JPS62233512A - 緊締装置 - Google Patents

緊締装置

Info

Publication number
JPS62233512A
JPS62233512A JP7235886A JP7235886A JPS62233512A JP S62233512 A JPS62233512 A JP S62233512A JP 7235886 A JP7235886 A JP 7235886A JP 7235886 A JP7235886 A JP 7235886A JP S62233512 A JPS62233512 A JP S62233512A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sleeve
pin
shank
diameter
head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7235886A
Other languages
English (en)
Inventor
リチヤード、デイー、デイクソン
ウオルター、エー、ジヨンソン
マービン、アール、ヒツクス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Huck Manufacturing Co
Original Assignee
Huck Manufacturing Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Huck Manufacturing Co filed Critical Huck Manufacturing Co
Priority to JP7235886A priority Critical patent/JPS62233512A/ja
Publication of JPS62233512A publication Critical patent/JPS62233512A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Insertion Pins And Rivets (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は引張型緊締具を含む緊締装置に係り、より詳細
にはピンとスリーブを有し、梱包容器等の製造に使用さ
れる緊締具に関する。
〔従来技術及び問題点〕
梱包容器は通常、外側を硬い金属層で作り、内側を合板
、チップボード等の柔かい材料を1層以上重ねて作る構
造である。この各層を緊結する場合に広く採用されてい
る引張型の緊締具は米国特許第3.515./1.19
号(特許権者C,W、バウ(C,W、Bauoh ) 
、1970年6月2日付)に開示されたものである。
この引張型緊締具はピンとスリーブを含み、このピンに
過剰の軸部を設け、前記ピンとスリーブに軸線方向の相
対的な力を加えて前記緊締具をセットし、この緊締具の
緊結を完了した時に前記ピンの軸部の前記過剰な部分を
破断するものである。
このタイプの緊締具では、前記梱包容器の内面に係合す
る部材がこの内面を破砕しないように、この緊締具の頭
部を比較的大きくしなければならない。また、この緊締
具はセットした時の高さが比較的低い形状であるから、
前記梱包容器の肉部の荷物を入れる容積を最大にし、こ
の荷物と緊締具の突出部との係合を防ぐために、前記梱
包容器の内面を滑かにする必要がある。さらに前記緊締
具には防水シール及び干渉防止すなわち緊締部材脱落防
止の措置を講する必要がある。また前記緊締具は、状況
により、支持力が大きく、高さが低い形状の頭部を設け
、この頭部を前記梱包容器の外面に係合させる必要があ
る場合がある。
前記緊締具の問題点は取付所要時間が非常に長いことで
ある。たとえば前記バラの特許に示されたタイプの緊締
具では上述のように取(=Iのために極めて多くの手順
が必要である。
梱包容器を作る場合に、この梱包容器の本体部は合板等
を金属のブラケットや帯等で結合して作る構造である。
この金属製のブラケッ1〜や帯等には通常、取付用の孔
があけられる。従って従来、梱包容器の壁部すなわち本
体部を貫く孔があけられ、この孔は作業員が梱包容器の
外側すなわち金属層の側からせん孔する。次にこの作業
員は前記梱包容器の中に入って頭部の大きいスリーブ(
たとえばバラの特許に示されているような)を挿入する
。前記作業員はまた梱包容器の外に出て前記ピンの軸部
を前記スリーブの中に挿入してこのピンの頭部を前記梱
包容器の外部に係合させる。最後に前記作業員は再度前
記梱包容器の中に入り、前記突出するピンの軸部に緊締
具締付工具を取り付け、この工具を作動させて前記緊締
具を緊締する。ここで注目すべきことは、前記一連の締
付作業では、前記作業員が次の作業段階を了える前に、
前記スリーブ又はピンが脱落する危険がある。勿論、作
業員が1人の場合に上述のような多数の段階が必要にな
るのであり、作業員を2人に増やし、その1人を梱包容
器の中に配置し、他の1人をその梱包容器の外に配置す
れば、前記緊締する段階を多少緩和できるものの、それ
でも経費がかさむのを避けることができない。
〔発明の目的及び効果〕
そこで本発明は、作業員1人で簡素化された手順により
緊締できる独得な構造の緊締具を提供することを目的と
する。この緊締具はそのピンとスリーブとの間に独得な
機械的固定機構を有する。
この緊締具は梱包容器その伯の容器の製造に使用するこ
とができる。
本発明によれば、前記作業員が梱包容器の外から内へ(
又はその逆に)1回移動するだけで緊締作業を完了する
ことができる。また本発明は前記ピンとスリーブを共に
保持できる独得な機械的固定機構を提供することができ
る。前記バラの特許等に開示された構造では、ピンとス
リーブを摩擦係合による方式で固定するので、緊締力す
なわち緊締部材の緊結力を、前記ピンの破断時のピンの
踊り及びピンとスリーブとの分離を防ぐために余り強く
できないが、本発明の機械式固定機構を用いれば、ピン
破断時のピンの踊り及びピンとスリ−ブとの分離を防止
できるから、緊締のために加える力、つまり緊締具の最
終緊締力を強くすることができる。
本発明の一態様によれば、緊締容易で、所期の機械的固
定を行なうことができ、しかも防水性を有する構造のブ
ラインドファスナ型緊締具を提供することができる。
本発明の他の実施態様によれば、独得なピンとスリーブ
とを組み合せた非ブラインドファスナ型緊締具を提供す
ることができ、しかもこの非ブラインドファスナ型緊締
具は取付けが容易であり、所期の機械的固定を行なうこ
とができ、しかも防水性を有する構造にすることができ
る。
〔発明の概要〕
本発明、緊締部材を保持するための緊締装置であり、前
記緊締部材は整列する開口部を有し、前記少なくとも1
箇の緊締部材は相対的に柔かい芯を有し、前記他方の緊
締部材は相対的に硬い材料より成り、前記緊締部材はそ
の前記整列する開口部の両側の端部に取付者が接近する
ことはできるが、1人の取付者が前記開口部の両側の端
部に同時には接近できない状態にある緊締装置において
、前記緊締装置は緊締具を有し、この緊締具は筒状のス
リーブと細長いピンとを有し、前記スリーブは拡大した
スリーブ頭部と細長いスリーブ軸部とを有し、前記スリ
ーブ軸部は貫通孔を有し、この貫通孔は、第1孔部と第
2孔部とを備え、この第1孔部と第2孔部は前記スリー
ブ軸部の前記スリーブ頭部に対向する端部にあり、前記
第2孔部は、前記第1孔部と第2孔部との接合部に半径
方向内側に延びる肩部を形成するように、前記第1孔部
より大きい直径を有し、前記ピンは拡大したピン頭部と
軸部とを有し、前記軸部は前記ピン頭部に隣接するほぼ
滑かな軸部と、この滑かな軸部に隣接する位置にあって
この滑かな軸部の直径より直径の大きい固定用突出部と
、前記滑かな軸部より直径が小さくて前記固定用突出部
の極く近傍にある固定溝と、前記固定溝に隣接する位置
にあって複数の山と溝を有するスプライン部とを備え、
前記スプライン部の山は直径が前記第2孔部の直径にぼ
ぼ等しく、前記スプラインの渦は深さが前記固定溝の深
さにばば等しく、前記スプラインの溝及び山は前記ピン
軸部の軸線に対して1o乃至30’の角度で螺旋形をな
す形状であり、前記軸部は前記ピン軸部の前記ピン頭部
とは反対側の端部に、前記緊締具を設定づるために前記
ピン及びスリーブに軸線方向の相対的な力を加える引込
具によってつかまれるにうに取りつけられる引込部と、
前記引込部及びスプライン部のごく近傍に設りられた破
断溝とを備え、前記スプライン部は前記第2孔部と前記
スリーブの肩部とに摩擦結合するように係合し、前記ピ
ンとスリーブとを共に予め取り付けられた状態に保持し
、前記摩擦結合により前記引込具が前記引込部に取り付
けられた時に前記ピン及びスリーブが共に十分に保持さ
れ、前記ピン頭部は直径が前記ピン軸部の外径にほぼ等
しく、前記ピン頭部の下面は前記スリーブ軸部の変形さ
れる端部に係合すると共に前記ピン頭部が前記軸線方向
の相対的な力に対応して前記スリーブ軸部の中で移動す
る時に前記スリーブ軸部の肉を剪断切削してリングを作
るように取り伺けられ、前記ピン頭部及び剪断切削によ
り作られたリングは前記スリーブ軸部を半径方向に押し
拡げて拡大頭部を形成し、この拡大頭部の直径は前記緊
締部材の整列した開口部の拡大頭部側の直径より大きく
、前記スプライン部は前記ピンが前記スリーブに軸線方
向に引き込まれ、これと共に前記スリーブ軸部の肉も前
記スプラインの溝に移行する時に前記スリーブ軸部の第
1孔部を半径方向に拡張させ、前記第1孔部の拡張され
た孔部の肉は前記相対的に硬い材料より成る緊締部材の
緊締用の孔に半径方向に係合して防水シールを形成し、
前記固定用突出部は前記スプライン部が前記肩部に入り
込んで係合し、この係合した肩部の肉を半径方向内側に
前記固定溝の中に移動させた後に前記肩部の肉に係合し
、前記スプライン部の満及び山は前記スリーブの肩部の
肉を前記固定用突出部に対して所定の断面形状及び肉厚
にし、この肩部の肉を前記固定用突出部によって前記固
定溝の中に移動させ、前記ピンは前記スリーブの拡大頭
部が形成され、前記固定溝が前記スリーブの肉でほぼ埋
められ、前記軸線方向の相対的な力が所定の強さになっ
た時に、前記破断溝で破断されることを特徴とする緊締
装置からなる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図によって説明する。
第1図において、緊締具10は複数の緊締部材12.1
4と組み合せて使用する。緊締部材12は、通常の梱包
容器に使用する場合には、この梱包容器の外部に取り付
けられる金属製のブラケット、帯、枠等であり、鋼、ア
ルミニウム、その他の金属板で作ることができる。前記
梱包容器の本体すなわち器壁は緊締具14のような部材
で作ることができ、この緊締具14は合板、繊維ボード
、その他の芯が比較的柔かく、大きい局部衝撃を緩和で
きる材料で作ることができる。第1図に示す実施態様で
は、緊締部材14はm維で補強した合板で作られ、この
合板は合板より成る芯とガラス繊維で補強されたプラス
チックの層づなわちFRPの層16.18とを有し、こ
のFRPの層16は梱包容器の肉部を形成する。この場
合、前記FRPの層16.18は防水構造である。前記
梱包容器の材料はあくまでも例示であり、本発明では前
記以外の材料を使用しても差し支えない。
前記緊締具10はブラインドファスナとして使用するこ
とができ、ピン20及びスリーブ22を含む。このスリ
ーブ22は拡大した頭部24とほぼ真直ぐな軸部26と
を有し、この軸部26は緊締部材12.14を整列貫通
する各開口部28゜30に、間隙を有するように取り付
けられる。前記スリーブの頭部24は内面32が内側に
皿形又は凹んだ形である。凹部構造は内側の緊締部材1
4の開口部すなわち孔30の外面にコーナーを形成する
間隙を作る。これと同時に前記凹部構造によって前記梱
包容器の組立を行ない、この組立の最終段階における前
記内側の緊締部材14の局部的な過剰の変形又は破砕を
生じさせる半径方向外側への固定のための荷重を分散さ
せることができる。
スリーブの軸部26は外径がほぼ均一であり、前孔部3
4と後孔部36とを有し、この後孔部36は前記前孔部
34より直径が大きく、この両孔部34.36の接合部
に肩部38が形成される。
前記ピン2oは拡大した頭部40と細長い軸部43を有
する。このピンの頭部4oは平らであり、その外径は前
記スリーブの軸部の直径と同じかこれより若干小さい。
前記ピンの軸部42は真直ぐで滑かな軸部44を有し、
この軸部44は前記頭部40に隣接し、端部に環状の固
定用突出部42を有し、この突出部42の直径は前記滑
かな軸部44の直径より大きい。環状の固定溝46は前
記固定用突出部42の極く近傍にあり、この固定溝46
にスプライン部48が続く。このスプライン部48は軸
線方向に延びる山50.50.・・・と溝52.52.
・・・とを有しく第2図)、この山50と溝52はピン
2oの軸線に対して約10乃至30°の角度でほぼ螺旋
形を描く。前記スプライン部の山50の直径は前記固定
用突出部42の直径とほぼ同じであるが、前記スプライ
ン部の溝52の直径は前記固定溝46の直径とほぼ同じ
かこれより若干小さい。前記スプライン部の山50の直
径及び前記固定用突出部42の直径はスリーブの中ぐり
部分36に軽く干渉するようにこの中ぐり部分36の直
径とほぼ同じかこれよりも若干小さく、この形状によっ
てピン20とスリーブ22は第1図に示すように摩擦結
合により保持される。この摩擦結合はさらにスプライン
部48がスリーブの肩部38の中に入り込むことにより
強められる。
前記スプライン部48にほぼ真直ぐな真直部54が続き
、この真直部54は前記スリーブの前孔部分34との間
に間隙を作るかごの前孔部分34に軽く干渉するような
直径である。直径が小さい環状の首折り溝56はピンの
真直ぐな軸部54とつかみ部58との間にあり、このつ
かみ部は複数の引張り用の環状溝60.60.・・・を
有する。
緊締具10はピン20とスリーブ22が引込具62(部
分図示)を介して結合することにより生ずるほぼ軸線方
向の力によって組み立てられる。
前記引込具62は従来公知のタイプのもので良いから細
部の説明は省略する。
前記緊締具10を取りつける時には、前記外側の緊締部
材12の側から内側に向()て孔すなわち前記前孔部2
8と後孔部30をうがつ。通常前記前孔部28を予め外
側の緊締部材12にありでおき、この前孔部28を後孔
部30の位置決めとせん孔の案内に利用する。次に前記
梱包容器の内側又は前記緊締部材12.14の両側から
前記緊締具10を整列した前孔部28及び後孔部30の
中に挿入し、この緊締具10に引込具62を取りつけ、
この引込具62を作動させて前記緊締具10をセットす
る。この場合、引込具62はアンビル部材64を有し、
このアンビル部材64は係合面66を有し、この係合面
66は前記スリーブの頭部24の外側の凸面にほぼ合わ
さる凹んだ形状である。コレット68はアンビル部材6
4の中に摺動できるように支持され、複数のチャック7
0゜70、・・・を有し、このチャック70は引込部5
8のつかみ溝60に咬合する。
直径の小さい孔72がアンビル部材64に設けられ、こ
の孔72は引込部58の直径より若干大きく、この形状
によってこの孔72は引込部58をチャック70の開口
部に案内する。前記ピン2oとスリーブ22とを干渉結
合させる力によってピン20をスリーブ22から押し出
すことなく、十分に、前記チャック70の中に挿入する
ことができる。前記引込具62を作動させると、コレッ
ト68は軸線方向後方に、すなわちアンビル部材62の
係合面64から離れる方向に移動し、この移動によって
ピン20とスリーブ22とに軸線方向の相対的な力が加
えられる。この軸線方向の力によってピンの頭部40は
この頭部40に対面するスリーブ軸部40の端部に向け
て移動し、スプライン部48はスリーブの肩部38に(
より正確には、スリーブがすでに取りつ【プである場合
には、さらにこのスリーブの肩部に)係合し、前孔部3
4の壁部をスプラインの溝52.52.・・・の中に移
動させると共に、前記緊締部材の前孔部28とスリーブ
の軸部26との間隙を充填するように半径ノ)面外側に
も移動させる。このスリーブの壁部の過剰な部分は比較
的楽にスプライン部の溝50に移動することができる。
前記ピン2oが移動している時に、このピンの頭部4o
はスリーブの軸部26の端部に係合し、前記中ぐり部分
36の中に移動する。このピンの頭部40の係合面74
は横断方向にほぼ平らであり、このピンの頭部が前記中
ぐり部分36の中に入る時に、このピンの係合部74が
前記スリーブの軸部26の端部の肉を削ってリング76
を作り(第4図)、このリング76は前記スリーブの軸
部の端部を拡げてチューリップ形頭部78を形成し、こ
のチューリップ形頭部78の前記外側の緊締部材12に
支持される部分を比較的広く且つよく支持される形にす
る。
前記チューリップ形頭部78が最終の形になる前に、ス
プライン部48が前記肩部38を通過し、この肩部38
に前記固定用突出部42が係合する。
この固定用突出部42はスリーブの肉を半径方向内側に
前記固定溝46まで移動さゼて固定リング79を形成さ
せ(第3図)、この固定リング79の肉は押し出されて
固定溝46をほぼ満たす。このような方法でピン20と
スリーブ22が機械的に緊結される。このスリーブ22
を構成する材料は通常上記ピン20より柔かいので、こ
のスリーブの過剰の肉は前記中ぐり部分36とピンの軸
部44との間隙の中に移動し、すなわち押し出される。
前記スプライン部48は前記スリーブの肩部の肉厚を減
らし、固定用突出部42が1度でスリーブの肉を固定溝
46の中に移動させ得るようにする。前記スプライン部
がスリーブの肩部の肉厚を減らさない状態で、この肩部
38に単純に固定用突出部42を係合させるとすれば、
前記固定リング79を形成するために極めて大きいツノ
が必要になる。これと同時に、前記スプライン部48【
ま前記スリーブの肩部38の半径方向の幅を前記固定用
突出部42に係合できる大きさにする。また、ピン20
とスプライン部48に対応するスリーブ22との相対的
な回転運動によって、固定溝46を円周方向により均一
に埋めることができる。それ故、スプライン部48は、
前記固定リングを作り易いように、前記肩部38を半径
方向にしごいてその肉を薄くすると共に、この肉を前記
固定溝42の中に均一に分布させ易くする作用をする。
前記チューリップ形の頭部78が完全に出来上れば、ピ
ン20の軸線方向の移動は、最終的にスリーブの頭部を
形成する位置にあるピンの頭部40と、固定溝をほぼ完
全に埋め終った固定用突出部41によって止められる。
前記軸線方向の力を強めれば、前記ピンの軸部42は破
断溝56で破断されて第4図に示す状態になり、これで
前記緊締具による緊結が終了する。
スプライン部48の固定用突出部42までの軸線方向の
長さすなわち距離は緊結部の厚さの総和すなわち前記緊
締具のくわえ厚さが最大の時のピン20の緊締部材12
.14の中における最小移動距離とほぼ同じである。
機械的な緊結によってピン20とスリーブ22が合体保
持されるから、ピンが切断溝56で破断した時に踊るこ
とはなく、緊結力は緊締部材12゜14の結合力によっ
て最大になり、また、摩擦係合するので振動によるピン
20の緩みも防ぐことができる。
前記緊結の際に、ピン20は、螺旋形のスプライン部4
8がスリーブの前孔部34の中で移動するのに対応して
、スリーブ22に対して若干回転する。このピン20を
押し出すために必要な力は、スプラインが真直ぐな場合
より大きい。従ってスプライン部48のスプラインを螺
旋形にすることにより、固定溝46による固定が容易に
なり、従ってピン20のスリーブ22からの抜は出しす
なわち分離を防ぐことができる。
スリーブの肩部38は外側の緊締部材12の前孔部28
と緊締具10の緊結範囲内の緊締部材すなわちスリーブ
の後孔部との境界にある。従って、肩部38は、緊結部
分の厚さが最小の時には前孔部28の外側の端部に近い
位置に来るが、緊結部分の厚さが最大の時にはより内側
の位置に来る。
この場合、スリーブの軸部26の前記金属製緊締部材1
2の前孔部28の中にある部分は半径方向に広げられて
前記孔をはと/Vど埋める。従ってスリーブの軸部26
と緊締部材12は防水結合、すなわち外からの水が前記
ラミネートされた合板から成る緊締部材14の芯材に到
達するのを防止するような結合になる。前記ピン20ど
スリーブ22との摩擦結合及び機械的結合によってこの
部材の防水シールが確保される。
前記スリーブ22の+J )!’!lは、前記作用を営
み得るように、ピン20より硬1印を小さくする。従っ
て本発明の1つの態様においては、スリーブ22を硬度
がロックウェルBで約50乃至70のAl5I炭素鋼で
作り、ピン20を硬ロックウェルCで約28乃至34の
Al511022又は1035の炭素鋼で作ることがで
きる。
従って、前記緊締具10の構造によって、他のタイプの
梱包容器用緊締具よりも、緊結を大幅に簡素化すること
ができるたりてなく、防水緊結、機械的固定力、及び大
きい緊結保持力を確保することができる。
梱包容器用の他の緊締具を第5図乃至第7図に示す。こ
の緊締具はすでに説明した緊締具と共通の特徴と異なる
特徴とを有する。
第5図において、緊締具110は図のように組み合わさ
れる複数の緊締部+J112.114より成り、この緊
締部材はすでに説明した緊締部材と同様であるから細部
説明を省く。
前記緊締具110は、ピン120とスリーブ122を含
む。このスリーブ122は拡大した頭部124とほぼ真
直ぐな軸部126を右し、この軸部126は緊締部材1
12,114を貢いで整列する孔128.130に取り
(d l)られ、この軸部126は前記1箇以上の孔に
間隙を形成するように挿入される。前記スリーブの頭部
124は内側が皿形でり、すなわち内面132が凹面で
あり、内側の緊締部材116の孔132の隅との間に間
隙を形成する。それと同時に、前記凹んだ形の構造によ
って、前緊締具の取イq時及び緊締作業終了後に、内壁
124が局部的な変形又は破損を生じさせる過大な力を
梱包容器に加えるのを防止する。
前記スリーブの軸部126は外径がほぼ均一な軸部12
6を有し、この111部126を直径がほぼ均一な孔1
34が貫通する。
ピン120は拡大した頭部140と細長い軸部142と
を有する。このピンの頭部140は平らなトラス構造で
あり、その外径は孔128゜130の直径より実質的に
大きい。この拡大した頭部140の背を低くする。これ
は板金加工で作られた緊締部材120の外面をほぼ滑か
にするためである。前記ピンの軸部142は直径が緊締
部材の孔128,130の直径より小さく、軸部144
を有し、この軸部144は滑かな形状であり、頭部14
0に隣接し、端部が環状の突出部142になり、この環
状の突出部142は直径が前記軸部144の直径より大
きい。環状の固定溝146は前記固定用突出部142の
すぐ近傍にあり、これにスプライン部148が続く。こ
のスプライン部148は山形部分すなわち山150゜1
50、・・・と溝152,152.・・・とを有し、こ
の山150及び溝152はピン120の軸線に対して約
10乃至30°の角度で螺旋形を描く。このスプライン
部150の直径は固定用の突出部142の直径とほぼ同
じであるが、前記スプラインの溝152の直径は固定溝
146の直径より若干大きい。このスプラインの山15
0の直径及び固定用突出部142の直径はスリーブの孔
134の直径より大きい。
前記スプライン部148にはほぼ真直ぐな軸部154が
続く。この真直ぐな軸部154はスリーブの孔134と
の間に間隙を作るか又は軽く干渉する直径であり、スリ
ーブ122をピン120に案内する作用をする。直径が
小さい切断溝156はピンの真直ぐな軸部154とつか
み部158との間にあり、このつかみ部158には複数
の環状の引張用の溝160,160.・・・が設()ら
れる。
防水緊結とするために、シール用スリーブ161がピン
の滑かな軸部144にかぶさるように取り付けられる。
このスリーブ161は筒形であり、真直ぐな貫通孔16
3を有する。このスリーブ161の外部は中央部165
が細く、両端部167.167が直径の大きい7ランジ
になっている。このスリーブ161は通常、弾力性を有
する材料で作られ、この材料は弾力的に変形し得るもの
、たとえばナイロンその他のポリアミド樹脂から成る弾
力性を有する合成材料である。前記スリーブ161は長
さがほぼピンの頭部140の内面からスプライン部14
8に隣接する位置までである。前記シール用スリーブの
孔163は、直径がピンの軸部144の直径とほぼ同じ
であるが、その弾力性によってスプライン部148を覆
うように広がり、ピン120に支持される。前記端部の
フランジ167の外径は緊締部材128゜130の直径
より大きいので、シール用スリーブ161が取り付けら
れたピン120は前記孔128.130に挿入されてこ
れに干渉整合する。
この干渉整合によって防水シールできる構造になるが、
これと同時にピン120及びシール用スリーブ161の
保持装置が前記孔12e、、130の中に入るので、前
記梱包容器の何れが一方の側又は内側から前記緊締具1
10を片手で取り付けることができる。
前記緊締具110はつかみ具162(部分図示)を介し
てピン120とスリーブ122とに相対的な軸線方向の
力を加えれば設定することができる。
このつかみ具162は従来公知のタイプのものでよいか
ら細部説明を省く。
前記緊締具110を取り付ける時には、まず、外側の緊
締部材112から内側に孔128゜130をあける。す
でに説明したように、外側の緊締部材128に予め孔1
28をありでおくこともできる。次にシール用スリーブ
161を取り付けたピン120を孔128.130に挿
入する。
このシール用スリーブ161はすでに説明したように干
渉整合し、ピン120と前記スリーブ161はじ後の取
付段階で所定の位置に保持される。次に梱包容器の内側
すなわち緊締部材112゜114の反対側からスリーブ
122をピンの軸部143の突出部にかぶせるように取
り付ける。次につかみ具162を緊締具110に取り付
り、このつかみ具162を作動さU゛て緊締具110を
セットする。この場合、前記つかみ具162はアンビル
部材164、係合面166、コレラl−168、チャッ
ク170及び細いアンビル孔172を有し、すでに説明
したつかみ具162と同様に作用する。
前記ピン120及びシール用スリーブ161と前記緊締
部材の孔128,130とを干渉整合させる力によって
前記ピン120及びスリーブ161を前記孔128.’
130から押し出すことなく前記ピン120を前記チャ
ック170の中に充分挿入し得るので、すでに説明した
と同様、前記緊締具110を片手で、しかb最小の取付
手順で取り付けることができる。
前記つかみ具162を作動させれば、前記コレット16
8が軸線方向後方に、すなわちアンビル部材162の係
合面164から離れる方向に移動し、この移動によって
前記ピン120とスリーブ122に軸線方向の相対的な
力が加わる。この軸線方向の力によってスリーブの軸部
126はさらに前記ピンの軸部142まで移動する。こ
の時に前記スプライン部148はスリーブの軸部126
に係合し、スリーブの孔134の壁部をスプライン溝1
52の中に半径方向に徐々に移動させ、この壁部を前記
孔130とスリーブの軸部126との間隙を埋めるよう
に半径方向外側に移動させる。
前記壁体の過剰な肉はずべて比較的楽に前記スプライン
の溝150を通して移動させることができる。前記スリ
ーブ122の1lII線方向の移動の継続中に、前記ス
リーブの軸部126の前端部ばシール用スリーブ161
の一方のフランジ167に係合する。前記スリーブ16
1の柱状部分に、その細い中央部165をたわませる力
が加わり、この力によって前記中央部が前記孔128の
方に半径方向外側にたわみ、スリーブ161の壁部も前
記ピンの滑かな軸部144の方に半径方向内側にたわむ
と共に前記ピンの頭部140の下側に向かって軸方向に
移動する。その結果、ピン120と緊締部材128.1
30との間に防水シールが形成される。前記シール用ス
リーブ161も孔128の外囲を取り囲んでシールし、
軸部1/I4を偏位させる等の作用をする。
これと同時に、シール用スリーブ161は変形し、固定
用突出部142はスリーブ122の壁部に係合し、この
スリーブの壁部はスプライン部手続補正書団式) 昭和61年6月26日 特許庁長官 宇 賀 道 部 殿 1、事件の表示 昭和61年 特許願 第72358号 2、発明の名称 緊締装置 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 ハック、マニュファクチュアリング、 カンパニー 4、代 理 人 (郵便番号100) 昭和61年5月7日 (発送日 昭和61年5月27日) 尚、委任状の発明の名称は願書に記載のものと相違して
おりますが、日本出願に適するよう出願時に訂正済であ
ることを申し添えます。
手続補正書 昭和61年6月26日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、緊締部材を保持するための緊締装置であり、前記緊
    締部材は整列する開口部を有し、前記少なくとも1箇の
    緊締部材は相対的に柔かい芯を有し、前記他方の緊締部
    材は相対的に硬い材料より成り、前記緊締部材はその前
    記整列する開口部の両側の端部に取付者が接近すること
    はできるが、1人の取付者が前記開口部の両側の端部に
    同時には接近できない状態にある緊締装置において、前
    記緊締装置は緊締具を有し、この緊締具は筒状のスリー
    ブと細長いピンとを有し、前記スリーブは拡大したスリ
    ーブ頭部と細長いスリーブ軸部とを有し、前記スリーブ
    軸部は貫通孔を有し、この貫通孔は第1孔部と第2孔部
    とを備え、この第1孔部と第2孔部は前記スリーブ軸部
    の前記スリーブ頭部に対向する端部にあり、前記第2孔
    部は、前記第1孔部と第2孔部との接合部に半径方向内
    側に延びるスリーブ肩部を形成するように、前記第1孔
    部より大きい直径を有し、前記ピンは拡大したピン頭部
    と軸部とを有し、前記軸部は前記ピン頭部に隣接するほ
    ぼ滑かな軸部と、この滑かな軸部に隣接する位置にあっ
    てこの滑かな軸部の直径より直径の大きい固定用突出部
    と、前記滑かな軸部より直径が小さくて前記固定用突出
    部の極く近傍にある固定溝と、前記固定溝に隣接する位
    置にあって複数の山と溝を有するスプライン部とを備え
    、前記スプライン部の山は直径が前記第2孔部の直径に
    ほぼ等しく、前記スプラインの溝は深さが前記固定溝の
    深さにほぼ等しく、前記スプラインの溝及び山は前記ピ
    ン軸部の軸線に対して10乃至30°の角度で螺旋形を
    なす形状であり、前記軸部は前記ピン軸部の前記ピン頭
    部とは反対側の端部に、前記緊締具を設定するために前
    記ピン及びスリーブに軸線方向の相対的な力を加える引
    込具によってつかまれるように取りつけられる引述部と
    、前記引込部及びスプライン部のごく近傍に設けられた
    破断溝とを備え、前記スプライン部は前記第2孔部と前
    記スリーブの肩部とに摩擦結合するように係合し、前記
    ピンとスリーブとを共に予め取り付けられた状態に保持
    し、前記摩擦結合により前記引込具が前記引込部に取り
    付けられた時に前記ピン及びスリーブが共に十分に保持
    され、前記ピン頭部は直径が前記ピン軸部の外径にほぼ
    等しく、前記ピン頭部の下面は前記スリーブ軸部の変形
    される端部に係合すると共に前記ピン頭部が前記軸線方
    向の相対的な力に対応して前記スリーブ軸部の中で移動
    する時に前記スリーブ軸部の肉を剪断切削してリングを
    作るように取り付けられ、前記ピン頭部及び剪断切削に
    より作られたリングは前記スリーブ軸部を半径方向に押
    し拡げて拡大頭部を形成し、この拡大頭部の直径は前記
    緊締部材の整列した開口部の拡大頭部側の直径より大き
    く、前記スプライン部は前記ピンが前記スリーブに軸線
    方向に引き込まれ、これと共に前記スリーブ軸部の肉も
    前記スプラインの溝に移行する時に前記スリーブ軸部の
    第1孔部を半径方向に拡張させ、前記第1孔部の拡張さ
    れた孔部の肉は前記相対的に硬い材料より成る緊締部材
    の緊締用の孔に半径方向に係合して防水シールを形成し
    、前記固定用突出部は前記スプライン部が前記肩部に入
    り込んで係合し、この係合した肩部の肉を半径方向内側
    に前記固定溝の中に移動させた後に前記肩部の肉に係合
    し、前記スプライン部の溝及び山は前記スリーブの肩部
    の肉を前記固定用突出部に対して所定の断面形状及び肉
    厚にし、この肩部の肉を前記固定用突出部によって前記
    固定溝の中に移動させ、前記ピンは前記スリーブの拡大
    頭部が形成され、前記固定溝が前記スリーブの肉でほぼ
    埋められ、前記軸線方向の相対的な力が所定の強さにな
    った時に、前記破断溝で破断されることを特徴とする緊
    締装置。 2、整列する開口部を有する緊締部材を保持するための
    緊締装置において、前記緊締装置は緊締具を有し、この
    緊締具は筒状のスリーブと細長いピンとを有し、前記ス
    リーブは拡大したスリーブ頭部と細長いスリーブ軸部と
    を有し、前記スリーブ軸部は貫通孔を有し、この貫通孔
    は第1孔部と第2孔部とを備え、この第1孔部と第2孔
    部は前記スリーブ軸部の前記スリーブ頭部に対向する端
    部にあり、前記第2孔部は、前記第1孔部と第2孔部と
    の接合部に半径方向内側に延びる肩部を形成するように
    、前記第1孔部より大きい直径を有し、前記ピンは拡大
    したピン頭部と軸部とを有し、前記軸部は前記ピン頭部
    に隣接するほぼ滑かな軸部と、この滑かな軸部に隣接す
    る位置にあってこの滑かな軸部の直径より直径の大きい
    固定用突出部と、前記滑かな軸部より直径が小さくて前
    記固定用突出部の極く近傍にある固定溝と、前記固定溝
    に隣接する位置にあって複数の山と溝を有するスプライ
    ン部とを備え、前記スプライン部の山は直径が前記第2
    孔部の直径にほぼ等しく、前記スプラインの溝は深さが
    前記固定溝の深さにほぼ等しく、前記スプラインの溝及
    び山は前記ピン軸部の軸線に対して螺旋形をなす形状で
    あり、前記軸部は前記ピン軸部の前記ピン頭部とは反対
    側の端部に、前記緊締具を設定するために前記ピン及び
    スリーブに軸線方向の相対的な力を加える引込具によっ
    て引込まれるように取りつけられる引込部と、前記ピン
    及びスリーブを共に予め取り付けられた状態に保持する
    摩擦結合装置とを備え、この摩擦結合装置により前記引
    込具が前記引込部に取り付けられた時に前記ピン及びス
    リーブが共に十分に保持され、前記ピン頭部は直径が前
    記ピン軸部の外径にほぼ等しく、前記ピン頭部の下面が
    前記スリーブ軸部の変形される端部に係合し、前記ピン
    頭部が前記軸線方向の相対的な力に対応して前記スリー
    ブ軸部の変形すべき端部を半径方向に押し広げて拡大頭
    部を形成するように取り付けられ、この拡大頭部の直径
    は前記緊締部材の整列した開口部の拡大頭部側の直径よ
    り大きく、前記スプライン部は前記ピンが前記スリーブ
    に軸線方向に引き込まれ、これと共に前記スリーブ軸部
    の肉も前記スプラインの溝に移行する時に前記スリーブ
    軸部の第1孔部を半径方向に拡張させ、前記第1孔部の
    拡張された孔部の肉は緊締部材の緊締用の孔に半径方向
    に係合し、前記固定用突出部は前記スプライン部が前記
    肩部に入り込んで係合し、この係合した肩部の肉を半径
    方向内側に前記固定溝の中に移動させた後に前記肩部の
    肉に係合し、前記スプライン部の溝及び山は前記スリー
    ブの肩部の肉を前記固定用突出部に対して所定の断面形
    状及び肉厚にし、この肩部の肉を前記固定用突出部によ
    って前記固定溝の中に移動させることを特徴とする緊締
    装置。 3、整列する開口部を有する緊締部材を保持するための
    緊締装置において、前記緊締装置は緊締具を有し、この
    緊締具は筒状のスリーブと細長いピンとを有し、前記ス
    リーブは拡大したスリーブ頭部と細長いスリーブ軸部と
    を有し、前記スリーブ軸部は貫通孔を有し、この貫通孔
    は第1孔部と第2孔部とを備え、この第1孔部と第2孔
    部は前記スリーブ軸部の前記スリーブ頭部に対向する端
    部にあり、前記第2孔部は、前記第1孔部と第2孔部と
    の接合部に半径方向内側に延びる肩部を形成するように
    、前記第1孔部より大きい直径を有し、前記ピンは拡大
    したピン頭部と軸部とを有し、前記軸部は前記ピン頭部
    に隣接離間して直径が前記第1孔部の直径より大きい固
    定用肩部と、直径が前記第1肩部の直径より小さくて前
    記固定用肩部に隣接する固定溝と、前記固定溝に隣接す
    る位置にあって複数の山と溝とを有し、この山の直径が
    前記第1孔部の直径より大きいスプライン部と、前記ピ
    ン軸部の前記頭部とは反対側の端部に、前記緊締具を設
    定するために前記ピン及びスリーブに軸線方向の相対的
    な力を加える引込具によってつかまれるように取りつけ
    られる引込部とを有し、前記ピン頭部は直径が前記ピン
    軸部の外径にほぼ等しく、前記ピン頭部は下面が前記ス
    リーブ軸部の変形すべき端部に係合すると共に前記ピン
    頭部が前記軸線方向の相対的な力に対応して拡大頭部を
    形成するように前記スリーブ軸部を半径方向に拡張させ
    、前記拡大頭部の直径は前記緊締部材の整列した開口部
    の拡大頭部側の直径より大きく、前記スプライン部は前
    記ピンが前記スリーブに引き込まれた時に前記スリーブ
    軸部の肉を前記スプラインの溝に移動させ、前記固定用
    肩部は前記スプライン部が前記固定用肩部を通り終った
    後に前記係合しスリーブ肩部の肉を半径方向内側に前記
    固定溝の中まで移動させ、前記スプライン部の溝及び山
    は前記スリーブの肩部の肉を前記固定用突出部に対して
    所定の断面形状及び肉厚にし、この肩部の肉を前記固定
    用肩部によって前記固定溝の中に移動させることを特徴
    とする緊締装置。 4、前記スプライン部の溝及び山は螺旋形であることを
    特徴とする特許請求の範囲第3項に記載の緊締装置。 5、前記スプライン部の溝及び山は前記ピン軸部の軸線
    に対して約10乃至30°の角度の螺旋形であることを
    特徴とする特許請求の範囲第3項に記載の緊締装置。 6、前記スプライン部は前記ピンが前記スリーブの中に
    軸線方向に引込まれた時に前記スリーブ軸部の第1孔部
    を半径方向に拡張させ、前記第1孔部の拡張された壁部
    は前記1箇以上の緊締部材に半径方向に係合して防水シ
    ールを形成することを特徴とする特許請求の範囲第3項
    に記載の緊締装置。 7、緊締部材を保持するための緊締装置であり、前記緊
    締部材は整列する開口部を有し、前記少なくとも1箇の
    緊締部材は相対的柔かい芯を有し、前記他方の緊締部材
    は相対的に硬い材料より成り、前記緊締部材はその前記
    整列する開口部の両側の端部に取付者が接近することは
    できるが、1人の取付者が前記開口部の両側の端部に同
    時には接近できない状態にある緊締装置において、前記
    緊締装置は緊締具を有し、この緊締具は筒状のスリーブ
    と細長いピンとを有し、前記スリーブは拡大したスリー
    ブ頭部と細長いスリーブ軸部とを有し、前記スリーブ軸
    部は貫通孔を有し、前記ピンは拡大したピンの頭部と軸
    部とを有し、前記軸部は前記ピン頭部に隣接するほぼ滑
    かな軸部と、この滑かな軸部に隣接する位置にあってこ
    の滑かな軸部の直径より直径の大きい固定用突出部と、
    前記滑かな軸部より直径が小さくて前記固定用突出部の
    極く近傍にある固定溝と、前記固定溝に隣接する位置に
    あって複数の山と溝を有するスプライン部とを備え、前
    記スプライン部の山は直径が前記第2孔部の直径にほぼ
    等しく、前記スプラインの溝は深さが前記固定溝の深さ
    にほぼ等しく、前記スプラインの溝及び山は前記ピン軸
    部の軸線に対して10乃至30°の角度で螺旋形をなす
    形状であり、前記軸部は前記ピン軸部の前記ピン頭部と
    は反対側の端部に、前記緊締具を設定するために前記ピ
    ン及びスリーブに軸線方向の相対的な力を加える引込具
    によってつかまれるように取りつけられる引込部と、前
    記引込部及びスプライン部のごく近傍に設けられた破断
    溝とを備え、前記スプライン部は前記スリーブ軸部の前
    記スリーブ頭部とは反対側の端部に係合し、前記ピンを
    スリーブの中で軸方向に移動させる時に前記スリーブ軸
    部の肉を前記スプライン部の溝の中に移動させながら前
    記スリーブ軸部を半径方向に拡張し、前記固定用突出部
    は前記スプラインが前記肩部を通り、その係合した肩部
    の肉を前記固定溝に移動させた後に前記肩部の肉に係合
    し、前記スプライン部の溝及び山は前記肩部で前記スリ
    ーブの肉を前記固定用突出部に対して所定の断面形状及
    び断面積にし、前記固定用突出部によって前記肩部の肉
    を前記固定溝の中に移動させ、前記ピン軸部の前記ピン
    頭部に隣接する位置にシール用スリーブがあり、このシ
    ール用スリーブは弾力的に変形する材料から成り、前記
    スリーブが移動する時に前記スリーブの前記端部が前記
    シール用スリーブを前記ピンに係合させて前記スリーブ
    を前記滑かな軸部と前記相対的に硬い材料で作られた緊
    締部材との間で半径方向に変更させて防水シールを形成
    し、前記シール用スリーブの前記ピンに取り付けられた
    時の外径は前記緊締部材の外径り大きく、前記所定の干
    渉によって前記引込具が前記引込位置に取り付けられた
    時に前記ピン及びシール用スリーブが前記緊締部材の開
    口部の中に保持され、前記固定溝がほぼ満された後、前
    記ほぼ軸線方向の力が所定の強さになった時に前記ピン
    が前記破断溝で破断することを特徴とする緊締装置。 8、整列した開口部を有する緊締部材を保持する緊締装
    置において、前記緊締装置は緊締具を備え、この緊締具
    は筒状のスリーブと細長いピンを含み、前記スリーブは
    拡大されたスリーブ頭部と細長いスリーブ軸部とを有し
    、前記スリーブ軸部は貫通孔を有し、前記ピンは拡大さ
    れたピン頭部と軸部とを有し、前記軸部は前記ピン頭部
    に隣接する軸部と、前記滑かな軸部に隣接する位置にあ
    って直径が前記滑かな軸部の直径より大きい固定用突出
    部と、前記滑かな軸部より直径が小さくて前記固定用突
    出部の極く近傍にある固定溝と、前記固定溝に隣接する
    位置にあって複数の山と溝を有するスプライン部とを備
    え、前記スプライン部の山は直径が前記第2孔部の直径
    にほぼ等しく、前記スプラインの溝は深さが前記固定溝
    の深さにほぼ等しく、前記スプラインの溝及び山は前記
    ピン軸部の軸線に対して螺旋形をなす形状であり、前記
    軸部は前記ピン軸部の前記ピン頭部とは反対側の端部に
    、前記緊締具を設定するために前記ピン及びスリーブに
    軸線方向の相対的な力を加える引込具によって捕捉され
    るように取りつけられる引込部とを備え、前記スプライ
    ン部は前記スリーブ軸部の前記スリーブ頭部とは反対側
    の端部に係合し、前記スリーブと前記ピンとが軸線方向
    に相対的に移動し、前記スリーブ軸部の肉も前記スプラ
    イン部の溝に移動する時に前記スリーブ軸部を半径方向
    に拡張させ、前記固定用突出部は係合した肩部の肉を半
    径方向内側に前記固定溝の中に移動させるために前記ス
    プライン部が前記肩部を通った後に前記肩部の肉に係合
    し、前記スプライン部の溝及び山は前記固定用突出部に
    より前記肩部の肉を前記固定溝に移動させるために前記
    スリーブの肩部の肉を所定の断面形状及び断面積にし、
    シール用スリーブは前記ピン軸部の前記頭部に隣接する
    位置にあり、このシール用スリーブは弾力的に変形する
    材料より成り、前記スリーブが前記ピンの中に移動する
    時に前記スリーブ軸部の前記端部に係合し、前記滑かな
    軸部と比較的硬い材料から成る緊締部材の前記開口部と
    の間で前記スリーブを半径方向に変形させて防水シール
    を形成し、前記シール用スリーブは前記ピン軸部に取り
    付けられた時の外径が前記緊締部材の開口部より大きく
    、これにより前記ピンと前記シール用スリーブとの組立
    体は前記緊締部材の開口部に所定の干渉度で挿入され、
    この所定の干渉度によって前記ピン及びシール用スリー
    ブを、前記引込具が前記引込部に取り付けられた時に、
    前記緊締部材の開口部の中に保持することを特徴とする
    緊締装置。 9、整列した開口部を有する緊締部材を保持する緊締装
    置において、前記緊締装置は緊締具を備え、この緊締具
    は筒状のスリーブと細長いピンを含み、前記スリーブは
    拡大されたスリーブ頭部と細長いスリーブ軸部とを有し
    、前記スリーブ軸部は貫通孔を有し、前記ピンは拡大さ
    れたピン頭部と軸部とを有し、前記軸部は前記ピン頭部
    に隣接する軸部と、前記滑かな軸部に隣接する位置にあ
    って直径が前記スリーブ軸部の前記スリーブ頭部の反対
    側の端部の前記スリーブ軸部の直径より大きい固定用の
    肩部と、直径が前記固定用の肩部の直径より小さく、前
    記固定用の肩部に隣接する位置にある固定溝と、前記固
    定溝に隣接する位置にあり複数の山と溝とを有するスプ
    ライン部とを有し、前記スプライン部の山は直径が前記
    スリーブ軸部の対向する端部の直径より大きく、前記ス
    プライン部の溝は直径が前記対向するスリーブ軸部の端
    部の直径より大きく、前記スプライン部の溝は直径が前
    記固定用の肩部の直径より小さく、引込部は前記ピン軸
    部の前記ピン頭部の反対側の端部に前記緊締具を設定す
    るために前記ピンとスリーブとに対して軸線方向の相対
    的な力を加える引込具に捕捉されるように取り付けられ
    、前記スプライン部は前記スリーブ軸部の前記対向する
    端部に係合するように取り付けられて前記スリーブの肉
    を前記スプライン部の溝に移動させ、前記固定用の肩部
    は、これが前記スプライン部の反対側の端部に移動した
    後に、前記反対側の係合した肉部を半径方向内側に移動
    させ、前記スプライン部の溝及び山は前記固定用の肩部
    に対向する端部でスリーブの肉を所定の断面形状及び断
    面積にし、前記固定用の肩部によって前記スリーブ軸部
    の対向する端部を前記固定溝に移動させることを特徴と
    する緊締装置。
JP7235886A 1986-03-29 1986-03-29 緊締装置 Pending JPS62233512A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7235886A JPS62233512A (ja) 1986-03-29 1986-03-29 緊締装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7235886A JPS62233512A (ja) 1986-03-29 1986-03-29 緊締装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS62233512A true JPS62233512A (ja) 1987-10-13

Family

ID=13487010

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7235886A Pending JPS62233512A (ja) 1986-03-29 1986-03-29 緊締装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS62233512A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03502831A (ja) * 1988-02-24 1991-06-27 ハック・マニュファクチャリング・カンパニー 船積み用コンテナ等のための締め付け装置及びファスナ
JP2006342963A (ja) * 2005-06-10 2006-12-21 Newfrey Llc 改良型ブラインド・リベット
JP2008542648A (ja) * 2005-05-31 2008-11-27 シング、スマンジット リベット

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03502831A (ja) * 1988-02-24 1991-06-27 ハック・マニュファクチャリング・カンパニー 船積み用コンテナ等のための締め付け装置及びファスナ
JP2008542648A (ja) * 2005-05-31 2008-11-27 シング、スマンジット リベット
JP2012149772A (ja) * 2005-05-31 2012-08-09 Sumanjit Singh リベット
JP2006342963A (ja) * 2005-06-10 2006-12-21 Newfrey Llc 改良型ブラインド・リベット

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4114908B2 (ja) ブラインド締結具
US4580936A (en) Blind rivet assembly
EP1361370B1 (en) A blind rivet
US8911190B2 (en) Blind rivet with a plastic rivet body
US5618142A (en) Self-drilling blind rivet and method for making a pressure tight riveted joint by means of the same
US4615655A (en) Pull type fastener and fastening system for constructing articles such as shipping containers and the like
SU1605932A3 (ru) Глуха заклепка с отрывным хвостовиком
US6918724B2 (en) Fastening assembly and method for fastening a multi-layered laminate together
US5689873A (en) Tacking fastener
US4609317A (en) Fastening system including a pull type fastener for constructing articles such as shipping containers and the like
CA1222651A (en) Anchor nut fastener device
EP0448993B1 (en) Dual-lock blind fastener
JP2732542B2 (ja) 船積み用コンテナ等のための締め付け装置及びファスナ
KR19980070144A (ko) 클린치형 고정구 부재
JP2004531674A (ja) 自動穿孔リベット、リベット要素を取り付ける方法及び装置、並びにその使用
US5288190A (en) Expansion dowel assembly
JP2013231514A (ja) ブラインドリベット
US5350264A (en) Blind fastener with reinforced containment sleeve
HU210771B (en) Securing component, especially for securing facade plates
US4202242A (en) Wedge head pin fastener
US4767248A (en) Fastener for securing panels of composite materials
US20050002760A1 (en) Blind rivet fastener and workpiece assembly using same
JPS62233512A (ja) 緊締装置
USRE39582E1 (en) Method for replacing a tacking fastener
US4236438A (en) Seal for headed pin fastener member