JPS6221661B2 - - Google Patents

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JPS6221661B2
JPS6221661B2 JP1022580A JP1022580A JPS6221661B2 JP S6221661 B2 JPS6221661 B2 JP S6221661B2 JP 1022580 A JP1022580 A JP 1022580A JP 1022580 A JP1022580 A JP 1022580A JP S6221661 B2 JPS6221661 B2 JP S6221661B2
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JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
inner cylinder
gear box
oil chamber
support tube
Prior art date
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Expired
Application number
JP1022580A
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English (en)
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JPS56108354A (en
Inventor
Masao Nishikawa
Yoshihiko Toshimitsu
Akira Iwasaki
Katsuhiko Fujimoto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、自動車等の車両におけるパワーステ
アリング装置、特に操向車輪に連動するラツク杆
を操向歯車函に支持し、前記ラツク杆を油圧駆動
し得るパワーシリンダおよび、このパワーシリン
ダの作動を制御する制御弁を前記操向歯車函に連
設したものゝ改良に関し、その目的とするところ
は、前記パワーシリンダの組立が簡単容易で、特
にその構成要素である内側シリンダの操向歯車函
への組付位相がどのようであつても正常な油路を
確保でき、またラツク杆が操向抵抗によりたとえ
撓みを生じても、パワーシリンダがそれを吸収し
つゝ円滑に作動し得る有効な前記パワーステアリ
ング装置を提供することにある。
以下、図面により本発明の一実施例について説
明すると、1は図示しない車体に固着される操向
歯車函で、左右方向に延びるラツク杆3の右端部
を摺動自在に、また上方へ延びるピニオン軸4を
ボールベアリング5,5′を介して回転自在にそ
れぞれ支持すると共に、その内部でラツク杆3の
ラツク6とピニオン軸4のピニオン7とを噛合さ
せている。ピニオン軸4は図示しない操向ハンド
ルにより回転操作され、ラツク杆3はピニオン軸
4より駆動されて左右動し、図示しない操向輪を
転向させることができる。
操向歯車函1の左端にはラツク杆3を油圧駆動
し得るパワーシリンダ16が連設され、またその
下面にはパワーシリンダ16の作動を制御する制
御弁9が装備される。制御弁9はその弁函に油圧
ポンプ等の油圧源10に連なる高圧ポート11、
油溜12に連なる低圧ポート13および一対の出
力ポート14,15を有し、ピニオン軸4からラ
ツク杆3が駆動されるとき、その駆動力を感受
し、その駆動力の大きさに応じて両出力ポート1
4,15のいずれか一方を高圧ポート11に、他
方を低圧ポート13にそれぞれ連通するようにな
つている。
パワーシリンダ16は外側シリンダ17と、そ
の内部に配設された内側シリンダ18と、ラツク
杆6に固設されて内側シリンダ18内に摺合する
作動ピストン19とを構成要素としており、作動
ピストン19は内側シリンダ18内を操向歯車函
1に近接した第1油室18aとそれより離隔した
第2油室18bとに区分する。
外側シリンダ17の内端部、即ち右端部の外周
には取付フランジ21が、また内側シリンダ18
の内端には支筒26がそれぞれ固設されており、
この支筒26は中間部外周に内側シリンダ18よ
り大径の環状突壁26aを有する。また外側シリ
ンダ17の外端、即ち左端には軸受キヤツプ23
が固設されており、これにラツク杆3の左端部を
摺動自在に支持する平軸受24とシール部材25
が装着される。
操向歯車函1の左端面にはラツク杆3と同心の
段付取付孔20が開口し、それは開口端側から大
径孔20a、中径孔20b、小径孔20cおよび
最小径孔20dを順次連ねてなるもので、その大
径孔20aに外側シリンダ17の内端部が嵌合さ
れると共に前記取付フランジ21がボルト22に
より歯車函1に固着される。また中径孔20bに
は前記支筒26の突壁26aが、小径孔20cに
は支筒26の先端部がそれぞれ嵌合される。さら
に最小径孔20dには可撓仕切管34の内端に固
設した支筒33が嵌合される。この仕切管34は
内側シリンダ18内に突入し、その外端に形成し
たシールハウジング35内にはラツク杆3の外周
面に密接するシール部材36が装着される。
内、外両シリンダ17,18間には、内側シリ
ンダ18の外端部で第2油室18bと連通する筒
状油路S1が形成され、この油路S1の右端に連なる
同じく筒状の油路S2が中径孔20b内面と内側シ
リンダ18との間に形成される。中径孔20bの
内端壁と突壁26a間には環状油路27が形成さ
れ、この油路27は、その上部において中径孔2
0b内面の連通溝28を介して前記筒状油路S2
連通すると共に、その下部において油孔29を介
して前記出力ポートと連通する。
仕切管34と支筒33間には前記第1油室18
aの右端に連なる筒状油路S3が形成され、その油
路S3に更に連なる環状油路S4が小径孔20cの内
端壁と支筒26間に形成される。また小径孔20
c内周面には、支筒26外周面の少なくとも上部
から下部に亘る半周を囲む半環状油路31が形成
され、この油路31は、その上部において小径孔
20c内面の連通溝30を介して前記環状油路S4
と連通すると共に、その下部において連通孔32
を介して前記出力ポート15と連通する。
前述のように小径孔20cの内端壁と内側シリ
ンダ18の支筒26との間に、第1油室18aと
連通する環状油路S4を確保するために、内側シリ
ンダ18に対し次のような軸方向位置決め手段が
施こされる。
即ち、支筒26の先端側内周縁部には環状凹部
38と、その凹部38を斜めに横切る環状配列の
複数の切欠40,40………とが設けられる。一
方、仕切管34の支筒33外周面には環状係止溝
37が前記環状凹部38に対応して設けられ、こ
の溝37に係止された弾性止環39の外周部を前
記環状凹部38に係合することにより支筒33の
軸方向位置が規制される。止環39は第2図に明
示するように、環状の弾性線材を半径方向に波打
つように曲折して形成されている油路S3,S4間の
連通を妨げないようになつているが、その連通状
態は前記切欠40,40………により更に確保さ
れる。また、この弾性止環39は支筒33の半径
方向の微少移動を許容する。
外側シリンダ17の軸受キヤツプ23と内側シ
リンダ18の外端との間には内側シリンダ18を
フローテイング支持するコイルばね41が縮設さ
れ、このばね41の弾発力により前記止環39と
支筒26との嵌合状態が保持されると共に仕切管
34の支筒33端面が歯車函1に押接されて保持
される。その押接部には座板33aを介挿するこ
とが望ましい。前記コイルばね41の隣接素線間
には内側シリンダ18の第2油室18bと外側シ
リンダ17内の筒状油路S1との連通状態を得るに
充分な間隙S0が設けられている。
次にこの実施例の作用について説明する。
いま、操縦者が図示しない操向ハンドルにより
ピニオン軸4を右回りに回動すると、制御弁9が
作動して一方の出力ポート15を高圧ポート11
に、また他方の出力ポート14を低圧ポート13
にそれぞれ連通するので、油圧源10の圧油は出
力ポート15から油孔32、半環状油路31、連
通溝30、環状油路S4、切欠40,40………、
筒状油路S3を順次経て内側シリンダ18の第1油
室18aに流入して作動ピストン19を左方へ押
圧し、その押圧力がピニオン軸4を介してラツク
杆3に与える操縦者の操作力を助勢するためラツ
ク杆3を軽快に左動することができる。この場
合、第2油室18b内の油はコイルばね41の間
隙S0、筒状油路S1,S2、連通溝28、環状油路2
7、油孔29を順次通過し、出力ポート14から
制御弁9に流入し、次いで低圧ポート13を経て
油溜12に還流する。またピニオン軸4を左回り
に回転するときは、制御弁9の作動方向が前記と
逆になつて油が前記各流路を逆に流れ、即ち油圧
源10の圧油が第2油室18bに流入すると共に
第1油室18a内の油が油溜12に環流し、ラツ
ク杆3を軽快に右動することができる。
ところで、第1油室18aまたは第2油室18
bから油溜12へ油が還流するときは、各油室の
最上部から連通溝28または30を通つて環状油
路27または半環状油路31に達し、それらを流
下するので、各油室18a,18bに残留または
発生する空気または気泡は各油室18a,18b
の上部に留まることなく、還流する油に確実に伴
われて油溜12へ速やかに排出され、そして空気
は油中から浮上して外部へ放出される。
パワーシリンダ16の作動中に操向車輪が路面
から受ける操向抵抗によりラツク杆3に撓みを生
じ、それに伴い作動ピストン19が側方へ変位す
れば、内側シリンダ18は外側が前述のようにば
ね41によりフローテイング支持されているので
作動ピストン19と共に揺動することができ、そ
の結果作動ピストン19と内側シリンダ18との
正規の同心関係は依然保たれ、作動ピストン19
は内側シリンダ18内を円滑に揺動することがで
きる。また仕切管34もその可撓性によつてラツ
ク杆3の撓みに追随するので、シール部材36の
ラツク杆3に対する十分なシール効果が発揮さ
れ、第1油室18aからの油漏れを防止すること
ができる。
以上のように本発明によれば、操向歯車函に嵌
合される仕切管の支筒外周に半径方向に波立つよ
うに曲折した弾性止環を係止し、この止環に、内
側シリンダの内端に固設した支筒の先端内周縁部
を係合して内側シリンダの軸方向位置を規制し、
内側シリンダの外端をフローテイング支持すると
共に仕切管の支筒を操向歯車函に押接するばねを
内、外シリンダ間に縮設したので、操向抵抗によ
るラツク杆の撓みに応じて内側シリンダが側方に
自由に揺動して作動ピストンとの正常な摺合状態
を維持することができ、常にパワーシリンダの良
好な作動状態が得られる。
また内側シリンダと仕切管との間には、内側シ
リンダの第1油室と制御弁の一方の出力ポートと
を連通する筒状油路を、また内、外シリンダ間に
は、内側シリンダの第2油室と制御弁の他方の出
力ポートとを連通する筒状油路をそれぞれ形成し
たので、両シリンダおよび仕切管の操向歯車函へ
の組付けと同時に油路を形成でき、特に前者の筒
状油路の出入口に位置する前記止環が半径方向に
波立つような形状であるから内側シリンダの組付
け位相に関係なく、即ち内側シリンダに回り止め
手段を一切講じることなく正規の油路を確保で
き、したがつて組立が簡単容易であると共に油室
内の空気抜きも確実となる等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置の一実施例の縦断背面図、
第1A図はそれにおける内側シリンダの内端支持
部周りの拡大断面図、第2図および第3図は第1
図の−線および−線拡大断面図である。 1……操向歯車函、3……ラツク杆、9……制
御弁、14,15……出力ポート、16……パワ
ーシリンダ、17……外側シリンダ、18……内
側シリンダ、18a……第1油室、18b……第
2油室、19……作動ピストン、26……内側シ
リンダの支筒、33……仕切管の支筒、34……
仕切管、39……弾性止環、40……切欠、41
……ばね、S1,S3……筒状油路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 操向車輪に連動するラツク杆を操向歯車函に
    支持し、前記ラツク杆を油圧駆動し得るパワーシ
    リンダおよび、このパワーシリンダの作動を制御
    する制御弁を前記操向歯車函に連設したものにお
    いて、前記パワーシリンダを、前記操向歯車函に
    内端を固着される外側シリンダと、その内部に配
    設される内側シリンダと、前記ラツク杆に固設さ
    れて内側シリンダの内部を前記操向歯車函に近接
    した第1油室とそれから離隔した第2油室とに区
    分する作動ピストンとより構成し、前記内側シリ
    ンダ内に、前記第1油室側のラツク杆外周面に密
    接するシール部材を備えた仕切管を配設し、この
    仕切管の内端に固設した支筒を前記操向歯車函に
    嵌合し、この仕切管の支筒外周に半径方向に波立
    つように曲折した弾性止環を係止し、この止環
    に、前記内側シリンダの内端に固設した支筒の先
    端内周縁部を係合して内側シリンダの軸方向位置
    を規制し、前記内側シリンダの外端をフローテイ
    ング支持すると共に前記仕切管の支筒を操向歯車
    函に押接するばねを前記内、外シリンダ間に縮設
    し、前記内側シリンダと仕切管との間に形成され
    る筒状油路を介して前記第1油室を前記制御弁の
    一方の出力ポートに連通し、また前記内、外シリ
    ンダ間に形成される筒状油路を介して前記制御弁
    の他方の出力ポートに連通したことを特徴とす
    る、車両のパワーステアリング装置。 2 特許請求の範囲第1項記載のものにおいて、
    前記内側シリンダの支筒は先端内側縁部に環状配
    列の複数の切欠を有し、これら切欠は前記止環の
    曲折部と共に前記内側シリンダと仕切管間の筒状
    油路の出入口を構成する、車両のパワーステアリ
    ング装置。
JP1022580A 1980-01-31 1980-01-31 Power steering gear for vehicle Granted JPS56108354A (en)

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JPS56108354A JPS56108354A (en) 1981-08-27
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1994011232A1 (en) * 1992-11-10 1994-05-26 Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seisakusho Hydraulic cylinder

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WO1994011232A1 (en) * 1992-11-10 1994-05-26 Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seisakusho Hydraulic cylinder
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JPS56108354A (en) 1981-08-27

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