにトリクレジルフォスフ
ェート等のりん酸エステルを少くとも25チ以上配合し
た混合油が本願発明者等によりすでに提案されている。
トコ口で、パークレン系絶縁油を絶縁媒体とする油入誘
導器には、誘導電器の裏作時に最初からパークレン系絶
縁油を充填する場合さ、鉱油系絶縁油を絶縁媒体とする
誘導電器から鉱油系絶縁油を抜き取り、代替油としてパ
ークレン系絶縁油を充填する場合とがあり、後者の場合
には誘導電器の巻線や絶縁材の吸湿を防ぐために絶縁材
等に含浸された鉱油系絶縁油が残った状態ですみやかに
パークレン系絶縁油を注入することが多く、誘導電器の
運転中に鉱油系絶縁油がパークレン系絶縁油中に溶は出
すために、パークレン系絶縁油は通常体積比0.5ない
し3%程度の鉱油系絶縁油を含んだ混合絶縁油になる。
ところが、パークレン系絶縁油に体積比数−程度の鉱油
系絶縁油が混入すると絶縁破壊電圧が大幅に低下すると
いう現象が本願発明者等の研究5こよって明らかとなり
、前述のように鉱油系絶縁油が充填されていた油入誘導
電器から鉱油系絶縁油を抜き取り、代替油としてパーク
レン系絶縁油を注入して不燃化しようとする場合には、
容積比数チ程度残留した鉱油系絶縁油と注入したパーク
レン系絶縁油とが混合することによって誘導電器の耐電
圧性能が低下するという不都合が発生するであろうこ七
が予想されるに至った。
〔発明の目的〕
この発明は前述の状況に鑑みてなされたもので、パーク
レン系絶縁油の持つ不燃性、および鉱油系絶縁油の持つ
優れた耐電圧性能を損わず、絶縁油の入れ替えのみの簡
単な処理で不燃化できる混合油を用いた油入誘導電器を
提供するこ七を目的とする。
〔発明の要点〕
この発明の目的は、パークレン系絶縁油に対する鉱油系
絶縁油の混合率が30%以下であればパークレン系絶縁
油の持つ不燃性を維持することができ、パークレン系絶
縁油に鉱油系絶縁油を混合することによる絶縁破壊電圧
の低下が前記30%以下の所定の混合率において鉱油系
絶縁油の絶縁破壊電圧にまで回復するという検討結果に
基づき、誘導電器が包蔵する混合絶縁油のパークレン系
絶縁油に対する鉱油系絶縁油の体積比を15ないし30
チに限定するよう構成することにより達成されたもので
ある。
〔発明の実施例〕
以下この発明を実施例に基づいて説明する。
第1図はパークレン系絶縁油に対する鉱油系絶縁油の配
合量を種々変えて求めた絶縁破壊電圧特性線図であり、
曲線1は前述のパークレンとフロンi i 2. フロ
ン113の混合油を用いた場合、曲線2はパークレン5
0gb、:)す々レジシフオスフェート50襲の混合油
を用いた場合の特性曲線である。また、斜線3は不燃性
と可燃性の目安を示す領域境界線である。回において、
曲線1はツクークレンとフロンと力)らなる混合液単独
では約76にVの破壊電圧を示すが、鉱油系絶縁油を僅
か工なlXI Q 直W−1> すX f’ L+ ’
7’ A 2 KV (Th R2’Is )に寸で低
下し、鉱油系絶縁油の混合量の増加とともに破壊電圧が
上昇し、配合量約15チで鉱油系絶縁油単独の破壊電圧
約75KYと同程度にまで回復し安定する。一方、パー
クレンとりん酸エステルの混合油においては、単独の破
壊電圧が64にVと前者に比べて低く、鉱油系絶縁油を
約2%混合することによりさらに57にVにまで低下し
、鉱油系絶縁油を約26チ配合することにより鉱油系絶
縁油単独の破壊電圧75KVと同程度にまで上昇し安定
する。また前記パークレン系絶縁油は鉱油系絶縁油の配
合割合が30%程度以下では燃焼性を示さず、したがっ
て不燃性を維持できる。
以上の検討結果に基づいて油入誘導電器に包蔵されるパ
ークレン系絶縁油と鉱油系絶縁油と力)らなる混合絶縁
油の配合比を考察すると、絶縁破壊電圧の面ではフロン
を含む混合絶縁油において約15俤、りん酸エステルを
含む混合絶縁油において約25チの鉱油系絶縁油を含む
ことにより鉱油系絶縁油単独の耐電圧性能と同等な性能
を得ることができ、不燃性を維持するためには鉱油系絶
縁油の混合比を30チ以下に抑さえることが必要であり
、鉱油系絶縁油を混合絶縁油に入れ替えて不燃化する場
合に残留する鉱油系絶縁油0.5ないし3%程度を含め
て誘導電器の本体タンク内に包蔵される混合絶縁油をパ
ークレン系絶縁油に対して容積比15%ないし30%と
することが妥当と考えられる。したがって、誘導電器の
本体タンクIこ注入する前における混合絶縁油において
は、りん酸エステルを含む混合絶縁油については鉱油系
絶縁油の配合比を25%程度に抑さえ、残留鉱油系絶縁
油を含めても30%を超えないようにする必要がある。
第1表はこの発明の実施例を示す混合絶縁油の主要特性
を比較例と対比して示す特性表であり、実施例1はパー
クレン65チ、フロン11230チ、フロン113 5
%からなるパークレン系絶縁油(比較例1)に容積比1
5%の鉱油系絶縁油を配合してなる混合絶縁油、実施例
2はパークレフ50%、トリブレジルフォスフェート5
0%からなるパークレン系絶縁油(比較例2)に容積比
25%の鉱油系絶縁油を配合してなる混合絶縁油につい
て特性を求めたものであり、参考までに鉱油についても
その特性を示した。第1表において、燃焼点は鉱油の1
70℃に対して実施例1,2ともに不燃性を示し、対比
例1,2に示すパークレン系絶縁油単独の不燃性を維持
している。また絶縁破壊電圧は実施例1で75KV、実
施例2でも74KVを示し、鉱油単独の75にVと同等
の性能を示し、ことにりん酸エステルを含む実施例1は
比較例2の64(vに比べて約15係8縁破壊電圧が向
上しることを示している。
またその他の特性においては、巻線絶縁において電圧分
担に重要な関係を有する誘電率は、実施例1は鉱油並み
、実施例2は鉱油の約2倍を示し、実施例2の混合絶縁
油を用いることにより絶縁媒体が負担する電圧分担を低
減して信頼性を向上することが期待でき、流動点が鉱油
のそれに比べて低いことにより寒冷地での使用が可能に
なり、比重および蒸発量がパークレン系絶縁油単独(比
較低減など二次的作用効果を期待することができる。
またパークレン系絶縁油に比べて安価な鉱油系絶縁油を
配合することにより経済的に有利な混合絶縁油が得られ
る。さらにまた、鉱油系絶縁油を配合することにより、
パークレン系絶縁油の腐食性を改善することができる。
第   1   表 〔発明の効果〕 この発明は前述のようiζ、油入誘導電器に包蔵される
絶縁媒体をパークレン系絶縁油に体積比15ないし30
%の鉱油系絶縁を含んでなる混合絶縁油とすよう溝底し
た。その結果、鉱油系絶縁油を絶縁媒体とする油入誘導
電器の絶縁媒体をパークレン系絶縁油に入れ替えて不燃
化しようとする場合、数チ程度の残留鉱油系絶縁油が混
じることによってパークレン系絶縁油の耐電圧性能が低
下するという欠点が排除され、パークレン系絶縁油の持
つ不燃性と鉱油系絶縁油の持つ優れた耐電圧性能とを兼
ね備えた混合絶縁油により不燃性および耐電圧性能の優
れた油入誘導電器を提供することができる。また、りん
酸エステルを混合したパークレン系絶縁油を用いる場合
には耐電圧性能そのものが向上する利点が得られるとと
もに、流動点。
比重、蒸発量などの篩特性においてもパークレン系絶縁
油単独のそれに比べて改善効果が得られ、かつ安価な鉱
油系絶縁油を混合することによりパられるなどの利点が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図はパークレン系絶縁油と鉱油系絶縁油の混合比対
絶縁破m電圧特性線図である。 1・・・フロンを含む混合絶縁油の特性曲線、2・・・
りん酸エステルを含む混合絶縁油の特性曲線、3・・不
燃性領域と可燃性領域の境界線。 /′ ・、−ら弁−L+  ’LLj  口   〜5シ番し
?、(、!1715) 111図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)本体タンク内に包蔵された不燃性の絶縁媒体中に巻
    線を含む誘導電器本体を浸漬したものにおいて、前記絶
    縁媒体がパークロルエチレン系絶縁油に容積比15ない
    し30%の鉱油系絶縁油を含んでなる混合絶縁油である
    ことを特徴とする油入誘導電器。 2)特許請求の範囲第1項記載のものにおいて、パーク
    ロルエチレン系絶縁油がパークロルエチレンにテトラク
    ロロジフルオロエタン(フロン112)およびトリクロ
    ロトリフルオロエタン(フロン113)を所定の割合で
    混合したものであることを特徴とする油入誘導電器。 3)特許請求の範囲第1項記載のものにおいて、パーク
    ロルエチレン系絶縁油がパークロルエチレンにリン酸エ
    ステルを所定の割合で混合したものであることを特徴と
    する油入誘導電器。
JP10008186A 1986-04-30 1986-04-30 油入誘導電器 Pending JPS62256306A (ja)

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JPS62256306A true JPS62256306A (ja) 1987-11-09

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